JP2005120710A - 雨戸装置 - Google Patents

雨戸装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005120710A
JP2005120710A JP2003357120A JP2003357120A JP2005120710A JP 2005120710 A JP2005120710 A JP 2005120710A JP 2003357120 A JP2003357120 A JP 2003357120A JP 2003357120 A JP2003357120 A JP 2003357120A JP 2005120710 A JP2005120710 A JP 2005120710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
shutter
frame
upper frame
vertical frames
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003357120A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukitoshi Chikuma
征利 竹間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tostem Corp
Original Assignee
Tostem Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tostem Corp filed Critical Tostem Corp
Priority to JP2003357120A priority Critical patent/JP2005120710A/ja
Publication of JP2005120710A publication Critical patent/JP2005120710A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 雨戸の全閉時及び全開時にレールが露出することがなく意匠性の向上及び安全性の向上が図れると共に採光面積を広く確保することができる雨戸装置を提供する。
【解決手段】 建物の開口部に設けられた窓2の室外側に配置される上枠3a、下枠3b及び左右の縦枠3cからなる枠3と、少なくとも前記上枠3aにスライドレール4を介して両開きにスライド開閉自在に設けられる雨戸5,5とを備え、前記スライドレール4は、上枠3aに取付られた固定レール4aと、該固定レール4aに中間レール4bを介してスライド自在に支持された左右の可動レール4cとを有し、該可動レール4cが雨戸5の背面部に取付けられ、前記雨戸5が全開時に両縦枠3cより外側に突出した状態に保持されるように構成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、雨戸が両開きにスライド開閉する雨戸装置に関する。
従来のこの種の雨戸装置としては、例えば実開昭53−161549号公報に記載されているもの(前者)や特開平8−151871号公報に記載されているもの(後者)が知られている。前者の雨戸装置は、窓枠の上枠の外壁の屋外側に雨戸用上レールを設け、窓枠の下枠の下面に雨戸用下レールを設け、雨戸用上レールの両側延長線上に雨戸用延長上レールを設け、雨戸用下レールの両側延長線上に雨戸用延長下レールを設けている。雨戸の上框には雨戸用上レール及び雨戸用延長上レール上を走行する吊車が設けられ、雨戸の下框には雨戸用下レール及び雨戸用延長下レール上を案内されるガイド片が設けられている。
後者の雨戸装置は、窓の上方に設けられ、間隔を開けて対向した戸車を長手方向に複数有する上雨戸レールと、窓の下方に設けられる下雨戸レールと、一端の上下に突起を有し、上端に設けられた水平フランジが前記戸車に載置され、下端が下雨戸レールに嵌合されて左右にスライド自在に複数取付けられる雨戸本体と、雨戸本体の一端の上または下の突起を係止して雨戸本体を上下の雨戸レールの延長線上に突出した状態に固定する溝を有し、上下の雨戸レールの一端に各々設けられるエンドテーブルとを備えている。水平フランジは雨戸本体に設けた可動レールといえる。
実開昭53−161549号公報 特開平8−151871号公報
しかしながら、前者の雨戸装置においては、雨戸用上レール及び雨戸用下レールの両側延長線上に雨戸用延長上レール及び雨戸用延長下レールを設けているため、これらの延長レールが雨戸の全閉時に露出して見栄えないし意匠性が悪いだけでなく、延長レールが突出していて危険であるという問題がある。また、後者の雨戸装置においては、上下の雨戸レールの両端部にそれぞれエンドテーブルが常時外部に露出した状態で配設されているため、意匠性が悪く、しかも、雨戸の全開時には雨戸本体の上端に設けた水平フランジ(可動レール)が露出するため、意匠性が更に悪くなるという問題がある。また、後者の雨戸装置においては、雨戸を両開きに広く開けるのに構造上の限界があり、採光面積ないし開口幅を広く確保することが難しいという問題もある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、雨戸の全閉時及び全開時にレールが露出することがなく意匠性の向上及び安全性の向上が図れると共に採光面積を広く確保することができる雨戸装置を提供することを目的とする。
本発明のうち、請求項1の発明は、建物の開口部に設けられた窓サッシの室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、少なくとも前記上枠にスライドレールを介して両開きにスライド開閉自在に設けられる雨戸とを備え、前記スライドレールは、上枠に取付られた固定レールと、該固定レールに中間レールを介してスライド自在に支持された左右の可動レールとを有し、該可動レールが雨戸の背面部に取付けられ、前記雨戸が全開時に両縦枠より外側に突出した状態に保持されるように構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、建物の開口部に設けられた窓サッシの室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、少なくとも前記上枠にスライドレールを介して両開きにスライド開閉自在に設けられる雨戸とを備え、前記スライドレールは、上枠の略全長に取付けられた一本の固定レールと、該固定レールに中間レールを介してスライド自在に支持された左右の可動レールとを有し、該可動レールが雨戸の背面部に取付けられ、前記雨戸が全開時に両縦枠より外側に突出した状態に保持されるように構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、建物の開口部に設けられた窓サッシの室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、少なくとも前記上枠にスライドレールを介して両開きにスライド開閉自在に設けられる雨戸とを備え、前記スライドレールは、上枠に取付られた固定レールと、該固定レールに中間レールを介してスライド自在に支持された左右の可動レールとを有し、該可動レールが雨戸の背面部に取付けられ、前記雨戸が全開時に両縦枠より外側に突出した状態に保持されるように構成されているため、雨戸の全閉時及び全開時にレールが露出することがなく意匠性の向上及び安全性の向上が図れると共に採光面積を広く確保することができる。
請求項2の発明によれば、建物の開口部に設けられた窓サッシの室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、少なくとも前記上枠にスライドレールを介して両開きにスライド開閉自在に設けられる雨戸とを備え、前記スライドレールは、上枠の略全長に取付けられた一本の固定レールと、該固定レールに中間レールを介してスライド自在に支持された左右の可動レールとを有し、該可動レールが雨戸の背面部に取付けられ、前記雨戸が全開時に両縦枠より外側に突出した状態に保持されるように構成されているため、雨戸の全閉時及び全開時にレールが露出することがなく意匠性の向上及び安全性の向上が図れると共に採光面積を広く確保することができる。また、固定レールが上枠の略全長に取付けられる一本のレールからなるため、固定レールの脱着を伴うメンテナンスを行う場合、固定レールが左右に分割されているものと異なり、固定レールを左右バランスよく正確且つ容易に取付けることができると共に、雨戸の戸締り性ないし施錠性の向上が図れる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を基に詳述する。図1は本発明の実施の形態である雨戸装置を示す全閉時の室外側正面図、図2は同雨戸装置の全開時の室外側正面図、図3は同雨戸装置の室内側斜視図、図4は図1の縦断面図、図5は図1の横断面図である。図6は図2の一部省略横断面図である。
これらの図において、1は雨戸装置で、図示例の雨戸装置はユニット化された鎧戸セットとして形成されている。この雨戸装置1は、建物の開口部に設けられた窓2の室外側に配置される上枠3a、下枠3b及び左右の縦枠3c,3cからなる枠3と、少なくとも前記上枠3aにスライドレール4を介して両開きにスライド開閉自在に設けられる雨戸(例えば鎧戸、戸体ともいう。)5,5とを備えている。前記窓2としては、例えば引違い窓サッシが好適である。この引違い窓サッシは、上枠6a、下枠6b及び左右の縦枠6c,6dからなるサッシ枠(窓枠)6と、このサッシ枠6内に引違いにスライド開閉自在に設けられた内外の障子7,8とを備えている。特に、図示例の窓サッシ(2)は、左右の縦枠6c,6dの室外面に図示しない縦枠カバー材を着脱自在に備えており、雨戸装置1を取付ける場合、前記縦枠カバー材が取外され、左右の縦枠6c,6dの室外側に雨戸装置1の左右の縦枠3c,3cの室内側が当接配置されるようになっている。なお、9は開口部の室内側に設けられた額縁である。
雨戸装置1の枠3を構成する上枠3a、下枠3b及び左右の縦枠3c,3cは、例えばアルミ押出形材からなっている。枠3は、上枠3aと下枠3bの両端部相互間に縦枠3c,3cを挟み込んでネジ止めにより組み立ててなり、上枠3a及び下枠3bの両端部が露出する横通し組立構造が採用されている。上枠3a及び下枠3bの両端部には端部キャップ10a,10bが取付けられる(図3参照)。前記枠3の上枠3a及び下枠3bが建物の躯体の外壁に固着具例えばネジ11で固定される。上枠3aの室外面と、下枠3bの室外面とには、ネジ11を隠すため及び装飾用として、例えばアルミ押出形材からなる上枠カバー材12aと、下枠化粧カバー材12bとがそれぞれネジ13で着脱自在に取付けられる。各雨戸(戸体)5は、上框14a、下框14b及び左右の縦框である合掌框14c,14dと戸先框14eからなる框組14内に波状ないし鎧状の金属プレート15を組込んでなる。
前記スライドレール4は、上枠3aに設けられた固定レール4aと、該固定レール4aに中間レール4bを介してスライド自在に支持された左右の可動レール4cとを有し、該可動レール4cが雨戸5の背面部、すなわち上框14aの背面部(室内面)に設けられている。上枠3aは、上枠カバー材12aを取付けた状態で横断面略逆U字状に形成されており、その下向きの凹溝16内の室外面に固定レール4aがネジ17で着脱自在に取付けられている。前記雨戸5の上框14aの室内面に対して前記可動レール4cがネジ18で取付けられている。上枠3aに対して上枠カバー材12aは、凹溝16側からネジ13で着脱自在に取付けられている。スライドレール4により前記雨戸5は全開時に両縦枠3cより外側に突出した状態に保持されるように構成されている。
図7はスライドレールを示す図で、(a)は横断面図、(b)は全閉時の右半分の縦断面図、(c)は全開時の右側部分の縦断面図である。固定レール4aは、上枠3aの略全長に対応する長さの一本のレールからなっている。中間レール4bと可動レール4cは、それぞれ固定レール4aの略半分の長さとされる。固定レール4aと可動レール4cは、共に室内外方向の寸法を抑えた扁平形の横断面略C字状に形成され、内側(内部)に中間レール4bを挟み込む(覆い包む)ように相対向して配置されている。中間レール4bには固定レール4aの上下の溝19と、可動レール4cの上下の溝19にそれぞれ対向する4つの溝20が形成されており、各対向する溝19,20間にはボールベアリングとしてのボール(鋼球)21が複数個ずつ設けられている。固定レール側には、固定レール側の上下のボール21を固定レール4aの長手方向に所定の間隔で回転自在に保持する固定レール側のボールリテーナー22がレール長手方向に移動自在に設けられている。可動レール側には、可動レール側の上下のボール21を可動レール4bの長手方向に所定の間隔で回転自在に保持する可動レール側のボールリテーナー23がレール長手方向に移動自在に設けられている。
可動レール4cの伸張時(雨戸の全開時)にその最大伸張位置を規定するために、可動レール4cの後端部(収縮側)には可動レール側のボールリテーナー23の後端部に当接して可動レール4cの伸張方向への移動を停止させる第1ストッパー24が設けられ、中間レール4bの先端部(伸張側)には可動レール側のボールリテーナー23の先端部に当接して当該ボールリテーナー23の伸張方向への移動を停止させる第2ストッパー25が設けられている。また、中間レール4bの後端(収縮側)には固定レール側のボールリテーナー22の後端部に当接して中間レール4bの伸張方向への移動を停止させる第3ストッパー26が設けられ、固定レール4aの先端部(伸張側)には固定レール側のボールリテーナー22の先端部に当接して当該ボールリテーナー22の伸張方向への移動を停止させる第4ストッパー27が設けられている。
なお、可動レール4cの収縮時(雨戸の全閉時)には、左右の可動レール4c同士が当接して収縮方向への移動が停止されるようになっている。雨戸5の上部である上框14aには、スライドレール4の上部、特に雨戸全開時に上枠3aの外側方へ突出される中間レール4b及び可動レール4cの上部を覆う覆い部(雨避け)48が設けられ、スライドレール4のボールベアリングに注入された潤滑材例えばグリースが雨で洗い流されるのを防止している。
雨戸装置1の下枠3bは、雨戸5の下部を収容する凹部28が形成されている。この凹部28は室外側及び左右両端が開放されている。雨戸5の下部を案内するために、前記下枠3bにもスライドレールが設けられていても良いが、構造の簡素化及びコストの低減を図るために、雨戸5の下部背面部である下框14bの室内面には横断面逆L字状で垂下したガイド板部29が長手方向に沿って設けられ、下枠3bには前記ガイド板部29を案内する上向きに開口したガイド溝30が長手方向に沿って設けられている。ガイド溝30にはごみの侵入を防止するモヘア31が設けられている。また、ガイド溝30内の長手方向両端部には雨戸5の振れ(揺動)すなわちガイド板部29の室内外方向への振れを抑制する樹脂製の振れ止め部材32が嵌合されて設けられている。
前記上枠3aには左右の雨戸5の開閉を連動させる連動機構33が設けられている。この連動機構33は、一端が一方の雨戸5の合掌框14c側に、他端が他方の雨戸5の合掌框14d側にそれぞれ止め具(図示省略)を介して止着された左右一対のワイヤ34、34と、上枠3aの左右両端部に配設されて各ワイヤ34の中間部を巻き掛けた滑車35,35とから主に構成されている。滑車35はワイヤ34の張力を調整できるように上枠3aの凹溝16内の上方にブラケット36と調整ネジ37を介してスライド調整可能に設けられている。
具体的には、滑車35は滑車枠38に水平回転自在に軸支され、この滑車枠38が上枠3aの凹溝16内の上方にブラケット36を介して左右方向に移動自在に支持されると共にブラケット36に対して調整ネジ37により左右方向(雨戸の開閉方向)にスライド調整可能に設けられている。このように雨戸装置1は左右の雨戸5,5の開閉動作を連動させる連動機構33を備えているため、引違い窓サッシ2の他方の障子7の室内側が家具で塞がっていて、当該障子7を開けて当該障子側の雨戸5を開閉操作することができない場合でも、一方の障子8を開けて当該障子側の雨戸5を開閉操作するだけで、これと連動して他方の雨戸5も開閉することができる。
雨戸全閉時の耐風圧性の向上(風の巻き込みによる雨戸のガタツキの防止)、光漏れの防止及び防犯性の向上を図るために、前記縦枠3cと前記雨戸5の背面部とには雨戸5の全閉時に互いに係合して両者間の隙間を覆う全閉時用返し部40a,40bが設けられている。図示例では、縦枠3cの室外面には外向きに突出した横断面略L字状の縦枠側全閉時用返し部40aが形成され、雨戸5の戸先框14eの室内面には前記縦枠側全閉時用返し部40aに係合するように内向きに突出した横断面略L字状の雨戸側全閉時用返し部40bが形成されている。
また、雨戸全開時の耐風圧性の向上を図るために、前記縦枠3cと前記雨戸5の背面部とには雨戸5の全開時に互いに係合して両者間の隙間を覆う全開時用返し部41a,41bが設けられている。図示例では、縦枠側全閉時用返し部40aの室外面には内向きに突出した横断面略L字状の縦枠側全開時用返し部41aが形成され、雨戸5の合掌框14c,14dの室内面には前記縦枠側全開時用返し部41aに係合するように外向きに突出した横断面略L字状の雨戸側全開時用返し部41bが形成されている。全閉時用返し部40a,40b及び全開時用返し部41a,41bの先端部には互いに係合し易いようにテーパーが設けられていることが好ましい。
図8は錠装置の作動を説明する図で、(a)は雨戸閉移動時の部分的横断面図、(b)は同室内側正面図である。図9は錠装置の作動を説明する図で、(a)は雨戸全閉時の部分的横断面図、(b)は同室内側正面図、(c)は施錠時の部分的横断面図、(d)は同室内側正面図である。左右の雨戸5,5における一方の合掌框14cの室内面にはその高さ方向略中央部に錠装置である鎌錠42が設けられ、他方の合掌框14dには施錠時に鎌錠42から回動しながら突出する円弧状の鎌形ボルト43を引っ掛けるための受座44が設けられている。鎌錠42の室内面には施解錠用の操作部45が設けられ、この操作部45を下方に動かすと施錠され、上方に動かすと解錠されるようになっている。
少なくとも一方の合掌框例えば14dには全閉時の合掌框14c、14d間をシールする止水用のパッキン46が設けられているため、雨戸の全閉時にパッキン46の反発力で合掌框14c、14d間に隙間が発生して、鎌錠42が空掛け(鎌形ボルトが施錠位置にあるが受座には引っ掛かっていない非施錠状態)になる恐れがある。そこで、この空掛けを防止して防犯性の向上を図るために、前記鎌錠42には雨戸の全閉時に合掌框14c、14d同士を引寄せることにより他方の合掌框14dにより押される押ボタン47が設けられ、この押ボタン47が突出している状態では操作部45の施錠操作を行うことができず、押ボタン47が押されている状態のときのみに操作部45の施錠操作が行えるようになっている。また、前記鎌錠42は施錠時に円弧状の鎌形ボルト43を受座44に引っ掛けながら他方の合掌框14dを鎌錠42側に引寄せる機能を有している。
以上の構成からなる雨戸装置1によれば、建物の開口部に設けられた窓2の室外側に配置される上枠3a、下枠3b及び左右の縦枠3cからなる枠3と、少なくとも前記上枠3aにスライドレール4を介して両開きにスライド開閉自在に設けられる雨戸5とを備え、前記スライドレール4は、上枠3aに設けられた固定レール4aと、該固定レール4aに中間レール4bを介してスライド自在に支持された左右の可動レール4cとを有し、該可動レール4cが雨戸5の背面部に設けられ、前記雨戸5が全開時に両縦枠3cより外側に突出した状態に保持されるように構成されているため、全閉時及び全開時にレール4a,4cが室外側に露出することがなく、意匠性の向上及び安全性の向上が図れる。
特に、前記可動レール4cが固定レール4aに中間レール4bを介してスライド自在に支持されているため、雨戸5のスライド移動量すなわち開口幅を多くとることができ、採光面積を広く確保することができる。更に、前記固定レール4aが上枠3aの略全長に取付けられる一本のレールからなるため、固定レール4aの脱着を伴うメンテナンスを行う場合、固定レール4aが左右に分割されているものと異なり、固定レール4aを左右バランスよく正確且つ容易に取付けることができ、左右の雨戸5をバランスよく支持することができて雨戸の戸締り性ないし施錠性の向上が図れる。
また、前記縦枠3cと前記雨戸5の背面部とには雨戸5の全閉時に互いに係合して隙間を覆う全閉時用返し部40a,40bが設けられているため、風の巻き込みによる雨戸5のバタツキを抑制することができ、雨戸5の全閉時における耐風圧性の向上が図れる。また、縦枠3cと雨戸5の間の隙間が覆われているため、光漏れを防止できると共に、隙間からバール等を挿入して錠装置(鎌錠)42が解錠されたり破壊される恐れがなく、防犯性の向上が図れる。更に、前記縦枠3cと前記雨戸5の背面部とには雨戸5の全開時に互いに係合して隙間を覆う全開時用返し部41a,41bが設けられているため、雨戸5の全開時における耐風圧性の向上が図れる。
以上、本発明の実施の形態ないし実施例を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態ないし実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、前記実施の形態では雨戸装置は窓とは別体でユニット化されているが、窓と一体に形成されていても良い。スライドレールの円滑な動きを確保するためにボールベアリングが採用されているが、ボールベアリングに代えて車輪、ローラ等を採用しても良い。
本発明の実施の形態である雨戸装置を示す全閉時の室外側正面図である。 同雨戸装置の全開時の室外側正面図である。 同雨戸装置の室内側斜視図である。 図1の縦断面図である。 図1の横断面図である。 図2の一部省略横断面図である。 スライドレールを示す図で、(a)は横断面図、(b)は全閉時の右半分の縦断面図、(c)は全開時の右側部分の縦断面図である。 錠装置の作動を説明する図で、(a)は雨戸閉移動時の部分的横断面図、(b)は同室内側正面図である。 錠装置の作動を説明する図で、(a)は雨戸全閉時の部分的横断面図、(b)は同室内側正面図、(c)は施錠時の部分的横断面図、(d)は同室内側正面図である。
符号の説明
1 雨戸装置
2 窓
3 枠
3a 上枠
3b 下枠
3c 縦枠
4 スライドレール
4a 固定レール
4b 中間レール
4c 可動レール
5 雨戸

Claims (2)

  1. 建物の開口部に設けられた窓サッシの室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、少なくとも前記上枠にスライドレールを介して両開きにスライド開閉自在に設けられる雨戸とを備え、前記スライドレールは、上枠に取付られた固定レールと、該固定レールに中間レールを介してスライド自在に支持された左右の可動レールとを有し、該可動レールが雨戸の背面部に取付けられ、前記雨戸が全開時に両縦枠より外側に突出した状態に保持されるように構成されていることを特徴とする雨戸装置。
  2. 建物の開口部に設けられた窓サッシの室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、少なくとも前記上枠にスライドレールを介して両開きにスライド開閉自在に設けられる雨戸とを備え、前記スライドレールは、上枠の略全長に取付けられた一本の固定レールと、該固定レールに中間レールを介してスライド自在に支持された左右の可動レールとを有し、該可動レールが雨戸の背面部に取付けられ、前記雨戸が全開時に両縦枠より外側に突出した状態に保持されるように構成されていることを特徴とする雨戸装置。
JP2003357120A 2003-10-17 2003-10-17 雨戸装置 Pending JP2005120710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003357120A JP2005120710A (ja) 2003-10-17 2003-10-17 雨戸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003357120A JP2005120710A (ja) 2003-10-17 2003-10-17 雨戸装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005120710A true JP2005120710A (ja) 2005-05-12

Family

ID=34614103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003357120A Pending JP2005120710A (ja) 2003-10-17 2003-10-17 雨戸装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005120710A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4785645B2 (ja) 障子閉鎖装置
RU2581561C1 (ru) Окно с функцией горизонтального перемещения
KR101778077B1 (ko) 출입문용 방범 도어
JP4625345B2 (ja) 吊り戸装置における密閉機構
KR102329603B1 (ko) 창짝 간의 밀착이 이루어지는 슬라이딩 창
JP2005120710A (ja) 雨戸装置
JP2005120709A (ja) 雨戸装置
JP2005120711A (ja) 雨戸装置
KR101467244B1 (ko) 건물 외측 여닫이 및 미닫이 겸용 창호
US5850672A (en) Apparatus or kit for closing sliding closure
JP2006104856A (ja) 雨戸装置
JP2005207008A (ja) 雨戸装置
JP3245318B2 (ja) 上げ下げ窓及び上げ下げ窓付ドア
JP6749833B2 (ja) 建具
JP2005207009A (ja) 雨戸装置
JP2006249703A (ja) 雨戸装置
JP2006070645A (ja) 引き戸装置
JPH0510135Y2 (ja)
JP6710632B2 (ja) 建具
JP3203503B2 (ja) 吊り戸の障子下部気密・水密構造
JP5112653B2 (ja) 上吊式引き戸サッシにおける網戸支持構造
JPS625482Y2 (ja)
KR200275857Y1 (ko) 행거식 미닫이문
JP2859110B2 (ja) 上げ下げ窓及び上げ下げ障子付ドア
JP2006249746A (ja) 雨戸装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20060727

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060727

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060727

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090312

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090707