JP2005112999A - 生分解性芳香族ポリエステル組成物、それからなるフィルム及び積層フィルム - Google Patents

生分解性芳香族ポリエステル組成物、それからなるフィルム及び積層フィルム Download PDF

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淳一 成田
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Abstract

【課題】本発明の目的は、透明性、柔軟性、ヒートシール性に優れた包装用フィルムを得るに適した生分解性を有する芳香族系ポリエステル組成物、それからなるフィルム及び積層フィルムを開発することにある。
【解決手段】脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)20〜95モル%及び芳香族ジカルボン酸成分(b)80〜5モル%からなる酸成分と脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(c)からなる脂肪族・芳香族ポリエステル(A)95〜40重量%と芳香族ジカルボン酸成分(d)90〜99.8モル%及びスルホネート基含有芳香族ジカルボン酸成分(e)10〜0.2モル%からなる酸成分と脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)からなるスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)5〜60重量%とからなる生分解性芳香族ポリエステル組成物及び当該組成物からなるフィルムに関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、透明性、柔軟性、ヒートシール性に優れた包装用フィルムを得るに適した生分解性を有する芳香族系ポリエステル組成物、それからなるフィルム及び積層フィルムに関する。
プラスチックフィルムの廃棄処理を容易にする目的で生分解性のあるフィルムが注目され、各種フィルムが開発されて来ている。その生分解性フィルムは、土壌中や水中で加水分解や生分解を受け、徐々にフィルムの崩壊や分解が進み、最後には微生物の作用で無害な分解物へと変化するものである。そのようなフィルムとして、芳香族系ポリエステル樹脂やポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート等の脂肪族系ポリエステル樹脂、ポリビニルアルコール、酢酸セルロース、デンプン等から成形したフィルムが知られている。
これら生分解性フィルムの中で、透明性、耐熱性等に優れたフィルムとして、スルホネート基含有芳香族ポリエステルからなるフィルムが幾つか提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)が、かかるフィルムは耐熱性に優れるが上に、ヒートシール性に劣りは自動製袋が困難なため包装用フィルムとして使用するには制限がある。
一方、ポリ乳酸系重合体からなる二軸延伸フィルムからなる基材層の片面に、脂肪族・芳香族共重合ポリエステルあるいは脂肪族・芳香族共重合ポリエステルとポリ乳酸系重合体との組成物からなるヒートシール層を積層した生分解性積層フィルムが提案されている(例えば、特許文献4参照)。しかしながら、かかる脂肪族・芳香族共重合ポリエステルとポリ乳酸系重合体との組成物から得られるフィルムは透明性の劣り、包装用フィルムに用いる場合に用途が制限される場合がある。
特表平5−507109号公報(請求の範囲) 特表平6−505040号公報(請求の範囲) 特開2000−114912号公報(特許請求の範囲) 特開2002−273845号公報(特許請求の範囲)
本発明の目的は、透明性、柔軟性、ヒートシール性に優れた包装用フィルムを得るに適した生分解性を有する芳香族系ポリエステル組成物、それからなるフィルム及び積層フィルムを開発することにある。
本発明は、脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)20〜95モル%及び芳香族ジカルボン酸成分(b)80〜5モル%からなる酸成分と脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(c)からなる脂肪族・芳香族ポリエステル(A)95〜40重量%と芳香族ジカルボン酸成分(d)90〜99.8モル%及びスルホネート基含有芳香族ジカルボン酸成分(e)10〜0.2モル%からなる酸成分と脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)、好ましくはエチレングリコール成分(g)50〜99モル%及びポリオキシアルキレングリコール成分(h)50〜1モル%からなる脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)からなるスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)5〜60重量%とからなる生分解性芳香族ポリエステル組成物、かかる組成物からなるフィルム及び積層フィルムに関する。
本発明の生分解性芳香族ポリエステル組成物から、透明性、柔軟性、ヒートシール性に優れたフィルムが得られる。また、基材フィルムの少なくとも片面に、かかる生分解性芳香族ポリエステル組成物から得られるフィルムを積層してなる積層フィルムも同じく、透明性、ヒートシール性に優れている。
脂肪族・芳香族ポリエステル(A)
本発明に係る脂肪族・芳香族ポリエステル(A)は、脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)20〜95モル%、好ましくは30〜70モル%、さらに好ましくは40〜60モル%及び芳香族ジカルボン酸成分(b)80〜5モル%、好ましくは70〜30モル%、さらに好ましくは60〜40モル%からなる酸成分と脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(c)からなるポリエステルである。脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(c)は脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)と芳香族ジカルボン酸成分(b)との合計のモル数と実質的に等しく、得られる脂肪族・芳香族ポリエステルの分子量を上げるためにイソシアネート基に代表される連結基を含んでも良い。
本発明に係る脂肪族・芳香族ポリエステル(A)は、好ましくは、融点が50〜190℃、さらに好ましくは60〜180℃、より好ましくは70〜170℃の範囲にある。また、脂肪族・芳香族ポリエステル(A)のMFR(ASTM D−1238による、190℃、荷重2160g)は、フィルムが成形できる限り特に限定はされないが、通常0.1〜100g/10分、好ましくは0.2〜50g/10分、さらに好ましくは0.5〜20g/10分の範囲にある。
脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)
本発明に係る脂肪族・芳香族ポリエステル(A)を構成する成分である脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)は、とくに限定はされないが、通常、脂肪族ジカルボン酸成分は2〜10個の炭素原子(カルボキシル基の炭素も含めて)、とくに4〜6個の炭素原子を有する化合物であり、線状であっても枝分れしていてもよい。脂環式ジカルボン酸成分は、通常、7〜10個の炭素原子、とくに8個の炭素原子を有するものである。
また、脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)は、2〜10個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸を主成分とする限り、より大きい炭素原子数、例えば30個までの炭素原子を有するジカルボン酸成分を含むことができる。
かかる脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)としては、具体的には、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸、2,2−ジメチルグルタル酸、スベリン酸、1,3−シクロペンタジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、ジグリコール酸、イタコン酸、マレイン酸および2,5−ノルボルナンジカルボン酸等のジカルボン酸、かかるジカルボン酸のジメチルエステル、ジエチルエステル、ジ−n−プロピルエステル、ジ−イソプロピルエステル、ジ−n−ブチルエステル、ジ−イソブチルエステル、ジ−t−ブチルエステル、ジ−n−ペンチルエステル、ジ−イソペンチルエステルまたはジ−n−ヘキシルエステル等のエステル形成誘導体を例示できる。
これら、脂肪族または脂環式ジカルボン酸あるいはそのエステル形成誘導体は、単独かまたは2種以上からなる混合物として使用することもできる。
脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)としては、特に、アジピン酸またはそのアルキルエステルまたはそれらの混合物が好ましい。
脂肪族・芳香族ポリエステル(A)の酸成分中の脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)は20〜95モル%、好ましくは30〜70モル%、さらに好ましくは40〜60モル%の範囲にある。脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)は、脂肪族・芳香族ポリエステル(A)の加水分解性や生分解性を向上させ、得られるフィルムを柔軟にする。
芳香族ジカルボン酸成分(b)
本発明に係る脂肪族・芳香族ポリエステル(A)を構成する成分である芳香族ジカルボン酸成分(b)は、とくに限定はされないが、通常、8〜12個の炭素原子を有する化合物、とくに8個の炭素原子を有する化合物が挙げられる。
かかる芳香族ジカルボン酸成分(b)としては、具体的には、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフトエ酸および1,5−ナフトエ酸並びにそのエステル形成誘導体を例示できる。芳香族ジカルボン酸のエステル形成誘導体としては、具体的には、芳香族ジカルボン酸のジ−C1〜C6アルキルエステル、例えばジメチルエステル、ジエチルエステル、ジ−n−プロピルエステル、ジ−イソプロピルエステル、ジ−n−ブチルエステル、ジ−n−ブチルエステル、ジ−イソブチルエステル、ジ−t−ブチルエステル、ジ−n−ペンチルエステル、ジ−イソペンチルエステルまたはジ−n−ヘキシルエステル等を例示できる。
これら芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成誘導体は、単独かまたは2種以上からなる混合物として使用することもできる。
芳香族ジカルボン酸成分(b)としては、特に、テレフタル酸またはジメチルテレフタレートまたはそれらの混合物が好ましい。
脂肪族・芳香族ポリエステル(A)の酸成分中の芳香族ジカルボン酸成分(b)は80〜5モル%、好ましくは70〜30モル%、さらに好ましくは60〜40モル%の範囲にある。芳香族ジカルボン酸成分(b)を共重合することにより、脂肪族・芳香族ポリエステル(A)の耐熱性を保ちながら、柔軟なポリエステルが得られる。
脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(c)
本発明に係る脂肪族・芳香族ポリエステル(A)を構成する成分である脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(c)は、とくに限定はされないが、通常、脂肪族ジヒドロキシ化合物成分であれば、2〜12個の炭素原子、好ましくは4〜6個の炭素原子を有する枝分かれまたは線状のジヒドロキシ化合物、脂環式ジヒドロキシ化合物成分であれば、5〜10個の炭素原子を有する環状の化合物が挙げられる。
かかる脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(c)としては、具体的には、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,4−ジメチル−2−エチルヘキサン−1,3−ジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−イソブチル−1,3−プロパンジオール、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジオール、とくには、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール及び2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール(ネオペンチルグリコール);シクロペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール及び2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール類及びジエチレングリコール、トリエチレングリコール及びポリオキシエチレングリコール等のポリオキシアルキレングリコール並びにポリテトラヒドロフラン等が例示でき、とくには、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール及びポリオキシエチレングリコール又はこれらの混合物又は異なる数のエーテル単位を有する化合物が挙げられる。脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分は、異なる脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物の混合物も使用することができる。
本発明に係る脂肪族・芳香族ポリエステル(A)は種々公知の方法で製造し得る。具体的な重合方法としては、例えば、特表2002−527644公報、特表2001−501652公報に記載されている。又、本発明に係る脂肪族・芳香族ポリエステル(A)としては、例えば、BASF社から商品名ECOFLEX(商品名)として製造・販売されている。
スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)
本発明に係るスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)は、芳香族ジカルボン酸成分(d)90〜99.8モル%、好ましくは92〜99.5モル%及びスルホネート基含有芳香族ジカルボン酸成分(e)10〜0.2モル%、好ましくは8〜0.5モル%からなる酸成分と脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)、好ましくはエチレングリコール成分(g)50〜99モル%、さらに好ましくは60〜98モル%及びポリオキシアルキレングリコール成分(h)50〜1モル%、さらに好ましくは40〜2モル%からなる脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)からなるポリエステルである。芳香族ジカルボン酸成分(d)及びスルホネート基含有芳香族ジカルボン酸成分(e)からなる酸成分のモル数は脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)のモル数と実質的に等しい。
本発明に係るスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)は、さらに、脂肪族ジカルボン酸または脂肪族ヒドロキシカルボン酸成分に由来する成分を少量、好ましくは30モル%以下の範囲で含んでいてもよい。脂肪族ジカルボン酸を含む場合は芳香族ジカルボン酸成分(d)、スルホネート基含有芳香族ジカルボン酸成分(e)及び脂肪族ジカルボン酸からなる酸成分のモル数と脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)のモル数と実質的に等しい範囲とする。
本発明に係るスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)は、その重量平均分子量が、10,000〜500,000の範囲が好ましい。また、そのメルトフローレートは、ASTM D−1238に準拠し、220℃、2160g荷重下で測定した値が、0.1〜100(g/10分)であることが好ましい。分子量およびメルトフローレートが前記の範囲内にあると、押出成形に適した溶融粘度を示し、また積層フィルム基材層としての十分な機械的強度を有する。
芳香族ジカルボン酸成分(d)
本発明に係るスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を構成する成分である芳香族ジカルボン酸成分(d)は、前記芳香族ジカルボン酸成分(b)と同じ範疇の化合物である。芳香族ジカルボン酸成分(d)としては、前記芳香族ジカルボン酸成分(b)と同様に、テレフタル酸またはジメチルテレフタレートまたはそれらの混合物が特に好ましい。
スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)の酸成分中の芳香族ジカルボン酸成分(d)は90〜99.8モル%、好ましくは92〜99.5モル%の範囲にある。芳香族ジカルボン酸成分(d)量が多いほど、得られるポリエステルの剛性が高くなる。
スルホネート基含有芳香族ジカルボン酸成分(e)
本発明に係るスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を構成する成分であるスルホネート基含有芳香族ジカルボン酸成分(e)は、具体的には、例えば、フタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸のベンゼン環にスルホン酸金属塩基(−SO3M)が置換基として結合した化合物である。金属(M)としては、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、あるいはマグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属である。好ましい例として、5−スルホ−イソフタル酸の金属塩、4−スルホ−イソフタル酸の金属塩、4−スルホ−フタル酸の金属塩を挙げることができる。この成分は、芳香族系ポリエステル共重合体に加水分解性や生分解性を付与する目的で加えられるが、特に5−スルホ−イソフタル酸ナトリウム塩はその効果が高いので好ましい。なお、前記の芳香族ジカルボン酸は、アルキルエステルになっていてもよく、例えばジメチル-5-スルホイソフタル酸ナトリウム塩の形で使用することができる。
スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)の酸成分中のスルホネート基含有芳香族ジカルボン酸成分(e)は10〜0.2モル%、好ましくは8〜0.5モル%の範囲にある。スルホネート基含有芳香族ジカルボン酸成分(e)量が多いほど加水分解性や生分解性が高くなるが、過剰量を用いると得られるポリエステルは水溶性となってしまう虞がある。
脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)
本発明に係るスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を構成する成分である脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)は、前記脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(c)と同じ範疇の化合物である。
これら脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)の中でも、ポリオキシアルキレングリコール成分(h)は、得られるポリエステル(B)の機械的物性、加水分解性あるいは生分解性を適度に調整する効果を有していることから、エチレングリコール成分(g)が50〜99モル%、さらには60〜98モル%及びポリオキシアルキレングリコール成分(h)、好ましくはジエチレングリコール成分が50〜1モル%、さらには40〜2モル%からなる脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)の組合せが好ましい。
ポリオキシアルキレングリコール成分(h)量が1モル%を下回ると加水分解性あるいは生分解性が不十分となる場合があり、50モル%を越えるとフィルムの機械的特性に悪影響を及ぼす虞がある。
脂肪族ジカルボン酸または脂肪族ヒドロキシカルボン酸成分
本発明に係るスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を構成する成分に含まれていてもよい脂肪族ジカルボン酸または脂肪族ヒドロキシカルボン酸成分は、具体的には、アゼライン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸及びグルタル酸等の脂肪族ジカルボン酸を、グリコール酸、ヒドロキシ酢酸、乳酸及びカプロラクトン等の脂肪族ヒドロキシカルボン酸を夫々例示することができる。かかる脂肪族ジカルボン酸または脂肪族ヒドロキシカルボン酸は、スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)のガラス転移点温度を下げ、好適には70℃以下に下げ、あるいはポリエステルの加水分解性や生分解性を向上させる目的で共重合成分の1種として加えられる。
本発明に係るスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)の製造方法は、公知であり、例えば、特表平5−507109号公報、特表平6−505040号公報、特表平6−505513号公報等に記載されている。
生分解性芳香族ポリエステル組成物
本発明の生分解性芳香族ポリエステル組成物は、前記脂肪族・芳香族ポリエステル(A)95〜40重量%、好ましくは90〜55重量%と前記スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)5〜60重量%、10〜45重量%とからなる組成物である。
スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)の量が、5重量%の組成物は得られるフィルムの透明性が改良されない場合があり、一方、60重量%を超えると、得られるフィルムのヒートシール性が低下する虞がある。
本発明の生分解性芳香族ポリエステル組成物には、脂肪族・芳香族ポリエステル(A)及びスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を夫々別個に、あるいは組成物を製造する際に、本発明の目的を損なわない範囲で、通常用いられる酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、防曇剤、粘着付与剤、アンチブロッキング剤、スリップ剤、耐光安定剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、抗菌剤、核剤、無機あるいは有機化合物充填材等の添加剤を必要に応じて配合することができる。
フィルム
本発明のフィルムは前記生分解性芳香族ポリエステル組成物からなる。本発明のフィルムは、種々公知の方法で製造し得る。例えば脂肪族・芳香族ポリエステル(A)とスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を所定の量で配合した後、直接フィルム成形機に投入してT−ダイ、環状ダイ等を用いてフィルムにする方法、予め脂肪族・芳香族ポリエステル(A)とスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)とを所定の量で混合して押出機等で溶融混練して生分解性芳香族ポリエステル組成物を得た後、T−ダイ、環状ダイ等を用いてフィルム等成形する方法あるいはプレス成形する方法を例示できる。
又、本発明のフィルムは一軸若しくは二軸延伸されていてもよい。延伸することにより、より透明性が優れたフィルムとすることができる。かかる延伸フィルムも種々公知の方法で製造し得る。例えば、前記方法で得られたフィルム若しくはシートをロール延伸、圧延、テンター延伸、ディスク延伸、ベルト延伸及びその組み合わせることにより、一軸若しくは二軸延伸すればよい。
又、二軸延伸フィルムはチューブラー法、テンター法の何れをも採用し得るが、テンター法が好ましい。ニ軸延伸は、同時でも逐次でもよい。延伸条件は、(未延伸)シートの熱履歴によっても異なるが、例えば、延伸温度40〜100℃、延伸倍率1.5〜6.0倍で行われる。延伸した後は、必要に応じて得られた二軸延伸フィルムを熱処理(ヒーセット)する。熱処理の温度は、通常、ポリエステルの結晶化温度以上かつ融点以下の温度範囲で行われる。熱処理温度を高温にすると、熱安定性が良く、その逆に低温にすると、熱安定性が悪くなる。すなわち、熱処理温度を変えることで、熱収縮率を変化させることが可能であり、温度条件は、用途に合わせ選択できる。
本発明のフィルムは単層でも用いられるが、後述の基材と積層して積層フィルムとしてもよい。積層フィルム等を得る場合には、基材の材料が熱可塑性樹脂であれば、生分解性芳香族ポリエステル組成物と熱可塑性樹脂とを多層ダイを用いて共押出し成形して積層フィルムとすることができる。また、予め得られた基材に生分解性芳香族ポリエステル組成物を押出しラミネートして積層フィルム等としても良いし、あるいは夫々別個に得たフィルム等を貼り合せて積層フィルム等としても良い。
基材
本発明の生分解性芳香族ポリエステル組成物からなるフィルムと積層される基材は、通常、包装材料として使用されている種々材料、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン及びポリメチルペンテン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート及びポリカーボネート等のポリエステル、ナイロン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリメチルメタクリレート、エチレン・酢酸ビニル共重合体等、ポリ乳酸、脂肪族ポリエステル、芳香族ポリエステル、スルホネート基含有芳香族ポリエステル等の生分解性ポリエステル、熱可塑性ポリウレタン等の熱可塑性樹脂、あるいは熱硬化性ポリウレタン、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ケイ素樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂等から得られるフィルム、シート、カップ、トレー状物、あるいはその発泡体、ガラス、金属、アルミニューム箔、紙等が挙げられる。基材として、熱可塑性樹脂からなるフィルムを用いる場合は無延伸であっても一軸あるいは二軸延伸フィルムであっても良い。勿論、基材は1層でも2層以上としても良い。
かかる基材フィルムとして、前記スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)からなる二軸延伸フィルムを用いると生分解性を有する柔軟で、透明性を有し、ヒートシール性に優れた二軸延伸フィルム積層フィルムが得られる。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの実施例に制約されるものではない。
実施例及び比較例等で使用したポリエステルは次の通りである。
(1)脂肪族・芳香族ポリエステル(A):
アジピン酸−テレフタル酸−1,4−ブタンジオール共重合ポリエステル(テレフタル酸:46モル%、アジピン酸:54モル%、1,4−ブタンジオール:100モル%)、BASF社製、商品名 ECOFLEX、MFR(190℃、荷重2160g):3g/10分、融点(Tm):112℃、密度:1.26g/cm
(2)スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B):
テレフタル酸45モル%、エチレングリコール37モル%、ジエチレングリコール9モル%、5−スルホ−イソフタル酸ナトリウム1モル%、ヒドロキシ酢酸8モル%、密度:1.35g/cm、融点(Tm):200℃、MFR(220℃、2160g荷重):15g/10分。
(3)ポリ乳酸
三井化学 商品名 レイシアH−100 比重:1.26 ビカット軟化点:58℃ MFR(190℃、荷重2160g):13g/10分。
(4)ロジン
荒川化学 商品名 白菊印ロジン1 Tg:測定中、環球式軟化点:78℃以上
実施例及び比較例等で得られたフィルムの物性測定は以下の方法で行った。
(1)曇り度(HZ)および平行光線透過率(PT)
日本電色工業社製ヘーズメーターNDH2000を用いて、JIS K7136に準拠して曇り度(HZ:%)および平行光線透過率(PT:%)を測定した。測定値は5回の平均値である。
(2)引張試験
(積層)フィルムから縦(MD)方向または横(TD)方向の短冊状フィルム片(幅15mm、長さ150mm)を採取して、オリエンテック社製テンシンロン万能試験機RTC−1225を用いて、チャック間距離100mm、300mm/分(但し、弾性率の測定は5mm/分)の引張速度でJIS K7127に準拠し、破断点における強度(引張強度:MPa)、伸び(%)及び弾性率(MPa)を求めた。なお、伸び(%)はチャック間距離の変化で求めた。測定値は5回の平均値である。
(3)ヒートシール強度
無延伸フィルムは、ヒートシール強度を測定する前に、無延伸フィルムをウレタン系接着剤(武田薬品工業製:商品名タケラックA968(20%)+同A8(20%)+酢酸エチル(60%))を用いて、延伸倍率3.0×3.0、厚さ25μmの芳香族系ポリエステル共重合体(A)からなる二軸延伸フィルムにドライラミネートして厚さ58μmの積層フィルムを用意した。
ヒートシール強度の測定は、組成物からなるフィルム面を重ね合わせ、東洋精機社製熱傾斜シーラーTYPE HG−100を用いて、各温度で、シール面圧1kg/cm2、時間1秒の条件下でヒートシールした。尚、加熱は上側のみとした。次いで、ヒートシールした積層フィルムを、オリエンテック社製テンシンロン万能試験機RTC−1225を用いて、幅15mmのヒートシールしたサンプルを300mm/分の引張速度で剥離し、その最大強度をヒートシール強度とした。測定値は5回の平均値である。
実施例1
<組成物の製造>
脂肪族・芳香族ポリエステル(A):スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を70:30(重量%)の比で計量し、40mmφの1軸押出機を用いて220℃で溶融混練して組成物―1を得た。
<フィルムの製造>
組成物―1を先端にT−ダイを具備した40mmφの1軸押出機を用い成形温度240℃で押出し、厚さ30μmのフィルム(無延伸フィルム)を得た。
得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
実施例2
実施例1で用いた組成物―1に代えて、脂肪族・芳香族ポリエステル(A):スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を90:10(重量%)にした組成物―2を用いる以外は実施例1と同様に行いフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
実施例3
実施例1で用いた組成物―1に代えて、脂肪族・芳香族ポリエステル(A):スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B):ロジン(D)を68.25:29.25:2.5(重量%)にした組成物―3を用いる以外は実施例1と同様に行いフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
比較例1
実施例1で用いた組成物―1に代えて、脂肪族・芳香族ポリエステル(A):スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を30:70(重量%)にした組成物―4を用いる以外は実施例1と同様に行いフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
参考例1
実施例1で用いた組成物―1に代えて、脂肪族・芳香族ポリエステル(A)を単独で用いる以外は実施例1と同様に行いフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
参考例2
実施例1で用いた組成物―1に代えて、スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を単独で用いる以外は実施例1と同様に行いフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
参考例3
実施例1で用いた組成物―1に代えて、脂肪族・芳香族ポリエステル(A):ポリ乳酸を70:30(重量%)にした組成物―5を用いる以外は実施例1と同様に行いフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表1に示す。
Figure 2005112999
表1から明らかなように、脂肪族・芳香族ポリエステル(A)にスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を5〜60重量%(組成物を100重量%として)の範囲で混合した組成物からなるフィルム(実施例1及び実施例2)は、脂肪族・芳香族ポリエステル(A)単体からなるフィルム(参考例1)に比べ透明性が優れ、且つ適度な剛性(ヤング率)を有している。しかしながら、スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を60重量%(組成物を100重量%として)を超えて混合した組成物からなるフィルム(比較例1)は、透明性は優れるが、ヒートシール性がなく、又、柔軟性(高弾性率)に劣る。
一方、スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)単体からなるフィルム(参考例2)は、透明性は優れるがヒートシール性がなく、又、剛性(ヤング率)が極めて高い。
他方、スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)に代えてポリ乳酸を混合した組成物からなるフィルム(参考例3)は透明性に劣る。
また、本発明の生分解性芳香族ポリエステル組成物にロジンを少量混合することによりヒートシール強度が改良される(実施例3)。
実施例4
<二軸延伸積層フィルムの製造>
オーブン中で予備乾燥したスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)および実施例1で用いた組成物―1を、三種三層連続二軸延伸フィルム成形機(ブルックナー社製、逐次二軸延伸フィルム成形機)の中間層用60mmφ押出機および外層用40mmφ押出機にスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)、もう一方の外層用30mmφ押出機に組成物―1を投入し、230℃の押出温度で200℃のマルチマニホールド式のTダイより押し出し、30℃のキャスティングロールで急冷し、表2に記載の各条件で、縦方向および横方向に連続的に逐次二軸延伸し、片面がヒートシール層の二軸延伸積層フィルムを得た。フィルムの評価結果を表2に示す。
Figure 2005112999
表2から明らかなように、スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)の二軸延伸フィルムの被覆層として脂肪族・芳香族ポリエステル(A)とスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)の混合物を用いることにより、スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)の融点より十分低い温度から、基材層と被覆層間で層剥離することなくヒートシールが可能である。
本発明の生分解性芳香族ポリエステル組成物からなるフィルムは、柔軟性、透明性に優れ、熱融着性を備えており、又、運搬に耐え得る耐衝撃性も有しているので、例えば、チョコレート、ガム、キャンデー等の菓子類、たばこ、化粧品等の嗜好品、カセットテープ、ビデオテープ、CD、CDR、DVD及びゲームソフト等の記録材料のカセットケース、およびそれらの集積包装材料等の溶断シール包装やピロー包装等の包装用フィルムとして好適に使用できる。
また、二軸延伸フィルム、特に基材フィルムとしてスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)を用いた二軸延伸フィルム積層フィルムはピロー包装やオーバーラップ包装、シュリンク包装などの自動包装用フィルムをはじめとして、幅広い分野の包装用資材として利用することができる。

Claims (7)

  1. 脂肪族または脂環式ジカルボン酸成分(a)20〜95モル%及び芳香族ジカルボン酸成分(b)80〜5モル%からなる酸成分と脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(c)からなる脂肪族・芳香族ポリエステル(A)95〜40重量%と芳香族ジカルボン酸成分(d)90〜99.8モル%及びスルホネート基含有芳香族ジカルボン酸成分(e)10〜0.2モル%からなる酸成分と脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)からなるスルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)5〜60重量%とからなる生分解性芳香族ポリエステル組成物。
  2. スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)の脂肪族または脂環式ジヒドロキシ化合物成分(f)が、エチレングリコール成分(g)50〜99モル%及びポリオキシアルキレングリコール成分(h)50〜1モル%からなる請求項1記載の生分解性芳香族ポリエステル組成物。
  3. 請求項1若しくは2に記載の生分解性芳香族ポリエステル組成物からなるフィルム。
  4. フィルムが二軸延伸されてなる請求項3記載のフィルム。
  5. 基材フィルムの少なくとも片面に、請求項3記載のフィルムが積層されてなる積層フィルム。
  6. 基材フィルムがニ軸延伸されてなる請求項5記載の積層フィルム。
  7. 基材フィルムが、スルホネート基含有芳香族ポリエステル(B)からなる請求項5または6記載の積層フィルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007176143A (ja) * 2005-12-01 2007-07-12 Tohcello Co Ltd 生分解性多層フィルム
JP2007276316A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Tohcello Co Ltd 脂肪族ポリエステル系の複合フィルム。
JP2010042655A (ja) * 2008-03-19 2010-02-25 Tohcello Co Ltd 積層フィルム及びそれからなる包装材

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