JP2005111400A - 集塵装置および空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空気を通すセルと、セルを挟みながら積層することで一定間隔に保持されながら1枚おきに交互に異なる電圧が印加された平板電極を持つ集塵部において、体積抵抗率が1014Ωcm以下である材料でセルを構成することで平板電極の平板性を確保しながらセル通風路表面にセル内部を通じて電荷を供給することで安定して高い集塵性能が得られることを特徴とする集塵装置。
【選択図】図1
Description
図1に集塵効率の測定に用いた集塵部1を示す。通風路を持つセル2を挟みながら電圧印加平板電極105とアース平板電極B106が交互に積層されている。セル2の寸法は幅100mm、通風方向の奥行30mm、厚み1.5mm、リブ幅3mm、樹脂の肉厚0.1mmである。したがってセル2の通風路の寸法は、縦1.3mm、横2.8mmとなっている。電圧印加平板電極105とアース平板電極B106の寸法は幅90mm、通風方向の奥行25mm、厚さ0.5mmであり、材質はアルミニウムである。セル2の端面から10mmの位置に電圧印加平板電極105とアース平板電極B106を交互に逆向きにセル1を33段、電圧印加平板電極105とアース平板電極B106をそれぞれ16段用いて積層した。両方の平板電極が平行に存在していないセル2の幅方向両端から10mmの部分は通風されないように目封じを行ったため、集塵部1の開口部分は幅80mm、高さ50mmとなっている。この寸法の集塵部を比較例としてセル2の材質にPPを用いたものを、実施例としてセル2の材質にPPに導電性エラストマーを10%配合してポリマーアロイ化した半導電性樹脂を用いたものを作成した。実施例に用いたセル2の樹脂に含まれている導電性エラストマーにはイオン性の導電性物質3が固定化されており、また導電性エラストマーの高分子鎖4とPPの高分子鎖5が絡み合うようにポリマーアロイ化してあるためにほぼ永久的に半導電性を持つ。イオン性の導電性物質はNa+およびSO4 2-が主に用いられている。それぞれのセル材料の体積抵抗率は、比較例であるPPのみのものが1016Ωcm、実施例である半導電性樹脂のものが1011Ωcmであった。比較例のセルに用いたPPのみの樹脂材料の高分子鎖モデルを図2に、実施例のセルに用いた半導電性樹脂の高分子鎖モデルを図3に示す。上記集塵部を図4に示すような23.2m2の容積を持つ実験室に組み込んで集塵効率をそれぞれ評価した。イオン化手段3は図には示さないが針状放電電極とネジ状のアース対向電極をそれぞれ1個用いて並列させた構成となっており、針状放電電極に−6kVの電圧を印加している。このイオン化手段6を送風機A7の吹出し口に2個接続して部屋にイオン11を散布している。集塵部1は別の送風機B8に接続されており、電圧印加平板電極には−6kVの電圧が印加され、アース平板電極B106はアースに接続されている。この集塵部に0.5m/sの風速で空気が通過するように送風機B8を調節している。リオン製レーザーパーティクルカウンターKC−01Cを用いて粒子径0.3μm以上の粉塵濃度を集塵部1の前後で測定し、下の式を用いて集塵効率を測定した。
η:集塵効率(%)、Cin:集塵部入り口の粉塵濃度(個/L)、Cout:集塵部出口の粉塵濃度(個/L)
試験の条件として、部屋の温湿度を30℃80%RH、集塵部1はきれいな状態および1m3のボックス中でタバコ10本分の粉塵を付着させて汚れた状態の2つの状態で評価を行った。測定で得られた集塵効率を表1に示す。
穴の開いた対向電極9とその中心に配置された針状放電電極10を用いたイオン化手段を図5に示す。高電圧が印加される針状放電電極10はアースに接続される穴の開いた対向電極5の中心に配置され、先端が対向電極の平面と同じ高さかそれよりも高い位置になるように構成されている。このような構成のイオン化手段を針状放電電極10の先端が送風方向の風下向きに向けられるようにすることで、穴の開いた対向電極9と針状放電電極10との間で起こる放電によって針状放電電極10の先端から放出されるイオンを穴の開いた対向電極9に吸収されること無く供給することができる。
2つの電極11で誘電体12を挟んだ構造のイオン化手段を図6に示す。2つの電極の片方に高電圧を、もう片方をアースに接続することで誘電体11の端面を通じて沿面放電が起こり、また誘電体内部を介して無声放電が起こることでイオンを誘電体12のほぼ全領域で発生させることができる。誘電体12の材質としてガラスやセラミックスなど高い誘電率持つ材料を用いる。また、その中にマンガン酸化物などのオゾン分解触媒作用を持つ材料を混合して成型することにより、放電により生じたオゾンを吸収し分解することが可能となる。
2 通風路を持つセル
3 導電性物質
4 導電性エラストマーの高分子鎖
5 PPの高分子鎖
6 イオン化手段
7 送風機A
8 送風機B
9 針状放電電極
10 対向電極
11 イオン
12 電極
13 誘電体
Claims (18)
- 空気を通すセルと、セルを挟みながら積層することで一定間隔に保持されながら1枚おきに交互に異なる電圧が印加された平板電極を持つ集塵部において、セルを構成する材料の体積抵抗率が1014Ωcm以下であることを特徴とする集塵装置。
- セルが、半導電性の樹脂であることを特徴とする請求項1記載の集塵装置。
- 樹脂材料が、絶縁性樹脂材料に導電性物質を均一に分散して絶縁性樹脂の高分子鎖に固定化させたものであることを特徴とする請求項2記載の集塵装置。
- 樹脂材料が、導電性物質を高分子鎖に固定化した導電性エラストマーを絶縁性樹脂材料の高分子鎖に絡ませてアロイ化したものであることを特徴とする請求項2記載の集塵装置。
- 導電性物質が、イオン性物質であることを特徴とする請求項3または4記載の集塵装置。
- セルが、半導電性のセラミックスであることを特徴とする請求項1記載の集塵装置。
- セルと平板電極の積層部分を半導電性の接着剤でシーリングすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の集塵装置。
- セルの通風路表面が微細な凹凸を持つことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の集塵装置。
- セルの通風路表面が粘着性を持つことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の集塵装置。
- 空気をイオン化して粉塵を帯電させるイオン化手段を上記集塵部の手前に設けたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の集塵装置。
- 空気をイオン化して粉塵を帯電させるイオン化手段を装置噴出しに設け、空間中で帯電させた粉塵を回収して集塵部で捕集することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の集塵装置。
- イオン化手段が、対向電極の持つ穴の中心に針状電極を配置し、かつ針状電極の先端の高さが対向電極と同じとなる構造であり、針状電極の針先が空気の流れに沿う方向を向いた配置とすることを特徴とする請求項11記載の集塵装置。
- イオン化手段が、対向電極の持つ穴の中心を貫通するように、かつ対向電極の穴から先端が出るように針状電極を設けた構造であり、針状電極の針先が空気の流れに沿う方向に向いた配置とすることを特徴とする請求項11記載の集塵装置。
- イオン化手段が、少なくとも2つの電極で誘電体を挟みこみ、2つの電極に電位差を与えて放電させ、イオンを放出するものであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の集塵装置。
- 誘電体の中にオゾンを分解する触媒を含有させることを特徴とする請求項14記載の集塵装置。
- イオン化手段の放電電極に、パルス状の電圧を印加することを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の集塵装置。
- イオン化手段を風路の前後に少なくとも2つ以上設け、2つのイオン化手段の放出するイオンの極性を異なるものとすることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の集塵装置。
- 請求項1乃至17いずれかに記載の集塵装置を備えた空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003350519A JP2005111400A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 集塵装置および空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003350519A JP2005111400A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 集塵装置および空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005111400A true JP2005111400A (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=34542046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003350519A Pending JP2005111400A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 集塵装置および空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005111400A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009112938A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Panasonic Corp | 電気集じん機 |
KR101574998B1 (ko) * | 2015-01-21 | 2015-12-22 | 주식회사 이에스티 | 오존발생량이 적은 유전집진필터 |
CN111974550A (zh) * | 2019-05-21 | 2020-11-24 | 达尔文技术国际有限公司 | 静电空气过滤器 |
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2003
- 2003-10-09 JP JP2003350519A patent/JP2005111400A/ja active Pending
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