JP2005110435A - コイルエンド形成装置及びステータの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【構成】 コイルエンド成形装置100は、第1,第2カフスサポート101,102とカフスサポート保持部材105とを備える。また、第1,第2内成形型921,922と第1,第2外成形型925,926と第1,第2コイルエンド成形型931,932とを備える。カフスサポート保持部材105は、第1,第2カフスサポート101,102にステータコア971側への押圧力が生じたときに、軸方向に弾性変形し、第1,第2カフスサポート101,102の間隔を縮めて、これらがステータコア171に密着した状態を維持する弾性部151を有する。
【選択図】 図5
Description
その後は、上側内成形型921、上側外成形型925及び上側コイルエンド成形型931を上昇させると共に、下側内成形型922、下側外成形型926及び下側コイルエンド成形型932を下降させる。そして、ステータ970をカフスサポート機構903から取り外し、次工程を行う。
このようにして、ステータ970が製造される。
しかし、本発明では、カフスサポート保持部材が、第1カフスサポート及び第2カフスサポートにステータコア側への押圧力が生じたときに、軸方向に弾性変形し、第1カフスサポートと第2カフスサポートとの間隔を縮めて、第1カフスサポートが第1主面に密着すると共に第2カフスサポートが第2主面に密着した状態を維持する弾性部を有する。
このため、コイルエンド形成工程において、第1コイルエンド成形型により第1コイルエンド部を、第2コイルエンド成形型により第2コイルエンド部を押圧したときに、この成形力が第1カフスサポートの先端部や第2カフスサポートの先端部に掛かっても、カフスサポート保持部材の弾性部が、軸方向に弾性変形し、第1カフスサポートと第2カフスサポートとの間隔を縮めて、第1カフスサポートが第1主面に密着すると共に第2カフスサポートが第2主面に密着した状態を維持する。従って、たとえステータコアが成形力によって軸方向に圧縮され潰れても、あるいは、ステータコアの厚みに個体差があっても、第1カフスサポートと第2カフスサポートに撓みは生じず、第1カフスサポートと第1外成形型との間や第2カフスサポートと第2外成形型との間に従来のような隙間が生じない。よって、コイル線が第1カフスサポートと第1外成形型との間や第2カフスサポートと第2外成形型との間に噛み込まれることはなく、コイル線が傷つく不良が生じない。このように本発明のステータの製造方法によれば、コイル線を傷つけることなくコイルエンド部を所定形状に成形できる。
本実施形態に係るコイルエンド成形装置100及びステータ170の製造方法について図5〜図7に示す。また、コイルエンド成形装置100のうちカフスサポート機構103の上方から見た斜視図を図1に、カフスサポート機構103の下方から見た斜視図を図2に示す。さらに、弾性変形していない状態のカフスサポート機構103を図3に、軸方向に弾性変形した状態のカフスサポート機構103を図4に示す。
しかし、この押圧力に応じて、カフスサポート保持部材105の弾性部115が、軸方向に弾性変形(圧縮変形)し、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102との間隔を縮めて、上側カフスサポート101がステータコア171の上面171Aに密着すると共に下側カフスサポート102がステータコア171の下面171Bに密着した状態を維持する。従って、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102に撓みは生じず、上側カフスサポート101と上側外成形型125との間や下側カフスサポート102と下側外成形型126との間に従来のような隙間が生じない。
しかし、カフスサポート保持部材105の弾性部115が、更に軸方向に弾性変形(圧縮変形)し、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102との間隔を更に縮めて、上側カフスサポート101がステータコア171の上面171Aに密着すると共に下側カフスサポート102がステータコア171の下面171Bに密着した状態を維持する。従って、この過程においても、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102に撓みは生じず、上側カフスサポート101と上側外成形型125との間や下側カフスサポート102と下側外成形型126との間に従来のような隙間が生じない。よって、従来のようにコイル線が噛み込まれることがない。
このようにして、ステータ170が製造される。
101 上側カフスサポート(第1カフスサポート)
101P (上側カフスサポートの)先端部
101Q (上側カフスサポートの)後方部
102 下側カフスサポート(第2カフスサポート)
102P (下側カフスサポートの)先端部
102Q (下側カフスサポートの)後方部
103 カフスサポート機構
105 カフスサポート保持部材
107 上側保持部(第1保持部)
111 下側保持部(第2保持部)
115 弾性部
119 弦巻バネ
121 上側内成形型(第1内成形型)
122 下側内成形型(第2内成形型)
125 上側外成形型(第1外成形型)
126 下側外成形型(第2外成形型)
131 上側コイルエンド成形型(第1コイルエンド成形型)
132 下側コイルエンド成形型(第2コイルエンド成形型)
170 ステータ
171 ステータコア
177 巻線
177A 上側コイルエンド部(第1コイルエンド部)
177B 下側コイルエンド部(第2コイルエンド部)
Claims (4)
- 第1主面とこれに平行な第2主面とを有する環状をなし、その径方向内側に突出する複数の内歯を有し、互いに隣接する前記内歯でスロットが構成されたステータコアと、
第1カフス部を前記第1主面から突出させると共に第2カフス部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロットに挿入されたスロット絶縁紙と、
第1コイルエンド部を前記第1主面から突出させると共に第2コイルエンド部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロット絶縁紙の内側に挿入された巻線と、
を備えるステータの前記第1コイルエンド部及び前記第2コイルエンド部を所定形状に成形するコイルエンド成形装置であって、
自身の先端側が前記内歯のうち前記第1主面上に配置され、自身の後端側が前記ステータコアの径方向外側に配置される第1カフスサポートと、
自身の先端側が前記内歯のうち前記第2主面上に配置され、自身の後端側が前記ステータコアの径方向外側に配置される第2カフスサポートと、
前記ステータコアの径方向外側において前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートを保持するカフスサポート保持部材と、
前記第1コイルエンド部の径方向内側に配置され、前記第1カフスサポートに当接して前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第1内成形型と、
前記第1コイルエンド部の径方向外側に配置され、前記第1カフスサポートに当接して前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第1外成形型と、
前記第1内成形型と前記第1外成形型との間隙に挿入され、前記第1コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧し、前記第1内成形型と前記第1外成形型との間で前記第1コイルエンド部を所定形状に成形する第1コイルエンド成形型と、
前記第2コイルエンド部の径方向内側に配置され、前記第2カフスサポートに当接して前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第2内成形型と、
前記第2コイルエンド部の径方向外側に配置され、前記第2カフスサポートに当接して前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第2外成形型と、
前記第2内成形型と前記第2外成形型との間隙に挿入され、前記第2コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧し、前記第2内成形型と前記第2外成形型との間で前記第2コイルエンド部を所定形状に成形する第2コイルエンド成形型と、
を備え、
前記カフスサポート保持部材は、前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートに前記ステータコア側への押圧力が生じたときに、前記軸方向に弾性変形し、前記第1カフスサポートと前記第2カフスサポートとの間隔を縮めて、前記第1カフスサポートが前記第1主面に密着すると共に前記第2カフスサポートが前記第2主面に密着した状態を維持する弾性部を有する
コイルエンド成形装置。 - 請求項1に記載のコイルエンド成形装置であって、
前記カフスサポート保持部材は、
前記第1カフスサポートを保持する第1保持部と、
前記第2カフスサポートを保持する第2保持部と、
前記第1保持部と前記第2保持部との間に配設され、前記軸方向に圧縮変形するバネを有する前記弾性部と、
を有する
コイルエンド成形装置。 - 第1主面とこれに平行な第2主面とを有する環状をなし、その径方向内側に突出する複数の内歯を有し、互いに隣接する前記内歯でスロットが構成されたステータコアと、
第1カフス部を前記第1主面から突出させると共に第2カフス部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロットに挿入されたスロット絶縁紙と、
第1コイルエンド部を前記第1主面から突出させると共に第2コイルエンド部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロット絶縁紙の内側に挿入された巻線と、
を備えるステータの前記第1コイルエンド部及び前記第2コイルエンド部を所定形状に成形するステータの製造方法であって、
第1カフスサポートを、その先端側を前記内歯のうち前記第1主面上に配置すると共にその後端側を前記ステータコアの径方向外側に配置し、
第2カフスサポートを、その先端側を前記内歯のうち前記第2主面上に配置すると共にその後端側を前記ステータコアの径方向外側に配置し、
前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートに前記ステータコア側への押圧力が生じたときに、前記軸方向に弾性変形し、前記第1カフスサポートと前記第2カフスサポートとの間隔を縮めて、前記第1カフスサポートが前記第1主面に密着すると共に前記第2カフスサポートが前記第2主面に密着した状態を維持する弾性部を有するカフスサポート保持部材によって、前記ステータコアの径方向外側において前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートを保持した
前記ステータについて、
第1内成形型を前記第1コイルエンド部の径方向内側に配置し、前記第1カフスサポートに当接させて前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧し、
第1外成形型を前記第1コイルエンド部の径方向外側に配置し、前記第1カフスサポートに当接させて前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧し、
第2内成形型を前記第2コイルエンド部の径方向内側に配置し、前記第2カフスサポートに当接させて前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧し、
第2外成形型を前記第2コイルエンド部の径方向外側に配置し、前記第2カフスサポートに当接させて前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧した状態において、
前記第1内成形型と前記第1外成形型との間隙において、第1コイルエンド成形型により、前記第1コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧して、前記第1内成形型と第1外成形型との間で前記第1コイルエンド部を所定形状に成形すると共に、
前記第2内成形型と前記第2外成形型との間隙において、第2コイルエンド成形型により、前記第2コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧して、前記第2内成形型と前記第2外成形型との間で前記第2コイルエンド部を所定形状に成形する
コイルエンド成形工程を備えるステータの製造方法。 - 請求項3に記載のステータの製造方法であって、
前記カフスサポート保持部材は、
前記第1カフスサポートを保持する第1保持部と、
前記第2カフスサポートを保持する第2保持部と、
前記第1保持部と前記第2保持部との間に配設され、前記軸方向に圧縮変形するバネを有する前記弾性部と、
を有する
ステータの製造方法。
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JP2003342152A JP4385708B2 (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | コイルエンド形成装置及びステータの製造方法 |
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JP2010200505A (ja) * | 2009-02-25 | 2010-09-09 | Toyota Motor Corp | ステータ製造方法およびステータ製造装置 |
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