JP2005119663A - 合成樹脂製化粧料用容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】化粧料用の容器の外表面をコレステリック液晶ポリマーからなる塗膜により加飾する、すなわち透明の壜体、コンパクト容器の蓋体等の外表面をコレステリック液晶ポリマーからなる塗膜により加飾することにより今までにない独特の装飾性を有した化粧料の容器を提供することができ、化粧料に係る製品の差別化を図ることができる。
【選択図】なし
Description
なお、本請求項に係る効果は蓋体が有色透明あるいは有色半透明の状態であっても発揮されるが蓋体自体からの散乱光の効果を得るために明色系統であることが好ましい。
請求項1記載の発明にあっては、液晶塗膜の光学的性質により見る角度により光沢の色合いが様々に変化して、今までにない独特の装飾性を有した化粧料の容器を提供することができ、化粧料に係る製品の差別化を図ることができる。
後述する実施例ではコレステリック液晶ポリマーを形成する材料として、ネマチック液晶からなる主剤とキラル成分であるコレステロール分子から成る添加剤を使用する。
・液晶塗料の構成
主剤と添加剤の混合比率;主剤:添加剤100:5(重量比)
開始剤の混合量;主剤と添加剤の総量に対して3wt%
溶媒による希釈;主剤、添加剤および開始剤の総量をMEK(メチルエチルケトン)で2〜10倍希釈。
・液晶塗膜の形成
上記した成分比で混合された液晶塗料をスプレー塗布し、その後60〜70℃程度の温度で加熱処理して溶媒を揮散させ、UV照射と開始剤によって架橋してコレステリック液晶ポリマーを形成すると共に、螺旋状の高次構造を固定させ、液晶塗膜を形成する。また、液晶塗膜の上にアクリル樹脂系塗料等によりトップクリアコートを形成するのが好ましい。
二軸延伸ブロー成形されたPET樹脂製の透明壜体に液晶塗料を塗布した結果壜体全体が透明性を保持しながら角度により緑色から紫色に変化する色合いと光沢が付与された壜体となった。
顔料により黒色に着色したABS樹脂から形成されたコンパクト容器の蓋体の外表面に液晶塗料を塗布した結果、茶色を基調として角度により緑色、金色の色合いと光沢が発揮され漆器様の質感が付与されたものとなった。
光拡散剤と称される炭酸カルシウムを1wt%分散させて無色半透明状態としたAS樹脂から形成されたコンパクト容器の蓋体に液晶塗料を塗布した結果、白色を基調とした発色の上に、角度により緑色から紫色へと変化する液晶塗膜による色合いと光沢の効果が重り、また、白色の発色性の程度が強い部分、緑色あるいは紫色の発色性の程度が強い部分が斑状に発現され独特な装飾効果が発揮された。
なお、蓋体を半透明状にする手段としては、上記したようなフィラーを添加する方法の他に、ポロプロピレン、ナイロン等の結晶性樹脂を使用する、蓋体の裏面を粗面化する等の様々な手段を使用することができる。
図1は本発明の液晶塗膜の形成に使用する転写フィルム1の一例を示すものであり、上からPETフィルム等から形成される支持フィルム2、剥離層3、トップクリア層4、液晶塗膜層5そして接着層6の順に積層されたフィルムであり、容器の外表面に接着するか、もしくはインモールドで接着して、剥離層3と共に支持フィルム2を剥離して使用することができる。
2 ;支持フィルム
3 ;剥離層
4 ;トップクリア層
5 ;液晶塗膜層
6 ;接着層
Claims (6)
- 化粧料用の容器であって、外表面がコレステリック液晶ポリマーからなる塗膜により加飾されていることを特徴とする合成樹脂製化粧料用容器。
- 容器が透明または半透明の壜体であることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製化粧料用容器。
- 容器がコンパクト容器であり、少なくとも蓋体の外表面がコレステリック液晶ポリマーからなる塗膜により加飾されていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製化粧料用容器。
- 蓋体が暗色系統の色に着色されていることを特徴とする請求項3記載の合成樹脂製化粧料用容器。
- 蓋体が透明状または半透明状であることを特徴とする請求項3記載の合成樹脂製化粧料用容器
- コレステリック液晶ポリマーで形成された塗膜層を有する転写フィルムを介して外表面を塗膜で部分的に加飾したことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の合成樹脂製化粧料容器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003305037A JP2005119663A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 合成樹脂製化粧料用容器 |
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JP2003305037A JP2005119663A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 合成樹脂製化粧料用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005119663A true JP2005119663A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34611391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003305037A Pending JP2005119663A (ja) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | 合成樹脂製化粧料用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005119663A (ja) |
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2003
- 2003-08-28 JP JP2003305037A patent/JP2005119663A/ja active Pending
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