JP2007328079A - カメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】オートフォーカス(AF)機能やズーム機能を組み込んだ小型カメラモジュールに用いられる駆動用モータ38やセンサ16、及び、こういった駆動用モータ38やセンサ16に電力を送ったり信号を送るためのフレキシブル基板40を、簡単、安価な構成で組み立てに際しても工数や凝固時間などを要さずに精度良く固定し、かつ、フレキシブル基板40が何かに引っかかっても駆動用モータ38やセンサ16との接続部が容易に剥離したりしないようにしたカメラモジュールを提供することが課題である。
【解決手段】駆動用モータ38における、レンズ駆動機構に駆動力を伝えるギア38aが設けられた側の第1の端面を、カメラモジュールのモータベース41に設けられた支持面部41aで支持し、第1の端面とは逆側となる第2の端面を、支持面部41a側に付勢するようモータベース41に設けられた複数の係合部で固定された駆動源押さえ部材42により付勢して固定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラモジュールに関し、特に、小型軽量で組み立ての極めて容易なカメラモジュールに関するものである。
携帯電話などの携帯端末に使われるカメラモジュールは、携帯端末そのものが小型化、軽量化を要求されているため、必然的に小型化が望まれている。しかも、最近はこういった携帯端末用カメラモジュールにおいても、オートフォーカス(AF)機能やズーム機能を要求され、フォーカス用やズーム用に2つのモータを備えたものもある。しかしながら、こういった小型のカメラモジュールに使われるモータは、必然的に非常に小型のモータを用いる必要があるが、小型のモータは、精度良くカメラモジュールに固定することが難しいといった問題がある。
また、こういった小型のカメラモジュールに於いては、配線も通常の撚り線などを使うと配線部材の径がカメラモジュールの小型化の障害となるため、モータへの電源供給線や、ズームレンズやオートフォーカス用レンズの移動量を検出するためのセンサなどの信号線は、一般的にフレキシブル基板が用いられる。そしてこれらフレキシブル基板も、外部に引き出した部分が何かに引っかかって引っ張られ、モータやセンサとの接続部が剥がれてしまったりしないよう、固定する必要がある。
モータの固定については例えば特許文献1に、レーザプリンタ等に用いられる光偏光器用モータを電気回路基板と一体化し、モータをモータ保持部材に取り付けるビスを用い、モータに取り付けられた回転多面鏡を覆うようにしてミラーカバーを取り付けることが示されているが、携帯端末に使われるカメラモジュール用小型モータは外径が5mm以下といった場合もあり、このように固定用のネジ孔を設け、ネジ止めして固定するといったことが困難である。そのため、例えばモータ外周に取り付け部材である巻き板を巻き付け、この巻き板を本体に固定して取り付けるといったことも行われているが、こういった方法では、モータの取付位置や傾き精度を良くすることが困難であり、カメラモジュールにおける駆動用モータを取り付ける方法としては精度的に問題がある。
そのため本願出願人は、本願出願人の出願になる特許文献2において、その概略を図11に示したように、筐体を構成する筐体の一壁面241にレンズ移動機構を駆動する駆動源であるモータ238を当接させて位置決めを行う駆動源位置決め部を設けた開口部241aと、他の壁面に、レンズ移動機構を構成する円筒カムの回動位置または回動角度、もしくは回動量等を検出するセンサ取付用開口241fとを設けたカメラモジュールを提案した。
この図11は、特許文献2に示されたカメラモジュールにおける、光学レンズ群を駆動するモータ238と光学レンズ群の移動量を検出する光学センサ216を固定する方法を説明するための図で、(A)は光学レンズ群を駆動するモータ238と光学レンズ群の移動量を検出する光学センサ216、及びそれらに電源を供給したり信号を受けるためのフレキシブル基板240を示した図、(B)はカメラモジュールの筐体に設けられた切り欠き部242にモータ238を接着により固定した状態を示した図、(C)は光学センサ216を接着により固定した状態を示した図である。
図中、238は光学レンズ群を光軸方向に移動させるための駆動用モータ、239はフレキシブル基板240から駆動用モータ238に電源を供給するための端子である。光学レンズ群を光軸方向に移動させるための駆動用モータ238には、その電源供給端子239にフレキシブル基板240における2股に別れたモータ接続側240aが接続され、モータ軸にはギア238aが取り付けられる。そして駆動用モータ238は、カメラモジュールの筐体241に設けられたモータ支持面部241aの開口孔部241bに、ギア238aが挿入されて載置される。
一方、光学レンズ群の移動量を検出する光学センサ216は、フレキシブル基板240における2股に別れたセンサ取り付け側240bに取り付けられ、図11(B)に、241cで示した筐体241における一側壁に設けられた光学センサ取り付け開口(切り欠き部)241fに取り付けられる。そして、図示していないカム体に設けられた基準線を検出し、カム体の原点、及び回動位置または回動角度、若しくは回動量等を検出して光学レンズ群の位置決め検出できるようになっている。なお、光学センサ取り付け開口241fに周囲に設けられた241eは、フレキシブル基板240におけるセンサ取り付け側240bを接着するための接着用突起である。
そして駆動用モータ238は、図11(A)の支持面部241aに載置され、筐体241における図11(B)に242で示した切り欠き部の、図中上下方向に延びる周辺縁の内面側に設けられた円柱状面に外周面が当接され、斜線部242aに盛られた接着剤によってしっかりと接着固定される。また光学センサ216は、図11(B)に241fで示した光学センサ取り付け開口(切り欠き部)に挿入され、図11(C)に示したように、光学センサ216を取り付けているフレキシブル基板240におけるセンサ取り付け側240bが、光学センサ取り付け開口241fに設けられた接着用突起241eに接着されて取り付けられる。
特開平5−137308号公報 特開2005−195686号公報
しかしながら特許文献1に記載された装置は、前記したようにレーザプリンタ等に用いられる光偏光器用モータで、かなり大きなモータであるのに対し、カメラモジュールに用いられるモータは前記したように5mm程度の大きさのモータであり、この特許文献1の機器のように固定用のネジ孔を設け、ネジ止めして固定するといったことが困難である。また特許文献2に示された装置は、駆動用モータ238と光学センサ216の固定に接着剤を用いているため、その接着剤の塗布のためにカメラモジュールの生産工程が1工程多くなり、また、接着剤の凝固に時間を要するために生産性が悪くなる。さらに、モータ側面を接着してモータの位置決めをしているため、モータは一面支持となり、モータの位置精度に課題が残る。
上記事情に鑑み本発明は、オートフォーカス(AF)機能やズーム機能を組み込んだ小型カメラモジュールに用いられるモータやセンサ、及び、こういったモータやセンサに電力を送ったり信号を送るためのフレキシブル基板を、簡単、安価な構成で組み立てに際しても工数や凝固時間などを要さずに精度良く固定し、かつ、フレキシブル基板が何かに引っかかってもモータやセンサとの接続部が容易に剥離したりしないようにしたカメラモジュールを提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明におけるカメラモジュールは、
光軸方向に移動してズーミング及び/又はオートフォーカス(AF)を行うレンズ群と、該レンズ群を光軸方向に移動させるレンズ駆動機構と、該レンズ駆動機構を駆動する駆動源と、前記レンズ駆動機構又は前記レンズ群の変位量を検出して前記レンズ群の光軸方向移動量を検出するセンサとを筐体に内包したカメラモジュールにおいて、
前記駆動源は、前記レンズ駆動機構に駆動力を伝える伝達手段が設けられた側の第1の端面を前記筐体に設けられた支持面部で支持され、前記第1の端面とは逆側となる第2の端面を、前記支持面部側に付勢するよう前記筐体に固定された駆動源押さえ部材により付勢されて固定されていることを特徴とする。
一方、前記センサは前記筐体に設けられた開口から前記レンズ駆動機構又は前記レンズ群に対面し、前記駆動源押さえ部材に立設された突起部により、前記センサにおけるレンズ駆動機構又は前記レンズ群とは逆側をレンズ駆動機構又は前記レンズ群側に押圧されて固定されていることを特徴とする。
このように、駆動源とセンサを接着剤を用いずに駆動源押さえ部材で固定することで、組み立てに際しても工数や凝固時間などを要さず、また、駆動源押さえ部材は、筐体に設けられた複数の係合手段で支持面部側に付勢されながら固定され、また、センサは筐体に設けられた開口にレンズ駆動機構側に押されて固定されているから、駆動源とセンサとはしっかり固定され、かつ、構成も非常に簡単であるから、安価にカメラモジュールを提供することができる。
そして、前記駆動源押さえ部材は前記筐体に設けられた複数の係合部で固定され、一の係合部が前記第1の端面と平行な方向に設けられた係合凸部と係合凹部であり、他の係合部が前記駆動源における駆動軸方向に前記駆動源押さえ部材を付勢しながら係止する係止手段とすることで、駆動源は第1の端面と平行な方向に設けられた係合凸部と係合凹部からなる一の係合部を支点とし、他の係合部で駆動源を駆動軸方向に付勢されるから、駆動源は支持面部と前記駆動源押さえ部材とによって二面支持されて位置精度が従来よりも高くなり、また軸心方向に駆動源を支持することで軸心の位置精度も高くなって、簡単な機構で確実に駆動源を固定することができる。
また、前記駆動源とセンサとは先端が二股にわかれたフレキシブル基板における一端側と他端側に取り付けられ、前記フレキシブル基板における駆動源を取り付けた一端側は前記駆動源押さえ部材で筐体との間に挟まれ、前記センサを取り付けた他端側は、先端が前記筐体に設けられたフレキシブル基板押さえ部に挿入されて、前記センサを取り付けた部分が前記突起部により押圧されることで固定されていることで、フレキシブル基板を部品点数を増やすことなく駆動源やセンサと同様、駆動源押さえ部材でしっかり固定され、検出位置精度も高くなる。
そして、前記駆動源押さえ部材は前記駆動源を押圧する方向に弾性を有して形成され、前記駆動源を設置せずに前記筐体に固定したとき、前記駆動源押さえ部材における第2の端面側から前記筐体に設けられた支持面部までの距離が、前記駆動源における第1の端面から第2の端面までの距離よりも短かくしたことで、駆動源はしっかりと支持面部側に押圧され、固定される。
さらに、前記駆動源押さえ部材は前記駆動源における第2の端面側に設けられた凸部または凹部に係合する押さえ部を有し、該押さえ部が、前記駆動源押さえ部材を固定する一の係合部と他の係合部とを結ぶ線から前記駆動源側に突出して設けられていることで、駆動源押さえ部材が弾性を有していることと相俟って、適度な力で、しかも、駆動源の軸心を正確に位置決めしながら固定することができる。
また、前記レンズ駆動機構は中心が前記レンズ群光軸に平行に設けられ、前記レンズ群を収容したレンズホルダに設けられたカム当接体に当接するカム面により、前記レンズ群を光軸方向に移動させるカム体とすることが本発明の好適な実施形態である。
本発明によれば、オートフォーカス(AF)機能やズーム機能を組み込んでも小型で軽量に構成できるカメラモジュールを提供することができると共に、駆動源やセンサを接着剤を用いずに固定することができるため、カメラモジュールの生産工程を一工程削減でき、従来よりもカメラモジュールの生産能力を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図10は、実施形態になるカメラモジュールを2方向から見た外観斜視図で、このカメラモジュールは、光学レンズ群12やこの光学レンズ群を光軸方向に移動させるためのレンズ駆動機構たるカム体などを収容した筐体21、カム体を駆動する駆動用モータとカム体の原点や回転量などを検出するセンサを組み込んだモータベース41、撮像用にCCD等の撮像素子を組み込んだ基板15などで構成され、モータベース41へは電源や信号の送受のために、二股に分かれたフレキシブル基板40における一端側40dがカム体を駆動する駆動用モータへ、他端側40bがセンサへ接続されて、このカメラモジュールを収容する携帯端末などに接続される。なお、この図10に於いて、40aは、駆動用モータとセンサを固定するための駆動源押さえ部材に設けられた突起42aを挿通させる孔部、41gはモータベース41に設けられた係止孔で、駆動源押さえ部材に設けられた突起42gを係止する。また、41hはフレキシブル基板40における他端側40bの先端部40cを固定するフレキシブル基板押さえ部であり、これらについては図1に基づき詳述する。
最初に図1を用い、実施形態になるカメラモジュールを簡単に説明すると、図1は、実施形態になるカメラモジュールにおける駆動源としてのモータ38と、レンズ駆動機構の変位量を検出し、光学レンズ群の光軸方向移動量を検出するセンサ16とを固定するための機構の分解図であり、図中38はズーミングやオートフォーカス(AF)を行うレンズ群(図1には図示せず)を、光軸方向に移動させるレンズ駆動機構(図1には図示せず)を駆動する例えばステッピングモータ等を用いた駆動用モータ(駆動源)であり、16は、このレンズ駆動機構の変位量(回転など)を検出して前記レンズ群の光軸方向移動量を検出するセンサである。なお、以下の説明では、センサ16によってレンズ駆動機構の変位量(回転など)を検出し、その変位量をレンズ群の光軸方向移動量に換算してレンズ群の移動量を検出する場合を例に説明するが、センサ16により、直接、レンズ群の移動量を検出するように構成しても良いことは勿論である。
駆動用モータ(駆動源)38のモータ駆動軸38e(図1には図示せず)には駆動力伝達手段である38aで示したギアが取り付けられ、レンズ駆動機構に駆動力が伝えられる。また、駆動用モータ38は、モータベース41に設けられた開口孔部41bにギア38a、及びモータ軸受部38f(図2参照)が挿入され、この開口孔部41bの周囲に設けられた駆動用モータ38の位置決め支持面部41aにモータ駆動軸側端面が載置されて、42で示した駆動源押さえ部材42によって固定される。一方センサ16は、フレキシブル基板の他端側40bの先端部40cが、同じくモータベース41の側壁41cに設けられたフレキシブル基板押さえ部41hで固定され、センサ16がそれを収容する側壁41cに設けられた開口(切り欠き部)41fに挿入されて、後で詳述するようにこの他端側40bに設けられた孔部40aに、駆動源押さえ部材42に設けられた突起部42aが通されて抜け止めされると共に、この突起部42aがフレキシブル基板の他端側40bをセンサ16側に押圧することで固定される。
駆動源押さえ部材42は、モータ押さえ部42cに設けられたU字状のモータ位置決め孔部42dに、駆動用モータ38のギア38aが取り付けられた端面とは逆側の端面38dに設けられた凸部38bを嵌合させ、この図1には図示されていない係合部としての突起42g(図3参照)を、モータベース41の壁部に設けられた係止孔41gに挿入する。そして、突起42gとは逆側に設けられた孔部42bに、モータベース41に設けられた係止手段である係止爪部41eを挿入して係止することで、モータベース41と駆動源押さえ部材42との間にフレキシブル基板の一端側40dを挟んで固定される。
このように駆動用モータ38とセンサ16との取り付け構造を構成することにより、接着剤を用いずに駆動用モータ38とセンサ16とを固定できるから、組み立てに際しても工数や凝固時間などが必要なくなる。また、駆動源押さえ部材42は、モータベース41の壁部に設けられた係止孔41gと係合する突起42gとモータベース41に設けられた係止爪部41eとで、位置決め支持面部41a側に付勢されながら固定され、また、センサ16はモータベース41に設けられた開口41fにレンズ駆動機構側に押されて固定されるから、駆動用モータ38とセンサ16とはしっかり固定され、かつ、構成も非常に簡単であるから、安価にカメラモジュールを提供することができる。
以上が本実施形態のカメラモジュールにおける駆動用モータ38とセンサ16の固定機構の概略であるが、これら駆動用モータ38やセンサ16と、カメラモジュールを構成するレンズ群やレンズ駆動機構との関係を理解するため、以下、図7、図8、図9を用い、実施形態のカメラモジュールを構成するレンズ群やレンズ駆動機構について説明する。
図7は実施形態になるカメラモジュールを構成するレンズ群を収容したレンズ体31、32とレンズ駆動機構たる円筒カム(カム体)30の斜視図、図8は、レンズ体31、32を光軸方向に移動させる際のガイドとなるシャフト26a、26b、円筒カム30に駆動用モータ38からの駆動力を伝えるギア29を、カメラモジュールの筐体に装着する状態を示した斜視図、図9はカメラモジュールの筐体にこれらレンズ体やカム体、ギアなどを組み込んだ状態を示した斜視図である。
図7において、30はカメラモジュールの筐体に組み込まれ、光学レンズ35、36を光軸方向に移動させる、レンズ駆動機構13を構成する円筒カム(カム体)である。この円筒カム30は、金属、樹脂、フッ素を含む樹脂などで略円筒形状に形成され、円筒部30aと、この円筒部30aの外周面に形成された螺旋状体30bとを有しており、この螺旋状体30bには、図中上側に位置する面30cと下側に位置する面30dとが規定されている。このうち、面30cはズーム・フォーカス面として、面30dはズーム面として用いられ、更に下端には、カメラモジュールの筐体の外縁部に設けられたカム載置部27(図8参照)の軸受け部に挿入する、挿入端30eを備えている。なお、図示はしていないが円筒カム30の円筒部30aには、図中上下方向に延びて、例えば円筒部30aの外周面とその色が異なる基準線が形成され、前記図1に41fで示した開口から円筒カム30に対面しているセンサ16により、この基準線が検出されて、円筒カム30の回動位置または回動角度、もしくは回動量等を検出して、光学レンズ系12の基準位置及び基準位置からの移動量が検出される。
31、32は光学レンズ群12を構成する円環状の第1及び第2のレンズ体であり、33、34はこの第1及び第2のレンズ体31及び32のレンズホルダ(レンズ保持部)、33a、33bは、レンズホルダ33の外周面の径方向外側に突出して形成され、このレンズホルダ33の光軸方向移動をガイドするガイド軸たるシャフト26a、26b(図8参照)を挿通させる支持腕部、33cは円筒カム30のカム面30cに当接するカム当接体、34a、34bは支持腕部33a、33bと同様に、レンズホルダ34の光軸方向移動をガイドするガイド軸たるシャフト26a、26bを挿通させるため外周面の径方向外側に突出して形成されている支持腕部、34cは円筒カム30のカム面30dに当接するカム当接体、35、36はレンズホルダ33及び34によって保持されている光学レンズ(光学レンズ群)、37はレンズホルダ33及び34を連結させて互いに引き合う方向に付勢するバネ部材である。
また、このレンズホルダ33、34の光軸方向移動をガイドするガイド軸たるシャフト26bを挿通させる支持腕部33b、34bは、それぞれコの字状に形成され、互いに填るように上側の支持腕部33bのすぐ下に支持腕部34bの上側が、その下に支持腕部33bの下側が、その下に支持腕部34bの下側が来るようにされ、それぞれ一対の支持腕部33b、34bが距離を持てるように構成してある。このようにすることにより、それぞれの支持腕部33b、34bの間隔が大きいから、円筒カム30によって支持腕部33b、34bに光軸方向に移動させる力が加わっても、レンズホルダ33、34の倒れが少なくて済む。
さらに、この支持腕部33b、34bとカム当接体33c、34cが、レンズホルダ33の光軸を中心とする円周上に所定角度を有し、かつ、支持腕部33b、34bとカム当接体33c、34cとが光軸方向に投影してみたとき、少なくとも一部が重なるような位置に配されていることにより、カム当接体33c、34cと支持腕部33b、34bそれぞれのレンズホルダ軸芯からの距離を縮めることができ、カメラモジュールを小型に構成できると共に、円筒カム30によって支持腕部に光軸方向に移動させる力が加わってもレンズホルダの倒れが少なくて済む。また、レンズホルダ軸芯からの距離が短いということは、それだけ強度をもたせることができ、オートフォーカス(AF)機能やズーム機能を組み込んでも、小型で軽量、かつ、強固に構成できるカメラモジュール及びこのカメラモジュールを備えた携帯端末を提供することができる。
この実施形態に於けるカメラモジュールの光学系は一例として2焦点の光学系であり、ズーム面30dは、円筒カム30の回転によって焦点移動用の第2のレンズ体32を所定間隔移動させた後、円筒カム30の回転によっては移動しないようになっている。そしてズーム・フォーカス面30cは、第1のレンズ体31を焦点移動で移動させた後、円筒カム30の回転によってフォーカス用の移動ができるようになっている。そして、円筒カム30及び光学レンズ系12を筐体21に組み込んだ際には、フォーカス面30cにカム当接体33cの下面側が当接し、ズーム面30dにカム当接体34cの上面側が当接することになる。なお、レンズホルダ33及び34は、バネ部材37によって連結されて互いに引き合う方向に付勢され、バックラッシュを吸収するようになっており、また、カメラモジュールの光学系を、2焦点ではなく、連続的に焦点を変化させる、通常のズームレンズとしても良いことは勿論である。
図8は、この図7に示したレンズ体31、32を光軸方向に移動させる際のガイドとなるシャフト26a、26b、円筒カム30に駆動用モータ38の駆動軸に設けたギア38aからの駆動力を伝えるギア群29a〜dを、カメラモジュールの筐体21装着する状態を示した斜視図である。まず図8(A)を参照して、カメラモジュールの筐体21におけるベース部には、レンズ駆動機構である円筒カム30が搭載される搭載部24が形成されており、さらに、開口部22の外縁側においてベース部には、第1及び第2の軸受け部用孔部25a及び25bが約180度の間隔をおいて第1の側壁部21aの切り欠き部11a、11b側に形成され、搭載部24には第3及び第4の孔部25c及び25dが形成されている。
そして図示のように第1〜第4の孔部25a〜25dには、例えばステンレス製の第1〜第4のシャフト26a〜26dの一端が、破線矢印で示すように筐体21の上側から挿入され、またベース部の搭載部24の近傍に、後述する円筒カム30が取り付けられるカム載置部27(カム軸受け)が、ベース部の搭載部24には、筐体と一体に形成されて上方に突出する軸体28が設けられている。これら第1〜第4のシャフト26a〜26dは、符号の順にその長さが短くなっており、第1及び第2のシャフト26a及び26cは、光学レンズ系(図8には示さず)をガイドするガイド部材として用いられる。
第3のシャフト26cには、図8(B)に破線矢印で示すように第1のギア29aが、そして同じく第3のシャフト26cにおける第1のギア29aの上には、第2のギア29bが挿入される。また、第4のシャフト26dには第3のギア29cが挿入され、この第3のギア29cは、第1のギア29aと噛み合う。さらに軸体28には、円筒カム30に駆動力を伝える最終段の第4ギア29dが挿入され、この第4のギア29dは、第1のギア29aと噛み合い、このようにして、第1〜第4のギア29a〜29dが組み込まれると、図8(C)に示す状態となる。すなわち筐体21は、円筒カム30の軸受け部と、駆動源たるモータ38からの駆動力を円筒カム30に伝えるギア29a〜29dを挿通したシャフト26a〜26dの軸受け部とが、一体的に形成されて特別な軸受けを別途設けなくて済むようになっている。
またこのように、最終段のギア29dに駆動力を伝えるギア29a〜29cを挿入するシャフト26c、26dを金属製とすることにより、金属製シャフト26c、26dは回転速度は高いが負荷が小さいため、小径のシャフトを用いることができるから結果として小径のギアを使用でき、装置の小型化を図れる一方、機械的なノイズも小さく押さえることができる。樹脂製とした最終段のギア29dを挿入するシャフト28は、ギア29dの回転速度が遅いから回転に伴う音の発生がなく、また、樹脂製のため、強度を確保するために太くしても軽量で済む利点がある。またここでは、最終段のギア29dのシャフトのみ樹脂製としたが、負荷がかかる最終段に近い個所の複数のギアシャフトを樹脂製としてもよいことは言うまでもない。さらに、この樹脂製のシャフトを筐体と一体に成型したことにより、この場合には、部品点数の削減、シャフト組み込みの工数の削減を図ることができる。
図9は、以上説明してきた図7に示した円筒カム30やレンズ体31、32を図8に示した筐体21に組み込んだ状態を示した斜視図である。これら円筒カム30やレンズ体31、32を筐体21に組み込む際には、まず、筐体21の図上上側から第2のレンズ体32の支持腕部34aを第1のシャフト26aに、支持腕部34bを第2のシャフト26bに挿通させながら組み込み、次に同じく筐体21の上側から、筐体21の外縁部側に設けられたカム載置部27(図8参照)に円筒カム30の挿入端30eを挿入してカム載置部27に円筒カム30を搭載し、ガイド軸26bに近接して配置して円筒カム30のズーム面30dにカム当接体34cが当接するようにする。そして次に筐体21の上側から第1のレンズ体31の支持腕部33aを第1のシャフト26aに、支持腕部33bを第2のシャフト26bに挿通させながら組み込み、カム当接体33cが円筒カム30のズーム・フォーカス面30cに当接するようにし、最後にバネ部材37を第1のレンズ体31、第2のレンズ体32のバネかけ部にかけて互いに引き合う方向に付勢させる。このようにすることにより、第1、第2のレンズ体31、32は、円筒カム30の回転に伴い、ズーム・フォーカス面30c、ズーム面30dに沿って第1と第2のシャフト26a、26bに支えられながら滑らかに移動可能となる。
そして最終的に、図1に示した駆動用モータ38とセンサ16を組み込んだモータベース41をこの筐体21に組み込み、駆動用モータ38に取り付けられたギア38aが、図9に示す第3のギア29c上に配置され、第2のギア29bと噛み合うことでカム体30に駆動力が伝えられて、レンズ群12が光軸方向に移動する、図10に示したようなカメラモジュールとなるわけである。
以下、図1乃至図6を用い、実施形態のカメラモジュールを更に詳細に説明する。図2は先端が二股にわかれたフレキシブル基板40の一端側40dに、駆動用モータ38の取り付け部39における取り付け端子39bを取り付けた状態を、フレキシブル基板40の背面側から見た斜視図、図3は駆動源押さえ部材42の斜視図、図4はモータベース41に、駆動用モータ38を固定する駆動源押さえ部材42を装着した状態の斜視図、図5はフレキシブル基板40の一端側40dに駆動用モータ38を、他端側40bにセンサ16を取り付けてモータベース41に装着し、駆動源押さえ部材42で固定した状態を示した斜視図で、(A)が他端側40bにセンサ16を固定した状態を、(B)が駆動用モータ38を固定した状態を、(C)がセンサ16の開口41fへの固定状態がわかる状態をそれぞれ示している。図6はモータベース41に駆動用モータ38とセンサ16を取り付けたフレキシブル基板40を装着して固定した状態の、(A)が駆動源押さえ部材42側から見た平面図、(B)が駆動用モータ38のギア38aを取り付けた側から見た平面図、(C)はこの図6(B)にA−Aで示した位置における断面図、(D)は同じく図6(B)にB−Bで示した位置における断面図である。
駆動用モータ(駆動源)38とセンサ16とは、図2に詳細を示したように、駆動用モータ38の取り付け部39における取り付け端子39bに、先端が二股にわかれたフレキシブル基板40の一端側40dに駆動用モータ(駆動源)38が取り付けられ、電源を含む駆動信号が供給されるようになっている。また、フレキシブル基板40の他端側40bにはセンサ16が取り付けられ、電源や信号が送受されるようになっていて、一端側40dと他端側40bとは、駆動用モータ38とセンサ16の取り付け位置の差だけ、互いに位相差を持って曲げられて、他端側40bには、孔部40aが設けられている。なお、この図2に於いて38eはモータ駆動軸、38fはモータ38のモータ軸受部、40cはフレキシブル基板40の他端側40bにおける先端部である。
図3を参照して、駆動源押さえ部材42の詳細を示したのが図3である。この駆動源押さえ部材42は、例えばフッ素入りポリカーボネイトのような高弾性樹脂で形成され、モータ押さえ部42cは、モータベース41に設けられた係止孔41gに係合させる突起42gと孔部42bとを結ぶ線から駆動用モータ38側に突出して設けられて、その間に段差42e(図1参照)が設けられている。駆動用モータを押さえるモータ押さえ部42cには、駆動用モータに設けられた凸部38bと嵌合するU字状の孔部42dが設けられ、高弾性樹脂で成形されていることと段差42e(図1も参照)が設けられていることで、適度な強さで駆動用モータ38を固定することができる。また、モータ押さえ部42cの逆側には、フレキシブル基板の他端側40bに設けられた孔部40aに挿入されて、フレキシブル基板の他端側40bとセンサ16とを固定する突起42aが設けられている。
また、駆動源押さえ部材42は、駆動用モータ38を装着せずに突起42gと孔部42bによってモータベース41に固定されたとき、モータ押さえ部42cにおける駆動用モータ38の端面側38dと位置決め支持面部41aとの間の距離が、駆動用モータ38における凸部38bのある端面とギア38aを取り付けた側のモータ軸受部38fのある端面までの距離よりも短くしてあり、これによって駆動用モータ38はしっかりと固定される。なお、以上の説明では、駆動源押さえ部材42におけるモータ押さえ部42cは、駆動用モータ38に設けられた凸部38bと嵌合させるモータ位置決め用のU字状の孔部42dによって駆動用モータ38を固定するように説明したが、逆に駆動用モータ38の端面に凹部を設け、モータ押さえ部42cを凸状として固定するようにしても良いことは勿論である。
図4は、駆動用モータ38を装着するモータベース41に、駆動用モータ38を固定する駆動源押さえ部材42を装着した状態の斜視図であり、このモータベース41には、フレキシブル基板の他端側40bの先端部40cを位置決め固定するフレキシブル基板押さえ部41h、センサ16を挿入する開口(切り欠き部)41f、駆動源押さえ部材42の突起42gを挿入するための係止孔41g、駆動源押さえ部材42の孔部42bを係止して、駆動源押さえ部材42を位置決め支持面部41a側に付勢する係止爪部41eが設けられている。そして、駆動源押さえ部材42の突起42gが、モータベース41の側壁に設けられた係止孔41gに挿入され、突起42gとは逆側に設けられた孔部42bに、モータベース41に設けられた係止手段である係止爪部41eが挿入されて、駆動源押さえ部材42がモータベース41の位置決め支持面部41a側に付勢されながら係止されて固定される。
図5は、図1に示した各構成部品を組み合わせた斜視図であり、駆動用モータ38の取り付け部39における取り付け端子39bにフレキシブル基板40の一端側40dを、センサ16を他端側40bに取り付けた状態でモータベース41に装着し、さらに駆動源押さえ部材42で固定した状態を示している。
まずセンサ16は、図5(C)に示したようにモータベース41に設けられた開口41fに挿入され、前記したようにカム体30と対面する。このセンサ16を取り付けたフレキシブル基板の他端側40bの先端部40cは、図5(A)に示したようにモータベース41に設けられたフレキシブル基板押さえ部41hで固定される。そして駆動源押さえ部材42に設けられた突起42aがフレキシブル基板の他端側40bに設けられた孔部40aから挿入され、他端側40bとセンサ16を押圧して固定する。なお、前記したようにセンサ16は、レンズ駆動機構たる円筒カム30の回転量を検出することでレンズ群の移動量を検出するだけでなく、直接、レンズ群を収容したレンズホルダ33、34(図7参照)の移動量を検出するように構成しても良いことは勿論であり、この場合は、センサ16をレンズホルダ33、34を検出できる位置に同様に固定する。
また、駆動用モータ38は、前記して図5(B)に示したように、モータベース41に設けられた開口孔部41bにギア38a、及びモータ軸受部38fが挿入されて位置決め支持面部41a(これらは図5には図示せず)に載置され、駆動源押さえ部材42によって固定される。この固定は、何度か記したように、駆動源押さえ部材42の突起42gがモータベース41の側壁に設けられた係止孔41gに挿入され、突起42gとは逆側に設けられた孔部42bに、モータベース41に設けられた係止手段である係止爪部41eが挿入されて、駆動源押さえ部材42がモータベース41の位置決め支持面部41a側に付勢されながら係止されて行われる。
以上説明してきたように実施形態になるカメラモジュールは、駆動用モータ38とセンサ16とが接着剤を用いずにモータベース41に固定されるわけであるが、この固定部分を更に詳細に示したのが図6である。この図6は、モータベース41に駆動用モータ38とセンサ16を取り付けたフレキシブル基板40を装着して固定した状態の、(A)が駆動源押さえ部材42側から見た平面図、(B)が駆動用モータ38のギア38aを取り付けた側から見た平面図であり、上記したように、駆動用モータ38とセンサ16の固定状態がわかるように、図6(B)にA−Aで示した位置における断面図を図6(C)に、同じく図6(B)にB−Bで示した位置における断面図を図6(D)に示した。
前記したように、センサ16は図6(B)、(C)に41fで示したモータベース41に設けられた開口に挿入され、センサ16を取り付けたフレキシブル基板の他端側40bにおける先端部40cが、フレキシブル基板押さえ部41hで固定されると共に、フレキシブル基板40の他端側40bに設けられた孔部40aを通して挿入された、駆動源押さえ部材42の42aで示した突起で押圧されて抜け止めと固定がなされている。
また駆動用モータ38は図6(A)、(D)に示したように、フレキシブル基板の一端側40dが取り付け部39における取り付け端子39bに取り付けられ、ギア38aが取り付けられたモータ駆動軸38e側は、モータ軸受部38fが開口孔部41bに嵌合された状態で端面38cが、モータベース41の位置決め支持面部41aに載置されて、逆側の端面38dに設けられた凸部38bを駆動源押さえ部材42のモータ押さえ部42cが押圧して固定している。なお、フレキシブル基板の一端側40dは、図6(D)に示したように、駆動源押さえ部材42とモータベース41に挟まれて保持されている。
このようにカメラモジュールにおける駆動用モータ38とセンサ16を接着剤を用いずに駆動源押さえ部材42で固定することで、組み立てに際しても工数や凝固時間などを要さず、また、駆動源押さえ部材42は、壁部に設けられた係止部と係合する係合部と筐体に設けられた係止手段とで、支持面部側に付勢されながら固定され、また、センサ16はモータベース41に設けられた開口41fにレンズ駆動機構側に押されて固定されているから、駆動用モータ38とセンサ16とはしっかり固定され、かつ、構成も非常に簡単であるから、安価にカメラモジュールを提供することができる。
また、駆動用モータ38を固定する駆動源押さえ部材42を、センサ16を取り付けたフレキシブル基板40bを支持するためにも使用することで、センサ16は接着剤を用いることなく固定することができ、また、フレキシブル基板40も部品点数を増やすことなく抜け止めと固定、支持が可能となる。従って、カメラモジュールを大型化したり部品点数や工程を増やすことなく、レンズ群の基準位置と光軸方向の変位量を検出するセンサの位置精度が高まり、レンズ群の移動量の検出精度も高まる。
さらに駆動源押さえ部材42は弾性を有し、モータベース41に設けられた支持面部41aから駆動源押さえ部材42における駆動用モータ38の第2の端面側までの距離を、駆動用モータ38における第1の端面から第2の端面までの距離よりも短かくしてあるから、駆動用モータ38は、しっかりと支持面部側41aに押圧されて固定される。
なお、本実施例では駆動源としてモータ38、伝達手段としてギア38aを用いた場合について説明したが、レンズ駆動機構(例えば円筒カム30や図示はしていないがリードスクリューなど)を駆動させるものであれば、どのようなものを用いてもよいことは自明である。
本発明によれば、オートフォーカス(AF)機能やズーム機能を組み込んだ小型カメラモジュールに用いられるモータやセンサを、簡単、安価な構成で組み立てに際しても工数や凝固時間などを要さずに精度良く固定でき、高精度なカメラモジュールを提供することができる。
本発明になるカメラモジュールにおける駆動源としてのモータ38と、レンズ駆動機構の変位量を検出し、光学レンズ群の光軸方向移動量を検出するセンサ16とを固定するための機構の分解図である。 先端が二股にわかれたフレキシブル基板40の一端側40dに、駆動用モータ38の取り付け部39における取り付け端子39bを取り付けた状態を、フレキシブル基板40の背面側から見た斜視図である。 駆動源押さえ部材42の斜視図である。 モータベース41に、駆動用モータ38を固定する駆動源押さえ部材42を装着した状態の斜視図である。 フレキシブル基板40の一端側40dに駆動用モータ38を、他端側40bにセンサ16を取り付けてモータベース41に装着し、駆動源押さえ部材42で固定した状態を示した斜視図で、(A)が他端側40bにセンサ16を固定した状態を、(B)が駆動用モータ38を固定した状態を、(C)がセンサ16の開口41fへの固定状態がわかる状態をそれぞれ示している。 モータベース41に駆動用モータ38とセンサ16を取り付けたフレキシブル基板40を装着して固定した状態の、(A)が駆動源押さえ部材42側から見た平面図、(B)が駆動用モータ38のギア38aを取り付けた側から見た平面図、(C)はこの図6(B)にA−Aで示した位置における断面図、(D)は同じく図6(B)にB−Bで示した位置における断面図である。 本発明になるカメラモジュールを構成するレンズ群を収容したレンズ体31、32とレンズ駆動機構たる円筒カム(カム体)30の斜視図である。 レンズ体31、32を光軸方向に移動させる際のガイドとなるシャフト26a、26b、円筒カム30に駆動用モータ38からの駆動力を伝えるギア群29を、カメラモジュールの筐体21に装着する状態を示した斜視図である。 カメラモジュールの筐体にレンズ体やカム体、ギアなどを組み込んだ状態を示した斜視図である。 本発明になるカメラモジュールを2方向から見た外観斜視図である。 従来のカメラモジュールにおける、光学レンズ群を駆動するモータ238と光学レンズ群の移動量を検出する光学センサ216を固定する方法を説明するための図で、(A)は光学レンズ群を駆動するモータ238と光学レンズ群の移動量を検出する光学センサ216、及びそれらに電源を供給したり信号を受けるためのフレキシブル基板240を示した図、(B)はカメラモジュールの筐体に設けられた切り欠き部242にモータ238を接着により固定した状態を示した図、(C)は光学センサ216を接着により固定した状態を示した図である。
符号の説明
16 センサ
38 駆動用モータ(駆動源)
38a ギア
38b 凸部
38c モータ駆動軸側端面
38d 逆側の端面
38e モータ駆動軸
38f モータ軸受部
39 取り付け部
40 フレキシブル基板
40a 孔部
40b フレキシブル基板の他端側
40c 他端側先端部
40d フレキシブル基板の一端側
41 モータベース
41a 位置決め支持面部
41b 開口孔部
41c 側壁
41e 係止爪部
41f 開口(切り欠き部)
41g 係止孔
41h フレキシブル基板押さえ部
42 駆動源押さえ部材
42a 突起
42b 孔部
42c モータ押さえ部
42d モータ位置決め孔部
42e 係止爪部

Claims (7)

  1. 光軸方向に移動してズーミング及び/又はオートフォーカス(AF)を行うレンズ群と、該レンズ群を光軸方向に移動させるレンズ駆動機構と、該レンズ駆動機構を駆動する駆動源と、前記レンズ駆動機構又は前記レンズ群の変位量を検出して前記レンズ群の光軸方向移動量を検出するセンサとを筐体に内包したカメラモジュールにおいて、
    前記駆動源は、前記レンズ駆動機構に駆動力を伝える伝達手段が設けられた側の第1の端面を前記筐体に設けられた支持面部で支持され、前記第1の端面とは逆側となる第2の端面を、前記支持面部側に付勢するよう前記筐体に固定された駆動源押さえ部材により付勢されて固定されていることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記駆動源押さえ部材は前記筐体に設けられた複数の係合部で固定され、一の係合部が前記第1の端面と平行な方向に設けられた係合凸部と係合凹部であり、他の係合部が前記駆動源における駆動軸方向に前記駆動源押さえ部材を付勢しながら係止する係止手段であることを特徴とする請求項1記載したカメラモジュール。
  3. 前記センサは前記筐体に設けられた開口から前記レンズ駆動機構又は前記レンズ群に対面し、前記駆動源押さえ部材に立設された突起部により、前記センサにおけるレンズ駆動機構又は前記レンズ群とは逆側をレンズ駆動機構又は前記レンズ群側に押圧されて固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載したカメラモジュール。
  4. 前記駆動源とセンサとは先端が二股にわかれたフレキシブル基板における一端側と他端側に取り付けられ、前記フレキシブル基板における駆動源を取り付けた一端側は前記駆動源押さえ部材で筐体との間に挟まれ、前記センサを取り付けた他端側は、先端が前記筐体に設けられたフレキシブル基板押さえ部に挿入されて、前記センサを取り付けた部分が前記突起部により押圧されることで固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載したカメラモジュール。
  5. 前記駆動源押さえ部材は前記駆動源を押圧する方向に弾性を有して形成され、前記駆動源を設置せずに前記筐体に固定したとき、前記駆動源押さえ部材における第2の端面側から前記筐体に設けられた支持面部までの距離が、前記駆動源における第1の端面から第2の端面までの距離よりも短いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載したカメラモジュール。
  6. 前記駆動源押さえ部材は前記駆動源における第2の端面側に設けられた凸部または凹部に係合する押さえ部を有し、該押さえ部が、前記駆動源押さえ部材を固定する一の係合部と他の係合部とを結ぶ線から前記駆動源側に突出して設けられていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載したカメラモジュール。
  7. 前記レンズ駆動機構は中心が前記レンズ群光軸に平行に設けられ、前記レンズ群を収容したレンズホルダに設けられたカム当接体に当接するカム面により、前記レンズ群を光軸方向に移動させるカム体であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載したカメラモジュール。
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