JP2011027926A - 駆動装置、画像取得装置、及び電子機器 - Google Patents

駆動装置、画像取得装置、及び電子機器 Download PDF

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靖 加藤
Yasuhiro Hoshina
泰浩 保科
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真 谷貝
Osamu Ishizaki
修 石崎
Hiroyasu Otsubo
宏安 大坪
Takeshi Maro
毅 麿
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Abstract

【課題】部品点数の増加を伴うことなく、強度低下した筐体の強度を高めること。
【解決手段】駆動装置は、フロントハウジング10、リアハウジング80が連結して構成される筐体と、モータ33で生じる駆動力に応じて回転するリードスクリュー34と、筐体に対して固定され、リードスクリュー34が回転可能な状態でリードスクリュー34を保持するサポート板35と、筐体内に配置され、リードスクリュー34の回転に応じてリードスクリュー34の延在方向に沿って移動するレンズホルダ60と、を備える。フロントハウジング10には、リードスクリュー34の延在方向に沿って延在する切欠きOP1が設けられており、サポート板35は、切欠きOP1の延在方向に対して交差する方向において、切欠きOP1を挟んで対向している部分(隅部16、隅部17)同士を互いに連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動装置、画像取得装置、及び電子機器に関する。
近年、デジタルカメラの小型化/薄型化の進展に伴い、デジタルカメラに内蔵される部品の小型化/薄型化の要請も著しい。このような要請を受けて、デジタルカメラに内蔵されるズームレンズユニットには、屈曲型のレンズユニットが広く採用されるに至っている。なお、屈曲型のズームレンズユニットでは、プリズムを介して光路を折り曲げることによって、その薄型化を図っている。
ズームレンズユニットの薄型化のためには、その筐体を薄肉化すれば良い。しかしながら、筐体の薄肉化に応じて、筐体の強度が低下してしまう。従って、筐体の強度を所望の程度に維持するために、別途、筐体の強度を補強するための部品(補強板等)を筐体に対して付加することが必要になってしまう場合がある。強度補強ための部品を追加することは、ズームレンズユニットの薄型化を阻害するおそれがあり、また、ズームレンズユニットの製造工程数及びコストを増加させるおそれがある。
特許文献1には、レンズ群が搭載される筐体と駆動源が搭載される筐体とを組み合わせた構造の撮像装置が開示されている。特許文献2には、開口部を有する筐体に対して、光学部品の移動を案内するシャフトを設ける技術が開示されている。
特開2008−90273号公報 特開2007−108523号公報
上述の説明から明らかなように、新たな部材の導入を伴わずに、薄肉化により強度が低下した筐体の強度を高めることが求められている。なお、筐体に対して切欠きを設ける場合、筐体の薄肉化による筐体の強度低下の問題は特に看過することはできない。筐体に対して切欠きを設けることによって、筐体は容易に変形し、構造体としての機能が劣化してしまうためである。
上述の説明から明らかなように、部品点数の増加を伴うことなく、強度低下した筐体の強度を高めることが強く求められている。一例としては、部品点数の増加を伴うことなく、切欠きによって強度低下した筐体の強度を高めることが強く求められている。
本発明にかかる駆動装置は、第1及び第2収容部が連結して構成される筐体と、駆動源で生じる駆動力に応じて回転する第1回転軸と、前記筐体に対して固定され、前記第1回転軸が回転可能な状態で前記第1回転軸を保持する第1保持部材と、前記筐体内に配置され、前記第1回転軸の回転に応じて前記第1回転軸の延在方向に沿って移動する第1被駆動部材と、を備える駆動装置であって、前記第1収容部には、前記第1回転軸の延在方向に沿って延在する第1切欠きが設けられており、前記第1保持部材は、前記第1切欠きの延在方向に対して交差する方向において、前記第1切欠きを挟んで対向している前記第1収容部の部分同士を互いに連結する。この構成を採用することで、部品点数の増加を伴うことなく、切欠きによって強度低下した筐体の強度を高めることができる。
前記第1回転軸の延在方向に交差する方向における前記第1保持部材の幅は、同方向における前記筐体の幅に対して実質的に一致する、と良い。これにより筐体の強度を効果的に高めることができる。
前記第1保持部材は、構造的な嵌め合いによって前記第1収容部に対して固定されている、と良い。これにより筐体の強度を効果的に高めることができる。
前記第1切欠きを挟んで対向している前記第1収容部の前記部分夫々において、前記第1保持部材と前記第1収容部とは構造的に嵌めあわされている、と良い。これにより筐体の強度を効果的に高めることができる。
前記第1切欠きは、前記第1保持部材によって実質的に覆われている、と良い。これにより筐体の強度を効果的に高めることができる。
前記第1保持部材は、ネジによって前記第1収容部に対して固定されている、と良い。
前記第1保持部材は、少なくとも前記第1回転軸の先端近傍において、前記第1回転軸を保持する、と良い。
駆動源で生じる駆動力に応じて回転する第2回転軸と、前記筐体に対して固定され、前記第2回転軸が回転可能な状態で前記第2回転軸を保持する第2保持部材と、前記筐体内に配置され、前記第2回転軸の回転に応じて前記第2回転軸の延在方向に沿って移動する第2被駆動部材と、を更に備え、少なくとも前記第1収容部には、前記第2回転軸の延在方向に沿って延在する第2切欠きが設けられており、前記第2保持部材は、前記第2切欠きの延在方向に対して交差する方向において、前記第2切欠きを挟んで対向している前記第1収容部の部分同士を互いに連結する、と良い。
前記第2収容部には、前記第1及び第2収容部間の前記第2被駆動部材の移動を許容する第3切欠きが設けられている、と良い。
前記第2被駆動部材の移動範囲は、前記第1被駆動部材の移動範囲よりも広い、と良い。
前記第1被駆動部材は、レンズを保持したレンズホルダである、と良い。
本発明に係る画像取得装置は、上記の駆動装置と、前記レンズを介して入力する像を撮像する撮像手段と、を備える。本発明に係る電子機器は、上記の画像取得装置を備える。
本発明に係る駆動装置は、第1及び第2収容部が連結して構成される筐体に対して、駆動源で生じる駆動力に応じて回転する回転軸を回転可能に保持する保持部材が固定されており、前記回転軸の回転に応じて前記回転軸の延在方向に沿って移動する被駆動部材が前記筐体内に配置された駆動装置であって、前記第1収容部には、前記回転軸の延在方向に沿って延在する切欠きが設けられており、前記保持部材は、前記切欠きの延在方向に対して交差する方向において、前記切欠きを挟んで対向している前記第1収容部の部分同士を互いに連結する。
本発明によれば、部品点数の増加を伴うことなく、強度低下した筐体の強度を高めることができる。
本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールに内蔵される光学系の概略的な分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールのフロント部分の概略的な分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの筐体の左側面を示す概略的な模式図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの筐体の右側面を示す概略的な模式図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの筐体の上面を示す概略的な模式図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの筐体の下面を示す概略的な模式図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの後端を示す概略的な模式図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールに内蔵される送り機構を示す概略的な模式図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールに内蔵される部品の概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールに内蔵される部品の概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールに内蔵される部品の概略的な上面図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールに内蔵される部品の概略的な側面図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールに内蔵される部品の概略的な側面図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールに内蔵される部品の概略的な前側面図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールに内蔵される部品の概略的な後側面図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールに内蔵される部品の概略的な前側面図である。 本発明の第1実施形態にかかるコンパクトカメラを示す概略的な模式図である。 本発明の第1実施形態にかかるコンパクトカメラのシステム構成を示す概略的な模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した場合を前提として用いるものとする。
[第1実施形態]
以下、図1乃至図23を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、カメラモジュール(画像取得装置)100は、レンズ1、プリズム(導光部材)2、レンズ3〜8、IR(InfraRed)カットフィルタ9、フロントハウジング(収容部、筐体)10、駆動ユニット30、40、ガイドレール50、51、レンズホルダ(被駆動部材、レンズ保持体)60、ラック(ナット)67、ラック(ナット)68、レンズホルダ(被駆動部材、レンズ保持体)70、リアハウジング(収容部、筐体)80、イメージセンサホルダ88、イメージセンサ(撮像手段、撮像素子)89、フォトインタラプタ(物体検出器)90、91、及びネジ(固定手段)92〜97を備える。駆動ユニット30は、モータ(駆動源)33、リードスクリュー(回転軸、軸体)34、及びサポート板(保持部材、保持板)35を有する。駆動ユニット40は、モータ(駆動源)43、リードスクリュー(回転軸、軸体)44、及びサポート板(保持部材)45を有する。なお、フロントハウジング10とリアハウジング80との結合により筐体が構成されるが、一方のみを筐体として把握しても構わない。
図2に示すように、イメージセンサ89から離間する順に、IRカットフィルタ9、レンズ8、レンズ7、レンズ6、レンズ5、レンズ4、レンズ3、プリズム2、及びレンズ1が配置されている。物体側から入力した光束は、レンズ1、プリズム2、レンズ3〜レンズ8、及びIRカットフィルタ9を介して、イメージセンサ89の撮像面上に導かれる。イメージセンサ89は、このような構成の光学系を介して物体側から入力する像を撮像する。
カメラモジュール100内に内蔵される光学系は、4群のレンズを含む。第1群は、レンズ1、プリズム2、及びレンズ3からなる。第2群は、レンズ4からなる。第3群は、レンズ5〜レンズ7からなる。第4群は、レンズ8からなる。後述の説明から明らかなように、モータ33の駆動に応じて、x軸に沿って第2群のレンズ(レンズ4)が変位する。また、モータ43の駆動に応じて、x軸に沿って、第3群のレンズ(レンズ5〜レンズ7)が変位する。光軸に沿って2つのレンズ群を変位させることによって、カメラモジュール100に対して好適にズーム機能を付加することができる。
カメラモジュール100内に内蔵される光学系の具体的な構成は任意である。ここでは、次に説明する光学系を採用する。レンズ1は、球面、非球面等のレンズである。プリズム2は、光入射面、光反射面、及び光出射面を有する三角柱状の部材である。レンズ3〜レンズ8は、球面、非球面等のレンズであり、個々に異なる光学的特性を有する。IRカットフィルタ9は、赤外線成分を遮断し、可視光成分を透過する透過特性を有する。各レンズは、ガラスレンズであっても、プラスチックレンズであっても良い。プリズム2の採用によって、カメラモジュール100が組み込まれるコンパクトカメラの薄型化を図ることができる。なお、イメージセンサ89は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の一般的な半導体撮像素子である。
図3及び図4に示すように、カメラモジュール100は、フロントハウジング10とリアハウジング80とが連結して構成される。フロントハウジング10とリアハウジング80とは、ネジ94、ネジ95を介して強固に連結される。フロントハウジング10とリアハウジング80とが連結して形成される空間には、レンズ3、レンズ4、レンズホルダ60、レンズ5、レンズホルダ70、レンズ6、レンズ7、レンズ8、ガイドレール50、及びガイドレール51が収納される。なお、レンズ1、プリズム2は、フロントハウジング10内に収納される。IRカットフィルタ9は、リアハウジング80内に収納される。フロントハウジング10、リアハウジング80は、樹脂の成型により製造される。樹脂の材料としては黒色のポリカーボネート(PC)樹脂等の遮光性を有する合成樹脂により形成される。
図3及び図4に示すように、フロントハウジング10に対してサポート板35がネジ92で固定される。同様に、フロントハウジング10に対してサポート板45がネジ93によって固定される。サポート板35、45の固定先を共通にすることによって、2群レンズ(レンズ4)の移動軌跡と3群レンズ(レンズ5〜7)の移動軌跡との間のアライメント精度を高めることができる。移動レンズの移動軌跡のアライメントを高めることによって、より良質な画像を取得することが可能になる。
なお、図3及び図4に示すように、z軸に沿うサポート板35の幅は、x軸に沿うフロントハウジング10の幅に対して実質的に等しい。z軸に沿うサポート板35の幅は、x軸に沿うリアハウジング80の幅に対して実質的に等しい。z軸に沿うサポート板45の幅は、x軸に沿うフロントハウジング10の幅に対して実質的に等しい。z軸に沿うサポート板45の幅は、x軸に沿うリアハウジング80の幅に対して実質的に等しい。カメラモジュール100の筐体の上面及び下面からサポート板35が突出しない構成を採用することによって、カメラモジュール100の筐体に対してサポート板35、45を一体化させることができ、カメラモジュール100の衝撃耐性を効果的に高めることができる。
イメージセンサホルダ88は、リアハウジング80に対して実装される。イメージセンサ89は、イメージセンサホルダ88に対して実装される。イメージセンサホルダ88は、ハウジング同様の樹脂で形成される。イメージセンサ89の背面には、複数のバンプが予め設けられている。イメージセンサ89は、不図示のフレキシブル配線基板に対して電気的に接続される。
カメラモジュール100の組立て方法は任意である。例えば、フロントハウジング10に対してプリズム2、レンズ1を順次固定する。次に、レンズ3をフロントハウジング10に対して固定する。次に、フロントハウジング10に対してガイドレール50、51を固定する。次に、ガイドレール50、51に対して、レンズ4を保持したレンズホルダ60を係合させる。なお、レンズホルダ60に対して予めラック67を固定しておくものとする。同様に、ガイドレール50、51に対して、レンズ5〜7を保持したレンズホルダ70を係合させる。なお、レンズホルダ70に対して予めラック68を固定しておくものとする。次に、レンズ8をリアハウジング80に対して固定する。次に、フロントハウジング10に対してリアハウジング80を固定する。次に、フロントハウジング10に対してモータ33及びリードスクリュー34を保持したサポート板35を固定する。同様に、フロントハウジング10に対してモータ43及びリードスクリュー44を保持したサポート板45を固定する。次に、フォトインタラプタ90、91をフロントハウジング10、リアハウジング80夫々に対して固定する。次に、イメージセンサ89が実装されたイメージセンサホルダ88をリアハウジング80に対して固定する。
図5乃至図12を参照して、フロントハウジング10、及び駆動ユニット30、40の構造について更に説明する。
図5に示すように、フロントハウジング10は、受け部11、12を有する。受け部11は、プリズム2を受け入れる部分である。受け部12は、レンズ1を受け入れる部分である。
受け部11は、プリズム2の反射面に対応した傾斜面を有する。受け部12は、フロントハウジング10からレンズ1の側面を露出させる切欠きを有する。受け部11に対してプリズム2を嵌め合わせることで、フロントハウジング10に対してプリズム2が位置決めされる。同様に、受け部12に対してレンズ1を嵌め合わせることで、フロントハウジング10に対してレンズ1が位置決めされる。
受け部11には、接着剤溜り11aが設けられている。受け部11に対してプリズム2を配置した後、受け部11の接着剤溜り11aに対して接着剤を塗布することによって、フロントハウジング10に対してプリズム2を固着させることができる。同様に、受け部12には、接着剤溜り12aが設けられている。受け部12に対してレンズ1を配置した後、受け部12の接着剤溜り12aに対して接着剤を塗布することによって、フロントハウジング10に対してレンズ1を固着させることができる。
図5及び図6に示すように、フロントハウジング10は、隔壁13、上側壁部14、下側壁部15、隅部16〜19、凸部21a、21b、凹部21c、凸部25a、25b、凹部25c、25d、及び受け部26aを有する。図7に示すように、フロントハウジング10は、更に、凸部22a、22b、凹部22c、及び受け部26bを有する。
隔壁13は、プリズム2の収容空間とレンズ3の収納空間とを隔てる。フロントハウジング10内にプリズム2が配置された状態で、隔壁13に形成された開口に対してレンズ3が嵌め込まれる。その後、レンズ3は、フロントハウジング10に対して接着固定される。なお、隔壁13に形成された開口は、レンズ3の外周形状に応じて設定しても良い。これによって、レンズ3の位置決めを簡易に行うことができる。
上側壁部14は、x軸に沿って延在する平板部分である。下側壁部15は、x軸に沿って延在する平板部分である。フロントハウジング10の左側面には、x軸に沿って延在する切欠きOP1が設けられている。同様に、フロントハウジング10の右側面には、x軸に沿って延在する切欠きOP2が設けられている。切欠きOP1、OP2によって、フロントハウジング10の後端部分は、z軸方向の力に対する強度が弱くなっている。すなわち、フロントハウジング10は、z軸方向の力が加わると容易に変形してしまう。
後述の説明から明らかなように、本実施形態では、サポート板35、45を用いてフロントハウジング10の強度を補う。これによって、部品点数の増加を伴うことなく、切欠きによって強度低下した筐体の強度を効果的に高めることができる。なお、フロントハウジング10の上側壁部14、下側壁部15の壁厚は、0.6mm程度である。壁厚の具体的な数値範囲は任意であるが、好適には、0.3mm〜1mmの範囲内に設定される。
隅部16〜19は、フロントハウジング10の隅に対応して設けられている。隅部16〜19の厚みは、隅部間に存在するフロントハウジングの壁厚よりも厚い。これにより、フロントハウジング10の強度を保つ支柱として隅部16〜19を機能させることができる。なお、隅部16は、上側壁部14の左端に配置されている。隅部17は、下側壁部15の左端に配置されている。隅部18は、上側壁部14の右端に配置されている。隅部19は、下側壁部15の右端に配置されている。各隅部16〜19は、x軸を長手方向として延在する柱状部分である。
図5に示す受け部26aは、サポート板35の起立部37を受け入れる。これによって、サポート板35の起立部37は、フロントハウジング10内に収納され、受け部26a間との構造的な嵌め合いにより好適に位置決めされる。図7に示す受け部26bは、サポート板45の起立部47を受け入れる。これによって、サポート板45の起立部47は、フロントハウジング10内に収納され、受け部26b間との構造的な嵌め合いにより好適に位置決めされる。
図5に示すように、駆動ユニット40は、モータ43、リードスクリュー44、及びサポート板45を有する。
モータ43は、一般的な電動モータである。モータ43は、円筒状の形状を有する。リードスクリュー44は、x軸に沿って延在する金属棒であり、螺旋状のネジ溝が表面に形成されている。リードスクリュー44は、モータ43の駆動に応じて回転する。サポート板45は、所望の硬度を有する金属板である。サポート板45は、リードスクリュー44が回転可能な状態でリードスクリュー44を保持する。サポート板45は、フロントハウジング10の強度を高めるため十分に硬い材料からなる。サポート板45の材質は、サポート板45に可撓性を具備させないものから選定される。材質としては、ステンレス鋼などを含む鉄系金属、アルミニウム系金属、黄銅などを含む銅系金属などを材料で形成される。
サポート板45は、平板部分から起立した起立部47、48を有する。起立部47は、リードスクリュー44の先端を保持する。起立部48は、モータ43近傍にてリードスクリュー44を保持する。起立部47、48は、例えば、サポート板45の端部が同じ側へ折り曲げられることで形成される。
サポート板45は、孔49a〜49cを有する。孔49aには、フロントハウジング10の凸部22aが嵌め込まれる(図7参照)。孔49bには、フロントハウジング10の凸部22bが嵌め込まれる(図7参照)。孔49cには、ネジ93が挿通される。
本実施形態では、切欠きOP1を介して対向配置されたフロントハウジング10の部分同士をサポート板45で連結する。より具体的には、隅部18と隅部19の夫々に対して、サポート板45を嵌め合いにより固定し、サポート板45を介して隅部18と隅部19間を連結する。これによって、仮にz軸方向の力を受けたとしても、隅部18とサポート板45間の嵌め合い、隅部19とサポート板45間の嵌め合いによって、フロントハウジング10が変形してしまうことを効果的に抑制することができる。つまり、部品点数の増加を伴うことなく、切欠きによって強度低下した筐体の強度を高めることができる。
本実施形態では、フロントハウジング10とサポート板45とを複数個所で固定する。これによって、フロントハウジング10に対するサポート板45の位置精度を効果的に高めることができる。そして、リードスクリュー44の位置精度を高め、3群レンズの移動軌跡に生ずるズレを効果的に低減することができる。
駆動ユニット30の構成は、駆動ユニット40と同様であり、駆動ユニット40と同様の態様にてフロントハウジング10に対して固定される。なお、図5に示すように、サポート板35は、孔39a〜39cを有する。孔39aには、凸部21aが嵌め込まれる。孔39bには、凸部21bが嵌め込まれる。孔39cには、ネジ92が挿通される。
フロントハウジング10とリアハウジング80とは、上述の説明と同様の凸凹間の嵌め合いによって高精度に位置決めされる。凸部25aは、リアハウジング80の凹部に対して嵌め込まれる。同様に、凸部25bは、リアハウジング80の凹部に対して嵌め込まれる。凹部25cには、リアハウジング80の凸部が嵌め込まれる。同様に、凹部25dには、リアハウジング80の凸部が嵌め込まれる。
図3乃至図7から明らかなように、本実施形態では、サポート板35、45がフロントハウジング10に対してネジ固定されたとき、フロントハウジング10の上側壁部14、サポート板35、フロントハウジング10の下側壁部15、及びサポート板44が連続し、フロントハウジング10に箱状の部分が形成される。これによって、フロントハウジング10の強度を効果的に高めることができる。なお、サポート板35、45は、フロントハウジング10の外側面に対して面一となり、カメラモジュール100の筐体の外側面を構成している。
図8に示すように、フロントハウジング10とリアハウジング80間の連結によって、空間SP1が形成される。空間SP1は、フロントハウジング10に設けられた切欠きOP1とリアハウジング80に設けられた切欠きOP3とが連結することにより形成される。
空間SP1は、サポート板35に対応して設けられている。フロントハウジング10に対してサポート板35をネジ固定したとき、リードスクリュー34はフロントハウジング10内へ空間SP1を介して配置される。
図9に示すように、フロントハウジング10とリアハウジング80間の連結によって、空間SP2が形成される。空間SP1は、フロントハウジング10に設けられた切欠きOP2とリアハウジング80に設けられた切欠きOP4とが連結することにより形成される。
空間SP2は、サポート板45に対応して設けられている。フロントハウジング10に対してサポート板45をネジ固定したとき、リードスクリュー44はフロントハウジング10及びリアハウジング80内に空間SP2を介して配置される。
図8及び図9から明らかなように、フロントハウジング10のみではなく、リアハウジング80に対しても切欠きが設けられている。リアハウジング80に設ける切欠きのx軸に沿う長さが長くなると、フロントハウジング10の場合と同様にして、リアハウジング80の強度が低下してしまう。
本実施形態では、図4から明らかなように、サポート板45は、フロントハウジング10に対して3箇所で固定されたとき、同時に、リアハウジング80の側面も構成し、リアハウジング80に設けられた切欠きOP4を覆い隠す。これによって、切欠きによって強度低下したリアハウジング80の強度を効果的に高めることができる。なお、リアハウジング80には、サポート板45の起立部48とモータ43を受け入れる構造が設けられている。
図10に示すように、フロントハウジング10の上面に設けられた収納空間に対してフォトインタラプタ90が嵌め込まれる。同様に、リアハウジング80の上面に設けられた収納空間に対してフォトインタラプタ91が嵌め込まれる。ハウジング内にフォトインタラプタを配置するのではなく、ハウジングに対してフォトインタラプタを埋め込むことによって、カメラモジュール100の小型化を図ることができる。
図10に示すように、凸部22a、22bは、フロントハウジング10とリアハウジング80の側面から構成される凹部から突出しない。また、凸部21aも同様に、フロントハウジング10とリアハウジング80の側面から構成される凹部から突出しない。これによって、落下、衝突等により外部から加わる力によって、凸部が欠けてしまうことを抑制することができる。
図11に示すように、リアハウジング80は、フロントハウジング10から離間する順に、幅W1、幅W2、幅W3と変化する部分を有する。フロントハウジング10に近い部分を幅広とすることによって、フロントハウジング10とリアハウジング80間の当接範囲を広くし、両者をより強固に連結することが可能になる。リアハウジング80を幅W1から幅W2へ幅狭にすることによって、モータ33の収容部をリアハウジング80に対して設けることができる。リアハウジング80を幅W2から幅W3へ幅狭にすることによって、モータ43の収容部をリアハウジング80に対して設けることができる。このような構成を採用することによって、カメラモジュール100を効果的に小型化することができる。
図12に示すように、駆動ユニット30、40が取り付けられていないカメラモジュール100を後方から見ると、ラック67、68が見える。なお、ラックは、ナットと呼ばれることもある。
図1を参照して、ラック67、68について概略的な説明する。ラック67は、レンズホルダ60に対してネジ96により固定されている。ラック67のU字状部分の内周面には、x軸方向に沿って延在する螺旋状のネジ溝が形成されている。ラック67のネジ溝とリードスクリュー34のネジ溝とが噛み合うことによって、レンズホルダ60とリードスクリュー34とが係合する。レンズホルダ60は、リードスクリュー34の回転に応じて、x軸に沿って変位する。
ラック68は、レンズホルダ70に対してネジ97により固定されている。ラック68のU字状部分の内周面には、x軸方向に沿って延在する螺旋状のネジ溝が形成されている。ラック67のネジ溝とリードスクリュー34のネジ溝とが噛み合うことによって、レンズホルダ60とリードスクリュー34とが係合する。レンズホルダ60は、リードスクリュー34の回転に応じて、x軸に沿って変位する。
図13に模式的に示すように、リードスクリュー34に対してラック67を係合することで送り機構が完成する。図13に示すように、ラック67は、基部67a及び挟持部67bを有する。基部67aは、レンズホルダ60に対してネジ96で固定される。なお、レンズホルダ60に対してラック67が回動可能な状態となるように、レンズホルダ60に対してラック67を設けると良い。これにより、リードスクリュー34の回転時にレンズホルダ60に伝達する振動を低減することができる。挟持部67bは、リードスクリュー34を挟持する部分である。挟持部67bは、zy平面にてU字状の形状を有する。上述のように、リードスクリュー34とラック67とは螺合している。リードスクリュー34、ラック67に関する説明は、リードスクリュー44、ラック68の場合にも同様に当てはまる。
図14及び図15に示すように、ラック67は、レンズホルダ60の左上隅に設けられる。ラック68は、レンズホルダ70の右下隅に設けられる。ラック67はレンズホルダ60の左側に配置され、ラック68はレンズホルダ70の右側に配置される。
なお、図14及び図15では、フロントハウジング10、リアハウジング80の図示が省略されているが、ガイドレール50、51夫々は、フロントハウジング10とリアハウジング80間に支持されているものとする。具体的には、ガイドレール50の一端は、フロントハウジング10の凹部に嵌め込まれ、その他端は、リアハウジング80の凹部に嵌め込まれる。同様に、ガイドレール51の一端は、フロントハウジング10の凹部に嵌め込まれ、その他端は、リアハウジング80の凹部に嵌め込まれる。なお、フロントハウジング10に対するガイドレール50の固定位置は、下側壁部15近傍に配置されている。フロントハウジング10に対するガイドレール51の固定位置は、上側壁部14近傍に配置されている。
図14及び図15に示すように、レンズホルダ60は、円筒部61、鉤部62、及び突片部63を有する。レンズホルダ60は、レンズ4を保持する。レンズホルダ60は、x軸方向を厚みとする平板部材である。
円筒部61は、レンズホルダ60の左下隅に設けられている。円筒部61は、x軸方向を長手方向とし、ガイドレール50が挿通される。円筒部61に対してガイドレール50を挿通することによって、ガイドレール50とレンズホルダ60とが係合する。レンズホルダ60は、ガイドレール50に案内されることによって、x軸方向に沿って安定して変位することが可能になる。円筒部61の高さ(x軸に沿う幅)をレンズホルダ60の平板部分の厚み(x軸に沿う幅)よりも厚くすることによって、レンズホルダ60の位置安定性を効果的に向上することができる。
鉤部62は、レンズホルダ60の右上隅に設けられている。鉤部62は、レンズホルダ60の平板部分に窪みを形成することで構成される。鉤部62は、ガイドレール51を受け入れるU字状部分を有する。ガイドレール51に対して鉤部62を引っ掛けることによって、ガイドレール51に対してレンズホルダ60が係合する。レンズホルダ60は、ガイドレール51に案内されることによって、x軸方向に沿って安定して変位することが可能になる。
突片部63は、y軸方向を厚みとする平板状の部分であり、レンズホルダ60の上側面に対して設けられている。フォトインタラプタ90が有する溝へ突片部63が進入することによって、レンズホルダ60の位置を検出することが可能になる。
図14及び図15に示すように、レンズホルダ70は、円筒部71、鉤部72、突片部73、及び円筒部74を有する。レンズホルダ70は、x軸方向を厚みとする平板状部材である。レンズホルダ70は、レンズ5〜7を円筒部74で保持する。
円筒部71は、レンズホルダ70の右上隅に設けられている。円筒部71は、x軸方向を長手方向とし、ガイドレール51が挿通される。円筒部71に対してガイドレール51を挿通することによって、ガイドレール51とレンズホルダ70とが係合する。レンズホルダ70は、ガイドレール51に案内されることによって、x軸方向に沿って安定して変位することが可能になる。円筒部71の高さ(x軸に沿う幅)をレンズホルダ70の平板部分の厚み(x軸に沿う幅)よりも厚くすることによって、レンズホルダ70の位置安定性を効果的に向上することができる。
鉤部72は、レンズホルダ70の左下隅に設けられている。鉤部72は、起立部72a、及び平板部72bを有する。起立部72aは、レンズホルダ70の本体部分からレンズホルダ60から離間する方向へx軸に沿って延在する。平板部72bは、起立部72aの先端部分に連結する。鉤部72は、ガイドレール50を受け入れるU字状部分を平板部72bに有する。ガイドレール50に対して鉤部72を引っ掛けることによって、ガイドレール50に対してレンズホルダ70が係合する。レンズホルダ70は、ガイドレール50に案内されることによって、x軸方向に沿って安定して変位することが可能になる。
本実施形態では、レンズホルダ70の平板部分から見て、ガイドレール50に対して鉤部72が係合する位置をレンズホルダ60から離間した位置に設定する。これによって、レンズホルダ60に対して円筒部61を設ける場合であっても、レンズホルダ70の可動範囲を十分に確保することが可能になる。また、第2レンズ群と第3レンズ群間を十分に近接させることが可能になる。
突片部73は、y軸方向を厚みとする平板状の部分であり、レンズホルダ70の上側面に対して設けられている。フォトインタラプタ91が有する溝へ突片部73が進入することによって、レンズホルダ70の位置を検出することが可能になる。円筒部74は、第3群のレンズを保持する。
図14及び図15から明らかなように、本実施形態では、ガイドレール50をフロントハウジング10の下側壁部15に対して近接配置し、ガイドレール51をフロントハウジング10の上側壁部14に対して近接配置し、レンズホルダ60を介して両者を係合させる。これによって、上側壁部14と下側壁部15間に梁をかけたような構造をフロントハウジング10内に設けることができ、フロントハウジング10の強度を効果的に高めることができる。
図16に示すように、ラック67は、リードスクリュー34の回転に応じて、x軸に沿って範囲R1内を移動する。ラック68は、リードスクリュー44の回転に応じて、x軸に沿って範囲R2内を移動する。ラック67の移動に同調して、レンズホルダ60は移動する。ラック68の移動に同調して、レンズホルダ70は移動する。レンズホルダ60は、ガイドレール50、51により位置規制された状態でx軸に沿って移動する。従って、レンズホルダ60の位置精度が振動により劣化することは効果的に抑制されている。レンズホルダ70についても同様である。
図17に示すように、サポート板35のx軸に沿う幅は、幅W10、幅W11、幅W12と変化する。幅W11に対して幅W10及び幅W12を狭く設定することによって、フロントハウジング10の角部の肉厚を厚くし、その強度を高めることができる。
図18に示すように、サポート板45のx軸に沿う幅は、幅W13、幅W14、幅W15と変化する。幅W14に対して幅W13及び幅W15を狭く設定することによって、フロントハウジング10の角部の肉厚を厚くし、その強度を高めることができる。
図19から明らかなように、サポート板35におけるリードスクリュー34の取付位置は、サポート板45におけるリードスクリュー44の取付位置とは異なる。換言すると、サポート板35に対する起立部37のz軸方向上の位置は、サポート板45に対する起立部47のz軸方向上の位置とは異なる。これによって、一組のサポート板に対して同様にリードスクリューを配置する場合と比較して、カメラモジュール100内の筐体の空間利用の自由度を高めることができる。
また、図19から明らかなように、本実施形態では、リードスクリュー間にレンズホルダを配置する構成を採用する。これによって、カメラモジュール100の小型化を図ることができる。
図20に示すように、突片部63は、フォトインタラプタ90の溝を通過可能な位置に設けられる。同様に、突片部73は、フォトインタラプタ91の溝を通過可能な位置に設けられる。フォトインタラプタ90は、溝(検出空間)を介して対向配置されたLED(Light Emitting Diode)、PD(Photo Diode)を有する。LEDから出射された光をPDで受光することで、溝内に物体が存在しないことが検出される。PDで検出される光量が閾値以下となる場合には、溝内に物体が存在することが検出される。
図21に示すように、不図示のフロントハウジング10に対してレンズ1、プリズム2夫々が収納されたとき、レンズ1はプリズム2上に積層された状態となる。これよって、カメラモジュール100の低背化を効果的に図ることができる。
図22に、カメラモジュール100が内蔵されたコンパクトカメラ(電子機器)200を示す。コンパクトカメラ200は、オートフォーカス機能、ズーム機能を有する。コンパクトカメラ200は、カメラモジュール100から出力される画像データを内蔵するメモリに蓄積する。
図23に、コンパクトカメラ200の概略的なシステム構成を示す。コンパクトカメラ200は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、入力部304、バス305、I/F306、メモリカード307、カメラコントローラ308、カメラモジュール309、画像表示コントローラ310、及びLCD(Liquid Crystal Display)311を有する。カメラモジュール309は、カメラモジュール100に相当する。
ROM302は、プログラムを格納する。CPU301は、ROM302に格納されたプログラムを実行する。CPU301は、プログラムの実行に伴って、その他の機能部を制御する。
カメラコントローラ308は、CPU301からの指令に応じて、カメラモジュール309を制御する。カメラコントローラ308は、イメージセンサ89に対して撮像の開始を指示する。カメラコントローラ308は、モータ33、34に対してリードスクリュー34、44夫々の回転を指示する。
例えば、カメラコントローラ308は、モータ33に対して電力を供給し、リードスクリュー34を回転させる。リードスクリュー34の回転に応じて、リードスクリュー34に螺合したラック67が前方又は後方へ移動する。ラック67はレンズホルダ60に対してネジ止めされているため、ラック67の移動に同調してレンズホルダ60も移動する。このようにしてレンズホルダ60は前方又は後方へ移動する。なお、オートフォーカス、ズーミング等の具体的な動作は周知技術のため、それらの説明は省略する。
画像表示コントローラ310は、バス305を介して伝送される画像データを受信し、その画像を表示するためにLCD311を制御する。LCD311は、画像表示コントローラ310に制御されて所望の画像を表示する。
RAM303は、バス305を介して伝送される画像データを受信し、その画像データを記憶領域に保持する。
メモリカード307は、バス305を介して伝送される画像データを受信し、その画像データを記憶領域に保持する。I/F306は、バス305に対してメモリカード307を接続するインターフェイスである。
入力部304は、コンパクトカメラ200の保持者による指令を受け付け、それ指令に応じた信号を生成し、生成した信号をCPU301へバス305を介して伝送させる。
上述の説明から明らかなように、本実施形態では、切欠きOP1を介して対向配置されたフロントハウジング10の部分同士をサポート板45で連結する。より具体的には、隅部18と隅部19の夫々に対して、サポート板45を嵌め合いにより固定し、サポート板45を介して隅部18と隅部19間を連結する。これによって、仮にz軸方向の力を受けたとしても、隅部18とサポート板45間の嵌め合い、隅部19とサポート板45間の嵌め合いによって、フロントハウジング10が変形してしまうことを効果的に抑制することができる。すなわち、部品点数の増加を伴うことなく、切欠きによって強度低下した筐体の強度を高めることができる。
また、本実施形態では、フロントハウジング10とサポート板45とを複数個所で固定する。これによって、フロントハウジング10に対するサポート板45の位置精度を効果的に高めることができる。そして、リードスクリュー44の位置精度を高め、3群レンズの移動軌跡に生ずるズレを効果的に低減することができる。
また、本実施形態では、サポート板35、45がフロントハウジング10に対してネジ固定されたとき、フロントハウジング10の上側壁部14、サポート板35、フロントハウジング10の下側壁部15、及びサポート板44が連続し、フロントハウジング10に箱状の部分が形成される。これによって、フロントハウジング10の強度を効果的に高めることができる。さらにカメラ本体200への接合時にもサポート板とねじ止めあるいは粘着することで、カメラモジュール100を変形させずに結合できる。
また、本実施形態では、リードスクリューの延在方向に交差する方向におけるサポート板の幅を、同方向における筐体の幅と実質的に一致させる。これによって、カメラモジュール100の強度を効果的に高めることができる。なお、この点は、筐体に対して切欠きを設けない場合にも有効である。従って、本願には、次の発明も包含されている。駆動源で生じる駆動力に応じて回転する回転軸と、前記回転軸が回転可能な状態で前記回転軸を保持する保持板と、前記回転軸の回転に応じて前記回転軸の延在方向に沿って移動する被駆動部材と、前記保持板が固定され、かつ前記被駆動部材を収納する筐体と、を備える駆動装置であって、前記回転軸の延在方向に交差する方向における前記保持部材の幅は、同方向における前記筐体の幅と実質的に一致する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。レンズホルダ以外の部材を被駆動部材として採用しても良い。筐体の具体的な構造は任意である。切欠きの具体的な形状は任意である。フロントハウジングの側面の全体に対して切欠きを設けても良い。フロントハウジングに対して保持部材を固定する箇所は任意である。また、今回の実施例ではy方向の両側面に切欠きを設け、サポート板を設けたが、上側面、下側面に切欠きを設け、サポート板を設けることも可能である。この場合ハウジングの上面、下面を薄肉化することができ、これによりカメラモジュールの低背化が可能となり、カメラの薄型化が実現できる。
100 カメラモジュール
10 フロントハウジング
1 レンズ
2 プリズム
3〜8 レンズ
9 IRカットフィルタ

30 駆動ユニット
33 モータ
34 リードスクリュー
35 サポート板

40 駆動ユニット
43 モータ
44 リードスクリュー
45 サポート板

50 ガイドレール
51 ガイドレール

60 レンズホルダ

67、68 ラック

70 レンズホルダ

80 リアハウジング
88 イメージセンサホルダ
89 イメージセンサ

90、91 フォトインタラプタ

92〜97 ネジ

11 受け部
12 受け部
13 隔壁
14 上側壁部
15 下側壁部
16〜19 隅部
26a 受け部
26b 受け部

37、38 起立部
39a〜39c 孔

47、48 起立部
49a〜49c 孔

61 円筒部
62 鉤部
63 突片部

71 円筒部
72 鉤部
72a 起立部
72b 平板部
73 突片部

Claims (14)

  1. 第1及び第2収容部が連結して構成される筐体と、
    駆動源で生じる駆動力に応じて回転する第1回転軸と、
    前記筐体に対して固定され、前記第1回転軸が回転可能な状態で前記第1回転軸を保持する第1保持部材と、
    前記筐体内に配置され、前記第1回転軸の回転に応じて前記第1回転軸の延在方向に沿って移動する第1被駆動部材と、
    を備える駆動装置であって、
    前記第1収容部には、前記第1回転軸の延在方向に沿って延在する第1切欠きが設けられており、
    前記第1保持部材は、前記第1切欠きの延在方向に対して交差する方向において、前記第1切欠きを挟んで対向している前記第1収容部の部分同士を互いに連結する、駆動装置。
  2. 前記第1回転軸の延在方向に交差する方向における前記第1保持部材の幅は、同方向における前記筐体の幅に対して実質的に一致することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1保持部材は、構造的な嵌め合いによって前記第1収容部に対して固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
  4. 前記第1切欠きを挟んで対向している前記第1収容部の前記部分夫々において、前記第1保持部材と前記第1収容部とは構造的に嵌めあわされていることを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
  5. 前記第1切欠きは、前記第1保持部材によって実質的に覆われていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の駆動装置。
  6. 前記第1保持部材は、ネジによって前記第1収容部に対して固定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の駆動装置。
  7. 前記第1保持部材は、少なくとも前記第1回転軸の先端近傍において、前記第1回転軸を保持することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の駆動装置。
  8. 駆動源で生じる駆動力に応じて回転する第2回転軸と、
    前記筐体に対して固定され、前記第2回転軸が回転可能な状態で前記第2回転軸を保持する第2保持部材と、
    前記筐体内に配置され、前記第2回転軸の回転に応じて前記第2回転軸の延在方向に沿って移動する第2被駆動部材と、
    を更に備え、
    少なくとも前記第1収容部には、前記第2回転軸の延在方向に沿って延在する第2切欠きが設けられており、
    前記第2保持部材は、前記第2切欠きの延在方向に対して交差する方向において、前記第2切欠きを挟んで対向している前記第1収容部の部分同士を互いに連結することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の駆動装置。
  9. 前記第2収容部には、前記第1及び第2収容部間の前記第2被駆動部材の移動を許容する第3切欠きが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の駆動装置。
  10. 前記第2被駆動部材の移動範囲は、前記第1被駆動部材の移動範囲よりも広いことを特徴とする請求項9に記載の駆動装置。
  11. 前記第1被駆動部材は、レンズを保持したレンズホルダであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の駆動装置。
  12. 請求項11に記載の駆動装置と、
    前記レンズを介して入力する像を撮像する撮像手段と、
    を備えることを特徴とする画像取得装置。
  13. 請求項12に記載の画像取得装置を備える電子機器。
  14. 第1及び第2収容部が連結して構成される筐体に対して、駆動源で生じる駆動力に応じて回転する回転軸を回転可能に保持する保持部材が固定されており、前記回転軸の回転に応じて前記回転軸の延在方向に沿って移動する被駆動部材が前記筐体内に配置された駆動装置であって、
    前記第1収容部には、前記回転軸の延在方向に沿って延在する切欠きが設けられており、
    前記保持部材は、前記切欠きの延在方向に対して交差する方向において、前記切欠きを挟んで対向している前記第1収容部の部分同士を互いに連結する、駆動装置。
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