JP2003143270A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

Info

Publication number
JP2003143270A
JP2003143270A JP2001337509A JP2001337509A JP2003143270A JP 2003143270 A JP2003143270 A JP 2003143270A JP 2001337509 A JP2001337509 A JP 2001337509A JP 2001337509 A JP2001337509 A JP 2001337509A JP 2003143270 A JP2003143270 A JP 2003143270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographing
terminal body
terminal device
photographing unit
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001337509A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3704496B2 (ja
Inventor
Naoki Shiogama
直樹 塩釜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP2001337509A priority Critical patent/JP3704496B2/ja
Publication of JP2003143270A publication Critical patent/JP2003143270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3704496B2 publication Critical patent/JP3704496B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型薄型を維持しつつ撮影部の撮影方向の自
由度を向上させ、かつ、閉状態時において外面から撮影
部が突出することない開閉可能な携帯端末装置を提供す
ること。 【解決手段】 上側端末本体13頂面に凹部17を形成
し、その凹部17内に上下左右方向回動可能な回動機構
101を介して撮影部100を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影部を有した携
帯型電話機などの携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、インターネットや電子メールを可
能とした携帯端末装置が市場を賑わせている。なかでも
携帯電話は、単なる情報の伝達するための一手段に留ま
らず、ネットワークコミュニティツールとしての役割を
演じている。この携帯端末装置は、本体に撮影機能を設
け、該機能によって画像データの取得や、転送などの取
扱いや、画像のリアルタイム通信を行うものが提案され
ており、特に携帯電話に撮影部を設け、電子メール本文
と共に取り込んだ静止画像を相手側に送信することによ
り、娯楽性あるいは実用性の向上が期待でき、極めて好
適なものといえる。
【0003】このように撮影機能を有した携帯端末装置
は、さらなる撮影機能の向上を図ることは重要なことで
あり、このような撮影機能を有した装置として、たとえ
ば、特開2001−169166号公報に開示された携
帯端末と、特開平10−75287号公報に開示された
携帯テレビ電話、さらに図9(1)、(2)に例示した
携帯端末装置などがある。
【0004】前者の特開2001−169166号公報
に開示された携帯端末は、自分の表情を撮影する第2撮
影用レンズとタッチパネル付きモニターとを有したフリ
ップ部と、画像及び音声の無線送受信機能を備えた装置
本体部とが、該第2撮影用レンズと反対方向である風景
を撮影するための第1撮影用レンズが設けられた開閉軸
と回転軸を介して連結されて構成されており、該開閉軸
によって該フリップ部と装置本体部とが開閉可能になっ
ていると共に、該回転軸によって、装置本体部に対して
フリップ部が左右方向首振り可能になっている。このよ
うに構成することにより、自分の見ている風景と自分の
表情とが容易に撮影可能になると共に、装置本体部とフ
リップ部との向きを柔軟に各機能の実行に最適な方向に
向けることができる、としている。
【0005】後者の特開平10−75287号公報に開
示された携帯テレビ電話は、表示部と操作部とがヒンジ
部を介して開閉可能に接続され、該表示部の上面部略中
央には出没可能および左右方向首振り可能な円筒形カメ
ラが設けられて構成されている。このように構成するこ
とで、カメラ未使用時にはレンズおよびカメラ部を表示
部内に収納させることにより保護することができ、ま
た、カメラ使用時には本体を動かすことなくカメラ向き
を変えることができる、としている。
【0006】また、他の従来の撮影機能を有した携帯端
末装置は、図9(1)、(2)に例示した携帯電話機が
ある。この携帯電話機は、図9(1)、(2)に示すよ
うに、上側端末本体aと下側端末本体bとを開閉可能に
接続するヒンジ部cの右側略半分に、カメラが内装され
た撮影部dを配設して構成されている。
【0007】ここに挙げた従来のものは、装置の構成部
品を効率良く配置しているもので、携帯端末に付加する
為の撮影部品の小型化や回転機能の追加において一応の
効果を奏しているといえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この上
記した特開2001−169166号公報に開示された
携帯端末は、換言してみれば、鏡を見るが如く自分の顔
がモニターに映し出されることを可能とするために自分
撮影用の第2撮影用レンズとタッチパネル付きモニター
とがフリップ部の同一平面上に固設し、さらにその上
で、各機能の実行に最適な方向に向けられるようにする
ため、フリップ部と装置本体部とが一体化された開閉軸
と回転軸を介して接続したものといえる。
【0009】したがって、本来の目的は達成しているこ
とから好適なものといえるが、逆に、自分撮影用の第2
撮影用レンズとタッチパネル付きモニターとがフリップ
部の同一平面上に固設するということは、モニターで確
認をとりながら他の方向を撮影するのは不向きである。
この不具合は、開閉軸に設けられた第1撮影用レンズで
解消してはいるものの、部品点数を増加させ、構造的に
小型化に貢献できないものと思われる。
【0010】また、後者の特開平10−75287号公
報に開示された携帯テレビ電話は、上記したように表示
部の上面部略中央に出没可能に設けられた円筒形カメラ
が左右方向にのみ首振り可能に構成されており、上下方
向の撮影を制限している。
【0011】さらに、図9(1)、(2)に例示した携
帯電話機は、撮影部を回転させるヒンジを端末本体の回
転に使用できるヒンジ部と共用することで小型化を達成
してはいるものの、撮影部の回転に対して制約ができて
しまう。この点において新たに回転方向の追加が困難で
あり、撮影方向が限られるという問題をもたらしてい
る。しかも、回転方向の追加への適応を考えてみると、
ヒンジ部共用化による部品削減のために、構造的に厚く
大きくなることが多く、近年求められている軽量、薄型
化の面からも不利な構造になることは否めない。
【0012】そこで、本発明における第1の目的は、液
晶表示部を有する上側端末本体と、操作釦を有する下側
端末本体とがヒンジ部を介して開閉可能に接続され、撮
影方向の自由度を向上させた撮影部を設けた携帯端末装
置を提供することにある。また、他に目的とする処は、
撮影部が上側端末本体と下側端末本体とが折り畳まれた
場合において、撮影部が本体から突出せず、かつ、通撮
影部が下側端末本体及び操作釦などを破壊しないような
所要角度に回転する携帯端末装置を提供することにあ
る。さらに、撮影部および回動機構の部品点数を削減
し、上側端末本体と撮影部とが極めて簡単な構造でもっ
て上下左右方向回動可能に接続させて、組立性の向上、
経済性の向上を図った極めて好適な携帯端末装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明における携帯端末装置は、下記の技術的手段
を講じた。撮影部と液晶表示部とを備えた上側端末本体
と、操作釦を備えた下側端末本体とが、該液晶表示部と
該操作釦とが対向するようにヒンジ部を介して開閉可能
に接続されると共に、前記撮影部は、該撮影部を上下左
右方向回動可能にする回動機構を介して上側端末本体頂
面に設けた(請求項1)。
【0014】前記した上側端末本体の頂面に凹部を設け
ると共に該凹部内に前記撮影部を配設し、該撮影部は、
該上側端末本体と前記下側端末本体との閉状態時に該凹
部から該撮影部が突出しないような所定形状に形成した
(請求項2)。
【0015】前記した撮影部は、CMOSやCCD等の
撮影部材と該撮影部材を内装する撮影部筐体とを有して
構成され、前記撮影部筐体は、上側端末本体の厚さ寸法
と略同寸法の厚さでもって形成された略円柱状を呈しそ
の円周面に該撮影部材に結像させるレンズ部材を配設し
て構成されると共に前記回動機構によって上側端末本体
頂面に対して上下左右方向回動可能に接続した(請求項
3)。
【0016】前記した回動機構は、撮影部配線を挿通さ
せる連通孔が開孔された芯杆の基部に平面円板状に突出
形成された第1フランジ部と頂部に前記撮影部筐体円周
面の曲率と略同曲率でもって凹湾曲状に突出形成された
第2フランジ部とが設けられた連結部材と、前記上側端
末本体の頂面内に前記第1フランジ部と回動可能に係合
するように形設された第1被係合部と、前記撮影部筐体
の円周面周方向に前記第2フランジ部とスライド可能に
係合するように周設された第2被係合部とで構成されて
なり、該第1フランジ部と該第1被係合部とが係合して
該撮影部が左右方向回動可能に接続されていると共に、
該第2フランジ部と該第2被係合部とが係合して該撮影
部が上下方向回動可能に接続されていることが好ましい
(請求項4)。
【0017】また、前記した第2被係合部は、前記レン
ズ部材が前記液晶表示部に対して略垂直方向に向く位置
を上下方向回動始点とし、該上側端末本体に対して該レ
ンズ部材が略真上を向く位置を上下方向回動終点とする
ように周設されて該レンズ部材が上下方向に回動規制さ
れていることが好ましい(請求項5)。
【0018】さらに、前記した第1フランジ部外面に凸
部が突出形成され、前記第1被係合部は、該凸部が所定
角度回動可能に形成された大径部と該第1フランジ部外
周面と摺接可能に形成された小径部とが段部を介して連
続形成された回動規制部が設けられ、該凸部が該段部に
当接することで左右方向に回動規制されていることが好
ましい(請求項6)。
【0019】前記した凸部と前記回動規制部は、該上側
端末本体と該下側端末本体との閉動作を行うことで左右
方向任意に位置した該撮影部を該下側端末本体に当接案
内させて該撮影部を収納位置に位置させるように設けら
れていることが好ましい(請求項7)。
【0020】弾発性を有する所定形状に突出形成され外
部との電気的な接続が行われる接触金具を前記撮影部材
に設けると共に、該接触金具が上下方向摺動可能に凹湾
曲状に形成され該接触金具と弾発係合する帯板部が前記
連通孔に嵌着した芯杆部の頂部に固着されかつ芯杆部基
部が前記上側端末本体内に設けられた内部配線接続部に
左右方向回動可能に当接されてなるプローブを介して該
撮影部と端末本体とが電気的に接続されていることが好
ましい(請求項8)。
【0021】前記した撮影部筐体は、前記撮影部材を着
脱可能に嵌合して内装されるように形成されていること
が好ましい(請求項9)。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明にかかる携帯端末装置
を携帯電話に適用した場合の実施形態を、図面に基づい
て説明する。図1および図2は、本実施形態における携
帯電話の概略を例示し、図3〜図5は本発明の第1の実
施の形態を、図6〜図8は本発明の第2の実施の形態
を、夫々例示している。まず、本実施形態における携帯
電話の概略を簡単に説明する。
【0023】本実施形態における携帯電話は、図1およ
び図2に示すように、背面に設けられたアンテナ部11
と、開閉内側に設けられ電話番号、アドレス、電子メー
ルやインターネットのテキスト文、画像等を表示する液
晶表示部12とを有し左頂部が段差状の凹部17、27
が形成されその凹部17、27内に撮影部100、20
0が配設された上側端末本体13、23と、開閉内側に
設けられ電話番号、テキスト文などを入力するための操
作釦14が配設された下側端末本体15とが、上側端末
本体13、23と下側端末本体15夫々に一体成形され
たヒンジ部16を介して該液晶表示部12と該操作釦1
4とが対向するように開閉可能に接続されている。
【0024】この上側端末本体13、23内と下側端末
本体15内には、携帯電話機能、撮影部100、200
による撮影画像が送信可能な電子メール機能、インター
ネット機能、等の各機能を実現するための所要の電子回
路(図示せず)が内装されており、携帯電話としての機
能は周知のものである。
【0025】以下、本願発明の要部である撮影部廻りに
ついて詳細に説明する。 (実施形態1)実施形態1における携帯電話の撮影部廻
りは、撮影部100と、回動機構101とを備えてな
る。撮影部100は、撮影部材102と、撮影部筐体1
03とを備えてなる。
【0026】撮影部材102は、小径部と大径部からな
る略円柱状を呈しCMOSやCCD等の画像信号を生成
するイメージセンサーが内装されている。撮影部筐体1
03は、図3および図4に示すように、上側端末本体1
3と下側端末本体15との閉状態時に凹部17から撮影
部100が突出しないように上側端末本体13の厚さ寸
法より若干小さい所要の寸法の厚さで、かつ、凹部17
内から突出しないように所要径でもって外観視略円柱状
に形成されており、後述する第2被係合部110の上下
方向回動始点位置と直交する円周面位置(図3において
左位置)に撮影部材102に結像させるレンズ部材10
4が嵌合されている。
【0027】この撮影部筐体103内部は、図4に示す
ように、小径部と大径部からなる略円柱状を呈した撮影
部材102を着脱可能に嵌合した側面視U字状の取付部
105が垂設されている。この取付部105に嵌合され
た撮影部材102から延出した配線106は、取付部1
05中央下部に設けられたスリット107と、後述する
連結部材108の連通孔113を通って、端末本体内に
設けられた各機能を実現するための電子回路基板(図示
せず)に接続されている。なお、撮影部100の上下方
向の回動機構を構成する第2被係合部110が撮影部筐
体103内面に周設されているが、詳細は後述する。
【0028】回動機構101は、連結部材108と、第
1被係合部109と、第2被係合部110とで構成され
る。連結部材108は、芯杆の基部に平面円板状に突出
形成された第1フランジ部111と、頂部に前記撮影部
筐体円周面の曲率と略同曲率でもって凹湾曲状に突出形
成された第2フランジ部112とが設けられ、その中央
部には撮影部材102からの配線106が挿通した連通
孔113が開孔されている。
【0029】第1被係合部109は、図3に示すよう
に、上側端末本体13の左頂部に形成された段差状の凹
部17略中央内側に、第1フランジ部111を回動可能
に保持するように平面視円形状にガイド孔114が上側
端末本体13と一体成形されて形成されており、上記し
た第1フランジ部111とこの第1被係合部109とが
係合して撮影部100が左右方向回動可能に接続されて
いる。
【0030】第2被係合部110は、レンズ部材104
が液晶表示部12に対して略垂直方向に向く位置を上下
方向回動始点とし、上側端末本体13に対してレンズ部
材104が略真上を向く位置を上下方向回動終点とする
ように撮影部筐体103内に第2フランジ部112とス
ライド可能に係合するように撮影部筐体103と一体成
形されて形成されており、第2フランジ部112とこの
第2被係合部110とが係合して該撮影部100が略9
0度上下方向回動可能に接続されている。このレンズ部
材104(撮影方向)が略真上となるように撮影部10
0を上方向に回動させた状態を図5に示す。なお、第2
フランジ部112と第2被係合部110は凹湾曲してい
ることで、左右方向の回動は抑止されている。
【0031】以上のように構成された実施形態1におけ
る携帯電話は、携帯電話利用時において、上側端末本体
13と下側端末本体15とを開くことで液晶表示部12
が点灯し、携帯電話機能、電子メール機能、インターネ
ット機能等の各機能が利用可能となる。このとき、電子
メールに自己の撮影画像等を添付したいとは、撮影部1
00を上下左右方向の所望の位置まで回動させ撮影釦を
押動させることで画像メモリ内に静止画像が取り込ま
れ、所定の操作をすることで撮影画像が添付されたメー
ル本文が送信される。
【0032】そして携帯電話の利用が終了したら、レン
ズ部材104が略左真横を向く位置に位置させて(図1
および図2において実線で示された撮影部の位置)上側
端末本体13と下側端末本体15とを閉じる。このと
き、上側端末本体13と下側端末本体15とから撮影部
100が突出することなく下側端末本体15と撮影部1
00が近接(略当接に近い状態)した状態で撮影部10
0が収納される。
【0033】(実施形態2)実施形態2における携帯電
話の撮影部廻りは、撮影部の左右方向の回動規制を設け
ると共に、撮影部の配線が撮影部の回動に伴って遊動す
ることを防止する機構を介して端末本体内の各機能を実
現する電子回路基板に接続した例であり、実施形態1と
共通する構成は同一符号を付す。
【0034】実施形態2における携帯電話の撮影部廻り
は、撮影部200と、回動機構201とを備えてなる。
撮影部200は、撮影部材202と、撮影部筐体203
とを備えてなる。撮影部材202は、小径部と大径部か
らなる略円柱状を呈しCMOSやCCD等の画像信号を
生成するイメージセンサーが内装されており、大径部下
面略中央部から、略L字状に折り曲げた先部を釣り針状
に折り曲げて弾発性を有するように形成された外部との
電気的な接続が行われる接触金具206が突出してい
る。
【0035】撮影部筐体203は、図6に示すように、
上側端末本体23と下側端末本体15との閉状態時に凹
部27から撮影部200が突出しないように上側端末本
体23の厚さ寸法より若干小さい所要の寸法の厚さで、
かつ、凹部27内から突出しないように所要径でもって
外観視略円柱状に形成されており、後述する第2被係合
部の上下方向回動始点位置と直交する円周面位置(図6
において左位置)に撮影部材に結像させるレンズ部材1
04が嵌合されている。
【0036】この撮影部筐体203内部は、図6に示す
ように、略断面コ字状を呈し撮影部を着脱可能に嵌合し
た取付部205が設けられている。この取付部205底
部(図6において右側の側面)略中央には連通孔204
が開孔されており、撮影部材202の接触金具206が
挿通されている。なお、撮影部200の上下方向の回動
機構を構成する第2被係合部210が撮影部筐体203
内面に周設されているが、詳細は後述する。
【0037】回動機構201は、プローブ207と、連
結部材208と、第1被係合部209と、第2被係合部
210とで構成される。プローブ207は、上記した接
触金具206が上下方向摺動可能に案内する凹湾曲状に
形成され該接触金具206と弾発係合する帯板部211
と、その帯板部211下部に垂設された芯杆部212と
からなっていると共に、この芯杆部212は、上側端末
本体23内に設けられた内部配線接続部24に回動可能
に接触させる接触子213と該接触子213を付勢させ
る圧縮ばね214が内装され該接触子213基部を案内
する筒部215とから構成される。
【0038】連結部材208は、芯杆の基部に平面円板
状に突出形成された第1フランジ部216と、頂部に前
記撮影部筐体203円周面の曲率と略同曲率でもって凹
湾曲状に突出形成された第2フランジ部217とが設け
られ、その中央部には上記したプローブ207の筒部2
15が嵌合した連通孔218が開孔されている。また、
この第1フランジ部216には、図6および図7に示す
ように、撮影方向(レンズ部材104と同一方向)の外
面下部に左右方向に回動規制をする凸部219が突出形
成されている。
【0039】このようにして、連結部材208の左右方
向の回動に伴って連通孔218に嵌合したプローブ20
7が応動するようになっていると共に、撮影部材202
からの画像信号は、接触金具206、プローブ207、
内部配線接続部24を介して、端末本体内の各機能を実
現する電子回路基板(図示せず)に接続される。
【0040】第1被係合部209は、図6および図7に
示すように、上側端末本体23の左頂部に形成された段
差状の凹部27略中央内側に、第1フランジ部216を
回動可能に保持するように平面視円形状のガイド孔22
0が開孔されると共に、そのガイド孔220下部には、
図7に示すように、上側端末本体23背面側からアンテ
ナ部11側へ向かって反時計周りに略270度強に亘っ
て該凸部219が回動可能に形成された大径部221と
該第1フランジ部216外周面と摺接可能に形成された
小径部222とが段部223を介して、あり溝状に連続
形成された回動規制部224が設けられている。
【0041】この左右方向の回動範囲を決定する凸部2
19と回動規制部224は、上側端末本体23と下側端
末本体15とを閉じることで左右方向任意に位置した撮
影部200が下側端末本体15に当接して、撮影部20
0を収納位置(レンズ部材104が真横を向く位置)に
案内する所要の範囲となるように形成されている。そし
て、上記した凸部219と回動規制部224とが係合す
るように第1フランジ部216と第1被係合部209と
が係合して、撮影部200が所定角度に亘って左右方向
回動可能に接続されている。なお、撮影部200を収納
位置(レンズ部材104が真横を向く位置)に案内する
ためには、撮影部筐体203外周面を凸湾曲形成させる
ことが好ましい。
【0042】第2被係合部210は、レンズ部材104
が液晶表示部12に対して略垂直方向に向く位置を上下
方向回動始点とし、上側端末本体23に対してレンズ部
材104が略真上を向く位置を上下方向回動終点とする
ように撮影部筐体203内に第2フランジ部217とス
ライド可能に係合するように、撮影部筐体203と一体
成形されて形成されており、第2フランジ部217とこ
の第2被係合部210とが係合して該撮影部200が略
90度上下方向回動可能に接続されている。
【0043】また、連結部材208の連通孔218に嵌
合したプローブ207は、図8に示したように、撮影部
200の上下方向の回動には応動せずに固定状態を維持
し、接触金具206が帯板部211に摺接しながら上下
方向に移動して電気的接続を維持させるようになってい
る。なお、第2フランジ部217と第2被係合部210
は凹湾曲していることで、左右方向の回動は抑止されて
いる。
【0044】以上のように構成された実施形態2におけ
る携帯電話は、実施形態1と同様に携帯電話利用時にお
いて、上側端末本体23と下側端末本体15とを開くこ
とで液晶表示部12が点灯し、携帯電話機能、電子メー
ル機能、インターネット機能等の各機能が利用可能とな
る。このとき、電子メールに自己の撮影画像等を添付し
たいとは、撮影部200を上下左右方向の所望の位置ま
で回動させる。
【0045】このとき撮影部200内部は、接触金具2
06が帯板部211に摺接しながら上下方向に移動して
電気的接続を維持すると共に、左右方向の回動は、プロ
ーブ207先端部(接触子213)が内部配線接続部2
4に当接しながら回動して電気的接続を維持する。そし
て撮影方向を所望の位置に向けたら撮影釦を押動させる
ことで画像メモリ内に静止画像が取り込まれ、所定の操
作をすることで撮影画像が添付されたメール本文が送信
される。
【0046】そして携帯電話の利用が終了したら、上側
端末本体23と下側端末本体15とを閉じるだけで、左
右方向任意に位置した撮影部200が下側端末本体15
に当接し、撮影部200を収納位置(レンズ部材104
が真横を向く位置)に案内されて、上側端末本体23と
下側端末本体15とから撮影部200が突出することな
く、下側端末本体15と撮影部200が近接(略当接に
近い状態)した状態で撮影部200が収納される。
【0047】以上、本発明にかかる携帯端末装置を携帯
電話に適用したものを説明したが、このものに限定され
ず、開閉可能な携帯端末装置であれば、音声通話機能を
有するその他の携帯端末又は、音声通話機能を持たない
携帯端末装置にも同様に適用可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから、下
記の有利な効果を奏する。本発明によれば、撮影部を上
下左右方向に回動可能に設けたことで撮影方向の自由度
を向上させた携帯端末装置が提供できる。
【0049】また、撮影部と上側端末本体とを所要の形
状でもって構成したから、上側端末本体と下側端末本体
とが折り畳まれた場合に、撮影部が下側端末本体及び操
作釦などを破壊することなく、かつ、撮影部が本体から
突出することなく、安全かつコンパクトに撮影部を収納
することできる。
【0050】また、上下左右方向の回動に伴う内部配線
のよれを防止する構成にすることで、断線の恐れもなく
長期に亘って安定した電気的接続を保証することができ
る。また、上側端末本体と下側端末本体とを閉じること
で、左右方向任意に位置した撮影部が下側端末本体に当
接し、撮影部を収納位置(レンズ部材が真横を向く位
置)に案内する所要の範囲となるように左右方向の回動
を規制する回動規制部を設けたから、撮影部がどの位置
に向いていても上側端末本体と下側端末本体とを安易に
閉じるだけで撮影部を収納することができる。
【0051】さらに、撮影部および回動機構を、わずか
な部品点数でもって簡単な構造で構成したから、組立性
の向上と共に経済性の向上を図ることができ、極めて好
適な携帯端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における携帯電話を例示しており、 (1)開状態の左側面図である。 (2)開状態の正面図である。
【図2】同、略90度に開いた状態の正面側斜視図であ
る。
【図3】実施形態1における撮影部廻りの拡大縦断面図
である。
【図4】図2における(A)−(A)断面図である。
【図5】撮影方向を真上にした時の実施形態1における
撮影部廻りの拡大縦断面図である。
【図6】実施形態2における撮影部廻りの拡大縦断面図
である。
【図7】図6における(B)−(B)断面図である。
【図8】撮影方向を真上にした時の実施形態2における
撮影部廻りの拡大縦断面図である。
【図9】従来の撮影部を設けた携帯電話を例示してお
り、 (1)開状態の正面図である。 (2)開状態の一部切欠した右側面図である。
【符号の説明】
13、23 上側端末本体 17、27 凹部 100、200 撮影部 102 202 撮影部材 206 接触金具 103、203 撮影部筐体 104 レンズ部材 101、201 回動機構 108、208 連結部材 111、216 第1フランジ部 219 凸部 112、217 第2フランジ部 109、209 第1被係合部 224 回動規制部 221 大径部 222 小径部 223 段部 110、210 第2被係合部 207 プローブ 211 帯板部 212 芯杆部 12 液晶表示部 14 操作釦 15 下側端末本体 16 ヒンジ部 24 内部配線接続部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影部と液晶表示部とを備えた上側端末
    本体と、操作釦を備えた下側端末本体とが、該液晶表示
    部と該操作釦とが対向するようにヒンジ部を介して開閉
    可能に接続されると共に、前記撮影部は、該撮影部を上
    下左右方向回動可能にする回動機構を介して上側端末本
    体頂面に設けられていることを特徴とする携帯端末装
    置。
  2. 【請求項2】 前記上側端末本体の頂面に凹部を設ける
    と共に該凹部内に前記撮影部を配設し、該撮影部は、該
    上側端末本体と前記下側端末本体との閉状態時に該凹部
    から該撮影部が突出しないような所定形状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 前記撮影部は、CMOSやCCD等の撮
    影部材と該撮影部材を内装する撮影部筐体とを有して構
    成され、前記撮影部筐体は、上側端末本体の厚さ寸法と
    略同寸法の厚さでもって形成された略円柱状を呈しその
    円周面に該撮影部材に結像させるレンズ部材を配設して
    構成されると共に前記回動機構によって上側端末本体頂
    面に対して上下左右方向回動可能に接続されていること
    を特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 前記回動機構は、撮影部配線を挿通させ
    る連通孔が開孔された芯杆の基部に平面円板状に突出形
    成された第1フランジ部と頂部に前記撮影部筐体円周面
    の曲率と略同曲率でもって凹湾曲状に突出形成された第
    2フランジ部とが設けられた連結部材と、前記上側端末
    本体の頂面内に前記第1フランジ部と回動可能に係合す
    るように形設された第1被係合部と、前記撮影部筐体の
    円周面周方向に前記第2フランジ部とスライド可能に係
    合するように周設された第2被係合部とで構成されてな
    り、該第1フランジ部と該第1被係合部とが係合して該
    撮影部が左右方向回動可能に接続されていると共に、該
    第2フランジ部と該第2被係合部とが係合して該撮影部
    が上下方向回動可能に接続されていることを特徴とする
    請求項3記載の携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 前記第2被係合部は、前記レンズ部材が
    前記液晶表示部に対して略垂直方向に向く位置を上下方
    向回動始点とし、該上側端末本体に対して該レンズ部材
    が略真上を向く位置を上下方向回動終点とするように周
    設されて該レンズ部材が上下方向に回動規制されている
    ことを特徴とする請求項4記載の携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 前記第1フランジ部外面に凸部が突出形
    成され、前記第1被係合部は、該凸部が所定角度回動可
    能に形成された大径部と該第1フランジ部外周面と摺接
    可能に形成された小径部とが段部を介して連続形成され
    た回動規制部が設けられ、該凸部が該段部に当接するこ
    とで左右方向に回動規制されていることを特徴とする請
    求項5記載の携帯端末装置。
  7. 【請求項7】 前記凸部と前記回動規制部は、該上側端
    末本体と該下側端末本体との閉動作を行うことで左右方
    向任意に位置した該撮影部を該下側端末本体に当接案内
    させて該撮影部を収納位置に位置させるように設けられ
    ていることを特徴とする請求項6記載の携帯端末装置。
  8. 【請求項8】 弾発性を有する所定形状に突出形成され
    外部との電気的な接続が行われる接触金具を前記撮影部
    材に設けると共に、該接触金具が上下方向摺動可能に凹
    湾曲状に形成され該接触金具と弾発係合する帯板部が前
    記連通孔に嵌着した芯杆部の頂部に固着されかつ芯杆部
    基部が前記上側端末本体内に設けられた内部配線接続部
    に左右方向回動可能に当接されてなるプローブを介して
    該撮影部と端末本体とが電気的に接続されていることを
    特徴とする請求項7記載の携帯端末装置。
  9. 【請求項9】 前記撮影部筐体は、前記撮影部材を着脱
    可能に嵌合して内装されるように形成されていることを
    特徴とする請求項8記載の携帯端末装置。
JP2001337509A 2001-11-02 2001-11-02 携帯端末装置 Expired - Fee Related JP3704496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001337509A JP3704496B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001337509A JP3704496B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 携帯端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003143270A true JP2003143270A (ja) 2003-05-16
JP3704496B2 JP3704496B2 (ja) 2005-10-12

Family

ID=19152132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001337509A Expired - Fee Related JP3704496B2 (ja) 2001-11-02 2001-11-02 携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3704496B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004320742A (ja) * 2003-04-14 2004-11-11 Samsung Electronics Co Ltd 回転型カメラレンズハウジングを備える携帯用端末機
KR100980913B1 (ko) 2003-10-13 2010-09-07 엘지전자 주식회사 휴대용 단말기의 카메라 장치
US10704730B2 (en) 2015-12-09 2020-07-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Small-sized camera gimbal and electronic device having same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004320742A (ja) * 2003-04-14 2004-11-11 Samsung Electronics Co Ltd 回転型カメラレンズハウジングを備える携帯用端末機
KR100980913B1 (ko) 2003-10-13 2010-09-07 엘지전자 주식회사 휴대용 단말기의 카메라 장치
US10704730B2 (en) 2015-12-09 2020-07-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Small-sized camera gimbal and electronic device having same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3704496B2 (ja) 2005-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7151911B2 (en) Portable communication device
KR100454965B1 (ko) 폴더가 닫힌 상태에서 카메라 렌즈 개방수단을 구비한휴대용 통신장치
KR100630139B1 (ko) 이축 힌지 장치를 구비하는 휴대용 단말기
US7610067B2 (en) Swing hinge module for portable communication device
US20040209645A1 (en) Portable terminal
JP2004084756A (ja) 開閉式の通信端末およびヒンジ装置
JP2004320742A (ja) 回転型カメラレンズハウジングを備える携帯用端末機
US7422380B2 (en) Camera door opening/shutting apparatus for portable terminal
US20060160582A1 (en) Hinge device for mobile terminal
JP2001217908A (ja) 携帯無線機器
WO2005050980A1 (ja) 開閉式携帯端末装置
JP4199576B2 (ja) 折り畳み式携帯端末機
JP2002325127A (ja) 携帯電話機
JP3810294B2 (ja) 携帯電話機
JP2003143270A (ja) 携帯端末装置
JP2003018261A (ja) 携帯型端末機
KR100689472B1 (ko) 휴대 통신 장치
JP2003031959A (ja) コネクタカバー部材
KR100494652B1 (ko) 카메라 덮개가 장착된 휴대폰
JP4024175B2 (ja) 撮像部付き携帯通信機器
JP2001237936A (ja) ビデオカメラ付き携帯型情報通信端末装置
KR100531936B1 (ko) 카메라가 구비된 폴더형 이동통신 단말기
KR100703266B1 (ko) 3축 힌지 폴더를 구비한 휴대 통신 장치 및 그의 회전락킹 장치
KR200340063Y1 (ko) 카메라가 구비된 폴더형 이동통신 단말기
KR200346601Y1 (ko) 회전 카메라를 구비하는 슬라이드형 이동통신단말기

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees