JP2005117363A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自由度の高い形状で、広帯域特性を実現するようにする。
【解決手段】放射板1a,1bは、所定のギャップ長の間隙21を有するように、対称線Lを境界にして近接配置される。この間隙21は、給電部3を基点として、開口端(切り口)に向かって徐々に、その幅が広くなるように形成されている。給電部3は、間隙21のスロット長手方向における開口端(放射板1a,1bの下端の切り口)寄りの所定の位置に設けられ、図示せぬ同軸給電ケーブルから給電される。スロット長手方向の全長をsとした場合、間隙21の開口端から給電部3までの距離fは、s/3±10%とされる。本発明は、広帯域アンテナ装置に適用することができる。
【選択図】図11

Description

本発明は、アンテナ装置に関し、特に、自由度の高い形状で、かつ、小型化して、広帯域特性を実現するようにしたアンテナ装置に関する。
従来の板状広帯域アンテナの例として、文献、R.M.Taylor.,“A Brodband Omnidirectional Antenna,”に半円形導体板を用いたアンテナ装置が示されている。その構成例を図1および図2に示す。
図1Aは、半楕円形状の放射板(導体板)1a,1bを備えたアンテナ装置を示しており、図1Bは、半円形状の放射板1a,1bを備えたアンテナ装置を示している。放射板1a,1bは、それぞれの半円円弧の頂点2a,2bが対向するように配置されている。給電部3は、この頂点2a,2bの間に設けられ、図示せぬ同軸給電ケーブルから給電される。
図2は、二等辺三角形状の放射板1a,1bを備えたアンテナ装置を示している。放射板1a,1bは、それぞれの頂点2a,2bが対向するように、かつ、その頂角を90度以上広げるようにして配置されている。給電部3は、この頂点2a,2bの間に設けられ、図示せぬ同軸給電ケーブルから給電される。
ここで、図3に示されるように、半円形の放射板1a,1bの半径rを0.25λ=25mmとした場合のアンテナ装置のVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:定在波比)特性を図4に示す。図4において、縦軸はVSWR特性を表わし、横軸は周波数(GHz)を表わしている。また、横軸の1目盛りは、800MHzである。一般に、VSWR≦2.0となる帯域が使用帯域とされることから、この条件を満たす最低周波数は、1.7GHzほどであり、広帯域特性を持つことがわかる。
ところで、広帯域特性を持つアンテナ装置を実現するためには、最低周波数に応じて面形状を大きくする必要がある。また、図1および図2に示した放射板1a,1bは、その形状は異なるものの、いずれも、対称面形状の中心線を含む頂点を近接させて給電する構造を特徴としている。これは、給電部3(頂点)を原点として、各波長に対応した幾何学的な面積の相似比を、容易に得ることができる構造とするためである。すなわち、図1乃至図3において、影が施されている部分の放射板1a,1bの小さいアンテナ装置と、影が施されている部分を含む放射板1a,1bの大きいアンテナ装置は、電磁界が互いに相似であって、この大小2つのアンテナ装置は、全く等しい特性を持つことになる。
このように、相似構造のアンテナ装置は、電磁界の相似の理と呼ばれ、周波数に無関係な特性を持ったアンテナ装置であることがわかる(例えば、非特許文献1参照)。
図5は、図1に示した双極型(ダイポール型)のアンテナ装置の1つの放射素子である半円形の放射板1と、電気影像面として作用する平面導体地板11により構成し、図1に示したアンテナ装置と等価な動作をする単極型(モノポール型)のアンテナ装置を示している。半円形の放射板1は、その円弧頂点2が平面導体地板11上に近接対向するように垂直に配置される。給電部3は、円弧頂点2、または、円弧頂点2と平面導体地板11の間に設けられ、同軸給電ケーブル12から給電される。平面導体地板11は、放射板1の電気影像を、放射板1が配置される面を表面とした場合の裏面に形成し、図1に示したアンテナ装置と等価な動作をする。
松本欣二,電波工学入門,p120乃至124
広帯域特性を持つダイポール型のアンテナ装置は、図1および図2に示したように、放射板1a,1bの形状が少なくとも一頂点を原点とする対称面形状に構成し、かつ、放射板1a,1bの頂点2a,2bを近接させて中央給電する必要があった。
また、アンテナ装置の構造上、給電部3から離れるに従って、幾何学的に水平方向(図1乃至図3の紙面において横方向)に拡大するような放射面構造を有するものであるため、装置が大型化する課題があった。
さらに、広帯域特性を持つモノポール型のアンテナ装置は、図5に示したように、例えば、車体などの平面導体地板11上に取り付けた場合、その重心が高くなるため、構造的および流体力学的に不安定となり、自由度が少ない形状となる課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、自由度の高い形状で、広帯域特性を実現することができるようにするものである。また、使用用途に応じて、小型化することができるようにするものである。
本発明の第1のアンテナ装置は、第1の放射板と第2の放射板が対向するように近接配置され、近接配置された第1の放射板と第2の放射板の間には、所定の幅の間隙が形成され、間隙の開放端寄りの予め決められた位置から給電されることを特徴とする。
前記第1の放射板および第2の放射板の間に形成される間隙の長手方向の長さをs、第1の放射板の最大広がり幅をkとした場合、縦横比mは、s/2kで表わされ、その値は、0.3<m<0.7の範囲とされるようにすることができる。
前記間隙の開放端寄りの予め決められた位置は、間隙の長手方向の長さをsとした場合、s/3±10%の範囲の位置とされるようにすることができる。
本発明の第2のアンテナ装置は、放射板が平面導体地板上に垂直に近接配置され、近接配置された放射板と平面導体地板の間には、所定の幅の間隙が形成され、間隙の開放端寄りの予め決められた位置から給電されることを特徴とする。
前記放射板および平面導体地板の間に形成される間隙の長手方向の長さをs、放射板の最大広がり幅をkとした場合、縦横比mは、s/2kで表わされ、その値は、0.3<m<0.7の範囲とされるようにすることができる。
前記間隙の開放端寄りの予め決められた位置は、間隙の長手方向の長さをsとした場合、s/3±10%の範囲の位置とされるようにすることができる。
第1の本発明においては、第1の放射板と第2の放射板が対向するように近接配置され、近接配置された第1の放射板と第2の放射板の間には、所定の幅の間隙が形成され、間隙の開放端寄りの予め決められた位置から給電される。
第2の本発明においては、放射板が平面導体地板上に垂直に近接配置され、近接配置された放射板と平面導体地板の間には、所定の幅の間隙が形成され、間隙の開放端寄りの予め決められた位置から給電される。
第1の本発明によれば、広帯域特性を実現することができる。特に、自由度の高い形状で、広帯域特性を実現することが可能となる。
第2の本発明によれば、広帯域特性を実現することができる。特に、自由度の高い形状で、かつ、より小型化して、広帯域特性を実現することが可能となる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を説明するが、開示される発明と実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。本明細書には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現し、追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明は、第1の放射板(例えば、図11の放射板1a)と第2の放射板(例えば、図11の放射板1b)が対向するように近接配置され、近接配置された第1の放射板と第2の放射板の間には、所定の幅の間隙(例えば、図11の間隙21)が形成され、間隙の開放端寄りの予め決められた位置(例えば、図11の給電部3)から給電されることを特徴とするアンテナ装置を提供する。
第1の放射板および第2の放射板の間に形成される間隙の長手方向の長さをs、第1の放射板の最大広がり幅をkとした場合、縦横比mは、s/2kで表わされ、その値は、0.3<m<0.7の範囲とされるようにすることができる。
間隙の開放端寄りの予め決められた位置は、間隙の長手方向の長さをsとした場合、s/3±10%の範囲の位置とされるようにすることができる。
本発明は、放射板(例えば、図31の放射板1)が平面導体地板(例えば、図31の平面導体地板11)上に垂直に近接配置され、近接配置された放射板と平面導体地板の間には、所定の幅の間隙(例えば、図31の間隙21)が形成され、間隙の開放端寄りの予め決められた位置(例えば、図31の給電部3)から給電されることを特徴とするアンテナ装置を提供する。
放射板および平面導体地板の間に形成される間隙の長手方向の長さをs、放射板の最大広がり幅をkとした場合、縦横比mは、s/2kで表わされ、その値は、0.3<m<0.7の範囲とされるようにすることができる。
間隙の開放端寄りの予め決められた位置は、間隙の長手方向の長さをsとした場合、s/3±10%の範囲の位置とされるようにすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図6は、本発明に係る広帯域アンテナ装置の原理的構成例を示す図である。なお、従来と対応する部分には、同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。正方形状の放射板1a,1bは、例えば、各1辺が25mmとされ、放射板1a,1bの間に、1mmのスロット形状の間隙(ギャップ)21(図6において、影で示される領域)を有するように近接配置される。給電部3−1乃至3−3は、このスロット形状の間隙21の一端に設けられ、図示せぬ同軸給電ケーブルから給電される。
放射板1a,1bは、アルミ材や銅などの材質からなり、その形状は、薄状または板状などのいずれでもよい。
間隙21の幅(スロット幅)は、概ね放射板1a,1bの間の結合度を変えることによるインピーダンスの平均的な整合手段を目的に構成するものである。給電部3−1乃至3−3(以下、給電部3−1乃至3−3を個々に区別する必要がない場合、単に給電部3と称する)は、間隙21のスロット長手方向の所定の位置であって、所要帯域全体にわたって、ほぼ低VSWRとなるような位置に設定される。
ここで、間隙21のスロット長手方向の所定の位置について説明する。まず、図6のアンテナ装置の間隙21において、給電部3をスロット長手方向(図6の紙面において上下方向)にスライドさせ、各位置におけるVSWR特性を測定する。
図7は、給電部3−1(ほぼ中央位置)における場合のVSWR特性を示し、図8は、給電部3−2,3−3における場合のVSWR特性を示している。図7および図8において、縦軸はVSWR特性を表わし、横軸は周波数(GHz)を表わしている。また、横軸の1目盛りは、800MHzである。
給電部3−1では、図7に示されるように、2GHz付近の周波数(図中、P1)において1.9のVSWR特性が得られ、4GHz付近の周波数(図中、P2)において1.6のVSWR特性が得られ、6GHz付近の周波数(図中、P3)において3.1のVSWR特性が得られ、8GHz付近の周波数(図中、P4)において4.4のVSWR特性が得られた。
また、給電部3−2,3−3では、図8に示されるように、2GHz付近の周波数(図中、P11)において1.9のVSWR特性が得られ、4GHz付近の周波数(図中、P12)において1.8のVSWR特性が得られ、6GHz付近の周波数(図中、P13)において1.9のVSWR特性が得られ、8GHzの周波数付近(図中、P14)において2.2のVSWR特性が得られた。
一般に、VSWR≦2.0となる帯域が使用帯域とされることから、給電部3−1では狭帯域なVSWR特性(図7)が得られ、給電部3−2,3−3では、広帯域なVSWR特性(図8)が得られる。すなわち、間隙21のスロット長手方向の開放端寄りに設けられた給電部3−2,3−3の位置において、広帯域特性が得られることがわかる。この給電部3−2,3−3は、本件発明者の経験上、スロット開放端(放射板1a,1bの上端部または下端部)から7乃至8mm内側で得られる位置とされる。
このように、間隙21のスロット長手方向の全長の中心位置(給電部3−1の位置)に対してオフセットさせ、開放端寄りの給電部3−2,3−3を利用することにより、広帯域特性を得ることが可能となる。
なお、2箇所の給電部3−2,3−3で広帯域特性が得られる理由は、次のとおりである。給電部3−2,3−3におけるVSWR特性(図8)は、給電部3−1におけるVSWR特性(図7)と比較して、1乃至4GHz付近では、ほとんど特性変化が見られないが、4GHzより高い周波数では、VSWR特性が大幅に改善されている。すなわち、周波数の高い領域において、三角形板状面積の相似構造が、この給電部3−2,3−3を基点として形成しやすい位置であることがわかる。
周波数が高い場合、アンテナ形状に比して波長が短くなり、給電部3より入った電流は有限長であるアンテナ末端まで到達しないうちに、ほとんどが電波となって空中に放射されてしまう。そのため、アンテナ末端での電流は、わずかなものとなり、その形状にはあまり影響を受けない。換言すれば、給電部3付近のみの三角形板状面積の相似構造の有無が、給電部3より入った電流に大きく影響することになる。また、給電部3から離れた末端のアンテナ形状は、有限的な最低周波数を決定することになる。
以上のことから、給電部3−1乃至3−3のうち、給電部近傍において三角形板状面積の相似構造が得られやすい位置は、間隙21のスロット開口端(放射板1a,1bの上端または下端の切り口)寄りであることがわかる。
図9は、給電部3−2を基点として三角形板状面積の相似構造を形成する例を模式的に示している。
放射板1a,1bの給電部3−2から入った電流は、矢印31a,31bで示される幾何学的な相似を形成しやすい方向にそれぞれ伝達される。ここで、放射板1aを、給電部3−2を軸にして時計方向に45度回転させるとともに、放射板1bを、給電部3−2を軸にして半時計方向に45度回転させることにより形成されるアンテナ装置は、あたかも従来型の一頂点を原点とする対称面形状に構成される。
図10は、給電部3−3を基点として三角形板状面積の相似構造を形成する例を模式的に示している。
放射板1a,1bの給電部3−3から入った電流は、図9と同様に、矢印31a,31bで示される幾何学的な相似を形成しやすい方向にそれぞれ伝達される。ここで、放射板1aを、給電部3−3を軸に半時計方向に45度回転させ、放射板1bを、給電部3−2を軸に時計方向に45度回転させることにより形成されるアンテナ装置は、あたかも従来型の一頂点を原点とする対称面形状に構成される。
図9および図10に示されるように、放射板1a,1bを、給電部3−2,3−3を軸にして展開させることにより形成されるアンテナ装置は、従来型の頂点構造のアンテナ装置としての機能を備え、その展開角(スロット形状の間隙21の幅)が、アンテナインピーダンスを最適なものにしたり、装置を小型化することができる。
以上のことから、本発明を実施するための最良の形態である広帯域アンテナ装置は、放射板1a,1bを、所定の幅(以下において、適宜、ギャップ長と称する)のスロット形状の間隙21を有するように近接配置させるとともに、間隙21のスロット開口端(放射板1a,1bの上端または下端の切り口)寄りの所定の位置に給電部3を設けるようにすることにより、アンテナ装置の帯域特性のうち、高域側の特性を任意に可変することが可能になる。
次に、図6に示した広帯域アンテナ装置の原理を実現する具体例について説明する。
図11は、広帯域アンテナ装置の一実施の形態の構成例を示す図である。この広帯域アンテナ装置は、1/4円形状の放射板1a,1bを備えている。
放射板1a,1bは、所定のギャップ長の間隙21を有するように、対称線Lを境界にして近接配置される。この間隙21は、給電部3を基点として、開口端(切り口)に向かって徐々に、その幅が広くなるように形成されている。また、放射板1a,1bの開口端は、適宜テーパ状に形成される。給電部3は、間隙21のスロット長手方向における開口端(図11の例の場合、放射板1a,1bの下端の切り口)寄りの所定の位置に設けられ、図示せぬ同軸給電ケーブルから給電される。
図11において、sは、間隙21のスロット長手方向の全長を表わしている。fは、間隙21の開口端(図11の例の場合、放射板1a,1bの下端の切り口)から給電部3までの距離を表わしており、s/3±10%が推奨値とされる。kは、対称線Lを中心とした放射板1a,1bの水平方向(図11の紙面において横方向)の最大広がり幅を表わしており、所要最低周波数のλ/4長とされる。ga,gb,gfは、間隙21のギャップ長を表わしている。
より具体的には、間隙21付近の部分拡大図である図12に示されるように、gaは、給電部3を基点として、給電部3に近い開口端(図12の例の場合、放射板1a,1bの下端の切り口)の間隙21のギャップ長を規定するものであり、主に、周波数の高い領域におけるVSWR特性に影響する。なぜなら、給電部3の近傍における三角形板状面積の相似構造が、主に、周波数の高い領域での放射特性に強く影響するためである。
gbは、給電部3を基点として、給電部3から離れた開口端(図12の例の場合、放射板1a,1bの上端の切り口)の間隙21のギャップ長を規定するものである。換言すれば、放射板1a,1bを、給電部3を軸として所定の回転角度だけ展開させた状態を規定するものであり、主に、アンテナインピーダンスの平均的な特性に影響する。
そして、ga,gbの規定にともなって形成される間隙21の開口端(切り口)は、特定の周波数においてインピーダンスの不整合が起きないようにするために、図12中において、一点破線で示されるように、テーパ状に角の丸め込み処理が行われる。
gfは、間隙21の給電部3付近のギャップ長を規定するものであり、2mm以下が望ましく、0.1乃至0.5mmが推奨値とされる。このgfは、アンテナ形状が大きくなるほど、その値を小さくする方が(すなわち、ギャップ長を狭くする方が)高い周波数において良好な特性が得られる。
以上のようなga,gb,gfの規定にともなって形成されるスロット形状の間隙21を、放射板1a,1bの間に設けることにより、放射板1a,1bの形状に対して、自由度の高い形状で、広帯域アンテナ装置の形成を行うことが可能となる。
縦横比mは、スロット全長sを縦方向とした場合における放射板1a,1bの横方向への最大広がり幅kとの比を表わしている。図11に示されるように、放射板1a,1bの最大広がり幅を2kとした場合、縦横比mはs/2kで表わされる。この最大広がり幅2kは、ほぼ最低周波数を決定するもので、λ/2長に相当する。
例えば、半径25mmの円板を、スロット形状の間隙21を形成するように2等分割した場合、その縦横比mは1(=50/50)とされる。
また例えば、1辺25mmの正方形を、スロット形状の間隙21を形成するように縦または対角に等分割した場合、その縦横比mは1(=25/25(縦分割)=25√2/25√2(対角分割))とされる。
さらにまた例えば、短軸s、長軸2kからなる楕円板を、スロット形状の間隙21を形成するように短軸上で分割した場合、その縦横比mはs/2kとされる。これに対し、長軸上で分割した場合、その縦横比mは2k/sとされる。
次に、図13乃至図18を参照して、アンテナ装置の縦横比mを変化させた場合における各VSWR特性についてさらに説明する。図13は、間隙21のギャップ長ga,gb,gfがいずれも1mmであり、縦横比mの値が、1,0.82,0.67,0.49、および0.33における場合のアンテナ装置の構成例をそれぞれ示している。図14乃至図18は、図13に示した各縦横比におけるアンテナ装置のVSWR特性をそれぞれ示している。なお、図14乃至図18において、縦軸はVSWR特性を表わし、横軸は周波数(GHz)を表わしている。また、横軸の1目盛りは、800MHzである。
図14は、縦横比m=1の場合におけるアンテナ装置のVSWR特性を示している。図14の例の場合、最低周波数近傍のVSWR特性が急激に悪化しており、VSWR≦2.0となる使用帯域もリップル症状が現われている。従って、縦横比m=1の場合には、狭帯域なVSWR特性が得られる。
図15は、縦横比m=0.82の場合におけるアンテナ装置のVSWR特性を示している。図15の例の場合、図14と同様に、最低周波数近傍のVSWR特性が急激に悪化している。従って、縦横比m=0.82の場合にも、狭帯域なVSWR特性が得られる。
図16は、縦横比m=0.67の場合におけるアンテナ装置のVSWR特性を示している。図16の例の場合、図14および図15に較べると、最低周波数近傍のVSWR特性はかなり改善されている。従って、縦横比m=0.67の場合には、比較的広帯域なVSWR特性が得られる。
図17は、縦横比m=0.49の場合におけるアンテナ装置のVSWR特性を示している。図17の例の場合、VSWR≦2.0となる最低周波数は、2.2GHzほどであり、周波数全体にわたって良好なVSWR特性が得られている。従って、縦横比m=0.49の場合には、広帯域なVSWR特性が得られる。
図18は、縦横比m=0.33の場合におけるアンテナ装置のVSWR特性を示している。図18の例の場合、VSWR≦2.0となる最低周波数は、2.3GHzほどであり、図17と同様に、周波数全体にわたって良好なVSWR特性が得られている。従って、縦横比m=0.33の場合には、広帯域なVSWR特性が得られる。
図14および図15に示されるように、縦横比mが0.82以上(本件発明者の経験上、実際には縦横比mが0.7以上)では、最低周波数近傍のVSWR特性の悪化が顕著となる。または、縦横比mが0.7以上になると、リップル症状が現われ、良好な広帯域特性が得られなくなる。さらに、縦横比mが0.3以下になると、図示は省略するが、周波数全体にわたって良好なVSWR特性が得られなくなる(すなわち、VSWR特性の値が下がらなくなる)。
以上のことから、放射板1a,1bを対称線Lを境界にして近接配置するとともに、その放射板1a,1bの間にスロット形状の間隙21を形成するようにした広帯域アンテナ装置においては、縦横比mの値がVSWR特性に影響することがわかり、0.3<m<0.7の範囲内におさまるように、放射板1a,1bを形成することが望ましい。しかしながら、上記範囲内におさまらなくても、gf<<gbとなるように、給電部3から、スロット形状の間隙21をテーパ状に広げていくことにより、広帯域特性を得るようにすることができる。すなわち、gf<<gbとなるようにスロット形状の間隙21をテーパ状に広げていくことで、いわば、従来型の一頂点を原点とする対称面形状の構造を形成することになる。
次に、上述した条件を満たす広帯域アンテナ装置を実際に設計して、そのVSWR特性を測定した。以下、いくつか具体例を挙げて説明する。なお、λ=100mmとし、間隙21の構造は、図12に示した構造に準ずるものとして説明する。
図19は、スロット全長sが0.25λであり、放射板1a,1bの最大広がり幅2kが0.5λ(=2×0.25λ)であり、縦横比mが0.5(=0.25λ/0.5λ)における場合の1/4円形状の放射板1a,1bを備えた広帯域アンテナ装置の構成例を示している。図20は、図19に示すアンテナ装置のVSWR特性を示している。図20の例の場合、VSWR≦2.0となる最低周波数は、2.05GHzほどであり、広帯域なVSWR特性が得られている。
図21は、スロット全長sが0.20λであり、放射板1a,1bの最大広がり幅2kが0.5λ(=2×0.25λ)であり、縦横比mが0.4(=0.20λ/0.5λ)における場合の変形の1/4円形状の放射板1a,1bを備えた広帯域アンテナ装置の構成例を示している。図22は、図21に示すアンテナ装置のVSWR特性を示している。図22の例の場合、VSWR≦2.0となる最低周波数は、2.1GHzほどであり、広帯域なVSWR特性が得られている。
図23は、スロット全長sが0.25λであり、放射板1a,1bの最大広がり幅2kが0.5λ(=2×0.25λ)であり、縦横比mが0.5(=0.25λ/0.5λ)における場合の半楕円形状の放射板1a,1bを備えた広帯域アンテナ装置の構成例を示している。図24は、図23に示すアンテナ装置のVSWR特性を示している。図24の例の場合、VSWR≦2.0となる最低周波数は、2.1GHzほどであり、広帯域なVSWR特性が得られている。
図25は、スロット全長sが0.20λであり、放射板1a,1bの最大広がり幅2kが0.5λ(=2×0.25λ)であり、縦横比mが0.4(=0.20λ/0.5λ)における場合の二等辺三角形状の放射板1a,1bを備えた広帯域アンテナ装置の構成例を示している。図26は、図25に示すアンテナ装置のVSWR特性を示している。図26の例の場合、VSWR≦2.0となる最低周波数は、2.3GHzほどであり、広帯域なVSWR特性が得られている。
図27は、スロット全長sが0.25λであり、放射板1a,1bの最大広がり幅2kが0.5λ(=2×0.25λ)であり、縦横比mが0.5(=0.25λ/0.5λ)における場合の正方形状の放射板1a,1bを備えた広帯域アンテナ装置の構成例を示している。図28は、図27に示すアンテナ装置のVSWR特性を示している。図28の例の場合、VSWR≦2.0となる最低周波数は、1.9GHzほどであり、広帯域なVSWR特性が得られている。
以上のように、本発明の広帯域アンテナ装置は、従来のアンテナ装置の設計指標に対して、1/2の面積で形成することが可能となる。また、使用帯域であるVSWR≦2.0となる最低周波数は、従来の場合、多少リップル的ではあるが、設計指標値より低く、1.7GHzほどである。これに対し、本発明の広帯域アンテナ装置の場合、図19乃至図28で示されたように、縦横比mを0.4乃至0.5で設計することにより、リップルは抑制され、最低周波数は、2.05乃至2.3GHzほどとなるが、より良好なVSWR特性を得ることができる。これを同等特性とする幾何学形状比に換算した場合、形状的に多少大きくなるものの、実質、従来比70乃至80パーセントに小型化された広帯域アンテナ装置を実現することができる。
次に、使用周波数に対する幾何学形状比を確認するため、図29に示されるように、図19に示した放射板1a,1bの形状を4.6倍の大きさで設計し、そのVSWR特性を測定した。このアンテナ装置においては、m=0.41、2k=230mm、gf=0.1mm、f=30mm、ga=5mm、gb=8mm、さらに、間隙21の開口端には、テーパ状に角の丸め込め処理が行われたものが用いられている。図30は、図29に示すアンテナ装置のVSWR特性を示している。図30の例の場合、設計最低周波数は、650MHzであり、VSWR≦2.0となる使用帯域は、500MHz乃至9GHzとなり、広帯域なVSWR特性が得られている。
以上のように、同一形状の放射板1a,1bをスロット形状の間隙21を有するように近接配置した本発明の広帯域アンテナ装置は、整合性に優れ、比較的自由度の高い小型のアンテナ装置を構成することができる。また本発明の広帯域アンテナ装置の帯域特性は、小型化を実現しつつ、従来と同等の帯域特性を得ることができる。
なお、上述したVSWR特性の測定結果は、50Ω同軸による不平衡給電による結果であるが、当然、平衡型給電においても、同様の結果が得られることは言うまでもない。
また以上においては、双極型(ダイポール型、λ/2型)である場合における広帯域アンテナ装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、単極型(モノポール型、λ/4型)に適用することも勿論可能である。
図31は、単極型の広帯域アンテナ装置の構成例を示す図である。この例の場合、平面導体地板11上に垂直に1/4円形状の放射板1を配置し、図示せぬ給電線の外部導体を平面導体地板11に接地することにより、直下に電気影像面として形成される放射板1´が、上述した双極型のアンテナ装置の放射板1bと等価な動作を得ることができるようになされている。なお、放射板1は、平面導体地板11との間に、所定のギャップ長のスロット形状の間隙21を有するように、平面導体地板11上に近接配置される、また、間隙21のスロット開口端寄りの所定の位置には、給電部3が設けられる。
このように、放射板1を、平面導体地板11に対して、所定のギャップ長の間隙21を有するように近接配置することで、整合性に優れ、広帯域アンテナ装置をより小型化することが可能となる。
また以上においては、同一形状の放射板1a,1bにより構成される広帯域アンテナ装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、異形状の放射板1a,1bにより構成される場合にも、良好な帯域特性を得ることができる。
図32は、放射板1bを放射板1aと異なる形状の放射板に置き換えた場合の広帯域アンテナ装置の構成例を示している。放射板1a,1bは、所定のギャップ長のスロット形状の間隙21を有するように近接配置され、間隙21のスロット開口端寄りの所定の位置には、給電部3が設けられる。図32の例の場合、放射板1bは、放射板1aのスロット長手方向の全長と同じ大きさに形成されているが、水平方向(図32の紙面において横方向)の最大広がり幅は異なる大きさに形成されている。また、放射板1bには、機器シャーシなどへの接地用穴41が設けられている。
図33は、放射板1bを放射板1aと異なる形状の放射板に置き換えた場合の広帯域アンテナ装置の他の構成例を示している。放射板1a,1bは、所定のギャップ長のスロット形状の間隙21を有するように近接配置され、間隙21のスロット開口端寄りの所定の位置には、給電部3が設けられる。図33の例の場合、放射板1bは、放射板1aのスロット長手方向の全長および水平方向(図33の紙面においてほぼ横方向)の最大広がり幅と異なる大きさに形成されている。また、放射板1bには、機器シャーシなどへの接地用穴41が設けられている。
図34は、放射板1bを放射板1aと異なる形状の放射板に置き換えた場合の広帯域アンテナ装置の他の構成例を示している。放射板1a,1bは、所定のギャップ長のスロット形状の間隙21を有するように近接配置され、間隙21のスロット開口端寄りの所定の位置には、給電部3が設けられる。図34の例の場合、放射板1bは、放射板1aのスロット長手方向の全長と同じ大きさに形成されているが、水平方向(図34の紙面において横方向)の最大広がり幅は異なる大きさに形成されている。
このように、図32乃至図34に示す広帯域アンテナ装置は、基本的には、単極型(モノポール型、λ/4型)の半接地方式として構成され、図示せぬ給電線の外部導体を放射板1bに接続する不平衡給電接地型とされる。この広帯域アンテナ装置において、接地用パターンを構成する放射板1bが、放射板1aとの間に所定のギャップ長のスロット形状の間隙21を有するように近接配置されることにより、整合性に優れ、より良好なVSWR特性を得ることができる。すなわち、放射板1aは、主に、小型チップアンテナやパターンアンテナで構成し、この放射板1aにスロット形状の間隙21を有するように接地側パターンである放射板1bを設けることにより、広帯域アンテナ装置を実現するようにしている。
以上においては、板状の広帯域アンテナ装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、円筒状に形成するようにすることも可能である。その場合の構成例を図35に示す。図35Aは、双極型(ダイポール型、λ/2型)のアンテナ装置において、中心線Qが円筒の中心軸となるように、円筒状に形成されている。図35Bは、単極型(モノポール型、λ/4型)のアンテナ装置において、中心線Qが円筒の中心軸となるように、円筒状に形成されている。
以上のように、放射板1a,1bを円筒型に形成することにより、スペース効率に優れたアンテナ装置を実現することが可能となる。
従来の半円形状の放射板を備えたアンテナ装置を示す図である。 従来の二等辺三角形状の放射板を備えたアンテナ装置を示す図である。 放射板の半径を0.25λとした場合のアンテナ装置を示す図である。 図3のアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 図1に示したアンテナ装置と等価な動作をする単極型のアンテナ装置を示す図である。 本発明に係る広帯域アンテナ装置の原理的構成例を示す図である。 図6の給電部3−1における場合のVSWR特性を示す図である。 図6の給電部3−2,3−3における場合のVSWR特性を示す図である。 給電部3−2を基点として三角形板状面積の相似構造を形成する例を模式的に示す図である。 給電部3−3を基点として三角形板状面積の相似構造を形成する例を模式的に示す図である。 広帯域アンテナ装置の一実施の形態の構成例を示す図である。 図11の間隙付近の部分拡大図である。 各縦横比における場合のアンテナ装置を示す図である。 縦横比m=1の場合におけるアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 縦横比m=0.82の場合におけるアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 縦横比m=0.67の場合におけるアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 縦横比m=0.49の場合におけるアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 縦横比m=0.33の場合におけるアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 1/4円形状の放射板を備えた広帯域アンテナ装置を示す図である。 図19に示すアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 変形の1/4円形状の放射板を備えた広帯域アンテナ装置を示す図である。 図21に示すアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 半楕円形状の放射板を備えた広帯域アンテナ装置を示す図である。 図23に示すアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 二等辺三角形状の放射板を備えた広帯域アンテナ装置を示す図である。 図25に示すアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 正方形状の放射板を備えた広帯域アンテナ装置を示す図である。 図27に示すアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 図19に示すアンテナ装置を4.6倍の大きさで設計した場合の構成例を示す図である。 図29に示すアンテナ装置のVSWR特性を示す図である。 単極型の広帯域アンテナ装置を示す図である。 異形状の放射板を備えた広帯域アンテナ装置を示す図である。 異形状の放射板を備えた他の例の広帯域アンテナ装置を示す図である。 異形状の放射板を備えた他の例の広帯域アンテナ装置を示す図である。 広帯域アンテナ装置を円筒状に形成した場合の構成例を示す図である。
符号の説明
1a,1b 放射板, 3 給電部, 11 平面導体接地板, 21 間隙

Claims (6)

  1. 第1の放射板と第2の放射板が対向するように近接配置され、
    近接配置された前記第1の放射板と前記第2の放射板の間には、所定の幅の間隙が形成され、
    前記間隙の開放端寄りの予め決められた位置から給電される
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第1の放射板および前記第2の放射板の間に形成される前記間隙の長手方向の長さをs、前記第1の放射板の最大広がり幅をkとした場合、縦横比mは、s/2kで表わされ、その値は、0.3<m<0.7の範囲とされる
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記間隙の開放端寄りの予め決められた位置は、前記間隙の長手方向の長さをsとした場合、s/3±10%の範囲の位置とされる
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 放射板が平面導体地板上に垂直に近接配置され、
    近接配置された前記放射板と前記平面導体地板の間には、所定の幅の間隙が形成され、
    前記間隙の開放端寄りの予め決められた位置から給電される
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 前記放射板および前記平面導体地板の間に形成される前記間隙の長手方向の長さをs、前記放射板の最大広がり幅をkとした場合、縦横比mは、s/2kで表わされ、その値は、0.3<m<0.7の範囲とされる
    ことを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記間隙の開放端寄りの予め決められた位置は、前記間隙の長手方向の長さをsとした場合、s/3±10%の範囲の位置とされる
    ことを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
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