JP2005121974A - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Masanori Hayashi
正憲 林
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Abstract

【課題】プリズムと鏡筒との接着強度を確保しつつ、プリズムの全反射面に対する接着剤の回り込みを防止する上で有利なレンズ鏡筒および撮像装置を提供する。
【解決手段】プリズム16は、全反射面を第1の取付面5402に臨ませるとともにその四隅に当て付け座5406を当接させ、各端面を第1の取付面5404に臨ませるとともに該端面に第1の凸条5410および第2の凸条5412を当接させた状態で、各端面1610と第1の取付面5402との間でかつ第1の凸条5410および第2の凸条5412の間の箇所に注入された接着剤Sにより固定される。
【選択図】 図20

Description

本発明はレンズ鏡筒および撮像装置に関する。
撮像装置のレンズ鏡筒は被写体像を撮像素子に導く光学系が鏡筒に組み込まれて構成されている。このような光学系として光路を屈曲させるプリズムを含むものがあり、該プリズムは鏡筒に接着固定される。
このようなプリズムは多くの場合、光入射面と、該光入射面から入射された光を全反射させる全反射面と、前記全反射面で反射された光を出射する光出射面とからなる3つの側面とで三角柱状に形成され、プリズムの長手方向の両端面は光路の屈曲には関わっていない。
プリズムの鏡筒に対する固定は、光路の屈曲に関わっていないプリズムの長手方向の両端面を鏡筒に接着することで行なわれている。
この場合、プリズムと鏡筒との相対的な位置決めを行なう必要があるため、全反射面を鏡筒に設けられた基準部に当て付けた状態で接着しなくてはならない。
そのため、プリズムの長手方向の両端面を接着剤を用いて鏡筒の壁部に接着する際、接着剤が全反射面上に毛細管現象などで回り込むおそれがある。
そして、全反射面上に接着剤が回り込むと全反射面の反射率が低下する不都合が生じるため、接着剤の回り込みを回避しなくてはならない。
一方、複数のプリズム同士を治具上で貼り合わせる場合、接着剤の全反射面への回り込みを阻止するため、接着されるプリズムの面に臨ませて治具に凹溝を設け、前記接着面からあふれた接着剤を前記凹溝に留まらせることで接着剤が前記全反射面に侵入することを回避する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、この技術は複数のプリズム同士を貼り合わせる場合に適用されるものであり、プリズム自体を鏡筒に接着する場合には適用できない。
特開平9−80136号公報
また、プリズムは十分な接着強度で鏡筒に接着する必要があり、そのためには、プリズムの接着面に充分な量の接着剤を保持させておく必要がある。
しかしながら、充分な量の接着剤をプリズムの端面に塗布あるいは注入すると、上述のように、全反射面を鏡筒に設けられた基準部に当て付けた状態で接着することと相俟って全反射面上に接着剤が回り込む不具合が一層助長される。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、プリズムと鏡筒との接着強度を確保しつつ、プリズムの全反射面に対する接着剤の回り込みを防止する上で有利なレンズ鏡筒および撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明のレンズ鏡筒は、鏡筒の内部に設けられた撮像素子と、前記鏡筒の内部で被写体像を前記撮像素子に導く光学系とを備え、前記光学系は、被写体像を前記撮像素子に向けて反射させるプリズムを有し、前記プリズムは長さと幅を有する3つの矩形の側面からなる三角柱状を呈し、前記プリズムの長さ方向の両端は平坦な三角形の端面で形成され、前記プリズムの3つの側面のうちの1つの側面は、光入射面として形成され、3つの側面のうちの他の1つの側面は、前記光入射面から入射された光を全反射させる全反射面として形成され、3つの側面のうちの残りの1つの側面は、前記全反射面で反射された光を出射する光出射面として形成され、前記プリズムは、前記光出射面が前記撮像素子に臨むように鏡筒の内部のプリズム取付部に配設され、前記プリズム取付部は、前記全反射面に対応する長さと幅を有して形成された第1の取付面と、前記第1の取付面の長さ方向の両端から該第1の取付面の幅と同じ寸法の幅で起立し前記全反射面を第1の取付面に臨ませた状態でプリズムの両端面に臨む2つの第2の取付面と、前記全反射面の少なくとも3箇所に当接するように前記第1の取付面に設けられた複数の当て付け座と、前記各第2の取付面が前記第1の取付面に交わる箇所で各第2の取付面の幅方向両端から前記交わる箇所から離れる箇所に延在し前記プリズムの端面に当接する第1の凸条および第2の凸条と、前記第1の取付面と前記第2の取付面とが交わる箇所で前記第1の凸条と第2の凸条との間にわたって延在形成された凹部とを有し、前記プリズムは、前記全反射面を第1の取付面に臨ませるとともに少なくともその3箇所に前記当て付け座を当接させ、前記各端面を第2の取付面に臨ませるとともに該端面に前記第1の凸条および第2の凸条を当接させた状態で、前記各端面と第2の取付面との間でかつ前記第1の凸条および第2の凸条の間の箇所に注入された接着剤により固定されていることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、鏡筒の内部に設けられた撮像素子と、前記鏡筒の内部で被写体像を前記撮像素子に導く光学系とを備えた撮像装置であって、前記光学系は、被写体像を前記撮像素子に向けて反射させるプリズムを有し、前記プリズムは長さと幅を有する3つの矩形の側面からなる三角柱状を呈し、前記プリズムの長さ方向の両端は平坦な三角形の端面で形成され、前記プリズムの3つの側面のうちの1つの側面は、光入射面として形成され、3つの側面のうちの他の1つの側面は、前記光入射面から入射された光を全反射させる全反射面として形成され、3つの側面のうちの残りの1つの側面は、前記全反射面で反射された光を出射する光出射面として形成され、前記プリズムは、前記光出射面が前記撮像素子に臨むように鏡筒の内部のプリズム取付部に配設され、前記プリズム取付部は、前記全反射面に対応する長さと幅を有して形成された第1の取付面と、前記第1の取付面の長さ方向の両端から該第1の取付面の幅と同じ寸法の幅で起立し前記全反射面を第1の取付面に臨ませた状態でプリズムの両端面に臨む2つの第2の取付面と、前記全反射面の少なくとも3箇所に当接するように前記第1の取付面に設けられた複数の当て付け座と、前記各第2の取付面が前記第1の取付面に交わる箇所で各第2の取付面の幅方向両端から前記交わる箇所から離れる箇所に延在し前記プリズムの端面に当接する第1の凸条および第2の凸条と、前記第1の取付面と前記第2の取付面とが交わる箇所で前記第1の凸条と第2の凸条との間にわたって延在形成された凹部とを有し、前記プリズムは、前記全反射面を第1の取付面に臨ませるとともに少なくともその3箇所に前記当て付け座を当接させ、前記各端面を第2の取付面に臨ませるとともに該端面に前記第1の凸条および第2の凸条を当接させた状態で、前記各端面と第2の取付面との間でかつ前記第1の凸条および第2の凸条の間の箇所に注入された接着剤により固定されていることを特徴とする。
そのため、本発明によれば、注入された接着剤は、第1の凸条と第2の凸条との間に充分な量で留まるため、充分な量の接着剤でプリズムの各端面と第2の取付面とを確実に接着できる。さらに、第1の取付面が第2の取付面に交わる箇所で第1の凸条と第2の凸条との間にわたって凹部が延在形成されているため、第1の凸条および第2の凸条の間から仮に接着剤があふれたとしてもこの凹部に留まり、プリズムの全反射面と第1の取付面との間に回り込むことが確実に防止される。このため、プリズムの固定を確実に行なえることは無論のこと、全反射面に接着剤が付着して反射率が低下して、撮像素子へ導かれる光量が低下されることがなく、撮像素子で撮像される画像の品質劣化を確実に防止することができる。
プリズムと鏡筒との接着強度を確保しつつ、プリズムの全反射面に対する接着剤の回り込みを防止するという目的を、鏡筒に設けられたプリズム取付部に、プリズムの端面に当接する第1の凸条および第2の凸条と、第1の凸条と第2の凸条との間にわたって延在形成された凹部とを設けることによって実現した。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
本実施例では、本発明のレンズ鏡筒が撮像装置に組み込まれている場合について説明する。
図1は実施例1の撮像装置を前方から見た斜視図、図2は実施例1の撮像装置を後方から見た斜視図、図3は実施例1の撮像装置を下方から見た斜視図、図4はメモリカードおよびバッテリーの収容状態を説明する説明図、図5は撮像装置の制御系を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、撮像装置100はデジタルスチルカメラであって、外装を構成する矩形板状のケース102を有し、ケース102は、前側ケース102Aと後側ケース102Bとが合わせられて構成され、前側ケース102Aによりケース102の前面が構成され、後側ケース102Bによりケース102の後面が構成されている。なお、本明細書においてケース102の左右はケース102を前方から見た状態でいうものとする。
ケース102の右側部には、図中二点鎖線で示すように、本発明に係るレンズ鏡筒10が組み込まれており、レンズ鏡筒10には、対物レンズ14と、撮像素子128と、対物レンズ14で捉えた被写体像を撮像素子128に導く光学系104などが設けられており、これら対物レンズ14と光学系104によって特許請求の範囲の光学系が構成されている。
対物レンズ14は前側ケース102Aに設けられたレンズ窓103を介してケース102前方に臨んで配置されている。
ケース102の前面右寄りの箇所には、撮影補助光を出射するフラッシュ108、セルフタイマーランプ110などが設けられている。
ケース12の前面にはカバー112が上下にスライド可能に設けられ、このカバー112は、図1に示すようにレンズ窓103、フラッシュ108、セルフタイマーランプ110を前方に露出させる下限位置と、これらレンズ窓103、フラッシュ108、セルフタイマーランプ110を覆う上限位置とにスライドされる。
ケース12の上面の左寄り箇所には、シャッターボタン114、電源ボタン116などが設けられている。
ケース12の後面には静止画および動画などの画像や文字や記号などが表示されるディスプレイ118(液晶表示器)、撮影光学系104のズーミング動作を行なわせるためのズームスイッチ120、各種操作を行なうための十字スイッチ122および複数の操作ボタン124が設けられている。
ケース12の左側面には、撮像装置100を静止画撮影モード、動画撮影モード、再生・編集モードなどに切り替えるためのモードスイッチ126が設けられている。
図3、図4に示すように、ケース102の下面には、静止画あるいは動画などの画像などを記録するためのメモリカード132を装脱可能に収容するメモリ収容室102Aと、撮像装置100の電源を構成するバッテリー138を装脱可能に収容するバッテリー収容室102Bとがケース12の前後方向(厚さ方向)に並べて設けられている。これらメモリ収容室102A、バッテリー収容室102Bはケース102の下面にヒンジを介して連結された開閉蓋102Cによって開閉される。
図5に示すように、撮像素子128は、光学系104によって結像された被写体像を撮像するCCDやCMOSセンサなどで構成されている。
撮像素子128で撮像された像は撮像信号として画像処理部130に出力され、画像処理部130ではこの撮像信号に基づいて静止画あるいは動画の画像データが生成され、メモリカード(記憶媒体)132に記録される。また、前記画像データは表示処理部134によりディスプレイ118に表示される。
さらに、撮像装置100は、シャッタボタン114、十字スイッチ122、操作ボタン124、モードスイッチ126の操作に応じて、画像処理部130、表示処理部134を制御するCPUなどを含む制御部136を備えている。
図6はレンズ鏡筒10を斜め前方から見た斜視図、図7はレンズ鏡筒10を斜め後方から見た斜視図、図8はレンズ鏡筒10の一部の構成を示す分解斜視図、図9はレンズ鏡筒10の残りの構成を示す分解斜視図、図10は図6のXX線断面図、図11は図6のYY線断面図、図12はレンズ鏡筒10の左側部分の断面斜視図、図13はレンズ鏡筒10の右側部分の断面斜視図、図14は第1鏡筒分割体1202の横断面図、図15は第2鏡筒分割体1204の横断面図、図16はズーム用可動レンズ群18、フォーカス用可動レンズ群20の斜視図、図17は第2鏡筒分割体1204の要部の断面斜視図である。
図6乃至図9に示すように、レンズ鏡筒10は、鏡筒12と、対物レンズ14と、撮像素子128と、光学系104とを含んで構成されている。
本実施例では、光学系104は、プリズム16と、ズーム用可動レンズ群18と、フォーカス用可動レンズ群20と、第1の固定レンズ群22と、第2の固定レンズ群24と、第3の固定レンズ群26と、ズーム用可動レンズ群18用の案内機構28と、フォーカス用可動レンズ群20用の案内機構30とを備えている。
さらに、ズーム用可動レンズ群18を移動させる駆動手段32と、フォーカス用可動レンズ群20を移動させる駆動手段34とが設けられている。
図6、図7に示すように、鏡筒12は、全体として幅および長さ並びに厚さを有する平板形状を呈しており、対物レンズ14と撮像素子128と光学系104とは鏡筒12の幅方向の中央部で鏡筒12の長さ方向に沿って並べられて配置されている。
鏡筒12は、長さ方向において分割された第1鏡筒分割体1202および第2鏡筒分割体1204と、これら2つの鏡筒分割体1202,1204の間に挟まれる第3鏡筒分割体1206とで構成され、鏡筒12の長手方向の一方の半部に第1鏡筒分割体1202が位置し、鏡筒12の長手方向方の他方の半部に第2鏡筒分割体1204が位置し、これら第1鏡筒分割体1202および第2鏡筒分割体1204の間に第3鏡筒分割体1208が介在されている。
なお、本実施例では、図1に示すように、鏡筒12の長さ方向が上下方向に向けて配置されることから、鏡筒12の上部に第1鏡筒分割体1202が位置し、鏡筒12の下部に第2鏡筒分割体1204が位置し、鏡筒12の上下方向の中央部に第3鏡筒分割体1208が位置している。そして、撮像装置100のケース102の前面に平行する鏡筒12の厚さ方向の一方の面が鏡筒12の前面となり、ケース102の後面に平行する他方の面が鏡筒12の後面となり、鏡筒12の幅方向の一方の面が左側面となり、他方の面が右側面となる。また、本実施例では、これら第1、第2、第3鏡筒分割体1202、1204、1206は合成樹脂材料によって形成されている。
図8、図10乃至図13に示すように、第1鏡筒分割体1202の内部には、断面が矩形状で下面に開放状の部品収容空間1202Aが設けられており、対物レンズ14はその前面側にレンズ押え1402が位置し後面側に遮光枠1404が位置した状態で、第1鏡筒分割体1202の前面の上部でかつ幅方向の中央部に取着されている。
プリズム16は、対物レンズ14で捉えた像を下部に向けて(撮像素子128側に)反射させるもので本実施例ではプリズムが用いられている。プリズム16は、部品収容空間1202Aで対物レンズ14に臨む箇所に配置されている。
第1の固定レンズ群22とズーム用可動レンズ群18とは、部品収容空間1202A内でプリズム16の下方に配置されている。
第1の固定レンズ群22は、第1鏡筒分割体1202の取付部に組み込まれるレンズ2202と、このレンズ2202を前記取付部に固定させる押え部材2204(遮光枠を兼ねる)とで構成されている。
図8に示すように、ズーム用可動レンズ群18は、第1のズームレンズ1802と、互いに貼り合わされた第2、第3のズームレンズ1804、1805と、これら第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の外周部をカシメにより支持したズーム用レンズ枠1806とを有している。
図14に示すように、鏡筒12の厚さ方向の両端に位置する第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の部分はそれぞれ切り取られ、これにより鏡筒12の厚さ方向の端部に位置する第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の両端には、鏡筒12の前面および後面に平行して直線状に延在する縁部1808が設けられている。
ズーム用レンズ枠1806は、第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の周囲に位置しこれら第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805を保持する保持部1810と、この保持部1810から部品収容空間1202A内の幅方向に延在する延在部1812とを有している。
保持部1810には、第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の縁部1808に対応して鏡筒12の前面および後面に平行して延在する直線部1814がそれぞれ設けられている。
図16に示すように、延在部1812には、ロッド挿通孔1814が設けられ、また、鏡筒12の長手方向において互いに対向するフランジ1816、1816が設けられ、これらフランジ1816、1816には、図8に示すように、軸3602、3602を介して雌ねじ3604を有する雌ねじ部材36が鏡筒12の長手方向に移動不能に結合される。
また、延在部1812とは反対側に位置する保持部1810の箇所で部品収容空間1202Aの隅部1202B(本実施例では左側面と後面とが交わる箇所)に位置する箇所に係合溝1818が形成されている。
ロッド挿通孔1814には、第1鏡筒分割体1202の長さ方向に延在する金属製のメインガイド軸38が滑動可能に挿通されている。このメインガイド軸38はその長さ方向の両端が第1鏡筒分割体1202の上面を構成する壁部と、第3鏡筒分割体1206の壁部とで支持されている。メインガイド軸38は第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の光軸と平行して延在しており、本実施例では第1鏡筒分割体1202の長さ方向に延在している。したがって、メインガイド軸38はズーム用可動レンズ群18を該ズーム用可動レンズ群18の光軸方向に案内している。
係合溝1818には、第1鏡筒分割体1202の長さ方向に延在するサブガイド軸40が滑動可能に挿通されている。したがって、サブガイド軸40はズーム用レンズ18がメインガイド軸38の回りに回転することを阻止している。サブガイド軸40は第1鏡筒分割体1202と一体に形成されており、したがって、合成樹脂製である。サブガイド軸40は、詳細には、部品収容空間1202Aの隅部1202Bから突出する脚部4002と、この脚部4002の先端に設けられた軸状部分4004とで構成されている。サブガイド軸40は第1、第2、第3のズームレンズ1802、1804、1805の光軸と平行して延在しており、本実施例では第1鏡筒分割体1202の長さ方向に延在している。
ズーム用可動レンズ群18用の案内機構28は、これらメインガイド軸38とサブガイド軸40によって構成されている。
図8、図16に示すように、ズーム用可動レンズ群18を移動させる駆動手段32は、鏡筒12の長さ方向に延在するホルダ3202と、ホルダ3202の上部に設けられたモータ3204と、ホルダ3202に沿って延在しモータ3204により回転駆動される雄ねじ部材3206とを有している。
ホルダ3202は第1鏡筒分割体1202の右側面の欠部に取着され、これにより雄ねじ部材3206が部品収容空間1202Aに位置し、モータ3204は第1鏡筒分割体1202の上面に位置する。
雄ねじ部材3206は雌ねじ部材36の雌ねじ3604に螺合され、したがってモータ3204の正逆転によりズーム用可動レンズ群18はメインガイド軸38およびサブガイド軸40に案内されつつそれらの光軸方向に沿って往復移動され、ズーム動作がなされる。
本実施例では、図14に示すように、ズーム用可動レンズ群18とメインガイド軸38と雄ねじ部材3206とが第1鏡筒分割体1202の内部で第1鏡筒分割体1202の幅方向に並べられて配置され、サブガイド軸40はメインガイド軸38および雄ねじ部材3206とは反対側に位置するズーム用レンズ枠1806箇所に配置されることになる。
図8に示すように、第3鏡筒分割体1206は、部品収容空間1202A内に臨む内部部分1206Aと、部品収容空間1202A外に位置する外部部分1206Bとを有している。
第2の固定レンズ群24は、その光軸をズーム用可動レンズ群18の光軸と一致させて内部部分1206Aに取着され、また、第2固定レンズ24の後面にアイリス(絞り)42が配置されている。このアイリス42は、第3鏡筒分割体1206の外部部分1206Bに取着された駆動部44により開閉される。
本実施例では、図18に示すように、サブガイド軸40は第1鏡筒分割体1202の下面よりも下方に突出され、より詳細には第1鏡筒分割体1202が第3鏡筒分割体1206に合わされる合わせ面よりも下方に突出され、このサブガイド軸40の突出部分40Aが、第3鏡筒分割体1206の合わせ面の孔1206Aに嵌合されることで第1鏡筒分割体1202と第3鏡筒分割体1206との位置決めがなされている。
なお、第1鏡筒分割体1202と第3鏡筒分割体1206とは図14に示すように、前記駆動部44近傍の箇所でねじ202により取着され、第2鏡筒分割体1204と第3鏡筒分割体1206とは図9に示すように、右側面寄りの箇所によりねじ204により取着されている。
第2鏡筒分割体1204の内部には、本実施例では、上下に開放された断面が矩形の部品収容空間1204Aが形成されており、第2鏡筒分割体1204の下部に撮像素子取付板46が取着されることでこの部品収容空間1204Aの下端は閉塞されている。したがって、本実施例では、第2鏡筒分割体1204は撮像素子取付板46を含んで構成されている。
フォーカス用可動レンズ群20と第3の固定レンズ群26は、部品収容空間1204A内で第2鏡筒分割体1204の幅方向中央に位置する箇所に配置されている。
フォーカス用可動レンズ群20は、互いに貼り合わされた第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004と、これら第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004を支持するフォーカス用レンズ枠2006とを有している。
図15に示すように、鏡筒12の厚さ方向の両端に位置する第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の部分はそれぞれ切り取られ、これにより鏡筒12の厚さ方向の端部に位置する第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の両端には、鏡筒12の前面および後面に平行して直線状に延在する縁部2008が設けられている。
フォーカス用レンズ枠2006は、第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の周囲に位置しこれら第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004を保持する保持部2010と、この保持部2010から部品収容空間1204A内の幅方向に延在する延在部2012とを有している。
保持部2010には、第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の縁部2008に対応して鏡筒12の前面および後面に平行して延在する直線部2014がそれぞれ設けられている。
延在部2012には、ロッド挿通孔2014が設けられ、また、図16に示すように、鏡筒12の長手方向において互いに対向するフランジ2016、2016が設けられ、これらフランジ2016、2016には、図9に示すように、軸4802、4802を介して雌ねじ4804を有する雌ねじ部材48が鏡筒12の長手方向に移動不能に結合される。
また、延在部2012とは反対側に位置する保持部2010の箇所で部品収容空間1204Aの隅部1402B(本実施例では左側面と後面とが交わる箇所)に位置する箇所に係合溝2018が形成されている。
ロッド挿通孔2014には、第2鏡筒分割体1204の長さ方向に延在する金属製のメインガイド軸50が滑動可能に挿通されている。このメインガイド軸50はその長さ方向の両端が第3鏡筒分割体1206の壁部と、第2鏡筒分割体1204の下部に設けられた壁部とで支持されている。メインガイド軸50は第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の光軸と平行して延在しており、本実施例では第2鏡筒分割体1204の長さ方向に延在している。したがって、メインガイド軸50はフォーカス用可動レンズ群20を該フォーカス用可動レンズ28の光軸方向に案内している。
係合溝2018には、第2鏡筒分割体1204の長さ方向に延在するサブガイド軸52が滑動可能に挿通されている。したがって、サブガイド軸52はフォーカス用レンズ20がメインガイド軸50の回りに回転することを阻止している。サブガイド軸52は第2鏡筒分割体1204と一体に形成されており、したがって、合成樹脂製である。サブガイド軸52は、詳細には、部品収容空間1204Aの隅部から突出する脚部5202と、この脚部5202の先端に設けられた軸状部分5204とで構成されている。サブガイド軸52は第1、第2のフォーカスレンズ2002、2004の光軸と平行して延在しており、本実施例では第2鏡筒分割体1204の長さ方向に延在している。
フォーカス用可動レンズ群20用の案内機構30は、これらメインガイド軸38とサブガイド軸40によって構成されている。
なお、本実施の形態では、図18に示すように、サブガイド軸52は第2鏡筒分割体1204の上面よりも上方に突出され、より詳細には第2鏡筒分割体1204が第3鏡筒分割体1206に合わされる合わせ面よりも上方に突出され、このサブガイド軸52の突出部分52Aが、第3鏡筒分割体1206の合わせ面の孔1206Bに嵌合されることで第2鏡筒分割体1204と第3鏡筒分割体1206の位置決めがなされている。
フォーカス用可動レンズ群20を移動させる駆動手段34は、鏡筒12の長さ方向に延在するホルダ3402と、ホルダ3402の下部に設けられたモータ3404と、ホルダ3402に沿って延在しモータ3404により回転駆動される雄ねじ部材3406とを有している。
ホルダ3402は第2鏡筒分割体1204の右側面の欠部に取着され、これにより雄ねじ部材3406が部品収容空間1204Aに位置し、モータ3404は第2鏡筒分割体1204の下部に位置する。
雄ねじ部材3406は雌ねじ部材48の雌ねじ4804に螺合され、したがってモータ3404の正逆転によりフォーカス用可動レンズ群20はメインガイド軸50およびサブガイド軸52に案内されつつそれらの光軸方向に沿って往復移動され、フォーカス動作がなされる。
したがって、本実施例では、フォーカス用可動レンズ群20とメインガイド軸50と雄ねじ部材3404とが第2鏡筒分割体1204の内部で第2鏡筒分割体1204の幅方向に並べられて配置され、サブガイド軸52はメインガイド軸50および雄ねじ部材306とは反対側に位置するフォーカス用レンズ枠2006箇所に配置されることになる。
第3の固定レンズ群26は、フォーカス用可動レンズ群20の下方の部品収容空間1204A箇所に配置され、第2鏡筒分割体1204の取付部に組み込まれる第3の固定レンズ2602と、この第3の固定レンズ2602を前記取付部に固定させる押え部材2604とで構成されている。
撮像素子取付板46は、部品収容空間1204Aの下端を閉塞するように第2鏡筒分割体1204の下部にねじ206、206によって取着されている。
撮像素子128は、撮像素子取付板46が部品収容空間1204Aに臨む内面に配置されている。
本実施例では撮像素子取付板46に矩形の窓4602が設けられ、この窓4602に撮像素子128が嵌め込まれて配置され、撮像素子取付板46の内面で撮像素子128の上面にシールガラス4604、シールゴム4606およびローパスフィルタ4608が配置され、押さえ板4610によって固定されている。
なお、図11、図12、図13、図17に示すように、部品収容空間1204Aに臨む第2鏡筒分割体1204の後面箇所で第2鏡筒分割体1204Aの上端と第2の固定レンズ群24との間の箇所には凹凸部1204Cが設けられている。
また、部品収容空間1204Aに臨む第2鏡筒分割体1204の後面箇所で第3の固定レンズ群26と撮像素子128との間の箇所には凹凸部1204Dが設けられている。
これらの凹凸部1204C、1204Dは、対物レンズ14、プリズム16、第1の固定レンズ群22、ズーム用可動レンズ群18、第2の固定レンズ群24、フォーカス用可動レンズ群20を介して進入してきた光のうち、部品収容空間1204Aに臨む第2鏡筒分割体1204の後面箇所に到達した光が該後面箇所で反射されることで、いわゆるフレアあるいはゴーストと呼ばれる反射光が発生し、この反射光が撮像素子128の受光面に到達して撮像素子128の撮像信号に対して悪影響を及ぼすことを防止するために設けられている。
なお、撮像素子128から遠い箇所に設けられた凹凸部1204Cの凹凸の間隔に対して撮像素子128から近い箇所に設けられた凹凸部1204Dの凹凸の間隔が大きく形成されている。これは、凹凸部1204Cに当たる前記光の角度に対して凹凸部1204Dに当たる前記光の角度がより小さいためであり、このように凹凸部1204C、1204Dの凹凸の間隔を変えることで、第2鏡筒分割体1204の成形時に金型からの取り外し性が向上される利点がある。
次に、図19乃至図23を参照してプリズム16の取付構造について説明する。
図19はプリズム16の斜視図、図20は図12を矢印F方向から見た斜視図、図21は図11のAA線断面図、図22は図11のBB線断面図、図23はプリズム取付部54の接着剤注入孔5414近傍の断面図である。
図19に示すように、プリズム16は長さと幅を有する3つの矩形の側面からなる三角柱状を呈しており、例えば、ガラス製である。
プリズム16の3つの側面のうちの1つの側面は、光入射面1602として形成され、3つの側面のうちの他の1つの側面は、光入射面1602から入射された光を全反射させる全反射面1604として形成され、3つの側面のうちの残りの1つの側面は、全反射面1604で反射された光を出射する光出射面1606として形成されている。
プリズム16の長さ方向の両端は平坦な三角形の端面1610で形成されている。
図11乃至図13に示すように、プリズム16は、その長さ方向を鏡筒12の幅方向に沿って延在させ、光入射面1602が対物レンズ14に臨み、光出射面1604が撮像素子128に臨むように鏡筒12の内部のプリズム取付部54に配設される。
図20に示すように、プリズム取付部54は、第1の取付面5402と、2つの第1の取付面5404と、第1の取付面5402に設けられた複数の当て付け座5406と、第1の取付面5402に設けられた凹部5408と、各第1の取付面5404に設けられた第1の凸条5410および第2の凸条5412とを有し、第1鏡筒分割体1202と一体に形成されている。
第1の取付面5402は、プリズム16がこの第1の取付面5402に全反射面1604が臨ませて配置されるように、全反射面1604に対応する長さと幅を有して矩形に形成されている。
当て付け座5406は、全反射面1604の四隅に当接するように第1の取付面5402の四隅に設けられている。
第2の取付面5404は、全反射面1604を第1の取付面5402に臨ませた状態でプリズム16の両端面1610に臨むように設けられ、第1の取付面5402の長さ方向の両端から該第1の取付面5402の幅と同じ寸法の幅で起立し、第2の取付面5404はプリズム16の端面1610に対応した三角形状を呈している。
第1の凸条5410と第2の凸条5412は第2の取付面5404に設けられている。より詳細には、第1の凸条5410と第2の凸条5412は、第2の取付面5404上において、第1の取付面5402が第2の取付面5404に交わる箇所で第1の取付面5402の幅方向両端から、該交わる箇所から離れる箇所に向かって延在している。
本実施例では、第1の凸条5410は、プリズム取付部54にプリズム16が配置された状態でプリズム16の光出射面1606の縁に沿って平行しつつ該縁の全長にわたって延在している。第2の凸条5412は、プリズム16の光入射面1602の縁の端部寄り箇所と全反射面1604の縁の端部寄り箇所を接続するように延在している。
各第2の取付面5404には、第1の凸条5410および第2の凸条5412の間の箇所に接着剤注入孔5414が設けられている。
凹部5408は、第1の取付面5402が第2の取付面5404に交わる箇所で第1の凸条5410と第2の凸条5412との間にわたって延在形成されている。
なお、図20において、符号1202Bは第1の固定レンズ群22を取付ける取付部であり、符号1202Bは取付部1202Bに設けられ第1の固定レンズ群22をプリズム16の光出射面1606に臨ませる窓である。
図21乃至図23に示すように、プリズム16は、全反射面1604を第1の取付面5402に臨ませるとともにその四隅に当て付け座5406を当接させ、各端面1610を第1の取付面5404に臨ませるとともに該端面1610に第1の凸条5410および第2の凸条5412を当接させた状態で、各端面1610と第2の取付面5404との間でかつ第1の凸条5410および第2の凸条5412の間の箇所に注入された接着剤Sにより固定されている。本実施例では、接着剤としてUV硬化型(紫外線硬化型)接着剤が用いられ、各端面1610と第2の取付面5404との間でかつ第1の凸条5410および第2の凸条5412の間の箇所に注入された接着剤Sに紫外線が照射されることにより該接着剤Sが硬化し各端面1610と第2の取付面5404とが固定される。
次に上述のように構成されたレンズ鏡筒10の作用効果について説明する。
本実施例では、プリズム16は、全反射面1604を第1の取付面5402に臨ませるとともにその四隅に当て付け座5406を当接させ、各端面1610を第2の取付面5404に臨ませるとともに該端面1610に第1の凸条5410および第2の凸条5412を当接させた状態で、各端面1610と第2の取付面5404との間でかつ第1の凸条5410および第2の凸条5412の間の箇所に注入された接着剤Sにより固定され、プリズム16はその2つの端面1610でのみ接着される。
したがって、図23に示すように、注入された接着剤Sは、第1の凸条5410および第2の凸条5412によりこれらの間に充分に留まるため、充分な量の接着剤Sで各端面1610と第2の取付面5404とを確実に接着でき、プリズム16とプリズム取付部54との接着強度を確保する上で有利となる。
さらに、第1の取付面5402が第2の取付面5404に交わる箇所で第1の凸条5410と第2の凸条5412との間にわたって凹部5408が延在形成されているため、第1の凸条5410および第2の凸条5412の間から仮に接着剤Sがあふれたとしても、接着剤Sはこの凹部5408に留まり、プリズム16の全反射面1604と第1の取付面5402との間に回り込むことが確実に防止される。
したがって、全反射面1604に接着剤Sが付着して反射率が低下して、撮像素子128へ導かれる光量が低下されることがなく、撮像素子128で撮像される画像の品質劣化を確実に防止することができる。
また、第1の凸条5410は、接着剤Sが第1の凸条5410の外側、すなわちプリズム16の光出射面1606側へあふれ出ることを防止するため、接着剤Sが光出射面1606に付着して光出射面1606を通過する光を阻害することを防止する上でも有利である。
なお、本実施例では、凹部5408を第1の取付面5402に形成したが、凹部5408は、第1の取付面5402が第2の取付面5404に交わる箇所に設けられていればよく、凹部5408を第2の取付面5404に形成しても、第1、第2の取付面5402、5404の双方に設けてもよい。
ただし、凹部5408を第1の取付面5402にのみ形成した場合には、第2の取付面5404の面積、すなわちプリズム取付部54のプリズム16の端面1610に対する接着面積をより大きくでき、プリズム16とプリズム取付部54の接着強度を確保する上で有利となる。
また、第1、第2の凸条5410、5212の延在方向の寸法や数、断面形状などは任意である。
また、本実施例では、プリズム16の全反射面1604を第1の取付面5402の四隅に設けた当て付け座5406に当て付けたが、要はプリズム16を第1の取付面5402に対して安定して位置決めできればよく、したがって、当て付け座5406は第1の取付面5402の少なくとも3箇所に設ければよいことは勿論である。
なお、本実施例においては、撮像装置としてデジタルスチルカメラを例示したが、本発明はビデオカメラやテレビカメラなど撮像装置に無論適用可能である。
実施例1の撮像装置を前方から見た斜視図である。 実施例1の撮像装置を後方から見た斜視図である。 実施例1の撮像装置を下方から見た斜視図である。 メモリカードおよびバッテリーの収容状態を説明する説明図である。 撮像装置の制御系を示すブロック図である。 レンズ鏡筒10を斜め前方から見た斜視図である。 レンズ鏡筒10を斜め後方から見た斜視図である。 レンズ鏡筒10の一部の構成を示す分解斜視図である。 レンズ鏡筒10の残りの構成を示す分解斜視図である。 図6のXX線断面図である。 図6のYY線断面図である。 レンズ鏡筒10の左側部分の断面斜視図である。 レンズ鏡筒10の右側部分の断面斜視図である。 第1鏡筒分割体1202の横断面図である。 第2鏡筒分割体1204の横断面図である。 ズーム用可動レンズ群18、フォーカス用可動レンズ群20の斜視図である。 第2鏡筒分割体1204の要部の断面斜視図である。 第1鏡筒分割体1202、第2鏡筒分割体1204、第3鏡筒分割体1206の断面図である。 プリズム16の斜視図である。 図12を矢印F方向から見た斜視図である。 図11のAA線断面図である。 図11のBB線断面図である。 プリズム取付部54の接着剤注入孔5414近傍の断面図である。
符号の説明
100……撮像装置、128……撮像素子、10……レンズ鏡筒、12……鏡筒、16……プリズム、1610……端面、1602……光入射面、1604……全反射面、1606……光出射面、54……プリズム取付部、5402……第1の取付面、5404……第2の取付面、5406……当て付け座、5408……凹部、5410……第1の凸条、5412……第2の凸条、S……接着剤。

Claims (7)

  1. 鏡筒の内部に設けられた撮像素子と、
    前記鏡筒の内部で被写体像を前記撮像素子に導く光学系とを備え、
    前記光学系は、被写体像を前記撮像素子に向けて反射させるプリズムを有し、
    前記プリズムは長さと幅を有する3つの矩形の側面からなる三角柱状を呈し、
    前記プリズムの長さ方向の両端は平坦な三角形の端面で形成され、
    前記プリズムの3つの側面のうちの1つの側面は、光入射面として形成され、3つの側面のうちの他の1つの側面は、前記光入射面から入射された光を全反射させる全反射面として形成され、3つの側面のうちの残りの1つの側面は、前記全反射面で反射された光を出射する光出射面として形成され、
    前記プリズムは、前記光出射面が前記撮像素子に臨むように鏡筒の内部のプリズム取付部に配設され、
    前記プリズム取付部は、前記全反射面に対応する長さと幅を有して形成された第1の取付面と、前記第1の取付面の長さ方向の両端から該第1の取付面の幅と同じ寸法の幅で起立し前記全反射面を第1の取付面に臨ませた状態でプリズムの両端面に臨む2つの第2の取付面と、前記全反射面の少なくとも3箇所に当接するように前記第1の取付面に設けられた複数の当て付け座と、前記各第2の取付面が前記第1の取付面に交わる箇所で各第2の取付面の幅方向両端から前記交わる箇所から離れる箇所に延在し前記プリズムの端面に当接する第1の凸条および第2の凸条と、前記第1の取付面と前記第2の取付面とが交わる箇所で前記第1の凸条と第2の凸条との間にわたって延在形成された凹部とを有し、
    前記プリズムは、前記全反射面を第1の取付面に臨ませるとともに少なくともその3箇所に前記当て付け座を当接させ、前記各端面を第2の取付面に臨ませるとともに該端面に前記第1の凸条および第2の凸条を当接させた状態で、前記各端面と第2の取付面との間でかつ前記第1の凸条および第2の凸条の間の箇所に注入された接着剤により固定されている、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記凹部は、前記第1の取付面が前記第2の取付面に交わる箇所に設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記各第2の取付面には、前記第1の凸条および第2の凸条の間の箇所に接着剤注入孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第1の取付面は、前記プリズムの全反射面に対応した矩形状を呈し、前記当て付け座は第1の取付面の四隅に設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記各第2の取付面は、前記プリズムの端面に対応した三角形状を呈し、前記第1の凸条は、前記プリズム取付部にプリズムが配置された状態で前記プリズムの光出射面の縁に沿って平行しつつ該縁の全長にわたって延在し、前記第2の凸条は、前記プリズムの光入射面の縁の端部寄り箇所と全反射面の縁の端部寄り箇所を接続するように延在していることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記鏡筒は、幅および長さ並びに厚さを有する平板形状に形成され、前記光学系は前記被写体像を捉える対物レンズを有し、前記対物レンズは前記厚さ方向の一方の面をなす前記鏡筒の前面に設けられ、前記撮像素子は、前記鏡筒の内部で該鏡筒の長さ方向において前記対物レンズが設けられた箇所とは異なる箇所に設けられ、前記プリズムはその長さ方向を鏡筒の幅方向に沿って延在させ、前記光入射面を前記対物レンズに臨ませて配設されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  7. 鏡筒の内部に設けられた撮像素子と、
    前記鏡筒の内部で被写体像を前記撮像素子に導く光学系とを備えた撮像装置であって、
    前記光学系は、被写体像を前記撮像素子に向けて反射させるプリズムを有し、
    前記プリズムは長さと幅を有する3つの矩形の側面からなる三角柱状を呈し、
    前記プリズムの長さ方向の両端は平坦な三角形の端面で形成され、
    前記プリズムの3つの側面のうちの1つの側面は、光入射面として形成され、3つの側面のうちの他の1つの側面は、前記光入射面から入射された光を全反射させる全反射面として形成され、3つの側面のうちの残りの1つの側面は、前記全反射面で反射された光を出射する光出射面として形成され、
    前記プリズムは、前記光出射面が前記撮像素子に臨むように鏡筒の内部のプリズム取付部に配設され、
    前記プリズム取付部は、前記全反射面に対応する長さと幅を有して形成された第1の取付面と、前記第1の取付面の長さ方向の両端から該第1の取付面の幅と同じ寸法の幅で起立し前記全反射面を第1の取付面に臨ませた状態でプリズムの両端面に臨む2つの第2の取付面と、前記全反射面の少なくとも3箇所に当接するように前記第1の取付面に設けられた複数の当て付け座と、前記各第2の取付面が前記第1の取付面に交わる箇所で各第2の取付面の幅方向両端から前記交わる箇所から離れる箇所に延在し前記プリズムの端面に当接する第1の凸条および第2の凸条と、前記第1の取付面と前記第2の取付面とが交わる箇所で前記第1の凸条と第2の凸条との間にわたって延在形成された凹部とを有し、
    前記プリズムは、前記全反射面を第1の取付面に臨ませるとともに少なくともその3箇所に前記当て付け座を当接させ、前記各端面を第2の取付面に臨ませるとともに該端面に前記第1の凸条および第2の凸条を当接させた状態で、前記各端面と第2の取付面との間でかつ前記第1の凸条および第2の凸条の間の箇所に注入された接着剤により固定されている、
    ことを特徴とする撮像装置。
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