JP2005119540A - 情報操作装置 - Google Patents

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壮一郎 森
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洋志 清水
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Abstract

【課題】 操作者が意図した操作を違和感なくスムーズに行うことができ、また、誤操作させてしまう事態も回避する。
【解決手段】 情報操作装置においては、多機能操作制御部20における操作マップ処理部23により、ステアリング50が掌握されていると判定した場合には、操作指の接触位置の概略中心を表示部40に表示させる選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置として割り当て、当該操作中心位置を中心とした選択肢項目の接触領域を設定し、当該設定した選択肢項目に対応した接触領域に対する操作を検出して、表示部40の表示を遷移させると共に、車両搭載機器10の動作を制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両に搭載される電子機器である車両搭載機器の動作を制御するための操作者の操作によって、車両搭載機器の動作を制御する情報操作装置に関する。
少数のスイッチで構成された操作スイッチパネルで複数の車両搭載機器を制御する情報操作装置としては、従来より例えば特許文献1に記載された技術が知られている。
この特許文献1には、操作指で押圧された際の領域を検出する複数のスイッチを有するマトリクススイッチ、タッチトレーサ及びタッチパネルをステアリングスポーク上に配置し、更に、車両搭載機器の動作や操作状態を示す表示機器としてモニタやヘッドアップディスプレイを用いた車載用入力装置が記載されている。
特開2000−71809号公報
ところで、上述した特許文献1に記載された技術をはじめとし、ステアリング上にマトリクススイッチを設置する構成を有し、当該ステアリングを掌握しながらマトリクススイッチに対する操作がなされる情報操作装置においては、ステアリングの掌握の仕方やステアリングの掌握位置により、設置したマトリクススイッチにおける操作指の接触の検出領域に操作指の届きやすい領域と届きにくい領域とが生じ、且つその領域が常に変化してしまう事態を招来していた。これは、例えば手や指の大きさや指の動かし方といった操作を行う人間の個人差にも影響されるものである。
したがって、従来の情報操作装置においては、ステアリングを掌握したまま、操作者が意図した入力操作パネルに対する操作をスムーズに行うことができない場合があった。
また、従来の情報操作装置においては、特に入力操作パネルを目視せずに操作を行った場合には、操作者が意図した操作と検出した操作とに違いが生じることがあり、操作者が意図した操作を行うことができないのは勿論のこと、操作に対する車両搭載機器の動作に違和感を与えたり、更には車両搭載機器を誤動作させてしまうこともあった。
そこで、本発明は、上述した問題に鑑みて提案されたものであり、操作者が意図した操作を違和感なくスムーズに行わせることができ、また、車両搭載機器を誤動作させてしまう事態も回避することができる情報操作装置を提供することを目的とする。
本発明に係る情報操作装置では、車両に搭載される車両搭載機器の動作状態を制御するために、車両搭載機器の動作を選択させる複数の選択肢項目を表示する表示手段と、ステアリング上に設置された操作者に接触される接触領域を有し、当該接触領域に対する操作者の接触位置を検出する入力操作手段と、前記表示手段に表示された選択肢項目と対応して複数に分割した前記入力操作手段の接触領域を設定し、前記入力操作手段によって検出した接触位置に基づいて、前記表示手段に表示されている選択肢項目のうち操作者に選択された選択肢項目を決定して、前記車両搭載機器の動作状態を制御する操作制御手段と、前記ステアリングの掌握の有無を検出するステアリング掌握状態検出手段とを備える。そして、この情報操作装置は、操作者の操作の開始時に、操作制御手段により、ステアリング掌握状態検出手段によりステアリングが掌握されていると判定した場合に、入力操作手段によって検出した接触位置を複数の選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置に設定し、当該操作中心位置を中心として各選択肢項目に対応した接触領域を設定することにより、上述の課題を解決する。
本発明に係る情報操作装置によれば、操作の開始時に、ステアリングが掌握されていると判定した場合に、検出した接触位置を複数の選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置に設定し、当該操作中心位置を中心として各選択肢項目に対応した接触領域を設定するので、操作者が意図した操作を違和感なくスムーズに行わせることができ、また、車両搭載機器を誤動作させてしまう事態も回避することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[情報操作装置の全体構成]
本発明は、例えば図1に示すような情報操作装置に適用される。
この情報操作装置は、車両に搭載される少なくとも1つ以上の車両搭載機器10と、これら車両搭載機器10の動作を制御する操作制御手段である多機能操作制御部20と、操作者の操作を多機能操作制御部20に入力するための入力操作手段である入力操作パネル30と、この入力操作パネル30上において複数に区分された接触領域に割り当てられている内容を表示する表示手段である表示部40とから構成される。
多機能操作制御部20は、車両搭載機器10の動作を操作者に選択させるための複数の選択肢項目を操作メニューとして表示部40の表示画面に表示させ、入力操作パネル30を介して入力された操作情報に基づいて、車両搭載機器10の動作状態を制御する。より具体的には、多機能操作制御部20は、入力操作パネル30の感圧抵抗素子上に操作者の操作指が接触されると、当該感圧抵抗素子上における検出された操作指の接触位置に対応する表示部40における表示画面上の位置に表示されている選択肢項目を選択して決定することにより、車両搭載機器10の動作を制御する。
入力操作パネル30は、例えば図2に示すように、操作者の操作指が接触可能な位置であって、ステアリング50を形成するステアリングスポーク60上に設置される。すなわち、入力操作パネル30は、操作者がステアリング50を掌握した状態において、操作者の操作指が届く範囲に設けられる。
入力操作パネル30は、操作指の接触位置と接触力とを検出する感圧抵抗素子を用いた複数行且つ複数列に接触領域が区分されたマトリクススイッチ、又はタッチトレーサを用いて構成される。また、入力操作パネル30は、操作指の接触を検出する機能と、多機能操作制御部20からの表示信号により操作メニューを表示する表示機能を備えたタッチパネルを用いて構成されてもよい。このような入力操作パネル30は、感圧抵抗素子上に操作者の操作指が接触されるとその接触位置を検出し、その接触位置を示す接触位置情報を操作情報として多機能操作制御部20に出力する。
表示部40は、運転者が運転操作中に見やすい位置に設置されるのが望ましく、例えばダッシュボード70の上面やコンビネーションメータ80の内部等に設置される。表示部40は、多機能操作制御部20から表示データが送られ、車両搭載機器10の動作機能を表す文字や図形からなる複数の選択肢項目を表示画面に表示する。
このような情報操作装置において、操作者は、ステアリングスポーク60上の入力操作パネル30の接触領域のうち、表示部40の表示画面に表示された所望の選択肢項目が表示されている位置と対応する位置に配置されている接触領域を接触することにより、車両搭載機器10の動作を制御させることができる。このとき、多機能操作制御部20は、操作メニューを階層的に遷移させる場合において、下位層の項目を表示させるための操作メニュー又は車両搭載機器10の動作を決定するための操作メニューを表示部40に表示させる。そして、多機能操作制御部20では、入力操作パネル30からの接触位置情報を入力すると、下位層の操作メニューを表示する表示データを図示しない記憶部から読み出して表示させる処理、又は車両搭載機器10に制御信号を出力して操作者の操作に応じた動作を行わせる処理を行う。
[情報操作装置の具体的な構成]
つぎに、上述した情報操作装置の具体的な構成を図3を参照して説明する。
多機能操作制御部20は、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等からなり、入力操作パネル30からの接触位置情報やステアリング50に対する操作者の掌握状態に基づいて車両搭載機器10を制御する処理、表示部40の表示内容を制御する処理の処理手順を記述したプログラムを記憶し、当該プログラムを実行することにより、図3に示す各機能部を有する。すなわち、多機能操作制御部20は、プログラムにより実現される機能部やメモリとして、操作入出力制御部21、操作信号算出部22、操作マップ処理部23、操作マップデータ記憶部24を備える。
また、入力操作パネル30には、図3に示すように、操作者の操作指の接触を検出した場合に、検出位置を示す接触位置情報を操作マップ処理部23に出力する接触位置出力部110と、操作マップ処理部23の制御に従って接触位置の概略中心位置を表示させるための中心位置表示コントロール部120とが接続される。これら接触位置出力部110及び中心位置表示コントロール部120は、例えばステアリング50内に内蔵され、ダッシュボード70の内部を介して多機能操作制御部20と接続されている。
また、情報操作装置は、ステアリング50の掌握の有無を検出するステアリング掌握状態検出手段である感圧型のステアリング掌握有無検出センサ130、当該操作マップ処理部23に接続されたステアリング掌握有無出力部140を備える。このような情報操作装置では、ステアリング50の周囲部が運転者により掌握されると、その旨を示す信号をステアリング掌握有無検出センサ130により生成して、ステアリング掌握有無出力部140を介して操作マップ処理部23に出力する。
このような情報操作装置においては、入力操作パネル30に対する操作が開始されると、入力操作パネル30によって接触位置情報を生成して、接触位置出力部110を介して操作マップ処理部23に出力する。これに応じて、操作マップ処理部23は、ステアリング掌握有無検出センサ130によって検出されてステアリング掌握有無出力部140を介して出力された信号に基づいて、ステアリング50の掌握の状態を判定する。
ここで、操作マップ処理部23は、ステアリング50の掌握がないと判定した状態で接触位置情報を入力した場合には、操作マップデータ記憶部24から非掌握時用の操作マップデータを読み出し、この操作マップデータを操作信号算出部22に供給する。この操作マップデータは、表示部40に表示させる操作メニューの中心位置に対応した入力操作パネル30の操作中心位置、当該操作中心位置に対する各選択肢項目に対応した入力操作パネル30の割り当て領域を示している。
一方、操作マップ処理部23は、入力操作パネル30からの接触位置情報が、所定期間経過後の1番目の操作(第1操作)であった場合には、操作指接触位置の操作中心位置及びステアリング50の掌握有無状態とに基づいて、以降の操作を検出するための操作マップデータを決定して操作信号算出部22に供給する。具体的には、操作マップ処理部23は、ステアリング50の掌握があると判定した状態で接触位置情報を入力した場合には、当該接触位置情報で示される接触位置を、選択肢項目の割り当て領域の操作中心位置として、操作マップデータ記憶部24に記憶させる。すなわち、操作マップ処理部23では、ステアリング50が掌握された状態で入力操作パネル30が操作された場合には、ステアリング50の掌握位置や、掌握の仕方によって変化する最初に入力操作パネル30に接触した位置を、操作者の好みの操作中心位置として認識する。
また、操作マップ処理部23は、決定した操作マップデータで示される操作中心位置を操作者に提示するために、中心位置表示コントロール部120を介して、入力操作パネル30の外周部に付設された発光ダイオード(Light Emitting Diode)等の所定のインジケータからなる中心位置表示手段であるセット位置表示部31に、現在の選択肢項目の操作中心位置の縦座標と横座標とに対応するインジケータを点灯させる。
また、操作信号算出部22は、操作マップデータを入力すると、当該操作マップデータが示す入力操作パネル30の割り当て領域に対応した各選択肢項目を認識する。そして、操作信号算出部22では、操作マップ処理部23から接触位置情報が送られると、当該接触位置情報で示される入力操作パネル30の接触領域と、操作マップデータが示す入力操作パネル30の割り当て領域とを比較して、操作された各選択肢項目を認識する。そして、操作信号算出部22では、認識した選択肢項目に応じて、下位層の操作メニューを表示するための表示データを操作入出力制御部21に出力する処理や、車両搭載機器10に制御信号を出力するように操作入出力制御部21を制御する処理を行う。
操作入出力制御部21では、操作信号算出部22から表示データを入力すると、当該表示データを表示部40に出力することにより、表示部40に新たな操作メニューを表示させる。また、操作入出力制御部21では、操作信号算出部22から車両搭載機器10を制御する制御信号を入力すると、当該制御信号を制御対象となる車両搭載機器10に出力する。
更に、操作マップ処理部23は、入力操作パネル30からの接触位置情報が、第1操作後のn番目の操作(第n操作)であった場合も同様に、接触位置の中心位置の情報と、ステアリング50の掌握有無状態とに基づいて、操作マップデータを決定して操作信号算出部22に出力する。これに応じ、操作信号算出部22は、供給された操作マップデータに基づいて、操作指接触位置に対応する選択肢項目を認識して、操作入出力制御部21を介して、車両搭載機器10及び表示部40を動作させると共に、中心位置表示コントロール部120を介して、セット位置表示部31に、現在の選択肢項目の割り当て領域の中心の縦座標と横座標とに対応するインジケータを点灯させる。
[情報操作装置における操作時の処理]
このような情報操作装置においては、図4に示す一連の処理を行うことにより、操作時における処理が行われる。なお、ここでは、入力操作パネル30が第n操作(n番目の操作指接触)を検出した時刻から次の操作指接触を検出する時刻までの時間である操作間隔時間T1〜Tnとして任意に設定すると共に、操作が行われない場合に操作中断として表示部40に表示される操作画面を自動消去して、以前の表示に復帰させるまでの自動復帰時間をtとする。
まず、情報操作装置が起動した後に、多機能操作制御部20では、ステップS1において、時間T1を初期値“0”にセットし、図示しない所定のタイマによるカウントを開始する。
続いて、操作マップ処理部23は、入力操作パネル30に操作指が接触されることによって接触位置情報を入力すると、第1操作であると認識する。そして、操作マップ処理部23は、ステップS2において、この第1操作を検出するとステップS3に処理を進め、ステップS3において、ステアリング掌握有無出力部140を介して入力したステアリング掌握有無検出センサ130による検出結果に基づいて、ステアリング50の掌握状態を判定する。
ここで、操作マップ処理部23は、ステアリング50の掌握があると判定した場合には、ステップS4において、ステップS2にて検出した接触位置を、操作メニューの中心位置に対応した入力操作パネル30の操作中心位置(概略中心)として、操作マップデータ記憶部24に記憶させ、ステップS5において、記憶させた操作中心位置を操作メニューの中心として各選択肢項目に対応した接触領域を割り当て、各選択肢項目に対応した入力操作パネル30の接触領域を操作マップデータとして操作マップデータ記憶部24に記憶させる。
そして、操作マップ処理部23は、ステップS7において、ステップS5にて決定した操作マップデータを操作信号算出部22に出力すると共に、操作信号算出部22及び操作入出力制御部21によって表示部40に操作メニューを表示させると共に、中心位置表示コントロール部120を介して、選択肢項目の割り当て領域の中心の縦座標と横座標とに対応するインジケータを点灯させるようにセット位置表示部31を制御する。
一方、操作マップ処理部23は、ステップS3にてステアリング50の掌握がないと判定した場合には、ステップS6へと処理を移行し、入力操作パネル30の接触領域の所定位置、具体的には入力操作パネル30の接触領域の中心を操作メニューの中心として各選択肢項目に対応した接触領域を割り当て、各選択肢項目に対応した入力操作パネル30の接触領域を操作マップデータとして操作マップデータ記憶部24に記憶させる。
そして、操作マップ処理部23は、ステップS7において、ステップS6にて決定した操作マップデータを操作信号算出部22に出力すると共に、操作信号算出部22及び操作入出力制御部21によって表示部40に操作メニューを表示させると共に、中心位置表示コントロール部120を介して、選択肢項目の割り当て領域の中心の縦座標と横座標とに対応するインジケータを点灯させるようにセット位置表示部31を制御する。
次に、操作マップ処理部23では、第1操作に続く第2操作が検出されるまで、操作間隔時間T1のカウントを継続し、ステップS8において、操作間隔時間T1が自動復帰時間tになったと判定した場合には、操作が中断されたと判定し、ステップS17において、操作を中断して表示部40に表示させている操作メニューを消去するように操作信号算出部22及び操作入出力制御部21を制御して、一連の処理を終了する。ここで、操作マップ処理部23では、操作メニューを消去すると共に、操作マップデータ記憶部24に記憶しておいた選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置を消去して、例えば入力操作パネル30の中心位置等の所定位置に設定する。
一方、操作マップ処理部23は、ステップS8において、操作間隔時間T1が自動復帰時間tになっていないと判定した場合には、以下の処理を行う。
すなわち、操作マップ処理部23は、ステップS9において、前回の操作からの操作間隔時間Tnを初期値“0”に設定し、図示しないタイマによるカウントを開始し、ステップS10において、操作間隔時間Tnが自動復帰時間tになったと判定した場合には、操作が中断されたと判定し、ステップS17において、操作を中断して表示部40に表示されている操作メニューを消去するように操作信号算出部22及び操作入出力制御部21を制御して、一連の処理を終了する。
一方、操作マップ処理部23は、ステップS10において、操作間隔時間Tnが自動復帰時間tになっていないと判定した場合のステップS11において、入力操作パネル30から接触位置情報を入力して第n操作を検出すると、ステップS12において、ステアリング掌握有無検出センサ130による検出結果に基づいて、ステアリング50の掌握状態を判定する。
ここで、操作マップ処理部23は、ステアリング50の掌握があると判定した場合には、ステップS13において、ステップS4で記憶した操作マップデータ及び接触位置情報を操作信号算出部22に送り、ステップS14において、操作信号算出部22は、ステップS13にて送られた操作マップデータと接触位置情報とを比較して選択された選択肢項目を認識して、表示部40に表示させる操作メニューを遷移させる処理又は車両搭載機器10を動作させる処理を操作入出力制御部21に行わせる。
一方、操作マップ処理部23は、ステップS12にてステアリング50の掌握がないと判定した場合には、ステップS15において、入力操作パネル30の接触領域の中心が操作メニューの中心として割り当てられた操作マップデータ及び接触位置情報を操作信号算出部22に送り、ステップS14において、操作信号算出部22は、ステップS15にて送られた操作マップデータと接触位置情報とを比較して、選択された選択肢項目を認識して、表示部40に表示させる操作メニューを遷移させる処理又は車両搭載機器10を動作させる処理を操作入出力制御部21に行わせる。
そして、ステップS14の次のステップS16においては、操作信号算出部22により、操作入出力制御部21にて車両搭載機器10を動作させて、操作者により操作された機能を実行させたか否かを判定することにより、操作が終了したか否かを判定し、操作が終了したと判定した場合にはステップS17に処理を進め、操作が終了していないと判定した場合には、ステップS9以降の処理を繰り返す。
このように、情報操作装置においては、多機能操作制御部20における操作マップ処理部23により、ステアリング掌握有無検出センサ130による検出結果に基づいて、各選択肢項目に対応した操作メニューの操作中心位置に相当する入力操作パネル30の位置を変化させることができる。
[画面遷移及び入力操作パネルの状態遷移]
つぎに、上述した処理を行うことによる表示部40の画面遷移例及び入力操作パネル30に割り当てられる操作中心位置の遷移及び各選択肢項目に対応した接触領域の遷移について図5及び図6を参照して具体的に説明する。
ここで、このような情報操作装置における具体的な動作を説明するために、「オーディオのFM○○を選択する」ことを操作目的とし、この操作を行った際の表示部40の表示内容と入力操作パネル30の操作マップデータとの遷移について、図5及び図6を用いて説明する。なお、この例では、説明の便宜上、表示部40の表示内容を4つの選択肢項目からなる操作メニューとしているが、本発明は、4つの選択肢項目に限らず任意数の選択肢項目について適用できることはいうまでもない。
まず、操作開始前の状態(図5(a))では、表示部40には、図5(a−1)に示すように、何も表示されない状態、又はメニュー操作とは異なる他の内容が表示される。このとき、操作マップ処理部23では、ステアリング50の掌握有り又は無しに拘わらず、図5(a−2)、(a−3)に示すように、入力操作パネル30の中心を操作中心位置Cとして割り当て、この操作中心位置Cの縦座標と横座標とに対応するセット位置表示部31のインジケータを点灯させた状態とする。
続いて、操作マップ処理部23では、図5(b−2)〜(b−3)に示すように、第1操作を検出すると、表示部40の表示画面に、図5(c−1)に示すような4つの選択肢項目からなる操作メニューを表示させるように操作信号算出部22及び操作入出力制御部21を制御する。
なお、操作マップ処理部23では、車両搭載機器10として、少なくともエアーコンディショナ(A/C)と、オーディオ機器(AUDIO)と、通信機器(COMM)と、ナビゲーション機器(NAVI)とが搭載されている場合に、当該4つの車両搭載機器10をそれぞれ動作させるための選択肢項目を表示させる。
このとき、操作マップ処理部23は、ステアリング50の掌握有りの場合には、図5(c−2)に示すように、第1操作の接触位置を各選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置Cとして記憶して設定し、当該操作中心位置Cから斜め四方の接触領域を各選択肢項目に対応した接触領域とする。すなわち、この例においては、第1操作の接触位置が入力操作パネル30の中心よりも右下であるので、操作マップ処理部23では、この位置を選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置Cとして設定する。一方、操作マップ処理部23は、ステアリング50の掌握無しの場合には、図5(c−3)に示すように、第1操作の接触位置に関わらず、入力操作パネル30の中心(図5(a)参照)を、各選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置Cとし、当該操作中心位置Cから斜め四方の接触領域を各選択肢項目に対応した接触領域とする。
そして、図5(c)に示すような状態から、図5(d−2)及び(d−3)に示すように、第2操作として、操作者が右上方向に操作指をずらして選択肢項目に対応した接触領域を接触させた場合には、操作マップ処理部23は、操作中心位置Cから右上方向の選択肢項目に対応した接触領域が接触された旨の接触位置情報を入力して操作信号算出部22に送る。これに応じ、操作信号算出部22では、操作マップデータと接触位置情報とを比較して、“AUDIO”に相当する選択肢項目を選択したことを認識して、その旨の信号を操作入出力制御部21に送る。
これにより、操作入出力制御部21では、図5(d−1)に示すように、4つの選択肢項目のうち、“AUDIO”に相当する選択肢項目が選択されたことを提示するように表示形態を変更する。このとき、操作入出力制御部21では、オーディオ機器として、FM放送の受信チューナ(FM)、AM放送の受信チューナ(AM)、CD(Compact Disc)プレーヤ、交通情報の受信チューナが搭載されていた場合には、図6(a−1)に示すように、表示部40の表示画面に“AUDIO”の項目選択画面として、これら4つのオーディオ機器に対応する4つの選択肢項目からなる操作メニューを表示することになる。なお、多機能操作制御部20では、操作メニューの表示内容を遷移させた場合であっても、図6(a−2)、(a−3)に示すように、それぞれの操作中心位置Cを変化させずに保持しておく。
次に、図6(a)に示すような状態から、図6(b−2)及び(b−3)に示すように、第3操作として、操作者が左上方向に操作指をずらして選択肢項目に対応した接触領域を接触させた場合には、操作マップ処理部23は、操作中心位置Cから左上方向の選択肢項目に対応した接触領域が接触された旨の接触位置情報を入力して操作信号算出部22に送る。これに応じ、操作信号算出部22では、第1操作にて記憶しておいた操作マップデータと接触位置情報とを比較して、“FM”に相当する選択肢項目を選択したことを認識して、当該“FM”に相当する選択肢項目の表示形態を変更すると共に(図6(b−1))、“FM”に相当する選択肢項目の下位層の操作メニューを表示させるように(図6(c−1))、操作入出力制御部21を制御する。
なお、選局可能なFM放送として、“×××FM”と、“△△△FM”と、“□□□放送”と、“FM○○”と、“***FM”と、“###放送”と、“%%%放送”とがあるものとし、“FM”に相当する選択肢項目の下位層には、最初の3つのFM放送、すなわち、“×××FM”、“△△△FM”、及び“□□□放送”の選択肢項目と、次の選局画面に遷移するための選択肢項目(NEXT PAGE)とからなる操作メニューと、残り4つのFM放送、すなわち、“FM○○”、“***FM”、“###放送”、及び“%%%放送”の選択肢項目からなる操作メニューとが存在する。
そして、図6(c−1)に示すような状態から、図6(c−2)及び(c−3)に示すように、第4操作として、操作者が右下方向に操作指をずらして選択肢項目に対応した接触領域を接触させた場合には、操作マップ処理部23は、操作中心位置Cから右下方向の選択肢項目に対応した接触領域が接触された旨の接触位置情報を入力して操作信号算出部22に送る。これに応じ、操作信号算出部22では、第1操作にて記憶しておいた操作マップデータと接触位置情報とを比較して、“NEXT PAGE”に相当する選択肢項目を選択したことを認識して、当該“NEXT PAGE”に相当する選択肢項目の表示形態を変更すると共に(図6(c−1))、“NEXT PAGE”に相当する選択肢項目の下位層の操作メニューを表示させるように(図6(d−1))、操作入出力制御部21を制御する。
次に、図6(d−1)に示すような状態から、図6(d−2)及び(d−3)に示すように、第5操作として、操作者が左上方向に操作指をずらして選択肢項目に対応した接触領域を接触させた場合には、操作マップ処理部23は、操作中心位置Cから左上方向の選択肢項目に対応した接触領域が接触された旨の接触位置情報を入力して操作信号算出部22に送る。これに応じ、操作信号算出部22では、第1操作にて記憶しておいた操作マップデータと接触位置情報とを比較して、“FM○○”に相当する選択肢項目を選択したことを認識して、当該“FM○○”に相当する選択肢項目の表示形態を変更すると共に(図6(d−1))、オーディオ機器である車両搭載機器10に“FM○○”を放音する制御信号を出力するように、操作入出力制御部21を制御する。
これにより、情報操作装置においては、一連の操作を完了し、表示部40の表示画面からは、図6(e−1)に示すように、操作メニューが消去される。これに応じて、情報操作装置においては、ステアリング50の掌握有り無しの両方の場合とも、図6(e−2)及び(e−3)に示すように、入力操作パネル30の中心が選択肢項目の割り当て領域の操作中心位置Cとして割り当て、当該接触領域に対応したセット位置表示部31のインジケータを点灯させた状態する。
なお、情報操作装置においては、操作の途中で、第n操作指接触後、操作画面を自動消去して操作を自動中止するまでの自動復帰時間tが経過した場合にも、表示部40の表示画面は、図6(e−1)に示すように、操作メニューが消去された状態とされ、入力操作パネル30の中心が選択肢項目の割り当て領域の操作中心位置Cとして割り当て、当該接触領域に対応したセット位置表示部31のインジケータを点灯させた状態する。
このように、情報操作装置においては、入力操作パネル30に対する操作指の接触位置に応じて入力操作パネル30の操作マップデータを変化させ、表示部40の表示画面を遷移させたり、車両搭載機器10を動作させることになる。
[入力操作パネルの接触領域の配置例]
つぎに、入力操作パネル30の操作中心位置C及び各選択肢項目に対応した接触領域を設定する他の処理について、図7を参照して説明する。
情報操作装置においては、上述した図5や図6ように、操作指が接触される入力操作パネル30の点線で区分した単位領域のうち、操作中心位置Cから斜め四方の4つの単位領域を各選択肢項目に対応した接触領域として設定していたが、表示部40に表示させる選択肢項目の個数や種類に応じて、入力操作パネル30の接触領域を任意に割り当てても良い。
まず、操作マップ処理部23では、図7(a)に示すように、複数の選択肢項目に対応した接触領域を入力操作パネル30の接触領域の全体に割り当てることができる。
すなわち、操作マップ処理部23では、図7(a−1)に示すように、4つの選択肢項目(1,2,3,4)を表示部40に表示させて操作者に選択させる場合に、ステアリング50の掌握有りの場合には、図7(a−2)に示すように、操作中心位置Cの縦座標及び横座標と同じ座標を有する接触領域を除く残りの接触領域の全てを、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4)として割り当てる。一方、操作マップ処理部23では、ステアリング50の掌握無しの場合には、図7(a−3)に示すように、入力操作パネル30の中心を選択肢項目の割り当て領域の操作中心位置Cとしているので、当該操作中心位置Cの縦座標及び横座標と同じ座標を有する接触領域を除く残りの接触領域の全てを、均等に各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4)として割り当てる。
また、操作マップ処理部23は、図7(b)に示すように、4つの選択肢項目の接触領域を入力操作パネル30の接触領域の最小単位で割り当てることもできる。
すなわち、操作マップ処理部23においては、図7(b−1)に示すように、4つの選択肢項目(1,2,3,4)を表示部40に表示させて操作者に選択させる場合に、ステアリング50の掌握有りの場合には、図7(b−2)に示すように、操作中心位置Cに対して斜め四方に隣接する接触領域の最小単位を、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4)として割り当てる。一方、操作マップ処理部23は、ステアリング50の掌握無しの場合には、図7(b−3)に示すように、入力操作パネル30の接触領域の中心を選択肢項目の割り当て領域の操作中心位置Cとしているので、当該操作中心位置Cに対して斜め四方に隣接する接触領域の最小単位のみを、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4)として割り当てる。
更に、操作マップ処理部23は、図7(c)に示すように、4つの選択肢項目の接触領域を入力操作パネル30の接触領域に割り当てると共に、表示部40の表示内容をカーソル移動させる領域を設定することもできる。
例えば、操作マップ処理部23は、図7(c−1)に示すように、4つの選択肢項目(1,2,3,4)と上下左右に移動させるための4方向指示カーソル(↑,↓,←,→)とを表示部40に表示させる場合に、ステアリング50の掌握有りの場合には、図7(c−2)に示すように、操作中心位置Cの縦座標と同じ縦座標を有する接触領域を上下向指示カーソル領域(↑,↓)として割り当てると共に、当該操作中心位置Cの横座標と同じ横座標を有する接触領域を左右向指示カーソル領域(←,→)として割り当てる。そして、操作マップ処理部23は、操作中心位置Cの縦座標及び横座標と同じ座標を有する接触領域を除く残りの接触領域を、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4)として割り当てる。一方、操作マップ処理部23は、ステアリング50の掌握無しの場合に、図7(c−3)に示すように、入力操作パネル30の接触領域の中心を選択肢項目の割り当て領域の操作中心位置Cとしているので、当該操作中心位置Cの縦座標と同じ縦座標を有する接触領域を上下向指示カーソル領域(↑,↓)として割り当てると共に、当該操作中心位置Cの横座標と同じ横座標を有する接触領域を左右向指示カーソル領域(←,→)として割り当てる。そして、操作マップ処理部23は、操作中心位置Cの縦座標及び横座標と同じ座標を有する接触領域を除く残りの接触領域を、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4)として割り当てる。
更にまた、操作マップ処理部23は、図7(d−1)に示すように、6つの選択肢項目(1,2,3,4,5,6)を表示部40に表示させる場合には、ステアリング50の掌握有りの場合に、図7(d−2)に示すように、操作中心位置Cに対して上下方向及び斜め方向に隣接する接触領域の最小単位を、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4,5,6)として割り当てる。一方、操作マップ処理部23は、ステアリング50の掌握無しの場合には、図7(d−3)に示すように、入力操作パネル30の接触領域の中心を選択肢項目の割り当て領域の操作中心位置Cとしているので、当該操作中心位置Cに対して上下方向及び斜め方向に隣接する接触領域の最小単位を、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4,5,6)として割り当てる。
このように、情報操作装置においては、入力操作パネル30の接触領域を、表示部40に表示させる選択肢項目の個数や種類に応じた最適な形態で、任意に割り当てることができる。
[操作マップの自動修正設定]
最後に、入力操作パネル30の接触領域内の最外周部分を操作中心位置Cに割り当てようとした場合における選択肢項目に対応した接触領域の修正設定処理について、図8を参照して説明する。
操作マップ処理部23は、入力操作パネル30の接触領域内の最外周部分が第1操作として接触され、当該最外周部分を操作中心位置Cに割り当てようとした場合には、入力操作パネル30の接触領域外に選択肢項目を設けることができない。これに対し、操作マップ処理部23は、操作中心位置C及び選択肢項目に対応した接触領域を修正して設定する。
具体的には、操作マップ処理部23は、図8(a−1)に示すように、4つの選択肢項目(1,2,3,4)を表示部40に表示させている場合に、図8(a−2)に示すように、入力操作パネル30の接触領域内の右下角部分が第1操作として接触された場合には、図8(a−3)に示すように、当該操作中心位置Cを上方向に1行且つ左方向に1列分だけ移動(オフセット)させ、当該移動後の接触領域を操作中心位置C’として設定すると共に、当該操作中心位置C’に対して斜め四方に隣接する接触領域を、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4)として割り当てる。
また、操作マップ処理部23は、図8(b−1)に示すように、4つの選択肢項目(1,2,3,4)を表示部40に表示させている場合に、図8(b−2)に示すように、入力操作パネル30の接触領域内の左上角部分が第1操作として接触された場合には、図8(b−3)に示すように、当該操作中心位置Cを下方向に1行且つ右方向に1列分だけオフセットさせ、当該移動後の接触領域を操作中心位置C’として設定すると共に、当該操作中心位置C’に対して斜め四方に隣接する接触領域を、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4)として割り当てる。
更に、操作マップ処理部23は、図8(c−1)に示すように、4つの選択肢項目(1,2,3,4)を表示部40に表示させている場合に、図8(c−2)に示すように、入力操作パネル30の接触領域内の右側の最外周部が第1操作として接触された場合には、図8(c−3)に示すように、当該操作中心位置Cを左方向に1列分だけオフセットさせ、当該移動後の接触領域を操作中心位置C’として設定すると共に、当該操作中心位置C’に対して斜め四方に隣接する接触領域を、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4)として割り当てる。
更にまた、操作マップ処理部23は、図8(d−1)に示すように、4つの選択肢項目(1,2,3,4)を表示部40に表示させている場合に、図8(d−2)に示すように、入力操作パネル30の接触領域内の下側の最外周部が第1操作として接触された場合には、図8(d−3)に示すように、当該操作中心位置Cを上方向に1行分だけオフセットさせ、当該移動後の接触領域を操作中心位置C’として設定すると共に、当該操作中心位置C’に対して斜め四方に隣接する接触領域を、各選択肢項目の接触領域(1,2,3,4)として割り当てる。
このように、情報操作装置においては、入力操作パネル30の接触領域内の最外周部分が第1操作として接触された場合には、操作中心位置C及び選択肢項目に対応した接触領域を修正して設定することにより、確実に入力操作パネル30の接触領域内に選択肢項目に対応した接触領域を設定する。
なお、情報操作装置においては、入力操作パネル30の接触領域内の最外周部分を操作中心位置Cに割り当てようとした場合には、敢えて上述したような修正を行わず、接触を受け付けずに、最外周部以外の接触領域のみの接触を受け付ける処理をしても良い。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本発明の実施形態に係る情報操作装置によれば、操作の開始持にステアリング50が掌握されていると判定した場合には、操作指の接触位置の概略中心を複数の選択肢項目に対応する接触領域の操作中心位置として割り当て、当該操作中心位置を中心とした選択肢項目に対応した接触領域を設定する。これにより、この情報操作装置によれば、特に操作者が入力操作パネル30を目視せずに操作を行った場合に、操作者が意図した操作を違和感なくスムーズに行わせることができ、また、車両搭載機器10を誤動作させてしまう事態も回避することができる。
また、この情報操作装置によれば、操作の開始時にステアリング50が掌握されていないと判定した場合には、入力操作パネル30の接触領域の所定位置を複数の選択肢項目に対応する接触領域の中心として割り当てて、選択肢項目に対応した接触領域を設定するので、入力操作パネル30を視認したイメージに対して違和感なく選択肢項目に対応した接触領域に対する操作をさせることができる。
したがって、この情報操作装置によれば、ステアリング50を掌握している場合には操作指の自由度が低く操作範囲が狭くても、選択肢項目の操作中心位置を任意の接触領域に設定して選択肢項目を選択させることができ、ステアリング50を掌握していない場合には操作指の自由度が高く操作範囲が広いことに考慮した操作中心位置及び選択肢項目を設定することができる。
更に、情報操作装置によれば、ステアリング50が掌握されていると判定した場合には、第1操作において設定した選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置を操作マップデータ記憶部24に記憶させることにより、既に以前の接触時に記憶した操作マップデータを参照するのみで、後の第n操作で選択された選択肢項目を認識することができる。
更にまた、この情報操作装置によれば、操作者の接触位置を検出してから所定時間が経過したと判定した場合に、操作の開始時に設定した選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置を接触領域の所定位置とするので、次の操作時において選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置を新たに設定することができる。
また、この情報操作装置によれば、入力操作パネル30の外周部に付設され、現在の選択肢項目の中心の縦座標と横座標とに対応するインジケータを点灯させるので、設定されている選択肢項目の操作中心位置を操作者に容易に知らしめることができる。したがって、この情報操作装置によれば、入力操作パネル30を視認しながらの操作に対して、選択肢項目の概略位置を視覚的に把握させることができ、より容易な操作を行わせることが可能となる。
更にまた、この情報操作装置によれば、図8を参照して説明したように、操作開始時に、ステアリング50が掌握されている場合であって接触位置が接触領域の端部である場合には、複数の選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置を実際に接触された接触領域の端部よりも中心に移動させて設定するので、任意の接触領域に選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置を設ける場合であっても、確実に選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置を設定することができる。
更にまた、この情報操作装置によれば、入力操作パネル30として、操作指の接触位置と接触力とを検出することができる感圧抵抗素子を用いた複数行且つ複数列の配置を有するマトリクススイッチ、又はタッチトレーサを用いて、極めて容易且つ操作性に優れた構成とすることができる。
更にまた、この情報操作装置によれば、入力操作パネル30として、表示部40と一体化されたタッチパネルを用いて構成することもでき、極めて容易且つ操作性に優れた構成とすることができる他、設置面積の削減を図ることも可能となる。この場合、情報操作装置では、入力操作パネル30の選択肢項目に対応した接触領域を変更することに応じて、選択肢項目の表示も変更することにより、更に容易且つ操作性に優れた構成とすることができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用した情報操作装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明を適用した情報操作装置が備える入力操作パネル及び表示部の車両への取り付け例を示す図である。 本発明を適用した情報操作装置のより詳細な構成を示すブロック図である。 本発明を適用した情報操作装置における操作時の処理を示すフローチャートである。 本発明を適用した情報操作装置における具体的な動作を説明するための図であって、「オーディオのFM○○を選択する」ことを操作課題とし、この操作を行った際の表示部の表示画面と入力操作パネルの操作マップデータとの遷移について説明するための図である。 本発明を適用した情報操作装置における具体的な動作を説明するための図であって、図5に続く表示部の表示画面と入力操作パネルの操作マップデータとの遷移について説明するための図である。 入力操作パネルの選択肢項目に対応した接触領域の配置例について示す図である。 入力操作パネルの接触領域内の最外周部分が接触された場合の操作中心位置及び選択肢項目に対応した接触領域を設定する処理について説明するための図である。
符号の説明
10 車両搭載機器
20 多機能操作制御部
21 操作入出力制御部
22 操作信号算出部
23 操作マップ処理部
24 操作マップデータ記憶部
30 入力操作パネル
31 セット位置表示部
40 表示部
50 ステアリング
60 ステアリングスポーク
70 ダッシュボード
80 コンビネーションメータ
110 接触位置出力部
120 中心位置表示コントロール部
130 ステアリング掌握有無検出センサ
140 ステアリング掌握有無出力部

Claims (8)

  1. 車両に搭載される車両搭載機器の動作状態を制御する情報操作装置において、
    前記車両搭載機器の動作を選択させる複数の選択肢項目を表示する表示手段と、
    ステアリング上に設置された操作者に接触される接触領域を有し、当該接触領域に対する操作者の接触位置を検出する入力操作手段と、
    前記表示手段に表示された選択肢項目と対応して複数に分割した前記入力操作手段の接触領域を設定し、前記入力操作手段によって検出した接触位置に基づいて、前記表示手段に表示されている選択肢項目のうち操作者に選択された選択肢項目を決定して、前記車両搭載機器の動作状態を制御する操作制御手段と、
    前記ステアリングの掌握の有無を検出するステアリング掌握状態検出手段とを備え、
    前記操作制御手段は、操作の開始時に、前記ステアリング掌握状態検出手段により前記ステアリングが掌握されていると判定した場合に、前記入力操作手段によって検出した接触位置を複数の選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置に設定し、当該操作中心位置を中心として各選択肢項目に対応した接触領域を設定することを特徴とする情報操作装置。
  2. 前記操作制御手段は、操作の開始時に、前記ステアリング掌握状態検出手段により前記ステアリングが掌握されていないと判定した場合には、前記入力操作手段の接触領域の所定位置を複数の選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置に設定することを特徴とする請求項1に記載の情報操作装置。
  3. 前記操作制御手段は、前記入力操作手段によって検出した接触位置を複数の選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置に設定し、当該操作中心位置を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報操作装置。
  4. 前記操作制御手段は、前記入力操作手段が操作者の接触位置を検出してから所定時間が経過したと判定した場合に、前記入力操作手段の接触領域の所定位置を複数の選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置に設定することを特徴とする請求項3に記載の情報操作装置。
  5. 前記操作制御手段により設定された複数の選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置を操作者に提示する中心位置表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の情報操作装置。
  6. 前記操作制御手段は、操作の開始時に、前記ステアリング掌握状態検出手段により前記ステアリングが掌握されていると判定した場合であって、前記入力操作手段によって検出した接触位置が前記接触領域の端部である場合に、複数の選択肢項目に対応した接触領域の操作中心位置を前記接触領域の端部よりも中心に移動させて設定することを特徴とする請求項1に記載の情報操作装置。
  7. 前記入力操作手段は、前記操作指の接触位置と接触力とを検出することができる感圧抵抗素子を用いた複数行且つ複数列の配置を有するマトリクススイッチ、又はタッチトレーサからなることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の情報操作装置。
  8. 前記入力操作手段は、前記表示手段と一体化されたタッチパネルを用いて構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の情報操作装置。
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