JP2005117271A - 携帯型通信端末機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明に係る携帯型通信端末機においては、本体キャビネット1と蓋体キャビネット2が連結枢支機構を介して互いに開閉可能且つ回転可能に連結されている。蓋体キャビネット2の内面には、両キャビネット1、2を開いた状態で縦長の矩形状を呈するディスプレイ21が配備されると共に、該ディスプレイ21の上方には第1放音部41が配備されると共に、該ディスプレイ21の下方には第2放音部42が配備されている。本体キャビネット1の内面には、両キャビネット1、2を開いた状態でディスプレイ21から遠い方の端部の内面領域に、左右一対となる第3放音部43と第4放音部44が配備される。
【選択図】 図1
Description
連結機構(97)は、円筒状の連結体(90)を具え、蓋体キャビネット(92)は、本体キャビネット(91)の内面に対して平行に伸びる一対の第1枢支ピン(98)(98)を介して連結体(90)に開閉可能に連結されている。又、一対の第1枢支ピン(98)(98)によって形成される第1の回転軸上には、本体キャビネット(91)の内面に対して垂直な第2の回転軸を有する第2枢支ピン(99)が配備され、本体キャビネット(91)は、該第2枢支ピン(99)を介して連結体(90)に回転可能に連結されている(特許文献2参照)。
又、全開姿勢にて、第2枢支ピン(99)を回転軸として蓋体キャビネット(92)を180度回転させることにより、ディスプレイ(96)が露出した状態で本体キャビネット(91)の内面が蓋体キャビネット(92)の背面と重なる第2全閉姿勢が設定される。
又、テレビジョン放送を視聴する場合には、図14に示す如く、全開姿勢から蓋体キャビネット(92)を時計回りに90度回転させて縦長の向きに設定されていたディスプレイ(96)を横長の向きに設定することにより、横長の長方形の輪郭を有するテレビジョン放送の受信映像をディスプレイの画面全体に表示させることが出来る。
そこで、横長の向きに設定されたディスプレイ(96)の左右両側に一対の放音部を設けることが考えられる。該一対の放音部を設けた折り畳み式電話機においては、ディスプレイを横長の姿勢に設定してテレビジョン放送を視聴する場合、ディスプレイの右側に位置する放音部から右チャンネル音響信号による音響が発せられると共に、ディスプレイの左側に位置する放音部から左チャンネル音響信号による音響が発せられることにより、ステレオ効果が発揮されることとなる。
両キャビネット(1)(2)は、両キャビネット(1)(2)の内面が互いに重なり合った第1全閉姿勢と、両キャビネット(1)(2)の内面が略180度の開き角度で開いた全開姿勢と、蓋体キャビネット(2)の背面に沿って本体キャビネット(1)が回転して該背面と本体キャビネット(1)の内面とが重なり合った第2全閉姿勢との間で、相対回転が可能である。第2全閉姿勢にて、本体キャビネット(1)の先端部が蓋体キャビネット(2)の先端部から外側へ突出し、蓋体キャビネット(2)の内面には、前記先端部の内面領域に第1放音部(41)が配備されると共に、前記基端部の内面領域に第2放音部(42)が配備され、本体キャビネット(1)の内面には、前記先端部の内面領域に、左右一対となる第3放音部(43)と第4放音部(44)が配備される。
又、該全開姿勢から蓋体キャビネット(2)に対して本体キャビネット(1)を相対回転させ、両キャビネット(1)(2)を第2全閉状態に設定すると、本体キャビネット(1)の先端部が蓋体キャビネット(2)の先端部から突出するため、該先端部の第3放音部(43)及び第4放音部(44)は蓋体キャビネット(2)の先端部の外側にて露出することとなり、第3放音部(43)と第4放音部(44)は、互いに左右の位置関係で露出することとなる。
又、全開姿勢の状態で、蓋体キャビネット(2)に対して本体キャビネット(1)を前記第2の枢軸を回転軸として180度回転させ、両キャビネット(1)(2)を第2全閉姿勢に設定することにより、本体キャビネット(1)の先端部が蓋体キャビネット(2)の先端部から外側へ突出し、これによって、第3放音部(43)、第4放音部(44)及び集音部(40)が、画像表示部に対して第1放音部(41)と同じ側にて露出することとなる。
該具体的構成においては、両キャビネット(1)(2)を全開姿勢及び第2全閉姿勢に設定した状態で、カメラ窓が画像表示部と同じ方向を向くこととなるので、該画像表示部と対向するユーザの姿を撮影することが出来る。
又、両キャビネット(1)(2)が第2全閉姿勢に設定されている場合、第1乃至第4放音部(41)(42)(43)(44)の内、集音部(40)に対して最も遠い領域に位置している第2放音部(42)が受話部として機能するので、該第2全閉姿勢にて着信があった場合、ユーザは、第2放音部(42)を耳元に近づけると共に集音部(40)を口元に近づけて該着信に応答することが出来、着信に応答するために第2全閉姿勢に設定されている両キャビネット(1)(2)の姿勢を変える必要はない。
又、両キャビネット(1)(2)が第2全閉姿勢であって、且つ縦長の姿勢に設定された状態で、画像表示部に、通信相手から送信されてくる映像が表示されると共に、第3放音部(43)と第4放音部(44)によって、通信相手から送信されてくるステレオ音響が発せられ、カメラ窓によって撮影された映像が通信相手へ送信されると共に、集音部(40)が送話部として機能する。
本発明に係る携帯電話機は、無線通信機能、メール送受信機能、テレビジョン会議機能、テレビジョン放送受信機能及びステレオ音響再生機能を有しており、図1及び図2に示す如く、扁平な本体キャビネット(1)と扁平な蓋体キャビネット(2)を連結体(3)を介して互いに連結して構成されている。
又、蓋体キャビネット(2)の裏面には、両キャビネット(1)(2)の全開姿勢で連結体(3)を収容すべき連結体収容室(24)が凹設されている。
該蓋体(5)は、本体キャビネット(1)の背面に対して垂直な枢支ピン(52)を具えた中央部から互いに120度の位相差で突出する3枚の突出部(51)(51)(51)を具え、前記枢支ピン(52)を介して本体キャビネット(1)に回転可能に連結されている。第2カメラ(18)の未使用時には、前記3枚の突出部(51)(51)(51)の内、2枚の突出部(51)(51)が第2カメラ窓(15)及びフラッシュ窓(16)を覆っている。第2カメラ(18)の使用時には、蓋体(5)を時計回りに約60度回転させることにより、各突出部(51)が中央部を中心に約60度回動し、これによって、図6に示す如く第2カメラ窓(15)及びフラッシュ窓(16)が同時に露出する。
更に、本体キャビネット(1)の両側面には、図4及び図5に示す如く、複数のサイドキー(14)が配備されている。
尚、両キャビネット(1)(2)を第1全閉姿勢から全開姿勢に設定することにより、連結体(3)は連結体収容室(24)に収容される。これによって連結体(3)は、両キャビネット(1)(2)の全開姿勢にて蓋体キャビネット(2)によって覆われることとなり、両キャビネット(1)(2)の内面側に露出することはない。
尚、本体キャビネット(1)は、連結体(3)を連結体収容室(24)に収容した状態で全開姿勢から第2全閉姿勢まで回転するため、本体キャビネット(1)を回転させる過程と両キャビネット(1)(2)の第2全閉姿勢にて、連結体(3)は、蓋体キャビネット(2)によって覆われた状態に保たれることとなり、両キャビネット(1)(2)の内面側に露出することはない。
又、携帯時において、本体キャビネット(1)背面の蓋体(5)は、図5に示す如く第2カメラ窓(15)及びフラッシュ窓(16)を塞いだ状態に設定されている。従って、第2カメラ窓(15)及びフラッシュ窓(16)が外力の作用によって破損する虞はなく、空気中の埃や鞄及び衣類のポケットの中の埃が第2カメラ窓(15)やフラッシュ窓(16)に付着する虞はない。
この状態で、送受話、送信メールの作成及び受信メールの作成が可能となる。
このとき、制御回路は、キャビネット開閉検出器による両キャビネット(1)(2)の姿勢検出信号と、メインディスプレイ(21)の画面がテレビジョン映像表示モードに設定されていることに基づいて、第3及び第4放音部(43)(44)の第3及び第4スピーカを、テレビジョン音声を放音するテレビジョン音声放音スピーカとして機能させる。
この状態でテレビジョン放送を受信することにより、メインディスプレイ(21)の画面にテレビジョン放送による受信映像が映し出されると共に、第3放音部(43)から右チャンネル音響信号による音響が発せられ、第4放音部(44)から左チャンネル音響信号による音響が発せられることとなり、前記ステレオ音声のステレオ効果は十分に発揮される。
又、この状態で操作キー(11)を操作することにより、サブディスプレイ(13)の画面に、メインディスプレイ(21)の画面に映し出されているテレビジョン放送の番組表等の該テレビジョン放送に関連した文字情報を表示させることも可能である。
両キャビネット(1)(2)を第2全閉姿勢に設定することにより、ユーザは、手の内に電話機を収めた状態でメインディスプレイ(21)の映像を観ることが出来る。
この状態でテレビジョン会議を行なうことにより、メインディスプレイ(21)に相手方から送信されてくる映像が映し出されると共に、第3放音部(43)から左チャンネル音響信号による音響が発せられ、第4放音部(44)から右チャンネル音響信号による音響が発せられることとなり、前記ステレオ音声のステレオ効果は十分に発揮される。
従って、ユーザは、蓋体(5)を閉じ位置から開き位置に回転させる操作を行なうだけで、カメラ撮影モードを設定することが出来る。然も、該カメラ撮影モードが設定されることにより、メインディスプレイ(21)の画面には、第2カメラ窓(15)を通して撮影される映像が表示されるので、ユーザは、メインディスプレイ(21)の画面に画像表示部に前記映像を表示させるために操作キー(11)を操作する必要はない。
このとき、制御回路は、キャビネット回転検出器による第2全閉姿勢検出信号と、メインディスプレイ(21)の画面がテレビジョン映像表示モードに設定されていることに基づいて、第3及び第4放音部(43)(44)の第3及び第4スピーカを、テレビジョン音声を放音するテレビジョン音声放音スピーカとして機能させる。
この状態でテレビジョン放送を受信することにより、メインディスプレイ(21)の画面にテレビジョン放送による受信映像が映し出されると共に、第3放音部(43)から左チャンネル音響信号による音響が発せられ、第4放音部(44)から右チャンネル音響信号による音響が発せられることとなり、前記ステレオ音声のステレオ効果は十分に発揮される。
従って、ユーザは、両キャビネット(1)(2)を第2全閉姿勢から全開姿勢に設定する操作を行なうだけで、サブディスプレイ(13)の画面に前記情報を表示させることが出来、サブディスプレイ(13)の画面に前記情報を表示させるためにキー操作を行なう必要はない。
ここで、キャビネット開閉検出器によって両キャビネット(1)(2)が第2全閉姿勢に設定されていることが検出されると共に、ディスプレイ向き検出器(図示省略)にディスプレイ(21)が横長に設定されたことが検出され、両検出器による検出信号が制御回路に供給される。制御回路は、2つの検出信号と、メインディスプレイ(21)の画面がテレビジョン映像表示モードに設定されていることに基づいて、第2及び第3放音部(42)(43)の第2及び第3スピーカを、テレビジョン音声を放音するテレビジョン音声放音スピーカとして機能させる。
この状態でテレビジョン放送を受信することにより、メインディスプレイ(21)の画面にテレビジョン放送による受信映像が映し出されると共に、第2放音部(42)から右チャンネル音響信号による音響が発せられ、第3放音部(43)から左チャンネル音響信号による音響が発せられることとなり、前記ステレオ音声のステレオ効果は十分に発揮される。
又、両キャビネット(1)(2)を全開姿勢から図9に示す第2全閉状態に設定すると、第3放音部(43)及び第4放音部(44)は互いに左右の位置関係で蓋体キャビネット(2)の上端部の外側に露出することとなる。
又、サブディスプレイ(13)は、両キャビネット(1)(2)を第2全閉姿勢に設定することにより蓋体キャビネット(2)の背面側に隠れることとなるので、ユーザは、両キャビネット(1)(2)を第2全閉姿勢に設定することにより、両キャビネット(1)(2)を重ねて手の内に収めた状態で、メインディスプレイ(21)の画面に表示される映像のみを観ることが出来る。
(11) 操作キー
(13) サブディスプレイ
(15) 第2カメラ窓
(2) 蓋体キャビネット
(21) メインディスプレイ
(23) 第1カメラ窓
(24) 連結体収容室
(3) 連結体
(31) ヒンジアセンブリ
(32) 枢支ピン
(40) 集音部
(41) 第1放音部
(42) 第2放音部
(43) 第3放音部
(44) 第4放音部
(5) 蓋体
(51) 突出部
Claims (8)
- それぞれ基端部及び先端部を有して一方向に長い本体キャビネット(1)と蓋体キャビネット(2)とがそれぞれ基端部にて連結枢支機構により互いに連結され、両キャビネット(1)(2)を開いた状態で露出することとなる本体キャビネット(1)の内面にキー操作部が設けられると共に、蓋体キャビネット(2)の内面には、蓋体キャビネット(2)の長手方向に長い矩形状の画像表示部が設けられている携帯型通信端末機において、両キャビネット(1)(2)は、両キャビネット(1)(2)の内面が互いに重なり合った第1全閉姿勢と、両キャビネット(1)(2)の内面が略180度の開き角度で開いた全開姿勢と、蓋体キャビネット(2)の背面に沿って本体キャビネット(1)が回転して該背面と本体キャビネット(1)の内面とが重なり合った第2全閉姿勢との間で、相対回転が可能であり、第2全閉姿勢にて、本体キャビネット(1)の先端部が蓋体キャビネット(2)の先端部から外側へ突出し、蓋体キャビネット(2)の内面には、前記先端部の内面領域に第1放音部(41)が配備されると共に、前記基端部の内面領域に第2放音部(42)が配備され、本体キャビネット(1)の内面には、前記先端部の内面領域に、左右一対となる第3放音部(43)と第4放音部(44)が配備されると共に、集音部(40)が配備されていることを特徴とする携帯型通信端末機。
- 両キャビネット(1)(2)は、全開姿勢にて本体キャビネット(1)の前記基端部の内面領域と蓋体キャビネット(2)の前記基端部の背面領域とが互いに重なり合うこととなる位置関係で、連結枢支機構によって互いに連結されている請求項1に記載の携帯型通信端末機。
- 連結枢支機構は、本体キャビネット(1)の内面に対して平行に伸びて本体キャビネット(1)上に蓋体キャビネット(2)を開閉可能に枢支する第1の枢軸と、本体キャビネット(1)の内面に対して垂直に伸びて本体キャビネット(1)上に蓋体キャビネット(2)を回転可能に枢支する第2の枢軸とを具えている請求項1又は請求項2に記載の携帯型通信端末機。
- 蓋体キャビネット(2)の内面には、前記基端部の内面領域に、カメラ撮影のためのカメラ窓が設けられている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の携帯型通信端末機。
- 両キャビネット(1)(2)の全開姿勢では、第1放音部(41)が受話部として機能すると共に、集音部(40)が送話部として機能し、第2全閉姿勢では、第2放音部(42)が受話部として機能すると共に、集音部(40)が送話部として機能する請求項1乃至請求項4の何れかに記載の携帯型通信端末機。
- 両キャビネット(1)(2)が第2全閉姿勢であって、且つ縦長の姿勢に設定された状態で、第3放音部(43)と第4放音部(44)によって、ステレオ音響が発せられる請求項1乃至請求項4の何れかに記載の携帯型通信端末機。
- 両キャビネット(1)(2)が第2全閉姿勢であって、且つ縦長の姿勢に設定された状態で、画像表示部に、通信相手から送信されてくる映像が表示されると共に、第3放音部(43)と第4放音部(44)によって、通信相手から送信されてくるステレオ音響が発せられ、カメラ窓によって撮影された映像が通信相手へ送信されると共に、集音部(40)が送話部として機能する請求項4に記載の携帯型通信端末機。
- 両キャビネット(1)(2)が第2全閉姿勢であって、且つ横長の姿勢に設定された状態で、画像表示部にテレビジョン画像が表示されると共に、第2放音部(42)と、第3放音部(43)又は第4放音部(44)の何れか一方の放音部とによって、ステレオテレビジョン音声が発せられる請求項1乃至請求項4の何れかに記載の携帯型通信端末機。
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- 2003-10-06 JP JP2003347462A patent/JP4201678B2/ja not_active Expired - Fee Related
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