JP2005120825A - 被切削コンクリート壁用の連続繊維補強部材と、これを用いた被切削コンクリート壁の施工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 下方に向って拡径する横断面が中空の筒体9がテーパ部10を介して上下方向に多段に積載されて、かつ前記テーパ部10に作用する摩擦力で引張力に対して非脱抜的に嵌合されて中空連続筋体11が構成され、前記各中空筒体9の横断面は、円形または楕円形または隅角部に丸みを有する多角形若しくはこれらの組合わせ形状からなっている。
【選択図】図1
Description
図32の一般例では、シールド掘進機2が鉄筋44もしくはH形鋼44を直接切削できないため、土留壁46の背後に地盤改良50を施した後に、一旦構築した土留壁46のはつり作業を人力で行なってから、その開口部47に掘進機2を据えるという手間のかかる方法をとらざるを得なかった。
図33の例では、プレキャストコンクリート内に連続繊維補強部材48が配置されてなる切削可能な土留壁49であり、条件によって地山側に配置された連続繊維の引張補強材48が、シールド掘進機2のカッタービットで切断されたとき、被り部分の残されたプレキャストコンクリート51が大きな塊に割れて、周囲の脆弱な場所打ちモルタル(又はコンクリート)52と共に、背面地山側に食い込んでしまう等の可能性が残っていた。
図31によって従来例をさらに説明すると、同図には、トンネル掘削工事の基地となる位置に立坑1を築造し、この立坑1の底部にシールド掘進機2を据付けた状態が示されている。
また、本発明を適用した連続繊維補強部材による被切削コンクリート壁の施工方法は、泥水が満たされた掘削溝内において、吊下げ支持された鋼製立坑構成部材を仮受部材として、この仮受部材上に横断面が中空で、下方に向って拡径しており、かつ炭素繊維を主とした繊維強化樹脂から形成される複数の中空筒体を、そのテーパ部を介して多段に積載しながら順次掘削溝内に吊り下して、各中空筒体が非脱抜的に嵌合された中空連続筋体を形成し、この中空連続筋体の中空部にトレミー管を介してコンクリートまたはモルタルを充填する被切削コンクリート壁の施工方法であって、このコンクリートまたはモルタルと、中空連続筋体外の泥水との比重差により各中空筒体の内側から外側に働く圧力で、上下の中空筒体のテーパ重合部の摩擦結合が増大されることを特徴とする。
本発明によると、施工内空の限られた場所で、限られた長さの連続繊維補強部材を長手方向に継ぎ足し、かつその継手部で引張強度を損なうことなしに、迅速に順次継ぎ足しながら長尺の中空連続筋体又は長尺の補強筋体を構成できる。しかも、この筋体によって補強されたコンクリート壁体は、必要な強度を有し、かつシールド掘進機のカッタービットでの容易な切削が可能である。
図1〜図9には、本発明の第1例が示されている。各図において、H形鋼からなる下方の鋼製立坑構成部材7の上端に設けられた鋼製支承部材6と、上方の鋼製立坑構成部材7aの下端に設けられた鋼製係合部材6aの間に本発明に係る被切削コンクリート壁体8が配設されている。
泥水が満たされた掘削溝17内において、鋼製立坑構成部材7の上端部に設けられたブラケット18の吊り金具20に、吊り下げロープ21の下端の吊り金具22を係合することで、このロープ21により鋼製立坑構成部材7を所定の高さに吊り下げ仮保持する。つづいて、鋼製支承部材6が仮受部材となって、この鋼製支承部材6の外側に下側が拡径するテーパ部10を有し、炭素繊維を主とした繊維強化樹脂から構成されている中空筒体9が上方から嵌合され。その状態に保持される。
2 シールド掘進機
3 コンクリート壁体
4 推進部位
6 鋼製支承部材
6a 鋼製係合部材
7,7a 鋼製立坑構成部材
8 切削用コンクリート壁体
9,9a,9b,9c 中空筒体(連続繊維補強部材)
10 テーパ部
11 中空連続筋体
12 範囲
13 円弧状部
14 鋭角状部
15 横断面円形状部
16 矩形状部
17 掘削溝
18 ブラケット
20 吊り金具
21 吊り下げロープ
22 吊り金具
23 トレミー管
24 コンクリートまたはモルタル
25 泥水
26 中空筒状部材
26a 分割部材
27 ウェブ
28 繊維強化樹脂製ボルト
29 ナット
30 連続繊維補強部材
31 長尺補強筋体
32 端縁部
33 添接板
34 フランジ部
35 ボルト孔
36 中空筒状部材
36a 分割部材
37 円弧状部
38 ウェブ
39 フランジ
40 連続繊維補強部材
41 長尺補強筋体
42 モルタルまたはコンクリート
43 泥水排出孔
44 鉄筋
45 H形鋼
46 土留壁
47 開口部
48 引張補強材
49 土留壁
50 地盤改良
51 プレキャストコンクリート
52 場所打ちモルタル
Claims (3)
- 下方に向って拡径する横断面が中空の筒体からなり、この中空筒体は炭素繊維を主とした繊維強化樹脂からなることを特徴とする被切削コンクリート壁用の連続繊維補強部材。
- 複数の前記中空筒体がテーパ部を介して上下方向に多段に積載されて、かつ前記テーパ部に作用する摩擦力で引張力に対して非脱抜的に嵌合されて中空連続筋体が形成されるものであり、前記各中空筒体の横断面は円形または楕円形または隅角部に丸みを有する多角形若しくはこれらの組合わせ形状からなることを特徴とする請求項1記載の被切削コンクリート壁用の連続繊維補強部材。
- 泥水が満たされた掘削溝内において、吊下げ支持された鋼製立坑構成部材を仮受部材として、この仮受部材上に横断面が中空で、下方に向って拡径しており、かつ炭素繊維を主とした繊維強化樹脂から形成される複数の中空筒体を、そのテーパ部を介して多段に積載しながら順次掘削溝内に吊り下して、各中空筒体が非脱抜的に嵌合された中空連続筋体を形成し、この中空連続筋体の中空部にトレミー管を介してコンクリートまたはモルタルを充填する被切削コンクリート壁の施工方法であって、このコンクリートまたはモルタルと、中空連続筋体外の泥水との比重差により各中空筒体の内側から外側に働く圧力で、上下の中空筒体のテーパ重合部の摩擦結合が増大されることを特徴とする連続繊維補強部材による被切削コンクリート壁の施工方法。
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