JP2005118361A - ダブルルーメンカテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】 先端皮膚組織に対する拡張作用および外周への張り出しが十分で、良好な挿入性と開存性を両立できるようにする。
【解決手段】 先端に開口された送血口まで形成された送血用ルーメンおよび先端近傍に開口された脱血口まで形成された脱血用ルーメンを有するカテーテル本体1と、カテーテル本体の基部に一体的に結合され送血用ルーメン及び脱血用ルーメンにそれぞれ連通する接続チューブ6a,6bを有する接続部5とを備えてなり、カテーテル本体における脱血用ルーメン形成壁部4を先端から所定量切り欠いて段部を形成し、この段部の端面である脱血用ルーメン先端開口部には、送血用ルーメンとの隔壁となる前記段部の底面4cに全長に亘って密着し、かつ先端が縮径傾斜するプロテクタ20を装着固定するとともに、脱血用ルーメン形成壁部における前記プロテクタ装着部後方の両側面に、それぞれ前記脱血口3bとなる軸方向に延びる長穴を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、血液透析などの治療に使用されるダブルルーメンカテーテルに係り、さらに詳しくは、脱血用および送血用の開口部がカテーテル本体の先端部側にそれぞれ設けられたエンドホールタイプのダブルルーメンカテーテルの構造に関するものである。
例えば緊急透析用のダブルルーメンカテーテルは、その先端形状の違いにより、サイドホールタイプとエンドホールタイプの2種に大別される。一般に、脱血用および送血用の開口部がカテーテル本体の先端部側にそれぞれ設けられているエンドホールタイプのカテーテルは、開存性が良いとされているが、その脱血口形状の影響で、サイドホールタイプに比べて挿入性が劣る。
また、その脱血性に関しても、脱血口の形状によっては血管壁への吸着を起こし易くなる。そのため、カテーテル断面形状を異形にして、前記吸着を防止するようにしたものが市販化されている。しかし、このようにカテーテル断面を異形にすると、挿入抵抗がさらに悪化する。
そこで、先端に開口された送血口まで形成された送血用ルーメンおよび先端近傍に設けられた凹部の基部側端面に開口された脱血口まで形成された脱血用ルーメンを有するカテーテル本体の前記脱血口部に、カテーテルの軸心を通る放射面に沿って円弧状に突設する帯体あるいはほぼ扇形状の板体からなるプロテクタを設置して、挿入抵抗の低減を図るようにしたものが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2001−104486号公報
しかしながら、脱血口部に設置した円弧状に突設する帯体あるいはほぼ扇形状の板体からなるプロテクタにあっては、いずれの形状も皮膚組織に対する拡張作用が不充分で、組織通過性に関して大幅な改善は望めなかった。
また、血管壁への吸着抑制能に関しても、これらの形状では径方向外側への張り出しが弱く、充分な吸着防止性能を発揮するのが困難であった。
本発明の技術的課題は、皮膚組織に対する拡張作用および径方向外側への張り出しが十分で、良好な挿入性と開存性を両立できるようにすることにある。
本発明の請求項1に係るダブルルーメンカテーテルは、下記の構成からなるものである。すなわち、先端に開口された送血口まで形成された送血用ルーメンおよび先端近傍に開口された脱血口まで形成された脱血用ルーメンを有するカテーテル本体と、カテーテル本体の基部に一体的に結合され送血用ルーメン及び脱血用ルーメンにそれぞれ連通する接続チューブを有する接続部とを備えたダブルルーメンカテーテルにおいて、カテーテル本体における脱血用ルーメン形成壁部を先端から所定量切り欠いて段部を形成し、この段部の端面である脱血用ルーメン先端開口部には、送血用ルーメンとの隔壁となる前記段部の底面に全長に亘って密着し、かつ先端が縮径傾斜するプロテクタを装着固定するとともに、脱血用ルーメン形成壁部における前記プロテクタ装着部の基部側の両側面に、それぞれ前記脱血口となる軸方向に延びる長穴を形成したものである。
本発明の請求項2に係るダブルルーメンカテーテルは、プロテクタの基部側に、脱血用ルーメン形成壁部における両側長穴間に形成されるブリッジ部に沿う尾状部が延出して設け、このプロテクタ尾状部により前記ブリッジ部を内側より支持させてなるものである。
本発明の請求項3に係るダブルルーメンカテーテルは、プロテクタ尾状部を、流線形に形成したものである。
請求項1に係るダブルルーメンカテーテルにおいては、送血用ルーメンとの隔壁となる段部底面に全長に亘って密着し、かつ先端が縮径傾斜するプロテクタを脱血用ルーメン先端に装着固定しているので、皮膚組織に対する拡張作用が充分で、良好な挿入性が得られる。
また、脱血用ルーメン形成壁部におけるプロテクタ装着部の基部側の両側面に、それぞれ脱血口となる軸方向に延びる長穴を形成しているので、良好な開存性が得られる。このため、血管壁へのへばり付き(吸着)がなくなり、確実に脱血を行なうことができる。
請求項2に係るダブルルーメンカテーテルにおいては、プロテクタの基部側に設けた尾状部により、脱血用ルーメン形成壁部における両側長穴間に形成されるブリッジ部を内側より支持させることができて、このバックアップされたブリッジ部によって径方向外側への張り出しを確実に行わせることができる。このため、脱血口の良好な開存性が得られ、信頼性を高めることができる。
請求項3に係るダブルルーメンカテーテルにおいては、プロテクタ尾状部を、流線形に形成しているので、血管内のカテーテル脱血口付近で血液の流れに渦や淀みが発生するのを抑制することができる。
実施の形態1.
図1乃至図5はいずれも本発明の実施の形態1に係るダブルルーメンカテーテルを示すもので、図1はその全体構成を示す模式図、図2はその先端部を拡大して示す斜視図、図3はその先端部を角度を変えて示す斜視図、図4はそのプロテクタのみを取り出して示した斜視図、図5はその接続チューブの基部側のアダプタ部分を示す一部断面表示を含む拡大図である。
この実施の形態1のダブルルーメンカテーテルは、合成樹脂製のカテーテル本体1の内部に送血用ルーメン2aおよび脱血用ルーメン2bが設けられている。カテーテル本体1の先端部は、先端に向かうにしたがって縮径されたテーパ状に形成され、その先端に送血用ルーメン2aに連通する円形の送血口3aが設けられている。また、カテーテル本体1における脱血用ルーメン形成壁部4には、その先端から所定量切り欠いて段部4aが形成され、段部4aの端面である脱血用ルーメン先端開口部4b(図2)には、送血用ルーメン2aとの隔壁となる前記段部の底面4cに全長に亘って密着し、かつ頭部20aの先端が縮径傾斜する別体からなる同じく合成樹脂製のプロテクタ20が装着固定されているとともに、脱血用ルーメン形成壁部4におけるプロテクタ装着部の基部側の両側面に、それぞれ脱血用ルーメン2bに連通する軸方向の長穴からなる脱血口3b,3cが形成されている。
プロテクタ20は、その基部側に図4のように脱血用ルーメン先端開口部4bのエッジに当接する段部20bと、脱血用ルーメン先端開口部4b内に挿入される短尺の尾状部20cが設けられているとともに、底面が頭部20aから尾状部20cに至るまで面一に形成されている。尾状部20cは、脱血用ルーメン形成壁部4における長穴すなわち脱血口3b,3c間に形成されるブリッジ部4dに沿って延び、ブリッジ部4dの前側部分を内側より支持するバックアップとして機能する。
カテーテル本体1の基部には、図1のように送血用ルーメン2aおよび脱血用ルーメン2bにそれぞれ連通する2本の接続チューブ6a,6bを備えた接続部5が一体的に結合されている。そして、各接続チューブ6a,6bの先端に、透析回路等が接続されるルアーアダプタ7a,7bが一体形成されており、ルアーアダプタ7a,7bを使用しない場合は、ルアーアダプタの開口部に有底円筒状のキャップ8が取り付けられ、ルアーアダプタの開口部が閉塞されるようになっている。また、ルアーアダプタ7a,7bを使用する場合は、キャップ8に代えて、図5のように有底円筒状のルアーキャップ10がルアーアダプタに取り付けられるようになっている。ルアーキャップ10は、その底面に貫通孔10aが設けられ、内側に貫通孔10aを封止するゴムの如き弾性体からなる弁体11が配設されている。また、ルアーキャップ10の円筒部にはルアーアダプタ7aの先端部に螺合するねじ部10bが形成されている。
送血用ルーメン2aには、管状のスタイレット12が挿通されている。スタイレット12は、外径が送血用ルーメン2aのルーメン径とほぼ等しいかまたは若干小径に設定されている。また、スタイレット12のルーメン12aには、外径がルーメン12aの内径とほぼ等しいガイドワイヤ(図示せず)が挿通されるようになっている。また、スタイレット12の先端部は、その外形が先端に向かうにしたがって縮径されたテーパ状に形成されているとともに、スタイレット12の基部には、スタイレットアダプタ13が一体的に結合されている。
スタイレットアダプタ13は、その先端の拡径筒部の内径がルアーキャップ10の外径とほぼ等しく設定された段筒状に形成され、その先端拡径筒部がルアーキャップ10のロック部13aとして、またその基部側小径筒部がスタイレット12の基部の連結部13bとして、構成されている。そして、スタイレット12がルアーキャップ10の弁体11を介して接続チューブ6aのルーメンおよびカテーテル本体1の送血用ルーメン2aに挿通され、スタイレットアダプタ13のロック部13aがルアーキャップ10に嵌合させられるようになっている。
なお、各接続チューブ6a,6bにはそれぞれのルーメンを閉塞するクランプ9が設けられているとともに、カテーテル本体1の少なくとも先端部から脱血口3b,3cより若干基部側までの範囲に、抗血栓性湿潤潤滑剤(図示せず)がコーティングされている。
以上のように構成される本実施形態のダブルルーメンカテーテルを用いて血液透析を行う場合、まず予め大腿静脈や鎖骨下静脈等の血流の豊富な大径の静脈にガイドワイヤを留置する。次いで、このように血管内に留置したガイドワイヤの手元端を、カテーテル本体1の送血用ルーメン2aに挿通されたスタイレット12の先端開口部から挿入して、スタイレット12のルーメン12aに挿通する。次に、スタイレット12すなわちカテーテル本体1をガイドワイヤに沿って押し進め、血管に挿入する。このとき、カテーテル本体1は、その送血用ルーメン2aのルーメン径とほぼ等しいか又は若干小径の外径を有するスタイレット12によって挿入しやすくなっているとともに、先端が縮径傾斜するプロテクタ20を脱血用ルーメン2bの先端に装着しているので、皮膚組織に対する拡張作用が充分で、良好な挿入性が得られる。
そして、血流の豊富な大径の静脈に、血流と同じ方向にカテーテル本体1の先端を向け、ガイドワイヤおよびスタイレット12をカテーテル本体1から抜去し、カテーテル本体1を留置する。このとき、接続チューブ6aのルアーアダプタ7aには、弁体11を有するルアーキャップ10が取り付けられているので、図5のように弁体11によって、カテーテル本体1の先端部にかかる陰圧によるルアーアダプタ7a側からの送血用ルーメン2aへの空気の流入が防止され、送血用ルーメン2aの内壁とスタイレット12の外壁の狭い隙間Gを介して空気が血管内に入り込むのが防止される。
次に、各接続チューブ6a,6bのそれぞれのルアーアダプタ7a,7bに透析回路を接続し、静脈を流れる血液を脱血口3b,3cを介して脱血用ルーメン2bおよび接続チューブ6bから体外(透析回路)に脱血し、浄化された血液を接続チューブ6aおよび送血用ルーメン2aから送血口3aを介して血管内に送血する。このとき、脱血用ルーメン形成壁部4におけるプロテクタ装着部の基部側の両側面に形成した長穴からなる脱血口3b,3cにより、脱血口の開口面積が広くなり、十分な血流量が確保されるとともに、脱血口3b,3cの血管壁への吸着が防止される。
また、脱血用ルーメン形成壁部4における脱血口3b,3c間に形成されるブリッジ部4dの前側部分が、プロテクタ20基部側の尾状部20cにより支持されているので、このバックアップされたブリッジ部4dによって径方向外側への張り出しが確実に行われる。このため、血管壁へのへばり付き(吸着)がなくなり、脱血口3b,3cの良好な開存性が得られ、確実に脱血を行なうことができて、信頼性が高まる。
また、カテーテル本体1の少なくとも先端部から脱血口3b,3cより若干基部側までの範囲にコーティングした抗血栓性湿潤潤滑剤により、カテーテル挿入抵抗が更に軽減され、滑らかな挿入性を実現することが可能となるとともに、脱血口3b,3cおよびプロテクタ20ヘの血栓形成を防止できて、長期的にカテーテルを開存させることができる。
実施の形態2.
図6乃至図8はいずれも本発明の実施の形態2に係るダブルルーメンカテーテルを示すもので、図6はその先端部を拡大して示す斜視図、図7はその先端部を角度を変えて示す斜視図、図8はそのプロテクタのみを取り出して示した斜視図であり、各図中、前述の実施の形態1のものと同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
この実施の形態2のダブルルーメンカテーテルは、合成樹脂製のカテーテル本体1における脱血用ルーメン形成壁部4の脱血用ルーメン先端開口部4b(図6)に装着固定される別体からなる同じく合成樹脂製のプロテクタ30の尾状部30cを長尺に設定して、この長尺の尾状部30cにより、脱血用ルーメン形成壁部4における脱血口3b,3c間に形成されるブリッジ部4dをほぼ全長に亘り内側より支持させるようにした点が、前述の実施の形態1のものと異なっており、それ以外のプロテクタ30の頭部30aや段部30bの形状を含む他の構成は全て前述の実施の形態1のものと同一であり、実施の形態1のもつ機能を全て備えている。
この実施の形態2のダブルルーメンカテーテルにおいては、プロテクタ30の長尺の尾状部30cにより、脱血口3b,3c間のブリッジ部4dをほぼ全長に亘り内側より支持してバックアップできるので、このバックアップされたブリッジ部4dによって径方向外側への張り出しがより確実に行われる。このため、血管壁へのへばり付き(吸着)がなくなり、脱血口3b,3cの良好な開存性が得られ、より確実に脱血を行なうことができて、信頼性の確保が一層容易となる。
実施の形態3.
図9の(a)(b)(c)は本発明の実施の形態3に係るダブルルーメンカテーテルの先端部を拡大して示す平面図、正面図および側面図であり、図中、前述の実施の形態1のものと同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
この実施の形態3のダブルルーメンカテーテルは、合成樹脂製のカテーテル本体1における脱血用ルーメン形成壁部4の脱血用ルーメン先端開口部に装着固定される別体からなる同じく合成樹脂製のプロテクタ40の尾状部40cを、流線形に形成したものである。さらに、カテーテル本体1の先端の送血口3dの形状を楕円形としたものであるが、送血口の形状としてはそれ以外の異形形状の採用も可能であることは言うまでもない。
これを更に詳述すると、この実施の形態3のダブルルーメンカテーテルは、脱血用ルーメン形成壁部4における脱血口3b,3c間に形成されるブリッジ部4dの前方支持部となるアーチ部4eの軸方向の幅を大きく設定するとともに、プロテクタ40には、その頭部40aと尾状部40cの間にアーチ部4eが嵌合可能な細軸部40dを設けている。また、プロテクタ40は、その尾状部40cの横幅寸法が基部側にいくにしたがって小さくなる流線形に形成されているとともに、尾状部40cの上面中央部にブリッジ部4dが嵌入可能な軸方向に延びる溝40eが設けられ、溝40eにブリッジ部4dを嵌入させた際に、溝40eのエッジ部がブリッジ部4dと面一となるように設定されており、アーチ部4eとブリッジ部4dを、細軸部40dと溝40eによって前後左右から挟み付けるように装着固定されている。それ以外の構成は全て前述の実施の形態1のものと同一であり、実施の形態1のもつ機能を全て備えている。
この実施の形態3のダブルルーメンカテーテルにおいては、プロテクタ尾状部40cを、頭部40aと同様に流線形に形成しているので、血管内のカテーテル前後で血液の流れに渦や淀みが発生するのを抑制することができる。
実施の形態4.
図10の(a)(b)(c)は本発明の実施の形態4に係るダブルルーメンカテーテルの先端部を拡大して示す平面図、正面図、及び側面図であり、図中、前述の実施の形態1〜3のものと同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
この実施の形態4のダブルルーメンカテーテルは、合成樹脂製のカテーテル本体1における脱血用ルーメン形成壁部4の脱血用ルーメン先端開口部に装着固定される別体からなる同じく合成樹脂製のプロテクタ50の尾状部50cを流線形に形成するとともに、プロテクタ50の頭部50aの先端を、前述の実施の形態1〜3のものより更に鋭角に形成して、皮膚組織に対する拡張作用および挿入性をより向上させている。
これを更に詳述すると、この実施の形態4のダブルルーメンカテーテルは、脱血用ルーメン形成壁部4における脱血口3b,3c間に形成されるブリッジ部4dの前方支持部となるアーチ部4eの軸方向の幅を前述の実施の形態3と同様に大きく設定するとともに、アーチ部4eからブリッジ部4dにかけて周方向の幅が緩やかに狭まるように形成して、ブリッジ部4dの構造的な強度を高めたものである。それ以外の構成は前述の実施の形態1〜3のものと同一であり、実施の形態1のもつ機能を全て備えている。
この実施の形態4のダブルルーメンカテーテルにおいては、プロテクタ頭部50aの先端を、前述の実施の形態1〜3のものより鋭角に形成するとともに、プロテクタ尾状部50cを、頭部50aと同様に流線形に形成しているので、皮膚組織に対する拡張作用および挿入性がより向上し、かつ血管内のカテーテル前後で血液の流れに渦や淀みが発生するのを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係るダブルルーメンカテーテルの全体構成を示す模式図である。 実施の形態1に係るダブルルーメンカテーテルの先端部を拡大して示す斜視図である。 実施の形態1に係るダブルルーメンカテーテルの先端部を角度を変えて示す斜視図である。 実施の形態1に係るダブルルーメンカテーテルのプロテクタのみを取り出して示した斜視図である。 実施の形態1に係るダブルルーメンカテーテルの接続チューブの基部側のアダプタ部分を示す一部断面表示を含む拡大図である。 本発明の実施の形態2に係るダブルルーメンカテーテルの先端部を拡大して示す斜視図である。 実施の形態2に係るダブルルーメンカテーテルの先端部を角度を変えて示す斜視図である。 実施の形態2に係るダブルルーメンカテーテルのプロテクタのみを取り出して示した斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るダブルルーメンカテーテルの先端部を拡大して示す平面図、正面図および側面図である。 本発明の実施の形態4に係るダブルルーメンカテーテルの先端部を拡大して示す平面図、正面図および側面図である。
符号の説明
1 カテーテル本体
2a 送血用ルーメン
2b 脱血用ルーメン
3a 送血口
3b,3c,3d 脱血口(長穴)
4 脱血用ルーメン形成壁部
4a 段部
4b 脱血用ルーメン先端開口部
4c 段部の底面
4d ブリッジ部
5 接続部
6a,6b 接続チューブ
20,30,40,50 プロテクタ
20c,30c,40c,50c 尾状部

Claims (3)

  1. 先端に開口された送血口まで形成された送血用ルーメンおよび先端近傍に開口された脱血口まで形成された脱血用ルーメンを有するカテーテル本体と、
    前記カテーテル本体の基部に一体的に結合され前記送血用ルーメン及び脱血用ルーメンにそれぞれ連通する接続チューブを有する接続部とを備えたダブルルーメンカテーテルにおいて、
    前記カテーテル本体における前記脱血用ルーメン形成壁部を先端から所定量切り欠いて段部を形成し、該段部の端面である脱血用ルーメン先端開口部には、前記送血用ルーメンとの隔壁となる前記段部の底面に全長に亘って密着し、かつ先端が縮径傾斜するプロテクタを装着固定するとともに、前記脱血用ルーメン形成壁部における前記プロテクタ装着部の基部側の両側面に、それぞれ前記脱血口となる軸方向に延びる長穴を形成したことを特徴とするダブルルーメンカテーテル。
  2. 前記プロテクタの基部側に、前記脱血用ルーメン形成壁部における両側長穴間に形成されるブリッジ部に沿う尾状部を延出して設け、該プロテクタ尾状部により前記ブリッジ部を内側より支持させてなることを特徴とする請求項1記載のダブルルーメンカテーテル。
  3. 前記プロテクタ尾状部を、流線形に形成したことを特徴とする請求項2記載のダブルルーメンカテーテル。
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