JP2005207008A - 雨戸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 雨戸の全開時にレールが露出することがなく意匠性の向上及び安全性の向上が図れると共に、開口幅が大きくても全開時の雨戸の側方突出量を抑えることができる雨戸装置を提供する。
【解決手段】 建物の開口部に設けられた窓2の室外側に配置される上枠3a、下枠3b及び左右の縦枠3c,3cからなる枠3と、上枠3aと下枠3b間に引違いで左右両開きに開閉可能に設けられる4枚建ての内外の雨戸4,4,5,5とを備え、少なくとも上枠3aには内雨戸4の上部をスライド可能に支持する内雨戸用レール15が設けられ、内雨戸4の上部又は上枠3aには外雨戸5の上部をスライド可能に支持する外雨戸用レール16が設けられ、これら内雨戸用レール15及び外雨戸用レール16を介して内雨戸4と外雨戸5が全開時に重なった状態で両縦枠3c,3cより外側に突出した状態に保持される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、雨戸が両開きにスライド開閉する雨戸装置に係り、特に雨戸を4枚建てにした雨戸装置に関する。
従来の雨戸装置としては、例えば実開昭53−161549号公報に記載されているもの(前者)や特開平8−151871号公報に記載されているもの(後者)が知られている。前者の雨戸装置は、窓枠の上枠の外壁の屋外側に雨戸用上レールを設け、窓枠の下枠の下面に雨戸用下レールを設け、雨戸用上レールの両側延長線上に雨戸用延長上レールを設け、雨戸用下レールの両側延長線上に雨戸用延長下レールを設けている。雨戸の上框には雨戸用上レール及び雨戸用延長上レール上を走行する吊車が設けられ、雨戸の下框には雨戸用下レール及び雨戸用延長下レール上を案内されるガイド片が設けられている。
後者の雨戸装置は、窓の上方に設けられ、間隔を開けて対向した戸車を長手方向に複数有する上雨戸レールと、窓の下方に設けられる下雨戸レールと、一端の上下に突起を有し、上端に設けられた水平フランジが前記戸車に載置され、下端が下雨戸レールに嵌合されて左右にスライド自在に複数取付けられる雨戸本体と、雨戸本体の一端の上または下の突起を係止して雨戸本体を上下の雨戸レールの延長線上に突出した状態に固定する溝を有し、上下の雨戸レールの一端に各々設けられるエンドテーブルとを備えている。水平フランジは雨戸本体に設けた可動レールといえる。
実開昭53−161549号公報 特開平8−151871号公報
しかしながら、前者の雨戸装置においては、雨戸用上レール及び雨戸用下レールの両側延長線上に雨戸用延長上レール及び雨戸用延長下レールを設けているため、これらの延長レールが雨戸の全閉時に露出して見栄えないし意匠性が悪いだけでなく、延長レールが突出していて危険であるという問題がある。また、後者の雨戸装置においては、上下の雨戸レールの両端部にそれぞれエンドテーブルが常時外部に露出した状態で配設されているため、意匠性が悪く、しかも、雨戸の全開時には雨戸本体の上端に設けた水平フランジ(可動レール)が露出するため、意匠性が更に悪くなるという問題がある。また、何れの雨戸装置においても、開口幅が大きくなると、雨戸の全開時に両側方へ突出する雨戸の側方突出量(出幅)が大きくなるという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、雨戸の全開時にレールが露出することがなく意匠性の向上及び安全性の向上が図れると共に、開口幅が大きくても全開時の雨戸の側方突出量を抑えることができる雨戸装置を提供することを目的とする。
本発明のうち、請求項1の発明は、建物の開口部に設けられた窓の室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、上枠と下枠間に引違いで左右両開きに開閉可能に設けられる4枚建ての内外の雨戸とを備え、少なくとも上枠には内雨戸の上部をスライド可能に支持する内雨戸用レールが設けられ、内雨戸の上部又は上枠には外雨戸の上部をスライド可能に支持する外雨戸用レールが設けられ、これら内雨戸用レール及び外雨戸用レールを介して内雨戸と外雨戸が全開時に重なった状態で両縦枠より外側に突出した状態に保持されることを特徴とする。
請求項2の発明は、建物の開口部に設けられた窓の室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、上枠と下枠間に引違いで左右両開きに開閉可能に設けられる4枚建ての内外の雨戸とを備え、少なくとも上枠には内雨戸の上部をスライド可能に支持する内雨戸用レールが設けられ、内雨戸の上部又は上枠には外雨戸の上部をスライド可能に支持する外雨戸用レールが設けられ、これら内雨戸用レール及び外雨戸用レールは、内雨戸と外雨戸が全開時に重なった状態で両縦枠より外側に突出した状態に保持可能とするために対向する2つのレールを中間レールを介してスライド可能に接続したスライドレールにより構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、建物の開口部に設けられた窓の室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、上枠と下枠間に引違いで左右両開きに開閉可能に設けられる4枚建ての内外の雨戸とを備え、少なくとも上枠には内雨戸の上部をスライド可能に支持する内雨戸用レールが設けられ、内雨戸の上部又は上枠には外雨戸の上部をスライド可能に支持する外雨戸用レールが設けられ、これら内雨戸用レール及び外雨戸用レールを介して内雨戸と外雨戸が全開時に重なった状態で両縦枠より外側に突出した状態に保持されるため、雨戸の全開時にレールが露出することがなく意匠性の向上及び安全性の向上が図れると共に、開口幅が大きくても全開時の雨戸の側方突出量を抑えることができる。
請求項2の発明によれば、建物の開口部に設けられた窓の室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、上枠と下枠間に引違いで左右両開きに開閉可能に設けられる4枚建ての内外の雨戸とを備え、少なくとも上枠には内雨戸の上部をスライド可能に支持する内雨戸用レールが設けられ、内雨戸の上部又は上枠には外雨戸の上部をスライド可能に支持する外雨戸用レールが設けられ、これら内雨戸用レール及び外雨戸用レールは、内雨戸と外雨戸が全開時に重なった状態で両縦枠より外側に突出した状態に保持可能とするために対向する2つのレールを中間レールを介してスライド可能に接続したスライドレールにより構成されているため、雨戸の全開時にレールが露出することがなく意匠性の向上及び安全性の向上が図れると共に、開口幅が大きくても全開時の雨戸の側方突出量を抑えることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を基に詳述する。図1は本発明の第1実施形態である雨戸装置を示す全開時の室外側正面図、図2は全閉時の同雨戸装置を示す図で、(a)は室外側正面図、(b)は側面図、(c)は概略的横断面図、図3は同雨戸装置の縦断面図、図4は同雨戸装置の全閉時の横断面図、図5は同雨戸装置の全開時の横断面図である。
これらの図において、1は雨戸装置で、図示例の雨戸装置はユニット化された鎧戸セットとして形成されている。この雨戸装置1は、建物の開口部に設けられた窓2の室外側に配置される上枠3a、下枠3b及び左右の縦枠3c,3cからなる枠3と、上枠3aと下枠3b間に引違いで左右両開きに開閉可能に設けられる4枚建ての内外の雨戸(例えば鎧戸、戸体ともいう。)4,4,5,5とを備えている。前記窓2としては、例えば引違い窓サッシが好適である。この引違い窓サッシは、上枠6a、下枠6b及び左右の縦枠6c,6dからなるサッシ枠(窓枠)6と、このサッシ枠6内に引違いにスライド開閉自在に設けられた内外の障子7,8とを備えている。特に、図示例の窓サッシ(2)は、左右の縦枠6c,6dの室外面に図示しない縦枠カバー材を着脱自在に備えており、雨戸装置1を取付ける場合、前記縦枠カバー材が取外され、左右の縦枠6c,6dの室外側に雨戸装置1の左右の縦枠3c,3cの室内側が当接配置されるようになっている。なお、9は開口部の室内側に設けられた額縁である。
雨戸装置1の枠3を構成する上枠3a、下枠3b及び左右の縦枠3c,3cは、例えばアルミ押出形材からなっている。枠3は、上枠3aと下枠3bの両端部相互間に縦枠3c,3cを挟み込んでネジ止めにより組み立ててなり、上枠3a及び下枠3bの両端部が露出する横通し組立構造が採用されている。上枠3a及び下枠3bの両端部には端部キャップ(図示省略)が取付けられる。前記枠3の上枠3a及び下枠3bが建物の躯体の外壁に固着具例えばネジ10で固定される。上枠3aの室外面と、下枠3bの室外面とには、ネジ10を隠すため及び装飾用として、例えばアルミ押出形材からなる上枠カバー材11aと、下枠化粧カバー材11bとがそれぞれネジ12で着脱自在に取付けられる。
本実施形態ないし実施例の雨戸は、閉鎖時に中央で突合される左右一対の外雨戸5,5と、両側の一対の内雨戸4,4とからなる、内−外−外−内の配置構成になっている。内外の雨戸4,5は、上框13a、下框13b及び左右の縦框13c,13dからなる框組13内に波状ないし鎧状の金属プレート14を組込んでなる。少なくとも上枠3aには内雨戸4の上部をスライド可能に支持する内雨戸用レール15が設けられ、内雨戸4の上部には外雨戸5の上部をスライド可能に支持する外雨戸用レール16が設けられ、これら内雨戸用レール15及び外雨戸用レール16を介して内雨戸4と外雨戸5が全開時に重なった状態で両縦枠3cより外側(外側方)に突出した状態に保持されるようになっている。なお、外雨戸用レール16は内雨戸4の上部ではなく上枠3aに設けられていても良い。
建物の開口部は、一例を示せば横幅が1700mm、縦幅が1265mmである。雨戸装置1は、上枠3aの長さが1808mm、内雨戸4の横幅が449.5mm、外雨戸5の横幅が485mmである。内雨戸用レール15及び外雨戸用レール16は、図6ないし図7にも示すように、対向する2つのレール(第1レールと第2レール)17a,17cを中間レール17bを介して(挟んで)スライド可能に接続したスライドレールにより構成されていることが、内雨戸4を全開時に両縦枠3cより外側方(外雨戸5を全閉時に内雨戸4より内側方)に突出した状態に保持する際にその突出量(出幅)の増大及び支持力の増大が図れる点で好ましい。
内雨戸用レール(スライドレール)15は、上枠3aに固定される第1レール17aと、該第1レール17aに中間レール17bを介してスライド自在に支持された左右の第2レール17cとを有し、該第2レール17cが内雨戸4の上部背面部、すなわち上框13aの室内面に取付けられている。上枠3aは、上枠カバー材11aを取付けた状態で横断面略逆U字状に形成されており、その下向きの凹溝18内の室外面に第1レール17aがネジで着脱自在に取付けられている。前記内雨戸4の上框13aの室内面に対して前記第2レール17cがネジで取付けられている。上枠3aに対して上枠カバー材12aは、凹溝16側からネジ13で着脱自在に取付けられている。
第1レール17aは、上枠3aの略全長に対応する長さの一本のレールからなっていることが左右に分割されているものよりも左右バランスよく正確且つ容易に取付けることができ、雨戸の戸締り性ないし施錠性の向上が図れる上で好ましい。但し、第1レール17aはこれに限定されず、内雨戸4の横幅に対応する長さで左右に分割されていても良い。中間レール17bと第2レール17cは、内雨戸4の横幅と略同じ長さとされる。第1レール17aと第2レール17cは、共に室内外方向の寸法を抑えた扁平形の横断面略C字状に形成され内、内側(内部)に中間レール17bを挟み込む(覆い包む)ように相対して配置されている。中間レール17bには第1レール17aの上下の溝19と、第2レール17cの上下の溝19にそれぞれ対向する4つの溝20が形成されており、各対向する溝19,20間にはボールベアリングとしてのボール(鋼球)21が複数個ずつ設けられている。第1レール側には、第1レール側の上下のボール21を第1レールの長手方向に所定の間隔で回転自在に保持する第1レール側のボールリテーナー22がレール長手方向に移動自在に設けられている。第2レール側には、第2レール側の上下のボール21を第2レールの長手方向に所定の間隔で回転自在に保持する第2レール側のボールリテーナー23がレール長手方向に移動自在に設けられている。
第2レール17cの伸張時(雨戸の全開時)にその最大伸張位置を規定するために、第2レール17cの後端部(収縮側)には第2レール側のボールリテーナー23の後端部に当接して第2レールの伸張方向への移動を停止させる第1ストッパー24が設けられ、中間レール17bの先端部(伸張側)には第2レール側のボールリテーナー23の先端部に当接して当該ボールリテーナー23の伸張方向への移動を停止させる第2ストッパー25が設けられている。また、中間レール17bの後端(収縮側)には第1レール側のボールリテーナー22の後端部に当接して中間レールの伸張方向への移動を停止させる第3ストッパー26が設けられ、第1レール17aの先端部(伸張側)には第1レール側のボールリテーナー22の先端部に当接して当該ボールリテーナー22の伸張方向への移動を停止させる第4ストッパー27が設けられている。
外雨戸用レール(スライドレール)16は、第1レール17a、第2レール17c、中間レール17bが外雨戸5の横幅と略同じ長さとされている以外は、内雨戸用レール(スライドレール)15と略同様に構成されている。外雨戸用レール(スライドレール)16においては、第1レール17aが内雨戸4の上部である上框13aの室外面に取付けられ、第2レール17cが外雨戸5の上部である上框13aの室内面に取付けられている。スライドレールのボールベアリングに注入された潤滑材例えばグリースが雨で洗い流されるのを防止するために、内外の雨戸4,5の上部である上框13aには、スライドレールの上部、特に雨戸全開時に上枠3aの外側方へ突出される中間レール及び第2レールの上部を覆う覆い部(雨避け)28が設けられていることが好ましい。
雨戸装置1の下枠3bは、内外の雨戸4,5の下部を収容する凹部29が形成されている。この凹部29は室外側及び左右両端が開放されている。内外の雨戸4,5の下部を案内するために、前記下枠3bにもスライドレールが設けられていても良いが、構造の簡素化及びコストの低減を図るために、内外の雨戸4,5の下部背面部である下框13bの室内面にはガイド板部30が長手方向に沿って設けられ、下枠3bには前記ガイド板部30を案内する上向きに開口したガイド溝31が長手方向に沿って設けられている。ガイド溝31にはごみの侵入を防止するモヘア32が設けられていることが好ましい。また、ガイド溝31内の長手方向両端部には雨戸4,5の振れ(揺動)すなわちガイド板部30の室内外方向への振れを抑制する樹脂製の振れ止め部材33が取付けられていることが好ましい。なお、下枠3bは、図示例では図3に示すように内雨戸4に対応する基部側部材3b1と外雨戸5に対応する前部側部材3b2とに分割可能に構成されているが、分割可能に構成されていなくても良い。
前記上枠3aには左右の雨戸の開閉操作を容易にするために連動機構34が設けられていることが好ましい。本実施例の連動機構34は、左右の外雨戸5,5の開閉動作を連動させるようになっている。連動機構34は、一端が一方の外雨戸5の合掌框13c側に、他端が他方の外雨戸5の合掌框13c側にそれぞれ止め具(図示省略)を介して止着された左右一対のワイヤ35、35と、上枠3aの左右両端部に配設されて各ワイヤ35の中間部を巻き掛けた滑車36,36とから主に構成されている。一方の止め具はワイヤ35の張力を調整できるようになっている。連動機構34によれば、引違い窓サッシ2の他方の障子7の室内側が家具で塞がっていて、当該障子7を開けて当該障子側の雨戸5を開閉操作することができない場合でも、一方の障子8を開けて当該障子側の雨戸5を開閉操作するだけで、これと連動して他方の雨戸5も開閉することができる。
雨戸全閉(閉鎖)時の日射遮蔽性、防犯性及び耐風圧性(風の巻き込みによる雨戸のガタツキの防止)の向上を図るため、及び外雨戸5の閉動作に内雨戸4を連動させるために、縦枠3cと内雨戸4の対向部、及び内雨戸4と外雨戸5の対向部には、雨戸全閉時に互いに係合して両者間の隙間を覆う全閉時用係合部(返し部ともいう)37aと37b、37cと37dがそれぞれ設けられている。係合部37aと37cは、縦枠3cの室外面と、内雨戸4の内縦框13cの室外面とに外側方に向いた断面略L字状に突出形成されている。係合部37bと37dは、内雨戸4の外縦框13dの室内面と、外雨戸5の外縦框13dの室内面とに内側方に向いた断面略L字状に突出形成されている。
また、雨戸全開(開放)時の耐風圧性の向上を図るため、及び外雨戸5の開動作に内雨戸4を連動させるために、縦枠3cと内雨戸4の対向部、及び内雨戸4と外雨戸5の対向部には、雨戸全閉時に互いに係合して両者間の隙間を覆う全閉時用係合部(返し部)38aと38b、38cと38dがそれぞれ設けられている。係合部38aと38cは、縦枠3cの室外面と、内雨戸4の内縦框13cの室外面とに内側方に向いた断面略L字状に突出形成されている。係合部38bと38dは、内雨戸4の内縦框13cの室内面と、外雨戸5の内縦框13cの室内面とに外側方に向いた断面略L字状に突出形成されている。前記係合部37aは内雨戸4の閉位置を規制するストッパーとしての機能を有し、係合部38aは内雨戸4の開位置を規制するストッパーとしての機能を有している。
左右の外雨戸5,5における一方の内框(合掌框)13cの室内面にはその高さ方向略中央部に錠装置である鎌錠39が設けられ、他方の内框(合掌框)13cには施錠時に鎌錠39から回動しながら突出する円弧状の鎌形ボルトを引っ掛けるための受座(図示省略)が設けられている。
以上の構成からなる雨戸装置1によれば、建物の開口部に設けられた窓2の室外側に配置される上枠3a、下枠3b及び左右の縦枠3c,3cからなる枠3と、上枠3aと下枠3b間に引違いで左右両開きに開閉可能に設けられる4枚建ての内外の雨戸4,4,5,5とを備え、少なくとも上枠3aには内雨戸4の上部をスライド可能に支持する内雨戸用レール15が設けられ、内雨戸4の上部又は上枠3aには外雨戸5の上部をスライド可能に支持する外雨戸用レール16が設けられ、これら内雨戸用レール15及び外雨戸用レール16を介して内雨戸4と外雨戸5が全開時に重なった状態で両縦枠3c,3cより外側に突出した状態に保持されるため、雨戸の全閉時及び全開時にレールが露出することがなく意匠性の向上及び安全性の向上が図れると共に、4枚建てとすることにより開口幅が大きくても全開時の雨戸4,5の側方突出量を抑えることができて意匠性の向上が図れる。
内雨戸用レール15及び外雨戸用レール16は、内雨戸4と外雨戸5が全開時に重なった状態で両縦枠3c、3cより外側に突出した状態に保持可能とするために対向する2つのレール17a,17cを中間レール17bを介してスライド可能に接続したスライドレールにより構成されているため、内雨戸4を全開時に両縦枠3c,3cより外側方(外雨戸5を全閉時に内雨戸4より内側方)に突出した状態に保持する際に両者の重なり量を小さくしてその突出量(出幅)の増大及び支持力の増大が図れる。また、内雨戸用レール(スライドレール)15においては、第1レール17aが上枠3aの略全長に取付けられる一本のレールからなるため、第1レール17aの脱着を伴うメンテナンスを行う場合、第1レール17aが左右に分割されているものと異なり、第1レール17aを左右バランスよく正確且つ容易に取付けることができ、施工性及び戸締り性の向上が図れる。
前記縦枠3cと内雨戸5とに及び内雨戸4と外雨戸5とには、雨戸全閉時に互いに係合して隙間を覆う全閉時用係合部37aと37b,37cと37dが設けられているため、風の巻き込みによる雨戸4,5のバタツキを抑制することができ、雨戸4,5の全閉時における耐風圧性の向上が図れる。また、縦枠3cと内雨戸5間及び内雨戸4と外雨戸5間の隙間がそれぞれ覆われるため、日射遮蔽性の向上が図れると共に、隙間からバール等を挿入して錠装置(鎌錠)42が解錠されたり破壊される恐れがなく、防犯性の向上が図れる。更に、前記縦枠3cと内雨戸4とに及び内雨戸4と外雨戸5とには雨戸全開時に互いに係合して隙間を覆う全開時用係合部38aと38b、38cと38dが設けられているため、風の巻き込みによる雨戸4,5のバタツキを抑制することができ、内外雨戸4,5の全開時における耐風圧性の向上が図れる。
また、本実施形態の雨戸装置においては、雨戸が内−外−外−内の配置構成になっているため、室外側から両手で閉鎖状態の両外雨戸5,5の外縦框13d、13d部分を掴んで雨戸装置1を一人で容易に持ち運ぶことができ、施工性の向上が図れる。なお、外雨戸5と内雨戸4を連動させる連動機構として、例えば内雨戸の上端部及び/又は下端部に左右一対の滑車を設け、両滑車に閉ループ状のワイヤを巻き掛け、該ワイヤを縦枠と外雨戸に固定することにより、外雨戸と内雨戸が2対1のストローク比で連動するようにしても良い。この連動機構を用いれば、連動時の雨戸同士の干渉音の発生を防止することができる。
図8は本発明の第2実施形態である雨戸装置の全閉時の横断面図、図9は同雨戸装置の全開時の横断面図である。本実施形態において、前記実施形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施形態の雨戸装置1においては、外雨戸5の内縦框13cの室内面に、全開時に縦枠3cの全開時用係合部38aに係合される全開時用係合部38fが設けられている。この全開時用係合部38fは第1実施形態における全開時用係合部38dを室内側に延長させた形状になっている。外雨戸5の全開時用係合部38fが内雨戸4の内側端部に当接することにより外雨戸5の開動作に内雨戸4を連動させることができる。従って、内雨戸4には縦枠3cの全開時用係合部38aに係合する全開時用係合部38bと、外雨戸5の全開時用係合部に係合する全開時用係合部38cとが設けられていない。本実施形態の雨戸装置によれば、前記実施形態と略同様の効果を奏することができる他に、外雨戸の全開時用係合部により雨戸全開時に内雨戸を内側から覆い隠すことができ、意匠性の向上が図れる。
図10は本発明の第3実施形態である雨戸装置の縦断面図、図11は同雨戸装置の全閉時の横断面図、図12は同雨戸装置の全開時の横断面図である。本実施形態において、前記実施形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施形態の雨戸装置1においては、閉鎖時に中央で突合される左右一対の内雨戸4,4と、両側の一対の外雨戸5,5とからなる、外−内−内−外の配置構成になっている。外雨戸5の外縦框13dの室内面には縦枠13cの雨戸全閉時用係合部37aに係合する全閉時用係合部37eが設けられ、外雨戸5の内縦框13cの室内面と内雨戸4の外縦框13dの室外面とには雨戸全閉時に係合する雨戸全閉時用係合部(返し部)37f,37gが設けられている。
また、本実施形態においては、連動機構34が内雨戸4,4同士の開閉動作を連動させるように構成されている。更に、下枠3bには、内雨戸4の下部をスライド可能に支持する内雨戸用レール(スライドレール)15が設けられている。本実施形態の雨戸装置によれば、前記第1実施形態と略同様の効果を奏することができる他に、外雨戸5の全閉時用係合部37eにより内雨戸4を外側から覆い隠すことができ、意匠性の向上が図れる。
以上、本発明の実施の形態ないし実施例を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態ないし実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、雨戸装置は窓とは別体でユニット化されているが、窓と一体に形成されていても良い。スライドレールの円滑な動きを確保するためにボールベアリングが採用されているが、ボールベアリングに代えて車輪、ローラ等を採用しても良い。
本発明の第1実施形態である雨戸装置を示す全開時の室外側正面図である。 全閉時の同雨戸装置を示す図で、(a)は室外側正面図、(b)は側面図、(c)は概略的横断面図である。 同雨戸装置の縦断面図である。 同雨戸装置の全閉時の横断面図である。 同雨戸装置の全開時の横断面図である。 スライドレールの一例を示す図で、(a)は横断面図、(b)は全閉時の右半分の縦断面図、(c)は全開時の右側部分の縦断面図である。 スライドレールの配置構造を示す図で、(a)は全開時の平面図、(b)は全閉時の平面配置図である。 本発明の第2実施形態である雨戸装置の全閉時の横断面図である。 同雨戸装置の全開時の横断面図である。 本発明の第3実施形態である雨戸装置の縦断面図である。 同雨戸装置の全閉時の横断面図である。 同雨戸装置の全開時の横断面図である。
符号の説明
1 雨戸装置
2 窓
3 枠
3a 上枠
3b 下枠
3c 縦枠
4 内雨戸
5 外雨戸
15 内雨戸用レール
16 外雨戸用レール
17a,17c レール
17b 中間レール

Claims (2)

  1. 建物の開口部に設けられた窓の室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、上枠と下枠間に引違いで左右両開きに開閉可能に設けられる4枚建ての内外の雨戸とを備え、少なくとも上枠には内雨戸の上部をスライド可能に支持する内雨戸用レールが設けられ、内雨戸の上部又は上枠には外雨戸の上部をスライド可能に支持する外雨戸用レールが設けられ、これら内雨戸用レール及び外雨戸用レールを介して内雨戸と外雨戸が全開時に重なった状態で両縦枠より外側に突出した状態に保持されることを特徴とする雨戸装置。
  2. 建物の開口部に設けられた窓の室外側に配置される上枠、下枠及び左右の縦枠からなる枠と、上枠と下枠間に引違いで左右両開きに開閉可能に設けられる4枚建ての内外の雨戸とを備え、少なくとも上枠には内雨戸の上部をスライド可能に支持する内雨戸用レールが設けられ、内雨戸の上部又は上枠には外雨戸の上部をスライド可能に支持する外雨戸用レールが設けられ、これら内雨戸用レール及び外雨戸用レールは、内雨戸と外雨戸が全開時に重なった状態で両縦枠より外側に突出した状態に保持可能とするために対向する2つのレールを中間レールを介してスライド可能に接続したスライドレールにより構成されていることを特徴とする雨戸装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007120150A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Tostem Corp 雨戸装置
CN107476751A (zh) * 2017-07-17 2017-12-15 青岛美华海泰智能家居有限公司 一种双向可重叠联动型自锁式电动百叶门窗

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