JP2005111714A - 画像出力装置および画像出力方法ならびに記憶媒体、プログラム - Google Patents

画像出力装置および画像出力方法ならびに記憶媒体、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005111714A
JP2005111714A JP2003345889A JP2003345889A JP2005111714A JP 2005111714 A JP2005111714 A JP 2005111714A JP 2003345889 A JP2003345889 A JP 2003345889A JP 2003345889 A JP2003345889 A JP 2003345889A JP 2005111714 A JP2005111714 A JP 2005111714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
output
object data
image output
input object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003345889A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Ishii
直樹 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003345889A priority Critical patent/JP2005111714A/ja
Publication of JP2005111714A publication Critical patent/JP2005111714A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】 オブジェクトデータを展開して出力する場合において、処理速度の高速化を図りつつ、出力装置の状態変化に伴う出力画像の品質劣化を回避する。
【解決手段】 入力されるオブジェクトデータをビットマップデータに展開し画像出力する画像出力装置における画像出力方法であって、入力されたオブジェクトデータを展開したビットマップデータを保持する保持工程と、入力されるオブジェクトデータに対応する、前記保持工程により保持されたビットマップデータを読み出して出力する第1の出力工程(ステップS507)と、入力されるオブジェクトデータをビットマップデータに展開して出力する第2の出力工程(ステップS502、S503)と、出力される画像の品質に関係する前記画像出力装置の内部状態の変化の有無を判定し、前記第1の出力工程と前記第2の出力工程とを切り替える切替工程(ステップS501)とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、上位装置から送られるオブジェクトを中心とするデータの出力処理に関する。
一般に、出力装置には処理速度の高速化を実現するための様々な機能が備え付けられている。例えば、受信したオブジェクトベースのデータのうち、総使用回数の多いオブジェクトデータを出力装置内にビットマップデータとして予め展開して保存しておき、後から、それを参照するデータを含む可変のデータが送られてきた場合には、展開処理を省き、当該保存された展開後のオブジェクトデータを用いて出力処理するといった機能もその一例である(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−305728号公報
しかしながら、一旦保存した展開済みのオブジェクトデータを、後から送られてきた可変データから参照されることで出力する場合、当該展開済みのオブジェクトデータの保存時に対して、参照時にはトナー濃度を初めとする出力装置の状態が変化しているため、双方の色が合わない、あるいは画質に差異が生じてしまうなどといった出力画像の品質上の問題が発生しがちである。かかる問題は、とりわけ、前記展開済みのオブジェクトデータのデータタイプがカラーの場合に顕著である。
一方、このような問題に対しては、再度オブジェクトデータを上位装置で作成しなおしてから送るか、あるいは展開済みのオブジェクトデータを加工する(前の処理に戻してから作成しなおす)といった方法により対処することが考えられる。しかしながら、上位装置で再度オブジェクトデータを作成しなおしてから出力装置に送る、あるいは、一旦作成した展開済みのオブジェクトデータを加工するといった方法は、処理効率を著しく低下させてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、入力されるオブジェクトデータを展開しビットマップデータとして出力する場合において、処理速度の高速化を図りつつ、出力装置の状態の変化に伴う出力画像の品質の劣化を回避するとともに、処理効率の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る画像出力装置は以下のような構成を備える。即ち、
入力されるオブジェクトデータをビットマップデータに展開し画像出力する画像出力装置であって、
入力されたオブジェクトデータを展開したビットマップデータを保持する保持手段と、
入力されるオブジェクトデータに対応するビットマップデータを前記保持手段より読み出して出力する第1の出力手段と、
入力されるオブジェクトデータをビットマップデータに展開して出力する第2の出力手段と、
出力される画像の品質に関係する前記画像出力装置の内部状態の変化の有無を判定し、前記第1の出力手段と前記第2の出力手段とを切り替える切替手段とを備える。
本発明によれば、入力されるオブジェクトデータを展開しビットマップデータとして出力する場合において、処理速度の高速化を図りつつ、出力装置の状態の変化等に伴う出力画像の品質の劣化を回避するとともに、処理効率の向上を図ることが可能となる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態にかかる出力装置の全体構成を図1を用いて説明する。なお、ここでは、出力装置として印刷装置であるレーザービーム・プリンタ(以下LBP100)を例にとり、その構成を説明する。
図1において、10は上位装置であり、制御命令情報、マクロ登録情報あるいは文字情報等をLBP100の制御部110に出力する。111は入力インターフェースであり、上位装置10とLBP100との間の情報通信を行う。112は入力部であり、上位装置10より出力された各種情報は、入力インターフェース111を介して該入力部112の受信バッファ112’に一時的に記憶される。
113は解析部であり、受信バッファ112’に一時的に記憶された各種情報は、ROM120に記憶されたCPU119の制御プログラムに従って当該解析部113にて解析された後に、ページバッファ114に蓄えられる。
115は展開部であり、ページバッファ114に格納された情報は、当該展開部115にて文字の印字や図形の描画に関して演算処理され、ビットマップデータに展開された後に、フレームバッファ116に記憶される。117は出力部であり、フレームバッファ116内に格納されたビットマップデータは、当該出力部117においてビデオ信号に変換され、出力インターフェイス118を介して印刷部130に出力される。
122は保存部(例えば、ハードディスクなど)であり、制御プログラムに従って、所望のデータを保存したり、保存されたデータを読み出したり、あるいは保存されたデータを削除したりすることが可能である。また、保存部122には展開前のオブジェクトデータと展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータの双方が保存されている。121はパネル制御部であり、操作パネル140から指示は、当該パネル制御部121を介して、CPU119に入力される。
続いて本発明の第1の実施形態にかかるLBP100における処理の詳細を図2、図3、図4、図5を用いて説明する。図2は、オブジェクトデータ管理番号、データ名、データタイプ、データの保存フォーマット、データの更新日時、総使用回数といったオブジェクトデータの属性情報を記憶するオブジェクト属性情報テーブルの一例を示すものであり、保存部122に記憶されている。データタイプとしては、データがモノクロかカラーかといった内容が、また、データの保存フォーマットとしては、展開前のフォーマット(例えばPDL)や展開後のフォーマット(例えばRIP済み)などが記憶される。
次に図3を用いて本実施形態にかかるLBP100におけるデータ処理手順について説明する。図中のS301〜S311は各ステップを示す。まず、ステップS301で、LBP100の紙なし、紙ジャム、ドアオープン等のエンジンステータス状態、及び操作パネル140のスイッチの押下状態を監視するパネル状態チェックを行う。
次に、ステップS302で、受信すべきデータが存在するか否かを判断して、Yesの場合は、ステップS303に進み受信処理を行う。次に、ステップS304で、受信データの解析処理を行い、ステップS305にて、参照されるオブジェクトデータが保存部122に保存されているか否かを判断する。
オブジェクトデータが存在していないと判断された場合にはステップS307に進み、ステップS304で解析した結果をビットマップデータに展開してフレームバッファ116に格納する展開処理を行う。一方、オブジェクトデータが存在していると判断された場合には、ステップS306に進み、オブジェクトデータ更新処理(詳細は図5で説明)を行う。
次に、ステップS309では、ステップS307にて展開されたオブジェクトデータの保存が必要か否かを判断し、「Yes」の場合には、ステップS308に進み、オブジェクトデータ保存処理(詳細は図4で説明)を行う。一方、「No」の場合には、ステップS310へ進む。ステップS310では、ステップS307でフレームバッファ116に格納されたビットマップデータを出力部117にてビデオ信号に変換し、出力インターフェース118を介して印刷部130に出力し、ステップS311に進む。
ステップS311では、受信すべきデータが存在するか否かを判断し、「Yes」の場合には、ステップS303へ戻り、「No」の場合は、処理を終了する。
次に、図4を用いて、オブジェクトデータ保存処理(ステップS308)の詳細について説明する。図中のS401〜S404は各ステップを示す。まず、ステップS401で、展開後のオブジェクトデータの保存を行い、ステップS402で、データタイプがカラーか否かを判定する。「Yes」の場合には、ステップS403に進み、展開前のオブジェクトデータの保存も行い、「No」の場合は、ステップS404へ進み、オブジェクト属性情報の書き込み及び保存を行い、本処理を終了する。なお、ステップS403が終了した場合もステップS404へ進み、同様にオブジェクト属性情報の書き込み及び保存を行う。
次に、図5を用いて、オブジェクトデータ更新処理(ステップS306)の詳細について説明する。図中のS501〜S507は各ステップを示す。まず、ステップS501で、保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを更新する必要があるか否かを判定し(つまり、LBPの状態の変化に伴う出力画像の品質の劣化が生じるおそれがあるか否かを判定し)、「No」の場合には、保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを読み出し、フレームバッファ116に格納し本処理を終了する。一方、「Yes」の場合には、保存部122に保存されている展開前のオブジェクトデータを読み出し(ステップS502)ページバッファ114に格納し、展開部115にて展開処理を行い(ステップS503)、得られたビットマップデータをフレームバッファ116に格納するとともに、保存部122において展開後のオブジェクトデータの更新、保存を行う(ステップS504)。続いて、ステップS505で、オブジェクト属性情報の更新、保存を行い、ステップS506で、オブジェクトデータの更新処理が全て終了したか否かを判断し、「No」の場合は、ステップS502へ戻り、「Yes」の場合は、本処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、保存部122に展開前のオブジェクトデータと展開後のオブジェクトデータの双方を保存しておき、展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを更新する必要がない場合(出力画像の品質の劣化の恐れがない場合)には、従来どおり、保存部に保存された展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを読み出すことで処理の高速化を維持する。一方、保存部に保存された展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを更新する必要がある場合(出力画像の品質の劣化の恐れがある場合)には、保存部に保存されている展開前のオブジェクトデータを読み出し、展開処理を行うことで、LBPの状態の変化に伴う出力画像の品質の劣化を回避することが可能となる(つまり、LBPの最新の状態を反映させたビットマップデータが作成されるため、既に保存されている展開後のオブジェクトデータを参照するデータを含む可変のデータを出力するにあたり、双方のデータの色ずれが回避され、一定の印字品質を保った出力結果を効率よく得ることができる)。また、当該処理方法によれば、オブジェクトデータを上位装置で作成しなおす必要がないため、処理効率の向上が図れる。
さらに、展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを更新する必要があると判断された場合、当該ビットマップデータはオブジェクト属性情報とともに更新・保存されるため、その後、一定期間は当該展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータについて出力画像の品質の劣化を心配することなく使用することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、出力画像の品質の劣化が生じるか否かの判定にあたり、LBPの状態の変化に加え、オブジェクトデータのデータタイプがカラーであり、かつ総使用回数が所定の閾値以上であるか否かを判定基準としている点に特徴がある。また、本実施形態では、LBPの状態の変化として、具体的に操作パネル140、印刷部130およびトナーの状態の変化を判定基準としている点に特徴がある。
以下に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、LBP100のデータ処理手順、及びオブジェクトデータ保存処理手順については、前記第1の実施形態の図3、図4と同様であるためここでは説明を省略し、データ処理手順中(図3)のサブルーチンであるオブジェクトデータ更新処理(ステップS306)の処理手順について図6を用いて説明を行う。
図中のステップS601〜S608は各ステップを示す。まず、ステップS601で、前記オブジェクト属性情報テーブルを参照して、データタイプがカラー、かつ総使用回数が所定の閾値以上である展開後のオブジェクトデータが存在するか否かを判断する。その結果、「No」の場合は、ステップS608に進み、既に保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを読み出し、フレームバッファ116に格納する。一方、「Yes」の場合は、ステップS602で、操作パネル140、印刷部130、トナーに代表されるLBP100の状態に変化があるか否かを判断して、「No」の場合には、ステップS608に進み、既に保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを読み出し、フレームバッファ116に格納する。一方、「Yes」の場合にはステップS603に進み、保存部122より展開前のオブジェクトデータを読み出しページバッファ114に格納し、展開部115にて展開処理を行い(ステップS604)、得られたビットマップデータをフレームバッファ116に格納するとともに、保存部122において展開後のオブジェクトデータの更新、保存を行う(ステップS605)。続いて、ステップS606で、オブジェクト属性情報の更新、保存を行い、ステップS607で、オブジェクトデータの更新処理が全て終了したか否かを判断し、「No」の場合は、ステップS603へ戻り、「Yes」の場合は、本処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、オブジェクトデータのデータタイプがカラーであり、かつ総使用回数が所定の閾値以上であるか否か、ならびに操作パネル140、印刷部130、トナーに代表されるLBP100の状態に変化があったか否かにより、既に保存部に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータをそのまま用いるか否かを判定するため、出力画像の品質の劣化を回避することが可能となる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は、出力画像の品質の劣化が生じるか否かの判定にあたり、オブジェクトデータのデータタイプがカラーであり、かつ総使用回数が所定の閾値以上であるか否かを判定基準とするとともに、LBPの状態の変化としてLBP100が各種補正処理(トナーの濃度調整など)を実行したか否かを判定基準としている点に特徴がある。以下に本実施形態の詳細について説明する。なお、LBP100のデータ処理手順、及びオブジェクトデータ保存処理手順については、前記第2の実施形態同様、前記第1の実施形態の図3、図4と同様であるため、ここでは説明を省略し、データ処理手順中(図3)のオブジェクトデータ更新処理(ステップS306)の処理手順について図7を用いて説明する。図7中のS701〜S710は各ステップを示す。
まず、ステップS701で、前記オブジェクト属性情報テーブルを参照して、データタイプがカラー、かつ総使用回数が所定の閾値以上である展開後のオブジェクトデータが保存部122に存在するか否かを判断する。その結果、「No」の場合は、ステップS710に進み、既に保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータを読み出し、フレームバッファ116に格納する。一方、「Yes」の場合は、ステップS702で、トナーの濃度調整などLBP100の各種補正処理を実行するか否かを判断する。判断の結果、「Yes」の場合には、ステップS703へ進み、「No」の場合は、ステップS709へ進む。ステップS703に進んだ場合は、前記各種調整処理が終了したか否かを判断し、「Yes」の場合には、ステップS704で、保存部122に保存されている展開前のオブジェクトデータを読み出しページバッファ114に格納し、展開部115にて展開処理を行い(ステップS705)、得られたビットマップデータをフレームバッファ116に格納すると共に、保存部122において展開後のオブジェクトデータの更新、保存を行う(ステップS706)。続いて、ステップS707で、オブジェクト属性情報の更新、保存を行い、ステップS708で、オブジェクトデータの更新処理が全て終了したか否かを判断し、「No」の場合は、ステップS704へ戻り、「Yes」の場合は、本処理を終了する。
一方、ステップS709へ進んだ場合には、予め定められた時間の範囲内でステップS702の処理を監視する(「No」の場合)。所定の時間が経過したと判断した場合(「Yes」の場合)には、ステップS702の処理が実行されないものと判断して、ステップS710に進み、既に保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを読み出し、フレームバッファ116に格納し、本処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、オブジェクトデータのデータタイプがカラーであり、かつ総使用回数が所定の閾値以上であるか否か、ならびにLBP100が各種補正処理(トナーの濃度調整など)を実行したか否かにより、既に保存部に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータをそのまま用いることができるか否かを判定するため、出力画像の品質の劣化を回避することが可能となる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、出力画像の品質の劣化が生じるか否かの判定にあたり、オブジェクトデータのデータタイプがカラーであり、かつ総使用回数が所定の閾値以上であるか否かを判定基準とするとともに、LBPの状態の変化としてLBP100がスタンバイ状態に移行したか否かを判定基準としている点に特徴がある。
以下に本実施形態の詳細について説明する。なお、LBP100のデータ処理手順、及びオブジェクトデータ保存処理手順については、前記第3の実施形態同様、前記第1の実施形態の図3、図4と同様なので、ここでは説明を省略し、データ処理手順中(図3)のオブジェクトデータ更新処理(ステップS306)の処理手順について図8を用いて説明を行う。図8中のステップS801〜S810は各ステップを示す。
まず、ステップS801で、前記オブジェクト属性情報テーブルを参照して、データタイプがカラー、かつ総使用回数が所定の閾値以上である展開後のオブジェクトデータが保存部122に存在するか否かを判断する。その結果、「No」の場合は、ステップS810に進み、既に保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを読み出し、フレームバッファ116に格納する。一方、「Yes」の場合は、ステップS802で、LBP100がスタンバイ状態に移行するか否かを判断して、「Yes」の場合は、ステップS803へ進み、「No」の場合は、ステップS809へ進む。なお、スタンバイ状態とは、印刷部130のエンジンを停止させることで電力消費を抑える省エネモードの状態をいい、これにより、印刷部130の温度低下等が発生するため、LBPの状態が変化したものと擬制される。
ステップS803に進んだ場合は、再びReady状態に復帰したか否かを判定し、「Yes」の場合は、ステップS804で、展開前のオブジェクトデータを読み出しページバッファ114に格納し、展開部115にて展開処理を行い(ステップS805)、得られたビットマップデータをフレームバッファ116に格納すると共に、保存部122において展開後のオブジェクトデータの更新、保存を行う(ステップS806)。続いて、ステップS807で、オブジェクト属性情報の更新、保存を行い、ステップS808で、オブジェクトデータの更新処理が全て終了したか否かを判断し、「No」の場合は、ステップS804へ戻り、「Yes」の場合は、本処理を終了する。
一方、ステップS809へ進んだ場合には、予め定められた時間の範囲内でステップS802の処理を監視する(「No」の場合)。所定の時間が経過したと判断した場合(「Yes」の場合)には、ステップS802の処理が実行されないものと判断して、ステップS810に進み、既に保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを読み出し、フレームバッファ116に格納し、本処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、オブジェクトデータのデータタイプがカラーであり、かつ総使用回数が所定の閾値以上であるか否か、ならびにLBP100がスタンバイ状態に移行したか否かにより、既に保存部に保存されている展開後のオブジェクトデータをそのまま用いることができるか否かを判定するため、出力画像の品質の劣化を回避することが可能となる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態は、前記第4の実施形態における処理に加え、総使用回数が少ない展開後のオブジェクトデータを削除して保存部の省メモリ化を図るべく、データタイプがカラーかつ総使用回数が所定の閾値未満であると判断した場合に、保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを削除する処理を追加している点に特徴がある。以下に本実施形態の詳細について説明する。なお、LBP100のデータ処理手順、及びオブジェクトデータ保存処理手順については、前記第4の実施形態同様、前記第1の実施形態の図3、図4と同様なので、ここでは説明を省略し、データ処理手順中(図3)のオブジェクトデータ更新処理(ステップS306)の処理手順について図9を用いて説明を行う。
図9中のステップS901〜S915は各ステップを示す。まず、ステップS901で、前記オブジェクト属性情報テーブルを参照して、データタイプがカラー、かつ総使用回数が所定の閾値以上である展開後のオブジェクトデータが保存部122に存在するか否かを判断する。その結果、「No」の場合は、ステップS910へ進み、「Yes」の場合は、ステップS902で、LBP100がスタンバイ状態に移行するか(LBP100の状態の変化を検知する事例であれば他のものでも構わない)否かを判断する。「Yes」の場合は、ステップS903へ進み、「No」の場合には、ステップS909へ進む。
ステップS903に進んだ場合は、再びReady状態に復帰したか否かを判断し、「Yes」の場合には、ステップS904で、展開前のオブジェクトデータを読み出し、ページバッファ114に格納し、展開部115にて展開処理を行い(ステップS905)、得られたビットマップデータをフレームバッファ116に格納するとともに、保存部122において展開後のオブジェクトデータの更新、保存を行う(ステップS906)。続いて、ステップS907で、オブジェクト属性情報の更新、保存を行い、ステップS908で、オブジェクトデータの更新処理が全て終了したか否かを判断し、「No」の場合は、ステップS904へ戻り、「Yes」の場合は、本処理を終了する。
一方、ステップS914へ進んだ場合には、予め定められた時間の範囲内でステップS902の処理を監視する(「No」の場合)。所定の時間が経過したと判断した場合(「Yes」の場合)には、ステップS902の処理が実行されないものと判断して、ステップS915に進み、既に保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータを読み出し、フレームバッファ116に格納し、本処理を終了する。
一方、ステップS909へ進んだ場合は、既に保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータを読み出し、フレームバッファ116に格納するとともに、ステップS910に進み、前記オブジェクト属性情報テーブルを参照して、データタイプがカラー、かつ総使用回数が所定の閾値未満であるか否かを判断する。その結果、「Yes」の場合は、ステップS911にて、保存部122に保存されている展開後のオブジェクトデータであるビットマップデータの削除を行い(展開前のオブジェクトデータはそのまま)、「No」の場合には、本処理を終了する。続いて、ステップS912で、オブジェクト属性情報の更新、保存を行い、該情報をステップS913で、上位装置10へ通知して本処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、保存部に保存されているビットマップデータの使用回数が少ない場合には、当該ビットマップデータをフレームバッファに格納した後、保存部内のビットマップデータについて削除処理をすることで、保存部の省メモリ化を実現することが可能となる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態における出力装置(レーザビーム・プリンタ)の全体構成及びデータ受信処理から出力処理までの流れを示すブロック図である。 出力装置が保存を行い管理するオブジェクト属性情報テーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における出力装置のデータ処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における出力装置のデータ処理手順中のオブジェクトデータ保存処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における出力装置のデータ処理手順中のオブジェクトデータ更新処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における出力装置のデータ処理手順中のオブジェクトデータ更新処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における出力装置のデータ処理手順中のオブジェクトデータ更新処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における出力装置のデータ処理手順中のオブジェクトデータ更新処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態における出力装置のデータ処理手順中のオブジェクトデータ更新処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 上位装置
100 出力装置
110 制御部
111 入力インターフェース
112 入力部
112’ 受信バッファ
113 解析部
114 ページバッファ
115 展開部
116 フレームバッファ
117 出力部
118 出力インターフェース
119 CPU
120 ROM
121 パネル制御部
130 印刷部
140 操作パネル

Claims (14)

  1. 入力されるオブジェクトデータをビットマップデータに展開し画像出力する画像出力装置であって、
    入力されたオブジェクトデータを展開したビットマップデータを保持する保持手段と、
    入力されるオブジェクトデータに対応するビットマップデータを前記保持手段より読み出して出力する第1の出力手段と、
    入力されるオブジェクトデータをビットマップデータに展開して出力する第2の出力手段と、
    出力される画像の品質に関係する前記画像出力装置の内部状態の変化の有無を判定し、前記第1の出力手段と前記第2の出力手段とを切り替える切替手段と
    を備えることを特徴とする画像出力装置。
  2. 前記第2の出力手段によりオブジェクトデータが展開された場合、該展開後のビットマップデータを前記保持手段に更新保存することを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  3. 前記切替手段は、
    前記入力されるオブジェクトデータに対応するビットマップデータの前記第1の出力手段による出力回数が所定値以上であり、かつ該入力されるオブジェクトデータがカラーデータである場合には、前記第2の出力手段に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  4. 前記内部状態の変化の有無には、トナーの濃度調整の実行有無が含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  5. 前記内部状態の変化の有無には、スタンバイ状態への移行有無が含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  6. 前記入力されるオブジェクトデータに対応するビットマップデータの前記第1の出力手段による出力回数が所定値未満であり、かつ前記入力されるオブジェクトデータがカラーデータである場合には、前記保持手段に保持されたビットマップデータが削除されることを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  7. 入力されるオブジェクトデータをビットマップデータに展開し画像出力する画像出力装置における画像出力方法であって、
    入力されたオブジェクトデータを展開したビットマップデータを保持する保持工程と、
    入力されるオブジェクトデータに対応する、前記保持工程により保持されたビットマップデータを読み出して出力する第1の出力工程と、
    入力されるオブジェクトデータをビットマップデータに展開して出力する第2の出力工程と、
    出力される画像の品質に関係する前記画像出力装置の内部状態の変化の有無を判定し、前記第1の出力工程と前記第2の出力工程とを切り替える切替工程と
    を備えることを特徴とする画像出力方法。
  8. 前記第2の出力工程によりオブジェクトデータが展開された場合、該展開後のビットマップデータを前記保持工程により更新保存することを特徴とする請求項7に記載の画像出力方法。
  9. 前記切替工程は、
    前記入力されるオブジェクトデータに対応するビットマップデータの前記第1の出力工程による出力回数が所定値以上であり、かつ該入力されるオブジェクトデータがカラーデータである場合には、前記第2の出力工程に切り替えることを特徴とする請求項7に記載の画像出力方法。
  10. 前記内部状態の変化の有無には、トナーの濃度調整の実行有無が含まれることを特徴とする請求項7に記載の画像出力方法。
  11. 前記内部状態の変化の有無には、スタンバイ状態への移行有無が含まれることを特徴とする請求項7に記載の画像出力方法。
  12. 前記入力されるオブジェクトデータに対応するビットマップデータの前記第1の出力工程による出力回数が所定値未満であり、かつ前記入力されるオブジェクトデータがカラーデータである場合には、前記保持工程により保持されたビットマップデータが削除されることを特徴とする請求項7に記載の画像出力方法。
  13. 請求項7乃至12のいずれか1つに記載の画像出力方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラムを格納した記憶媒体。
  14. 請求項7乃至12のいずれか1つに記載の画像出力方法をコンピュータによって実現させるための制御プログラム。
JP2003345889A 2003-10-03 2003-10-03 画像出力装置および画像出力方法ならびに記憶媒体、プログラム Withdrawn JP2005111714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003345889A JP2005111714A (ja) 2003-10-03 2003-10-03 画像出力装置および画像出力方法ならびに記憶媒体、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003345889A JP2005111714A (ja) 2003-10-03 2003-10-03 画像出力装置および画像出力方法ならびに記憶媒体、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005111714A true JP2005111714A (ja) 2005-04-28

Family

ID=34539026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003345889A Withdrawn JP2005111714A (ja) 2003-10-03 2003-10-03 画像出力装置および画像出力方法ならびに記憶媒体、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005111714A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183886A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2011224877A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Sharp Corp 印刷データ処理装置、印刷データ処理方法、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
US8310719B2 (en) 2008-05-13 2012-11-13 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, and program

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183886A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US8310719B2 (en) 2008-05-13 2012-11-13 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, and program
JP2011224877A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Sharp Corp 印刷データ処理装置、印刷データ処理方法、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4849536B2 (ja) 画像処理システム、制御方法、及びプログラム
JPH10222319A (ja) 印刷装置及び印刷制御方法
JP5397678B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法およびプログラム
JP2005111714A (ja) 画像出力装置および画像出力方法ならびに記憶媒体、プログラム
JP2009159494A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP4936524B2 (ja) 画像処理システムおよび画像処理方法
JP4400709B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP3715749B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
JP4136894B2 (ja) 印刷装置および印刷方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2000094803A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、及び記憶媒体
JP3064921B2 (ja) プリンタ
US6281985B1 (en) Print control apparatus, print control method, and memory medium
JP2981400B2 (ja) 印刷装置および印刷装置のデータ処理方法
JPH09226186A (ja) 印刷装置
JP4188308B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理装置の制御プログラム
JP2004243569A (ja) 画像形成装置
JP2002356016A (ja) 画像印刷装置、画像印刷方法、及び画像印刷プログラム
JP2001331287A (ja) 画像処理装置及びその方法
JP2500661B2 (ja) プリンタ装置
JP2008140169A (ja) 電子データ圧縮装置、電子データ圧縮方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2003006183A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及びそのプログラムを格納するコンピュータ可読媒体
JPH0825716A (ja) 電子写真ページプリンタ
JPH1044530A (ja) 印刷制御装置、情報処理装置、印刷装置および印刷情報処理方法
JPH11164127A (ja) 画像処理装置及びその方法並びにメモリ媒体
JPH09272232A (ja) 印刷制御装置及び印刷制御方法及び制御プログラムを記憶した記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061205