JP2005119673A - チョップドストランドの梱包体 - Google Patents
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Abstract
【課題】均一な厚さのペーパーを作製できるチョップドストランドの梱包体を提供することである。
【解決手段】本発明のチョップドストランドの梱包体は、チョップドストランドが充填されてなる複数個の袋が、コンテナに収納されてなることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のチョップドストランドの梱包体は、チョップドストランドが充填されてなる複数個の袋が、コンテナに収納されてなることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、チョップドストランドの梱包体、特にガラスペーパーの製造に使用するガラスからなるチョップドストランドの梱包体に関するものである。
チョップドストランドの梱包体としては、フレキシブルコンテナにチョップドストランドが直接充填されている梱包体(例えば、特許文献1参照。)が開示されている。
特開昭62-182086号公報
しかし、特許文献1に開示されている梱包体に、ガラスペーパーの製造に使用する水分を含んだガラスチョップドストランドを容積が大きいフレキシブルコンテナに充填した場合、フレキシブルコンテナの上部と下部とで、または表層部と内部とでガラスチョップドストランド間で水分が移動することによってガラスチョップドストランド間で水分率の差が生じやすい。水分率の異なるガラスチョップドストランドを白水中に投入すると、モノフィラメントにまで開繊するために要する時間が異なり、均一な厚さのガラスペーパーを製造できないという問題を有していた。
また、この梱包体は、水分によってガラスチョップドストランド同士が密着して塊(凝集物)が形成され、フレキシブルコンテナの排出口に詰まって排出しにくいため、抄造タンクに一定量のガラスチョップドストランドを投入するバッチ式で使用した場合、バッチあたりに投入するガラスチョップドストランドの質量が安定せずガラスペーパーの目付や厚さが一定になりにくかった。
本発明の目的は、均一な厚さのペーパーを作製できるチョップドストランドの梱包体を提供することである。
本発明者等は、鋭意検討を行なった結果、複数個の袋に分けてチョップドストランドをコンテナに収納すると、チョップドストランドの水分率の差が小さくなるとともに、一定量のチョップドストランドを容易に取り出すことができ、そのため、均一な厚さのペーパーを作製できることを見いだし、本発明を提案するものである。
すなわち、本発明のチョップドストランドの梱包体は、チョップドストランドが充填されてなる複数個の袋が、コンテナに収納されてなることを特徴とする。
本発明のチョップドストランドの梱包体は、チョップドストランドが充填されてなる複数個の袋が、コンテナに収納されてなるため、チョップドストランドの水分率の差を小さくすることができるとともに、一定量のチョップドストランドを容易に取り出すことができ、均一な厚さのペーパーを作製できる。すなわち、あらかじめ秤量され一定量のチョップドストランドが袋に充填されてなるため、バッチ式を用いても、目付や厚さが一定のペーパーを得ることができ、また、フレキシブルコンテナより小さい袋を用いているため、チョップドストランドの一袋あたりの体積が小さくなり、ガラスチョップドストランド間での水分の移動が少なく水分率が変化しにくく、部位ごとの水分率の差を小さくすることができ、均一な厚さのペーパーを作製できる。
本発明のチョップドストランドの梱包体は、袋を収納するためのコンテナがフレキシブルコンテナであると、コンテナの不使用時にはコンパクトに畳むことができ、保管場所を広くとる必要がないため好ましい。また、フレキシブルコンテナは、容易に形状を変形できるためチョップドストランドを密に収納することができる。
フレキシブルコンテナは、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂からなる糸を用いて製織したクロスや、フィルム状のゴムや、フィルム状のポリエチレン樹脂を使用できるが、特に、フィルム状のゴムやフィルム状のポリエチレン樹脂であると、野外に放置しても雨水等がフレキシブルコンテナの中に侵入しにくいため好ましい。
また、フレキシブルコンテナに蓋が設けられていると、野外に放置しても雨水がフレキシブルコンテナ内に侵入しにくいとともに、フレキシブルコンテナが搬送中等に荷崩れしても充填した袋がフレキシブルコンテナからこぼれることがない。
また、フレキシブルコンテナに蓋を固定するための紐や金具等が設けられていると、搬送中等に蓋が開いたりしにくいため好ましい。
コンテナに取っ手が設けられてあると、梱包体の搬送や移動を行ないやすいため好ましい。すなわち、従来のように梱包体をパレットの上に載置して、パレットごと搬送することもできるが、取っ手にクレーンのフックやフォークリフトのツメに引っかけて、梱包体を吊り下げて搬送や移動を行なうことも可能になるためである。
本発明のチョップドストランドの梱包体は、袋がフィルム状の樹脂製からなると、ガラスチョップドストランド間の水分率の差が小さくなるため好ましい。すなわち、袋がフィルム状の樹脂からなると、袋が水および水蒸気を通しにくいため、チョップドストランドの水分が蒸発して袋の外に放出されたり、外部から水が浸入したりしにくいからである。樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル樹脂等が使用可能である。
本発明のチョップドストランドの梱包体は、袋の開口部を紐、針金、ビニ帯、テープ等で縛ったり、シール接着や熱圧着したりして封をすることが可能であるが、紐、針金、ビニ帯、テ−プ等で縛ってあると、袋を開封する時にはさみやカッターナイフのような刃物を使わなくてもよいため、切創等の事故が起こりにくく好ましい。
本発明のチョップドストランドの梱包体は、チョップドストランドの水分率が1〜10質量%であると好ましい。チョップドストランドの水分率が1質量%よりも少ないと、白水が浸透するまで時間がかかり、モノフィラメントにまで開繊する時間が長くなり生産効率が低下しやすいため好ましくなく、10質量%よりも多いと、開繊性の向上が見込めないため好ましくない。なお、チョップドストランドの水分率は、{(湿潤質量)−(乾燥質量)}/(湿潤質量)×100から求めた。なお、湿潤質量とは、袋から採取した水分を含むチョップドストランドの質量を指し、乾燥質量とは、そのチョップドストランドを120℃で30分放置した後の質量を指す。
本発明のチョップドストランドの梱包体は、一袋あたりのチョップドストランドの充填量は要求に応じて調整することができるが、40kg以下であると、手作業でも取り扱うことができるため好ましい。
以下、実施例を用いて本発明のチョップドストランドの梱包体について詳細に説明する。
図1は、実施例のチョップドストランドの梱包体の縦断面斜視図である。また、図2は、実施例の袋の一部を破断した説明図である。
図1に示すように、チョップドストランドの梱包体1には、略直方体のフィルム状のポリエチレン樹脂からなるフレキシブルコンテナ2(1000×1000×1000mm)にガラスチョップドストランド3が充填された50個の袋4、4…が収納されてある。フレキシブルコンテナ2にはループを有する取っ手2aが設けてあり、紐2bを金具2cで留めることによって蓋2dが固定されている。
なお、図2に示すように、袋4は、13mmに切断された水分率が4.8質量%のガラスチョップドストランド3(湿潤質量21kg、乾燥質量20kg)が、フィルム状のポリエチレン袋11(600×800mm)に充填されており、ポリエチレン袋11の開口部11aはビニ帯12によって緊縛されてある。なお、ビニ帯12とは幅4mmで中央に針金が挿置された塩化ビニル製のテープのことを言う。
本発明のチョップドストランドの梱包体1は、バッチ式でガラスペーパーを作製した際バッチあたりのガラスチョップドストランドの質量が安定し、また、ガラスチョップドストランドの水分率が変化しにくいため、ガラスペーパーの目付や厚さを一定にすることができる。
また、袋4は、ポリエチレン袋11の開口部11aがビニ帯12によって封じられているため、容易に袋4を開封することができ、袋4からガラスチョップドストランド3を容易に取り出すことができる。
また、フレキシブルコンテナ2にはループを有する取っ手2aが設けてあるため、チョップドストランドの梱包体1をパレットの上に載置して、パレットごと搬送することもできるが、ループ状を有する取っ手2aにクレーンのフックやフォークリフトのツメに引っかけて、吊り下げて搬送や移動を行なうこともできる。
さらに、フレキシブルコンテナ2がフィルム状のポリエチレン樹脂からなり、紐2bを金具2cで留めることによって蓋2dが固定されているため、野外に放置しても雨水がフレキシブルコンテナ2に侵入しにくいとともに、チョップドストランドの梱包体1が搬送中等に荷崩れしても収納した袋4がフレキシブルコンテナ2からこぼれることがない。
以上のように、本発明のチョップドストランドの梱包体は、ガラスペーパー、樹脂ペーパー等の製造に、特にバッチ式のガラスペーパーの製造に好適である。
1 チョップドストランドの梱包体
2 フレキシブルコンテナ
2a 取っ手
2b 紐
2c 金具
2d 蓋
3 ガラスチョップドストランド
4 袋
11 ポリエチレン袋
11a 開口部
12 ビニ帯
2 フレキシブルコンテナ
2a 取っ手
2b 紐
2c 金具
2d 蓋
3 ガラスチョップドストランド
4 袋
11 ポリエチレン袋
11a 開口部
12 ビニ帯
Claims (5)
- チョップドストランドが充填されてなる複数個の袋が、コンテナに収納されてなることを特徴とするチョップドストランドの梱包体。
- コンテナがフレキシブルコンテナであることを特徴とする請求項1に記載のチョップドストランドの梱包体。
- コンテナに取っ手が設けられてあることを特徴とする請求項1または2に記載のチョップドストランドの梱包体。
- 袋がフィルム状の樹脂製であることを特徴とする請求項1または2に記載のチョップドストランドの梱包体。
- チョップドストランドの水分率が1〜10質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載のチョップドストランドの梱包体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003353953A JP2005119673A (ja) | 2003-10-14 | 2003-10-14 | チョップドストランドの梱包体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003353953A JP2005119673A (ja) | 2003-10-14 | 2003-10-14 | チョップドストランドの梱包体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005119673A true JP2005119673A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34612083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003353953A Pending JP2005119673A (ja) | 2003-10-14 | 2003-10-14 | チョップドストランドの梱包体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005119673A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012062072A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Bridgestone Corp | ゴム製品の梱包方法 |
US20120326342A1 (en) * | 2010-03-08 | 2012-12-27 | Hiroshi Tsunekawa | Carbon-fiber chopped strand and manufacturing method of the same |
JP2017036066A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 日本電気硝子株式会社 | チョップドストランド充填体とその梱包体、並びにチョップドストランド充填体の製造方法とチョップドストランド充填体の梱包体の製造方法 |
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2003
- 2003-10-14 JP JP2003353953A patent/JP2005119673A/ja active Pending
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JP2017036066A (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 日本電気硝子株式会社 | チョップドストランド充填体とその梱包体、並びにチョップドストランド充填体の製造方法とチョップドストランド充填体の梱包体の製造方法 |
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