JP2005116692A - 電気部品、液体噴射装置および電気部品の製造方法 - Google Patents
電気部品、液体噴射装置および電気部品の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電気部品を射出成形によりパッケージする場合に、電気回路を覆う滴下樹脂が飛散することを防ぐと共に、電気回路が破壊されることを防ぐ。
【解決手段】ガラス基板110の上に電気回路たるパッド122が形成された磁気検知部100であって、パッド122の上に滴下されて形成され、パッド122を覆う硬化樹脂142と、硬化樹脂142の上に射出され、ガラス基板110および硬化樹脂142と一体に成型された射出成形樹脂150とを備える。硬化樹脂142とガラス基板110との間に、パッド122上を覆うゲル142を有してもよい。
【選択図】図6
【解決手段】ガラス基板110の上に電気回路たるパッド122が形成された磁気検知部100であって、パッド122の上に滴下されて形成され、パッド122を覆う硬化樹脂142と、硬化樹脂142の上に射出され、ガラス基板110および硬化樹脂142と一体に成型された射出成形樹脂150とを備える。硬化樹脂142とガラス基板110との間に、パッド122上を覆うゲル142を有してもよい。
【選択図】図6
Description
本発明は、電気部品、液体噴射装置および電気部品の製造方法に関する。特に、本発明は、基板上に配された電気回路が射出成形樹脂で覆われた電気部品、液体噴射装置、および、電気部品の製造方法に関する。
従来、半導体素子などの電気部品において、電気部品の基板に配された電気回路およびこの電気回路に半田付けされたリードフレームを封止樹脂により封止することが知られている。さらに、電気部品に温度変化が生じた場合に封止樹脂とリードフレームとの間の熱膨張率の違いによりリードフレームから封止部材が剥離する不具合を防ぐべく、リードフレームと封止樹脂との間に、封止樹脂よりも柔らかいポリイミド系などのポッティング樹脂を塗布する構成がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開平11−163023号公報(第1図)
しかしながら、上記電気部品において、ポッティング樹脂で覆われた電気回路を射出成形により封止樹脂で封止する場合に、射出成形時の圧力で、柔らかいポッティング樹脂が飛散し、さらには、電気回路が破壊されるという不具合がある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、基板の上に電気回路が形成された電気部品であって、電気回路の上に滴下されて形成され、電気回路を覆う滴下樹脂と、滴下樹脂の上に射出され、基板および滴下樹脂と一体に成型された射出成形樹脂とを備える。これにより、電気回路が滴下樹脂で覆われるので、射出成形時において、射出の圧力で電気回路が破壊されることを防ぐことができる。
上記電気部品において、滴下樹脂は、2液混合により電気回路上で硬化して形成されてもよい。これにより、滴下樹脂により電気回路を覆う時に、電気回路が破壊されることを防ぐことができる。
本発明の第2の形態においては、ガラス基板の上に電気回路が形成された電気部品であって、電気回路の上を覆うゲルと、ゲルの上を覆う硬化樹脂と、硬化樹脂の上に更に射出され、ガラス基板、ゲルおよび硬化樹脂と一体に形成された射出成形樹脂とを備える。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。また、硬化樹脂がゲルを覆っているので、射出成形時にゲルが飛散することを防ぐことができる。さらに、射出成形後に電気部品に温度変化があっても、ゲルは、ガラス基板および電気回路に追従して弾性変形するので、ガラス基板および電気回路から剥離しにくく、ガラス基板および電気回路が大気に開放されることを防ぐことができる。
上記電気部品において、射出成形樹脂は、射出成形樹脂を射出する金型に対してガラス基板を位置決めすべく硬化樹脂が押し当てピンにより押し当てられることにより形成されるピン当て穴部を有してもよい。これにより、押し当てピンが当接されることによりガラス基板が射出成形の金型に位置合わせされ、押し当てピンの配された領域に射出成形樹脂が入り込めない場合であっても、電気回路は、硬化樹脂およびゲルに覆われているので、大気に開放されることを防ぐことができる。
上記電気部品において、ゲルは、電気回路の上に滴下により形成されてもよい。これにより、電気回路を破壊することなく、電気回路をゲルにより覆うことができる。
上記電気部品において、硬化樹脂は、ゲルの上に滴下により形成されてもよい。これにより、電気回路上に配されたゲルを飛散することなく、ゲルを硬化樹脂により覆うことができる。上記硬化樹脂は、2液混合により電気回路上で硬化して形成されてもよい。これにより、硬化樹脂により電気回路を覆う時に、電気回路が破壊されることを防ぐことができる。
上記電気部品は、ガラス基板の一面に形成され、射出成形樹脂から露出しているセンサをさらに備え、電気回路はガラス基板の裏面に配され、センサと接続されていてもよい。これにより、表面にセンサを露出させつつ、裏面の電気回路を樹脂により確実に覆うことができる。
液体噴射装置において、上記電気部品と、磁気ストライプを固定保持する液体噴射装置本体とを備え、電気回路のセンサは、磁気ストライプを走査する磁気ヘッドであってもよい。これにより、液体噴射装置において磁気ストライプをより確実に検知することができる。
本発明の第3の形態においては、電気部品の製造方法であって、基板の上に電気回路を形成し、電気回路の上に滴下樹脂を滴下して形成して電気回路を覆い、滴下樹脂の上に射出成形樹脂を射出して基板および滴下樹脂と射出成形樹脂とを一体に成型する。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第4の形態においては、電気部品の製造方法であって、ガラス基板の上に電気回路を形成し、電気回路の上をゲルで覆い、ゲルの上を硬化樹脂で覆い、硬化樹脂に押し当てピンを押し当てることにより金型に対してガラス基板を位置決めし、金型において、硬化樹脂の上に更に射出成形樹脂を射出し、ガラス基板、ゲルおよび硬化樹脂を射出成形樹脂と一体に形成する。これにより、第2の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態にかかるインクジェット式記録装置10の概略斜視図である。インクジェット式記録装置10は、記録装置本体20と、記録装置本体20の後方に取り付けられ、被記録物を載置する載置トレイ52と、記録装置本体20の長手方向に水平に張り渡されたタイミングベルト56と、タイミングベルト56を回転駆動するキャリッジモータ54と、記録ヘッドを下方に有し、タイミングベルト56により往復駆動されるキャリッジ40と、記録ヘッドの下方に載置トレイ52から被記録物を搬送する搬送部58とを備える。記録装置本体20は、タイミングベルト56に平行に張り渡された磁気ストライプ30を固定支持する。磁気ストライプ30は、N極部32とS極部34とを長手方向に交互に配した帯の形状を有する。キャリッジ40には、磁気ストライプ30と対抗する位置に、磁気検知部100が取り付けられる。磁気検知部100は、GMR(巨大磁気抵抗)効果により、N極部32に対向している場合に受ける磁場とS極部34に対向している場合受ける磁場とにより、異なる抵抗値を持つ。よって、磁気検知部100は、磁気検知部100に一定の電圧が印化された場合に、流れる電流大きさの違いにより、N極部32およびS極部34のいずれと対向しているかを検知することができる。なお、磁気検知部100は本発明における電気部品の一例である。
図1に示すインクジェット式記録装置10において、載置トレイ52は被記録物を載置しており、搬送部58は載置トレイ52に載置された被記録物をキャリッジ40の下方に搬送する。キャリッジ40の下方に搬送された被記録物に対して、キャリッジモータ54がタイミングベルト56を駆動することにより、キャリッジ40が被記録物上を記録装置本体20の長手方向に往復駆動しつつ、被記録物に対して記録ヘッドがインクを吐出して記録を行う。この場合に、キャリッジ40に配された磁気検知部100は、キャリッジ40における記録装置本体20の長手方向の位置に応じて、磁気ストライプ30のN極部32またはS極部34を検知する。これにより、インクジェット式記録装置10は、キャリッジ40が記録装置本体20の長手方向についてどの位置にあるか、および、キャリッジ40がどれくらいの速さで往復運動しているかを検知することができる。
図2は、磁気検知部100をガラス基板110に垂直な平面で切った断面図である。磁気検知部100は、磁気ストライプ30に対向するように配されたGMR素子であるセンサ130と、センサ130が取り付けられたガラス基板110と、ガラス基板110においてセンサ130が設けられた面を露出して他の面を覆う射出成形樹脂150とを有する。射出成形樹脂の一例はPOM(ポリアセタール)である。ここで、磁気ストライプ30を走査しつつ、この磁気ストライプ30を傷つけることを防ぐべく、ガラス基板110においてセンサ130が配された面と射出成形樹脂150とが略面一となっている。ここでガラス基板110と射出成形樹脂150とは外力に耐えるべく硬い材料であるが、線膨張係数が異なる。よって、これらが直接接していると、磁気検知部100に温度変化が生じた場合に、射出成形樹脂150がガラス基板110から剥離してしまう。そこで、図2に示す磁気検知部100においては、ガラス基板110と射出成形樹脂150との間に、弾性を有するゲル142が配されている。
図3(a)から図7(b)は、磁気検知部100が製造される工程を順に示す。図3(a)から図7(a)は磁気検知部100の斜視図であり、図3(b)から図7(b)は、断面がパッド122、132上を通るように、表面112および裏面114に垂直な平面で磁気検知部100を切った断面図である。また、図3(a)および図3(b)は、磁気検知部100をガラス基板110の表面112側からみた状態を示し、図4(a)から図7(b)は、磁気検知部100をガラス基板110の裏面114側からみた状態を示している。
図3(a)および図3(b)に示すように、まず、ガラス基板110の表面112にセンサ130が配され、同じ表面112にこのセンサ130と電気的に接続されたパッド132が、センサ130の周りに4つ形成される。さらに、ガラス基板110の裏面114には、パッド132に対向する位置に4つのパッド122が設けられる。それぞれ対向する位置にあるパッド132とパッド122の組は、表面112と裏面114との間を貫く通電部134により電気的に接続される。
図4(a)および図4(b)に示すように、ガラス基板110の裏面114側において、パッド122のそれぞれには半田126によりリードフレーム124が半田付けされる。これにより、リードフレーム124を介して磁気検知部100が外部との間で電気的に信号を入出力することができる。また、センサ130およびパッド132は、保護層136により覆われる。保護層136の一例は、エポキシ樹脂である。なお、裏面114に配されたパッド122およびこのパッド122に半田付けされたリードフレーム124は、本発明における電気回路の一例である。
次に、図5(a)および図5(b)に示すように、ガラス基板110の裏面114側にゲル142が滴下され、パッド122および半田126を含みガラス基板110の裏面114側をゲル142が覆う。ゲル142が滴下されてガラス基板110の裏面114を覆うので、パッド122およびこのパッド122とリードフレーム124との接続を破壊することなく、パッド122をゲル142により覆うことができる。ゲル142の一例は、フッ素化ポリエーテルとシリコーンを混合したフッ素化エラストマーである。ゲル142は弾性を有し、ガラス基板110およびパッド122と密着性がよい。よって、磁気検知部100に温度変化があった場合でも、ゲル142が弾性変形することにより、ガラス基板110およびパッド122からゲル142が剥離せず、ガラス基板110やパッド122が大気に開放されることを防ぐことができる。さらに、リードフレーム124が外力により変形する場合があっても、リードフレーム124の変形に追従してゲル142が弾性変形することにより、ゲル142がガラス基板110およびパッド122から剥離することを防ぐことができる。
さらに、図6(a)および図6(b)に示すように、ガラス基板110の裏面114側において、ゲル142上に硬化樹脂144が滴下され、パッド122および半田126を含みゲル142を硬化樹脂144が覆う。本実施形態において、硬化樹脂144は、エポキシ樹脂であって、ゲル142にエポキシ系接着剤の主剤および硬化剤が滴下されることにより、これら2液が混合してゲル142上で硬化する。硬化した後の硬化樹脂144は、ゲル142よりも外力に対して大きい強度を有する。硬化樹脂144が滴下されてゲル142を覆うので、パッド122上に配されたゲル142を飛散することなく、ゲル142を硬化樹脂144により覆うことができる。なお、硬化樹脂144は、本発明における滴下樹脂の一例である。
さらに、図7(a)および図7(b)に示すように、射出成形樹脂150がガラス基板110の裏面114側および側面を覆う。この場合に、磁気ストライプ30を検知すべくガラス基板110においてセンサ130が配された表面112側が露出され、射出成形樹脂150の面位置とセンサ130とが略一致している。これにより、磁気ストライプ30を走査すべく表面112側にセンサ130を露出つつ、裏面114側のパッド122を樹脂により確実に覆うことができる。
射出成形樹脂150が射出成形される場合、まず、裏面114側を硬化樹脂144で覆われたガラス基板110が、射出成形の金型に配される。この金型においてガラス基板110を正確に位置決めすべく、硬化樹脂144が押し当てピン160により押し当てられて金型内に位置決めされる。硬化樹脂144は、ゲル142よりも強度が大きいので、押し当てピン160により押し当てられた場合に、ゲル142が押し当てピンに直接押し当てられる場合に比べて、ガラス基板110をより確実に金型内に位置することができる。この状態において、金型に射出成形樹脂150が射出される。この場合に、パッド122およびゲル142は硬化樹脂144により覆われているので、射出成形樹脂150が射出されても、パッド122とリードフレーム124との接続が破壊されること、および、ゲル142が飛散することを防ぐことができる。射出成形樹脂150が射出成形された後、押し当てピン160が、押し当てピン160があった位置に形成されたピン当て穴部152から引き抜かれて、磁気検知部100が射出成形樹脂150によりパッケージされる。これにより磁気検知部100が製造される。ここで、押し当てピン160が当接された領域には射出成形樹脂150が入り込まずにピン当て穴部152が形成されるが、硬化樹脂144がゲル142およびパッド122を覆っているので、パッド122が大気に開放されることを防ぐことができる。また、射出成形後に磁気検知部100に温度変化があっても、ゲル142は、ガラス基板110およびパッド122の熱膨張による変形に追従して弾性変形するので、ガラス基板110およびパッド122から剥離しにくく、ガラス基板110およびパッド122が大気に開放されることを防ぐことができる。
以上、本実施形態によれば、磁気検知部100を射出成形によりパッケージする場合に、ゲル142が飛散することを防ぐと共に、パッド122が破壊されることを防ぐことができる。また、磁気検知部100においてガラス基板110のパッド122が大気に開放されることを防ぐことができ、パッド122が大気により結露してマイグレーションがおきるという不具合を防ぐことができる。
なお、インクジェット式記録装置10は、液体噴射装置の一例である。また、インクジェット式記録装置10の記録ヘッドは、液体噴射装置の液体噴射ヘッドの一例である。
しかしながら、本発明はこれらに限られない。液体噴射装置の他の例は、液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置である。この場合、カラーフィルタ製造装置の色材噴射ヘッドが液体噴射ヘッドの一例である。液体噴射装置のさらに他の例は、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置である。この場合、電極形成装置の電極材(電導ペースト)噴射ヘッドが液体噴射ヘッドの一例である。液体噴射装置のさらに他の例は、バイオチップを製造するバイオチップ製造装置である。この場合、バイオチップ製造装置の生体有機物噴射ヘッドおよび精密ピペットとしての試料噴射ヘッドが液体噴射ヘッドの一例である。本発明の液体噴射装置は、産業用途を有するその他の液体噴射装置も含む。また被記録物とは、液体が噴射されることにより記録または印刷が行われる物であり、例えば記録用紙、ディスプレイの電極等の回路パターンが印刷される回路基板、ラベルが印刷されるCD−ROM、DNA回路が印刷されるプレパラートが含まれる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 インクジェット式記録装置、20 記録装置本体、30 磁気ストライプ、32 N極部、34 S極部、40 キャリッジ、52 載置トレイ、54 キャリッジモータ、56 タイミングベルト、58 搬送部、100 磁気検知部、110 ガラス基板、112 表面、114 裏面、120 電気回路、122 パッド、124 リードフレーム、126 半田、130 センサ、132 パッド、134 通電部、136 保護層、142 ゲル、144 硬化樹脂、150 射出成形樹脂、152 ピン当て穴部、160 押し当てピン
Claims (11)
- 基板の上に電気回路が形成された電気部品であって、
前記電気回路の上に滴下されて形成され、前記電気回路を覆う滴下樹脂と、
前記滴下樹脂の上に射出され、前記基板および前記滴下樹脂と一体に成型された射出成形樹脂と
を備える電気部品。 - 前記滴下樹脂は、2液混合により前記電気回路上で硬化して形成される請求項1に記載の電気部品。
- ガラス基板の上に電気回路が形成された電気部品であって、
前記電気回路の上を覆うゲルと、
前記ゲルの上を覆う硬化樹脂と、
前記硬化樹脂の上に更に射出され、前記ガラス基板、前記ゲルおよび前記硬化樹脂と一体に形成された射出成形樹脂と
を備える電気部品。 - 前記射出成形樹脂は、前記射出成形樹脂を射出する金型に対して前記ガラス基板を位置決めすべく前記硬化樹脂が押し当てピンにより押し当てられることにより形成されるピン当て穴部を有する請求項3に記載の電気部品。
- 前記ゲルは、前記電気回路の上に滴下により形成される請求項3に記載の電気部品。
- 前記硬化樹脂は、前記ゲルの上に滴下により形成される請求項5に記載の電気部品。
- 前記硬化樹脂は、2液混合により前記電気回路上で硬化して形成される請求項6に記載の電気部品。
- 前記ガラス基板の一面に形成され、前記射出成形樹脂から露出しているセンサをさらに備え、
前記電気回路は前記ガラス基板の裏面に配され、前記センサと接続されている請求項3に記載の電気部品。 - 請求項8に記載された電気部品と、
磁気ストライプを固定保持する液体噴射装置本体と
を備え、
前記電気回路の前記センサは、前記磁気ストライプを走査する磁気ヘッドである液体噴射装置。 - 電気部品の製造方法であって、
基板の上に電気回路を形成し、
前記電気回路の上に滴下樹脂を滴下して形成して前記電気回路を覆い、
前記滴下樹脂の上に射出成形樹脂を射出して前記基板および前記滴下樹脂と前記射出成形樹脂とを一体に成型する
電気部品の製造方法。 - 電気部品の製造方法であって、
ガラス基板の上に電気回路を形成し、
前記電気回路の上をゲルで覆い、
前記ゲルの上を硬化樹脂で覆い、
前記硬化樹脂に押し当てピンを押し当てることにより金型に対して前記ガラス基板を位置決めし、
前記金型において、前記硬化樹脂の上に更に射出成形樹脂を射出し、前記ガラス基板、前記ゲルおよび前記硬化樹脂を前記射出成形樹脂と一体に形成し、
前記押し当てピンを前記射出成形樹脂から引き抜く
電気部品の製造方法。
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JP2003347246A JP2005116692A (ja) | 2003-10-06 | 2003-10-06 | 電気部品、液体噴射装置および電気部品の製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022075192A1 (ja) * | 2020-10-09 | 2022-04-14 | Nissha株式会社 | 射出成形品及びその製造方法 |
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2003
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WO2022075192A1 (ja) * | 2020-10-09 | 2022-04-14 | Nissha株式会社 | 射出成形品及びその製造方法 |
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