JP2005112080A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】減速ロックアップクラッチ締結時のショックの低減とエアコンオフによるエンジン負荷の低減により、燃料カット時間を長くし、燃費向上を図ることである。
【解決手段】車両の制御装置は、空調装置46の作動状態に基づいて、空調装置46による負荷状態を低減可能かを判定する負荷低減可能判定ユニットと、判定ユニットの判定結果に基づいて、車両の減速走行時に所定の締結力でロックアップクラッチ10を締結する減速ロックアップ制御を許可できる状態か否かを判定する減速ロックアップ許可判定ユニットを含んでいる。減速ロックアップを許可できる状態と判定された場合で、且つ空調装置46による負荷状態を低減可能と判定された場合には、要求信号出力ユニットは空調装置46による負荷を低減させると共に、燃料カット制御装置50へ減速走行時の燃料カット制御を行うことの要求信号を出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般的に車両の制御装置に関し、特に、ロックアップクラッチ付トルクコンバータ、燃料カット制御装置及び空調装置を有する車両の制御装置に関する。
従来の車両用自動変速機として、トルクコンバータ内にその入力軸と出力軸とを機械的に直結可能な油圧式のロックアップクラッチを設け、一定の条件下で前記ロックアップクラッチを締結することによりトルクコンバータの効率を向上させることが行われている。
また、このロックアップクラッチを利用し、減速時にロックアップクラッチを締結することにより、駆動輪側からの逆駆動力をエンジン側に伝えてエンジン回転の急激な低下を抑制することにより、減速時に所定の復帰回転数になるまで行われる燃料カットを長い時間継続させ、燃費の向上を図ることが行われている。
実開平2−50038号公報には、減速走行中の燃料カット時に空調装置(以下エアコンと略称する)をカットする、或いはそのコンプレッサの負荷を低減するエンジンの減速制御装置が開示されている。このように、燃料カット時にエアコン負荷を低減することで、燃料カットをエンジンのより低回転、低車速まで継続させることができる。
また、特開平5−180328号公報には、アクセルペダルオン(アクセルペダル踏み込み)走行中のロックアップ作動領域内に滞在した時間が規定値以上の時に減速ロックアップを作動させ、ロックアップクラッチを締結できない状態で燃料カットをすることによる不快なショックを防止するようにした自動変速機の制御装置が開示されている。
実開平2−50038号公報 特開平5−180328号公報
実開平2−50038号公報に記載されたように、エアコン負荷を低減して燃料カットを継続するには、通常ロックアップ制御を作動させ、燃料カットしてもエンジン回転数を高い状態に維持する必要がある。しかし、ロックアップ制御は車両の状態によっては作動できない場合がある。
ロックアップ制御を作動できない場合に、エアコンをカット或いはエアコンの負荷を低減して燃料カットしても、ごく短時間にエンジン回転数が低下し、更に燃料カットからの復帰でエンジン回転数が再度上昇して不快な音を発生することがある。
更には、無用なエアコンカットをすることでエアコンのコンプレッサの作動クラッチや作動クラッチを制御するリレーなどに無用な負荷を与え、耐久性に悪影響を及ぼすことになる。
上述した特開平5−180328号公報は、減速時にロックアップ制御を作動できるかどうかを推定する方法を開示している。しかし、この公開公報に開示された制御装置では正しい推定ができない場合がある。
ロックアップ制御を作動できないのに作動できると誤判定した場合は、無用なショックを発生し、エアコン関連部品に損傷を与える。一方、ロックアップ制御を作動できるのに作動できないと判定した場合は、燃費向上の機会を逸することになる。
即ち、ロックアップクラッチ作動領域内にあっても、エンジンのトルクや回転の状態によってロックアップクラッチが締結しているかどうか判定できないケースが多い。例えば、低スロットル領域ではロックアップクラッチの締結ショックが問題になり易いので、ロックアップクラッチ作動油圧を急激に上昇できないため、ロックアップクラッチ作動領域内にあってもロックアップクラッチの締結に時間がかかり、ロックアップクラッチ作動領域内に滞在する時間ではロックアップクラッチ作動の判定することが困難である。
また、上記公開公報の制御装置では、アクセルペダルオンの時のロックアップクラッチ作動領域に滞在した時間を計測しているが、アクセルペダルがオフであってもロックアップクラッチはオンの状態が存在するので、アクセルペダルがオフで且つロックアップクラッチがオンの時間をカウントしないことには、燃料カットの機会を損失することとなり、燃費上不利となる。
更に、上記公開公報に記載された制御装置では、減速時にロックアップクラッチの作動を禁止しているが、この公開公報に開示された方法は不十分なものである。即ち、減速時にロックアップクラッチを非作動としても、燃料カットを実行するのでエンジン回転数が一旦大きく低下してしまった後燃料カット復帰して再度上昇するので、エンジンの回転数変化の不自然さが表示メータに表れたり、パワートレーンのガタがバックラッシュ音を発生させてしまう。
この問題は燃料カットを非作動とすることで回避できるが、エンジンの状態によっては排気への影響などから燃料カットする必要がある場合がある。
よって、本発明の目的は、ロックアップクラッチの締結時のショックの低減とエアコンオフによるエンジン負荷の低減により燃料カット時間を長くして、燃費の向上を図ることが可能な車両の制御装置を提供することである。
請求項1記載の発明によると、エンジンと自動変速機との間に設けられたロックアップクラッチ付トルクコンバータと、該ロックアップクラッチの締結状態を制御するロックアップ制御装置と、所定の減速走行時に燃料カット制御する燃料カット制御装置と、前記エンジンにより駆動される空調装置とを備えた車両の制御装置であって、車両の減速走行時を判定する減速判定手段と、前記ロックアップ制御装置により前記ロックアップクラッチの締結側への制御指令信号値が所定値以上の状態が予め定められた第1の所定時間以上経過したことを判定する第1判定手段と、該第1判定手段の判定結果に基づいて、車両の減速走行時に所定の締結力で前記ロックアップクラッチを締結する減速ロックアップ制御を許可できる状態か否かを判定する減速ロックアップ許可判定手段と、前記空調装置の作動状態に基づいて、該空調装置による負荷状態を低減可能かを判定する負荷低減可能判定手段と、前記減速ロックアップ許可判定手段により減速ロックアップ制御を許可できると判定され、且つ前記負荷低減可能判定手段により前記空調装置による負荷状態を低減可能と判定された場合に、前記空調装置による負荷を低減させると共に、前記燃料カット制御装置へ減速走行時の燃料カット制御を行うことの要求信号を出力する要求信号出力手段と、を具備したことを特徴とする車両の制御装置が提供される。
ここで、制御指令信号値が所定値以上とは、ロックアップクラッチ制御装置において、現在の制御(油圧)指令信号値が、ロックアップクラッチを解放状態から締結状態に移動させることが可能な値であり、例えば1.0〜1.2kgf/mm以上である。実際の制御油圧を直接油圧センサで検出してもよい。
第1の所定時間は、ロックアップクラッチが解放状態から締結状態に移動するのに必要な時間であり、例えば0.5秒である。この二つの条件により、実際のロックアップ制御装置によるロックアップクラッチの制御状態を確実に把握でき、減速ロックアップ制御をショックなく確実に行うことが可能となる。
請求項2記載の発明によると、車両の制御装置は更に、ロックアップクラッチの実際のスリップ率と目標スリップ率との偏差が予め定められた所定偏差内にあることを判定する第2判定手段を具備している。そして、減速ロックアップ許可判定手段は、第1判定手段と第2判定手段の判定結果に基づいて、減速ロックアップ制御を許可できる状態か否かを判定する。
ロックアップクラッチの実際のスリップ率と目標スリップ率との偏差が予め定められた所定偏差内であるとは、例えば、その偏差が10%以内の制御が安定している状態である。
請求項3記載の発明によると、第2判定手段は、ロックアップクラッチの実際のスリップ率と目標スリップ率との偏差が予め定められた所定偏差内にあることが予め定められた第2の所定時間以上経過したことを判定する。
第2の所定時間は、制御が安定していると判定できる時間であり、例えば2秒程度に設定する。スリップ率の偏差が所定偏差内にあることが第2の所定時間以上経過したことにより、車両の運転状態の変化が大きくなく、ロックアップ制御装置のロックアップクラッチの制御の状態が過渡的な状態(例えば解放、締結を繰り返すような状態)ではないことを把握でき、制御が安定した状態を確実に把握できるため、減速ロックアップ制御をショックなく確実に行うことが可能となる。
請求項4記載の発明によると、要求信号出力手段は、減速ロックアップ許可判定手段により減速ロックアップ制御を許可できない状態と判定された場合に、空調装置の負荷を低減させることなく、燃料カット制御装置へ減速走行時の燃料カット制御を行わないことの要求信号を出力する。
請求項5記載の発明によると、燃料カット制御装置は、車両が所定の運転状態の場合には、要求信号出力手段から燃料カット制御を行わないことの要求信号が出力されても、燃料カット制御を実行する。
請求項1記載の発明によると、減速ロックアップクラッチの締結ショックの抑制と燃費向上を図ることができる。制御指令信号値に関する二つの条件により、実際のロックアップ制御装置によるロックアップクラッチの制御状態を確実に把握でき、減速ロックアップ制御をショックなく確実に行うことが可能となる。
請求項2記載の発明によると、制御指令信号に加えてロックアップクラッチのスリップ率に基づいて制御しているので、減速ロックアップクラッチの締結ショックの防止をより有効に達成できる。
請求項3記載の発明によると、ロックアップクラッチの実際のスリップ率と目標スリップ率の偏差が所定偏差内であることだけでなく、その状態が所定時間以上経過したかに基づいて減速ロックアップ制御を行っているので、車両の運転状態の変化が大きくなく、ロックアップ制御装置のロックアップクラッチの制御の状態が過渡的な状態ではないことを把握でき、制御が安定した状態を確実に把握できるため、減速ロックアップクラッチの締結ショックをより確実に防止することができる。
請求項4記載の発明によると、減速ロックアップ許可判定手段により減速ロックアップ制御を許可できない状態と判定された場合には、空調装置の負荷を低減させることなく、更に燃料カット制御を実行しないので、燃料カットをすることによって発生する不快なショックを防止することができる。
請求項5記載の発明によると、例えば排気エミッションに影響のある場合等の車両の所定の運転状態の場合には、燃料カット制御を実行するようにしたので、排気の悪化の抑制を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る車両に搭載された自動変速機及びその制御装置の構成を示す図であり、内燃エンジン2のクランク軸4には自動変速機6が接続されている。
自動変速機6は、クランク軸4に連結され、ポンプインペラ8a及びタービンランナ8bを有するトルクコンバータ8と、ポンプインペラ8aとタービンランナ8bと連結するためのロックアップクラッチ10と、トルクコンバータ8の出力側に連結される多段変速ギヤ機構12と、ロックアップクラッチ10及び多段変速ギヤ機構12の動作を制御する油圧制御機構14とを備えている。
油圧制御機構14は、ロックアップクラッチ10の係合/非係合を切り替えるオンオフ型のソレノイド弁(以下「Aソレノイド弁」という)14aと、Aソレノイド弁14aがオンされ、ロックアップクラッチ10が係合状態にあるときの係合圧を制御するデューティ制御型のソレノイド弁(以下「Bソレノイド弁」という)14bと、ギヤ機構12のシフト位置(ギヤ比)を制御する変速アクチュエータ14cとを含んでいる。
Aソレノイド弁14a,Bソレノイド14b及び変速アクチュエータ14cは、自動変速機制御用の電子コントロールユニット(以下「ECU」という)16に接続されており、ECU16はAソレノイド弁14a及びBソレノイド弁14bを介してロックアップクラッチ10の係合状態の制御を行うと共に、変速アクチュエータ14cを介して多段変速ギヤ機構12のシフト位置の制御を行う。
自動変速機6には、多段変速ギヤ12のシフト位置SRTDGを検出するシフト位置センサ18が設けられており、その検出信号はECU16に供給される。
エンジン2の出力は、クランク軸4からトルクコンバータ8、ギヤ機構12、差動装置20を順次経て、左右の駆動輪22,24に伝達され、これらを駆動する。また、自動変速機6の出力側には、当該車両の車速VPを検出する車速センサ26が設けられており、その検出信号はECU16に供給される。
エンジン2には、吸気管28の途中に設けられたスロットル弁30の開度θTHを検出するスロットル弁開度センサ32と、エンジン冷却水温TWを検出するエンジン水温センサ34と、エンジン回転数NEを検出するエンジン回転数センサ36が設けられており、これらのセンサの検出信号はECU16に供給される。エンジン回転数センサ36は、クランク軸4の180度回転毎に所定クランク角度位置でTDC信号パルスを出力し、ECU16に供給する。
また、スロットル弁30には例えば電動モータからなるスロットルアクチュエータ38が連結されており、このスロットルアクチュエータ38はECU16に接続されている。ECU16には、車両のアクセルペダルの踏み込み量(以下「アクセル開度」という)APFZを検出するアクセル開度センサ40が接続されており、その検出信号がECU16に供給される。
ECU16はアクセル開度APFZ等に応じて、スロットル弁開度θTHを制御する。即ち、本実施形態ではアクセルペダルとスロットル弁30とは機械的に連結されておらず、アクセル開度AP及び他の運転状態に応じてスロットル弁開度θTHが制御される。
ECU16には更に、自動変速機6の動作モードを選択するための選択レバー位置を検出する選択レバー位置センサ42及びブレーキペダルの踏み込みを検出するブレーキスイッチ44が接続されており、それらの検出信号はECU16に供給される。
尚、ECU16は、エンジン2に供給する燃料量(燃料噴射弁の開弁時間)及び点火時期等を制御する図示しないエンジン制御用電子コントロールユニットに接続されており、制御パラメータ情報を相互に伝達するように構成されている。
ECU16は、上述した各種センサからの入力信号波形を整形して電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路と、中央処理回路(CPU)と、CPUで実行される各種演算プログラムや後述するシフトマップ及び演算結果等を記憶するROM及びRAMからなる記憶回路と、Aソレノイド弁14a、Bソレノイド弁14b及び変速アクチュエータ14cに駆動信号を出力する出力回路とを備えている。
ECU16は、各種センサの検出信号に基づいてロックアップクラッチ10の係合状態、シフト位置及びスロットル弁開度θTHの制御を行う。尚、以下にフローチャートを参照して説明する処理は、ECU16のCPUで実行されるものである。
図2を参照すると、本発明の原理ブロック図が示されている。本発明の制御装置が対象とする車両は、エンジン2と自動変速機6との間に設けられたロックアップクラッチ付トルクコンバータ8と、エンジン2により駆動されるコンプレッサを有する空調装置46を含んでいる。
この車両は更に、ロックアップクラッチ10の締結状態を制御するロックアップ制御装置48と、燃料カット制御装置50を備えている。ロックアップ制御装置48は、図1に示したAソレノイド14a及びBソレノイド14bを含んでいる。
本発明の車両の制御装置は、車両の減速走行時を判定する減速判定手段52と、ロックアップ制御装置48によりロックアップクラッチ10の締結側への制御指令信号値が所定値以上の状態が予め定められた第1の所定時間以上経過したことを判定する第1判定手段54を含んでいる。減速判定手段54は、例えばスロットル弁がオフの時、減速走行時と判定する。
制御指令信号値が所定値以上とは、ロックアップクラッチ制御装置において、現在の制御(油圧)指令信号値が、ロックアップクラッチを解放状態から締結状態に移動させることが可能な値であり、例えば1.0〜1.2kgf/mm以上である。
第1の所定時間は、ロックアップクラッチが解放状態から締結状態に移動するのに必要な時間であり、例えば0.5秒である。制御指令信号値に関するこの二つの条件により、実際のロックアップ制御装置によるロックアップクラッチの制御状態を確実に把握でき、減速ロックアップ制御をショックなく確実に行うことが可能となる。
車両の制御装置は更に、第1判定手段54の判定結果に基づいて、車両の減速走行時に所定の締結力でロックアップクラッチ10を締結する減速ロックアップ制御を許可できる状態か否かを判定する減速ロックアップ許可判定手段58と、空調装置46の作動状態に基づいて、空調装置46による負荷状態を低減可能か否か判定する負荷低減可能判定手段60を含んでいる。
要求信号出力手段62は、減速ロックアップ許可判定手段58による減速ロックアップを許可できる状態の判定の場合で、且つ負荷低減可能判定手段60により空調装置46による負荷状態を低減可能と判定された場合には、空調装置46による負荷を低減させると共に、燃料カット制御装置50へ減速走行時の燃料カット制御を行うことの要求信号を出力する。
本発明によると、この減速ロックアップ許可判定手段58による判定結果に基づいて、ロックアップクラッチ10の減速ロックアップ制御を実行すると共に、空調装置46による負荷の低減及び減速走行時の燃料カット制御を行う。
要求信号出力手段62は、減速ロックアップ許可判定手段58により減速ロックアップ制御を許可できない状態と判定した場合には、空調装置46の負荷を低減させることなく、燃料カット制御装置50へ減速走行時の燃料カット制御を行わないことの要求信号を出力する。
また、燃料カット制御装置50は、排気エミッションに影響がある場合等の車両の所定の運転状態の場合には、要求信号出力手段62から燃料カット制御を行わないことの要求信号が出力されても、燃料カット制御を実行する。
好ましくは、車両の制御装置は更に、ロックアップクラッチ10の実際のスリップ率と目標スリップ率との偏差が予め定められた所定偏差内にあることを判定する第2判定手段56を含んでいる。所定偏差内とは、例えばその偏差が10%以内の制御が安定している状態をいう。そして、減速ロックアップ許可判定手段58は、第1判定手段54と第2判定手段56の判定結果に基づいて、減速ロックアップ制御を許可できる状態か否かを判定する。
より好ましくは、第2判定手段56は、ロックアップクラッチ10の実際のスリップ率と目標スリップ率との偏差が予め定められた所定偏差内であることが予め定められた第2の所定時間以上経過したことを判定する。ここで、第2の所定時間は、制御が安定していると判断できる時間であり、例えば2秒に設定する。
これにより、車両の運転状態の変化が大きくなく、ロックアップ制御装置のロックアップクラッチの制御の状態が過渡的な状態(例えば解放、締結を繰り返すような状態)ではないことを把握でき、制御が安定した状態を確実に把握できるため、減速ロックアップ制御をショックなく確実に行うことが可能となる。
以下、図3〜図6のフローチャートを参照して、本発明実施形態の車両の制御方法について説明する。図3は減速ロックアップ制御の処理フローを示している。まず、ステップ10(図面ではS10と省略する)において、車速VがV1より大きいか否かを判定する。V1は例えば30〜40km/hである。
車速VがV1より大きいと判定された場合には、ステップ11へ進んでアクセルペダルがオフか否かを判定する。アクセルペダルがオフの場合には、ステップ12へ進んでエンジン回転数NeがNe1より大きいか否かを判定する。ここで、Ne1は例えば1200〜1300rpmであり、アイドル回転数より少し高めに設定される。
ステップ12で、エンジン回転数NeがNe1より大きいと判定された場合には、ステップ13へ進んで自動変速機6の入力軸回転数NMがNM1より大きいか否かを判定する。NM1は例えば1200〜1300rpmである。
ステップ13で入力軸回転数NMがNM1より大きいと判定された場合には、ステップ14へ進んで減速ロックアップ許可フラグが1か否か、即ち許可フラグが立っているか否かを判定する。
ステップ14で減速ロックアップ許可フラグが1と判定された場合には、ステップ15へ進んでロックアップ制御装置48を作動して減速ロックアップ制御を実行する。一方、ステップ10〜ステップ14の判定が否定判定の場合には、ステップ16へ進んで減速ロックアップ制御をすることなく本処理を終了する。
ステップ14の判定が否定判定の場合に減速ロックアップ制御を行うと、ロックアップクラッチ締結時にショックが出たり、かなり長い時間ロックアップクラッチを締結できない状態となる。
この長い時間の間に、ロックアップ制御装置は、ロックアップクラッチを締結させようと油圧をどんどん上げていくことになり、急激な油圧の増大により実際の締結時に大きなショックとなる。本発明の減速ロックアップ制御によると、このような締結ショックを確実に抑制することができる。
次に、図4のフローチャートを参照して、減速ロックアップ許可判定処理について説明する。まず、ステップ20において、ロックアップクラッチの制御油圧の指令値が所定値以上か否かを判定する。所定値以上の場合には、ステップ21へ進んでタイマー1が所定時間経過したか否かを判定する。この所定時間は、例えば0.5秒に設定する。
ステップ21でタイマー1が所定時間経過したと判定された場合には、ステップ22へ進んでロックアップクラッチの実際のスリップ率と目標スリップ率との偏差が予め定められた所定偏差内にあるか否かを判定する。
ステップ22でスリップ率偏差が所定偏差内にあると判定された場合には、ステップ23へ進んでタイマー2が所定時間経過したか否かを判定する。タイマー2の所定時間は例えば2秒に設定する。
ステップ23でタイマー2が所定時間経過したと判定された場合には、ステップ24へ進んで減速ロックアップ制御指令信号が出されているか否かを判定する。ステップ24の判定が肯定判定の場合には、ステップ25に進んで減速ロックアップ許可フラグを1にする。即ち、減速ロックアップ許可フラグを立てる。ステップ25で得られた減速ロックアップ許可フラグは図3のフローチャートのステップ14で使用される。
ステップ20の判定が否定判定の場合には、ステップ26でタイマー1をセットし、更にステップ27でタイマー2をセットする。これらのタイマー1,2はそれぞれ減算タイマーであり、上述したようにタイマー1を例えば0.5秒、タイマー2を2秒に設定する。
ステップ21〜ステップ24の判定が否定判定の場合には、ステップ28へ進んでロックアップクラッチの作動が禁止されているか否かを判定する。即ち、ソレノイド、センサ等のAT関連部位の故障があるか否かを判断し、故障がある場合にはロックアップクラッチの作動を禁止する。
ロックアップクラッチの作動が禁止されていない場合には、ステップ29へ進んでロックアップクラッチの作動領域内か否かを判定する。ステップ29でロックアップクラッチの作動領域内と判定された場合には、ステップ30へ進んで減速ロックアップ許可フラグが1か否かを判定する。
減速ロックアップ許可フラグが1と判定された場合には、ステップ31へ進んで油圧指令値はロックアップクラッチオフ相当の油圧指令値以下か否かを判定する。ステップ31の判定が否定判定の場合には、ステップ32へ進んでタイマー3を所定時間に、例えば1秒にセットする。
ステップ31の判定が肯定判定の場合には、タイマー3が所定時間経過したか否か、例えば1秒経過したか否かを判定する。ステップ33でタイマー3が所定時間経過したと判定された場合には、ステップ34へ進んで減速ロックアップ許可フラグを0にする。一方、ステップ33の判定が否定判定の場合には、本処理を終了する。
以上説明した減速ロックアップ許可判定フローにおいて、タイマー2を省略するようにしてもよい。この場合には、タイマー1の所定時間を、例えば2秒に設定するのが好ましい。
次に、図5のフローチャートを参照して、減速時の燃料カット処理について説明する。まず、ステップ40でスロットルがオフか否かを判定する。スロットルがオフと判定された場合には、ステップ41へ進んで強制燃料カット条件が成立しているか否かを判定する。
強制燃料カット条件は、エンジン回転数が5000rpmを超えてからアクセルペダルがオフ側に操作された場合及び排気触媒の温度が所定温度以上の場合を含んでいる。ステップ41で強制燃料カット条件が成立しないと判定された場合には、ステップ42へ進んでエアコンが作動中か否かを判定する。
エアコンが作動中でないと判定された場合には、ステップ43へ進んでエンジン回転数NeがNe2より大きいか否かを判定する。ここで、Ne2は例えば1300〜1400rpmである。
ステップ42でエアコンが作動中と判定された場合には、ステップ44へ進んでエンジン回転数NeがNe3より大きいか否かを判定する。ここで、Ne3は例えば1800〜1900rpmである。
ステップ43及びステップ44が肯定判定の場合には、ステップ45へ進んで燃料カット禁止要望があるか否かを判定する。この燃料カット禁止要望は、図4のフローチャートで減速ロックアップ許可フラグが0の場合に出力される。
ステップ45で燃料カット禁止要望がないと判定された場合、即ち減速ロックアップ許可フラグが1と判定された場合には、ステップ46へ進んで要求信号出力手段60から燃料カット制御装置50へ燃料カット要求信号を出力し、燃料カットを実行する。
ステップ40,ステップ43及びステップ44が否定判定の場合には、ステップ47へ進んで燃料カットを実行することなく本処理を終了する。又、ステップ45で燃料カット禁止要望ありと判定された場合、即ち減速ロックアップ許可フラグが0の場合には、ステップ47へ進んで要求信号出力手段60から燃料カット制御装置50に燃料カット制御を行わないことの要求信号を出力する。
一方、ステップ41で強制燃料カット条件が成立していると判定された場合には、ステップ48へ進んで強制燃料カットを実行する。この場合、要求信号出力手段60から燃料カット制御を行わないことの要求信号が出力されていても、強制燃料カット制御を実行する。
即ち、エンジン回転数が5000rpmを超える場合はアクセルペダルが大きく踏み込まれた場合であり、エンジン回転数が5000rpmを超えてからアクセルペダルがオフ側に操作されると、排気悪化を予測してステップ48で強制燃料カットを実行する。
また、強制燃料カットは、エンジンの排気系に設けられる排気触媒(キャタライザ)の温度状態が考慮され、該温度が触媒の劣化の恐れがある所定温度以上の高温の場合には、強制燃料カットを実行する。
次に、図6のフローチャートを参照して、減速ロックアップとエアコンの協調制御処理について説明する。まず、ステップ50でスロットルがオフか否か、即ち、スロットルが全閉か否かを判定する。スロットルがオフと判定された場合には、ステップ51へ進んでエアコンオフ禁止か否かを判定する。
エアコンをオフにするのが可能な場合は、例えば以下のパラメータの組み合わせから決定される。
(a) エアコンのエバポレータの温度が充分に低い。
(b) 車室内が運転者により要求されている温度に近い状態である。
(c) 外気温の状態も考慮して、数秒程度エアコンをオフにしても快適性が保てると判断可能な場合。
(d) 数秒程度の間、エアコンからの風に温度変化がほとんどない。
上記の条件以外の場合には、ステップ51でエアコンをオフ禁止と判定する。
ステップ51でエアコンをオフ禁止でない場合、即ち、エアコンをオフするのが可能と判定された場合には、ステップ52へ進んで減速ロックアップ許可フラグが1か否かを判定する。
ステップ52で減速ロックアップ許可フラグが1と判定された場合には、ステップ53へ進んでエアコンをオフにするか又は、エアコンに接続されたコンプレッサの容量を低減する。ステップ52で減速ロックアップ許可フラグが立っていないと判定された場合には、ステップ54へ進んでエアコンをオフにせず本処理を終了する。
本発明実施形態に係る車両に搭載された自動変速機及びその制御装置の構成を示す図である。 本発明制御装置の原理構成を示すブロック図である。 本発明実施形態の減速ロックアップ制御処理のフローチャートである。 本発明実施形態の減速ロックアップ許可判定処理のフローチャートである。 本発明実施形態の減速時燃料カット処理のフローチャートである。 本発明実施形態の減速ロックアップとエアコンの協調制御処理のフローチャートである。
符号の説明
2 エンジン
6 自動変速機
8 トルクコンバータ
10 ロックアップクラッチ
12 多段変速ギヤ機構
14 油圧制御機構
16 電子コントロールユニット(ECU)
26 車速センサ
28 吸気管
32 スロットル弁開度センサ
36 エンジン回転数センサ
40 アクセル開度センサ

Claims (5)

  1. エンジンと自動変速機との間に設けられたロックアップクラッチ付トルクコンバータと、該ロックアップクラッチの締結状態を制御するロックアップ制御装置と、所定の減速走行時に燃料カット制御する燃料カット制御装置と、前記エンジンにより駆動される空調装置とを備えた車両の制御装置であって、
    車両の減速走行時を判定する減速判定手段と、
    前記ロックアップ制御装置により前記ロックアップクラッチの締結側への制御指令信号値が所定値以上の状態が予め定められた第1の所定時間以上経過したことを判定する第1判定手段と、
    該第1判定手段の判定結果に基づいて、車両の減速走行時に所定の締結力で前記ロックアップクラッチを締結する減速ロックアップ制御を許可できる状態か否かを判定する減速ロックアップ許可判定手段と、
    前記空調装置の作動状態に基づいて、該空調装置による負荷状態を低減可能かを判定する負荷低減可能判定手段と、
    前記減速ロックアップ許可判定手段により減速ロックアップ制御を許可できると判定され、且つ前記負荷低減可能判定手段により前記空調装置による負荷状態を低減可能と判定された場合に、前記空調装置による負荷を低減させると共に、前記燃料カット制御装置へ減速走行時の燃料カット制御を行うことの要求信号を出力する要求信号出力手段と、
    を具備したことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記ロックアップクラッチの実際のスリップ率と目標スリップ率との偏差が予め定められた所定範囲内にあることを判定する第2判定手段を更に具備し、
    前記減速ロックアップ許可判定手段は、前記第1判定手段と第2判定手段の判定結果に基づいて、減速ロックアップ制御を許可できる状態か否かを判定することを特徴とする請求項1記載の車両の制御装置。
  3. 前記第2判定手段は、前記ロックアップクラッチの実際のスリップ率と目標スリップ率との偏差が予め定められた所定範囲内であることが予め定められた第2の所定時間以上経過したことを判定することを特徴とする請求項2記載の車両の制御装置。
  4. 前記要求信号出力手段は、前記減速ロックアップ許可判定手段により減速ロックアップ制御を許可できない状態と判定された場合に、前記空調装置の負荷を低減させることなく、前記燃料カット制御装置へ減速走行時の燃料カット制御を行わないことの要求信号を出力することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の制御装置。
  5. 前記燃料カット制御装置は、車両が所定の運転状態の場合には、前記要求信号出力手段から燃料カット制御を行わないことの要求信号の出力があっても、燃料カット制御を実行することを特徴とする請求項4記載の車両の制御装置。
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