JP2005123768A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一筐体内に無線通信手段と放送受信手段とが備わっている場合でも無線通信手段からの妨害波の影響を放送受信手段が受けにくくすることができる通信端末装置を実現する。
【解決手段】自動利得制御回路13は、第1の制御として、A/D変換回路11への入力レベルが適正レベルになるようにAGC信号18およびAGC信号19の大きさを調整する。また、自動利得制御回路13は、第2の制御として、通信有無信号16が無線通信部2において通信が行われていることを表している場合、利得制限値データ17で表される値にAGC信号18および19の最大値を設定する。第2の制御は第1の制御よりも優先して行なわれる。すなわち、第2の制御によりAGC信号18および19の最大値が設定された場合、第1の制御によりAGC信号18および19をより大きくしようとしてもできないようになっている。
【選択図】図1

Description

この本発明は、無線通信手段と放送受信手段とを備える通信端末装置に関するものであり、特に、地上デジタルテレビを内蔵した携帯電話に関する。
近年、携帯電話は、従来の通話機能だけではなく、電子メール機能やインターネット閲覧機能などが付加され、広く普及している。一方、現在日本国内で視聴されている地上波アナログ放送に代わる新しい放送として、2003年より地上デジタルテレビ放送が開始される予定になっている。
この地上デジタルテレビ放送の技術規格ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting)では、変調方式に多数の搬送波(キャリア)を使うOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が採用され、ビルによる反射など複数の伝播経路(マルチパス)によるゴースト妨害も抑制が可能となる。また、ISDB−Tではキャリア間隔を規定する伝送モードやキャリアごとの変調方式、有効シンボル長ごとに設ける時間軸方向のガードインターバルがそれぞれ複数規定されており、極めて多数の信号形式が規格の上では許容されている。実際にはこれらの中から、固定受信や移動受信などのサービスに応じて最適な形式が選択されることになる。また、ISDB−Tでは1つのチャンネル(帯域約5.6MHz)を13セグメント(1セグメント=約430KHz)に分割し、これを単位に変調方式を変えることになる。これによって、1つのチャンネルで音声放送とハイビジョン放送、標準固定放送と移動体放送といったように、放送局は任意に信号構成を決定することができる。さらに、ISDB−Tは時間軸方向のインターリブを取入れており、利用する電波も移動体への伝送に適していることから、車載テレビなどの移動体受信機やPDA(Personal Digital Assistants)や携帯電話などの携帯端末でも安定した受信が可能となることが大きな特徴の1つとして挙げられる。
以上のことから、近年、携帯電話と地上デジタルテレビ放送とを結び付けた通信・放送融合サービスが期待されている。具体的には、地上デジタルテレビ内蔵の携帯電話上で地上デジタルテレビ放送を視聴し、テレビ放送に関連する情報を通信を介して取得できるようなサービスが提案されている。
一方、地上デジタルテレビ放送受信機等の従来の受信機の放送受信部は、例えば図4に示すような構成になっている。放送受信部は、アンテナ24に接続された第1のフィルタ25、第1の可変利得増幅回路26、周波数変換回路27、第2のフィルタ28、第2の可変利得増幅回路29、A/D変換回路30、復調回路31、自動利得制御回路32、飽和検出回路33を備える。
アンテナ24で受信された周波数成分の中から必要な周波数成分が第1のフィルタ25で取り出され、第1の可変利得回路26で増幅または減衰され、周波数変換回路27で所望の周波数帯域に変換される。その後、さらに必要な周波数成分が第2のフィルタ28で取り出され、第2の可変利得回路29で増幅され、A/D変換回路30によりアナログーデジタル変換されて、復調回路31で復調される。
自動利得制御回路32は、A/D変換回路30の出力であるA/D変換データ34と、飽和検出回路33からの飽和検知信号35とを受け、第1の可変利得増幅回路26へのAGC信号36および第2の可変利得増幅回路29へのAGC信号37を出力する。AGC信号36が大きくなると第1の可変利得増幅回路26の利得が大きくなり、AGC信号37が大きくなると第2の可変利得増幅回路29の利得が大きくなるように構成されている。
ここで、自動利得制御回路32は、第1の制御として、A/D変換回路30への入力レベルが適正レベルになるようにAGC信号36およびAGC信号37の大きさを調整する。また、自動利得制御回路32は、第2の制御として、飽和検知信号35が飽和を表している場合、AGC信号36および37が小さくなるように制御する。第2の制御は第1の制御よりも優先して行なわれる。すなわち、第2の制御によりAGC信号36および37が小さくなるように制御された場合、第1の制御によりAGC信号36および37をより大きくしようとしてもできないようになっている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、自動利得制御回路32の要部構成を示す。自動利得制御回路32は、平均化回路38と、演算回路39と、第1のD/A変換回路40および第2のD/A変換回路41を備える。
平均化回路38は、A/D変換データ34の平均電力値を算出する。演算回路39は、第1の制御に対応して、平均化回路38からの平均電力値と基準値とを比較し、平均電力値が大きければAGC信号36および37が小さくなるようなデジタル値を第1のD/A変換回路40および第2のD/A変換回路41に出力し、平均電力値が小さければAGC信号36および37が大きくなるようなデジタル値を第1のD/A変換回路40および第2のD/A変換回路41に出力する(例えば、特許文献2参照)。ただし、第2の制御に対応して、演算回路39は、飽和検知信号35が飽和を表している場合には、AGC信号36および37が小さくなるようなデジタル値を第1のD/A変換回路40および第2のD/A変換回路41に出力するようになっている。第1のD/A変換回路40および第2のD/A変換回路41は、演算回路39からのデジタル値をアナログ値に変換し、AGC信号36および37を生成する。
飽和検出回路33の出力である飽和検知信号35は、飽和検出回路33が接続されている周波数変換回路27の出力が、後段のフィルタ28および第2の可変利得増幅器29が飽和する出力に対して所定の値以内に近づいた時に飽和を表すように設定されている。
以上のように飽和検出回路33で飽和が検出された場合に、自動利得制御回路32で生成されるAGC信号36および37を小さくすることにより、後段のフィルタ28および第2の可変利得増幅器29が飽和することを防ぐことができる。
実開平3−46881号公報(公開日1991年4月30日 要約、第1図) 特開2002−77101号公報(公開日2002年3月15日 段落0031〜0035、図1)
同一筐体内に無線通信手段と放送受信手段とが備わっている場合、無線通信手段からの送信波は、放送受信手段にとって非常に大きな妨害波となる。例えば、放送受信手段が受信する希望波の受信電力が−70dBm程度の時に、無線通信手段が送信する妨害波の送信電力が30dBm程度と大きくなることが考えられ、放送受信手段のアンテナの周波数特性やフィルタの周波数特性により妨害波がある程度減衰されても、まだ放送受信手段に入力される妨害波の受信電力は大きい。また、無線通信手段における送信は間歇的に行なわれることが多く、このため、無線通信手段からの妨害波の受信電力の変化が速い。
従来の放送受信部が、このような受信電力が非常に大きく変化が速い妨害波を受信した場合、可変利得増幅回路の利得調整が間に合わずに放送受信部が飽和するという問題が生じる。
具体的には、このような妨害波を受信した場合、飽和検出回路33で飽和が検出され、自動利得制御回路32で生成されるAGC信号36および37が小さくなるが、演算回路39と、第1のD/A変換回路40および第2のD/A変換回路41とを介しているため、AGC信号36および37の変化が遅い。このため、妨害波の変化に追随できず、第1の可変利得増幅回路26および第2の可変利得増幅回路29の利得調整が間に合わなくなる。
また、飽和検出回路33で飽和が検出された場合に、自動利得制御回路32で生成されるAGC信号36および37を小さくしても、妨害波が大きいので、AGC信号36および37を小さくする量が足りずに飽和状態が続く可能性がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、同一筐体内に無線通信手段と放送受信手段とが備わっている場合でも無線通信手段からの妨害波の影響を放送受信手段が受けにくくすることができる通信端末装置を実現することにある。
本発明に係る通信端末装置は、上記課題を解決するために、無線基地局と通信を行なう無線通信手段と、放送基地局からの放送を受信する放送受信手段とを備える通信端末装置において、前記無線通信手段が通信を行う場合に、前記放送受信手段の受信利得の上限を前記無線通信手段からの妨害により前記放送受信手段が飽和しない値にまで低く設定することを特徴とする。
前記受信利得の上限設定は、前記無線通信手段による通信を検知して行われてもよい。
また、前記受信利得の上限設定は、通信端末装置の使用者の指示に基づき行われてもよい。
また、前記受信利得の上限設定における受信利得低減量は、前記無線通信手段による送信強度を検知して設定されてもよい。
また、前記受信利得の上限設定における受信利得低減量は、前記放送受信手段の希望波受信強度に応じて設定されてもよい。
また、前記受信利得の上限設定における受信利得低減量は、通信端末装置の使用者により設定されてもよい。
本発明に係る通信端末装置は、以上のように、無線通信手段が通信を行う場合に、放送受信手段の受信利得の上限を無線通信手段からの妨害により放送受信手段が飽和しない値にまで低く設定するので、無線通信手段から大きな妨害波が入力されても放送受信手段が飽和することを避けることができる。また、無線通信手段が通信を行っている間の受信利得を連続して低く設定するので、無線通信手段からの妨害波の受信電力の変化が速くても、利得調整を間に合わせる必要がない。それゆえ、同一筐体内に無線通信手段と放送受信手段とが備わっている場合でも無線通信手段からの妨害波の影響を放送受信手段が受けにくくすることができるという効果を奏する。
本発明に係る通信端末装置は、以上のように、さらに受信利得の上限設定が無線通信手段による通信を検知して行われるので、受信利得の上限設定が自動的に行なわれる。それゆえ、通信端末装置の使用者は、受信利得の上限設定のための特別な操作をしなくて済むという効果を奏する。
本発明に係る通信端末装置は、以上のように、さらに受信利得の上限設定が通信端末装置の使用者の指示に基づき行われるので、通信端末装置の使用者の好みのタイミングで受信利得の上限設定が行なわれる。それゆえ、通信端末装置の使用者は、無線通信手段が通信を行う場合の受信利得の上限設定を行なうか否かを選択することができるという効果を奏する。
本発明に係る通信端末装置は、以上のように、さらに受信利得の上限設定における受信利得低減量が無線通信手段による送信強度を検知して設定されるので、受信利得低減量が妨害波の大きさに合わせて自動的に最適な値に調整される。それゆえ、放送受信手段の受信状況をさらに改善できるという効果を奏する。
本発明に係る通信端末装置は、以上のように、さらに受信利得の上限設定における受信利得低減量が放送受信手段の希望波受信強度に応じて設定されるので、受信利得低減量が希望波の大きさに合わせて自動的に最適な値に調整される。それゆえ、放送受信手段の受信状況をさらに改善できるという効果を奏する。
本発明に係る通信端末装置は、以上のように、さらに受信利得の上限設定における受信利得低減量が通信端末装置の使用者により設定されるので、通信端末装置の使用者が好みの受信利得低減量に設定できる。それゆえ、通信端末装置の使用者は、受信利得調整の度合いを好みで選択できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図3に基づいて説明すると以下の通りである。
図1は、本発明の実施形態を示すものであり、通信端末装置の要部構成を示すブロック図である。
図1を参照して、本実施の形態における通信端末装置1は、無線基地局と通信を行なう無線通信部(無線通信手段)2と、放送基地局からの放送を受信する放送受信部(放送受信手段)3と、利得制限値設定回路(利得制限値設定手段)16とを備える。無線通信部2には通信を行なうためのアンテナ4が接続され、放送受信部3には、放送の受信を行なうためのアンテナ5が接続される。放送受信部3は、第1のフィルタ6、第1の可変利得増幅回路7、周波数変換回路8、第2のフィルタ9、第2の可変利得増幅回路10、A/D変換回路11、復調回路12、自動利得制御回路13を備える。
アンテナ5で受信された周波数成分の中から必要な周波数成分が第1のフィルタ6で取り出され、第1の可変利得回路7で増幅または減衰され、周波数変換回路8で所望の周波数帯域に変換される。その後、さらに必要な周波数成分が第2のフィルタ9で取り出され、第2の可変利得回路10で増幅され、A/D変換回路11によりアナログーデジタル変換されて、復調回路12で復調される。
自動利得制御回路13は、A/D変換回路11の出力であるA/D変換データ14と、無線通信部2において通信が行われているか否かを表す通信有無信号15と、利得制限値設定回路16からの利得制限値データ17とを受け、第1の可変利得増幅回路7へのAGC信号18および第2の可変利得増幅回路10へのAGC信号19を出力する。AGC信号18が大きくなると第1の可変利得増幅回路7の利得が大きくなり、AGC信号19が大きくなると第2の可変利得増幅回路10の利得が大きくなるように構成されている。
ここで、自動利得制御回路13は、第1の制御として、A/D変換回路11への入力レベルが適正レベルになるようにAGC信号18およびAGC信号19の大きさを調整する。また、自動利得制御回路13は、第2の制御として、通信有無信号15が無線通信部2において通信が行われていることを表している場合、利得制限値データ17で表される値にAGC信号18および19の最大値を設定する。第2の制御は第1の制御よりも優先して行なわれる。すなわち、第2の制御によりAGC信号18および19の最大値が設定された場合、第1の制御によりAGC信号18および19を設定された最大値より大きくしようとしてもできないようになっている。
図2は、自動利得制御回路13の要部構成を示す。自動利得制御回路13は、平均化回路20と、演算回路21と、第1のD/A変換回路22および第2のD/A変換回路23を備える。
平均化回路20は、A/D変換データ14の平均電力値を算出する。演算回路21は、第1の制御に対応して、平均化回路20からの平均電力値と基準値とを比較し、平均電力値が大きければAGC信号18および19が小さくなるようなデジタル値を第1のD/A変換回路22および第2のD/A変換回路23に出力し、平均電力値が小さければAGC信号18および19が大きくなるようなデジタル値を第1のD/A変換回路22および第2のD/A変換回路23に出力する。ただし、第2の制御に対応して、演算回路21は、通信有無信号15が無線通信部2において通信が行われていることを表している場合には、利得制限値データ17で表される値をAGC信号18および19の最大値として、AGC信号18および19がこの値を超えないようなデジタル値を第1のD/A変換回路22および第2のD/A変換回路23に出力するようになっている。第1のD/A変換回路22および第2のD/A変換回路23は、演算回路21からのデジタル値をアナログ値に変換し、AGC信号18および19を生成する。
利得制限値設定回路16の出力である利得制限値データ17は、AGC信号18および19それぞれに対応する2つのデータであり、無線通信部2からの妨害により放送受信部3が飽和しない範囲のできるだけ大きな値に設定される。例えば、無線通信部2で通信を行っても放送受信部3に影響を与えない範囲のできるだけ大きな受信利得を数種類の送信強度について予め測定して利得制限値設定回路16で記憶しておき、記憶したデータの中から通信端末装置1に備えられた制御部(図示しない)で検知された送信強度に対応する記録データを読み出すことにより利得制限値データ17が設定される。あるいは、通信端末装置1に備えられた制御部で、検知された送信強度を基に適切な受信利得を計算で求め、利得制限値設定回路16に利得制限値データ17とすべきデータを出力することにより設定される。あるいは、通信端末装置1の使用者が、受信状況に合わせて利得制限値データ17を設定できるようになっている。例えば、通信端末装置1に備えられた特定のスイッチを押す度に、予め用意されたデータの中から選択されたデータが利得制限値データ17として出力されるようになっている。
また、図示していないが、平均化回路20からの平均電力値を利得制限値設定回路16に入力できるように構成し、平均電力値に基づいて利得制限値データ17を決定するようにすれば、希望波の受信強度に応じてAGC信号18および19の最大値を設定することができる。
図3は、AGC信号の最大値調整の例を示すタイミング図である。無線通信部2における送信が図3(a)に示すように間歇的に行なわれている場合でも、通信有無信号15は、無線通信部2において通信が行われていると判断される期間中は図3(b)に示すように一定値となる。これに対応して、AGC信号18または19の最大値は、図3(c)に示すように無線通信部2において通信が行われていると判断される期間中は連続して低く設定される。また、送信電力が図3(d)に示すように図3(a)と比べて小さい場合、AGC信号18または19の最大値の低減量は、図3(f)に示すように図3(c)と比べて小さくなる。
なお、上記実施の形態では、受信利得の上限設定は、通信有無信号15に基づいて行ったが、通信端末装置1の使用者の指示に基づき行ってもよい。この場合、例えば、自動利得制御回路13は、第2の制御として、通信端末装置1の使用者が通信端末装置に備えた特定のスイッチ(図示しない)を押した場合、利得制限値データ17で表される値にAGC信号18および19の最大値を設定するようになっている。
また、上記実施の形態では、通信有無信号15は無線通信部2から出力されたが、通信端末装置1に備えられた制御部(図示しない)から出力されてもよい。
また、上記実施の形態では、可変利得増幅回路を2個設けたが、1個または3個以上であっても同様に放送受信手段が飽和しないように受信利得を制御できる。
また、上記実施の形態では、利得制御値データ17を出力する利得制限値設定回路16を設けたが、利得制限値設定回路16を設けず、通信端末装置1に備えられた制御部(図示しない)から利得制御値データ17を出力してもよい。
また、上記実施の形態では、AGC信号18および19をD/A変換回路22および23で生成したが、D/A変換回路22および23の代わりに、AGC信号18および19に対応するパルス数あるいはパルス幅のパルスを発生するパルス発生回路と低域通過フィルタの組み合わせによってAGC信号18および19を生成してもよい。
以上のように、無線通信部(無線通信手段)2が通信を行う場合に、放送受信部(放送受信手段)3のAGC信号(受信利得)18および19の上限を無線通信部(無線通信手段)2からの妨害により放送受信部(放送受信手段)3が飽和しない値にまで低く設定するので、無線通信部(無線通信手段)2から大きな妨害波が入力されても放送受信部(放送受信手段)3が飽和することを避けることができる。また、無線通信部(無線通信手段)2が通信を行っている間のAGC信号(受信利得)18および19を連続して低く設定するので、無線通信部(無線通信手段)2からの妨害波の受信電力の変化が速くても、利得調整を間に合わせる必要がない。
さらに、AGC信号(受信利得)18および19の上限設定が無線通信部(無線通信手段)2による通信を検知して行われるので、受信利得の上限設定が自動的に行なわれる。
さらに、AGC信号(受信利得)18および19の上限設定が通信端末装置1の使用者の指示に基づき行われるので、通信端末装置1の使用者の好みのタイミングで受信利得の上限設定が行なわれる。
さらに、AGC信号(受信利得)18および19の上限設定における受信利得低減量が無線通信手段による送信強度を検知して設定されるので、受信利得低減量が妨害波の大きさに合わせて自動的に最適な値に調整される。
さらに、AGC信号(受信利得)18および19の上限設定における受信利得低減量が放送受信手段の希望波受信強度に応じて設定されるので、受信利得低減量が希望波の大きさに合わせて自動的に最適な値に調整される。
さらに、AGC信号(受信利得)18および19の上限設定における受信利得低減量が通信端末装置1の使用者により設定されるので、通信端末装置1の使用者が好みの受信利得低減量に設定できる。
本発明の実施形態を示すものであり、通信端末装置の要部構成を示すブロック図である。 図1に示す実施形態における自動利得制御回路の要部構成を示すブロック図である。 (a)ないし(f)は、図1に示す実施形態におけるAGC信号の最大値調整の例を示すタイミング図である。 従来技術を示すものであり、通信端末装置の要部構成を示すブロック図である。 図3に示す従来技術に含まれる自動利得制御回路の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 通信端末装置
2 無線通信部(無線通信手段)
3 放送受信部(放送受信手段)
4、5、24 アンテナ
6、9、25、28 フィルタ
7、10、26、29 可変利得増幅回路
8、27 周波数変換回路
11、30 A/D変換回路
12、31 復調回路
13、32 自動利得制御回路
14、34 A/D変換データ
15 通信有無信号
16 利得制限値設定回路
17 利得制限値データ
18、19、36、37 AGC信号
20、38 平均化回路
21、39 演算回路
22、23、40、41 D/A変換回路
33 飽和検出回路
35 飽和信号

Claims (6)

  1. 無線基地局と通信を行なう無線通信手段と、
    放送基地局からの放送を受信する放送受信手段とを備える通信端末装置において、
    前記無線通信手段が通信を行う場合に、前記放送受信手段の受信利得の上限を前記無線通信手段からの妨害により前記放送受信手段が飽和しない値にまで低く設定することを特徴とする、通信端末装置。
  2. 前記受信利得の上限設定は、前記無線通信手段による通信を検知して行われることを特徴とする、請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記受信利得の上限設定は、通信端末装置の使用者の指示に基づき行われることを特徴とする、請求項1に記載の通信端末装置。
  4. 前記受信利得の上限設定における受信利得低減量は、前記無線通信手段による送信強度を検知して設定されることを特徴とする、請求項1に記載の通信端末装置。
  5. 前記受信利得の上限設定における受信利得低減量は、前記放送受信手段の希望波受信強度に応じて設定されることを特徴とする、請求項1に記載の通信端末装置。
  6. 前記受信利得の上限設定における受信利得低減量は、通信端末装置の使用者により設定されることを特徴とする、請求項1に記載の通信端末装置。
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