JP2005111774A - ポリイミドフィルム積層体、その製造方法およびフレキシブル回路基板 - Google Patents

ポリイミドフィルム積層体、その製造方法およびフレキシブル回路基板 Download PDF

Info

Publication number
JP2005111774A
JP2005111774A JP2003347940A JP2003347940A JP2005111774A JP 2005111774 A JP2005111774 A JP 2005111774A JP 2003347940 A JP2003347940 A JP 2003347940A JP 2003347940 A JP2003347940 A JP 2003347940A JP 2005111774 A JP2005111774 A JP 2005111774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyimide film
film laminate
peel strength
polyamic acid
polyimide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003347940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4151008B2 (ja
Inventor
Tadashi Ishibashi
忠司 石橋
Kenji Uhara
賢治 鵜原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Du Pont Toray Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Toray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Du Pont Toray Co Ltd filed Critical Du Pont Toray Co Ltd
Priority to JP2003347940A priority Critical patent/JP4151008B2/ja
Publication of JP2005111774A publication Critical patent/JP2005111774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4151008B2 publication Critical patent/JP4151008B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

【課題】破断点伸度を低下させることなく極めて大きな剥離強度を得ることのできるポリイミドフィルム積層体およびその製造方法の提供。
【解決手段】 鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを含有するポリアミック酸を、ポリアミック酸もしくはポリイミドフィルムの最外層の片面もしくは両面に塗布し、これを熱的または化学的にイミド化せしめることによって得られるポリイミドフィルム積層体、および鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを0.01重量%以上10重量%以下含有するポリアミック酸を、ポリイミドフィルムの片面または両面に塗布し、これを熱的または化学的にイミド化することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリイミドフィルム積層体の製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリイミドフィルム積層体、その製造方法およびフレキシブル回路基板に関するものである。更に詳しくは、接着剤を介して金属箔と接着した場合、またはポリイミドフィルム表面に直接金属層を形成した場合、破断点伸度を低下させることなく極めて大きな剥離強度を得ることのできるポリイミドフィルム積層体、その積層体フィルムの製造方法およびそれらを利用したフレキシブル回路基板に関するものである。
ポリイミドフィルムは、その優れた絶縁性と耐熱性から、例えば銅箔などの金属箔と積層したフレキシブル回路基板用のベースフィルムなどの用途に幅広く利用されている。ここで、ポリイミドフィルムと金属層との積層方法としては、(1)ポリイミドフィルムと金属層を接着剤で接着する(以下「3層タイプ」と言う)、および(2)ポリイミドフィルム表面に直接金属層を形成する(以下「2層タイプ」と言う)の2種類の方法が広く知られている。
しかしながら、ポリイミドフィルムはそれ自体の剥離強度が十分でないため、長期的に使用された際に剥離することがあり、長期信頼性に欠けるという問題があった。この欠点を改良するために、ポリイミドフィルムに対するさまざまな電気、物理あるいは化学的処理が試みられてきたが、これらの処理はその処理工程に多くの試薬、時間、労力などを要すという問題があった。
3層タイプのフレキシブル回路基板において、ポリイミドフィルムの接着力を改質する方法としては、例えば、フィルム表面をプラズマ処理する方法(例えば、特許文献1参照)が知られているが、この場合には、プラズマ処理を施すことによって工程数が増えるという問題があった。
また、シラン系カップリング剤を塗布したポリイミドフィルムを使用したフレキシブル金属箔張り積層板(例えば、特許文献2参照)についても知られているが、この場合には、シラン系カップリング剤を塗布する工程数が増えるばかりか、シラン系カップリング剤がポリアミック酸からポリイミドに閉環する際の熱処理によって分解するため、接着力が低下してしまうという問題があった。
さらに、チタン化合物を含有する接着性に優れたポリイミドフィルム(例えば、特許文献3参照)についても知られているが、この場合には、チタン化合物の添加によりポリマーのゲル化が起こり製膜性が劣るといった欠点を有していた。
さらにまた、2層タイプのフレキシブル回路基板においては、接着性に優れた熱可塑性のポリイミドフィルム(例えば、特許文献4参照)が知られているが、この場合には、熱可塑性のために半田付けの際に熱によりポリイミドフィルム基板が沈み込むという欠点を有していた。
加えて、銅箔上にポリアミック酸ワニスや溶媒可溶なポリイミドワニス使用したフレキシブル金属箔張り積層板(例えば、特許文献5参照)についても知られているが、この場合には、溶媒の気化やイミド化に伴いポリイミドの収縮が起こるため、フレキシブル金属箔張り積層板が反り返るといった欠点を有していた。
特開平8−012779号公報 特開平7−137196号公報 特開平11−071474号公報 特開2003−27014公報 特開2003−213130公報
本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものである。
したがって、本発明の第1の目的は、接着剤を介して金属箔と接着した場合に、破断点伸度を低下させることなく極めて大きな剥離強度を得ることのできるポリイミドフィルム積層体を得ることにある。
また、本発明の第2の目的は、ポリイミドフィルム表面に直接金属層を形成した場合に、破断点伸度を低下させることなく極めて大きな剥離強度を得ることのできるポリイミドフィルム積層体を得ることにある。
さらにまた、本発明の第3の目的は、ポリイミドフィルムの剥離強度を向上させるための処理に、多くの試薬、時間、労力などを必要とせず、大量生産に適し、低コストでかつ高品質の高剥離強度ポリイミド積層体およびフレキシブル回路基板を製造する方法を確立することにある。
上記の課題を解決するために、本発明によれば、二層以上のポリイミドフィルムからなるポリイミドフィルム積層体であって、少なくとも一方の表面層のポリイミドフィルムが、鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを0.01重量%以上10重量%以下含有するポリアミック酸を熱的または化学的にイミド化せしめることによって得られるポリイミドからなることを特徴とするポリイミドフィルム積層体が提供される。
なお、本発明のポリイミドフィルム積層体においては、
積層された少なくとも一方の表面層のポリイミドフィルムが、下記一般式(I)および(II)で示される構造単位を有するポリイミドからなること、
Figure 2005111774
Figure 2005111774
(ただし、式中のR1 は、下記一般式で示される基のいずれかであり、
Figure 2005111774
式中のR2 は下記一般式で示される基のいずれかである。
Figure 2005111774
また、式中のX:Yのモル比は1:99〜100:0である。)
接着剤を介して銅箔と熱圧着した際に、下記の方法により測定した剥離強度が15N/cm以上であること、
(剥離強度:接着剤フィルムであるパイララックスR(デュポン社の登録商標)LF−0100を用いて、ポリイミドフィルム積層体と銅箔(厚み35μm、ジャパンエナジー社製BAC−13−T)とを、180℃、4.4×107 Paで60分間加熱圧着し、得られた積層体をJIS C5016−1994に記載の方法で引き剥がした強さを剥離強度とする。)
ポリイミドフィルム積層体表面に直接金属層を形成したとき、下記の方法により測定した前記金属層とポリイミドフィルムの剥離強度が2.5N/cm以上であること、
(剥離強度:ポリイミドフィルム上にスパッタリング法により0.3μmのニッケル層、その上に0.7μmの銅層を形成し、さらに電解メッキにより約20μmの銅層を形成させる。得られた積層体をJIS C5016−1994に記載の方法で引き剥がした強さを剥離強度とする。)
下記の方法により測定した破断点伸度が50%以上であること
(破断点伸度:JISK7113に準じて、室温でORIENREC社製のテンシロン型引張試験器により、引張速度300mm/分にて得られる張力−歪み曲線において、試料が破断するときの伸度を破断点伸度とする。)
が、いずれも好ましい条件であり、これらの条件を採用した場合には、さらに好ましい効果の取得を期待することができる。
また、本発明のポリイミドフィルム積層体の製造方法は、上記の課題を解決するために、以下の解決手段を採用する。
すなわち、鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを含有するポリアミック酸を、ポリアミック酸もしくはポリイミドフィルムの最外層の片面もしくは両面に塗布し、これを熱的または化学的にイミド化せしめることを特徴とするポリイミドフィルム積層体の製造方法である。
さらに、本発明のフレキシブル回路基板は、上記の課題を解決するために、上記のポリイミドフィルム積層体に接着剤を介して金属箔を圧着するか、上記のポリイミドフィルム積層体に直接金属層を形成してなることを特徴とする。
本発明によれば、接着剤を介して金属箔と接着した場合に、またはポリイミドフィルム表面に直接金属層を形成した場合に、破断点伸度を低下することなく優れた剥離強度を発現するポリイミドフィルム積層体を得ることができ、長期信頼性に優れたフレキシブル回路基板用のベースフィルムとして利用することが可能である。
また、本発明によれば、ポリイミドフィルムの剥離強度を向上させるための処理に、多くの試薬、時間、労力などを必要とせず、大量生産に適し、低コストでかつ高品質の高剥離強度のポリイミド積層体およびフレキシブル回路基板を製造することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
まず、本発明における剥離強度と破断点伸度の定義について説明する。
本発明でいう剥離強度は、3層タイプおよび2層タイプで得られたポリイミドフィルム積層体により異なり、3層タイプの場合には、接着剤フィルムであるパイララックスR(デュポン社の登録商標)LF−0100を用いて、ポリイミドフィルム積層体と銅箔(厚み35μm、ジャパンエナジー社製BAC−13−T)とを、180℃、450kg/cm2で60分間加熱圧着することにより得られた積層体を、JIS C5016−1994に記載の方法で引き剥がした強さである。
この剥離強度は、必要に応じてプラズマ処理、コロナ処理などの電気処理や、物理、化学処理を行なうことによって、さらに向上させることが可能である。しかしながら、本発明では、上記の処理を全く処理を施さない状態で、上記方法により測定した値を剥離強度と定義する。この値はポリイミドフィルムが本質的に有する剥離強度を的確に再現したものである。
3層タイプの場合の剥離強度は、好ましくは15N/cm以上である。一方、剥離強度が15N/cm未満の場合は、フレキシブル回路基板としての使用時に金属箔層の剥がれなどを生ずることがあるため好ましくない。
また、本発明でいう2層タイプの場合の剥離強度とは、ポリイミドフィルム積層体上にスパッタリング法により0.3μmのニッケル層、その上に0.7μmの銅層を形成し、さらに電解メッキにより約20μmの銅層を形成させる。得られた積層体をJIS C5016−1994に記載の方法で引き剥がした強さである。
ここでいう剥離強度も、必要に応じてプラズマ処理、コロナ処理などの電気処理や、物理、化学処理を行なうことによって、さらに向上させることが可能である。しかしながら、本発明では、上記の処理を全く処理を施さない状態で、上記方法により測定した値を剥離強度と定義する。この値はポリイミドフィルムが本質的に有する剥離強度を的確に再現したものである。
2層タイプの場合の剥離強度は、好ましくは2.5N/cm以上である。一方、剥離強度が2.5N/cm未満の場合は、フレキシブル回路基板としての使用時に金属箔層の剥がれなどを生ずることがあるため好ましくない。
本発明のポリイミドフィルム積層体において、その最外層の片面もしくは両面のポリイミド層に使用されるポリアミック酸は、鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを含有することが必須の条件である。この鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを含有しない場合は、得られたポリイミドフィルムが、目的とする剥離強度を示さないからである。
本発明のポリイミドフィルム積層体において、その最外層の片面もしくは両面のポリイミド層に使用されるポリアミック酸は、鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを0.01重量%以上10重量%以下含有する、好ましくは0.05重量%以上5重量%の範囲である。すなわち、添加量が上記の範囲未満の場合は、目的とする剥離強度が得らないためである。
本発明のポリイミドフィルム積層体において、その最外層の片面もしくは両面のポリイミド層に含有される鉄元素および/または銅元素の濃度は0.008重量%以上1.6重量%の範囲であり、一方中心層に含有される鉄元素および/または銅元素の濃度は0.008重量%未満であることが好ましい。
本発明のポリイミドフィルム積層体において、その最外層の片面もしくは両面のポリイミド層に使用されるポリアミック酸に添加する化合物は、鉄アセチルアセトナートおよび銅アセチルアセトナートのどちらでもでもかまわないが、添加後ポリアミック酸の粘度を上昇させない点では、鉄アセチルアセトナートの使用がより好ましい。
また、本発明でいう破断点伸度とは、JISK7113に準じて、室温でORIENREC社製のテンシロン型引張試験器により、引張速度300mm/分にて得られる張力−歪み曲線において、試料が破断するときの伸度である。
破断点伸度は大きければ大きいほど好ましく、一方、破断点伸度が50%より小さい場合には、ポリイミドフィルムの製膜時やフレキシブル回路基板の作成時にポリイミドフィルム積層体に破れが生じることがあるため好ましくない。
次に、本発明のポリイミドフィルムの構成成分について説明する。
本発明のポリイミドフィルム積層体における最外層の片面もしくは両面のポリイミド層は、鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを含有するポリアミック酸を熱的または化学的にイミド化せしめることによって得られ、好ましくは上記一般式(I)および(II)で示される構造単位を有するポリイミドから構成される。
このポリイミドフィルム積層体におけるポリイミドの前駆体としてのポリアミック酸を形成する芳香族テトラカルボン酸類の具体例としては、ピロメリット酸、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、2,3’,3,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸、2,3,6,7−ナフタレンジカルボン酸、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル、ピリジンー2,3,5,6−テトラカルボン酸およびこれらのアミド形成性誘導体が挙げられる。ポリアミック酸の製造にあたっては、これらの芳香族テトラカルボン酸類の酸無水物が好ましく使用される。
同じく前駆体としてのポリアミック酸を形成する芳香族ジアミン類の具体例としては、パラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、ベンチジン、パラキシリレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,5−ジアミノナフタレン、3,3’−ジメトキシベンチジン、1,4−ビス(3メチル−5アミノフェニル)ベンゼンおよびこれらのアミド形成性誘導体が挙げられる。
また、本発明において、ポリイミドフィルムの前駆体であるポリアミック酸溶液の形成に使用される有機溶媒の具体例としては、例えば、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミドなどのホルムアミド系溶媒、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミドなどのアセトアミド系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドンなどのピロリドン系溶媒、フェノール、o−,m−,またはp−クレゾール、キシレノール、ハロゲン化フェノール、カテコールなどのフェノール系溶媒、およびヘキサメチルホスホルアミド、γ−ブチロラクトンなどの非プロトン性極性溶媒を挙げることができ、これらを単独又は混合物として用いるのが望ましいが、さらにはキシレン、トルエンのような芳香族炭化水素の使用も可能である。
本発明で用いるポリアミック酸の有機溶媒溶液(ポリアミック酸溶液)は、固形分を5〜40重量%を含有するのが好ましく、10〜30重量%を含有するのがより好ましい。またポリアミック酸溶液の粘度は、安定した送液のため、ブルックフィールド粘度計による測定値で10〜2000Pa・sの範囲が好ましく、100〜1000Pa・sの範囲がより好ましい。また、有機溶媒溶液中のポリアミック酸は部分的にイミド化されていてもよい。
本発明においてポリアミック酸を構成する芳香族テトラカルボン酸類と芳香族ジアミン類とは、それぞれのモル数が大略等しくなる割合で重合されるが、その一方が10モル%の範囲内で他方に対して過剰に配合されることが好ましく、5モル%の範囲内で他方に対して過剰に配合されることもより好ましい。
重合反応は、有機溶媒中で撹拌そして/または混合しながら、0〜80℃の温度の範囲で、10分〜30時間連続して進められるのが好ましく、必要により重合反応を分割したり、温度を上下させてもかまわない。両反応体の添加順序には特に制限はないが、芳香族ジアミン類の溶液中に芳香族テトラカルボン酸類を添加することが好ましい。重合反応中に真空脱泡することは、良質なポリアミック酸の有機溶媒溶液を製造するのにとって有効な方法である。
また、重合反応の前に芳香族ジアミン類に少量の末端封止剤を添加することによって、重合反応の制御を行ってもよい。
次に、本発明のポリイミドフィルム積層体の製造方法について説明する。
本発明においては、まず、回転粘度計で測定した25℃における粘度が10Pa・s以上500Pa・s以下程度の芳香族ジアミンと、芳香族テトラカルボン酸二無水物またはその誘導体とから合成されるポリアミック酸溶液を調製する。本発明においてポリアミック酸溶液を得るための反応手順としては、有機極性溶媒中に芳香族ジアミンを添加し溶解したのち、芳香族テトラカルボン酸二無水物を添加する方法、または有機極性溶媒中に芳香族テトラカルボン酸二無水物を添加したのち、芳香族ジアミンを添加する方法などいずれの方法でも可能である。このとき芳香族テトラカルボン酸に無水物と芳香族ジアミンの添加量は、実質的に等モルとすることができる。
ポリイミドフィルム積層体を製造する方法としては、積層ブロックから口金内部の押し出し中に積層する共押出し法または押出後に積層する方法がある。具体的には、鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを含有するポリアミック酸を、これを含まないポリアミック酸フィルムまたはポリイミドフィルムに積層する方法が好ましい。
また、ポリアミック酸フィルムまたはポリイミドフィルムに鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを含有するポリアミック酸を塗布する方法としては、「コーティングのすべて」(加工技術研究会編、1999年12月10日発刊)または「プラスチックのコーテイング技術総覧」(材料技術研究協会プラスチックのコーテイング技術総覧編集委員会編集、299〜312頁、(株)産業技術サービスセンター発行、1989年8月3日初版)に記述してあるように、ロールコーター、グラビアコーター、ナイフコーター、ブレードコーター、ナイフコーター、エアドクターコーターなどを使用する方法、スクリーン塗工法、スプレー塗工法、真空塗工法、スピンコーター法、含浸塗工法などがある。
次いで、得られた積層フィルムの端部を固定し、200℃以上400℃以下の温度で熱処理を行うことにより、ポリイミドフィルム積層体を得るのが好ましい。
積層されたポリアミック酸層をイミド化閉環環化させてポリイミドフィルム積層体にする際には、脱水剤と触媒を用いて脱水する化学閉環法、熱的に脱水する熱閉環法、あるいはその両者を併用した閉環法のいずれで行ってもよい。
化学閉環法で使用する脱水剤としては、無水酢酸などの脂肪族酸無水物、フタル酸無水物などの酸無水物などが挙げられ、これらを単独あるいは混合して使用するのが好ましい。
また、触媒としては、ピリジン、ピコリン、キノリンなどの複素環式第3級アミン類、トリエチルアミンなどの脂肪族第3級アミン類、およびN,N−ジメチルアニリンなどの第3級アミン類などが挙げられ、これらを単独あるいは混合して使用するのが好ましい。
本発明のポリイミドフィルム積層体の厚みは3〜250μmであることが望ましい。すなわち、厚みが3μm未満では形状を保持することが困難となり、また250μmを越えると屈曲性に欠けるため、フレキシブル回路基板用途には不向きである。
本発明のポリイミドフィルム積層体は、延伸および未延伸のものをいずれも使用することができる。また、加工性改善などを目的として10重量%以下の無機質または有機質の添加物を含有することも可能である。
本発明のアレキシブル印刷基板は、上記のポリイミドフィルム積層体に接着剤を介して金属箔を圧着する3層タイプか、上記のポリイミドフィルム積層体に直接金属層を形成してなる2層タイプのものである。
3層タイプフレキシブル回路基板において用いられる接着剤としては、アクリル系およびエポキシ系接着剤などが挙げられるが、特に限定するものではない。
また、接着剤を介して本ポリイミドフィルム積層体と熱圧着される金属箔は銅箔であることが好ましいが、他の金属箔でもかまわない。
フレキシブル回路基板において、金属の蒸着方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、電子ビーム法およびイオンプレーティング法などを用いることができる。剥離強度の観点からスパッタリング法が好ましいが、他の方法でもかまわない。また蒸着を行う金属はチタン、ニッケル、クロムなどが挙げられるが、金属種は特に限定するものではない。
この蒸着金属層は、公知の蒸着手段を用いて形成可能であり、その厚みは0.01〜5μmの範囲が好適である。
本発明のフレキシブル回路基板において、上記金属蒸着層の上に形成される金属メッキ層は公知の電解メッキあるいは無電解メッキを用いて形成可能であり、その厚みは1〜50μmの範囲である。この金属メッキは銅が望ましいが、他の金属でもかまわない。
かくして得られるポリイミドフィルム積層体は、接着剤を介して金属箔に圧着された際に破断点伸度を低下させることなく剥離強度が15N/cm以上と高く、また、ポリイミドフィルム表面に直接金属層を形成したときも、その金属層とポリイミドフィルムの剥離強度が2.5N/cm以上と高く、フレキシブル回路基板用ベースフィルムとして使用された際に長期的にも高剥離強度を維持し、長期信頼性に優れたフレキシブル回路基板を与えることができる。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明する。
なお、実施例中の各種特定値は、以下の方法により測定した値である。
[3層タイプ剥離強度]
接着剤フィルムであるパイララックスR(デュポン社の登録商標)LF−0100を用いて、ポリイミドフィルム積層体と銅箔(厚み35μm、ジャパンエナジー社製BAC−13−T)とを、180℃、4.4×107 Paで、60分間加熱圧着することにより得られた積層体を、JIS C5016−1994に記載の方法で引き剥がした強さを剥離強度とする。
[2層タイプ剥離強度]
ポリイミドフィルム積層体上にスパッタリング法により0.3μmのニッケル層、その上に0.7μmの銅層を形成し、さらに電解メッキにより約20μmの銅層を形成させる。得られた積層体をJIS C5016−1994に記載の方法で引き剥がした強さを剥離強度とする。
[破断点伸度]
JISK7113に準じて、室温でORIENREC社製のテンシロン型引張試験器により、引張速度300mm/分にて得られる張力−歪み曲線において、試料が破断するときの伸度を破断点伸度とする。
[実施例1]
DCスターラーを備えた500mlセパラブルフラスコ中に、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル38.48g(190mmol)、N,N’−ジメチルアセトアミド320.00gを入れ、窒素雰囲気下、室温で撹拌した。さらに30分から1時間後にかけてピロメリット酸二無水物40.27g(185mmol)を数回に分けて投入した。1時間撹拌した後、ピロメリット酸二無水物のN,N’−ジメチルアセトアミド溶液(6wt%)22.01gを30分かけて滴下し、さらに1時間撹拌した。
得られたポリアミック酸100.00gを、株式会社キーエンス社製ハイブリットミキサーを用いて5分撹拌した。このポリアミック酸混合物の一部をポリエステルフィルム上に取り、アプリケーターを用いて均一な膜を形成した。これを100℃で1時間加熱し、ポリエステルフィルムから引き剥がし、自己保持性のポリアミック酸フィルムを得た。得られたフィルムを、200℃30分、300℃30分、400℃5分で熱処理を行い、ポリイミドフィルムを得た。このポリイミドフィルムの膜厚の平均値は55μmであった。
さらに、ポリアミック酸100.00gと銅アセチルアセトナート0.13g(0.50mmol)とN、N’ージメチルアセトアミド10gとを、株式会社キーエンス社製ハイブリットミキサーを用いて5分撹拌した。このポリアミック酸混合物の一部を先のポリイミドフィルム上に取り、アプリケーターを用いて均一な膜を形成した。これを100℃で1時間、200℃30分、300℃30分、400℃5分の条件で熱処理を行い、ポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルム積層体の剥離強度と破断点伸度を測定した結果を表1に示した。
[実施例2]
実施例1において、ポリアミック酸100.00gに対する銅アセチルアセトナートとN、N’ージメチルアセトアミドの添加量を、銅アセチルアセトナート0.26g(1.00mmol)、N、N’ージメチルアセトアミド15gに変更し、実施例1と同様に、株式会社キーエンス社製ハイブリットミキサーを用いて5分撹拌した。このポリアミック酸混合物の一部を実施例1のポリイミドフィルム上に取り、実施例1と同様の方法を用いて、ポリイミドフィルム積層体を得た。得られたポリイミドフィルム積層体の剥離強度と破断点伸度を測定した結果を表1に示した。
[実施例3]
実施例1の前半で得られたポリアミック酸100.00gと鉄アセチルアセトナート0.18g(0.51mmol)を、実施例1と同様に、株式会社キーエンス社製ハイブリットミキサーを用いて5分撹拌した。このポリアミック酸混合物の一部を実施例1のポリイミドフィルム上に取り、実施例1と同様の方法を用いて、ポリイミドフィルム積層体を得た。得られたポリイミドフィルム積層体の剥離強度と破断点伸度を測定した結果を表1に示した。
[実施例4]
実施例3において、ポリアミック酸100.00gに対する鉄アセチルアセトナートの添加量を0.35g(1.00mmol)に変更し、実施例3と同様に、株式会社キーエンス社製ハイブリットミキサーを用いて5分撹拌した。このポリアミック酸混合物の一部を実施例1のポリイミドフィルム上に取り、実施例1と同様の方法を用いて、ポリイミドフィルム積層体を得た。得られたポリイミドフィルム積層体の剥離強度と破断点伸度を測定した結果を表1に示した。
[比較例1]
実施例1の前半で得られたポリアミック酸100.00gの単独を、株式会社キーエンス社製ハイブリットミキサーを用いて5分撹拌した。このポリアミック酸の一部をポリエステルフィルム上に取り、アプリケーターを用いて均一な膜を形成した。これを100℃で1時間加熱し、ポリエステルフィルムから引き剥がし、自己保持性のポリアミック酸フィルムを得た。得られたフィルムを、200℃30分、300℃30分、400℃5分の条件で熱処理を行い、ポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの剥離強度を測定した結果を表1に示した。
[比較例2]
ポリアミック酸100.00gと銅アセチルアセトナート0.13g(0.50mmol)とN、N’ージメチルアセトアミド10gとを、株式会社キーエンス社製ハイブリットミキサーを用いて5分撹拌した。このポリアミック酸混合物の一部を先のポリエステルフィルム上に取り、アプリケーターを用いて均一な膜を形成した。これを100℃で1時間加熱し、ポリエステルフィルムから引き剥がし、自己保持性のポリアミック酸フィルムを得た。得られたフィルムを、200℃30分、300℃30分、400℃5分で熱処理を行い、ポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの剥離強度と破断点伸度を測定した結果を表1に示した。
[比較例3]
実施例2におけるポリアミック酸100.00gと銅アセチルアセトナート0.26g(1.00mmol)とN、N’ージメチルアセトアミド15.0gとを、株式会社キーエンス社製ハイブリットミキサーを用いて5分撹拌した。このポリアミック酸混合物の一部をポリエステルフィルム上に取り、比較例2と同様の方法を用いて、ポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの剥離強度を測定した結果を表1に示した。
[比較例4]
実施例3における1記載のポリアミック酸100.00gと鉄アセチルアセトナート0.18g(0.51mmol)とを、株式会社キーエンス社製ハイブリットミキサーを用いて5分撹拌した。このポリアミック酸混合物の一部をポリエステルフィルム上に取り、比較例2と同様の方法を用いて、ポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの剥離強度を測定した結果を表1に示した。
[比較例5]
実施例4におけるのポリアミック酸100.00gと鉄アセチルアセトナート0.35g(1.00mmol)とを、株式会社キーエンス社製ハイブリットミキサーを用いて5分撹拌した。このポリアミック酸混合物の一部をポリエステルフィルム上に取り、比較例2と同様の方法を用いて、ポリイミドフィルムを得た。得られたポリイミドフィルムの剥離強度を測定した結果を表1に示した。
Figure 2005111774
表1の結果から明らかなように、本発明のポリイミドフィルム積層体(実施例1〜4)は、比較例1〜5のポリイミドフィルムに比べて、破断点伸度を低下させることなく接着力が著しく改質されたものである。
以上説明したように、本発明のポリイミドフィルム積層体は、接着剤を介して金属箔に圧着された際に破断点伸度を低下させることなく剥離強度が15N/cm以上と高く、また、ポリイミドフィルム表面に直接金属層を形成したときも、その金属層とポリイミドフィルムの剥離強度が2.5N/cm以上と高く、フレキシブル回路基板用ベースフィルムとして使用された際に長期的にも高剥離強度を維持し、長期信頼性に優れたフレキシブル回路基板を与えることができることから、電気・電子分野に対し貢献するところが大きい。

Claims (9)

  1. 二層以上のポリイミドフィルムからなるポリイミドフィルム積層体であって、少なくとも一方の表面層のポリイミドフィルムが、鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを0.01重量%以上10重量%以下含有するポリアミック酸を熱的または化学的にイミド化せしめることによって得られるポリイミドからなることを特徴とするポリイミドフィルム積層体。
  2. 積層された少なくとも一方の表面層のポリイミドフィルムが、下記一般式(I)および(II)で示される構造単位を有するポリイミドからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリイミドフィルム積層体。
    Figure 2005111774
    Figure 2005111774
    (ただし、式中のR1 は、下記一般式で示される基のいずれかであり、
    Figure 2005111774
    式中のR2 は下記一般式で示される基のいずれかである。
    Figure 2005111774
    また、式中のX:Yのモル比は1:99〜100:0である。)
  3. 接着剤を介して銅箔と熱圧着した際に、下記の方法により測定した剥離強度が15N/cm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリイミドフィルム積層体。
    (剥離強度:接着剤フィルムであるパイララックスR(デュポン社の登録商標)LF−0100を用いて、ポリイミドフィルム積層体と銅箔(厚み35μm、ジャパンエナジー社製BAC−13−T)とを、180℃、4.4×107 Paで60分間加熱圧着し、得られた積層体をJIS C5016−1994に記載の方法で引き剥がした強さを剥離強度とする。)
  4. ポリイミドフィルム積層体表面に直接金属層を形成したとき、下記の方法により測定した前記金属層とポリイミドフィルムの剥離強度が2.5N/cm以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリイミドフィルム積層体。
    (剥離強度:ポリイミドフィルム上にスパッタリング法により0.3μmのニッケル層、その上に0.7μmの銅層を形成し、さらに電解メッキにより約20μmの銅層を形成させる。得られた積層体をJIS C5016−1994に記載の方法で引き剥がした強さを剥離強度とする。)
  5. 下記の方法により測定した破断点伸度が50%以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリイミドフィルム積層体。
    (破断点伸度:JISK7113に準じて、室温でORIENREC社製のテンシロン型引張試験器により、引張速度300mm/分にて得られる張力−歪み曲線において、試料が破断するときの伸度を破断点伸度とする。)
  6. 鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを0.01重量%以上10重量%以下含有するポリアミック酸を、ポリイミドフィルムの片面または両面に塗布し、これを熱的または化学的にイミド化することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリイミドフィルム積層体の製造方法。
  7. 鉄アセチルアセトナートおよび/または銅アセチルアセトナートを0.01重量%以上10重量%以下含有するポリアミック酸を、ポリアミック酸フィルムの片面もしくは両面に積層し、これを熱的または化学的にイミド化することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリイミドフィルム積層体の製造方法。
  8. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリイミドフィルム積層体に接着剤を介して金属箔を圧着してなることを特徴とするフレキシブル回路基板。
  9. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリイミドフィルム積層体に直接金属層を形成してなることを特徴とするフレキシブル回路基板。
JP2003347940A 2003-10-07 2003-10-07 ポリイミドフィルム積層体、その製造方法およびフレキシブル回路基板 Expired - Fee Related JP4151008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003347940A JP4151008B2 (ja) 2003-10-07 2003-10-07 ポリイミドフィルム積層体、その製造方法およびフレキシブル回路基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003347940A JP4151008B2 (ja) 2003-10-07 2003-10-07 ポリイミドフィルム積層体、その製造方法およびフレキシブル回路基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005111774A true JP2005111774A (ja) 2005-04-28
JP4151008B2 JP4151008B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=34540295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003347940A Expired - Fee Related JP4151008B2 (ja) 2003-10-07 2003-10-07 ポリイミドフィルム積層体、その製造方法およびフレキシブル回路基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4151008B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149549A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Mitsui Chemicals Inc 金属積層体の製造方法
JP2010155895A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Asahi Kasei E-Materials Corp 組成物、組成物からなる塗膜、塗膜を含む積層体、及び積層体を組み込んだ電子機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008149549A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Mitsui Chemicals Inc 金属積層体の製造方法
JP2010155895A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Asahi Kasei E-Materials Corp 組成物、組成物からなる塗膜、塗膜を含む積層体、及び積層体を組み込んだ電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4151008B2 (ja) 2008-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6743697B2 (ja) 多層ポリイミドフィルム、多層ポリイミドフィルムの製造方法、それを用いたポリイミド積層体、及びそれらに用いられる共重合ポリイミド
JP2006188025A (ja) 銅張積層板
JP2017145325A (ja) ポリイミドフィルム、多層ポリイミドフィルム、カバーレイ、及びフレキシブルプリント配線板
JP3786157B2 (ja) 接着性の改良されたポリイミドフィルム、その製法および積層体
JP2008188843A (ja) ポリイミド前駆体溶液の多層膜、多層ポリイミドフィルム、片面金属張積層板、および多層ポリイミドフィルムの製造方法
JP4901509B2 (ja) ポリイミド前駆体溶液の多層膜、多層ポリイミドフィルム、片面金属張積層板、および多層ポリイミドフィルムの製造方法
WO2001076866A1 (fr) Carte imprimee laminee et multicouche et fabrication correspondante
JP2002307608A (ja) 積層体の製造方法および多層プリント配線板
US7452610B2 (en) Multi-layer polyimide films and flexible circuit substrates therefrom
JP4974068B2 (ja) ポリイミドフィルム、その製造方法およびフレキシブル回路基板
JP4151008B2 (ja) ポリイミドフィルム積層体、その製造方法およびフレキシブル回路基板
KR20090104288A (ko) 연성회로 동장적층판
JP4780548B2 (ja) ポリイミドフィルム、その製造方法およびフレキシブル回路基板
JP2004083885A (ja) ポリアミック酸混合物、ポリイミド、ポリイミドフィルムおよびその用途
JP4892834B2 (ja) 接着性の改良されたポリイミドフィルム、その製法および積層体
JP4630121B2 (ja) 積層体及びプリント配線板
JP2008238788A (ja) 積層ポリイミドフィルムおよびその製造方法、並びにフレキシブル回路基板
TW201700541A (zh) 聚醯亞胺積層膜、聚醯亞胺積層膜之製造方法、熱塑性聚醯亞胺之製造方法、及撓性貼金屬箔積層體之製造方法
JP2003118054A (ja) 積層体並びに多層プリント配線板
EP1614535B1 (en) Multi-layer polyimide films and flexible circuit substrates therefrom
JP2005054172A (ja) ポリアミック酸、それからなるポリイミドフィルム、その製造方法およびフレキシブル回路基板
JP4647386B2 (ja) めっき用材料の製造方法および、無電解めっき皮膜の形成方法
JPWO2007015396A1 (ja) フレキシブル金属張積層板
JP2004002799A (ja) ポリアミック酸、ポリイミドフィルム、その製造方法およびフレキシブル回路基板
JP2004315601A (ja) 接着性の改良されたポリイミドフィルム、その製造法および積層体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20051026

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080304

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080401

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20080528

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20080617

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080619

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees