JP2005110790A - 外科用切除装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作が容易で切除効率を悪化させることなく吸引量を調節することが可能な簡単な構成の外科用切除装置を提供する。
【解決手段】 細長いプローブ40を回転作動させてプローブ40の先端部に設けられている刃部58によって生体組織を切除する切除器具38と、この切除器具38に形成された吸引路48を吸引して生体組織を刃部58に引き込むと共に切除された組織を吸引する吸引手段72,80,84とを有する外科用切除装置2。吸引手段72,80,84に、刃部58の作動時に吸引手段72,80,84を作動させると共に吸引手段72,80,84の作動時間に対する吸引時間の割合を制御して吸引手段72,80,84による吸引量を制御する吸引制御手段72を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 細長いプローブ40を回転作動させてプローブ40の先端部に設けられている刃部58によって生体組織を切除する切除器具38と、この切除器具38に形成された吸引路48を吸引して生体組織を刃部58に引き込むと共に切除された組織を吸引する吸引手段72,80,84とを有する外科用切除装置2。吸引手段72,80,84に、刃部58の作動時に吸引手段72,80,84を作動させると共に吸引手段72,80,84の作動時間に対する吸引時間の割合を制御して吸引手段72,80,84による吸引量を制御する吸引制御手段72を設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、関節腔等内の半月板等を切除するための外科用切除装置に関する。
従来、関節に小さな穿刺孔を形成し、この穿刺孔に細長いプローブを挿入して、関節鏡観察下、プローブの先端の刃部により半月板等を切除する外科用切除装置が使用されている。
このような外科用切除装置として、例えば、特許文献1の外科用切除装置がある。この外科用切除装置では、関節腔内に送液手段により生食水等の灌流液が送られており、灌流液は刃部により切除された組織と共に吸引路中へと吸引される。また、吸引路を吸引することにより生体組織を刃部に引き込んで、生体組織を切除する構成となっている。吸引路には吸引ノブが配設されており、この吸引ノブを操作して吸引路を絞ることにより、吸引の開始、吸引量の調節、吸引の停止を行うことが可能となっている。
特許文献2及び3には、処置具と共に使用され、体腔内に液体を供給する液体供給装置が開示されている。この液体供給装置には、体腔内の液体の圧力をモニターする圧力センサが配設されている。液体供給装置は、フィードバックループ制御により体腔内の圧力が一定になるように体腔内に液体を供給する。体腔内の圧力を一定に保つことにより、吸引源による液体の吸引量が調節される。
特許文献4には、腹腔鏡観察下、気腹された腹腔内で生体組織に処置を行う超音波処置装置が開示されている。この超音波処置装置では、超音波振動により発生するミスト等を吸引路を介して吸引して内視鏡の視野を確保する。また、この超音波処置装置では、吸引路を開閉するピンチバルブが吸引路に配設されており、このピンチバルブは、超音波振動子の作動あるいは停止時に自動的に開閉されて吸引路の吸引を作動あるいは停止する。
特開平4−327844号公報
特開平7−178044号公報
米国特許6007556号
特開平11−332873号公報
特許文献1の外科用切除装置では、吸引毎に吸引ノブを手動により操作する必要があるために操作が面倒なものとなっている。また、灌流液が無駄になるのを防止するため、術中、切除処置を行っていない場合には、灌流液を連続して吸引しないように吸引を停止する必要がある。このため、吸引を度々停止及び開始する必要があり、操作が煩雑なものとなっている。
また、吸引路を絞ることにより吸引量を減少させる構成となっているため、吸引量を減少させると吸引圧も低下してしまう。この結果、生体組織が刃部に充分に引き込まれず、切除効率が悪化する。
特許文献2又は3の液体供給装置では、吸引源による吸引量を調節するために、体腔内の圧力をモニターし、フィードバックループ制御を行う必要がある。このため、構成が複雑になり、装置が高価になっている。
特許文献4の超音波処置装置を関節鏡手術に応用した場合には、関節内は生食水で満たされた狭い腔内のため、吸引量を調整しないと吸引し過ぎて腔内の視野が適正に保たれない可能性がある。しかしながら、この超音波処置装置では、吸引量を調節することができない。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、操作が容易で切除効率を悪化させることなく吸引量を調節することが可能な簡単な構成の外科用切除装置を提供することである。
請求項1の発明は、細長いプローブを回転作動させてプローブの先端部に設けられている刃部によって生体組織を切除する切除器具と、
この切除器具に形成された吸引路を吸引して生体組織を刃部に引き込むと共に切除された組織を吸引する吸引手段とを具備する外科用切除装置において、
前記吸引手段に、前記刃部の作動時に前記吸引手段を作動させると共に前記吸引手段の作動時間に対する吸引時間の割合を制御して前記吸引手段による吸引量を制御する吸引制御手段を設けたことを特徴とする外科用切除装置である。
この切除器具に形成された吸引路を吸引して生体組織を刃部に引き込むと共に切除された組織を吸引する吸引手段とを具備する外科用切除装置において、
前記吸引手段に、前記刃部の作動時に前記吸引手段を作動させると共に前記吸引手段の作動時間に対する吸引時間の割合を制御して前記吸引手段による吸引量を制御する吸引制御手段を設けたことを特徴とする外科用切除装置である。
そして、本請求項1の発明では、吸引制御手段によって吸引手段を制御して、刃部の作動時に吸引手段を作動させると共に吸引手段の作動時間に対する吸引時間の割合を制御して吸引手段による吸引量を制御するようにしたものである。
請求項2の発明は、前記吸引制御手段は、前記吸引手段を互いに異なった前記割合を有する複数の吸引モード間で切り替えることを特徴とする請求項1の外科用切除装置である。
そして、本請求項2の発明では、吸引制御手段によって、吸引手段を互いに異なった割合を有する複数の吸引モード間で切り替えて吸引量を切り替えるようにしたものである。
請求項3の発明は、前記複数のモードは、前記刃部の作動時に常時前記吸引手段による吸引を行う第1のモードと、前記刃部の作動時に前記吸引手段による吸引と吸引の停止とを繰り返す第2のモードとからなることを特徴とする請求項2の外科用切除装置である。
そして、本請求項3の発明では、第1のモードでは、刃部の作動時に常時吸引手段による吸引を行い、第2のモードでは、刃部の作動時に吸引手段による吸引と吸引の停止とを繰り返すようにして、第2のモードの吸引量を第1のモードの吸引量よりも小さくしたものである。
請求項4の発明は、前記吸引手段に、前記吸引制御手段に切り替えを行わせる切り替えスイッチを設けたことを特徴とする請求項2又は3の外科用切除装置である。
そして、本請求項4の発明では、吸引手段に設けられている切り替えスイッチを操作することにより、吸引制御手段に切り替えを行わせるようにしたものである。
請求項5の発明は、前記切除器具に、前記吸引制御手段に切り替えを行わせる切り替えスイッチを設けたことを特徴とする請求項2又は3の外科用切除装置である。
そして、本請求項5の発明では、前記切除器具に設けられている切り替えスイッチを操作することにより、吸引制御手段に切り替えを行わせるようにしたものである。
本発明によれば、操作が容易で簡単な構成の外科用切除装置により、切除効率を悪化させることなく吸引量を調節することが可能となっている。
以下、本発明の第1実施形態を図1乃至4を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態の外科用切除装置2を有する外科用切除システムの概略構成を示す。この外科用切除システムは、関節腔内の観察を行うための関節鏡装置4を有する。この関節鏡装置4の関節鏡6内には、関節腔内を照明するための照明光学系が配設されている。また、関節鏡6内には、関節腔内を観察するための観察光学系が配設されている。
関節鏡6は、トロッカー8を介して関節腔内に挿入される細長い挿入部10を有する。この挿入部10の基端部には術者に把持される把持部12が配設されている。この把持部12から、照明光学系に照明光を導光するライトガイドケーブル14が延出されている。このライトガイドケーブル14の末端部は、光源装置16に着脱自在に接続されている。
また、把持部12の後端部には、観察光学系で観察された被写体の光学像を出射する接眼部18が配設されている。この接眼部18には、関節鏡6で得られた被写体像の映像信号を得るための撮像装置20が連設されている。この撮像装置20には、接眼部18から出射された被写体の光学像を撮像するCCD等の撮像素子22が収容されている。撮像装置20の後端部から、撮像装置20で得られた映像信号を伝送するビデオケーブル24が延出されている。
このビデオケーブル24の末端部は、ビデオプロセッサー26に接続されている。このビデオプロセッサー26は、撮像装置20で得られた映像信号をモニター表示可能な映像信号に処理する映像信号処理手段である。ビデオプロセッサー26から、処理された映像信号を伝送するモニターケーブル28が延出されている。このモニターケーブル28の末端部は、モニター装置30に接続されている。このモニター装置30は、ビデオプロセッサーで処理された映像信号をモニターに出力する。
上記外科用切除システムは、関節腔内に生理食塩水等を送るための送液装置32を有する。この送液装置32は、生理食塩水等を収容する送液源34を有する。この送液源34には、送液チューブ36の一端部が接続されている。この送液チューブ36の他端部は、トロッカー8の基端部に接続されている。送液装置32は、送液源34を所定の高さに懸垂することで、送液チューブ36及びトロッカー8を介して関節腔内に適切な圧力で生理食塩水等を供給するようになっている。
上述したように、上記外科用切除システムは、関節腔内の対象組織を切除するための外科用切除装置2を有する。この外科用切除装置2は、操作者に把持されて操作される切除器具38を有する。
この切除器具38は、図2(A)に示されるように、関節腔内に挿入される細長いプローブ40を有する。プローブ40の基端部には、術者に把持される操作部42が配設されている。操作部42内には、プローブ40を軸回り方向に回転駆動させるモーター(駆動手段)44が配設されている。このモーター44には、モーター44に電力を供給するためのケーブル46の一端部が接続されている。このケーブル46は、操作部42の後端部から延出されている。
また、切除器具38には、吸引路48が形成されている。この吸引路48は、プローブ40の先端部で外部と連通し、プローブ40及び操作部42内を先端部から後端部まで延設され、プローブ40の後端部に配設された接続部50に連通している。さらに、操作部42の先端部には、吸引路48の絞りを調節するための吸引ノブ52が配設されている。この吸引ノブ52はレバー状であり、操作部42に対して回動操作されて吸引路48の絞りを調節する構成となっている。
図2(B)及び(C)を用いて、プローブ40の駆動機構を説明する。図2(B)に示されるように、プローブ40は、細長い内管55と、この内管55が回転自在に挿通されている外管54とから形成されている。内管55の先端部には、対象組織を切除する刃部58が配設されている。また、内管55の後端部には、後述するすり割64と係合されている舌片部60が配設されている。
また、内管55には、上記吸引路48の一部を形成している中空路が形成されている。この中空路の先端部は、刃部58の近傍で外部と連通している。また、中空路の後端部は、内管55の後端部において内管55の直径方向に形成されている貫通孔62に連通している。
すり割64は、図2(C)に示すように、接続回転部66に形成されている。この接続回転部66は、軸回り方向に回転自在に配置されている。この接続回転部66の後端部には、ピン68を介して、駆動軸70の先端部が接続されている。この駆動軸70は、軸回り方向に回転自在に配置されている。この駆動軸70の後端部は、上記モーター44に接続されている。
再び図1を参照すると、操作部42の後端部から延出されているケーブル46の他端部は、モーター44(図2(A)参照)を制御するためのコントロールユニット72に接続されている。コントロールユニット72には、コントロールユニット72を操作するフットスイッチ74が接続されている。フットスイッチ74には、モーター44(図2(A)参照)を正転駆動させる正転スイッチ76と、反転駆動させる反転スイッチ78とが並設されている。
また、吸引路48の後端部をなす接続部50には、吸引チューブ80が接続されている。この吸引チューブ80は、トラップ瓶82を介して吸引源84に接続されている。また、吸引チューブ80は、トラップ瓶82と吸引源84との間でピンチバルブ86に挟み込まれている。このピンチバルブ86は上記コントロールユニット72に配設されている。
なお、本実施形態では、吸引チューブ80と吸引源84とコントロールユニット72とによって、吸引路48を吸引する吸引手段が形成されている。また、コントロールユニット72が吸引手段を制御する吸引制御手段を形成している。
図3に、コントロールユニット72の構成の詳細を示す。コントロールユニット72は、電源に接続される電源回路88を有している。この電源回路88は、制御回路90に接続されている。また、この制御回路90には、フットスイッチ74が接続されている。制御回路90は、切除器具38及びピンチバルブ86に出力信号を供給するための出力回路92に接続されている。また、制御回路90は、コントロールユニット72の作動状態を表示する表示パネル94に接続されている。
図4に、コントロールユニット72のフロントパネルの概略構成を示す。このフロントパネルには、上記した表示パネル94が配設されている。表示パネル94の側方には、切除器具38の回転数を設定する設定スイッチ98が配設されている。また、設定スイッチ98の下方には、後述する吸引モードを切り替える切り替えスイッチ100が配設されている。さらに、フロントパネルには、上記したピンチバルブ86が配設されている。
図5に、コントロールユニット72が第1及び第2の吸引モードに設定されている場合における、フットスイッチ74のON−OFF操作に対するピンチバルブ86の開閉状態を示す。コントロールユニット72が第1の吸引モードに設定されている場合には、図5のグラフ(a)に示されるようなフットスイッチ74のON−OFF操作に連動して、グラフ(b)に示されるようにピンチバルブ86が開状態あるいは閉状態にされる。即ち、フットスイッチ74のON操作時においては、ピンチバルブ86は常時開状態にされている。また、フットスイッチ74のOFF操作時においては、ピンチバルブ86は常時閉状態にされている。
また、コントロールユニット72が第2の吸引モードに設定されている場合には、図5のグラフ(a)に示されるようなフットスイッチ74のON−OFF操作に連動して、グラフ(c)に示されるようにピンチバルブ86が開状態あるいは閉状態にされる。即ち、フットスイッチ74のON操作時においては、ピンチバルブ86は、開状態にされた後、所定の時間間隔Tで開状態と閉状態とを繰り返す。なお、時間間隔Tは、フットスイッチ74の通常の押下継続時間(刃部の連続駆動時間)よりも充分に短く設定されている。また、フットスイッチ74のOFF操作時においては、ピンチバルブ86は常時閉状態にされている。
次に、上記構成の本実施形態の外科用切除装置2の作用について説明する。外科手術操作を行う際には、まず、膝部等に穿刺されたトロッカー8を介して関節鏡6の挿入部10を関節腔内に挿入する。そして、膝部等に穿刺された別のトロッカーを介して、あるいは、膝部等に形成された小さな穿刺孔を介して、切除器具38のプローブ40を関節腔内に挿入する。関節腔内を膨らませた後、挿入部10が挿通されたトロッカー8を介して、送液装置32により生理食塩水等を外科手術操作を容易に行い得るような適切な圧力で関節腔内に供給する。なお、吸引源84は作動させておくが、ピンチバルブ86は閉じられているため吸引路48は吸引されない。
関節鏡6観察下、切除器具38の操作部42を操作して、刃部58を半月板等の切除対象組織に接近させる。そして、コントロールユニット72の設定スイッチ98によって切除器具38の回転数を設定し、切除器具38の吸引ノブ52を操作して吸引路48の絞りを調節する。さらに、切り替えスイッチ100によって、コントロールユニット72の吸引モードを第1の吸引モードに設定しておく。
この後、フットスイッチ74を操作して、モーター44を正転駆動あるいは反転駆動させて刃部58を作動する。この際、モーター44の駆動に連動してピンチバルブ86が開かれる。このため、刃部58の作動に連動して、吸引源84による吸引路48の吸引が開始される。
関節鏡6観察下、把持部12を操作して刃部58を対象組織まで移動し、吸引源84による吸引により生体組織を刃部58に引き込んで、刃部58により生体組織を切除する。切除された組織は、関節腔内に供給された生理食塩水等と共に吸引路48中へと吸引される。
対象組織の切除が終了した後、フットスイッチ74を操作して、モーター44を停止させて刃部58を停止させる。この際、モーター44の停止に連動してピンチバルブ86が閉じられる。このため、刃部58の停止に連動して、吸引源84による吸引路48の吸引が停止される。
吸引路48への吸引量が過剰な場合には、コントロールユニット72の切り替えスイッチ100を操作して、吸引モードを第1の吸引モードから第2の吸引モードへと切り替える。第2の吸引モードでは、刃部58の作動開始と同時に、吸引源84による吸引路48の吸引が開始される。そして、刃部58の作動開始から所定の時間間隔Tの経過後、吸引源84による吸引路48の吸引が停止される。さらに、所定の時間間隔Tの経過後、吸引源84による吸引路48の吸引が再び開始される。このように、刃部58の作動中、吸引源84による吸引路48の吸引の開始及び停止が繰り返される。第2の吸引モードでも、第1の吸引モードの場合と同様に対象組織の切除操作を行う。
このような第2の吸引モードでは、刃部58の作動時間に対する吸引源84による吸引路48の吸引時間の割合が、第1の吸引モードに対して小さくなっている。従って、第2の吸引モードにおける吸引源84による吸引量は、第1の吸引モードにおける吸引源84による吸引量よりも小さくなっている。一方で、吸引源84による吸引路48の吸引圧力は、第1の吸引モードと第2の吸引モードとの間で変化していない。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。切除器具38の刃部58の作動あるいは停止に連動して、ピンチバルブ86は自動的に開閉操作される。また、ピンチバルブ86が開閉操作されると、吸引源84による吸引路48の吸引が作動あるいは停止される。このため、刃部58を作動あるいは停止すると、吸引源84による吸引路48の吸引が自動的に作動あるいは停止される。従って、外科用切除装置2の操作が容易になっている。
また、コントロールユニット72に配設された切り替えスイッチ100により、モーター44の駆動時に常時ピンチバルブ86が開かれている第1の吸引モードと、モーター44の駆動時にピンチバルブ86が所定の時間間隔Tで開状態と閉状態との間を移行される第2の吸引モードとのいずれかを選択することが可能となっている。このため、簡単な構成の外科用切除装置2において、吸引源84による吸引路48の吸引量を簡単な操作で調節することが可能となっている。
また、吸引量を減少させても吸引圧が低下することがないため、吸引源84の吸引作動による対象組織の刃部58への引き込み力が減少することがない。このため、吸引量の減少により切除効率が悪化することが防止されている。
図6は、本発明の第2実施形態の外科用切除装置102の切除器具103を示す。第1実施形態と同様な構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。この外科用切除装置102は、第1実施形態の外科用切除装置2と以下の構成のみ異なる。即ち、図6(A)に示されるように、切除器具103の操作部42に、ハンドスイッチ104が配設されている。このハンドスイッチ104は、吸引ノブ52の近傍に配設されている。
ハンドスイッチ104には、切除器具103のモーター44(図2(A)参照)を正転駆動させる正転スイッチ106と、反転駆動させる反転スイッチ108とが並設されている。さらに、切り替えスイッチ100が、これらに並設されている。
次に、上記構成の本実施形態の外科用切除装置102の作用について説明する。この外科用切除装置102の作用は、第1実施形態の外科用切除装置2の作用と基本的に同様である。即ち、外科手術操作を行う際には、ハンドスイッチ104を操作して、切除器具103のモーター44を正転駆動若しくは反転駆動させ、又は、吸引モードを切り替える。
そこで、上記構成のものにあっては第1実施形態の効果に加えて次の効果を奏する。切除器具103の操作部42に、正転スイッチ106、反転スイッチ108及び切り替えスイッチ100を有するハンドスイッチ104が配設されている。また、このハンドスイッチ104は、吸引ノブ52の近傍に配設されている。このため、外科用切除装置102の各種操作を滅菌域でスムーズに行うことが可能となっている。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
記
(付記項1) 生体組織を先端に設けた刃部によって切除する細長のプローブと、前記刃部を回転させる動力源を内蔵したハンドピースと、前記プローブと連通する吸引源と、前記動力源及び吸引源に電力及び出力信号を供給するコントロールユニットを備えた外科用切除装置において、
前記刃部の回転動作に連動して、前記吸引源を作動させる吸引制御手段を前記コントロールユニットに備えたことを特徴とする外科用切除装置。
記
(付記項1) 生体組織を先端に設けた刃部によって切除する細長のプローブと、前記刃部を回転させる動力源を内蔵したハンドピースと、前記プローブと連通する吸引源と、前記動力源及び吸引源に電力及び出力信号を供給するコントロールユニットを備えた外科用切除装置において、
前記刃部の回転動作に連動して、前記吸引源を作動させる吸引制御手段を前記コントロールユニットに備えたことを特徴とする外科用切除装置。
(付記項2) 付記項1において、吸引動作における開閉時間を変更する吸引モード切替手段を前記コントロールユニットに設けたことを特徴とする。
(付記項3) 付記項2において、吸引モード切替スイッチを前記コントロールユニットに設けたことを特徴とする。
(付記項4) 付記項2において、吸引モード切替スイッチを前記ハンドピースに設けたことを特徴とする。
本発明は、操作が容易で切除効率を悪化させることなく吸引量を調節することが可能な簡単な構成の、関節腔等内の半月板等を切除するための外科用切除装置を提供する。
2…外科用切除装置、38…切除器具、40…プローブ、48…吸引路、58…刃部、72,80,84…吸引手段、72…吸引制御手段。
Claims (5)
- 細長いプローブを回転作動させてプローブの先端部に設けられている刃部によって生体組織を切除する切除器具と、
この切除器具に形成された吸引路を吸引して生体組織を刃部に引き込むと共に切除された組織を吸引する吸引手段とを具備する外科用切除装置において、
前記吸引手段に、前記刃部の作動時に前記吸引手段を作動させると共に前記吸引手段の作動時間に対する吸引時間の割合を制御して前記吸引手段による吸引量を制御する吸引制御手段を設けたことを特徴とする外科用切除装置。 - 前記吸引制御手段は、前記吸引手段を互いに異なった前記割合を有する複数のモード間で切り替えることを特徴とする請求項1の外科用切除装置。
- 前記複数のモードは、前記刃部の作動時に常時前記吸引手段による吸引を行う第1のモードと、前記刃部の作動時に前記吸引手段による吸引と吸引の停止とを繰り返す第2のモードとからなることを特徴とする請求項2の外科用切除装置。
- 前記吸引手段に、前記吸引制御手段に切り替えを行わせる切り替えスイッチを設けたことを特徴とする請求項2又は3の外科用切除装置。
- 前記切除器具に、前記吸引制御手段に切り替えを行わせる切り替えスイッチを設けたことを特徴とする請求項2又は3の外科用切除装置。
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
WO2022201809A1 (ja) * | 2021-03-23 | 2022-09-29 | テルモ株式会社 | 吸引装置及び吸引システム |
WO2022269971A1 (ja) * | 2021-06-23 | 2022-12-29 | オリンパス株式会社 | 超音波処置具 |
-
2003
- 2003-10-03 JP JP2003345994A patent/JP2005110790A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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