JP2005111757A - 竪型射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来と同様のスライド板のスライド作動を有しながら、射出成形機全体高さを然程変えることなく、正確な型合わせができ、かつコスト安価な竪型射出成形機を提供することにある。
【解決手段】金型を載置すると共に、非加圧時において可動盤2上を水平方向にスライドするスライド板3を備えてなる竪型射出成形機Aであって、前記スライド板3は、加圧時には可動盤2上に当接し、非加圧時には弾性部材8により持ち上げられて、該可動盤との間にすきまLを形成すると共に、前記可動盤2と対向する面に無給油軸受6を備え、該無給油軸受6を介して摺動するものとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、竪型射出成形機、詳しくは、竪型の射出成形機において金型を載置すると共に、成形品取り出し時、金型交換時などには水平方向にスライドさせるスライド板の摺動機構の改良に関する。
従来、竪型射出成形機では、固定盤側に一方の金型を取り付け、可動盤側に他方の金型を取り付け、そして可動盤側に取り付けた金型を固定盤側にあわせるように、例えば昇圧して型締操作し、その後、射出装置から所望溶融材料を金型キャビティ内に充填し、所望形状の成形品を成形していた。
竪型射出成形機は、据付面積が横型射出成形機の約半分で済み、床面積あたりの生産性は約2倍になる。また、金型の重量を水平な型板で支えて型締・型開するため、型開閉時に横型のように重量で金型が前倒れになるなどの不具合もなく精度的にも良いなどの利点を有している。
このような竪型射出成形機の場合、成形品取り出し時、金型交換時、金型洗浄時などにおける利便性を考慮して、金型を前方へとスライドさせる機構を採用するものが知られており、例えば、可動盤上を水平方向に前後スライド可能としたスライド板が備えられているものがある。
従来、このようなスライド板は、スライド板と可動盤との間にグリースなどの潤滑剤を塗布し、スライド板を可動盤上に直に滑らせていたのが一般的である(以下、この種のタイプを直滑りタイプともいう。)。
しかし、このように可動盤上をスライド板が直にすべるタイプでは、金属同士が接触摺動するものであるため、その摺動面(スライド面裏面と可動盤の表面)に異物(ゴミ、粉塵など)が混入すると、かじりが発生する虞があった。また、長期にわたる使用により摩耗が生じる。
このような竪型射出成形機にあっては、可動盤を上昇させることにより、可動盤側に取り付けた金型を、固定盤側の金型に向けて上昇させて金型同士を合わせると共に加圧(型締)するが、その加圧する際の平行度が重要となる。
すなわち、型締昇圧する際に上昇作動する可動盤と金型の間には、前記スライド板が存しているため、このようにスライド板と可動盤の摺動面にかじり,摩耗が発生すると、型締昇圧時の加圧平行度が失われる虞があった。
特に、潤滑剤としてのグリースが使用頻度により減った際には、可動盤、スライド板の磨耗・損傷が目立ち、高価である可動盤・スライド板の交換にまで至る虞もあった。
このような直滑りタイプにおいて前記問題を解決しようとすると、可動盤とスライド板双方をかじり防止のために高価な材質を選定しなければならず、射出成形機全体のコストアップを招く。
さらに、可動盤表面とスライド板裏面の全域が接触摺動するため、接触面積が大きく、摺動抵抗も大きくなっていた。
そこで、図6に示すように、スライド板100のスライド操作時には、該スライド板100の裏面101と可動盤200の表面201との間にすきまLを形成し、スライド板100のスライド作動は、ベアリング(スライダー)301と該ベアリング301をスライド案内するガイドレール302からなるリニアガイド300などを用いて、スライド板100と可動盤200との接触摺動を回避していたものが知られている。
具体的には、スライド板100の裏面101両端に、夫々ベアリング(スライダー)301を固定すると共に、相対向する可動盤200の表面201両端に、夫々ガイドレール302を固定し、該ガイドレール302にそってスライド板100が水平方向(装置の前後方向)にスライド作動可能としていた。そして、前記ベアリング301とスライド板裏面101との間には、装置の縦方向に付勢されているコイルバネ400が介在され、加圧時(型締作業時)には、そのバネ力に抗してスライド板100と可動盤200が接触し、非加圧時(スライド板100水平方向移動時)には、バネ力によりスライド板100が押し上げられ、可動盤200との間にすきまLを形成するものとしているため、スライド板100が浮いて非接触状態で可動盤200上方を水平方向に移動できる(非特許文献1)。
三友工業株式会社 「ゴム射出成形機(STI)」[onlin]「平成15年9月12日検索」インターネット [URL:http://www.sanyu-group.com/industry/index_j.htm]
しかし、上述のように、スライド板100のスライド作動にリニアガイド300を組み込んだ竪型射出成形機では、次のような問題点を有していた。
(1)ゴムや熱硬化性樹脂からなる成形品を成形する竪型射出成形機では、金型を加熱するために金型の設置面に熱盤500をセットする。熱盤500とスライド板100との間には断熱板600を介在して熱の伝達を防いでいるが、成形時の熱は、断熱板600を介していたとしても、熱盤500からは100℃以上の熱がスライド板100に伝達される。
このようにスライド板100に熱が伝達されると、スライド板100が熱膨張することがある。
しかし、スライド板100の裏面101と可動盤200の表面201の間に組み込まれている一対のリニアガイド300は、夫々のベアリング301がスライド板100の裏面101両側に固定され、夫々のガイドレール302が可動盤表面201両側に固定されているため、スライド板100の熱膨張した分の逃げがない。そのため、熱膨張した分は、スライド板100の変形という形に表れ、このスライド板100の変形により可動盤200との間でかじりが生じることもあった。このため、正確な型合わせができないという問題を抱え、またこれにより、バリなどの発生を招いていた。
(2)リニアガイド300を組み込んだ分、可動盤200の中央部分を高さHの分だけ凸状に高くしなければならず、射出成形機全体の高さが高くなる。もともと竪型射出成形機は、その機高が高く、高さ方向の設置スペースを要していたが、さらに高くなることによる高さ方向の設置スペース制限が厳しくなる。また、可動盤200に上述のような凸部を形成しなければならず、コスト高騰を招くことが考えられる。
(3)リニアガイド300そのものの部品コストが高く、射出成形機全体のコストアップとなっていた。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、従来と同様のスライド板のスライド作動を有しながら、射出成形機全体高さを然程変えることなく、正確な型合わせができ、かつコスト安価な竪型射出成形機を提供することにある。
上記課題を達成する本発明の第1の発明は、金型を載置すると共に、非加圧時において可動盤又は固定盤上を水平方向にスライドするスライド板を備えてなる竪型射出成形機であって、前記スライド板は、加圧時には可動盤又は固定盤上に当接し、非加圧時には弾性部材により持ち上げられて、該可動盤又は固定盤との間に隙間を形成すると共に、前記可動盤又は固定盤と対向する面に無給油軸受を備え、該無給油軸受を介して摺動することを特徴とする竪型射出成形機にある。
第2の発明は、第1の発明において、スライド板裏面のスライド方向両側に、夫々凹部を設け、該凹部に無給油軸受と弾性部材を備え、無給油軸受は、その摺動面を可動盤又は固定盤の表面と対向させて凹部内に固定されると共に、弾性部材は、該無給油軸受の反摺動面と凹部内側上面との間に挟持されていることを特徴とする。
第3の発明は、第1及び第2のいずれか一つの発明において、無給油軸受は、スライド板裏面に分散させて複数個備えたことを特徴とする。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれか一つの発明において、無給油軸受が、摺動面を可動盤又は固定盤に接触せしめてスライド板裏面に固定されているオイレスプレートであることを特徴とする。
本発明によれば、スライド板の裏面に無給油軸受を備え、該軸受が可動盤又は固定盤上を摺動するだけであるため、熱盤からの熱がスライド板に伝達され、スライド板が熱膨張したとしても、スライド板の熱膨張した分の逃げが確保される。従って、スライド板が変形し、可動盤との間でかじりが生じるという従来の問題点も解決される。さらに、かじりの問題が解決されることから、正確な型合わせも問題なく行え、バリなどの発生もなくなる。
また、摺動接触する部分が、可動盤又は固定盤上を摺動する無給油軸受部分だけの狭い範囲であるため、摺動抵抗も極めて少ない。
また、従来では、リニアガイドを組み込んだ分、射出成形機全体の高さが高くなり、高さ方向の設置スペース制限が厳しくなっていたが、薄肉板状の無給油軸受であることから、機高も従来の直滑りタイプと然程変わらず高さ方向の設置スペース制限も問題ない。
また、無給油軸受を部分的に配することにより、射出成形機全体のコストも高くならずに済む。
以下、本発明の一実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず、本発明は何等これに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
本発明にかかる竪型射出成形機Aは、図1に示すように、一方の金型を取り付ける固定盤1と、該固定盤1と相対向して備えられると共に、他方の金型を取り付けて縦方向(上下方向)に移動して型締可能とした可動盤2と、可動盤2上に配されて水平方向(前後方向)に移動可能としたスライド板3と、該スライド板3上に配される断熱板11と、可動盤2側に配される金型を加熱する熱盤12と、該断熱板11と熱盤12との間に配される当板13とを備え、これら図示した各構成部品と共に、図示しない射出装置と、金型(上金型・下金型)と、金型型締機構などで構成された上型盤固定・下型盤可動型締方式の小型の竪型射出成形機の一例を示す。
なお、本発明が適用可能な竪型射出成形機は、本実施例のように小型のものに限らず、中型・大型の射出成形機にも勿論適用可能であることはいうまでもない。
また、下側が固定盤で上側が可動盤で、該可動盤が降下して型締する、下型盤固定・上型盤可動型締方式にも本発明は適用可能である。この場合、固定盤上にスライド板が配される。
本発明は、このような竪型射出成形機におけるスライド板構成に特徴を有し、以下、このスライド板構成のみの説明に留め、これ以外の機械構成にあっては特に限定されないため、これらの説明は省略する。
スライド板3は、図1に示すように、四隅に立設したダイバー14に沿うと共に、図示しない型締機構により上下昇降可能に配されている可動盤2の表面2aに備えられており、例えば所望形状のプレート部4と、該プレート部4の裏面4aに取り付けられている無給油軸受6と、該無給油軸受6とプレート部裏面4aの間に配される弾性部材8とで構成されている。
このスライド板3は、例えば図3に示す油圧シリンダなどの水平(前後)スライド機構9がプレート部後端4bに連結されており、該水平スライド機構9により前後方向にスライド移動可能に構成されている。なお、水平スライド機構9は、図示例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、図1にて付号15で示した部材は、スライド板3のスライド方向左右両側にて、スライド領域全域に備えた案内部材である。この案内部材15は、摺動性のよい材質又は表面処理を行うか、スライド板3の側面と対向する面に複数個の転動体(玉、ころ等)を転動自在に備えた摺動機構を有するものを採用すると好ましい。
無給油軸受6は、耐摩耗性・耐焼付性を発揮する無給油で使用できるすべり軸受で、例えば、摺動面6aを焼結層とし、特殊銅合金に固体潤滑剤を分散焼結させ、さらに含油した所望板状のもの(例えば、オイレス工業株式会社製 オイレス#2000のような焼結プレート等)や、鋳鉄又は高力黄銅系合金からなる板部材の摺動面所望箇所に、固体潤滑剤(黒鉛,二硫化モリブデン,金属石けんなど)を複数個埋め込んだ所望板状のもの(例えば、オイレス工業株式会社製 オイレス#500Fのような鋳鉄系プレート,オイレス#500SPのような高力黄銅系プレート,オイレスウェアプレート等)などのオイレスプレートが一例として挙げられるが、特に限定解釈されるものではなく、許容荷重や使用限界温度などの諸条件にあったものを本発明の範囲内で選択されるものとする。
本実施例では、図1乃至図4に示すように、プレート部4の裏面4aのスライド方向両側4箇所(片側2箇所ずつ)に、夫々凹部5を設け、該凹部5にプレート部固定用の前後ボルト10を介して細幅薄板状の無給油軸受6が吊り下げ支持され、該無給油軸受6は、その摺動面6aを可動盤2の表面2aと対向させて凹部5内に固定されている。
図示した板状の無給油軸受6は、一例にすぎず、その全体形状・長さ・厚み・幅などはプレート部4の大きさ、許容荷重などに応じて設計変更可能である。
また、本実施例では、上述の通り、小型の竪型射出成形機に応じて、プレート部裏面4aの4箇所の凹部5に夫々備えているが、例えば中型の竪型射出成形機にあっては、片側3箇所の計6箇所に備える構成とすることが好ましく、対象とされる竪型射出成形機の大きさに応じてその配設個数を適宜変更可能である。
弾性部材8は、例えば本実施例では、図2に示すように、3枚の皿バネを重ね合わせて構成すると共に、プレート部固定用の前後ボルト10を挿通し、無給油軸受6の反摺動面6b上に備えた当部材7と、前記プレート部4の凹部内側上面5aとの間で挟持されている。
この弾性部材8は、加圧時(型締時)には、バネ力に抗して無給油軸受6が凹部5内に押し込まれ、非加圧時(スライド板3のスライド作動時など、型締時以外)においては、金型・熱盤12・プレート部4などの荷重を受けても、無給油軸受6がプレート部4の裏面(可動盤接触面)4aから僅かに突出し、プレート部裏面4aを可動盤表面2aから浮かせた状態が維持できる程度のバネ力を有しているものとする。
なお、本実施例では、複数枚の皿バネをもって説明したが、弾性部材8は、これに限定されるものではなく、圧縮バネなど、型締時の加圧時にその弾性に抗して圧縮され、非加圧時には所望な荷重を受けても無給油軸受6がプレート部4の裏面(可動盤接触面)4aから僅かに突出し、プレート部裏面4aを可動盤表面2aから浮かせた状態が維持できる程度の弾性力を有するゴム材などであってもよく、任意である。
本実施例の竪型射出成形機によれば、まず、図示しない一方の金型を可動盤2側の熱盤12上に取り付けると共に、他方の金型を固定盤1側に取り付けてセットし、その後、型締機構を操作して可動盤2を上昇作動せしめる。可動盤2の上昇により、スライド板3、断熱板11、当板13、熱盤12及び金型(図示省略)が、固定盤1側に取り付けられている金型(図示省略)方向に向けて一緒に上昇する。
この状態においては、まだ非加圧状態であるため、図1乃至図4に示したように、弾性部材8には金型などの荷重は掛かっているが、型締時の加圧力が掛かっていないため、スライド板3のプレート部4の裏面(可動盤接触面)4aは、可動盤表面2aから浮くように、可動盤表面2aとの間に図示したようなすきまLが形成されている。
そして可動盤2側の金型が固定盤1側の金型と合わさって、型締機構により加圧すると、無給油軸受6が可動盤表面2aによって押し上げられ、該加圧により弾性部材8がその弾性に抗して圧縮され、可動盤表面2aがプレート部4の裏面(可動盤接触面)4aに接触する。すなわち、上述したすきまLはなくなる。
そして、上記型締された金型キャビティ内に溶融材料を充填し、成形後、型締機構を下降させて型開する。
そして、成形工程が終了し、成形品脱型時には、スライド板3を水平スライド機構9を介して前方へとスライド移動させる。
この時、スライド板3のプレート部4の裏面(可動盤接触面)4aは、加圧時にその弾性に抗して圧縮されていた弾性部材8が圧縮力の掛かっていない状態に戻り、可動盤表面2aから浮いて所望なすきまLを形成している。
従って、このようにスライド板3のプレート部裏面(可動盤接触面)4aを可動盤表面2aから浮かせた状態で、無給油軸受6が可動盤2上を摺動することができる。
これにより、スライド板3のスライド作業時にスライド板3と可動盤2との摺動接触がなくなり、可動盤2上を摺動接触するのが無給油軸受6の摺動面6aのみとなる。
本実施例では、実施例1の竪型射出成形機Aにおいて、スライド板3のプレート部裏面4a側に吹き出し口16aを臨ませたエアー吹き出し部16を備えた実施の一例である。本実施例は、エアー吹き出し部16を備えた以外は実施例1と同一であるため、エアー吹き出し部16以外の説明は省略する。
エアー吹き出し部16は、図5に示すように、本実施例では、プレート部後端4b寄りの裏面4a側に隣の吹き出し口16aと間隔をあけて3箇所設けられており、この各吹き出し口16aから所望な吹き出し圧のエアーを吹き出す構成としている。エアー供給機構については特に限定はされず任意に選択可能である。図5(a)は可動盤2上をスライド板3がスライド移動する状態を一部断面して示す概略平面図、(b)は一部断面して示す概略側面図である。
このようなエアー吹き出し部16は、スライド板3を前方にスライド移動させた時(図5の二点鎖線は図面上左方向にスライド移動したスライド板3を示す。)に、可動盤表面2aが露呈されてしまい、該可動盤表面2aにゴミ、粉塵などが付着してしまう虞があるため、これら可動盤表面2aに付着したゴミ、粉塵などの異物をエアー吹き出し圧により可動盤表面2aから除去させる役割を有している。すなわち、スライド板3が前方にスライド移動し、金型洗浄後や金型交換後に再び可動盤表面2a上にスライド板3がスライド移動してきた際に、可動盤表面2aにゴミ、粉塵などの異物が付着したまま残っていると、スライド板3のプレート部裏面4aと可動盤表面2aとの間にこれら異物が侵入し、かじりなどを生じさせてしまう虞がある。従って、スライド板3が可動盤表面2a上に戻る際に、エアー吹き出し部16から所望圧のエアーを可動盤表面2aに吹き付けつつスライド移動させることにより、異物を排除し、かじり発生を防ぐことが出来る。
なお、このエアー吹き出し部16は、スライド板3のプレート部裏面4aに少なくとも一箇所設けてあれば良いが、これに限定されず、可動盤2の表面2aにエアー吹き出し部を設ける構成を本発明の範囲内で採用することもできる。また、スライド板3のプレート部裏面4aと可動盤2の表面2aの双方にエアー吹き出し部を設ける構成を採用することもできる。
本発明竪型射出装置の一部を示す非加圧状態の正面図。 図1の要部を拡大して示す拡大図。 図1の射出成形機の側面図。 図3の要部を拡大して示す拡大図。 実施例2の概略を示す平面図で、(a)は可動盤上をスライド板がスライド移動する状態を一部断面して示す概略平面図、(b)は一部断面して示す概略側面図。 従来のスライド装置部分を示す拡大断面図。
符号の説明
A 竪型射出成形機
1 固定盤
2 可動盤
3 スライド板
4 プレート部
4a 裏面
5 凹部
6 無給油軸受(オイレスプレート)
8 弾性部材
11 断熱板
12 熱盤

Claims (4)

  1. 金型を載置すると共に、非加圧時において可動盤又は固定盤上を水平方向にスライドするスライド板を備えてなる竪型射出成形機であって、
    前記スライド板は、加圧時には前記可動盤又は固定盤上に当接し、非加圧時には弾性部材により持ち上げられて、該前記可動盤又は固定盤との間に隙間を形成すると共に、
    前記可動盤又は固定盤と対向する面に無給油軸受を備え、該無給油軸受を介して摺動することを特徴とする竪型射出成形機。
  2. スライド板裏面のスライド方向両側に、夫々凹部を設け、該凹部に無給油軸受と弾性部材を備え、無給油軸受は、その摺動面を可動盤又は固定盤の表面と対向させて凹部内に固定されると共に、弾性部材は、該無給油軸受の反摺動面と凹部内側上面との間に挟持されていることを特徴とする請求項1に記載の竪型射出成形機。
  3. 無給油軸受は、スライド板裏面に分散させて複数個備えたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の竪型射出成形機。
  4. 無給油軸受が、摺動面を可動盤又は固定盤に接触せしめてスライド板裏面に固定されているオイレスプレートであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の竪型射出成形機。
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