JP2005115820A - 飲料自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】抽出飲料を抽出して飲料を提供する場合にも、該飲料の風味を損なわずに早期に所定の温度まで冷却でき、かつ販売動作時間の短縮化を図ることができる飲料自動販売機を提供すること。
【解決手段】コーヒー抽出飲料を抽出する抽出手段20を備え、コーヒー抽出飲料をカップCに供給してコーヒー飲料を提供するカップ式飲料自動販売機1において、カップCに対して、コーヒー飲料の提供に必要な必要量のコーヒー抽出飲料の一部を加圧噴射して供給する第1加圧供給手段30と、第1加圧供給手段30がコーヒー抽出飲料を供給した場合に、カップCに氷を供給する氷供給手段50と、氷供給手段50による氷の供給後、あるいは該氷の供給と同時に、カップCに対して、上記必要量のコーヒー抽出飲料の残部を加圧噴射して供給する第2加圧供給手段30とを備えたものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、飲料自動販売機に関し、より詳細には、抽出飲料を抽出する抽出手段を備えてなり、該抽出飲料を飲料容器に供給して飲料を提供する飲料自動販売機に関する。
一般に、コーヒー飲料を提供するカップ式飲料自動販売機において、そのコーヒー飲料の種類は、調理方式の違いによってインスタントコーヒー飲料とレギュラーコーヒー飲料とに分けられる。インスタントコーヒー飲料は、粉末状のコーヒー原料を添加湯に溶かして得られるものであり、このようなインスタントコーヒー飲料の調理方式としては、カップミキシング方式とミキシングボール方式の2種類がある。
カップミキシング方式は、簡単に説明すると次のようにしてインスタントコーヒー飲料を調製するものである。カップ供給装置から供給されたカップをカップ搬送装置により搬送する途中に、各種原料キャニスタから粉末原料(コーヒー原料)や必要に応じて砂糖、クリーム等を投入する。そして、貯湯タンクから添加湯(あるいは必要に応じて貯水タンクから水)をカップ内に供給し、それとほぼ同時に攪拌装置の攪拌羽根(パドル)を該カップ内に挿入して回転させることにより、粉末原料と添加湯とを混合攪拌し、その後、氷および冷水をカップ内に投入してインスタントコーヒー飲料(コールド)を調製するものである。
ミキシングボール方式は、簡単に説明すると次のようにしてインスタントコーヒー飲料を調製するものである。原料キャニスタの下方に配置されたミキシングボールに、粉末原料(必要に応じて砂糖、クリーム等)と添加湯(あるいは必要に応じて水)を投入する。そして、このミキシングボールに内蔵された攪拌羽根を回転させることにより、粉末原料と添加湯とを混合攪拌し、得られた飲料をミキシングボールからカップに供給し、その後、氷および冷水をカップ内に投入してインスタントコーヒー飲料(コールド)を調製するものである。
レギュラーコーヒー飲料は、コーヒー原料となる挽き豆に添加湯を投入して抽出することにより得られるものである。このようなレギュラーコーヒー飲料の一般的な調理方式について図4を用いて簡単に説明する。ここに、図4は、従来のカップ式飲料自動販売機の要部を示した説明図である。
カップ式飲料自動販売機100において、貯水タンク110内に貯留された飲料水は、給水ポンプ240aにより給水配管240を通って貯湯タンク210に送出される。送出された飲料水は、貯湯タンク210内においてヒータ210aにより加熱されて添加湯となって貯留する。
一方、原料キャニスタ250に貯留されたコーヒー豆は、粉末原料生成装置220において挽かれて挽き豆(粉末原料)となって抽出装置230内に投下される。この抽出装置230の内部に貯湯タンク210から添加湯を投入し、エアポンプ280からエアを送り込むことにより挽き豆と添加湯とを混合攪拌した後、自然放置して挽き豆の蒸らしを行う。その後、エアポンプ280から抽出装置230の内部に再びエアを送り込んで該内部を加圧することにより、コーヒー抽出飲料を抽出する。このコーヒー抽出飲料は、抽出飲料供給配管320を通って、必要に応じて砂糖およびクリームが入ったカップC内に供給される。コーヒー抽出飲料をカップC内に供給した後に、攪拌装置70の攪拌羽根71を該カップC内に挿入して回転させることにより、コーヒー抽出飲料と、砂糖およびクリームとを混合攪拌する。
その後、製氷機510で生成した氷を、氷供給配管520を通じてカップC内に供給し、そして、冷却水槽430に浸漬してある冷却水生成配管410内の冷却水を、冷却水供給配管420を通じてカップC内に供給することにより、レギュラーコーヒー飲料(コールド)を調製する。
ところで、上述したようなコーヒー飲料を提供するカップ式飲料自動販売機を含むすべての飲料自動販売機においては、商品の売上の増加を図るために販売動作時間(ベンドタイム)、すなわち利用者が商品選択ボタンを押してから飲料商品を払い出すまでの一連の動作に要する時間を短縮することが求められている。そのため、カップ式飲料自動販売機においても、かかる販売動作時間の短縮を達成するために、原料を攪拌する工程に要する時間を短く設定してある。その結果、上述したような従来のカップ式飲料自動販売機においては、原料の種類、保存状態、添加湯の温度等によって所定の時間での攪拌では原料が十分に溶けきらず、提供されるコーヒー飲料に溶け残った原料が浮遊した状態になっている場合がある。このような問題を解決すべく、添加湯(あるいは必要に応じて水)を原料等が入ったカップ内に噴射して、添加湯の供給と、添加湯と原料の攪拌とを同時に行うことにより、販売動作時間を短縮する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特公平6−14389号公報
ところが、そのような特許文献1に提案された技術は、上述のインスタントコーヒー飲料の調理方式に対して適用することができるが、先にコーヒー抽出飲料を抽出し、その後必要に応じて砂糖およびクリームと攪拌を行うレギュラーコーヒー飲料の調製では、添加湯を個別にカップ内に投入する工程が必須ではないことから適用することが困難である。また、レギュラーコーヒー飲料の調理方式は、挽き豆を生成し、かつコーヒー抽出飲料を抽出する分だけ時間を要するため、インスタントコーヒー飲料の調理方式に比して販売動作時間が長くなるという特質を有している。そのため、レギュラーコーヒー飲料の調理方式を採用するカップ式飲料自動販売機においては、販売動作時間の短縮化を図ることが強く望まれている。
また、上述の図4に示したようなレギュラーコーヒー飲料を調製する飲料自動販売機では、コーヒー抽出飲料を供給して砂糖およびクリームと撹拌した後に、氷を供給し、そして冷却水を供給していたため、コーヒー抽出飲料が冷却水により過度に希釈され、これにより、提供するコーヒー飲料(レギュラーコーヒー飲料)の風味等を損なう虞れがあった。そのため、冷却水の供給量は少ない方が好ましいが、コーヒー抽出飲料に氷を投入しただけでは、早期に所定の温度まで均一に冷却することが困難であった。尚、ここでは、レギュラーコーヒー飲料を提供するカップ式飲料自動販売機について説明したが、かかるものに限定される必要はない。例えばリーフティ等のように抽出飲料を抽出する必要がある飲料自動販売機についても同様のことが望まれている。
本発明は、上記実情に鑑みて、抽出飲料を抽出して飲料を提供する場合にも、該飲料の風味を損なわずに早期に所定の温度まで冷却でき、かつ販売動作時間の短縮化を図ることができる飲料自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る飲料自動販売機は、抽出飲料を抽出する抽出手段を備え、該抽出飲料を飲料容器に供給して飲料を提供する飲料自動販売機において、前記飲料容器に対して、前記飲料の提供に必要な必要量の抽出飲料の一部を加圧噴射して供給する第1加圧供給手段と、前記第1加圧供給手段が前記抽出飲料を供給した場合に、前記飲料容器に氷を供給する氷供給手段と、前記氷供給手段による氷の供給後、あるいは該氷の供給と同時に、前記飲料容器に対して、前記必要量の抽出飲料の残部を加圧噴射して供給する第2加圧供給手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る飲料自動販売機は、上記請求項1において、前記第1加圧供給手段および前記第2加圧供給手段の少なくとも一方は、前記抽出飲料を直進状に供給する直進供給部と、少なくとも前記直進供給部による抽出飲料の供給が行われている間は、前記飲料容器に対して該飲料容器の開口部を覆う態様で、前記抽出飲料を放射状に供給する放射供給部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る飲料自動販売機は、上記請求項1において、前記第1加圧供給手段および前記第2加圧供給手段の少なくとも一方は、前記抽出飲料を分散させた状態で供給することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る飲料自動販売機は、上記請求項3において、前記第1加圧供給手段および前記第2加圧供給手段の少なくとも一方は、前記飲料容器の中心軸に対称となる態様で、前記抽出飲料を分散させて供給するものであることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の飲料自動販売機によれば、第1加圧供給手段が、飲料容器に対して、飲料の提供に必要な必要量の抽出飲料の一部を加圧噴射して供給し、第2加圧供給手段が、氷供給手段による氷の供給後、あるいは該氷の供給と同時に、飲料容器に対して、上記必要量の抽出飲料の残部を加圧噴射して供給するので、抽出飲料を氷のみで均一に冷却することができるとともに、該抽出飲料を過度に希釈してしまう虞れがない。そのため、提供する飲料の風味を損なわずに早期に所定の温度まで冷却することができるという効果を奏する。また、第1加圧供給手段および第2加圧供給手段が、抽出飲料を加圧噴射して飲料容器に供給するので、この供給と同時に該抽出飲料を、他の飲料原料(砂糖およびクリーム等)との撹拌を行うことができる。これにより、飲料の提供に要する時間を短縮することができ、その結果、販売動作時間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項2に記載の飲料自動販売機によれば、上記請求項1に記載の効果に加え、つぎのような効果を奏する。すなわち、第1加圧供給手段および第2加圧供給手段の少なくとも一方は、放射供給部が、少なくとも直進供給部による供給が行われている間は、飲料容器の開口部を覆う態様で抽出飲料を放射状に供給するので、上記直進供給部による抽出飲料の飛び散りを防止することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項3に記載の飲料自動販売機によれば、上記請求項1に記載の効果に加え、つぎのような効果を奏する。すなわち、第1加圧供給手段および第2加圧供給手段の少なくとも一方が、抽出飲料を分散させた状態で加圧噴射して飲料容器に供給するので、該飲料容器に供給された抽出飲料の流れが一方向に集約することを回避することができ、該飲料容器の開口部に向かって上昇する抽出飲料の流れを抑制・均一化することができる。これにより、抽出飲料の供給による飛び散りを防止することができるという効果を奏する。また、抽出飲料を分散させた状態で供給するので、該抽出飲料の表面積が大きいものになり、該抽出飲料と、他の飲料原料(砂糖およびクリーム等)との接触面積を増加させることができる。そのため、抽出飲料と他の飲料原料との撹拌を促進させることができ、結果として、飲料の提供に要する時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項4に記載の飲料自動販売機によれば、第1加圧供給手段および第2加圧供給手段の少なくとも一方が、飲料容器の中心軸に対称となる態様で、抽出飲料を分散させて供給するので、該飲料容器に供給された抽出飲料どうしが互いに逆方向に衝突して撹拌されるとともに、抽出飲料の飛び散りを防止することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料自動販売機の好適な実施例を詳細に説明する。尚、以下においては、説明の便宜上、レギュラーコーヒー飲料を提供するカップ式飲料自動販売機について説明する。
図1は、本発明の実施例に係る飲料自動販売機(カップ式飲料自動販売機)の要部を示した説明図であり、図2は、図1における一部を拡大して示した説明図である。この図1において、カップ式飲料自動販売機1は、抽出手段20と、加圧供給手段(第1加圧供給手段、第2加圧供給手段)30と、氷供給手段50とを備えて構成してある。このカップ式飲料自動販売機1がコーヒー飲料を提供するカップCは、所定のベンドステージSに載置してあり、その内部には必要に応じて砂糖およびクリームが投入してある。より詳細に説明すると、カップCは、カップ供給装置(図示せず)から供給されたものであり、カップ搬送装置(図示せず)によりベンドステージSまで搬送される。このカップ搬送装置により搬送される途中で必要に応じて砂糖およびクリームがカップC内に投入されている。
抽出手段20は、貯湯タンク21と、粉末原料生成装置22と、抽出装置23とを備えて構成してある。貯湯タンク21は、添加湯を貯留するためのものである。より詳細に説明すると、貯湯タンク21は、給水配管24を通じて飲料水を貯留する貯水タンク11に連設してある。そして、貯湯タンク21は、給水配管24上に配設した給水ポンプ24aにより貯水タンク11から送出された飲料水を該貯湯タンク21に内蔵された加熱用ヒータ21aで加熱し、添加湯として貯留するものである。また、この給水配管24上には、給水バルブ24bが配設してある。
粉末原料生成装置22は、コーヒー豆を貯留してある原料キャニスタ25に連設してある。この粉末原料生成装置22は、原料キャニスタ25から投下されたコーヒー豆を挽いて挽き豆(粉末原料)を生成するものである。
抽出装置23は、給湯配管26を通じて貯湯タンク21に連設してあるとともに、原料供給配管27を通じて粉末原料生成装置22に連設してある。この抽出装置23は、詳細は後述するが、該抽出装置23に連設されたエアポンプ28からのエアによって、粉末原料生成装置22から原料供給配管27を通じて供給された挽き豆と、貯湯タンク21から給湯配管26を通じて供給された添加湯とを混合攪拌し、これにより、コーヒー抽出飲料(抽出飲料)を抽出するものである。また、給湯配管26上には、給湯バルブ26aが配設してある。
加圧供給手段30は、抽出飲料用加圧タンク31と、抽出飲料供給配管32とを備えて構成してある。抽出飲料用加圧タンク31は、抽出配管33を通じて抽出装置23に連設してあり、該抽出装置23で抽出されたコーヒー抽出飲料を一時的に貯留するためのものである。この抽出飲料用加圧タンク31の内部には、一時的に貯留するコーヒー抽出飲料を所定の温度に保持するための温度調整用ヒータ31aが内蔵されている。抽出配管33上には、抽出バルブ33aが配設してある。また、抽出飲料用加圧タンク31は、ガス配管34を通じてガスボンベ12に連設してある。このガス配管34上には、給気バルブ34aおよび圧力調整器34bが配設してある。
抽出飲料供給配管32は、抽出飲料用加圧タンク31に連設してあり、該抽出飲料用加圧タンク31で一時的に貯留するコーヒー抽出飲料をベンドステージS上のカップCに供給できるよう配設してある。この抽出飲料供給配管32上には、抽出飲料供給バルブ32aが配設してある。また、抽出飲料供給配管32には、その先端部に供給ノズル40が設けてある。
供給ノズル40は、複数の供給孔を有した多孔構造となっている。より詳細に説明すると、供給ノズル40は、図2のその下面に、一つの直進供給孔41と、複数の分散直進供給孔42とを有している。
直進供給孔41は、抽出飲料供給配管32の中心軸上に設けてある。この直進供給孔41は、詳細は後述するが、コーヒー抽出飲料を直進的に噴射させるためのものである。直進供給孔41から噴射されたコーヒー抽出飲料は、直進噴射抽出飲料2としてカップCの中心軸上を通って該カップCに供給されることになる。
複数の分散直進供給孔42は、直進供給孔41を中心とする円周上に設けてあり、すなわち、抽出飲料供給配管32の中心軸に対称となるように設けてある。それら分散直進供給孔42は、詳細は後述するが、コーヒー抽出飲料をカップCの中心軸に対称となるよう放射状に均等に分散させた状態で、該カップCの底面周縁部に向かって直進的に噴射させるものである。分散直進供給孔42から噴射されたコーヒー抽出飲料は、分散噴射抽出飲料3としてカップCの底面周縁部に向かって直進し、該カップCに供給されることになる。
氷供給手段50は、製氷機51と、氷供給配管52とを備えて構成してある。製氷機51は、氷を生成するものである。氷供給配管52は、製氷機51に連設してあり、該製氷機51で生成した氷をベンドステージS上のカップCに供給できるよう配設してある。この氷供給配管52上には、氷供給用バルブ52aが配設してある。
以上のような構成を有するカップ式飲料自動販売機1は、次のようにしてレギュラーコーヒー飲料(コールド)を提供する。
まず、給水バルブ24bの開閉状態を調整して給水配管24を開通状態にし、給水ポンプ24aを作動させて貯水タンク11内の飲料水を貯湯タンク21まで送出する。この場合に、給湯バルブ26aは閉状態にしてあり、送出された飲料水を貯湯タンク21内に貯留させることになる。そして、加熱用ヒータ21aにより貯湯タンク21内の飲料水を加熱し、該飲料水を添加湯にする。一方、原料キャニスタ25内のコーヒー豆を粉末原料生成装置22に投下し、該粉末原料生成装置22により該コーヒー豆を挽き豆にする。そして、原料供給配管27を通じて抽出装置23に挽き豆を供給する。
次に、給湯バルブ26aを開状態にして給湯配管26を開通状態にして、貯湯タンク21内の添加湯を抽出装置23内に供給する。この抽出装置23においては、エアポンプ28からエアを送り込むことにより、挽き豆と添加湯とを混合攪拌させた後、自然放置して挽き豆の蒸らしを行う。その後、エアポンプ28から抽出装置23の内部に再びエアを送り込んで該内部を加圧することにより、コーヒー抽出飲料を抽出させる。
そして、抽出バルブ33aを開状態にして抽出配管33を開通状態にして、抽出させたコーヒー抽出飲料を、抽出配管33を通じて抽出飲料用加圧タンク31に供給する。この場合に、抽出飲料供給バルブ32aは、閉状態にしてあり、コーヒー抽出飲料を抽出飲料用加圧タンク31内に一時的に貯留させることになる。ここに、抽出飲料用加圧タンク31において、温度調整用ヒータ31aによりコーヒー抽出飲料を加熱して該コーヒー抽出飲料を所定の温度に保持させることもできる。その後、抽出バルブ33aを閉状態にする。
一方、給気バルブ34aの開閉状態を調整してガス配管34を開通状態にして、ガスボンベ12からのガスを抽出飲料用加圧タンク31内に供給する。これにより、コーヒー抽出飲料を一時的に貯留する抽出飲料用加圧タンク31内は加圧されることになる。ここで、ガスボンベ12からのガスの圧力は圧力調整器34bで調整した大きさになっている。
その状態で抽出飲料供給バルブ32aを所定時間だけ開状態にして、抽出飲料供給配管32を開通状態にする。これにより、抽出飲料用加圧タンク31内にあるコーヒー抽出飲料を、レギュラーコーヒー飲料の提供に必要な必要量の一部となる量だけ抽出飲料供給配管32を通じて送出し、供給ノズル40の直進供給孔41および分散直進供給孔42のそれぞれから加圧噴射させる。尚、抽出飲料供給バルブ32aは、所定時間経過後は再び閉状態にする。
それら直進供給孔41および分散直進供給孔42のそれぞれから同時に加圧噴射されたコーヒー抽出飲料は、次のようにしてカップCの内部に供給される。直進供給孔41から加圧噴射されたコーヒー抽出飲料は、直進噴射抽出飲料2としてカップCの中心軸上を通って該カップCの内部に供給される。その一方、それぞれの分散直進供給孔42から加圧噴射されたコーヒー抽出飲料は、図2の(b)に示したように、分散噴射抽出飲料3としてカップCの中心軸に対称となるよう放射状に均等に分散させた状態で、該カップCの底面周縁部に向かって直進して該カップCの内部に供給される。つまり、供給ノズル40からは、カップCの中心軸を通って直進する直進噴射抽出飲料2と、該カップCの中心軸に対称となる態様で、放射状に均等に分散した分散噴射抽出飲料3とが供給される。
カップCの内部に供給された直進噴射抽出飲料2および分散噴射抽出飲料3は、カップC内に供給され、また、その噴射の勢いで必要に応じてカップC内に投入されていた砂糖およびクリームと攪拌されることになる。これにより、砂糖およびクリームは溶解されることになる。
その後、氷供給用バルブ52aを開状態にして氷供給配管52を開通状態にして、図2の(c)に示したように、製氷機51で生成した氷を、該氷供給配管52を通じてカップC内に供給する。このカップC内には、レギュラーコーヒー飲料の提供に必要な必要量のコーヒー抽出飲料が供給されているわけではなく、該必要量の一部となる量のコーヒー抽出飲料が供給されているに過ぎないため、供給された氷は、カップCの底面近くまで沈み、供給済みのコーヒー抽出飲料を均一に冷却することができる。
そして、再び抽出飲料供給バルブ32aを開状態にして、抽出飲料供給配管32を開通状態にする。これにより、抽出飲料用加圧タンク31内にあるコーヒー抽出飲料を、レギュラーコーヒー飲料の提供に必要な必要量の残部となる量だけ抽出飲料供給配管32を通じて送出し、図2の(d)に示したように、供給ノズル40の直進供給孔41および分散直進供給孔42のそれぞれから加圧噴射させる。
このように供給ノズル40から加圧噴射されたコーヒー抽出飲料は、直進噴射抽出飲料2および分散噴射抽出飲料3として、カップC内に供給され、既にカップC内に供給されている冷却されたコーヒー抽出飲料および氷と撹拌されることになる。これにより、供給されたコーヒー抽出飲料が冷却されるのは、氷の溶解によるものだけなので、コーヒー抽出飲料が過度に希釈されることがなく、風味が損なわれる虞れはない(図2の(e)参照)。
その後、給気バルブ34aの開閉状態を調整して、抽出飲料用加圧タンク31をガス配管34を通じて大気と連通状態にさせる。これにより、抽出飲料用加圧タンク31の内部を大気圧と等しくさせることができる。従って、次回レギュラーコーヒー飲料を提供する場合に、抽出バルブ33aを開状態にすれば、抽出装置23からコーヒー抽出飲料をその自重によって供給することができる。
以上のようなカップ式飲料自動販売機1によれば、加圧供給手段30が、まずレギュラーコーヒー飲料の提供に必要な必要量の一部となる量のコーヒー抽出飲料をカップC内に供給し、その後氷供給手段50による氷の供給後に、再び該必要量の残部となる量のコーヒー抽出飲料をカップC内に供給するので、提供するレギュラーコーヒー飲料の風味を損なわずに早期に所定の温度まで冷却することができる。
また、上記カップ式飲料自動販売機1によれば、加圧供給手段30が、コーヒー抽出飲料を加圧噴射してカップC内に供給するので、コーヒー抽出飲料を供給しながら、該コーヒー抽出飲料と、砂糖およびクリーム、あるいは氷等との混合攪拌を行うことができる。その結果、コーヒー飲料の提供に要する時間を短縮することができ、これにより、該カップ式飲料自動販売機1の販売動作時間の短縮化を図ることができる。
さらに、上記カップ式飲料自動販売機1によれば、加圧供給手段30が、コーヒー抽出飲料をカップCの中心軸に対称となるよう均等に分散させた状態で加圧噴射するので、該コーヒー抽出飲料と、砂糖およびクリーム、あるいは氷等との撹拌を行いながら、コーヒー抽出飲料(直進噴射抽出飲料2および分散噴射抽出飲料3)の一部が該カップCの外に飛び散ることを防止することができる。また、コーヒー抽出飲料を、直進噴射抽出飲料2および分散噴射抽出飲料3として分散させた状態で供給するので、カップCの内壁面に沿ったコーヒー抽出飲料の流れが一方向に集約することを回避することができ、カップCの開口部に向かって上昇するコーヒー抽出飲料の流れを抑制・均一化して、砂糖およびクリーム、あるいはコーヒー抽出飲料の一部がカップCの外に飛び散ることを防止することができる。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。例えば、上述の実施例では、供給ノズル40として直進供給孔41および分散直進供給孔42を有しているものを用いたが、本発明では、図3の(a)に示したように、直進供給孔41と、この直進供給孔41の周囲に設けた放射供給孔42′とを備えた供給ノズル40′を用いても良い。放射供給孔42′は、カップCの開口部を覆う態様でコーヒー抽出飲料を放射状に噴射させるためのものである。この放射供給孔42′から噴射されたコーヒー抽出飲料は、図3の(b)に示したように、放射状噴射抽出飲料4として該放射供給孔42′から離間するにつれて漸次径が大きくなる円錐状の形態、いわゆる空円錐状の形態を成し、カップCの内壁面上部に衝突して該カップCに供給されることになる。このような供給ノズル40′を用いれば、放射状噴射抽出飲料4は、カップCの開口部を覆う蓋の役目を果たす。そのため、上記直進供給孔41からの直進噴射抽出飲料2が、カップC内に供給済みの砂糖、クリーム、氷、あるいはコーヒー抽出飲料と衝突した衝撃で離散抽出飲料等5,6としてカップCの開口部に向かったとしても、図3の(c)に示したように、該離散抽出飲料等5,6がカップCの外に飛び散ることを防止することができる。
また、上記実施例においては、氷供給手段50による氷の供給後に必要量のコーヒー抽出飲料の残部をカップC内に供給していたが、本発明はこれに限定されず、氷供給手段による氷の供給と同時に必要量のコーヒー抽出飲料の残部をカップC内に供給しても良い。
以上のように、本発明に係る飲料自動販売機は、抽出飲料を抽出する抽出手段を備え、該抽出飲料をカップ等の飲料容器に供給して飲料を提供するカップ式飲料自動販売機に有用である。
本発明の実施例に係る飲料自動販売機(カップ式飲料自動販売機)の要部を示した説明図である。 図1における一部を拡大して示した説明図である。 本発明の変形例に係る飲料自動販売機の一部を拡大して示した説明図である。 従来の飲料自動販売機の要部を示した説明図である。
符号の説明
1 カップ式飲料自動販売機
2 直進噴射抽出飲料
3 分散噴射抽出飲料
5,6 離散抽出飲料等
11 貯水タンク
12 ガスボンベ
20 抽出手段
21 貯湯タンク
21a 加熱用ヒータ
22 粉末原料生成装置
23 抽出装置
24 給水配管
24a 給水ポンプ
24b 給水バルブ
25 原料キャニスタ
26 給湯配管
27 原料供給配管
28 エアポンプ
30 加圧供給手段
31 抽出飲料用加圧タンク
31a 温度調整用ヒータ
32 抽出飲料供給配管
32a 抽出飲料供給バルブ
32b 供給口
33 抽出配管
33a 抽出バルブ
34 ガス配管
34a 給気バルブ
34b 圧力調整器
40 供給ノズル
41 直進供給孔
42 分散直進供給孔
50 氷供給手段
51 製氷機
52 氷供給配管
52a 氷供給バルブ

Claims (4)

  1. 抽出飲料を抽出する抽出手段を備え、該抽出飲料を飲料容器に供給して飲料を提供する飲料自動販売機において、
    前記飲料容器に対して、前記飲料の提供に必要な必要量の抽出飲料の一部を加圧噴射して供給する第1加圧供給手段と、
    前記第1加圧供給手段が前記抽出飲料を供給した場合に、前記飲料容器に氷を供給する氷供給手段と、
    前記氷供給手段による氷の供給後、あるいは該氷の供給と同時に、前記飲料容器に対して、前記必要量の抽出飲料の残部を加圧噴射して供給する第2加圧供給手段と
    を備えたことを特徴とする飲料自動販売機。
  2. 前記第1加圧供給手段および前記第2加圧供給手段の少なくとも一方は、
    前記抽出飲料を直進状に供給する直進供給部と、
    少なくとも前記直進供給部による抽出飲料の供給が行われている間は、前記飲料容器に対して該飲料容器の開口部を覆う態様で、前記抽出飲料を放射状に供給する放射供給部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の飲料自動販売機。
  3. 前記第1加圧供給手段および前記第2加圧供給手段の少なくとも一方は、前記抽出飲料を分散させた状態で供給することを特徴とする請求項1に記載の飲料自動販売機。
  4. 前記第1加圧供給手段および前記第2加圧供給手段の少なくとも一方は、前記飲料容器の中心軸に対称となる態様で、前記抽出飲料を分散させて供給するものであることを特徴とする請求項3に記載の飲料自動販売機。
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