JP2005119332A - 複数段に荷物積載可能な無人搬送車 - Google Patents

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泰秀 菱川
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正明 八橋
Toshiya Matsuda
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Abstract


【課題】基板の大型化、積載量の増大に対応可能な無人搬送台車を提供する。
【解決手段】搬送台車1に2段積の棚3,4を設けることにより、製造装置から処理済みカセット回収と、未処理カセットの供給を1回のアクセスで実施する。搬送台車1のカセット棚3,4空間の一部をロボット旋回スペースとして共用し、ロボット2を空の棚位置でのみ旋回させ、その分搬送台車1の小型化を図った。またバッテリー充電プラグ40は車体の傾きに自律的に追随し、確実に結合できるフレキシブル構造とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示パネル、プラズマディスプレー、半導体集積回路などの製造工程における基板搬送装置に関する。
液晶表示パネル生産工場の製造工程におけるガラス基板の搬送には、無人搬送台車が用いられる。無人搬送台車はバッテリー駆動で、誘導線上をシステムコントローラの指示を受け、カセットに収納されたガラス基板を積載し装置間や、装置とストッカ間の搬送を行う。無人搬送台車はバッテリー駆動であるため、充電した電力を使用尽くすと充電が必要になる。しかし通常は電力を消費尽くしたあと集中して充電する方法ではなく、ロードポートなどに併設された充電ステーションで荷物の移載期間中、荷物の移載作業と同時に消費された分を逐次充電する方式が採られる。
充電作業は無人搬送台車側の受電カプラを、地上基地に設けられた給電カプラに接続させ実施される。受電カプラと給電カプラとの接続が不完全であるとカプラ間にアーク放電が発生するなどの問題が生じ、充電に失敗するだけでなく、最悪充電装置を損傷する場合もある。受電カプラと給電カプラとの接続状態が完全であることを確認した後に充電工程に入るようにするため、カプラ部に接触センサや、光センサなど結合確認手段を装着する方式などがこれまでに検討されている。(特許文献1、2)
特開平5−15073 特開2000−308986
液晶表示パネル生産工場において生産能力の向上は至上命令であり、当然搬送システムに対しても、搬送能力の向上が強く求められる。搬送能力向上を図る上で搬送台車のガラス基板積載可能枚数の増強は、有力な解決手段となる。また、単にガラス基板積載可能枚数を増やすだけでなく、搬送台車運用方法も考慮して、搬送能力向上を図る効率的なカセット搭載構造の検討が必要である。
第六世代液晶用ガラス基板サイズは1.5m×1.8mと大型化している。ガラス基板サイズの大型化と積載枚数の増加に対応するため搬送台車自身も必然的に大型化、重量化が避けられない。装置の大型化、重量化は無駄が多くいかにして大型化、重量化を避けるかが重要な技術課題となる。
また、搬送台車の大型化、重量化に伴う新たな問題の1つにバッテリー充電作業の確実性、安定性確保がある。走行台車が重量化すると給電ポートの床状態が脆弱であると車体が傾き易く、カセットの積載の有無で車体の沈み具合も変動し、さらに車高の高くなる分これらの影響が一層拡大され、給電カプラと受電カプラの接合にトラブルが発生する。
以上搬送能力向上を図る上で本発明考案が課題として取り上げる技術課題は次になる。
(1)ガラス基板積載枚数増強のための搬送台車のカセット積載構造。
(2)大型サイズ基板を多数枚搭載する搬送台車の大型化、重量化を押さえコンパクト化する方法。
(3)充電作業における車体側受電カプラと、地上局側の給電カプラとの結合安定性確保の方法。
請求項1に記載の無人搬送車は、走行ガイドに沿って走行するバッテリー駆動の無人搬送車であって、2つ以上の大形ガラス基板カセットを同時に積載可能な2段以上の棚を有する。これにより多数のガラス基板を同時に搭載可能とし、また製造装置への1回のアクセスにより荷物の積載と降載を連続して実施可能となった。また、ガラス基板カセットの積み下し用に水平方向に旋回自由な機構、垂直方向に昇降自由な機構、伸縮自在なアーム機構を有する移載ロボットを搭載し、進行方向の左右方向より物品の移載を行うなことができる。
また、請求項2に記載の前記移載ロボットは、水平方向に旋回自由なロボットであるが、旋回動作を垂直方向の荷物が積載されていない棚位置でのみ行うので、カセットとロボットが接触することは無い。なお、ロボットは荷物載置スペースに食込んで旋回動作させるので、食込み分だけ台車寸法を小型化している。
請求項3に記載の充電カプラは、地上側に設置されたバッテリー充電装置用給電カプラと、無人搬送車側面に設置されたバッテリー充電装置用受電カプラとが対で構成される無人搬送台車用充電装置である。このうち受電カプラは無人搬送車に設けられた受電カプラ支持部にカプラ端子本体の長手方向両端部にて回転自在にピン支持される。これにより、無人搬送車が傾いた状態で地上側充電カプラにアクセスしても、受電カプラは前記ピン支持部で回転し、充電カプラ面と平行面が保たれるよう維持される。
請求項4に記載の充電カプラは地上側に設置されたバッテリー充電装置用給電カプラと、無人搬送車側面に設置されたバッテリー充電装置用受電カプラから構成される。このうち無人搬送台車用充電装置の地上に設置される充電ステーションの構成部品である給電カプラ本体は、充電カプラに押しあてられる表面に4つの接触面決定ピンが設けられている。接触面決定ピンがバネを介し受電カプラのカプラ端子本体に押し当てられると、最初接触する4点のピンで決まる接触面に沿うよう給電カプラ駆動軸に一体化して組込まれたバネが変形するため、受電カプラ端子本体と給電カプラ本体との接触面が自律的に平行に保たれ、受電カプラと給電カプラとの当接が確実になされる。
2段以上の棚を有するので、製造装置への1回のアクセスにより荷物の積載と降載が連続して実施可能となった。
ロボットによる荷物の降載を空の棚位置でのみ行うので、ロボットが荷物載置スペースに食込んで旋回可能となり、食込み分だけ台車寸法を小型化できた。
受電カプラは回転自在にピン支持されるので、無人搬送車が傾いた状態で地上側充電カプラにアクセスしてもピン支持部で回転し、受電カプラ面と給電カプラ面とは平行に保たれ、受電カプラと給電カプラとの当接が確実になされる。
給電カプラは4点で受電カプラ面に接触し、しかも給電カプラ軸に一体化して組込まれたバネが変形するため、受電カプラ端子本体と給電カプラ本体との接触面が自律的に平行に保たれ、受電カプラと給電カプラとの当接が確実になされる。
以下本発明に関する実施形態について図面を参照しながら説明する。
本発明による実施例を図1ないし図7に示す。
まず図1、図2により搬送台車の2段棚構造について説明する。
図1は無人搬送車側面図、図2は上面図である。
1は無人搬送車全体であり、走行方向に長い直方体形状をなす。無人搬送車フレーム6の中央部には移載ロボット2がロボット支持アングル16にロボット固定ボルト19により固定されている。また、ロボット支持アングル16は、垂直方向駆動テーブル10に固定されており、垂直方向駆動テーブル10は図示されていないボールネジにより上下に駆動される。
フレーム6の一方にはガラス基板の収納されたカセットを載置する上段棚3と、下段棚4が2段に設けられている。また、上段棚3と下段棚4にはそれぞれカセットが載置されているかどうかを確認するためのリミットスイッチが23、23、24、24がそれぞれ2つづつ対角位置に設けられている。リミットスイッチ23、24を対角位置に設置する意味は、単にカセットの有無を検知するだけでなく、該リミットスイッチにより、カセットの位置ズレも検知している。例えば、2つのリミットスイッチの1つだけがスイッチONの信号を出力している場合は、カセットが正規の位置よりずれて載置されていることを意味し、正規の位置に置き直す必要がある。
また、位置ズレ検出感度を向上させるためには、カセット設置位置で形成される四辺形の四角全てにリミットスイッチを設置することも有効である。
次に図1により搬送台車の操作パネル位置について説明する。
無人搬送車フレーム6の前後面には緊急時など、台車をマニュアルモードで操作せねばならぬための操作パネルとして、走行前面操作パネル21と走行背面操作パネル22が設けられている。これにより、一方のパネル操作困難な場所に無人搬送車が乗り入れても、他方の操作パネルで容易に操作することが可能である。
次に図1、図2によりロボット動作と落下防止ガードについて説明する。
ロボット支持アングル16上に固定されている移載ロボット2は、ロボット本体11とこの上に取り付けられた回転テーブル12、さらに1段目アーム13、2段目アーム14、さらにその上部に設けられたテーブル15により構成される。ロボットの回転動作は回転テーブル12で行なわれ、アームの伸縮は1段目アーム13、2段目アーム14、および最上段のテーブルの伸縮にて行なわれる。垂直方向の上下運動は垂直方向駆動テーブル10により行なわれる。
垂直方向駆動テーブル10の高さ方向上段棚3と下段棚4に相当する高さ位置には上段透過センサ7と下段透過センサ8が設置されており、ロボットと一体に上下動する遮光板9が前記上段透過センサ7又は下段透過センサ8を遮る時、これらセンサから出力されるパルス波形により、垂直方向におけるロボットの位置が検出される。
一方回転テーブル12には、テーブル15に搭載した荷物が、回転による遠心力で、無人搬送台車進行方向側面から落下するのを防止するための落下防止ガード36が設けられている。なお、図2では落下防止ガード36は無人搬送台車進行方向と同一方向となっているが、ロボットアームが無人車側面よりカセットを積下しする場合、図2の状態から90度回転させるので、落下防止ガード36もこれに連動して90度回転し、無人搬送台車の側面に向く。これにより、搭載した荷物が無人搬送台車の側面から落下するのを防止できる。
次に図2により空棚位置でのロボット旋回動作について説明する。
図2にはロボットアーム先端回転軌跡20が図示されているが、図よりカセット載置エリア39と重なっていることが確認される。即ち、棚にカセットを載置した状態で回転テーブル12を回転させると、ロボットアーム先端は載置されたカセットに衝突する。衝突はロボット設置エリア寸法Wをロボットアーム先端とカセットが干渉しない寸法にまで拡大させることより容易に回避できるが、本発明では敢えて干渉の生じる図2の構成を採ることにより、無人搬送台車の外形サイズの縮小化を図っている。
また、回転によるロボットアーム先端とカセットとの衝突は次の方法で回避している。
基本的には、カセットが載置された棚でロボットアームは回転させず、カセットが載置されていない棚部のみにて回転を行う方法を採る。具体的には、カセットの有無を検出する上段リミットスイッチ23、23と、下段リミットスイッチ24、24の出力をチェックし、上段透過センサと下段透過センサの出力を監視しながら、垂直方向駆動テーブル10を駆動させ、カセットの載置されていない棚位置までロボット支持アングル16を移動させる。カセットが載置されていない棚位置にロボット支持アングルが到達した時点で垂直方向駆動テーブル10を停止させ、必要に応じて適宜回転を実施する。
次に図7により、ロボットアームたわみ補償機能について説明する。
図7は無人搬送台車1が液晶製造装置35にアクセスし、搬送して来たカセットを液晶製造装置入出ポート33に載置する状況を示している。この場合、液晶ガラス基板の収納されたカセットの重量は約240kgと、従来の常識では考えられない重さである。通常、これだけの重量がロボットアームの先端に負荷されると、ロボットアームは片持梁構造をなすため、アーム付け根に作用する荷重モーメントも従来では考えられない大きな値となりアームは湾曲してたわむ。
アーム先端がたわみにより湾曲すると、カセットを水平状態に保持することが困難になり、最悪テーブルより滑り落ちる可能性もあり得る。図7にカセットを積載し、最大限アームを伸ばしたロボットアームがほぼ水平に保たれている状況を示したが、これを実現するための無負荷状態でのアーム形状を点線で示した。本実施例では、有限要素法による計算と、実測とから理想形状を決定する方法を採用している。
次に図1により、無人搬送車の走行時重心と安全対策について説明する。
無人搬送台車がカセット2つを上下段棚に積載した状態で台車総重量は約3トンとなる。無人搬送台車の走行安定性を図るためには、走行時の台車重心を可能な限り低位置にする必要がある。本実施例の無人搬送台車では、最も低位置にある走行時位置透過センサ57の位置に移載ロボット2が存在することを確認した後、走行動作に移る。
また、移載ロボット2が下方に降下する場合、移載ロボット2が位置する下の空間に作業者、その他の物体が誤って進入すると、人身事故または器物破損などの問題が発生する。この様な安全上の観点から移載ロボット下面には記載していないCCDカメラなど、物体検知センサを設置し、画像処理により異物の進入が確認された場合、移載ロボット2の下降を停止させている。
次に図3ないし図5により、無人搬送台車の充電動作を説明する。
無人搬送台車は充電装置の設置されたロードポートにアクセスする場合、消費した電力を補充するため、併設された充電ステーション43に位置決めして停止する。給電カプラ41の直結している給電カプラ駆動軸42は駆動モータ49により水平左方向に駆動され、給電カプラ41は無人搬送台車に取り付けられた受電カプラ40とコンタクトする。給電カプラ41と受電カプラ40が正常にコンタクトすると、電圧、電流の時間遷移パターンに従って充電作業が実施される。
この場合、給電カプラ41と受電カプラ40とを正常にコンタクトさせることが特に重要で、コンタクト不良があると単に充電不十分となるだけでなく、アーク放電が発生するなど、最悪電極を損傷するケースもあり得る。充電ステーション43にアクセスする無人搬送台車は必ずしも、常に理想的に位置合わせされ停止できるわけでなく、また、無人搬送台車自体の個体差によるバラツキもあり、給電カプラ41と受電カプラ40とは正常コンタクトできない可能性もある。
次に図5により、本発明考案に基づく充電カプラ構成について説明する。
充電カプラは受電カプラ40と給電カプラ41とで構成される。さらに受電カプラ40はカプラ端子本体46、受電カプラホルダー47の2つの主要部品で構成されている。このうちカプラ端子本体46は給電電極にコンタクトし充電を受けるための受電側接触電極板52、これに接続一体化される受電極導体バー50が一体化されており、さらに受電側接触電極板52を給電側接触電極板55に圧接するための電極付勢スプリング48及び電極付勢スプリング止め51が組込まれている。
また、受電カプラ端子本体46はホルダー回転支点ピン58により受電カプラホルダー47に回転自在に取け付けられる。即ち、受電カプラ端子本体46は2つの回転支点ピン58、58で形成される軸(図4のY軸)を回転軸として回転自在である。
また給電カプラが取り付けられている給電カプラ駆動軸42はボールネジ60を介して駆動モータ49の正逆転により水平方向に往復運動する。給電カプラ駆動軸42が左方向に駆動され、給電カプラ41が受電カプラ40の受電カプラ端子本体46に押し当てられた場合、受電カプラ端子本体46はホルダー回転支点ピン58により回転自在に受電カプラホルダー47に取り付けられているので、無人搬送台車1が傾斜した状態で充電ステーション43にアクセスしても受電カプラ端子本体46が回転して無人搬送台車1の傾斜を補正できる。
また高さ方向に位置ズレがあっても、受電側接触電極板52および、給電側接触電極板55が長円、または楕円であって、電極部より断面積が大であるので、通電に必要な接触面積は確実に確保され、接触不良が起こることはない。
次に図6により、前記充電カプラの変形例について説明する。
図6に示す給電カプラ本体46の前面には4点で受電カプラ端子本体46に接触する接触面決定ピン54が設けられている。また給電カプラ本体53と給電カプラ駆動軸42の間にバネ45が挿入されているので、接触面決定ピン54を有する給電カプラ本体53が受電カプラ40のカプラ端子本体46に押し当てられると、最初接触する4点のピンで形成される接触面に適合して給電カプラ駆動軸42と直列に取け付けられたバネ45が変形するため、受電カプラ端子本体46と給電カプラ本体53との接触面が平行に保たれ、受電側接触電極板52と給電側接触電極板55とは確実に接触する。
以上本発明考案に基づく実施例について構成要素毎に説明したが、次にこれら各要素機能を統合する無人搬送台車の搬送動作について図3を用い説明する。
図3において、無人搬送台車1の走行する走行軌道は工程間軌道30、分岐軌道31、工程内軌道32から構成される。25はストッカで分岐軌道31に接続された分岐軌道INポート28、分岐軌道OUTポート29と工程内軌道32に接続された工程内軌道INポート26と工程内軌道OUTポート27がある。また工程内軌道32上には液晶製造装置35があり、工程内軌道32とは液晶製造装置入出ポート33で接続されている。また、充電ステーション43はロードポート35に併設されており、無人搬送台車の充電作業は液晶製造装置入出ポート33への荷物の移載作業と同時に実施される。
無人搬送台車1の動作は例えば次ぎのようになる。
カセットを積載せず工程内軌道32上を巡回待機していた無人搬送台車1が図示されていないシステムコントローラよりストッカ25から製造の中間状態にあるガラス液晶基板の収納されたカセットを取り出し、液晶製造装置35に搬送すると同時に、液晶製造装置35で処理の終了したガラス基板の収納されたカセットを受け取り、ストッカ25まで搬送するよう指令を受けたとする。搬送台車1は工程内軌道32上を矢印方向に走行し、工程内軌道OUTポート27に向かう、またシステムコントローラの指令を受けたストッカ25は搬送台車1の到着前に工程内軌道OUTポート27上に指示されたカセットを載置する。工程内軌道OUTポート27に到着した搬送台車1は移載ロボット2を動作させてカセットを下段棚4に積み込む。
この時の一連の動作を図1ないし図3にて説明する。
工程内軌道OUTポート27に到着した搬送台車1は走行時位置透過センサ57の位置にあったロボット支持アングル16を垂直方向駆動テーブル10の駆動により、下段透過センサ8の位置に移動させる。下段棚4上に設けられた下段リミットスイッチ24の出力信号をチェックし、下段棚4にカセットの存在しないことを確認し、回転テーブル12を時計回りに90度回転させる。このとき、回転テーブル12に取り付けられた落下防止ガード36も同時に回転する。
移載ロボット2は1段目アーム13、2段目アーム14、テーブル15を順次伸ばす、この時テーブル15の左右先端に取り付けられた距離センサ37と距離センサ38でそれぞれのセンサ位置からストッカOUTポートまでの距離を測定し、搬送台車1のストッカ入出ポートに対する傾きと距離を計算し、テーブル15の突出量と突出角度の微調整を行い、ストッカOUTポートに正確に位置合せする。ついで工程内軌道OUTポート27上に載置されたカセットを下方よりすくい上げテーブル15上に載せる。
続いてテーブル15、2段目アーム14、1段目アーム13を順次折りたたみ無人搬送台車1内に取り込み、回転テーブル12を反時計回りに90度回転させ、テーブル15を前方に伸ばし、下段棚4上に下ろす。下段棚4にカセット載置後はテーブル15を折りたたみ、ロボット支持アングル16を走行時位置透過センサ57の位置まで降下させ、工程内軌道32上を液晶製造装置35まで走行する。
液晶製造装置35の入出ポート33に到着した搬送台車1は走行時位置透過センサ57の位置にあったロボット支持アングル16を垂直方向駆動テーブル10を動作させて上段透過センサ7の位置に移動させる。上段棚3に設けられた上段リミットスイッチ23により、上段棚3上にカセットが存在しないことを確認し、回転テーブル12を時計回りに90度回転させる。
このとき、回転テーブル12に取り付けられた落下防止ガード36も同時に回転する。移載ロボット2は1段目アーム13、2段目アーム14、テーブル15を順次伸ばす、この時テーブル15の左右先端に取り付けられた距離センサ37と距離センサ38でそれぞれのセンサ位置から液晶製造装置入出ポートまでの距離を測定し、搬送台車1の液晶製造装置入出ポートに対する傾きと距離を計算し、テーブル15の突出量と角度の微調整を行う。次いで液晶製造装置入出ポート33上に載置されたカセットを下方よりすくい上げテーブル15上に載せる。
続いてテーブル15、2段目アーム14、1段目アーム13を順次折りたたみ無人搬送台車1内に取り込む、さらに、回転テーブル12を反時計回りに90度回転させ、テーブル15を前方に伸ばし、カセットを上段棚3に下ろす。次いでテーブル15を折りたたみ、ロボット支持アングル16を下段透過センサ8の位置に移動させる。再びテーブル15を前方に伸ばし、テーブル15上に下段棚4上に載置されているカセットを乗せ、テーブル15を折りたたみ回転テーブル12を時計回りに90度回転させる。次いで垂直方向ガイド10を動作させて、ロボット支持アングル16を上段透過センサ7の位置まで上昇させる。移載ロボット2は1段目アーム13、2段目アーム14、テーブル15を順次伸ばし、液晶製造装置入出ポート33までアームを伸ばし、液晶製造装置入出ポート33上にカセットを降ろす。ついでテーブル15、2段目アーム14、1段目アーム13を順次折りたたむ。
以上によりストッカ25と液晶製造装置35へのカセットの回収と供給の方法について述べたが、図3に示した入出ポートが1つしかない液晶製造装置の場合、本発明の2段積カセットの無人搬送台車では、1回のアクセスでカセットの回収と供給が可能で、単に無人搬送台車のカセット積載能力を2倍にした以上の搬送効率向上効果を生み出すことが出来た。
大サイズガラス基板を用いる液晶表示装置製造工場における基板搬送のように、大サイズ、重量基板カセットを搬送する装置の必要な分野、バッテリー駆動無人搬送車を人手を介さず無人給電ステーションで定期的に充電を行う装置、機器に適用できる。
無人搬送台車側面図 無人搬送台車上面図 液晶製造装置搬送システム 充電ポート 充電カプラ 接触面決定ピン付充電カプラ 製造装置入出ポートでのカセット積載状況
符号の説明
1 無人搬送台車
2 移動ロボット
3 上段棚
4 下段棚
7 上段透過センサ
8 下段透過センサ
11 ロボット本体
12 回転テーブル
18 カセット
23 上段リミットスイッチ
24 下段リミットスイッチ
25 ストッカ
30 工程間軌道
31 分岐軌道
32 工程内軌道
33 液晶製造装置入出ポート
35 液晶製造装置
40 受電カプラ
41 給電カプラ
43 充電ステーション

Claims (4)

  1. 走行ガイドに沿って走行し物品を搬送するバッテリー駆動の無人搬送台車であって、少なくとも物品搭載用の複数段の棚機構を有し、水平方向に旋回自由、垂直方向に昇降自由、進行方向の左右より物品の移載が可能で伸縮自在なアーム機構を有する移載ロボットを搭載した無人搬送車。
  2. 請求項1に記載の昇降自由、水平方向に旋回自由なロボットであって、複数段の棚のうち荷物が積載されていない段の棚位置でのみ移載ロボットを旋回させる無人搬送車。
  3. 地上側に設置されたバッテリー充電装置用給電カプラと、無人搬送車側面に設置されたバッテリー充電装置用受電カプラから構成される無人搬送台車用充電装置であって、前記受電カプラが無人搬送車に設けられた受電カプラ支持部にカプラ端子本体の長手方向両端部にて回転自在にピン支持された構造をなす受電カプラを有する無人搬送車。
  4. 無人搬送車側面に設置されたバッテリー充電装置用受電カプラに当接し、無人搬送車に搭載されたバッテリーを充電する地上設置バッテリー充電装置の給電カプラであって、前面に一組の接触面決定ピンを有し、バネを介し給電カプラ駆動軸に一体化して組み込まれ、前記駆動軸は連結したモータの回転により水平方向に往復運動し、前記受電カプラに当接する方向への駆動時、前記給電カプラ接触面決定ピンが前記受電カプラ表面に押し当てられ、前記受電カプラと前記給電カプラの対向接触面が自律的に平行に調整される無人搬送車用充電装置。

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