JP2005111525A - パンチプレスにおけるパンチ金型とダイ金型との芯出し方法およびパンチ金型、ダイ金型 - Google Patents

パンチプレスにおけるパンチ金型とダイ金型との芯出し方法およびパンチ金型、ダイ金型 Download PDF

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Abstract

【課題】 芯出しが自己調芯されて、従来より容易に、かつ確実で正確に行われる。
【解決手段】 パンチ金型7とダイ金型9とを次の工程にて芯出しを行う。パンチ金型に芯出し用ガイド部材53を組み込み固定すると共に予め組み込まれているスペーサ39A、Bをパンチ金型から外し、ストリッパスプリング33をフリーにすることにより、芯出し用ガイド部材がダイ本体17に備えた芯出し用穴65に嵌合した後、パンチ刃部41がダイ孔15に嵌合する。芯出し用ガイド部材により、ダイ本体は押圧具67によって予圧を与えられたまま微小移動して芯合わせされる。スペーサをパンチ金型に再び挿入して芯出し用ガイド部材、パンチ刃部をダイ金型から引き出し、パンチ金型をパンチ支持部材3から外し、スペーサを本締めすると共に芯出し用ガイド部材をパンチ金型から外す。ダイベース11に対して固定具でダイ本体を増締めする。
【選択図】図2

Description

この発明は、パンチプレスにおけるパンチ金型とダイ金型との芯出し方法およびパンチ金型、ダイ金型に関する。
従来のパンチプレスの例えばタレットパンチプレスにおけるパンチ金型、ダイ金型は、予め上、下部タレットの装着穴が芯出しされた状態で上下別々に装着されるように構成されている。そして、パンチ金型とダイ金型との芯出しを行う場合には、ストライカの直下での芯出し確認が必要であるので、タレットパンチプレスのワーク稼働盤に乗りフレーム下に潜り込み寝ころんで、専用芯出し治具で上、下部タレットの芯出し確認、ダイホルダの下の下部タレットへの固定ボルト仮締めを行い、上、下部タレットを金型交換位置に回転して増締めを行っている。
特開平9−103829号公報
ところで、上述した従来のパンチ金型とダイ金型との芯出し方法では、上、下部タレットを金型交換位置に回転して増締めを行なわなければならず、使用するタレット穴ごとに行うことは時間および労力を要するため、多大な工数を要し、日常業務として設定しにくい。また、上、下部タレットを金型交換位置に回転して増締めを行なった際に、上、下金型の芯がズレる可能性を残し、再度ストライカ下で芯出しを確認する必要が出てくる恐れがある。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
上記課題を達成するためにこの発明のパンチプレスにおけるパンチ金型とダイ金型との芯出し方法は、パンチプレスにおけるパンチ支持部材に装着するパンチ金型とダイ支持部材に装着するダイ金型とを次の工程にて芯出しすることを特徴とする構成である。
(A)使用するパンチ金型におけるストリッパプレート、ガイドプレートに下方から複数の芯出し用ガイド部材を組み込みガイドベースに固定すると共にパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に予め組み込まれているスペーサを外せるようにしておく第1工程
(B)使用するダイ金型にダイ孔を備えたダイ本体を、固定具で軽く締めてダイベース上に予め緩く固定しておく第2工程
(C)前記パンチ金型、ダイ金型をそれぞれ前記パンチ支持部材、ダイ支持部材に装着すると共にパンチ金型、ダイ金型をそれぞれ加工位置に移動位置決めする第3工程
(D)前記スペーサをパンチ金型から外し、ストリッパスプリングユニットのストリッパスプリングをフリーにすることにより、パンチ刃部と前記芯出し用ガイド部材が前記ストリッパプレートより下方へ下がり、芯出し用ガイド部材の先端が前記ダイ本体に備えた芯出し用穴に嵌合する第4工程
(E)前記芯出し用ガイド部材により、ダイ本体は押圧具によって予圧を与えられたまま微小移動してパンチ金型とダイ金型とが芯合わせされる第5工程
(F)前記スペーサをパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に再び挿入して芯出し用ガイド部材をダイ金型から引き出す第6工程
(G)前記パンチ金型を金型交換位置に移動位置決めして、パンチ金型をパンチ支持部材から外し、前記スペーサを本締めすると共に芯出し用ガイド部材をパンチ金型から外す第7工程
(H)前記ダイベースに対して固定具でダイ本体を増締めする第8工程
(I)前記パンチ金型を再びパンチ支持部材に装着する第9工程。
また、この発明のパンチプレスにおけるパンチ金型とダイ金型との芯出し方法は、パンチプレスにおけるパンチ支持部材に装着するパンチ金型とダイ支持部材に装着するダイ金型とを次の工程にて芯出しすることを特徴とする構成である。
(A)使用するパンチ金型におけるストリッパプレートを外し、また、パンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に複数枚重ねて予め組み込まれているスペーサの上側のスペーサと傾斜面を備えた下側スペーサを外せるようにしておく第1工程
(B)使用するダイ金型にダイ孔を備えたダイ本体を、固定具で軽く締めてダイベース上に予め緩く固定しておく第2工程
(C)前記パンチ金型、ダイ金型をそれぞれ前記パンチ支持部材、ダイ支持部材に装着すると共にパンチ金型、ダイ金型をそれぞれ加工位置に移動位置決めする第3工程
(D)前記上側のスペーサをパンチ金型から外した後、傾斜面をもつ下側スペーサをパンチ金型から徐々に外し、ストリッパスプリングユニットのストリッパスプリングがフリーになるにつれ、前記ダイ本体のダイ孔に接近し、パンチ刃部と同芯性を有する刃根本部を前記ダイ孔に嵌合させることにより、ダイ本体が押圧具によって予圧を与えられたまま微小に水平面内で強制移動して、パンチ金型とダイ金型とが芯合わせされる第4工程
(E)前記上側のスペーサおよび下側のスペーサをパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に再び挿入してパンチ刃部をダイ金型から引き出す第5工程
(F)前記パンチ金型を金型交換位置に移動位置決めして、パンチ金型をパンチ支持部材から外し、前記上側のスペーサと下側のスペーサを本締めする第6工程
(G)前記ダイベースに対して固定具でダイ本体を増締めする第7工程
(H)前記ストリッパプレートをパンチ金型に装着し、パンチ金型を再びパンチ支持部材に装着する第8工程。
さらに、この発明のパンチプレスにおけるパンチ金型とダイ金型との芯出し方法は、パンチプレスにおけるパンチ支持部材に装着するパンチ金型とダイ支持部材に装着するダイ金型とを次の工程にて芯出しすることを特徴とする構成である。
(A)使用するパンチ金型におけるストリッパプレートを外し、また、パンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に予め組み込まれているスペーサを外せるようにしておくと共に下降速度制御手段でパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとを保持ておく第1工程
(B)使用するダイ金型にダイ孔を備えたダイ本体を、固定具で軽く締めてダイベース上に予め緩く固定しておく第2工程
(C)前記パンチ金型、ダイ金型をそれぞれ前記パンチ支持部材、ダイ支持部材に装着すると共にパンチ金型、ダイ金型をそれぞれ加工位置に移動位置決めする第3工程
(D)前記スペーサをパンチ金型から外した後、前記下降速度制御手段を制御して、ストリッパスプリングユニットのストリッパスプリングがフリーになり、パンチ刃部と同芯性を有する刃根本部が前記ダイ本体のダイ孔に接近し、パンチ刃部の刃先を前記ダイ孔に嵌合させることにより、ダイ本体が押圧具によって予圧を与えられたまま微小に水平面内で強制移動して、パンチ金型とダイ金型とが芯合わせされる第4工程
(E)前記スペーサをパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に再び挿入すると共に、前記下降速度制御手段を制御してパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間の距離を元の状態に戻してパンチ刃部をダイ金型から引き出す第5工程
(F)前記パンチ金型を金型交換位置に移動位置決めして、パンチ金型をパンチ支持部材から外し、前記スペーサを本締めする第6工程
(G)前記ダイベースに対して固定具でダイ本体を増締めする第7工程
(H)前記ストリッパプレートをパンチ金型に装着し、パンチ金型をパンチ支持部材に装着する第8工程。
この発明のパンチ金型は、パンチプレスにおけるパンチ支持部材に上下動可能に支持されるパンチボデイの下部にパンチ刃部を備えると共に、上記パンチボデイの上部にパンチヘッドを一体的に備え、前記パンチヘッドとパンチボデイとの間にストリッパスプリングユニットを備え、このストリッパスプリングユニットの上部と前記パンチヘッドとの間にスペーサを着脱可能に備えたことを特徴とする構成である。
この発明のパンチ金型は、前記パンチ金型において、前記スペーサは、前記パンチ金型に対向して備えたダイ金型と前記パンチ刃部との間隔寸法より僅かに薄い厚さであることを特徴とする構成である。
この発明のパンチ金型は、前記パンチ金型において、前記スペーサの厚さは、当該スペーサを取り外したときに、下降して芯出し用ガイド部材がダイ本体の芯出し用穴に嵌合するに等しい厚さであることが好ましい。
この発明のパンチ金型は、前記パンチ金型において、前記スペーサは、複数枚重ねてあり、下側のスペーサは、パンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間から取り外すときに、前記パンチボディの下降が緩やかに行われるように、前記パンチヘッドと接触する面は傾斜面に形成してあることが好ましい。
この発明のパンチ金型は、前記パンチ金型において、前記下側のスペーサの厚さは、上側のスペーサを取り外したときに、下降してパンチ刃部の刃根本部がダイ孔に嵌合するの等しいか僅かに大きい厚さであることことが好ましい。
この発明のパンチ金型は、前記パンチ金型において、前記パンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に、前記スペーサを取り外した後に、前記パンチヘッドの下降速度を制御するための下降速度制御手段を備えていることが好ましい。
この発明のパンチ金型は、前記パンチ金型において、前記ストリッパスプリングユニットは、前記パンチヘッドを囲繞する円周上の複数箇所にストリッパスプリングを備えていることが好ましい。
この発明のダイ金型は、ダイベース上にダイ孔を備えたダイ本体を設け、前記ダイベースに対してダイ本体を位置決め固定自在の固定具を備えていることを特徴とする構成である。
この発明のダイ金型は、前記ダイ金型において、前記固定具は、前記ダイ本体を前記ダイベースに対して押圧する押圧具を備えているが好ましい。
以上のごとき発明の課題を解決するための手段の説明から理解されるように、この発明
によれば、従来の芯出しにおける課題を解決し、多大な工数を要することなく、芯出しを容易にかつ確実で正確に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1、図2、図3および図4を参照するに、パンチプレスとしての例えばタレットパンチプレス1には、回転自在なパンチ支持部材、ダイ支持部材としての上部タレット3、下部タレット5が相対向して設けられており、この上部タレット3、下部タレット5にはそれぞれ相対向したパンチ金型7,ダイ金型9が装着されている。ダイ金型9としてはダイベース11が下部タレット5に形成された装着穴5Hに装着され、キー13で回り止めの役目をして固定されている。前記ダイベース11上にはほぼ中心にダイ孔15を備えたダイ本体17が備えられている。
前記上部タレット3に形成された装着穴3Hには円柱形状のガイドベース19が装着されていると共にこのガイドベース19の下部には円柱形状のガイドプレート21が設けられている。前記ガイドベース19のキー溝19Vには上部タレット3にボルトAで固定されたキー23がはまり込んでいて、回り止めの役目を果たしている。前記ガイドプレート21と前記ガイドベース19とはピン25で位置決めされていると共にボルトBで固定されている。前記ガイドベース19上にはストリッパスプリングユニット27が設けられている。このストリッパスプリングユニット27は中央部に装着穴29Hを有した上部円盤29と装着穴29Hと同芯の装着穴31Hを有した下部円盤31とを備えており、ボルトCで固定されている。上部円盤29と下部円盤31との間には円周上に適宜な間隔で複数のストリッパスプリング33が上方向へ付勢して介在されている。
前記装着穴29H、装着穴31Hにはパンチドライバ35が装着され、このパンチドライバ35は前記ガイドベース19にスルーボルトDで固定されている。前記パンチドライバ35の上部にはパンチヘッド37が装着穴37HにボルトEが挿入されて固定されている。前記上部円盤29とパンチヘッド37との間にはスペーサとしての半割形状の分割プレート39A、39Bが挿入されており、装着穴39HにボルトFが挿入されて上部円盤29に固定されている。
前記ガイドプレート21の中央部に形成された装着穴21Hにはパンチ刃部としてのパンチ替え刃41が装着されていると共にこのパンチ替え刃41は前記ガイドベース19にボルトGで固定されている。また、前記ガイドプレート21の下方にはストリッパプレート43が設けられており、このストリッパプレート43と前記下部円盤31との間に前記ガイドベース19、ガイドプレート21の装着穴19H、21H1を通して複数のストリッバガイドピン45が図1に示されているように設けられ、この各ストリッバガイドピン45の上下はボルトH、Iでそれぞれ下部円盤31、ストリッパプレート43に固定されている。
また、図2に示されているように、前記ガイドベース19の下部には例えば逆U字形状の溝47が形成されていると共にこの溝47に連通して前記ガイドプレート21、ストリッパプレート43にはそれぞれ装着穴49、51が形成されている。そして、芯出し用ガイド部材としての芯出し用ガイドピン53が下方よりストリッパプレート43、ガイドプレート21の装着穴51、49を通してガイドベース19の下部に形成された溝47に挿入される。前記ガイドベース19の溝47の上方部には上下方向に延伸された段付き穴55が形成されており、この段付き穴55は前記溝47に連通されている。また、この段付き穴55に対応した前記下部円盤31には穴57が上下方向に貫通して形成されている。前記段付き穴55にボルトJが上方から挿入されて、前記溝47されている芯出し用ガイドピン53の上部が固定される。また、前記ボルトJの上部にはスプリング59が設けられている。前記上部タレット3には複数のスルーボルトKが取り付けられており、この各スルーボルトKにはリフタスプリング61を上方へ付勢した押さえ部材63が装着され、この押さえ部材63の上面には前記下部円盤31の下面に当接されている。
前記ダイ金型9におけるダイベース11の中央部には前記ダイ孔15に連通した穴11Hが形成されている。ダイベース11上に設けられたダイ本体17には前記芯出し用ガイドピン53が装着される芯出し用穴65が形成されている。前記ダイ本体17の外周にはダイ本体17を固定するための押圧具としての環状の固定リング67が設けられ、ボルトL、スプリングワッシャWで固定されている。
前記スペーサとしての分割プレート39A、39Bの厚さL1は、パンチ金型7に対向して備えたダイ金型9のダイ本体17の上面と前記パンチ替え刃41の下面との間隔寸法L2より僅かに薄い厚さとなっていることが必要である。すなわち、芯出し用ガイドピン53の下端は芯出し穴65に係合するか、パンチ替え刃41の下面はダイ孔15の上面に係合しない程度の厚さである。
上記構成により、パンチ金型7とダイ金型9との協動でワークにパンチング加工を行う場合には、図1に示されているように、上、下部タレット3,5を回転させてパンチ金型7とダイ金型9を図示省略のストライカの直下の加工位置に位置決めせしめる。この状態で、ストライカを打撃するとリフタスプリング61の付勢力に抗してパンチヘッド37が下降すると共にストリッパプレート43も下降してこのストリッパプレート43でワークを押さえる。さらに、パンチヘッド37が下降すると、ストリッパガイドピン45に案内されてガイドベース19、ガイドプレート21が下降すると共にパンチ替え刃41が下降して、ダイ孔15との協動でワークにパンチング加工が行われることになる。
上記のごとくワークにパンチング加工を行う前に、パンチ金型7とダイ金型9との芯出しを行う必要がある。この芯出し方法としては次の工程により行われる。
すなわち、(A)第1工程で、使用するパンチ金型7におけるストリッパプレート43、ガイドプレート21に下方から図2に示すごとく複数の芯出し用ガイド部材53を組み込みガイドベース19に固定すると共にパンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27との間に予め組み込まれているスペーサとしての分割プレート39A、39BをボルトFをゆるめて外せるようにしておく。
(B)第2工程で、使用するダイ金型9にダイ孔15を備えたダイ本体17を、固定具としてのボルトL、スプリングワッシャWで軽く締めてダイベース11上に予め緩く固定しておく。
(C)第3工程で、前記パンチ金型7、ダイ金型9をそれぞれ前記パンチ支持部材、ダイ支持部材としての上、下部タレット3、5に装着すると共にパンチ金型7、ダイ金型9をそれぞれ図示省略のストライカの直下の加工位置に移動位置決めする。
(D)第4工程で、前記スペーサとしての分割プレート39A、39Bをパンチ金型7から外す。すなわち、パンチヘッド37と上部円盤29との間から外す。そして、ストリッパスプリングユニット27のストリッパスプリング33がフリーになることで、パンチ替え刃41と前記芯出し用ガイド部材53が前記ストリッパプレート43より下方へ下がり、芯出し用ガイド部材53の先端がパンチ替え刃41の刃先より下方へ突出されているから、芯出し用ガイド部材53の先端が前記ダイ本体17に備えた芯出し用穴65に嵌合する。
(E)第5工程で、前記芯出し用ガイド部材53により、ダイ本体17は押圧具としての固定リング67によって予圧を与えられたまま微小移動してパンチ金型7とダイ金型9とが芯合わせされる。
(F)第6工程で、前記スペーサとしての分割プレート39A、39Bをパンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27の上部円盤29との間に再び挿入して芯出し用ガイド部材53をダイ金型9から引き出す。
(G)第7工程で、前記パンチ支持部材としての上部タレット3を金型交換位置に移動位置決めして、パンチ金型7をパンチ支持部材としての上部タレット3から外し、前記スペーサとしての分割プレート39A、39Bを本締めすると共に芯出し用ガイド部材53をパンチ金型7から外す。
(H)第8工程で、前記ダイベース11に対して固定具としてのボルトLでダイ本体17を増締めする。
(I)第9工程で、再びパンチ金型7を上部タレット3に入れて完了する。
その結果、芯出しが自己調芯されて、従来より容易に、かつ確実で正確にに行うことができる。
図5および図6には図1および図2に代わる他の実施の形態が示されている。図5および図6において図1および図2における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図5および図6において、ダイ金型9はダイ本体17に芯出し用穴65が設けられておらずそれ以外はすべて同じである。また、パンチ金型7においては、パンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27との間に設けられたスペーサとしての分割プレートが異なっている。すなわち、この分割プレート69は複数例えば上下に2枚重ねられて上側分割プレート71A、71Bと下側分割プレート73A、73Bとで構成されている。この上側分割プレート71A、71Bと下側分割プレート73A、73BはボルトFで上部円盤29に固定されている。前記下側分割プレート73A、73Bは、パンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27の間から取り外すときに、前記パンチボディ35の下降が緩やかに行われるように、前記パンチヘッド37と接触する面(内側面)は傾斜面75に形成されている。この傾斜面とは直線または曲線のどちらであっても構わない。さらに、前記上側分割プレート71A、71Bの厚さは、上側分割プレート71A、71Bを取り外したときでも、パンチ替え刃41がダイ本体17に接触しない厚さであることが必要である。さらに、上側分割プレート71A、71Bと下側分割プレート73A、73Bとを合わせた厚さは、少なくとも下降してパンチ替え刃41の刃根本部のR部がダイ孔15に嵌合するに等しいか僅かに大きい厚さであることが必要である。
上記構成により、パンチ金型7とダイ金型9との協動でワークにパンチング加工を行う場合には、図5に示されているように、上、下部タレット3,5を回転させてパンチ金型7とダイ金型9を図示省略のストライカの直下の加工位置に位置決めせしめる。この状態で、ストライカを打撃するとリフタスプリング61の付勢力に抗してパンチヘッド37が下降すると共にストリッパプレート43も下降してこのストリッパプレート43でワークを押さえる。さらに、パンチヘッド37が下降すると、ストリッパガイドピン45に案内されてガイドベース19、ガイドプレート21が下降すると共にパンチ替え刃41が下降して、ダイ孔15との協動でワークにパンチング加工が行われることになる。
上記のごとくワークにパンチング加工を行う前に、パンチ金型7とダイ金型9との芯出しを行う必要がある。この芯出し方法としては次の工程により行われる。
(A)第1工程で、使用するパンチ金型7におけるストリッパプレート43をボルトIを緩めて外し、また、パンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27の上部円盤29との間に複数枚重ねて予め組み込まれているスペーサの上側のスペーサである上側分割プレート71A、71Bと傾斜面75を備えた下側のスペーサである下側分割プレート73A、73Bを外せるようにしておく。
(B)第2工程で、使用するダイ金型9にダイ孔15を備えたダイ本体17を、固定具であるボルトL、スプリングワッシャWで軽く締めてダイベース11上に予め緩く固定しておく。
(C)第3工程で、前記パンチ金型7、ダイ金型9をそれぞれ前記パンチ支持部材、ダイ支持部材としての上、下タレット3、5に装着すると共にパンチ金型7、ダイ金型9をそれぞれ図示省略のストライカの直下の加工位置に移動位置決めする。
(D)第4工程で、上側のスペーサである上側分割プレート71A、71Bをパンチ金型3から外した後、前記下側スペーサである傾斜面75を備えた下側分割プレート73A、73Bをパンチ金型7から徐々に外し、ストリッパスプリングユニット27のストリッパスプリング33がフリーになるにつれ、パンチ替え刃41の刃先が前記ダイ本体17のダイ孔15に接近し、パンチ替え刃41のパンチ刃部と同芯性を有する刃根本部のR部を前記ダイ孔15に嵌合させることにより、ダイ本体17が押圧具である固定リング67によって予圧を与えられたまま微小に水平面内で強制移動して、パンチ金型7とダイ金型9とが芯合わせされる。
(E)第5工程で、前記スペーサである上側分割プレート71A、71Bと下側分割プレート73A、73Bをパンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27の上部円盤29との間に再び挿入してパンチ替え刃41をダイ金型9から引き出す。
(F)第6工程で、前記パンチ支持部材である上部タレット3を金型交換位置に移動位置決めして、パンチ金型7をパンチ支持部材である上部タレット3から外し、前記スペーサである上側分割プレート71A、71Bと下側分割プレート73A、73BをボルトFで本締めする。
(G)第7工程で、前記ダイベース11に対して固定具であるボルトL、スプリングワッシャWでダイ本体17を増締めする。
(H)第8工程で、再びパンチ金型7を上部タレット3に入れると共にてストリッパプレート43をボルトIにより取り付けて完了する。
その結果、芯出しが自己調芯されて、従来より容易に、かつ確実で正確に行うことができる。
図7および図8には図1および図2に代わる別の実施の形態が示されている。図7および図8において図1および図2における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図7および図8において、ダイ金型9はダイ本体17に芯出し用穴65が設けられておらずそれ以外はすべて同じである。また、パンチ金型7においては、パンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27との間に設けられたスペーサとしての分割プレートが異なっている。すなわち、この分割プレート77は半割形状の分割プレート77A、77Bで構成されており、この分割プレート77A、77Bがストリッパスプリングユニット27における上部円盤29にボルトFで固定されている。しかも、パンチヘッド37の下面に設けられた溝37Vと上部円盤29の上面に設けられた溝29Vとの間に下降速度制御手段としての刃合わせカム79が通常縦長の状態で保持されている。この刃合わせカム79の中央部には例えば六角穴81が形成されている。そして、刃合わせする際にはこの六角穴81に把手の長い六角レンチ83の先端を指し込み刃合わせカム79を回転させて図8に示した状態にできるようになっている。それ以外は同じであるから重複するので詳細の説明を省略する。
上記構成により、パンチ金型7とダイ金型9との協動でワークにパンチング加工を行う場合には、図7に示されているように、上、下部タレット3,5を回転させてパンチ金型7とダイ金型9を図示省略のストライカの直下の加工位置に位置決めせしめる。この状態で、ストライカを打撃するとリフタスプリング61の付勢力に抗してパンチヘッド37が下降すると共にストリッパプレート43も下降してこのストリッパプレート43でワークを押さえる。さらに、パンチヘッド37が下降すると、ストリッパガイドピン45に案内されてガイドベース19、ガイドプレート21が下降すると共にパンチ替え刃41が下降して、ダイ孔15との協動でワークにパンチング加工が行われることになる。
上記のごとくワークにパンチング加工を行う前に、パンチ金型7とダイ金型9との芯出しを行う必要がある。この芯出し方法としては次の工程により行われる。
(A)第1工程で、使用するパンチ金型7におけるストリッパプレート43をボルトIを緩めて外し、また、パンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27における上部円盤29との間に予め組み込まれているスペーサとしての分割プレート77A、77Bを外せるようにしておくと共に下降速度制御手段である刃合わせカム79でパンチヘッド37とストリッパスプリングユニットにおける上部円盤29とを保持しておく。
(B)第2工程で、使用するダイ金型9にダイ孔15を備えたダイ本体17を、固定具であるボルトL、スプリングワッシャWで軽く締めてダイベース11上に予め緩く固定しておく。
(C)第3工程で、前記パンチ金型7、ダイ金型9をそれぞれ前記パンチ支持部材、ダイ支持部材である上、下タレット3、5に装着すると共にパンチ金型7、ダイ金型9をそれぞれ図示省略のストライカの直下の加工位置に移動位置決めする。
(D)第4工程で、前記スペーサとしての分割プレート77A、77Bをパンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27における上部円盤29との間から外した後、前記下降速度制御手段であ刃合わせカム79に形成された六角穴81に把手の長い六角レンチ83の先端を指し込み刃合わせカム79を徐々に回転させることにより、図7の状態から図8に示した状態となり、ストリッパスプリングユニット27のストリッパスプリング33がフリーになり、パンチ替え刃41の刃先が前記ダイ本体17のダイ孔15に接近し、パンチ替え刃41のパンチ刃部と同芯性を有する刃根本部のR部を前記ダイ孔15に嵌合させることにより、ダイ本体17が押圧具である固定リング67によって予圧を与えられたまま微小に水平面内で強制移動して、パンチ金型7とダイ金型9とが芯合わせされる。
(E)第5工程で、前記スペーサとしての分割プレート77A、77Bをパンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27における上部円盤29との間に再び挿入すると共に、前記下降速度制御手段である刃合わせカム79を回転させてパンチヘッド37とストリッパスプリングユニット27における上部円盤29との間の距離を元の状態に戻してパンチ替え刃41をダイ金型9から引き出す。
(F)第6工程で、前記パンチ金型7を金型交換位置に移動位置決めして、パンチ金型7をパンチ支持部材である上部タレット3から外し、前記スペーサである分割プレート77A、77Bを本締めする。
(G)第7工程で、前記ダイベース11に対して固定具であるホルトL、スプリングワッシャWでダイ本体17を増締めする。
(H)第8工程で、再びパンチ金型7を上部タレット3に入れると共にストリッパプレート43をボルトIにより取り付けて完了する。
その結果、芯出しが自己調芯されて、従来より容易に、かつ確実で正確に行うことができる。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
タレットパンチプレスにおけるパンチ金型、ダイ金型の断面図で、左右の断面はぞぞれ異なった断面図である。 タレットパンチプレスにおける芯出し用ガイド部材を備えたパンチ金型、ダイ金型の断面図で、左右の断面はぞぞれ異なった断面図である。 パンチ金型の各部品を分解した斜視図である。 ダイ金型の各部品を分解した斜視図である。 タレットパンチプレスにおける他のパンチ金型、ダイ金型の断面図で、左右の断面はぞぞれ異なった断面図である。 図5におけるタレットパンチプレスにおける他のパンチ金型の断面図である。 タレットパンチプレスにおけるさらに他のパンチ金型の断面図で、左右の断面はぞぞれ異なった断面図である。 図7におけるタレットパンチプレスにおける他のパンチ金型の断面図である。
符号の説明
1 タレットパンチプレス(パンチプレス)
3 上部タレット(パンチ支持部材)
5 下部タレット(ダイ支持部材)
7 パンチ金型
9 ダイ金型
11 ダイベース
15 ダイ孔
17 ダイ本体
19 ガイドベース
21 ガイドプレート
25 ピン
27 ストリッパスプリングユニット
29 上部円盤
31 下部円盤
33 ストリッパスプリング
35 パンチドライバ
37 パンチヘッド
39A、39B 分割プレート(スペーサ)
41 パンチ替え刃(パンチ刃部)
42 パンチ刃部根本部
43 ストリッパプレート
45 ストリッパガイドピン
47 溝
49、51 装着穴
53 芯出し用ガイドピン(芯出し用ガイド部材)
55 段付き穴
57 穴
59 スプリング
61 リフタスプリング
63 押さえ部材
65 芯出し用穴
67 固定リング(押圧具)
69 分割プレート(スペーサ)
71A、71B 上側分割プレート
73A、73B 下側分割プレート
75 傾斜面
77 分割プレート(スペーサ)
77A、77B 分割プレート
79 刃合わせカム(下降速度制御手段)
81 六角穴
83 六角レンチ
A〜L ボルト
W スプリングワッシャ

Claims (12)

  1. パンチプレスにおけるパンチ支持部材に装着するパンチ金型とダイ支持部材に装着するダイ金型とを次の工程にて芯出しすることを特徴とするパンチプレスにおけるパンチ金型とダイ金型との芯出し方法
    (A)使用するパンチ金型におけるストリッパプレート、ガイドプレートに下方から複数の芯出し用ガイド部材を組み込みガイドベースに固定すると共にパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に予め組み込まれているスペーサを外せるようにしておく第1工程
    (B)使用するダイ金型にダイ孔を備えたダイ本体を、固定具で軽く締めてダイベース上に予め緩く固定しておく第2工程
    (C)前記パンチ金型、ダイ金型をそれぞれ前記パンチ支持部材、ダイ支持部材に装着すると共にパンチ金型、ダイ金型をそれぞれ加工位置に移動位置決めする第3工程
    (D)前記スペーサをパンチ金型から外し、ストリッパスプリングユニットのストリッパスプリングをフリーにすることにより、パンチ刃部と前記芯出し用ガイド部材が前記ストリッパプレートより下方へ下がり、芯出し用ガイド部材の先端が前記ダイ本体に備えた芯出し用穴に嵌合する第4工程
    (E)前記芯出し用ガイド部材により、ダイ本体は押圧具によって予圧を与えられたまま微小移動してパンチ金型とダイ金型とが芯合わせされる第5工程
    (F)前記スペーサをパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に再び挿入して芯出し用ガイド部材をダイ金型から引き出す第6工程
    (G)前記パンチ金型を金型交換位置に移動位置決めして、パンチ金型をパンチ支持部材から外し、前記スペーサを本締めすると共に芯出し用ガイド部材をパンチ金型から外す第7工程
    (H)前記ダイベースに対して固定具でダイ本体を増締めする第8工程
    (I)前記パンチ金型を再びパンチ支持部材に装着する第9工程。
  2. パンチプレスにおけるパンチ支持部材に装着するパンチ金型とダイ支持部材に装着するダイ金型とを次の工程にて芯出しすることを特徴とするパンチプレスにおけるパンチ金型とダイ金型との芯出し方法
    (A)使用するパンチ金型におけるストリッパプレートを外し、また、パンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に複数枚重ねて予め組み込まれているスペーサの上側のスペーサと傾斜面を備えた下側スペーサを外せるようにしておく第1工程
    (B)使用するダイ金型にダイ孔を備えたダイ本体を、固定具で軽く締めてダイベース上に予め緩く固定しておく第2工程
    (C)前記パンチ金型、ダイ金型をそれぞれ前記パンチ支持部材、ダイ支持部材に装着すると共にパンチ金型、ダイ金型をそれぞれ加工位置に移動位置決めする第3工程
    (D)前記上側のスペーサをパンチ金型から外した後、傾斜面をもつ下側スペーサをパンチ金型から徐々に外し、ストリッパスプリングユニットのストリッパスプリングがフリーになるにつれ、前記ダイ本体のダイ孔に接近し、パンチ刃部と同芯性を有する刃根本部を前記ダイ孔に嵌合させることにより、ダイ本体が押圧具によって予圧を与えられたまま微小に水平面内で強制移動して、パンチ金型とダイ金型とが芯合わせされる第4工程
    (E)前記上側のスペーサおよび下側のスペーサをパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に再び挿入してパンチ刃部をダイ金型から引き出す第5工程
    (F)前記パンチ金型を金型交換位置に移動位置決めして、パンチ金型をパンチ支持部材から外し、前記上側のスペーサと下側のスペーサを本締めする第6工程
    (G)前記ダイベースに対して固定具でダイ本体を増締めする第7工程
    (H)前記ストリッパプレートをパンチ金型に装着し、パンチ金型を再びパンチ支持部材に装着する第8工程。
  3. パンチプレスにおけるパンチ支持部材に装着するパンチ金型とダイ支持部材に装着するダイ金型とを次の工程にて芯出しすることを特徴とするパンチプレスにおけるパンチ金型とダイ金型との芯出し方法
    (A)使用するパンチ金型におけるストリッパプレートを外し、また、パンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に予め組み込まれているスペーサを外せるようにしておくと共に下降速度制御手段でパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとを保持ておく第1工程
    (B)使用するダイ金型にダイ孔を備えたダイ本体を、固定具で軽く締めてダイベース上に予め緩く固定しておく第2工程
    (C)前記パンチ金型、ダイ金型をそれぞれ前記パンチ支持部材、ダイ支持部材に装着すると共にパンチ金型、ダイ金型をそれぞれ加工位置に移動位置決めする第3工程
    (D)前記スペーサをパンチ金型から外した後、前記下降速度制御手段を制御して、ストリッパスプリングユニットのストリッパスプリングがフリーになり、パンチ刃部の刃先が前記ダイ本体のダイ孔に接近し、パンチ刃部と同芯性を有する刃根本部を前記ダイ孔に嵌合させることにより、ダイ本体が押圧具によって予圧を与えられたまま微小に水平面内で強制移動して、パンチ金型とダイ金型とが芯合わせされる第4工程
    (E)前記スペーサをパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に再び挿入すると共に、前記下降速度制御手段を制御してパンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間の距離を元の状態に戻してパンチ刃部をダイ金型から引き出す第5工程
    (F)前記パンチ金型を金型交換位置に移動位置決めして、パンチ金型をパンチ支持部材から外し、前記スペーサを本締めする第6工程
    (G)前記ダイベースに対して固定具でダイ本体を増締めする第7工程
    (H)前記ストリッパプレートをパンチ金型に装着し、パンチ金型をパンチ支持部材に装着する第8工程。
  4. パンチプレスにおけるパンチ支持部材に上下動可能に支持されるパンチボデイの下部にパンチ刃部を備えると共に、上記パンチボデイの上部にパンチヘッドを一体的に備え、前記パンチヘッドとパンチボデイとの間にストリッパスプリングユニットを備え、このストリッパスプリングユニットの上部と前記パンチヘッドとの間にスペーサを着脱可能に備えたことを特徴とするパンチ金型。
  5. 前記スペーサは、前記パンチ金型に対向して備えたダイ金型と前記パンチ刃部との間隔寸法より僅かに薄い厚さであることを特徴とする請求項4記載のパンチ金型。
  6. 前記スペーサの厚さは、当該スペーサを取り外したときに、下降して芯出し用ガイド部材がダイ本体の芯出し用穴に嵌合するに等しい厚さであることを特徴とする請求項4または5記載のパンチ金型。
  7. 前記スペーサは、複数枚重ねてあり、下側のスペーサは、パンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間から取り外すときに、前記パンチボディの下降が緩やかに行われるように、前記パンチヘッドと接触する面は傾斜面に形成してあることを特徴とする請求項4記載のパンチ金型。
  8. 前記下側のスペーサの厚さは、上側のスペーサを取り外したときに、下降してパンチ部と同芯性を有する刃根本部がダイ孔に嵌合するに等しいか僅かに大きい厚さであることを特徴とする請求項7記載のパンチ金型。
  9. 前記パンチヘッドとストリッパスプリングユニットとの間に、前記スペーサを取り外した後に、前記パンチヘッドの下降速度を制御するための下降速度制御手段を備えていることを特徴とする請求項4記載のパンチ金型。
  10. 前記ストリッパスプリングユニットは、前記パンチヘッドを囲繞する円周上の複数箇所にストリッパスプリングを備えていることを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載のパンチ金型。
  11. ダイベース上にダイ孔を備えたダイ本体を設け、前記ダイベースに対してダイ本体を位置決め固定自在の固定具を備えていることを特徴とするダイ金型。
  12. 前記固定具は、前記ダイ本体を前記ダイベースに対して押圧する押圧具を備えているを特徴とする請求項11記載のダイ金型。
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