JP3704496B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影部を有した携帯型電話機などの携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、インターネットや電子メールを可能とした携帯端末装置が市場を賑わせている。なかでも携帯電話は、単なる情報の伝達するための一手段に留まらず、ネットワークコミュニティツールとしての役割を演じている。
この携帯端末装置は、本体に撮影機能を設け、該機能によって画像データの取得や、転送などの取扱いや、画像のリアルタイム通信を行うものが提案されており、特に携帯電話に撮影部を設け、電子メール本文と共に取り込んだ静止画像を相手側に送信することにより、娯楽性あるいは実用性の向上が期待でき、極めて好適なものといえる。
【0003】
このように撮影機能を有した携帯端末装置は、さらなる撮影機能の向上を図ることは重要なことであり、このような撮影機能を有した装置として、たとえば、特開2001−169166号公報に開示された携帯端末と、特開平10−75287号公報に開示された携帯テレビ電話、さらに図9(1)、(2)に例示した携帯端末装置などがある。
【0004】
前者の特開2001−169166号公報に開示された携帯端末は、自分の表情を撮影する第2撮影用レンズとタッチパネル付きモニターとを有したフリップ部と、画像及び音声の無線送受信機能を備えた装置本体部とが、該第2撮影用レンズと反対方向である風景を撮影するための第1撮影用レンズが設けられた開閉軸と回転軸を介して連結されて構成されており、該開閉軸によって該フリップ部と装置本体部とが開閉可能になっていると共に、該回転軸によって、装置本体部に対してフリップ部が左右方向首振り可能になっている。
このように構成することにより、自分の見ている風景と自分の表情とが容易に撮影可能になると共に、装置本体部とフリップ部との向きを柔軟に各機能の実行に最適な方向に向けることができる、としている。
【0005】
後者の特開平10−75287号公報に開示された携帯テレビ電話は、表示部と操作部とがヒンジ部を介して開閉可能に接続され、該表示部の上面部略中央には出没可能および左右方向首振り可能な円筒形カメラが設けられて構成されている。
このように構成することで、カメラ未使用時にはレンズおよびカメラ部を表示部内に収納させることにより保護することができ、また、カメラ使用時には本体を動かすことなくカメラ向きを変えることができる、としている。
【0006】
また、他の従来の撮影機能を有した携帯端末装置は、図9(1)、(2)に例示した携帯電話機がある。
この携帯電話機は、図9(1)、(2)に示すように、上側端末本体aと下側端末本体bとを開閉可能に接続するヒンジ部cの右側略半分に、カメラが内装された撮影部dを配設して構成されている。
【0007】
ここに挙げた従来のものは、装置の構成部品を効率良く配置しているもので、携帯端末に付加する為の撮影部品の小型化や回転機能の追加において一応の効果を奏しているといえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この上記した特開2001−169166号公報に開示された携帯端末は、換言してみれば、鏡を見るが如く自分の顔がモニターに映し出されることを可能とするために自分撮影用の第2撮影用レンズとタッチパネル付きモニターとがフリップ部の同一平面上に固設し、さらにその上で、各機能の実行に最適な方向に向けられるようにするため、フリップ部と装置本体部とが一体化された開閉軸と回転軸を介して接続したものといえる。
【0009】
したがって、本来の目的は達成していることから好適なものといえるが、逆に、自分撮影用の第2撮影用レンズとタッチパネル付きモニターとがフリップ部の同一平面上に固設するということは、モニターで確認をとりながら他の方向を撮影するのは不向きである。この不具合は、開閉軸に設けられた第1撮影用レンズで解消してはいるものの、部品点数を増加させ、構造的に小型化に貢献できないものと思われる。
【0010】
また、後者の特開平10−75287号公報に開示された携帯テレビ電話は、上記したように表示部の上面部略中央に出没可能に設けられた円筒形カメラが左右方向にのみ首振り可能に構成されており、上下方向の撮影を制限している。
【0011】
さらに、図9(1)、(2)に例示した携帯電話機は、撮影部を回転させるヒンジを端末本体の回転に使用できるヒンジ部と共用することで小型化を達成してはいるものの、撮影部の回転に対して制約ができてしまう。この点において新たに回転方向の追加が困難であり、撮影方向が限られるという問題をもたらしている。
しかも、回転方向の追加への適応を考えてみると、ヒンジ部共用化による部品削減のために、構造的に厚く大きくなることが多く、近年求められている軽量、薄型化の面からも不利な構造になることは否めない。
【0012】
そこで、本発明における第1の目的は、液晶表示部を有する上側端末本体と、操作釦を有する下側端末本体とがヒンジ部を介して開閉可能に接続され、撮影方向の自由度を向上させた撮影部を設けた携帯端末装置を提供することにある。
また、他に目的とする処は、撮影部が上側端末本体と下側端末本体とが折り畳まれた場合において、撮影部が本体から突出せず、かつ、通撮影部が下側端末本体及び操作釦などを破壊しないような所要角度に回転する携帯端末装置を提供することにある。
さらに、撮影部および回動機構の部品点数を削減し、上側端末本体と撮影部とが極めて簡単な構造でもって上下左右方向回動可能に接続させて、組立性の向上、経済性の向上を図った極めて好適な携帯端末装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明における携帯端末装置は、下記の技術的手段を講じた。
撮影部と液晶表示部とを備えた上側端末本体と、操作釦を備えた下側端末本体と、該液晶表示部と該操作釦とが対向するようにヒンジ部を介して開閉可能に接続上側端末本体の頂面に凹部を設けると共に、CMOSやCCD等の撮影部材と該撮影部材を内装する撮影部筐体とを有する撮影部を上下左右方向回動可能にする回動機構を介して凹部内に配設し、該撮影部は、該上側端末本体と下側端末本体との閉状態時に該凹部から該撮影部が突出しないような所定形状に形成されており、撮影部筐体は、上側端末本体の厚さ寸法と略同寸法の厚さでもって形成された略円柱状を呈しその円周面に該撮影部材に結像させるレンズ部材を配設して構成されると共に回動機構によって上側端末本体頂面に対して上下左右方向回動可能に接続されており、回動機構は、撮影部配線を挿通させる連通孔が開孔された芯杆の基部に平面円板状に突出形成された第1フランジ部と頂部に撮影部筐体円周面の曲率と略同曲率でもって凹湾曲状に突出形成された第2フランジ部とが設けられた連結部材と、上側端末本体の頂面内に第1フランジ部と回動可能に係合するように形設された第1被係合部と、撮影部筐体の円周面周方向に第2フランジ部とスライド可能に係合するように周設された第2被係合部とで構成されてなり、該第1フランジ部と該第1被係合部とが係合して該撮影部が左右方向回動可能に接続されていると共に、該第2フランジ部と該第2被係合部とが係合して該撮影部が上下方向回動可能に接続した(請求項1)。
【0014】
また、前記した第2被係合部は、前記レンズ部材が前記液晶表示部に対して略垂直方向に向く位置を上下方向回動始点とし、該上側端末本体に対して該レンズ部材が略真上を向く位置を上下方向回動終点とするように周設されて該レンズ部材が上下方向に回動規制されていることが好ましい(請求項)。
【0015】
さらに、前記した第1フランジ部外面に凸部が突出形成され、前記第1被係合部は、該凸部が所定角度回動可能に形成された大径部と該第1フランジ部外周面と摺接可能に形成された小径部とが段部を介して連続形成された回動規制部が設けられ、該凸部が該段部に当接することで左右方向に回動規制されていることが好ましい(請求項)。
【0016】
前記した凸部と前記回動規制部は、該上側端末本体と該下側端末本体との閉動作を行うことで左右方向任意に位置した該撮影部を該下側端末本体に当接案内させて該撮影部を収納位置に位置させるように設けられていることが好ましい(請求項)。
【0017】
弾発性を有する所定形状に突出形成され外部との電気的な接続が行われる接触金具を前記撮影部材に設けると共に、該接触金具が上下方向摺動可能に凹湾曲状に形成され該接触金具と弾発係合する帯板部が前記連通孔に嵌着した芯杆部の頂部に固着されかつ芯杆部基部が前記上側端末本体内に設けられた内部配線接続部に左右方向回動可能に当接されてなるプローブを介して該撮影部と端末本体とが電気的に接続されていることが好ましい(請求項)。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に本発明にかかる携帯端末装置を携帯電話に適用した場合の実施形態を、図面に基づいて説明する。図1および図2は、本実施形態における携帯電話の概略を例示し、図3〜図5は本発明の第1の実施の形態を、図6〜図8は本発明の第2の実施の形態を、夫々例示している。まず、本実施形態における携帯電話の概略を簡単に説明する。
【0019】
本実施形態における携帯電話は、図1および図2に示すように、背面に設けられたアンテナ部11と、開閉内側に設けられ電話番号、アドレス、電子メールやインターネットのテキスト文、画像等を表示する液晶表示部12とを有し左頂部が段差状の凹部17、27が形成されその凹部17、27内に撮影部100、200が配設された上側端末本体13、23と、開閉内側に設けられ電話番号、テキスト文などを入力するための操作釦14が配設された下側端末本体15とが、上側端末本体13、23と下側端末本体15夫々に一体成形されたヒンジ部16を介して該液晶表示部12と該操作釦14とが対向するように開閉可能に接続されている。
【0020】
この上側端末本体13、23内と下側端末本体15内には、携帯電話機能、撮影部100、200による撮影画像が送信可能な電子メール機能、インターネット機能、等の各機能を実現するための所要の電子回路(図示せず)が内装されており、携帯電話としての機能は周知のものである。
【0021】
以下、本願発明の要部である撮影部廻りについて詳細に説明する。
(実施形態1)
実施形態1における携帯電話の撮影部廻りは、撮影部100と、回動機構101とを備えてなる。
撮影部100は、撮影部材102と、撮影部筐体103とを備えてなる。
【0022】
撮影部材102は、小径部と大径部からなる略円柱状を呈しCMOSやCCD等の画像信号を生成するイメージセンサーが内装されている。
撮影部筐体103は、図3および図4に示すように、上側端末本体13と下側端末本体15との閉状態時に凹部17から撮影部100が突出しないように上側端末本体13の厚さ寸法より若干小さい所要の寸法の厚さで、かつ、凹部17内から突出しないように所要径でもって外観視略円柱状に形成されており、後述する第2被係合部110の上下方向回動始点位置と直交する円周面位置(図3において左位置)に撮影部材102に結像させるレンズ部材104が嵌合されている。
【0023】
この撮影部筐体103内部は、図4に示すように、小径部と大径部からなる略円柱状を呈した撮影部材102を着脱可能に嵌合した側面視U字状の取付部105が垂設されている。この取付部105に嵌合された撮影部材102から延出した配線106は、取付部105中央下部に設けられたスリット107と、後述する連結部材108の連通孔113を通って、端末本体内に設けられた各機能を実現するための電子回路基板(図示せず)に接続されている。なお、撮影部100の上下方向の回動機構を構成する第2被係合部110が撮影部筐体103内面に周設されているが、詳細は後述する。
【0024】
回動機構101は、連結部材108と、第1被係合部109と、第2被係合部110とで構成される。
連結部材108は、芯杆の基部に平面円板状に突出形成された第1フランジ部111と、頂部に前記撮影部筐体円周面の曲率と略同曲率でもって凹湾曲状に突出形成された第2フランジ部112とが設けられ、その中央部には撮影部材102からの配線106が挿通した連通孔113が開孔されている。
【0025】
第1被係合部109は、図3に示すように、上側端末本体13の左頂部に形成された段差状の凹部17略中央内側に、第1フランジ部111を回動可能に保持するように平面視円形状にガイド孔114が上側端末本体13と一体成形されて形成されており、上記した第1フランジ部111とこの第1被係合部109とが係合して撮影部100が左右方向回動可能に接続されている。
【0026】
第2被係合部110は、レンズ部材104が液晶表示部12に対して略垂直方向に向く位置を上下方向回動始点とし、上側端末本体13に対してレンズ部材104が略真上を向く位置を上下方向回動終点とするように撮影部筐体103内に第2フランジ部112とスライド可能に係合するように撮影部筐体103と一体成形されて形成されており、第2フランジ部112とこの第2被係合部110とが係合して該撮影部100が略90度上下方向回動可能に接続されている。このレンズ部材104(撮影方向)が略真上となるように撮影部100を上方向に回動させた状態を図5に示す。なお、第2フランジ部112と第2被係合部110は凹湾曲していることで、左右方向の回動は抑止されている。
【0027】
以上のように構成された実施形態1における携帯電話は、携帯電話利用時において、上側端末本体13と下側端末本体15とを開くことで液晶表示部12が点灯し、携帯電話機能、電子メール機能、インターネット機能等の各機能が利用可能となる。このとき、電子メールに自己の撮影画像等を添付したいとは、撮影部100を上下左右方向の所望の位置まで回動させ撮影釦を押動させることで画像メモリ内に静止画像が取り込まれ、所定の操作をすることで撮影画像が添付されたメール本文が送信される。
【0028】
そして携帯電話の利用が終了したら、レンズ部材104が略左真横を向く位置に位置させて(図1および図2において実線で示された撮影部の位置)上側端末本体13と下側端末本体15とを閉じる。このとき、上側端末本体13と下側端末本体15とから撮影部100が突出することなく下側端末本体15と撮影部100が近接(略当接に近い状態)した状態で撮影部100が収納される。
【0029】
(実施形態2)
実施形態2における携帯電話の撮影部廻りは、撮影部の左右方向の回動規制を設けると共に、撮影部の配線が撮影部の回動に伴って遊動することを防止する機構を介して端末本体内の各機能を実現する電子回路基板に接続した例であり、実施形態1と共通する構成は同一符号を付す。
【0030】
実施形態2における携帯電話の撮影部廻りは、撮影部200と、回動機構201とを備えてなる。
撮影部200は、撮影部材202と、撮影部筐体203とを備えてなる。
撮影部材202は、小径部と大径部からなる略円柱状を呈しCMOSやCCD等の画像信号を生成するイメージセンサーが内装されており、大径部下面略中央部から、略L字状に折り曲げた先部を釣り針状に折り曲げて弾発性を有するように形成された外部との電気的な接続が行われる接触金具206が突出している。
【0031】
撮影部筐体203は、図6に示すように、上側端末本体23と下側端末本体15との閉状態時に凹部27から撮影部200が突出しないように上側端末本体23の厚さ寸法より若干小さい所要の寸法の厚さで、かつ、凹部27内から突出しないように所要径でもって外観視略円柱状に形成されており、後述する第2被係合部の上下方向回動始点位置と直交する円周面位置(図6において左位置)に撮影部材に結像させるレンズ部材104が嵌合されている。
【0032】
この撮影部筐体203内部は、図6に示すように、略断面コ字状を呈し撮影部を着脱可能に嵌合した取付部205が設けられている。この取付部205底部(図6において右側の側面)略中央には連通孔204が開孔されており、撮影部材202の接触金具206が挿通されている。なお、撮影部200の上下方向の回動機構を構成する第2被係合部210が撮影部筐体203内面に周設されているが、詳細は後述する。
【0033】
回動機構201は、プローブ207と、連結部材208と、第1被係合部209と、第2被係合部210とで構成される。
プローブ207は、上記した接触金具206が上下方向摺動可能に案内する凹湾曲状に形成され該接触金具206と弾発係合する帯板部211と、その帯板部211下部に垂設された芯杆部212とからなっていると共に、この芯杆部212は、上側端末本体23内に設けられた内部配線接続部24に回動可能に接触させる接触子213と該接触子213を付勢させる圧縮ばね214が内装され該接触子213基部を案内する筒部215とから構成される。
【0034】
連結部材208は、芯杆の基部に平面円板状に突出形成された第1フランジ部216と、頂部に前記撮影部筐体203円周面の曲率と略同曲率でもって凹湾曲状に突出形成された第2フランジ部217とが設けられ、その中央部には上記したプローブ207の筒部215が嵌合した連通孔218が開孔されている。また、この第1フランジ部216には、図6および図7に示すように、撮影方向(レンズ部材104と同一方向)の外面下部に左右方向に回動規制をする凸部219が突出形成されている。
【0035】
このようにして、連結部材208の左右方向の回動に伴って連通孔218に嵌合したプローブ207が応動するようになっていると共に、撮影部材202からの画像信号は、接触金具206、プローブ207、内部配線接続部24を介して、端末本体内の各機能を実現する電子回路基板(図示せず)に接続される。
【0036】
第1被係合部209は、図6および図7に示すように、上側端末本体23の左頂部に形成された段差状の凹部27略中央内側に、第1フランジ部216を回動可能に保持するように平面視円形状のガイド孔220が開孔されると共に、そのガイド孔220下部には、図7に示すように、上側端末本体23背面側からアンテナ部11側へ向かって反時計周りに略270度強に亘って該凸部219が回動可能に形成された大径部221と該第1フランジ部216外周面と摺接可能に形成された小径部222とが段部223を介して、あり溝状に連続形成された回動規制部224が設けられている。
【0037】
この左右方向の回動範囲を決定する凸部219と回動規制部224は、上側端末本体23と下側端末本体15とを閉じることで左右方向任意に位置した撮影部200が下側端末本体15に当接して、撮影部200を収納位置(レンズ部材104が真横を向く位置)に案内する所要の範囲となるように形成されている。
そして、上記した凸部219と回動規制部224とが係合するように第1フランジ部216と第1被係合部209とが係合して、撮影部200が所定角度に亘って左右方向回動可能に接続されている。
なお、撮影部200を収納位置(レンズ部材104が真横を向く位置)に案内するためには、撮影部筐体203外周面を凸湾曲形成させることが好ましい。
【0038】
第2被係合部210は、レンズ部材104が液晶表示部12に対して略垂直方向に向く位置を上下方向回動始点とし、上側端末本体23に対してレンズ部材104が略真上を向く位置を上下方向回動終点とするように撮影部筐体203内に第2フランジ部217とスライド可能に係合するように、撮影部筐体203と一体成形されて形成されており、第2フランジ部217とこの第2被係合部210とが係合して該撮影部200が略90度上下方向回動可能に接続されている。
【0039】
また、連結部材208の連通孔218に嵌合したプローブ207は、図8に示したように、撮影部200の上下方向の回動には応動せずに固定状態を維持し、接触金具206が帯板部211に摺接しながら上下方向に移動して電気的接続を維持させるようになっている。なお、第2フランジ部217と第2被係合部210は凹湾曲していることで、左右方向の回動は抑止されている。
【0040】
以上のように構成された実施形態2における携帯電話は、実施形態1と同様に携帯電話利用時において、上側端末本体23と下側端末本体15とを開くことで液晶表示部12が点灯し、携帯電話機能、電子メール機能、インターネット機能等の各機能が利用可能となる。このとき、電子メールに自己の撮影画像等を添付したいとは、撮影部200を上下左右方向の所望の位置まで回動させる。
【0041】
このとき撮影部200内部は、接触金具206が帯板部211に摺接しながら上下方向に移動して電気的接続を維持すると共に、左右方向の回動は、プローブ207先端部(接触子213)が内部配線接続部24に当接しながら回動して電気的接続を維持する。そして撮影方向を所望の位置に向けたら撮影釦を押動させることで画像メモリ内に静止画像が取り込まれ、所定の操作をすることで撮影画像が添付されたメール本文が送信される。
【0042】
そして携帯電話の利用が終了したら、上側端末本体23と下側端末本体15とを閉じるだけで、左右方向任意に位置した撮影部200が下側端末本体15に当接し、撮影部200を収納位置(レンズ部材104が真横を向く位置)に案内されて、上側端末本体23と下側端末本体15とから撮影部200が突出することなく、下側端末本体15と撮影部200が近接(略当接に近い状態)した状態で撮影部200が収納される。
【0043】
以上、本発明にかかる携帯端末装置を携帯電話に適用したものを説明したが、このものに限定されず、開閉可能な携帯端末装置であれば、音声通話機能を有するその他の携帯端末又は、音声通話機能を持たない携帯端末装置にも同様に適用可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したから、下記の有利な効果を奏する。
本発明によれば、撮影部を上下左右方向に回動可能に設けたことで撮影方向の自由度を向上させた携帯端末装置が提供できる。
【0045】
また、撮影部と上側端末本体とを所要の形状でもって構成したから、上側端末本体と下側端末本体とが折り畳まれた場合に、撮影部が下側端末本体及び操作釦などを破壊することなく、かつ、撮影部が本体から突出することなく、安全かつコンパクトに撮影部を収納することできる。
【0046】
また、上下左右方向の回動に伴う内部配線のよれを防止する構成にすることで、断線の恐れもなく長期に亘って安定した電気的接続を保証することができる。
また、上側端末本体と下側端末本体とを閉じることで、左右方向任意に位置した撮影部が下側端末本体に当接し、撮影部を収納位置(レンズ部材が真横を向く位置)に案内する所要の範囲となるように左右方向の回動を規制する回動規制部を設けたから、撮影部がどの位置に向いていても上側端末本体と下側端末本体とを安易に閉じるだけで撮影部を収納することができる。
【0047】
さらに、撮影部および回動機構を、わずかな部品点数でもって簡単な構造で構成したから、組立性の向上と共に経済性の向上を図ることができ、極めて好適な携帯端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における携帯電話を例示しており、
(1)開状態の左側面図である。
(2)開状態の正面図である。
【図2】 同、略90度に開いた状態の正面側斜視図である。
【図3】 実施形態1における撮影部廻りの拡大縦断面図である。
【図4】 図2における(A)−(A)断面図である。
【図5】 撮影方向を真上にした時の実施形態1における撮影部廻りの拡大縦断面図である。
【図6】 実施形態2における撮影部廻りの拡大縦断面図である。
【図7】 図6における(B)−(B)断面図である。
【図8】 撮影方向を真上にした時の実施形態2における撮影部廻りの拡大縦断面図である。
【図9】 従来の撮影部を設けた携帯電話を例示しており、
(1)開状態の正面図である。
(2)開状態の一部切欠した右側面図である。
【符号の説明】
13、23 上側端末本体
17、27 凹部
100、200 撮影部
102 202 撮影部材
206 接触金具
103、203 撮影部筐体
104 レンズ部材
101、201 回動機構
108、208 連結部材
111、216 第1フランジ部
219 凸部
112、217 第2フランジ部
109、209 第1被係合部
224 回動規制部
221 大径部
222 小径部
223 段部
110、210 第2被係合部
207 プローブ
211 帯板部
212 芯杆部
12 液晶表示部
14 操作釦
15 下側端末本体
16 ヒンジ部
24 内部配線接続部

Claims (5)

  1. 撮影部と液晶表示部とを備えた上側端末本体と、操作釦を備えた下側端末本体と、該液晶表示部と該操作釦とが対向するようにヒンジ部を介して開閉可能に接続
    前記上側端末本体の頂面に凹部を設けると共に、CMOSやCCD等の撮影部材と該撮影部材を内装する撮影部筐体とを有する撮影部を上下左右方向回動可能にする回動機構を介して前記凹部内に配設し、
    該撮影部は、該上側端末本体と前記下側端末本体との閉状態時に該凹部から該撮影部が突出しないような所定形状に形成されており、
    前記撮影部筐体は、上側端末本体の厚さ寸法と略同寸法の厚さでもって形成された略円柱状を呈しその円周面に該撮影部材に結像させるレンズ部材を配設して構成されると共に前記回動機構によって上側端末本体頂面に対して上下左右方向回動可能に接続されており、
    前記回動機構は、撮影部配線を挿通させる連通孔が開孔された芯杆の基部に平面円板状に突出形成された第1フランジ部と頂部に前記撮影部筐体円周面の曲率と略同曲率でもって凹湾曲状に突出形成された第2フランジ部とが設けられた連結部材と、前記上側端末本体の頂面内に前記第1フランジ部と回動可能に係合するように形設された第1被係合部と、前記撮影部筐体の円周面周方向に前記第2フランジ部とスライド可能に係合するように周設された第2被係合部とで構成されてなり、該第1フランジ部と該第1被係合部とが係合して該撮影部が左右方向回動可能に接続されていると共に、該第2フランジ部と該第2被係合部とが係合して該撮影部が上下方向回動可能に接続されていることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記第2被係合部は、前記レンズ部材が前記液晶表示部に対して略垂直方向に向く位置を上下方向回動始点とし、該上側端末本体に対して該レンズ部材が略真上を向く位置を上下方向回動終点とするように周設されて該レンズ部材が上下方向に回動規制されていることを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
  3. 前記第1フランジ部外面に凸部が突出形成され、前記第1被係合部は、該凸部が所定角度回動可能に形成された大径部と該第1フランジ部外周面と摺接可能に形成された小径部とが段部を介して連続形成された回動規制部が設けられ、該凸部が該段部に当接することで左右方向に回動規制されていることを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
  4. 前記凸部と前記回動規制部は、該上側端末本体と該下側端末本体との閉動作を行うことで左右方向任意に位置した該撮影部を該下側端末本体に当接案内させて該撮影部を収納位置に位置させるように設けられていることを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
  5. 弾発性を有する所定形状に突出形成され外部との電気的な接続が行われる接触金具を前記撮影部材に設けると共に、該接触金具が上下方向摺動可能に凹湾曲状に形成され該接触金具と弾発係合する帯板部が前記連通孔に嵌着した芯杆部の頂部に固着されかつ芯杆部基部が前記上側端末本体内に設けられた内部配線接続部に左右方向回動可能に当接されてなるプローブを介して該撮影部と端末本体とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項記載の携帯端末装置。
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