JP2002325127A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2002325127A
JP2002325127A JP2001128920A JP2001128920A JP2002325127A JP 2002325127 A JP2002325127 A JP 2002325127A JP 2001128920 A JP2001128920 A JP 2001128920A JP 2001128920 A JP2001128920 A JP 2001128920A JP 2002325127 A JP2002325127 A JP 2002325127A
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JP
Japan
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rotating
main body
camera
mobile phone
housing
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Application number
JP2001128920A
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English (en)
Inventor
Mitsumasa Yokofujita
光正 横藤田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体を問わずディスプレイ上で被写体の像を
確認しながら撮影を行え、しかも、小型化を維持したま
まで安定性に優れ、且つ安価にて実現することができる
携帯電話機を提供する。 【解決手段】本体は上方側の第1の筐体1と下方側の第
2の筐体2からなり、互いの一端が蝶番4により回動可
能に接続されている。第1の筐体1には正面中央にディ
スプレイ8を備え、上端部に正面から背面に貫通する切
り欠き12を設け、この切り欠き12内に第1の筐体1
に対して左右水平軸を中心として回動する回動筐体3を
備えている。この回動筐体3の回動方向の1つの面にス
ピーカ9を設け、その面と反対の面にカメラ10を設け
ている。第2の筐体2には正面に上方から順に複数から
なる操作ボタン7、マイク6を配置し、不図示のアンテ
ナ5を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影用のカメラと
画像表示用の表示部を装備し、音声や画像等の通信情報
を無線送受信する携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機は、基本機能である音
声の通信に加え、文字や画像等のデータも通信できるデ
ータ情報端末としての役割を担うことが強く望まれてお
り、この要求に応えるために、ここ最近、撮影用のカメ
ラを装備した携帯電話機が種々提案されている。このよ
うな携帯電話機は、カメラで撮影した画像のデータを直
接通信できることから、広く一般に普及してきている。
【0003】また、携帯電話機は、その携帯性につなが
る小型化を維持できるような設計上の配慮が必要であ
り、特に、操作ボタン、マイク、スピーカ、アンテナ等
全ての構成部品をバランスよく配置することが重要であ
る。
【0004】例えば、従来の携帯電話機の背面図を図6
に示す。小型化を維持するために、本体1の背面の中央
に撮影用のカメラ10と鏡Mとを隣接させて固定配備
し、上端部の隅に上方に向けて伸縮自在なアンテナ5を
備えている。なお、不図示の正面には、操作ボタン、マ
イク、スピーカ及び表示部(以下、「ディスプレイ」と
記すことがある)を備えており、このディスプレイには
通信情報やカメラでの撮影画像を表示できるようになっ
ている。
【0005】この携帯電話機によれば、使用者以外の被
写体、例えば風景を撮影する場合、使用者はカメラ10
を被写体に向けた状態でディスプレイ上で同じ被写体の
像を確認することができ、適正な撮影範囲を確定してか
ら撮影を行える。一方、使用者自らを被写体にして撮影
を行う場合、使用者はカメラ10を自らに向け鏡Mに写
し込まれた自らの像を確認することにより、大体の撮影
範囲を想定して撮影を行う。そして、撮影した画像のデ
ータ送信が行われる。
【0006】また、図7に、他の従来の携帯電話機の斜
視図を示す。本体は互いの一端が蝶番4で回動可能に接
続された2つの筐体1、2からなり、持ち運ぶ際に折り
畳むことが可能である。折り畳んだとき向き合う筐体
1、2の面、すなわち、筐体1、2同士を開いて使用す
るときに正面となる面には、上方から順にスピーカ9、
ディスプレイ8、操作ボタン7及びマイク6が備えられ
ている。本体の一側には、電気的コネクタCが設けられ
ており、カメラ10を内蔵した付属のカメラユニットU
がこの電気的コネクタCに接続され回動自在に支持され
ている。ディスプレイ8には、カメラ10での撮影画像
のデータを電気的コネクタCを経由して表示できるよう
になっている。
【0007】この携帯電話機によれば、使用者は被写体
にカメラ10が向くようにカメラユニットUを回動さ
せ、ディスプレイ8上で同じ被写体の像を確認すること
ができ、適正な撮影範囲を決定してから撮影を行える。
そして、撮影した画像のデータ送信が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者では、カ
メラ10とディスプレイとが常に互いに反対面に位置し
ているので、テレビ電話のような使い方、例えば、本体
を机上に置き、使用者が自らを撮影しその画像データを
リアルタイムに送信しながら、通信相手からリアルタイ
ムに受信する画像データをディスプレイ上で見て対話を
行うという使い方は極めて困難である。しかも、使用者
が自らを撮影するとき、ディスプレイ上で自らの像を確
認しながら撮影を行うことは到底不可能である。
【0009】また、後者では、カメラユニットUを適宜
回動させることにより、テレビ電話のような使い方や、
ディスプレイ8上で自らの像を確認しながら撮影を行う
ことも可能であるが、カメラユニットUが本体の側面に
突出した状態で取り付けられるので、全体としてバラン
スが悪く机上等に置いたときの安定性に欠け、全体とし
ての大型化は避けられない。しかも、本体とは別にカメ
ラユニットUを付属するので、余分なコストが生じるだ
けでなく、持ち運びや取り付けにおいて使用者に煩わし
さを与えかねない。更に、電気的コネクタCを経由して
カメラ10から本体に画像データを伝送しているので、
伝送時間がかかるという問題もある。
【0010】そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてな
されたものであり、被写体を問わずディスプレイ上で被
写体の像を確認しながら撮影を行え、しかも、小型化を
維持したままで安定性に優れ、且つ安価にて実現するこ
とができる携帯電話機を提供することを目的とするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による携帯電話機は、本体の正面に通信情報
を表示するディスプレイを備え、本体の上端部に本体に
対して左右水平軸を中心として回動する回動筐体を備え
ており、回動筐体の回動方向の1つの面にスピーカを設
け、その面と反対の面にカメラを設けている。また、全
体の外観やバランスを考慮すると、本体の上端部に正面
から背面に貫通する切り欠きを設け、回動筐体は切り欠
き内に収納されることが好ましい。
【0012】更に、通常の通話に使用する際、スピーカ
からの音声は回動筐体と切り欠きとの隙間から漏れる外
部の雑音や風切り音が障害音となって聞き取り難くなる
ので、この隙間を塞ぐことにより障害音の発生を防止す
る目的で、切り欠きの正面側下端部に板状の突起を設
け、回動筐体の回動によりスピーカが本体の正面にきた
状態で、突起と係合する凹部を回動筐体に設けている。
【0013】そして、回動筐体が切り欠きの下端部と干
渉せずに円滑に回動できるように、回動筐体の回動中心
を上方側に偏心させている。また、持ち運びの際にカメ
ラの破損や汚損を防ぐ観点から、回動筐体の回動により
カメラが本体の背面にきた状態で、カメラを覆うための
板状の可動部材を本体の背面に設けている。
【0014】更に、使用者がディスプレイ上で被写体の
像を確認しながら撮影を行う際、その姿勢のまま少なく
とも前方、上方及び後方の被写体に対して撮影の切り換
えができるように、回動筐体は、カメラが本体の背面に
ある状態を起点に上方を経由して、少なくとも180度
の回動が可能となっている。
【0015】そして、回動させた回動筐体を手で保持し
なくても適当な位置で静止させることができれば都合が
よいので、回動筐体の回動及び静止状態を自在にする回
動静止手段を備えていることが好ましい。例えば、回動
静止手段は、回動筐体の左右側面に突出し回動中心をな
す断面円形の回動軸を、本体に設けられ回動軸に対応す
る円形穴により挟持している。
【0016】なお、被写体を問わずディスプレイ上で被
写体の像を確認しながら行う撮影にも、通常の通話にも
使用できるために、本体の上端部に本体に対して回動自
在な回動筐体を備え、回動筐体の回動方向の1つの面に
スピーカを設け、その面と反対の面にカメラを設けてお
り、本体の1つの面に設けられ通信情報を表示するディ
スプレイに対して、スピーカとカメラのいずれか一方を
選択的に位置させるようになっている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て図を参照しながら説明する。図1に本発明の携帯電話
機の正面図を示す。この携帯電話機は、コンパクト性に
富んだ、いわゆる、折り畳み型であり、本体は上方側に
ある第1の筐体1と下方側にある第2の筐体2からな
り、互いの一端が蝶番4により回動可能に接続されてい
る。例えば、持ち運ぶ際には第1の筐体1と第2の筐体
2とを重ね合わせるように閉じ、一方、使用の際には第
1の筐体1と第2の筐体2とを開くという形態を取り得
る。図1では後者の状態を示している。
【0018】第1の筐体1には、正面中央にディスプレ
イ8を備え、上端部に正面から背面に貫通する切り欠き
12を設け、この切り欠き12内には第1の筐体1に対
して左右水平軸を中心として回動する回動筐体3を備え
ている。この回動筐体3の回動方向の1つの面(図1で
は正面である紙面上)には受信した音声を発するスピー
カ9を設け、その面と反対の面(図1では背面である紙
裏面上)には不図示のカメラ10を設けている。従っ
て、スピーカ9とカメラ10は、互いに反対の面に位置
したままで回動筐体3の回動に応じて回動することにな
る。ディスプレイ8は液晶パネル等で構成され、文字や
画像等の通信情報、或いは、カメラ10での撮影画像等
を表示する。カメラ10は撮像素子と焦点調節やズーム
を行うためのレンズとからなり、撮影を行い撮影画像の
データを発信する。なお、不図示の背面には後述する可
動板11を備えている。
【0019】一方、第2の筐体2には、正面に上方から
順に複数からなる操作ボタン7、マイク6を配置し、ま
た、上端部の隅であって蝶番4の背後には、上方に向け
て伸縮自在な通信用のアンテナ5を備えている。操作ボ
タン7は、電力供給のON/OFF、通信信号の発信/
受信、ディスプレイ8の表示内容の切り換え等といった
基本動作を指示する役割を果たす。なお、カメラ10の
撮影動作の指示を司るスイッチは、この操作ボタン7に
含めるように設けてもよいし、別に設けても構わない。
【0020】ここで、回動筐体3周辺の詳細について、
図2を参照しながら説明する。図2は第1の筐体1の上
端部周辺の構成を表した図であり、図中で図1と同一部
分には同一の符号を付している。回動筐体3は2つの筐
体3a、3bを接合して構成され、一方にスピーカ9を
他方に不図示のカメラ10をそれぞれ装備している。従
って、構成が簡単であり、全体が厚くもならない。回動
筐体3の左右側面には、回動中心となる断面円形の回動
軸13a、13bを突出させて設けている。また、第1
の筐体1は正面側と背面側に分割された筐体1a、1b
を接合して構成されるが、上端に設けている切り欠き1
2の左右側面には、接合面で回動筐体3の回動軸13
a、13bに対応するように回動軸径と略同一径の円形
穴14a、14bを設けている。そして、回動筐体3は
回動軸13a、13bをこの円形穴14a、14bに位
置させ分割された筐体1a、1bにより挟み込んで取り
付けられる。
【0021】このような構成で取り付けられている回動
筐体3は、使用の際に手で保持しなくても適当な位置で
静止させることが可能となり有効である。なお、回動筐
体3の回動及び静止状態を自在にすることができれば、
どのような構成でも構わず、クリック機構等を備えても
よい。また、スピーカ9及びカメラ10から第1の筐体
1内に通じる不図示の配線は、回動筐体1の回動軸13
a、13bを中空の管にし、この管の中を通すことによ
り外部に露出することはない。
【0022】更に、回動筐体3の回動中心を上方側に偏
心させている。この理由は、後述する突起15と回動す
る前の回動筐体3の上部とが回動筐体3の回動により干
渉してしまう範囲を小さくし、突起15の左右側の長さ
を長く確保するためである。
【0023】また、第1の筐体1に設けている切り欠き
12の正面側下端部に板状の突起15を設け、一方、ス
ピーカ9側の回動筐体3にこの突起15と対応して係合
する凹部16を設けている。すると、スピーカ9が前面
にくるように回動筐体3を回動させた状態で、突起15
と凹部16の係合により回動筐体3と切り欠き12との
隙間を塞ぐことができ、通常の通話に使用する際、この
隙間があると生じる雑音や風切り音といったスピーカ9
からの音声以外の障害音が正面側に漏れるのを防止でき
る。なお、前述の回動軸13a、13bの偏心は、回動
筐体3と突起15との干渉防止に対して極めて有効であ
り、突起15の幅や大きさの自由度を高くすることを可
能にする。
【0024】次に、回動筐体3の回動動作について、図
1のA−A断面で透過させた側面図を示す図3及び図4
を参照しながら説明する。図3、4は回動筐体3の回動
動作のうちで代表的な状態を表しており、図3はスピー
カ9が正面にきた回動の基準となる状態を、図4はカメ
ラ10が正面にきた状態をそれぞれ表している。なお、
図中で図1と同一部分には同じの符号を付している。
【0025】先ず、図3において、正面(図では左側)
にはスピーカ9が位置し、一方、背面(図では右側)に
はカメラ10が位置している。背面には切り欠き12の
幅を少なくとも有し背面に沿って上下方向にスライド自
在な可動板11が設けられており、カメラ10を覆った
りカメラ10から退避したりすることができる。図3で
はカメラ10を覆った状態を示している。この可動板1
1の役割としては、カメラ10を覆うことにより、持ち
運びの際にカメラ10の破損や汚損を防止すること、こ
の状態から不用意に回動筐体3が回動するのを抑止する
こと、回動筐体3と切り欠き12との隙間を塞ぐこと等
があげられる。また、切り欠き12の正面下端部に設け
た突起15と回転筐体3に設けた凹部16との係合によ
って、回動筐体3の回動は規制されている。
【0026】そして、図3の状態から可動板11をカメ
ラ10から退避させるように下方向にスライドさせ、回
動筐体3を回動軸13a、13bに対して半時計回りに
180度反転させると、図4に示される状態となる。こ
の回動の際、回転筐体3と可動板11との干渉を防ぐた
めに、可動板11の上端部を切り欠き12の下端部より
も下げるように設計することが望ましい。図4では、正
面(図では左側)にはカメラ10が位置し、一方、背面
(図では右側)にはスピーカ9が位置することになる。
【0027】このように回動筐体3の回動動作を図3及
び図4に基づく2つの状態で説明したが、これ以外の状
態を取り得ることももちろん可能であり、例えば、カメ
ラ10を上方に向けた状態にすることもできる。
【0028】次に、本発明の携帯電話機の使い方につい
て、図3、図4及び図5を参照しながら説明する。本発
明の携帯電話機は、通常の通話、デジタルカメラのよう
な撮影、又は、これらを組み合わせたテレビ電話のよう
な電話機として使用することが可能である。
【0029】先ず、通常の通話としては、図3に示され
る状態で行われる。使用者は、第1の筐体1の正面(図
では左側)に位置するスピーカ9から音声を受けなが
ら、第2の筐体2の同じく正面に位置するマイク6に向
かって音声を発し、通信相手と通話する。この際、背面
では可動板11により、前面では切り欠き12の突起1
5と回動筐体3の凹部16との係合により、回動筐体3
と切り欠き12との隙間を塞いでいるので、雑音や風切
り音が正面側に漏れることはなく、使用者はスピーカ9
からの音声を容易に聞き取ることができる。
【0030】次に、撮影としては、ディスプレイ8上で
被写体の像を確認しながら行うことが、適正な撮影範囲
を確定してから撮影が行えるので便利である。そこで、
使用者がディスプレイ8のある正面側に位置することを
前提とし、後は回動筐体3を回動させて被写体に対して
カメラ10が向くようにする。例えば、図3に示される
状態で行われる撮影では、使用者以外を被写体にする場
合であって、本体の正面側(図では左側)に使用者が位
置し、背面側(図では右側)に被写体が位置する。使用
者は、第1の筐体1の背面の可動板11を下方にスライ
ドさせてカメラ10を表出させ、背面側に位置する被写
体を正面のディスプレイ8上で見ながら撮影を行う。
【0031】また、図4に示される状態で行われる撮影
では、使用者自ら又は使用者の背景を被写体にする場合
であって、本体の正面(図では左側)に使用者が位置す
る。使用者は、第1の筐体1の正面にあるカメラ10に
より、正面側に位置する被写体をディスプレイ8上で見
ながら撮影を行う。そして、撮影した画像のデータ通信
を行う。なお、撮影の状態はこれら図3、4に示される
状態に限らず、被写体の位置に応じて回動筐体3を回動
させればよく、例えば、回動筐体3を回動させてカメラ
10を上方に向くように位置させると、使用者は、上方
に位置する被写体をディスプレイ8上で見ながら撮影を
行うことができる。
【0032】最後に、テレビ電話のような使い方として
は、例えば、図5に示される状態で行われる。図5は、
図1のA−A断面で透過させた側面図を示し、回動筐体
3の回動によりスピーカ9が正面側にきた状態を表して
いる。なお、図中で図1と同一部分には同じの符号を付
している。第2の筐体2の背面が接するように机上Gに
置いた状態であり、使用者は、第1の筐体1の正面側
(図では左側)に位置しディスプレイ8を臨める。そし
て、使用者自らに向けたカメラ10により自らの像を撮
影し、その画像データを送信するとともに、一方では、
通信相手から受信する画像データをディスプレイ8上に
表示し、互いの音声の送受信も行う。よって、使用者は
携帯電話機を手で保持することなく、リアルタイムに通
信相手を見ながら対話を行える。もちろん、携帯電話機
を持ったままでも使用することができる。
【0033】なお、回動筐体3は、360度に渡り回動
できるようにしても構わないが、使用者がディスプレイ
8上で被写体の像を確認しながら撮影を行う際、その姿
勢のまま少なくとも前方、上方及び後方の被写体に対し
て撮影の切り換えが可能であれば、ほとんどの撮影が可
能であるので、カメラ10が本体の背面にある状態を起
点に上方を経由して、少なくとも180度の回動が可能
であれば足りる。
【0034】ところで、本発明は上記の実施形態に限定
されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更
が可能である。例えば、上記実施形態のような折り畳み
機構を備えていない、いわゆる、ストレート型に対して
も有効である。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、本体
の正面に通信情報を表示するディスプレイを備え、本体
の上端部に本体に対して左右水平軸を中心として回動す
る回動筐体を備えており、回動筐体の回動方向の1つの
面にスピーカを設け、その面と反対の面にカメラを設け
ているので、被写体を問わずディスプレイ上で被写体の
像を確認しながら撮影を行え、全体を厚くすることなく
小型化も維持できる。
【0036】また、本体の上端部に正面から背面に貫通
する切り欠きを設け、回動筐体はこの切り欠き内に収納
されているので、全体の外観がすっきりし、バランスも
よい。しかも、本体と一体になっていることから安定性
に優れ、安価にて実現することも可能である。
【0037】更に、切り欠きの正面側下端部に板状の突
起を設け、回動筐体の回動によりスピーカが本体の正面
にきた状態で、突起と係合する凹部を回動筐体に設けて
いるので、通常の通話に使用する際、回動筐体と切り欠
きとの隙間を塞ぐことができ、スピーカからの音声以外
の障害音が正面側に漏れるのを防止できる。よって、ス
ピーカからの音声は聞き取り易くなり安定した通話が可
能となる。
【0038】そして、回動筐体の回動中心を上方側に偏
心させているので、回動筐体が回動する際、切り欠き部
側面に設けた突起と干渉する範囲を大幅に減らすことが
でき、回動筐体と切り欠き部との隙間を塞ぐ範囲を大き
く確保することができる。また、回動筐体の回動により
カメラが本体の背面にきた状態で、カメラを覆うための
板状の可動部材を本体の背面に設けているので、持ち運
びの際にカメラが露出することがなくなり、カメラの破
損や汚損を防止することができる。
【0039】更に、回動筐体は、カメラが本体の背面に
ある状態を起点に上方を経由して、少なくとも180度
の回動が可能であるので、使用者がディスプレイ上で被
写体の像を確認しながら撮影を行う際、その姿勢のまま
前方、上方及び後方の被写体に対して撮影の切り換えが
可能となる。
【0040】そして、回動筐体の回動及び静止状態を自
在にする回動静止手段として、例えば、回動筐体の左右
側面に突出し回動中心をなす断面円形の回動軸を、本体
に設けられ回動軸に対応する円形穴により挟持するよう
にしているので、回動させた回動筐体を手で保持しなく
ても適当な位置で静止させることが可能で、本体を机上
等に置きテレビ電話のような使い方も容易となる。
【0041】なお、本体の上端部に本体に対して回動自
在な回動筐体を備え、回動筐体の回動方向の1つの面に
スピーカを設け、その面と反対の面にカメラを設けてお
り、本体の1つの面に設けられ通信情報を表示するディ
スプレイに対して、スピーカとカメラのいずれか一方を
選択的に位置させるようになっているので、被写体を問
わずディスプレイ上で被写体の像を確認しながら行う撮
影にも、通常の通話にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の携帯電話機の正面図である。
【図2】 本発明の携帯電話機の上端部付近の構成を
表す図である。
【図3】 本発明の携帯電話機の側面図である。
【図4】 本発明の携帯電話機の側面図である。
【図5】 本発明の携帯電話機の側面図である。
【図6】 従来の携帯電話機の背面図である。
【図7】 他の従来の携帯電話機の斜視図である。
【符号の説明】
1 第1の筐体 2 第2の筐体 3 回動筐体 4 蝶番 5 アンテナ 6 マイク 7 操作ボタン 8 ディスプレイ 9 スピーカ 10 カメラ 11 可動板 12 切り欠き 13a,13b 回動軸 14a,14b 穴 15 突起 16 凹部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/14 H04N 7/14 H04Q 7/32 H04B 7/26 V Fターム(参考) 5C022 AA12 AC77 AC78 5C064 AA01 AC02 AC16 AD08 5K023 AA07 BB02 BB11 HH01 HH07 MM00 5K027 AA11 BB01 HH26 MM04 MM17 5K067 BB04 EE02 KK17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の正面に通信情報を表示するディス
    プレイを備え、本体の上端部に本体に対して左右水平軸
    を中心として回動する回動筐体を備えており、前記回動
    筐体の回動方向の1つの面にスピーカを設け、その面と
    反対の面にカメラを設けていることを特徴とする携帯電
    話機。
  2. 【請求項2】 本体の上端部に正面から背面に貫通する
    切り欠きを設け、前記回動筐体は前記切り欠き内に収納
    されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話
    機。
  3. 【請求項3】 前記切り欠きの正面側下端部に板状の突
    起を設け、前記回動筐体の回動によりスピーカが本体の
    正面にきた状態で、前記突起と係合する凹部を前記回動
    筐体に設けていることを特徴とする請求項2に記載の携
    帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記回動筐体の回動中心を上方側に偏心
    させていることを特徴とする請求項2又は3に記載の携
    帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記回動筐体の回動により前記カメラが
    本体の背面にきた状態で、前記カメラを覆うための板状
    の可動部材を本体の背面に設けていることを特徴とする
    請求項1から4のいずれかに記載の携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記回動筐体は、前記カメラが本体の背
    面にある状態を起点に上方を経由して、少なくとも18
    0度の回動が可能であることを特徴とする請求項1から
    5のいずれかに記載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 前記回動筐体の回動及び静止状態を自在
    にする回動静止手段を備えていることを特徴とする請求
    項1から6のいずれかに記載の携帯電話機。
  8. 【請求項8】 前記回動静止手段は、前記回動筐体の左
    右側面に突出し回動中心をなす断面円形の回動軸を、本
    体に設けられ前記回動軸に対応する円形穴により挟持す
    ることを特徴とする請求項7に記載の携帯電話機。
  9. 【請求項9】 本体の上端部に本体に対して回動自在な
    回動筐体を備え、前記回動筐体の回動方向の1つの面に
    スピーカを設け、その面と反対の面にカメラを設けてお
    り、本体の1つの面に設けられ通信情報を表示するディ
    スプレイに対して、前記スピーカと前記カメラのいずれ
    か一方を選択的に位置させることを特徴とする携帯電話
    機。
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