JP2005110435A - コイルエンド形成装置及びステータの製造方法 - Google Patents

コイルエンド形成装置及びステータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【目的】 コイル線を傷つけることなくコイルエンド部を成形できるコイルエンド成形装置及びステータの製造方法を提供すること。
【構成】 コイルエンド成形装置100は、第1,第2カフスサポート101,102とカフスサポート保持部材105とを備える。また、第1,第2内成形型921,922と第1,第2外成形型925,926と第1,第2コイルエンド成形型931,932とを備える。カフスサポート保持部材105は、第1,第2カフスサポート101,102にステータコア971側への押圧力が生じたときに、軸方向に弾性変形し、第1,第2カフスサポート101,102の間隔を縮めて、これらがステータコア171に密着した状態を維持する弾性部151を有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ステータコアのスロット内に挿入された巻線のコイルエンド部を所定形状に成形するコイルエンド成形装置及びこれを用いたステータの製造方法に関し、スロット絶縁紙のカフス部を保護するためのカフスサポートを有するコイルエンド成形装置及びこれを用いたステータの製造方法に関する。
従来より、ステータコアのスロット内に挿入された巻線のコイルエンド部を所定形状に成形するコイルエンド成形装置及びこれを利用したステータの製造方法が知られている。例えば、図8〜図12に概略を示すコイルエンド成形装置900及びステータ970の製造方法がある。このコイルエンド成形装置900は、先端部901Pがステータコア971の内歯973上(上面971A上)に配置され、後方部901Qがステータコア971の径方向外側に配置される上側カフスサポート901と、先端部902Pがステータコア971の内歯973上(下面971B上)に配置され、後方部902Qがステータコア971の径方向外側に配置される下側カフスサポート902とを備える。そして、これら上側カフスサポート901と下側カフスサポート902は、所定の間隔をあけた状態で、ステータコア971の径方向外側においてカフスサポート保持部材905によって固定される。
また、コイルエンド成形装置900は、上側コイルエンド部977Aの径方向内側に配置され、上側カフスサポート901に当接してこれをステータコア971側に押圧する上側内成形型921と、上側コイルエンド部977Aの径方向外側に配置され、上側カフスサポート901に当接してこれをステータコア971側に押圧する上側外成形型925を備える。また、コイルエンド成形装置900は、上側内成形型921と上側外成形型925との間隙に挿入され、上側コイルエンド部977Aをステータコア971側に押圧し、上側内成形型921と上側外成形型925との間で上側コイルエンド部977Aを所定形状に成形する上側コイルエンド成形型931を備える。
また、コイルエンド成形装置900は、下側コイルエンド部977Bの径方向内側に配置され、下側カフスサポート902に当接してこれをステータコア971側に押圧する下側内成形型922と、下側コイルエンド部977Bの径方向外側に配置され、下側カフスサポート902に当接してこれをステータコア971側に押圧する下側外成形型926を備える。また、コイルエンド成形装置900は、下側内成形型922と下側外成形型926との間隙に挿入され、下側コイルエンド部977Bをステータコア971側に押圧し、下側内成形型922と下側外成形型926との間で下側コイルエンド部977Bを所定形状に成形する下側コイルエンド成形型932を備える。
このようなコイルエンド成形装置900を利用したステータ970の製造方法は、次の通りである。即ち、まず、ステータコア971のスロット内にスロット絶縁紙が挿入され、更にその内側に巻線977が挿入されたステータ970を用意する。具体的には、上面971Aと下面971Bを有し環状をなすステータコア971を用意する。このステータコア971は、その径方向内側に突出する複数の内歯973を有し、互いに隣接する内歯973によってスロットが構成されている。そして、ステータコア971のスロットに、上側カフス部を上面971Aから突出させると共に下側カフス部を下面971Bから突出させた状態でスロット絶縁紙を挿入する。次に、巻回されてコイルをなす巻線977を用意する。そして、上側コイルエンド部977Aを上面971Aから突出させると共に下側コイルエンド部977Bを下面971Bから突出させた状態で、巻線977をスロット絶縁紙の内側に挿入する。
次に、上記のコイルエンド成形装置900を用いて、このステータ970のコイルエンド部977A,977Bを所定形状に成形する。即ち、図8に示すように、上側カフスサポート901と下側カフスサポート902とカフスサポート保持部材905とから構成されるカフスサポート機構903によって、ステータ970を保持する。具体的には、上側カフスサポート901を、その先端部901Pをステータコア971の内歯973上(上面971A上)に配置すると共にその後方部901Qをステータコア971の径方向外側に配置し、また、下側カフスサポート902を、その先端部902Pをステータコア971の内歯973上(下面971B上)に配置すると共にその後方部902Qをステータコア971の径方向外側に配置する。また、上側カフスサポート901及び下側カフスサポート902をステータコア971の径方向外側においてカフスサポート保持部材905により保持する。
また、上側内成形型921を上側コイルエンド部977Aの径方向内側の所定位置に配置し、上側外成形型925を上側コイルエンド部977Aの径方向外側の所定位置に配置し、上側コイルエンド成形型931を上側内成形型921と上側外成形型925との間隙の所定位置に配置する。また、下側内成形型922を下側コイルエンド部977Bの径方向内側の所定位置に配置し、下側外成形型926を下側コイルエンド部977Bの径方向外側の所定位置に配置し、下側コイルエンド成形型932を下側内成形型922と下側外成形型926との間隙の所定位置に配置する。
次に、図9に示すように、上側内成形型921を上側カフスサポート901に当接させてこれをステータコア971側に(下側に)押圧すると共に、上側外成形型925も上側カフスサポート901に当接させてこれをステータコア971側に(下側に)押圧する。またこれと同時に、下側内成形型922を下側カフスサポート902に当接させてこれをステータコア971側に(上側に)押圧すると共に、下側外成形型926を下側カフスサポート902に当接させてこれをステータコア971側に(上側に)押圧する。また、上側コイルエンド成形型931をステータコア側に(下側に)移動させて、上側コイルエンド部977Aをステータコア971側に(下側に)押圧する。またこれと共に、下側コイルエンド成形型932をステータコア971側に(上側に)移動させて、下側コイルエンド部977Bをステータコア971側に(上側に)押圧する。
続いて、図11に示すように、上側コイルエンド成形型931により、更に上側コイルエンド部977Aをステータコア971側に(下側に)押圧し、上側内成形型921と上側外成形型925との間で上側コイルエンド部977Aを所定形状に成形する。またこれと共に、下側コイルエンド成形型932により、更に下側コイルエンド部977Bをステータコア971側に(上側に)押圧し、下側内成形型922と下側外成形型926との間で下側コイルエンド部977Bを所定形状に成形する。
その後は、上側内成形型921、上側外成形型925及び上側コイルエンド成形型931を上昇させると共に、下側内成形型922、下側外成形型926及び下側コイルエンド成形型932を下降させる。そして、ステータ970をカフスサポート機構903から取り外し、次工程を行う。
このようにして、ステータ970が製造される。
なお、ステータのコイルエンド部を成形するコイルエンド成形装置に関する先行文献として、例えば、特許文献1が挙げられる。但し、この特許文献1に示された固定子コイル整形装置には、上述したようなカフスサポートが存在しない。
特開平7−184359号公報
しかしながら、上述したようなコイルエンド成形装置900及びステータ970の製造方法では、上側コイルエンド成形型931により上側コイルエンド部977Aを、下側コイルエンド成形型932により下側コイルエンド部977Bをステータコア971側にそれぞれ押圧したときに、即ち、図9に示した状態となったときに、その押圧力(成形力)が、コイルを通じて、上側カフスサポート901の先端部901Pと下側カフスサポート902の先端部902Pにそれぞれ掛かる。その結果、図10に上側カフスサポート901の先端付近を拡大して示すように、上側カフスサポート901の先端部901Pが下方に撓み、上側カフスサポート901と上側外成形型925の径方向内側の角部との間に隙間ができる。また下側においても同様に、下側カフスサポート902の先端部902Pが上方に撓み、下側カフスサポート902と下側外成形型926の径方向内側の角部との間に隙間ができる。上側カフスサポート901の先端部901Pや下側カフスサポート902の先端部902Pが撓むのは、これらがその後方部901Q,902Qにおいて所定間隔をあけた状態でカフスサポート保持部材905に固定されているためである。
そして、更に上側コイルエンド部977Aと下側コイルエンド部977Bがステータコア971側にそれぞれ押圧されると、即ち、図11に示した状態になると、その成形力が、コイルを通じて、更に上側カフスサポート901の先端部901Pと下側カフスサポート902の先端部902Pにそれぞれ掛かる。そうすると、上側カフスサポート901の先端部901Pと下側カフスサポート902の先端部902Pを通じた成形力により、ステータコア971が軸方向に圧縮され潰れる。その結果、図12に上側カフスサポート901の先端付近を拡大して示すように、上側カフスサポート901の先端部901Pの撓み代が増加し、上側カフスサポート901と上側外成形型925の径方向内側の角部との間の隙間が広がる。また下側においても同様に、下側カフスサポート902の先端部902Pの撓み代が増加し、下側カフスサポート902と下側外成形型926の径方向内側の角部との間の隙間が広がる。また、このとき、成形力により一部のコイル線が上側カフスサポート901と上側外成形型925との隙間や下側カフスサポート902と下側外成形型926との隙間に押し込まれ、噛み込まれる。その結果、コイル線が傷つく不良が生じることがある。
なお、ステータコア971の厚みには個体差があるため、この厚み誤差によって、上側カフスサポート901の先端部901Pの撓み代が増加し、上側カフスサポート901と上側外成形型925との間の隙間が大きく広がることもある。同様に、この厚み誤差によって、下側カフスサポート902の先端部902Pの撓み代が増加し、下側カフスサポート902と下側外成形型926との間の隙間が大きく広がることもある。従って、その結果、一部のコイル線がこれらの隙間に押し込まれ噛み込まれて、コイル線が傷つく不良が生じることもある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、コイル線を傷つけることなくコイルエンド部を所定形状に成形できるコイルエンド成形装置及びステータの製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、第1主面とこれに平行な第2主面とを有する環状をなし、その径方向内側に突出する複数の内歯を有し、互いに隣接する前記内歯でスロットが構成されたステータコアと、第1カフス部を前記第1主面から突出させると共に第2カフス部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロットに挿入されたスロット絶縁紙と、第1コイルエンド部を前記第1主面から突出させると共に第2コイルエンド部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロット絶縁紙の内側に挿入された巻線と、を備えるステータの前記第1コイルエンド部及び前記第2コイルエンド部を所定形状に成形するコイルエンド成形装置であって、自身の先端側が前記内歯のうち前記第1主面上に配置され、自身の後端側が前記ステータコアの径方向外側に配置される第1カフスサポートと、自身の先端側が前記内歯のうち前記第2主面上に配置され、自身の後端側が前記ステータコアの径方向外側に配置される第2カフスサポートと、前記ステータコアの径方向外側において前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートを保持するカフスサポート保持部材と、前記第1コイルエンド部の径方向内側に配置され、前記第1カフスサポートに当接して前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第1内成形型と、前記第1コイルエンド部の径方向外側に配置され、前記第1カフスサポートに当接して前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第1外成形型と、前記第1内成形型と前記第1外成形型との間隙に挿入され、前記第1コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧し、前記第1内成形型と前記第1外成形型との間で前記第1コイルエンド部を所定形状に成形する第1コイルエンド成形型と、前記第2コイルエンド部の径方向内側に配置され、前記第2カフスサポートに当接して前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第2内成形型と、前記第2コイルエンド部の径方向外側に配置され、前記第2カフスサポートに当接して前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第2外成形型と、前記第2内成形型と前記第2外成形型との間隙に挿入され、前記第2コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧し、前記第2内成形型と前記第2外成形型との間で前記第2コイルエンド部を所定形状に成形する第2コイルエンド成形型と、を備え、前記カフスサポート保持部材は、前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートに前記ステータコア側への押圧力が生じたときに、前記軸方向に弾性変形し、前記第1カフスサポートと前記第2カフスサポートとの間隔を縮めて、前記第1カフスサポートが前記第1主面に密着すると共に前記第2カフスサポートが前記第2主面に密着した状態を維持する弾性部を有するコイルエンド成形装置である。
前述したように、第1コイルエンド成形型により第1コイルエンド部を、第2コイルエンド成形型により第2コイルエンド部をステータコア側にそれぞれ押圧すると、その押圧力(成形力)が、コイルを通じて、第1カフスサポートの先端部と第2カフスサポートの先端部にそれぞれ掛かる。
しかし、本発明では、カフスサポート保持部材が、第1カフスサポート及び第2カフスサポートにステータコア側への押圧力が生じたときに、軸方向に弾性変形し、第1カフスサポートと第2カフスサポートとの間隔を縮めて、第1カフスサポートが第1主面に密着すると共に第2カフスサポートが第2主面に密着した状態を維持する弾性部を有する。
このため、第1カフスサポートの先端部と第2カフスサポートの先端部に成形力が掛かっても、カフスサポート保持部材の弾性部が、軸方向に弾性変形し、第1カフスサポートと第2カフスサポートとの間隔を縮めて、第1カフスサポートが第1主面に密着すると共に第2カフスサポートが第2主面に密着した状態を維持する。従って、たとえスタータコアが成形力によって軸方向に圧縮され潰れても、あるいは、ステータコアの厚みに個体差があっても、第1カフスサポートと第2カフスサポートに撓みは生じず、第1カフスサポートと第1外成形型との間や第2カフスサポートと第2外成形型との間に従来のような隙間が生じない。よって、コイル線が第1カフスサポートと第1外成形型との間や第2カフスサポートと第2外成形型との間に噛み込まれることはなく、コイル線が傷つく不良が生じない。このように本発明のコイルエンド成形装置によれば、コイル線を傷つけることなくコイルエンド部を所定形状に成形できる。
さらに、上記のコイルエンド成形装置であって、前記カフスサポート保持部材は、前記第1カフスサポートを保持する第1保持部と、前記第2カフスサポートを保持する第2保持部と、前記第1保持部と前記第2保持部との間に配設され、前記軸方向に圧縮変形するバネを有する前記弾性部と、を有するコイルエンド成形装置とすると良い。
本発明によれば、カフスサポート保持部材は、第1カフスサポートを保持する第1保持部と、第2カフスサポートを保持する第2保持部と、これらの間に配設され、軸方向に圧縮変形するバネを有する弾性部とを有する。このため、カフスサポート保持部材を簡単な構造にできる。
また、他の解決手段は、第1主面とこれに平行な第2主面とを有する環状をなし、その径方向内側に突出する複数の内歯を有し、互いに隣接する前記内歯でスロットが構成されたステータコアと、第1カフス部を前記第1主面から突出させると共に第2カフス部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロットに挿入されたスロット絶縁紙と、第1コイルエンド部を前記第1主面から突出させると共に第2コイルエンド部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロット絶縁紙の内側に挿入された巻線と、を備えるステータの前記第1コイルエンド部及び前記第2コイルエンド部を所定形状に成形するステータの製造方法であって、第1カフスサポートを、その先端側を前記内歯のうち前記第1主面上に配置すると共にその後端側を前記ステータコアの径方向外側に配置し、第2カフスサポートを、その先端側を前記内歯のうち前記第2主面上に配置すると共にその後端側を前記ステータコアの径方向外側に配置し、前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートに前記ステータコア側への押圧力が生じたときに、前記軸方向に弾性変形し、前記第1カフスサポートと前記第2カフスサポートとの間隔を縮めて、前記第1カフスサポートが前記第1主面に密着すると共に前記第2カフスサポートが前記第2主面に密着した状態を維持する弾性部を有するカフスサポート保持部材によって、前記ステータコアの径方向外側において前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートを保持した前記ステータについて、第1内成形型を前記第1コイルエンド部の径方向内側に配置し、前記第1カフスサポートに当接させて前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧し、第1外成形型を前記第1コイルエンド部の径方向外側に配置し、前記第1カフスサポートに当接させて前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧し、第2内成形型を前記第2コイルエンド部の径方向内側に配置し、前記第2カフスサポートに当接させて前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧し、第2外成形型を前記第2コイルエンド部の径方向外側に配置し、前記第2カフスサポートに当接させて前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧した状態において、前記第1内成形型と前記第1外成形型との間隙において、第1コイルエンド成形型により、前記第1コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧して、前記第1内成形型と第1外成形型との間で前記第1コイルエンド部を所定形状に成形すると共に、前記第2内成形型と前記第2外成形型との間隙において、第2コイルエンド成形型により、前記第2コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧して、前記第2内成形型と前記第2外成形型との間で前記第2コイルエンド部を所定形状に成形するコイルエンド成形工程を備えるステータの製造方法である。
本発明によれば、カフスサポート保持部材は、第1カフスサポート及び第2カフスサポートにステータコア側への押圧力が生じたときに、軸方向に弾性変形し、第1カフスサポートと第2カフスサポートとの間隔を縮めて、第1カフスサポートが第1主面に密着すると共に第2カフスサポートが第2主面に密着した状態を維持する弾性部を有する。
このため、コイルエンド形成工程において、第1コイルエンド成形型により第1コイルエンド部を、第2コイルエンド成形型により第2コイルエンド部を押圧したときに、この成形力が第1カフスサポートの先端部や第2カフスサポートの先端部に掛かっても、カフスサポート保持部材の弾性部が、軸方向に弾性変形し、第1カフスサポートと第2カフスサポートとの間隔を縮めて、第1カフスサポートが第1主面に密着すると共に第2カフスサポートが第2主面に密着した状態を維持する。従って、たとえステータコアが成形力によって軸方向に圧縮され潰れても、あるいは、ステータコアの厚みに個体差があっても、第1カフスサポートと第2カフスサポートに撓みは生じず、第1カフスサポートと第1外成形型との間や第2カフスサポートと第2外成形型との間に従来のような隙間が生じない。よって、コイル線が第1カフスサポートと第1外成形型との間や第2カフスサポートと第2外成形型との間に噛み込まれることはなく、コイル線が傷つく不良が生じない。このように本発明のステータの製造方法によれば、コイル線を傷つけることなくコイルエンド部を所定形状に成形できる。
さらに、上記のステータの製造方法であって、前記カフスサポート保持部材は、前記第1カフスサポートを保持する第1保持部と、前記第2カフスサポートを保持する第2保持部と、前記第1保持部と前記第2保持部との間に配設され、前記軸方向に圧縮変形するバネを有する前記弾性部と、を有するステータの製造方法とすると良い。
本発明によれば、カフスサポート保持部材は、第1カフスサポートを保持する第1保持部と、第2カフスサポートを保持する第2保持部と、これらの間に配設され、軸方向に圧縮変形するバネを有する弾性部とを有する。このため、カフスサポート保持部材を簡単な構造にできる。従って、ステータを容易に固定できるなど、ステータの製造を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るコイルエンド成形装置100及びステータ170の製造方法について図5〜図7に示す。また、コイルエンド成形装置100のうちカフスサポート機構103の上方から見た斜視図を図1に、カフスサポート機構103の下方から見た斜視図を図2に示す。さらに、弾性変形していない状態のカフスサポート機構103を図3に、軸方向に弾性変形した状態のカフスサポート機構103を図4に示す。
このコイルエンド成形装置100は、カフスサポート機構103を備える(図1〜図4参照)。このカフスサポート機構103は、上側カフスサポート(第1カフスサポート)101と、下側カフスサポート(第2カフスサポート)102と、カフスサポート保持部材105とから構成されている。上側カフスサポート101は、その先端部101Pがステータコア171の内歯173のうち上面(第1主面)171A上に配置され、その後方部101Qがステータコア171の径方向外側に配置される(図5等参照)。また、下側カフスサポート102は、その先端部102Pがステータコア171の内歯173のうち下面(第2主面)171B上に配置され、後方部102Qがステータコア171の径方向外側に配置される(図5等参照)。そして、これら上側カフスサポート101と下側カフスサポート102は、ステータコア171の径方向外側においてカフスサポート保持部材105によって固定される(図5等参照)。
このカフスサポート保持部材105は、上側保持部(第1保持部)107と下側保持部(第2保持部)111と弾性部115とからなる。従って、このカフスサポート保持部材105は、簡易な構造となっている。上側保持部107は、環状の上側保持第1部材108と、中央に開口を有する板状の上側保持第2部材109とからなり、これらの間に上側カフスサポート101を挟んで上側カフスサポート101を保持する。また、下側保持部111は、環状の下側保持第1部材112と、環状の下側保持第2部材113とからなり、これらの間に下側カフスサポート102を挟んで下側カフスサポート102を保持する。
弾性部115は、上側保持部107と下側保持部111との間に、周方向に均等な間隔で周方向に6カ所に配設されている(図2参照)。この弾性部115は、概略円盤状をなし、上側保持部107の上側保持第2部材109にボルトで固定される上側カラー部材117と、突出部118Tを有する概略円盤状をなし、下側保持部111の下側保持第2部材113にボルトで固定される下側カラー部材118と、下側カラー部材118の突出部118Tが貫通した状態で上側カラー部材117と下側カラー部材118との間に配置された弦巻バネ119とからなる。
カフスサポート機構103は、このような構成とされているため、軸方向に押圧力が掛かると、図4に示すように、弾性部115が軸方向に弾性変形(圧縮変形)し、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102との平行な状態を保ちつつ、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102との間隔を縮めることができる。即ち、従来のカフスサポート機構903は、上側カフスサポート901と下側カフスサポート902との間隔が一定に固定された固定機構であったのに対し(図8〜図12参照)、本実施形態のカフスサポート機構103は、軸方向の押圧力に応じて上側カフスサポート101と下側カフスサポート102との間隔を可変できる可変機構である。
次に、コイルエンド成形装置100のその他の部分について説明する(図5〜図7参照)。コイルエンド成形装置100は、上側コイルエンド部(第1コイルエンド部)177Aの径方向内側に配置され、上側カフスサポート101に当接してこれをステータコア171側に押圧する上側内成形型(第1内成形型)121と、上側コイルエンド部177Aの径方向外側に配置され、上側カフスサポート101に当接してこれをステータコア171側に押圧する上側外成形型(第1外成形型)125を備える。また、コイルエンド成形装置100は、上側内成形型121と上側外成形型125との間隙に挿入され、上側コイルエンド部177Aをステータコア171側に押圧し、上側内成形型121と上側外成形型125との間で上側コイルエンド部177Aを所定形状に成形する上側コイルエンド成形型(第1コイルエンド成形型)131を備える。
上側コイルエンド成形型131は、軸方向に延びる上側ロッド141に接続され、更に、上側ロッド141は、水平方向に広がる上側基台142に接続されている。また、上側内成形型121及び上側外成形型125と上側基台142との間には、上側型間スプリング143が配列されている。このような構成とすることで、上側基台142に上方からプレス圧力を加えると、上側コイルエンド成形型131が下方に移動すると共に、上側内成形型121及び上側外成形型125も下方に移動する。そして、上側コイルエンド成形型131が上側コイルエンド部177Aを押圧成形している間、上側内成形型121及び上側外成形型125は上側カフスサポート101を押圧し続ける。
また、コイルエンド成形装置100は、下側コイルエンド部(第2コイルエンド部)177Bの径方向内側に配置され、下側カフスサポート102に当接してこれをステータコア171側に押圧する下側内成形型(第2内成形型)122と、下側コイルエンド部177Bの径方向外側に配置され、下側カフスサポート102に当接してこれをステータコア171側に押圧する下側外成形型(第2外成形型)126を備える。また、コイルエンド成形装置100は、下側内成形型122と下側外成形型126との間隙に挿入され、下側コイルエンド部177Bをステータコア171側に押圧し、下側内成形型122と下側外成形型126との間で下側コイルエンド部177Bを所定形状に成形する下側コイルエンド成形型(第2コイルエンド成形型)132を備える。
下側コイルエンド成形型132は、軸方向に延びる下側ロッド145に接続され、更に、下側ロッド145は、水平方向に広がり、地盤に対し固定された下側基台146に接続されている。また、下側内成形型122及び下側外成形型126と下側基台146との間には、下側型間スプリング147が配列されている。このような構成とすることで、上側基台142に上方からプレス圧力を加えると、下側基台146には地盤からの反力が掛かるため、下側コイルエンド成形型132が上方に移動すると共に、下側内成形型122及び下側外成形型126も上方に移動する。そして、下側コイルエンド成形型132が下側コイルエンド部177Bを押圧成形している間、下側内成形型122及び下側外成形型126は下側カフスサポート102を押圧し続ける。
このようなコイルエンド成形装置100を利用したステータ170の製造方法は、次の通りである。即ち、まず、ステータコア171のスロット内にスロット絶縁紙が挿入され、更にその内側に巻線177が挿入されたステータ170を用意する。具体的には、上面(第1主面)171Aとこれに平行な下面(第2主面)171Bを有する環状をなすステータコア171を用意する。このステータコア171は、その径方向内側に突出する複数の内歯173を有し、互いに隣接する内歯173によってスロットが構成されている。そして、ステータコア171のスロットに、上側カフス部(第1カフス部)を上面171Aから突出させると共に下側カフス部(第2カフス部)を下面171Bから突出させた状態でスロット絶縁紙を挿入する。次に、巻回されてコイルをなす巻線177を用意する。そして、上側コイルエンド部(第1コイルエンド部)177Aを上面171Aから突出させると共に下側コイルエンド部(第2コイルエンド部)177Bを下面171Bから突出させた状態で、巻線177をスロット絶縁紙の内側に挿入する。
次に、上記のコイルエンド成形装置100を用いて、このステータ170のコイルエンド部177A,177Bを所定形状に成形する。即ち、図5に示すように、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102とカフスサポート保持部材105とから構成されるカフスサポート機構103によって、ステータ170を保持する。具体的には、上側カフスサポート101を、その先端部101Pをステータコア171の内歯173上(上面171A上)に配置すると共にその後方部101Qをステータコア171の径方向外側に配置し、下側カフスサポート102を、その先端部102Pをステータコア171の内歯173上(下面171B上)に配置すると共にその後方部102Qをステータコア171の径方向外側に配置する。また、上側カフスサポート101及び下側カフスサポート102をステータコア171の径方向外側においてカフスサポート保持部材105により保持する。
また、上側内成形型121を上側コイルエンド部177Aの径方向内側の所定位置に配置し、上側外成形型125を上側コイルエンド部177Aの径方向外側の所定位置に配置し、上側コイルエンド成形型131を上側内成形型121と上側外成形型125との間隙の所定位置に配置する。また、下側内成形型122を下側コイルエンド部177Bの径方向内側の所定位置に配置し、下側外成形型126を下側コイルエンド部177Bの径方向外側の所定位置に配置し、下側コイルエンド成形型132を下側内成形型122と下側外成形型126との間隙の所定位置に配置する。
次に、図6に示すように、上側基台142を軸方向下方に油圧プレスし、上側内成形型121を上側カフスサポート101に当接させてこれをステータコア171側に(下側に)押圧すると共に、上側外成形型125も上側カフスサポート101に当接させてこれをステータコア171側に(下側に)押圧する。またこれと同時に、下側内成形型122を下側カフスサポート102に当接させてこれをステータコア171側に(上側に)押圧すると共に、下側外成形型126を下側カフスサポート102に当接させてこれをステータコア171側に(上側に)押圧する。また、上側コイルエンド成形型131をステータコア側に(下側に)移動させて、上側コイルエンド部177Aをステータコア171側に(下側に)押圧する。またこれと共に、下側コイルエンド成形型132をステータコア171側に(上側に)移動させて、下側コイルエンド部177Bをステータコア171側に(上側に)押圧する。
その際、上側コイルエンド成形型131及び下側コイルエンド成形型132による押圧力(成形力)が、コイルを通じて、上側カフスサポート101の先端部101Pと下側カフスサポート102の先端部102Pにそれぞれ掛かる。
しかし、この押圧力に応じて、カフスサポート保持部材105の弾性部115が、軸方向に弾性変形(圧縮変形)し、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102との間隔を縮めて、上側カフスサポート101がステータコア171の上面171Aに密着すると共に下側カフスサポート102がステータコア171の下面171Bに密着した状態を維持する。従って、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102に撓みは生じず、上側カフスサポート101と上側外成形型125との間や下側カフスサポート102と下側外成形型126との間に従来のような隙間が生じない。
続いて、図7に示すように、上側コイルエンド成形型131により、更に上側コイルエンド部177Aをステータコア171側に(下側に)押圧し、上側内成形型121と上側外成形型125との間で上側コイルエンド部177Aを所定形状に成形する。またこれと共に、下側コイルエンド成形型132により、更に下側コイルエンド部177Bをステータコア171側に(上側に)押圧し、下側内成形型122と下側外成形型126との間で下側コイルエンド部177Bを所定形状に成形する。
その際、上側コイルエンド成形型131及び下側コイルエンド成形型132による成形力が、コイルを通じて、更に上側カフスサポート101の先端部101Pと下側カフスサポート102の先端部102Pにそれぞれ掛かる。そうすると、上側カフスサポート101の先端部101Pと下側カフスサポート102の先端部102Pを通じた成形力により、ステータコア171が軸方向に圧縮され潰れる。
しかし、カフスサポート保持部材105の弾性部115が、更に軸方向に弾性変形(圧縮変形)し、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102との間隔を更に縮めて、上側カフスサポート101がステータコア171の上面171Aに密着すると共に下側カフスサポート102がステータコア171の下面171Bに密着した状態を維持する。従って、この過程においても、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102に撓みは生じず、上側カフスサポート101と上側外成形型125との間や下側カフスサポート102と下側外成形型126との間に従来のような隙間が生じない。よって、従来のようにコイル線が噛み込まれることがない。
その後は、上側内成形型121、上側外成形型125及び上側コイルエンド成形型131を上昇させると共に、下側内成形型122、下側外成形型126及び下側コイルエンド成形型132を下降させる。そして、ステータ170をカフスサポート機構103から取り外し、次工程を行う。
このようにして、ステータ170が製造される。
以上で説明したように、本実施形態では、カフスサポート保持部材105は、上側カフスサポート101及び下側カフスサポート102にステータコア171側への押圧力が生じたときに、軸方向に弾性変形し、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102との間隔を縮めて、上側カフスサポート101がステータコア171の上面171Aに密着すると共に下側カフスサポート102がステータコア171の下面171Bに密着した状態を維持する弾性部115を有する。
このため、コイルエンド形成工程において、上側コイルエンド成形型131により上側コイルエンド部177Aを、下側コイルエンド成形型132により下側コイルエンド部177Bを押圧したときに、この成形力が上側カフスサポート101の先端部101Pや下側カフスサポート102の先端部102Pに掛かっても、カフスサポート保持部材105の弾性部115が、軸方向に弾性変形し、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102との間隔を縮めて、上側カフスサポート101がステータコア171の上面171Aに密着すると共に下側カフスサポート102がステータコア171の下面171Bに密着した状態を維持する。従って、たとえステータコア171が成形力によって軸方向に圧縮され潰れても、あるいは、ステータコア171の厚みに個体差があっても、上側カフスサポート101と下側カフスサポート102に撓みは生じず、上側カフスサポート101と上側外成形型125との間や下側カフスサポート102と下側外成形型126との間に従来のような隙間が生じない。よって、コイル線が上側カフスサポート101と上側外成形型125との間や下側カフスサポート102と下側外成形型126との間に噛み込まれることはなく、コイル線が傷つく不良が生じない。このため、コイル線を傷つけることなくコイルエンド部177A,177Bを所定形状に成形できる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施形態に係るコイルエンド成形装置のうちカフスサポート機構を上側から見た斜視図である。 実施形態に係るコイルエンド成形装置のうちカフスサポート機構を下側から見た斜視図である。 実施形態に係るコイルエンド成形装置のうち、弾性変形していない状態のカフスサポート機構を示す説明図である。 実施形態に係るコイルエンド成形装置のうち、軸方向に弾性変形した状態のカフスサポート機構を示す説明図である。 実施形態に係るステータの製造方法に関し、コイルエンド形成装置にステータを固定した様子を示す説明図である。 実施形態に係るステータの製造方法に関し、上側内成形型及び上側外成形型で上側カフスサポートをステータコア側に押圧しつつ、上側コイルエンド成形型により上側コイルエンド部をステータコア側に押圧すると共に、下側内成形型及び下側外成形型で下側カフスサポートをステータコア側に押圧しつつ、下側コイルエンド成形型により下側コイルエンド部をステータコア側に押圧した様子を示す説明図である。 実施形態に係るステータの製造方法に関し、上側コイルエンド成形型により上側コイルエンド部を所定形状に成形すると共に、下側コイルエンド成形型により下側コイルエンド部を所定形状に成形した様子を示す説明図である。 従来技術に係るステータの製造方法に関し、コイルエンド形成装置にステータを固定した様子を示す説明図である。 従来技術に係るステータの製造方法に関し、上側内成形型及び上側外成形型で上側カフスサポートをステータコア側に押圧しつつ、上側コイルエンド成形型により上側コイルエンド部をステータコア側に押圧すると共に、下側内成形型及び下側外成形型で下側カフスサポートをステータコア側に押圧しつつ、下側コイルエンド成形型により下側コイルエンド部をステータコア側に押圧した様子を示す説明図である。 従来技術に係るステータの製造方法に関し、図9に示した状態において、上側カフスサポートの先端部がステータコア側に撓んだ様子を示す説明図である。 従来技術に係るステータの製造方法に関し、上側コイルエンド成形型により上側コイルエンド部を所定形状に成形すると共に、下側コイルエンド成形型により下側コイルエンド部を所定形状に成形した様子を示す説明図である。 従来技術に係るステータの製造方法に関し、図11に示した状態において、上側カフスサポートが更に撓み、上側カフスサポートと上側外成形型との間にできた隙間にコイル線が噛み込まれた様子を示す説明図である。
符号の説明
100 コイルエンド成形装置
101 上側カフスサポート(第1カフスサポート)
101P (上側カフスサポートの)先端部
101Q (上側カフスサポートの)後方部
102 下側カフスサポート(第2カフスサポート)
102P (下側カフスサポートの)先端部
102Q (下側カフスサポートの)後方部
103 カフスサポート機構
105 カフスサポート保持部材
107 上側保持部(第1保持部)
111 下側保持部(第2保持部)
115 弾性部
119 弦巻バネ
121 上側内成形型(第1内成形型)
122 下側内成形型(第2内成形型)
125 上側外成形型(第1外成形型)
126 下側外成形型(第2外成形型)
131 上側コイルエンド成形型(第1コイルエンド成形型)
132 下側コイルエンド成形型(第2コイルエンド成形型)
170 ステータ
171 ステータコア
177 巻線
177A 上側コイルエンド部(第1コイルエンド部)
177B 下側コイルエンド部(第2コイルエンド部)

Claims (4)

  1. 第1主面とこれに平行な第2主面とを有する環状をなし、その径方向内側に突出する複数の内歯を有し、互いに隣接する前記内歯でスロットが構成されたステータコアと、
    第1カフス部を前記第1主面から突出させると共に第2カフス部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロットに挿入されたスロット絶縁紙と、
    第1コイルエンド部を前記第1主面から突出させると共に第2コイルエンド部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロット絶縁紙の内側に挿入された巻線と、
    を備えるステータの前記第1コイルエンド部及び前記第2コイルエンド部を所定形状に成形するコイルエンド成形装置であって、
    自身の先端側が前記内歯のうち前記第1主面上に配置され、自身の後端側が前記ステータコアの径方向外側に配置される第1カフスサポートと、
    自身の先端側が前記内歯のうち前記第2主面上に配置され、自身の後端側が前記ステータコアの径方向外側に配置される第2カフスサポートと、
    前記ステータコアの径方向外側において前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートを保持するカフスサポート保持部材と、
    前記第1コイルエンド部の径方向内側に配置され、前記第1カフスサポートに当接して前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第1内成形型と、
    前記第1コイルエンド部の径方向外側に配置され、前記第1カフスサポートに当接して前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第1外成形型と、
    前記第1内成形型と前記第1外成形型との間隙に挿入され、前記第1コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧し、前記第1内成形型と前記第1外成形型との間で前記第1コイルエンド部を所定形状に成形する第1コイルエンド成形型と、
    前記第2コイルエンド部の径方向内側に配置され、前記第2カフスサポートに当接して前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第2内成形型と、
    前記第2コイルエンド部の径方向外側に配置され、前記第2カフスサポートに当接して前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧する第2外成形型と、
    前記第2内成形型と前記第2外成形型との間隙に挿入され、前記第2コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧し、前記第2内成形型と前記第2外成形型との間で前記第2コイルエンド部を所定形状に成形する第2コイルエンド成形型と、
    を備え、
    前記カフスサポート保持部材は、前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートに前記ステータコア側への押圧力が生じたときに、前記軸方向に弾性変形し、前記第1カフスサポートと前記第2カフスサポートとの間隔を縮めて、前記第1カフスサポートが前記第1主面に密着すると共に前記第2カフスサポートが前記第2主面に密着した状態を維持する弾性部を有する
    コイルエンド成形装置。
  2. 請求項1に記載のコイルエンド成形装置であって、
    前記カフスサポート保持部材は、
    前記第1カフスサポートを保持する第1保持部と、
    前記第2カフスサポートを保持する第2保持部と、
    前記第1保持部と前記第2保持部との間に配設され、前記軸方向に圧縮変形するバネを有する前記弾性部と、
    を有する
    コイルエンド成形装置。
  3. 第1主面とこれに平行な第2主面とを有する環状をなし、その径方向内側に突出する複数の内歯を有し、互いに隣接する前記内歯でスロットが構成されたステータコアと、
    第1カフス部を前記第1主面から突出させると共に第2カフス部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロットに挿入されたスロット絶縁紙と、
    第1コイルエンド部を前記第1主面から突出させると共に第2コイルエンド部を前記第2主面から突出させた状態で、前記スロット絶縁紙の内側に挿入された巻線と、
    を備えるステータの前記第1コイルエンド部及び前記第2コイルエンド部を所定形状に成形するステータの製造方法であって、
    第1カフスサポートを、その先端側を前記内歯のうち前記第1主面上に配置すると共にその後端側を前記ステータコアの径方向外側に配置し、
    第2カフスサポートを、その先端側を前記内歯のうち前記第2主面上に配置すると共にその後端側を前記ステータコアの径方向外側に配置し、
    前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートに前記ステータコア側への押圧力が生じたときに、前記軸方向に弾性変形し、前記第1カフスサポートと前記第2カフスサポートとの間隔を縮めて、前記第1カフスサポートが前記第1主面に密着すると共に前記第2カフスサポートが前記第2主面に密着した状態を維持する弾性部を有するカフスサポート保持部材によって、前記ステータコアの径方向外側において前記第1カフスサポート及び前記第2カフスサポートを保持した
    前記ステータについて、
    第1内成形型を前記第1コイルエンド部の径方向内側に配置し、前記第1カフスサポートに当接させて前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧し、
    第1外成形型を前記第1コイルエンド部の径方向外側に配置し、前記第1カフスサポートに当接させて前記第1カフスサポートを前記ステータコア側に押圧し、
    第2内成形型を前記第2コイルエンド部の径方向内側に配置し、前記第2カフスサポートに当接させて前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧し、
    第2外成形型を前記第2コイルエンド部の径方向外側に配置し、前記第2カフスサポートに当接させて前記第2カフスサポートを前記ステータコア側に押圧した状態において、
    前記第1内成形型と前記第1外成形型との間隙において、第1コイルエンド成形型により、前記第1コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧して、前記第1内成形型と第1外成形型との間で前記第1コイルエンド部を所定形状に成形すると共に、
    前記第2内成形型と前記第2外成形型との間隙において、第2コイルエンド成形型により、前記第2コイルエンド部を前記ステータコア側に押圧して、前記第2内成形型と前記第2外成形型との間で前記第2コイルエンド部を所定形状に成形する
    コイルエンド成形工程を備えるステータの製造方法。
  4. 請求項3に記載のステータの製造方法であって、
    前記カフスサポート保持部材は、
    前記第1カフスサポートを保持する第1保持部と、
    前記第2カフスサポートを保持する第2保持部と、
    前記第1保持部と前記第2保持部との間に配設され、前記軸方向に圧縮変形するバネを有する前記弾性部と、
    を有する
    ステータの製造方法。
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