JP2005118412A - 収納箱 - Google Patents
収納箱 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005118412A JP2005118412A JP2003358859A JP2003358859A JP2005118412A JP 2005118412 A JP2005118412 A JP 2005118412A JP 2003358859 A JP2003358859 A JP 2003358859A JP 2003358859 A JP2003358859 A JP 2003358859A JP 2005118412 A JP2005118412 A JP 2005118412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage box
- cover
- opening
- main body
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
【課題】 収納箱に収納された遊技媒体の落下を防止することができる収納箱を提供すること。
【解決手段】 収納箱1の側面の所定部(本実施例では、筐体部2の上位側)に、収納箱1の側面側を覆う伸縮性のカバー4の一端を取着し、そのカバー4の一端の非取着側に収納箱1の周縁の長さより短い伸縮性の弾性部材5を環状に配設する。このように構成することによって、弾性部材5は、収納箱1の側面位置において、弾性的に伸張することで該弾性部材5の弾性回復力によって収納箱1に圧着され、また、収納箱1の開口面6の上方位置において、弾性的に萎縮することで該収納箱1の開口面6をカバー4によって被覆させる。
【選択図】 図4
【解決手段】 収納箱1の側面の所定部(本実施例では、筐体部2の上位側)に、収納箱1の側面側を覆う伸縮性のカバー4の一端を取着し、そのカバー4の一端の非取着側に収納箱1の周縁の長さより短い伸縮性の弾性部材5を環状に配設する。このように構成することによって、弾性部材5は、収納箱1の側面位置において、弾性的に伸張することで該弾性部材5の弾性回復力によって収納箱1に圧着され、また、収納箱1の開口面6の上方位置において、弾性的に萎縮することで該収納箱1の開口面6をカバー4によって被覆させる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、遊技媒体を収納する収納箱に関するものである。
従来、遊技機の特賞により払い出される遊技媒体が遊技機の貯留皿に充填された場合は、以降の遊技媒体の払い出し動作を円滑に行うために、遊技者によって貯留皿から予め用意された収納箱に移される。また、収納箱に収納された遊技媒体は、遊技者が遊技を中断して景品交換を行うまで、予め用意された収納位置又は遊技者の近傍に置かれるものである。
特開2003−175267号公報
しかしながら、収納箱の使用分だけ遊技者の近傍に置かれる収納箱が増えてしまうので、遊技者は、1の収納箱にできるだけ多数の遊技媒体を収納させる傾向があり、遊技媒体が収納箱に山盛り状態となってしまい、例えば、景品交換時の収納箱の移送時等に遊技媒体がこぼれて(落下して)、遊技者に不利益を与えてしまうという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、収納箱に収納された遊技媒体の落下を防止することができる収納箱を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の収納箱は、遊技媒体を出入するための開口を有した箱状の本体部材と、その本体部材の両側面の前記開口側において外方に張り出す状態で一体成形された把持部とを備え、他の収納箱を載置可能に構成されており、前記本体部材の側面側の所定部分に取着されて、該本体部材の側面側を筒状に覆う被覆部材と、その被覆部材の非本体部材取着側を絞込可能にする絞込部材とを備えている。
請求項1記載の収納箱によれば、絞込部材は、本体部材の側面位置において、被覆部材の非本体部材取着側を絞り込むことによって、該被覆部材を本体部材の側面側に固定し、また、本体部材の開口上方位置において、被覆部材の非本体部材取着側を絞り込むことによって、該本体部材の開口を被覆部材によって被覆させる。従って、収納箱に遊技媒体を収納した状態で絞込部材を本体部材の上方位置にすることで、被覆部材によって本体部材の開口から遊技媒体が落下することを防止することができるので、遊技者に不利益を与えてしまうことを未然に防止することができるという効果がある。
以下、収納箱1を使用するパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)と、複数のパチンコ機を配設した遊技場との一実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、複数のパチンコ機10を配設した遊技場の遊技システムHを模式的に示した外観図であり、図2はパチンコ機10の正面図であり、図3は、遊技者が遊技を行っている状況を模式的に示した側面図である。
図1において、かかる遊技システムHは、1の遊技場内に設置されるものであり、多数のパチンコ機10が設けられている。各パチンコ機10は、複数の列状を形成して配設されている。1の列は複数のパチンコ機10により構成されており、1の列内のパチンコ機10は、その正面が通路(遊技者)側となり、かつ、少なくとも一方の側面が隣接するパチンコ機10側に位置するように設置される。
1の列に属するパチンコ機10の背面側には、他の列のパチンコ機10が、その背面を向けて、即ち、互いの背面側が向かい合うように配設されている(図示を省略)。また、1の列の通路を挟んだ対向面側には、更に別の列のパチンコ機10が、その正面側を通路に向けて配列されている。本実施の形態の遊技システムHでは、この1の列を1のグループ、通称「島」を形成しており、島を形成する各パチンコ機10のそれぞれは、ケーブルを介してその島に対応して各々設けられた島管理装置200に接続されている。
島管理装置200は、島に属する各パチンコ機10から送信される情報を受信し、その受信した情報に基づいて各パチンコ機10の状態を管理するものである。また、島管理装置200には、液晶ディスプレイが備えられており、各パチンコ機10のそれぞれの稼働状況が表示されるように構成されている。
図2に示すように、パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11を備えており、この外枠11の一側部に内枠12が開閉可能に支持されている。外枠11は、木製の板材により全体として矩形状に構成され、小ネジ等の離脱可能な締結具により各板材が組み付けられている。よって、釘やリベットを使って各板材を組み付けていた従来構造と比べて、構成部材の再利用が容易にされている。本実施の形態では、外枠11の上下方向の外寸は809mm(内寸771mm)、左右方向の外寸は518mm(内寸480mm)となっている。なお、外枠11を樹脂やアルミニウム等の軽金属により構成するようにしてもよい。
内枠12は合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂により構成されている。ABS樹脂は、材料コストが安価で、メッキ等ののりが良く装飾性に優れ、耐衝撃性が大きいので、内枠12の構成材料として好適である。内枠12の開閉軸線は、パチンコ機10の正面からみて遊技球発射ハンドル18の設置箇所の反対側に上下に延設されており、この開閉軸線を軸心にして内枠12が前方側に開放できるようにされている。開閉軸線は遊技球発射ハンドル18の反体側に設けられているので、内枠12を大きく開放することができる。通常パチンコホールでは、パチンコ機10は互いに隣接して配設されるので、開閉軸線を遊技球発射ハンドル18側に設けると、内枠12と共に開放される遊技球発射ハンドル18が隣のパチンコ機10に当接して開放量が減少してしまうからである。
内枠12には、その最下部に下皿ユニット13が取り付けられると共に、下皿ユニット13を除く範囲で内枠12を覆うようにして前面枠セット14が取り付けられている。下皿ユニット13は、内枠12に対してネジ等の締結具により固定されている。また、前面枠セット14は、内枠12に対して開閉可能に取り付けられており、内枠12と同様、パチンコ機10の正面からみて左側に上下に延びる開閉軸線を軸心にして前方側に開放できるようになっている。この内枠12の外周には、前面側へ突設された外周壁が形成されており、その外周壁の内側に前面枠セット14が配設される。即ち、内枠12に前面枠セット14を取り付けた状態では、前面枠セット14の側面外周は、内枠12の外周壁により囲繞されるので、内枠12と前面枠セット14との間への針金等の挿入を困難なものにして、不正行為を抑制することができる。
下皿ユニット13には、ほぼ中央部に球受皿としての下皿15が設けられ、排出口16から排出された遊技球が下皿15内に貯留可能に構成されている。下皿ユニット13は、内枠12と同様に、難燃性のABS樹脂により形成されている。必ずしも、この下皿15のすべてをABS樹脂で形成することは必要でないが、少なくとも下皿15の表面部分、即ち下皿15の表面層と下皿15奥方の前面パネルとをABS樹脂で形成することが好ましい。下皿15には、火のついた煙草が放置される危険があるので、少なくともその表面部分を難燃性のABS樹脂で形成することにより、パチンコ機10の損傷や火災の発生を抑止できるからである。なお、前面パネルには、スピーカからの音を出力するためのスピーカ孔24が穿設されている。
下皿15の正面下方部には、下皿15に貯留された遊技球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー17が設けられている。この球抜きレバー17は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿15の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から遊技球が自然落下して排出される。パチンコ機10の特賞(大当たり等)により払い出される遊技球がパチンコ機10の上皿19及び下皿15に充填された場合は、以降の遊技球の払い出し動作を円滑に行うために、遊技者によって球抜きレバー17を操作して、下皿15の下方空間に予め用意された収納箱1に移される。かかる球抜きレバー17の操作は、通常、下皿15の下方に、下皿15から排出された遊技球を受け取る収納箱1を置いた状態で行われる。従って、下皿15の下方部分には、1の収納箱1が配置可能な程度の空間が設けられている。即ち、下皿15の配設位置は、パチンコ機10の底面側から1の収納箱1の縦寸法を考慮した位置に配設されている。
また、下皿15の右方には、遊技球発射ハンドル18が下皿ユニット13から手前側へ突出した状態で配設されると共に、下皿15の左方には灰皿が片持状に取着されている。灰皿は下皿15に回転可能に取着された軸と共に手前方向及び奥方向へ回転可能にされている。このように、下皿15の一側に遊技球発射ハンドル18を、他側に灰皿を配設することにより、下皿ユニット13の左右の美的バランスを保ってパチンコ機10の装飾性を向上させている。
一方、下皿15の上方における前面枠セット14には、球受皿としての上皿19が一体的に設けられている。ここで、上皿19は、遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら遊技球発射装置へ導出するためのものである。従来のパチンコ機では前面枠セットの下方において内枠に対し開閉可能な前飾り枠が設けられ、該前飾り枠に上皿が設けられていたが、本実施の形態では前飾り枠が省略され、前面枠セット14に対し直接的に上皿19が設けられている。これは、本実施の形態の前面枠セット14は、従来のパチンコ機より大きく形成した遊技領域を外部から視認できるようにするために略楕円形状に大きく欠成された窓部101を備えているので、前面枠セット14の強度を少しでも向上させるべく、該前面枠セット14に上皿19を一体化して形成しているのである。この上皿19も下皿15と同様に、少なくとも表面層が難燃性のABS樹脂にて形成されている。
ここで、図4から図6を参照して、本実施の形態の収納箱1について説明する。図4は、収納箱1に対して弾性部材5の位置に応じたカバー4及び弾性部材5と収納箱2との関係を模式的に示した収納箱1の側面図である。図5は、弾性部材5が収納箱1の開口面6の上方位置にある状況におけるファスナー7の開閉状況を模式的に示した収納箱1の側面図である。図6は、2の収納箱1を積み重ねた斜視図である。
従来、遊技場では、出玉量に応じて1のパチンコ機10で2以上の収納箱を使用する場合があり、2以上の収納箱を使用するときには、遊技球が収納された収納箱を遊技者が坐っている椅子301(図3参照)の近傍等に順に重ねて置くものである。また、遊技場には、遊技場の利潤を向上させるために、1の島を形成する台300(図3参照)に少しでも多くのパチンコ機10を配設して多くの遊技者に遊技をしてもらうように設計されている(図1及び図3参照)。従って、限られたスペースに多くのパチンコ機10を配設しているため、通路等のスペースが限られており、例えば、地価が高い地域の遊技場では、人1人がやっと通れる程の通路しかない遊技場も存在している。
しかしながら、通路に収納箱1を置いてしまうと、人が通路を通過する際に収納箱1に躓いて収納箱をひっくり返してしまい、収納箱1に収納された遊技球を遊技場内に散乱させてしまうという問題点があった。
また、遊技者は、1の収納箱1にできるだけ多数の遊技球を収納させる傾向があるので、遊技球が収納箱1に山盛り状態となってしまい、例えば、景品交換時の収納箱1の移送時等に遊技球がこぼれて(落下して)、遊技者に不利益を与えてしまうという問題点があった。
そこで、本実施の形態の収納箱1では、収納箱1の側面の所定部(本実施例では、筐体部2の上位側)に、収納箱1の側面側を覆う伸縮性のカバー4の一端を取着し、そのカバー4の一端の非取着側に収納箱1の周縁の長さより短い伸縮性の弾性部材5を環状に配設する。このように構成することによって、弾性部材5は、収納箱1の側面位置において、弾性的に伸張することで該弾性部材5の弾性回復力によって収納箱1に圧着され、また、収納箱1の開口面6の上方位置において、弾性的に萎縮することで該収納箱1の開口面6をカバー4によって被覆させる。
本実施の形態の収納箱1は、筐体部2と、把持部3と、カバー4と、弾性部材5とで形成されている。収納箱1の筐体部2は、長方形状の底面と、該底面の外周縁から立ち上がった側壁とから構成されている。筐体部2の側壁は、非底面側ほど開くように傾斜しており、収納箱1同士を積み重ねたときに、下位部の収納箱1の筐体部2の内側に上位側の収納箱1の筐体部2が嵌り込むように構成されている。把持部3は、筐体部2の1の側壁とその側壁に対向する他の側壁との上端からそれぞれ外方に張り出すように設けられており、人が手を掛けて収納箱1を持ち上げやすい形状に構成されている。
カバー4は、筐体部2の側壁を覆うようにその一端が筐体部2の側壁の上位側に接着剤によって取着されており、伸縮性を有した素材で形成されており、例えば、ポリアミド等のナイロン素材や、ポリウレタン素材、ポリイミド素材、エンジニアプラスティック、或いは、ウール素材等が例示される。カバー4を伸縮性を有した素材で構成することによって、例えば、弾性部材5を筐体部2の開口面6の上方位置にした場合に、カバー4が伸張することによって、たとえ遊技球が収納箱1に山盛り状態となっていたとしても、遊技球をカバー4と筐体部2とで形成される空間に収納することができる。よって、筐体部2の開口面6からの遊技球の落下を防止することができるので、遊技者に不利益を与えてしまうことを未然に防止することができる。また、カバー4が伸縮性を有しているため、弾性部材5が筐体部2の側面位置にある状態において、カバー4による筐体部2の被覆割合を少なくすることができるので、空の収納箱1を積載する場合でも収納箱1同士におけるカバー4による干渉を極力少なくして多くの収納箱1を積載することができ、遊技場の省スペース化を図ることができる。
また、該カバー4は、難燃性を有した素材で形成されており、例えば、ポリアミド等のナイロン素材や、ポリウレタン素材、エンジニアプラスティック、塩化ビニル、或いは、ポリイミド素材等が例示される。一般的にパチンコ機10等の遊技機にはタバコ用の灰皿が備えられている。また、収納箱1は、遊技機の近隣に配置されているため、難燃性を有した素材で構成されている。そこで、カバー4も難燃性を有した素材を用いることにより、パチンコ機10周辺の防火性を向上することができる。
更に、本実施の形態では、カバー4の一端を筐体部2の開口面6側に取着すると共に、カバー4の他端に弾性部材5を取着するように構成する。カバー4は、筐体部2の開口面6を被覆するためのものであるので、筐体部2の開口面6を十分に覆うことができる面積があれば良い。よって、カバー4の非弾性部材5取着側を筐体部2の開口面6側に取着することで、1の収納箱1に使用するカバー4の量を少なくすることができるので、収納箱1の生産性を向上することができる。
また、カバー4を把持部3より下方位置に取着することにより、カバー4によって筐体部2の開口面6が被覆されていない場合、即ち、弾性部材5が筐体部2の側面側にある場合に、把持部3をカバー4によって覆われないようにすることができる。よって、カバー4によって筐体部2の開口面6が被覆されていない場合に、カバー4によって把持部3を被覆させないようにすることで、把持部3の機能を有効的に活用することができる。
カバー4の一端の筐体部2非取着側には、収納箱1の周縁の長さより短い伸縮性を有したゴム等で形成された弾性部材5が環状に配設されている。ここで、図4を参照して、収納箱1に対して弾性部材5の位置に応じたカバー4及び弾性部材5と収納箱2との関係を説明する。
図4(a)は、弾性部材5が収納箱1の筐体部2の側面に位置している状態を示した収納箱1の側面図である。この状態では、弾性部材5は、弾性的に伸張することによって、自身が有する弾性回復力によって筐体部2に圧着されている。従って、カバー4も弾性的に萎縮している状態であり、カバー4が筐体部2の側壁の側面を覆っている状態である。
図4(b)は、図4(a)の状態から、弾性部材5を筐体部2の開口面6の上方位置にもってきた状態を示した収納箱1の側面図である。この状態では、弾性部材5が弾性的に伸張することで筐体部2の開口面6の上方位置にもってくることができる。また、この状態では、図4(a)の状態からカバー4が反転して裏面側が露出すると共に、カバー4が弾性的に伸張している状態である。
図4(c)は、図4(b)の状態から弾性部材5が弾性的に萎縮した状態を示した収納箱1の側面図である。この状態では、弾性部材5が弾性的に萎縮することによって、筐体部2とカバー4とで閉塞された空間を形成することができる。筐体部2とカバー4とで形成された空間は、カバー4が伸縮性を有してるため、筐体部2の容積よりも大きくすることができ、たとえ遊技球が収納箱1に山盛り状態となっていたとしても、遊技球をカバー4と筐体部2とで形成される空間に収納することができる。よって、筐体部2の開口面6からの遊技球の落下を防止することができるので、遊技者に不利益を与えてしまうことを未然に防止することができる。
次に、図5を参照して、カバー4に設けられたファスナー7について説明する。カバー4には、裏面側から開閉可能に構成されたファスナー7が取着されている。このファスナー7は、互いに噛み合う金属等の小片を2本の布テープに取り付けて開閉可能に構成されており、弾性部材5が筐体部2の開口面6の上方位置にある場合、即ち、カバー4の裏面側が露出している場合に、ファスナー7の摘み部が露出して開閉動作を行うことができるように構成されている。よって、弾性部材5を筐体部2の開口面6上方位置にすることで該開口面6がカバー4によって覆われている状態でも、図5(a)の状態から図5(b)の状態のように、ファスナー7の開放動作を行うことによって、筐体部2とカバー4とで形成される空間に収納された遊技球を出入可能にすることができるので、遊技者の遊技状態に応じた様々な要求にも応じることができる。
次に、図6を参照して、2の収納箱1を積み重ねた場合について説明する。カバー4は伸縮性を有しているため、弾性部材5が筐体部2の側面位置にある状態において、カバー4による筐体部2の被覆割合を少なくしても、カバー4が伸張することによって、たとえ遊技球が収納箱1に山盛り状態となっていたとしても、遊技球をカバー4と筐体部2とで形成される空間に収納することができる。よって、弾性部材5が筐体部2の側面位置にある状態において、カバー4による筐体部2の被覆割合を少なくすることができるので、空の収納箱1を積載する場合でも収納箱1同士におけるカバー4による干渉を極力少なくして多くの収納箱1を積載することができ、遊技場の省スペース化を図ることができる。
以上説明したように、本実施の形態の収納箱1では、弾性部材5は、筐体部2の側面位置において、弾性的に伸張することで該弾性部材5の弾性回復力によって筐体部2に圧着され、また、筐体部2の開口面6の上方位置において、弾性的に萎縮することで該筐体部2の開口面6をカバー4によって被覆させる。従って、収納箱1に遊技球を収納した状態で弾性部材5を筐体部2の開口面6の上方位置にすることで、カバー4によって筐体部2の開口面6から遊技球が落下することを防止することができるので、遊技者に不利益を与えてしまうことを未然に防止することができる。
また、カバー4を伸縮性を有した素材で構成することによって、例えば、弾性部材5を筐体部2の開口面6の上方位置にした場合に、カバー4が伸張することによって、たとえ遊技球が収納箱1に山盛り状態となっていたとしても、遊技球をカバー4と筐体部2とで形成される空間に収納することができる。よって、筐体部2の開口面6からの遊技球の落下を防止することができるので、遊技者に不利益を与えてしまうことを未然に防止することができる。また、カバー4が伸縮性を有しているため、弾性部材5が筐体部2の側面位置にある状態において、カバー4による筐体部2の被覆割合を少なくすることができるので、空の収納箱1を積載する場合でも収納箱1同士におけるカバー4による干渉を極力少なくして多くの収納箱1を積載することができ、遊技場の省スペース化を図ることができる。
更に、カバー4にファスナー7を設けることによって、弾性部材5を筐体部2の開口面6上方位置にすることで該開口面6がカバー4によって覆われている状態でも、ファスナー7の開放動作を行うことによって、筐体部2とカバー4とで形成される空間に収納された遊技球を出入可能にすることができるので、遊技者の遊技状態に応じた様々な要求にも応じることができる。
また、収納箱1に遊技球が収納されていない場合には、遊技者は自らの所持品を収納箱1に入れる傾向がある。そこで、遊技者の所持品を入れた状態で弾性部材5を筐体部2の開口面6の上方位置にすることで、遊技者の所持品が盗難され難くすることができるので、遊技場内の防犯性を向上することができる。
更に、本実施の形態では、カバー4の一端を筐体部2の開口面6側に取着すると共に、カバー4の他端に弾性部材5を取着するように構成する。カバー4は、筐体部2の開口面6を被覆するためのものであるので、筐体部2の開口面6を十分に覆うことができる面積があれば良い。よって、カバー4の非弾性部材5取着側を筐体部2の開口面6側に取着することで、1の収納箱1に使用するカバー4の量を少なくすることができるので、収納箱1の生産性を向上することができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施例の形態では、パチンコ機10に使用する遊技球を収納するように記載していたが、これに代えて、スロットマシン等で使用するメダルを収納するようにしても良い。
また、本実施の形態では、互いに噛み合う金属等の小片を2本の布テープに取り付けて開閉可能に構成されたファスナー7を使用して、筐体部2とカバー4とで形成される空間に収納された遊技球を出入可能に構成していた。これに代えて、フック状とパイル状との2枚の布製のテープを用いて着脱自在に構成されたマジックテープを使用して、筐体部2とカバー4とで形成される空間に収納された遊技球を出入可能に構成しても良い。
以下に本発明の収納箱及び変形例を示す。遊技媒体を出入するための開口を有した箱状の本体部材と、その本体部材の両側面の前記開口側において外方に張り出す状態で一体成形された把持部とを備え、他の収納箱を載置可能に構成された収納箱において、前記本体部材の側面側の所定部分に取着されて、該本体部材の側面側を筒状に覆う被覆部材と、その被覆部材の一端側に取着されて、前記本体部材の側面側を環状に囲う伸縮性を有した弾性部材とを備え、前記弾性部材は、前記本体部材の側面位置において、弾性的に伸張することで、該弾性部材の弾性回復力によって前記本体部材に圧着されると共に、前記本体部材の開口上方位置において、弾性的に萎縮することで、前記被覆部材によって前記本体部材の開口を被覆させることを特徴とする収納箱1。
収納箱1において、前記絞込部材は、前記本体部材の側面側を環状に囲う伸縮性を有した弾性部材であり、前記弾性部材は、前記本体部材の側面位置において、弾性的に伸張することで、該弾性部材の弾性回復力によって前記被覆部材を固定すると共に、前記本体部材の開口上方位置において、弾性的に萎縮することで、前記被覆部材によって前記本体部材の開口を被覆させることを特徴とする収納箱2。弾性部材は、本体部材の側面位置において、弾性的に伸張することで該弾性部材の弾性回復力によって被覆部材を固定し、また、本体部材の開口上方位置において、弾性的に萎縮することで該本体部材の開口を被覆部材によって被覆させる。従って、収納箱に遊技媒体を収納した状態で弾性部材を本体部材の上方位置にすることで、被覆部材によって本体部材の開口から遊技媒体が落下することを防止することができるので、遊技者に不利益を与えてしまうことを未然に防止することができる。
収納箱1又は2において、前記被覆部材は、伸縮性を有した繊維又はフィルムで構成されていることを特徴とする収納箱3。被覆部材を伸縮性を有した繊維又はフィルムで構成することによって、例えば、絞込部材を本体部材の開口上方位置にした場合に、被覆部材が伸張することによって、たとえ遊技媒体が収納箱に山盛り状態となっていたとしても、遊技媒体を被覆部材と本体部材とで形成される空間に収納することができる。よって、本体部材の開口からの遊技媒体の落下をより防止することができるので、遊技者に不利益を与えてしまうことを未然に防止することができる。また、絞込部材が本体部材の側面位置にある状態において、被覆部材による本体部材の被覆割合を少なくすることができるので、空の収納箱を積載する場合でも収納箱同士における被覆部材による干渉を極力少なくして多くの収納箱を積載することができ、遊技場の省スペース化を図ることができる。なお、伸縮性を有した繊維又はフィルムとしては、例えば、ポリアミド等のナイロン素材や、ポリウレタン素材、ポリイミド素材、エンジニアプラスティック、或いは、ウール素材等が例示される。
収納箱1から3のいずれかにおいて、前記被覆部材は、難燃性を有した素材で構成されていることを特徴とする収納箱4。一般的に遊技機等にはタバコ用の灰皿が備えられている。また、収納箱は、遊技機の近隣に配置されているため、難燃性を有した素材で構成されている。そこで、被覆部材も難燃性を有した素材を用いることにより、遊技機周辺の防火性を向上することができる。なお、難燃性を有した素材としては、例えば、ポリアミド等のナイロン素材や、ポリウレタン素材、エンジニアプラスティック、塩化ビニル、或いは、ポリイミド素材等が例示される。
収納箱1から4のいずれかにおいて、前記被覆部材は、所定部に開閉可能な開閉部材を備えていることを特徴とする収納箱5。被覆部材の所定部に開閉可能な開閉部材を配設することによって、絞込部材を本体部材の開口上方位置にすることで該開口が被覆部材によって被覆されている状態でも、開閉部材を開閉することで本体部材に収納された遊技媒体を出入可能にすることができる。なお、開閉部材としては、例えば、互いに噛み合う金属等の小片を2本の布テープに取り付けて開閉可能に構成されたファスナーや、フック状とパイル状との2枚の布製のテープを用いて着脱自在に構成されたマジックテープ等が例示される。
収納箱1から5のいずれかにおいて、前記被覆部材は、その一端が前記本体部材の開口側に取着されるように構成されていることを特徴とする収納箱6。被覆部材の一端を本体部材の開口側に取着すると共に、被覆部材の他端に絞込部材を取着するように構成する。被覆部材は、本体部材の開口を被覆するためのものであるので、本体部材の開口を十分に覆うことができる面積があれば良い。よって、被覆部材の非絞込部材取着側を本体部材の開口側に取着することで、1の収納箱に使用する被覆部材の量を少なくすることができるので、収納箱の生産性を向上することができる。
収納箱1から6のいずれかにおいて、前記把持部は、前記本体部材の側面側上端に該本体部材と一体成形されており、前記被覆部材は、前記把持部より下方位置に取着されることを特徴とする収納箱7。被覆部材を把持部より下方位置に取着することにより、被覆部材によって本体部材の開口が被覆されていない場合、即ち、絞込部材が本体部材の側面側にある場合に、把持部を被覆部材によって覆われないようにすることができる。よって、被覆部材によって本体部材の開口が被覆されていない場合に、被覆部材によって把持部を被覆させないようにすることで、把持部の機能を有効的に活用することができる。
1 収納箱
2 筐体部(本体部材)
3 把持部
4 カバー(被覆部材)
5 弾性部材
6 開口面(開口)
2 筐体部(本体部材)
3 把持部
4 カバー(被覆部材)
5 弾性部材
6 開口面(開口)
Claims (1)
- 遊技媒体を出入するための開口を有した箱状の本体部材と、その本体部材の両側面の前記開口側において外方に張り出す状態で一体成形された把持部とを備え、他の収納箱を載置可能に構成された収納箱において、
前記本体部材の側面側の所定部分に取着されて、該本体部材の側面側を筒状に覆う被覆部材と、
その被覆部材の非本体部材取着側を絞込可能にする絞込部材とを備えていることを特徴とする収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003358859A JP2005118412A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003358859A JP2005118412A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 収納箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005118412A true JP2005118412A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34615253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003358859A Pending JP2005118412A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 収納箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005118412A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1772919B1 (en) | 2004-06-22 | 2010-10-06 | Asahi Glass Company, Limited | Electrolyte membrane for solid polymer fuel cell, method for producing same and membrane electrode assembly for solid polymer fuel cell |
-
2003
- 2003-10-20 JP JP2003358859A patent/JP2005118412A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1772919B1 (en) | 2004-06-22 | 2010-10-06 | Asahi Glass Company, Limited | Electrolyte membrane for solid polymer fuel cell, method for producing same and membrane electrode assembly for solid polymer fuel cell |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7140390B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005118412A (ja) | 収納箱 | |
JP2006263260A (ja) | メダル遊技機 | |
JP4140381B2 (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP2005118411A (ja) | カバー | |
JP2003340080A (ja) | 遊技機 | |
JP5867694B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2002172242A (ja) | パチンコ遊技機及び遊技玉の排出ガイド | |
JP7421999B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4496589B2 (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP3940300B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4140383B2 (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP6347263B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2024033449A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033466A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033397A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033444A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033501A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033518A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033473A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033411A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033434A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033485A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033462A (ja) | 遊技機 | |
JP2024033533A (ja) | 遊技機 |