JP2005109920A - 画像情報・タグ情報制御システム、デジタルカメラ装置、携帯型電話機、画像情報・タグ情報制御方法、画像処理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像情報・タグ情報制御システム、デジタルカメラ装置、携帯型電話機、画像情報・タグ情報制御方法、画像処理プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】
撮影した画像と撮影対象物にかかるタグ情報とを一元的に管理することで、撮影した画像についての情報を容易に入手することができる画像情報・タグ情報制御システム、デジタルカメラ装置、携帯型電話機、画像情報・タグ情報制御方法、画像処理プログラムおよび記録媒体を提供する。
【解決手段】
撮像手段11と、タグ手段との通信を行うタグ通信手段(ICタグリーダ・ライタ118)と、所定情報を結合して管理する情報結合管理手段119と、前記情報結合管理手段により結合された前記所定情報を蓄積する記憶手段(RAM113)とを備える。なお、撮像装置115により撮影した画像情報とタグ通信手段(ICタグリーダ・ライタ118)により受信した前記タグ情報と他の装置に送信する情報送信手段を備えることもできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮影した画像と撮影対象物にかかるタグ情報とを一元的に管理することで、撮影した画像についての情報を容易に入手することができる画像情報・タグ情報制御システム、デジタルカメラ装置、携帯型電話機、画像情報・タグ情報制御方法、画像処理プログラムおよび記録媒体に関する。
たとえば、従来のデジタルカメラでは、撮影により生成されたデジタル画像をプリントアウトしたり、パーソナルコンピュータのハードディスク等に一端格納し、当該画像を加工したりしている。また、カメラ付きの携帯型電話機では、撮影したデジタル画像を電子メールに添付して他の携帯型電話機等の端末やサーバ装置に送信することが行なわれている。一方、特許文献1に示されているように、電子タグを用いた商品情報提供システムが知られている。
特開2001−283094
しかし、上記のデジタルカメラやカメラ付き携帯型電話機では、単に画像情報のみを利用できるに過ぎず、その撮影対象物の情報、例えばその対象物の仕様(名称、構成素材、値段等)の情報を取得して画像情報とともに利用することはできなかった。
本発明は、上記のような不具合を電子タグ技術を使用して解決するものであり、画像情報と撮影対象の情報を一体的に扱えるようにし、さらにその情報を簡単に編集したり送信したりできるようにして、利便性の向上を図った画像情報・タグ情報制御システム、デジタルカメラ装置、携帯型電話機、画像情報・タグ情報制御方法、画像処理プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の画情報・タグ情報制御システムは、撮像手段と、タグ手段との通信を行うタグ通信手段と、所定情報を結合して管理する情報結合管理手段と、前記情報結合管理手段により結合された前記所定情報を蓄積する記憶手段とを備えたことを特徴とする。
撮像手段はCCD等の撮像装置であり、タグ手段は典型的にはいわゆるICタグと称される少なくとも無線送信機能を持つICチップである。タグ通信手段は、タグ手段から送出される電波を受信する機能を少なくとも備えた通信手段である。情報結合管理手段は、撮影対象物の撮影画像と当該撮影対象物にかかるタグ手段からの情報を結合させて(関連させて)管理する手段である。記憶手段は、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶装置である。
本発明では、ユーザは、画像データについての情報を簡単に入手することができる。また、情報結合管理手段は画像データとタグ情報を関連付けて管理しているので、複数の画像情報とタグ情報との一元管理が可能となる。
本発明の画情報・タグ情報制御システムは、前記撮像手段により撮影した画像情報と前記タグ通信手段により受信した前記タグ情報とを他の装置に送信する情報送信手段を備えることができる。画情報・タグ情報制御システムは、撮像手段、タグ通信手段、情報結合管理手段、および記憶手段のうち、たとえば記憶手段のみを別体のものととして構成することができる。この場合には、記憶手段をサーバに設け、当該サーバと、撮像手段、タグ通信手段、情報結合管理手段とからなる装置とは、ネットワーク等により接続される。
画像情報とタグ情報とを、他の装置(サーバ等)に登録することができる。
本発明では、前記情報送信手段は、本文に前記タグ情報が記載され、前記画像情報が添付された電子メールを送信することができる。すなわち、電子メールで送信することができるので、特別な送信プログラム等を用意することなく、簡単かつ手軽に画像情報およびタグ情報を相手に送信することができる。
本発明の画情報・タグ情報制御システムは、前記画像情報とタグ情報を受信する情報受信手段を備えることができる。これにより、簡単に画像情報とタグ情報とを、他の画情報・タグ情報制御システム、あるいは所定のサーバから簡単に取得することができる。
本発明では、前記情報受信手段は、電子メールの本文にタグ情報を含み、画像情報が添付された電子メールを受信することができる。すなわち、電子メールで受信することができるので、特別な送信プログラム等を用意することなく、簡単かつ手軽に画像情報およびタグ情報を相手から取得することができる。
本発明の画情報・タグ情報制御システムは、前記タグ情報に前記画像情報を追加するタグ編集手段を備えることができる。これにより、最適なタグ情報を作成することができる。たとえば、タグ情報が、価格、日付等、変化するような情報である場合に有効である。
本発明の画情報・タグ情報制御システムは、前記タグ編集手段によって前記画像情報が追加された前記タグ情報を、タグ手段に送信するとともに、前記タグ情報で前記タグ手段のタグ情報を更新するタグ情報書き戻し手段を備えることができる。これにより、最新のタグ情報を作成、保存することができ、システムのメンテナンスが容易になる。
本発明の画情報・タグ情報制御システムは、前記画像情報とタグ情報を表示する表示手段を備えることができる。ここで、表示手段による表示とはディスプレイに前記情報を表示する場合のほか、プリンタにより紙に前記情報を表示する場合をも含む。
本発明のデジタルカメラは、上述した画像情報・タグ情報制御システムを搭載したものである。また、本発明の携帯型電話機は、上述した画像情報・タグ情報制御システムを搭載したものである。もちろん、通信機能付きの携帯端末等(PDA,携帯型コンピュータ等)に搭載することもできる。もちろん、本発明は携帯型の機器のみならずデスクトップコンピュータ等の固定型の電話機やコンピュータに搭載することもできる。
本発明の画像情報・タグ情報制御方法は、タグ手段を備えた対象物を撮影するとともに、前記タグ手段との通信を行ってタグ情報を取得し、撮影した前記画像情報と前記タグ情報とを結合し、当該結合情報をデータベース化して蓄積することを特徴とする。
本発明の画像処理プログラムは、コンピュータを、上記した各手段として機能させることを特徴とするものである。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納できる。
本発明は、撮影した画像と撮影対象物にかかるタグ情報とを一元的に管理することができる。これにより、撮影した画像についての情報を容易に入手することができる。また、本発明の画像情報・タグ情報制御システムをデジタルカメラや携帯型電話機に搭載した場合において、記憶手段を他の機器に配置することで、デジタルカメラや携帯型電話機を大型化しないようにできる。
図1は本発明の画像情報・タグ情報制御システム(デジタルカメラ,あるいは携帯型電話機)の一実施形態を示すブロック図である。図1において、画像情報・タグ情報制御システムとしての撮影装置11は、CPU(中央処理装置)111と、ROM(リード・オンリー・メモリ)112と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)113と、操作入力・表示部114と、撮像装部115と、画像処理回路116と、画像表示部117と、ICタグリーダ・ライタ118と、情報結合管理手段119とを備えている。図1では、これらはバス800を介して相互に接続されている(ただし、図1では撮像装部115と画像表示部117とは、バス800には接続されず画像処理回路116に接続されている)。
CPU111は装置全体を制御する。ROM112は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、各種ドライバ、を記憶している。CPU111はそのプログラムをROM112から読み出し、そのプログラムに含まれる命令を逐次解釈して装置全体の制御を行うことができる。RAM113は、その制御に必要なワークエリアが形成されるともに、保存パラメータやそのほか制御に必要な種々のパラメータや管理情報等を記憶している。操作入力・表示部114は、各種の操作キーと操作ガイダンス等を表示する表示器からなり、オペレータが装置を操作するためのものである。なお、操作キーは表示器に表示したソフトキーとすることもできる。
撮像装部115は、被写体(撮影対象物)を画像情報に変換するものであり、具体的には撮像素子であるCCD(Charge−Coupled Devices)等が使用される。CCDは被写体からの光信号を受光素子で受光し、それをアナログの電気信号に変換して出力することができる。
画像処理回路116は、撮像装部115が出力するアナログ電気信号を受信し、それをA/D変換することによりデジタル画像データ(デジタル画像情報)を得ることができる。さらに、そのデジタル画像データに対して画像処理(密度変換、フィルタリング、最適化処理、拡大縮小、圧縮伸張等)を行う。画像処理された画像データは記憶手段(ここではRAM112)に記憶される。
画像表示部117は、画像処理回路によって画像処理された画像データを液晶画面(LCD)、プラズマディスプレイ、LED、EL、CRT等の表示部に表示するものである。この画像表示部117は、タグ情報の表示画面として使用することもできるし、撮影時のモニター画面としても使用することができる。
ICタグリーダ・ライタ118は、被写体に備えられているICタグ(無線タグ、RFID、無線ICタグ等と呼称されている)と通信を行い、ICタグが記憶しているタグ情報(被写体情報等)を読み出したり、情報を書き込んだりすることができる。実施形態の中には場合によっては、ICタグリーダ・ライタ118に代えてタグリーダのみ、あるいはタグライタのみの単独の機能のみ備えていれば十分である場合もあるが、何れかかの機能を備えれば十分である場合にも、これらを説明の便宜上ICタグリーダ・ライタ118として記述する。すなわち、図1の撮影装置11は、ICタグリーダ・ライタ118を備えているが、タグリーダ,タグライタの双方を備えることに限定されない。
情報結合管理手段119は、被写体の画像情報とタグ情報を対応させて、記憶手段(RAM112)に記憶させるものである。
図2は通信機能を備えた本発明の画像情報・タグ情報制御システム(デジタルカメラ付き携帯型電話機:携帯電話およびPHS)の一実施形態を示すブロック図である。図2において、画像情報・タグ情報制御システムとしての撮影装置21は、CPU211と、ROM212と、RAM213と、操作入力・表示部214と、撮像装部215と、画像処理回路216と、画像表示部217と、ICタグリーダ・ライタ218と、情報結合管理手段219と、マイク・スピーカ220と、通話回路221と、通信部222と、アンテナ223とを備えている。
図2の撮影装置21の、CPU211、ROM212、RAM213、操作入力・表示部214、撮像装部215、画像処理回路216、画像表示部217、ICタグリーダ・ライタ218、情報結合管理手段219は、図1の撮影装置21のCPU111、ROM112、RAM113、操作入力・表示部114、撮像装部115、画像処理回路116、画像表示部117、ICタグリーダ・ライタ118、情報結合管理手段119の構成と同じである。
マイク・スピーカ220は、音声通話をするためのいわゆる受話器であり、マイク2201とスピーカ2202とから構成される。マイク・スピーカ220は、固定電話機(据え置き型電話機)ではハンドセットに相当する。
通話回路221は、マイク2201から入力された音声信号を通信部222に送出し、通信部222から受け取った音声信号を通話回路221のスピーカ2202に出力する。また、通話回路221は、音声信号を増幅したりあるいは減衰することにより音量を調整したり、音声信号の周波数特性を変化させることにより音質を改善したりする回路を含むことができる。また、マイク2201からスピーカ2202への音の回り込みを制御するいわゆる側音制御も通話回路221でで行うことができる。通話回路221においては、マイク2201から入力されたアナログの音声信号はデジタル音声信号に変換され、スピーカ2202に出力するために受け取ったデジタル音声信号はアナログ音声信号に変換される。
通信部222は、アンテナ223を用いて基地局と音声信号の送受信を行なう。なお、一般回線を用いた固定電話機では網側の交換機との間で、音声信号の送受信を行なう。また、画像情報とタグ情報の送受信を、所定のプロトコル(例えば、IPによらない携帯型電話機独自のプロトコル)により所定サーバとの間で行なうようにもできる。
図3はIP通信機能を備えた本発明の画像情報・タグ情報制御システム(デジタルカメラ付きIP電話機:携帯電話およびPHS)の一実施形態を示すブロック図である。図3において、画像情報・タグ情報制御システムとしての撮影装置31は、CPU311と、ROM312と、RAM313と、操作入力・表示部314と、撮像装部315と、画像処理回路316と、画像表示部317と、ICタグリーダ・ライタ318と、情報結合管理手段319と、マイク・スピーカ320と、通話回路321と、IP手段322と、回線接続インタフェース(I/F)323とを備えている。
図3の撮影装置31の、CPU311、ROM312、RAM313、操作入力・表示部314、撮像装部315、画像処理回路316、画像表示部317、ICタグリーダ・ライタ318、情報結合管理手段319、マイク・スピーカ320は、図2の撮影装置21の、CPU211、ROM212、RAM213、操作入力・表示部214、撮像装部215、画像処理回路216、画像表示部217、ICタグリーダ・ライタ218、情報結合管理手段219、マイク・スピーカ220、通話回路321と概ね同じである。
IP手段322は、通話回路321から送られてきた音声信号を、必要であれば符号化圧縮する。次に、音声信号データを送信用のIPパケットに埋め込み、順次、回線接続I/F323に送り出す。また、回線接続I/F323から受け取った受信用のIPパケットから音声信号データを取り出し、必要であれば復号伸張し、通話回路321に送出する。また、IP手段322は画像情報(画像データ)を送信用のIPパケットに埋め込み、順次、回線接続I/F323に送り出し、回線接続I/F323から入力される受信用のIPパケットから画像データを取り出して記憶手段313、あるいは画像処理回路316に出力する。IP手段322は、呼制御を行うための制御用IPパケットを組み立て、順次回線接続I/F323に送り出す。さらに、回線接続I/F323が受信した制御用IPパケットを分解する。このような制御用IPパケットの送出、受信はIP手段322とは独立した別の手段で構成してもよい。IP手段322の動作制御はCPU311で行う。回線接続I/F323は、IP手段322から受け取った送信用IPパケットを接続回線に送出する一方、接続回線から入力される受信用パケットをIP手段322に送出する。
接続回線は、携帯電話等の無線回線であり、固定電話機の場合には有線の電話回線(公衆網)である。接続回線として、携帯電話等の無線回線を使用するときは、回線接続I/F323は、携帯型電話機の無線I/Fである。また、接続回線として、NTT東日本(東日本電信電話株式会社)等が供給している一般の電話回線を使用する場合には、回線接続I/F323は有線I/Fとすることができる。この場合には、回線接続I/F323には、デジタル信号とアナログ信号を相互に変換するXDSLモデムが含まれる。さらに、接続回線として、LAN等を使用する場合は、回線接続I/F323は、LAN用のI/F(イーサネット、トークンリング、FTTH、無線LAN等)である。なお、回線接続I/F323は、無線I/F、有線I/F等のうち複数を備えるようにもできる。
図1の撮影装置11、図2の撮影装置21、図3の撮影装置31により撮影される被写体には、タグ手段が設けられる。図4(A)に、このタグ手段の一例であるICタグ41のブロック図を示し、図4(B)に、ICタグリーダ・ライタ42のブロック図を示す。ICタグリーダ・ライタ42は、図1,図2,図3の撮影装置11,21,31のICタグリーダ・ライタ118,218,318である。
図4(A)において、ICタグ41は、バス810に接続されたCPU411と、ROM412と、RAM413と、無線通信手段414とを有して構成される。無線通信手段414は、電波信号(マイクロ波)を送受信するためのアンテナ用コイル4141と、共振コンデンサ4142と、変復調回路4143と、整流平滑回路4144とを含んでいる。
ICタグ41は、アンテナ用コイル4141と、共振コンデンサ4142により、図4(B)に示すICタグリーダ・ライタ42から送信されてくる高周波の電力用電波信号を受信し、整流平滑回路4144で整流平滑化して、一定電圧の動作用電源を生成してICタグ41を駆動する。また、ICタグリーダ・ライタ42から送信されてくる情報信号(タグ情報)は、電力用電波信号に重畳されており、受信した信号は変復調回路4143によって復調される。ICタグ41では、CPU411は、ROM412に記憶されたプログラムによって動作し、RAM413に、動作に必要なワークエリアを形成しながら、ICタグ41全体の動作の制御を行う。
図4(B)に示すように、ICタグリーダ・ライタ42は、制御回路421と、無線通信手段422とからなる。無線通信手段422は、電波信号を送信する送信アンテナ用コイルを含む無線送信部4221と、電波信号を受信する受信用アンテナコイルを含む無線受信部4222から構成される。制御回路421は、電力用電波信号を無線送信部4211から送信することができる。また、制御回路421は、情報信号を電力用電波信号に重畳して無線送信部4221から送信する。また、制御回路421は、無線受信部4222からICタグ41から送信される情報信号を受信し、それを復調して受信データを得る。このように、ICタグ41とICタグリーダ・ライタ42との間では電波信号を使用して通信を行うことにより、ICタグ41の情報を読み出したり、逆に所望の情報をICタグ41に書き込むことができる。制御回路421が、情報信号を送受信するときには、無線通信手段422は、本発明におけるタグ通信手段として機能する。
この電波信号を使用したICタグ用無線プロトコルは、例えばコマンド・レスポンスをベースとしたシンプルなプロトコルで構成されてもよい。また、これ以外にもプロトコルはいろいろあり、また現在も多くのものが提案されているため、ここでは言及を避けるが、どのようなプロトコルであれ、本発明に使用できるものである。特に、プロトコルにHTTPを使用するとともに、ファイル形式にML(マークアップ・ランゲージ)ベースのファイル(XML,HTML,SGML,XHTML,CHTML,HDML,DHTML等)を使用することにより、より汎用性の高い利用が期待できる。さらに、ICタグ41として、Webサーバ手段を備えたWebサーバ機能付きのものも考えられる。Webサーバ手段は、記憶手段(例えば、図1,図2,図3におけるRAM113,213,313)に複数のMLベースのファイルを記憶しており、クライアントの要求に応じてファイルを送信することができる。
Webサーバ機能付きICタグ41と通信接続する。接続中に、無線通信手段422はICタグに対して、HTTPプロトコルを使用して、MLベースのファイルの送受信を行う。無線通信手段422はMLベースのファイルを表示部に表示させるためのWebブラウザ手段を備えており、取得したMLベースのファイルに含まれているタグ情報を表示部に表示する。
本発明では、ICタグ41は被写体に内蔵されているか、被写体の近接に設置されている場合を想定している。ICタグ41が被写体に内蔵される場合、当該ICタグは、例えば、数ミリ角のシリコンチップにより構成することができる。
ICタグ41に記憶されてタグ情報の例として、被写体情報がある。被写体が通常の「物」の場合には、被写体情報は、当該物の名称、機能、効能、スペック(使用方法、色、寸法、形状、重量等)、原材料、関連情報、製造年月日、販売年月日、販売国、製造国、製造メーカ名、販売店名、価格等の情報である。被写体が、例えば食料品の場合には、被写体情報は、上記の他に、量、生産地、賞味期限等の情報とすることができる。
被写体が、例えば装置の場合には、被写体情報は当該装置の説明情報である。具体的には、
装置についての情報:装置の種類(携帯電話、PHS、IP電話、IP端末装置、一般加入者電話機、ファクシミリ装置、通信機能付コンピュータ、PDA等)、装置の名称、装置の端末識別情報(電話番号、IPアドレス、URI、URL、ID等)、装置のスペック、設置場所、使用環境、使用履歴、装置のプロフィール等、
装置使用者についての情報:名前、性別、生年月日、年齢、勤務先会社名、住所、趣味、プロフィール等)、画像(装置の画像、使用者の顔画像、動画像、その他の画像)、音声データ(音声メッセージ、BGM、音楽等)等、
である。
タグ情報は、通常はテキストデータであるが、画像データやプログラム等のバイナリデータでもよい。また、タグ情報は、上記した情報に限定されるものではなく、対象物に関する情報であればどのような情報であってもよい。タグ情報は、通常はICタグ41のROM412やRAM413などの記憶手段に記憶されている。さらに、タグ情報は前述した単なる被写体の情報に止まらず、被写体の状態情報をも含む。被写体の状態情報とは、例えば、被写体がある製品の場合には、製造中、検査中、保管中、出荷中、販売中、使用中、修理中、リサイクル中等、被写体の状態あるいは時間的な状態を表す情報がある。例えば、製品がユーザの手に渡った場合(販売された場合)に、被写体の状態情報を表すデータの所定ビット(使用中を表すビット)を有効にする(例えば、当該ビットに「1」を立てる)ことにより、その製品が販売されユーザが使用中の状態になっていることをタグ情報に記録できる。これにより、その製品の販売者、管理者等は、その情報を得ることによりさまざまなサービスを行うことができる。例えば、その製品に意匠権がある場合において、その製品が販売中の場合には、意匠権と販売中のビットを有効にすることにより、無断で写真を撮影したりできないようにすることもできる。
また、タグ情報の別の応用として、HTMLのように、当該タグ情報を被写体の画像データとレイアウト情報(表示方法の情報)の少なくとも1つ以上で構成してもよい。ここで、レイアウト情報は被写体のデータ情報を表示部に表示する方法(表示の仕方)を示す情報である。すなわち、タグ情報は、被写体の画像データを、レイアウト情報に基づいて、所定の表示部(例えば、図1,図2,図3における画像表示部117,217,317)に表示することができる。レイアウト情報としては、例えば文字の種類(フォント)、文字の大きさ、文字の色、文字の修飾、文字の表示位置、画像の表示位置、画像の大きさ、背景色、アニメーションの位置、アニメーションの大きさ等であって、具体的にはXMLやHTMLの、ML言語(MLベースのファイル)で扱っているレイアウト情報等がある。
また、表示部(例えば、図1,図2,図3における画像表示部117,217,317)は、タグ情報のレイアウト情報に基づいて被写体の画像データを表示することができる。タグ情報がML(マークアップ・ランゲージ)ベースのファイル(XML,HTML等)である場合には、Webブラウザがファイルを読み込み、画像データを表示方法情報に基づいて上記表示部に実際に表示する画像データに変換する。また、タグ情報を音声に変換する変換手段を備え、アナログの音声に変換された音声信号をスピーカ、ハンドセットなどの音響手段から出力してもよい。これにより、ICタグはレイアウト情報を送信できるので、表示する被写体の表示方法(レイアウト)を指定することができる。
図1,図2,図3に示した撮影装置11,21,31の動作を図5のフローチャートにより説明する。操作者が装置を被写体に向けてシャッターボタンを押すと(S101)、撮像部115,215,315による撮影が行なわれ、被写体の画像データが得られる(S102)。シャッターボタンは、メカニカルスイッチやファンクションによるソフトスイッチであってもよい。画像データは、一時的にメモリ(たとえば、RAM113,213,313)に記憶される(S103)。次に、ICタグ読み取りボタン(操作入力・表示部114,214,314に含まれている)が押されると(S104)、ICタグリーダ・ライタ118,218,318から、被写体のICタグ41(図4(A)参照)に対して電力用電波(マイクロ波)が送信される(S105)。
ICタグ41は電力用電波を受信し、その電力を使用してICタグ41は交信を開始する(S106)。ICタグ41は、ICタグリーダ・ライタ118,218,318に対してICタグ情報すなわち被写体の情報を送信する。ICタグリーダ・ライタ118,218,318は、被写体の情報を受信すると(S107)、受信したタグ情報を一時的にメモリ(たとえば、RAM113,213,313)に記憶する(S108)。情報結合手段119,219,319は、メモリに一時記憶してある画像データとタグ情報とから関連情報を作成し、これを後述する管理テーブルに登録する(S109)。なお、フラッシュが点灯する撮影装置では、シャッターボタンを押すと同時にICタグから被写体の情報を読み出しを開始し、フラッシュが点灯するまでに情報の読み出しを終えるようにするとよい。こうすることで、フラッシュ点灯によるノイズがタグ情報に影響を与えないようにできる。
次に、情報結合管理手段119,219,319の動作を示す。情報結合管理手段は、画像データとタグ情報を一対一で対応付けるために、管理テーブルに関連付け管理情報を登録する。図7に管理テーブルの構成の一例を示す。画像データの名称は画像データのファイル名であり、装置が任意に作成してもよいし、ユーザが入力してもよい(図7では、「画像1」,「画像2」,・・・として示す)。画像データとタグ情報の格納アドレスは具体的にはデータが記憶されているRAM113,213,313のメモリアドレスである。削除の項は画像データを装置から削除したか否かを表すものである。実際の画像データを消去する代わりに管理テーブルで削除のステータスを管理するものである。送信済の項は画像データが送信されたか否かを示すものである。
以上、管理テーブルによる関連付けを説明したが、これに限定する必要はなく、例えば1つのファイルに画像データとタグ情報を格納してRAM113,213,313等に記憶させてもよい。また、画像データとタグ情報の一方を他方のファイルに格納してもよい。また、画像データのファイルとタグ情報のファイルをペアでRAM113,213,313等に格納してもよい。つまりこの関連付けは画像データとタグ情報が対応していることが認識できる手段であればどのようなものでもよい。
本発明では、被写体の画像データとタグ情報をRAM113,213,313等に格納した後、タグ編集手段により、タグ情報に画像データを埋め込むことができる。この編集では、タグ情報に画像データを挿入する位置をあらかじめ定めておき、撮影手段によって画像データが生成されたときに、当該画像データは自動的にタグ情報の定められた位置に挿入される。
また、所定の表示装置上にタグ情報の編集画面を表示し、キースイッチやペン入力等の入力手段により、タグ情報をユーザが編集できるようにしてもよい。またHTMLのように、画像データが存在する場所を表す情報を、タグ情報に挿入するようにしてもよい。
読み込んだタグ情報が、画像データを含んでいない場合には、画像データの新規追加となり、画像データを含んでいる場合には、古い画像データを削除して、撮影した画像データを追加するか、古い画像データは残しながら新しい画像データを追加することができる。
図1,図2,図3の撮影装置11,21,31では、タグ情報書き戻し手段を設けることができる。タグ情報書き戻し手段は、タグ編集手段が編集した新しいタグ情報を、被写体のICタグの古いタグ情報と交換することができる。これは実際にはタグ通信手段によって新しいタグ情報をICタグに送信し、ICタグが受信した新しいタグ情報をRAM113,213,313等に記憶することで実施される。この場合に、古いタグ情報は削除されてもよいし、履歴として残されていてもよい。また新しいタグ情報と古いタグ情報の差分のみを書き換えてよい。
また、ICタグ読み取りボタン(操作入力・表示部114,214,314に含まれている)を押す代わりに、シャッターボタンが押されたときに、画像データを取得するとともに、自動的にタグ情報を取得する動作を開始してもよい。ただし、被写体の撮影はある程度被写体から距離的に離れるため、ICタグと無線交信できない場合も想定される。そのような場合を考慮し、シャッターボタンが押されたときに、画像データを取得するような構成であっても、ICタグ読み取りボタンを備えることができる。この場合には、シャッターボタンを押すことにより画像データを取得した後、被写体に十分に近づいた後、ICタグ読み取りボタンを押すことにより確実にタグ情報を得ることができる。また、画像データとタグ情報は、所定の表示部(ここでは、画像表示部117,217,317)に表示することができる。
画像データとタグ情報(ここでは、被写体情報とする)を所定の端末あるいはサーバ装置に送信することができ、この場合の送信手法として電子メールを使用することができる。図6(A)に、電子メールにより画像データおよびタグ情報を他の装置に送信等する場合のフローチャートを示す。画像データと被写体情報を関連付けて記憶手段に記憶するまでは図5と同じなので説明は省略する。
電子メールの作成が開始されると(S201)、まず最初に送信したい画像が選択される(S202)。次に選択された画像の画像データが格納されているアドレスを管理テーブルから検索して、該当する画像データを必要ならば電子メールに添付できるファイル形式に変換して電子メールに添付する(S203)。次に、管理テーブルから選択された画像に対応する被写体情報が格納されているアドレスを検索して、そのアドレスに格納されている被写体情報を特定し(S204)、必要ならばテキストデータに変換した後、電子メールの本文に変換したテキストデータを追加する(S205)。被写体情報がバイナリデータの場合には、電子メールに添付できるファイル形式に変換して電子メールに添付する(MIME仕様を利用する等の方法がある)。電子メールの作成が終了すると電子メールは相手端末装置あるいはサーバ手段などに送信される。画像データが送信されると管理テーブルの送信済の項目に送信済のデータが記載される(S206)。
また、図6(B)に示すように、逆に画像データと被写体情報の載せた電子メールを受信することができる。電子メールを受信すると(S301)、受信した電子メールの添付ファイルと本文からそれぞれ画像データと被写体情報を取り出して記憶手段に格納する(S302)。次に、その画像データと被写体情報の関連付け情報を管理テーブルに登録し(S303)。、受信の項目に受信したデータであることを示すデータを記載する(S304)。また、取得した複数の画像情報と被写体情報を一度に送信または受信することも考えられる。それぞれ、被写体情報は、電子メールの本文にまとめて追加し、複数の画像データはそれぞれMIME形式に変換して電子メールの添付文書とすることができる。また、電子メール以外の方法として、HTTPやFTPによるファイル転送でもよい。
具体的な応用として、商品購入に際して、複数の商品のタグ情報の価格を合計して表示することも考えられる。本発明の装置で価格合計ボタンが押されると、ICタグリーダ・ライタ118,218,318によって複数の製品のタグ情報を受信し、受信したタグ情報を検査することにより、それぞれの製品の価格が記載されている価格項目を見つける。次にその価格項目に記載されている商品価格をすべて合計して、画像表示部117,217,317に表示することができる。これによって、買い物用ワゴン、買い物カゴ等に入れた商品の合計価格を瞬時に知ることができる。
また、複数のタグ情報を取得できた場合は、その旨を知らせることも考えられる。複数のタグ情報が必要な場合には、取得した複数のタグ情報を表示すればよい。また必要とした1つのタグ情報のみが必要な場合には、ICタグが発した電波が一番強い情報を優先的に取得する。電波の強弱の検出は、ICタグリーダ・ライタの無線受信部(図4(B)の4222参照)で受信した電波を電流あるいは電圧に変換し、その変換後の電流あるいは電圧の大きさに基づいて検出できる。
また、撮像装置115,215,315で取得した画像データを編集することもできる。撮影した画像は、自装置が持つ画像処理手段によって画像処理(定型画像とのミックス、画像の集約、画像の分割、画像のエディット、画像の拡大縮小、画像と文字データとのミックス、その他の一般的な画像処理)される。またテレビ放送を受信するためのチューナー手段を備えていれば、受信したテレビ画像と撮影手段によって取得したカメラ画像とによりミックス画像を作成することもできる。また、画像の圧縮や伸張、画像のファイル形式の変換(JPEG、MPEG、GIF、ビットマップなど)もできる。このように画像情報を変換することにより画像を出力する画像出力装置に最適な画像を作成することができる。
また、ICタグからタグ情報を取得するとともに、ある文字列を検索してある文字列に置き換えた後、新しいタグ情報をICタグに書き戻す動作を自動的に行うことも考えられる。単純に文字列を他の文字列に変更する場合や、タグ情報のある項目の情報を別の情報に変更する場合が考えられる。例えば、同一の商品が多数倉庫に在庫している場合に、その価格を変更するときには、一度に全ての商品の価格を書き換えることができる。その場合の処理を以下に説明する。
まず、対象商品のICタグからタグ通信手段によりタグ情報を読み取る。次に、そのタグ情報の1つである商品を識別するための識別子を検索して、その商品が目的とする商品かどうか比較判断する。その商品が該当商品であれば、その商品の価格情報に記載されている価格を変更する価格に変更し、変更後のタグ情報をタグ通信手段によってICタグに書き戻す。この場合、商品が対象商品であるかどうかの判断に、あらかじめタグ情報に商品の画像情報がある場合にはその画像情報と比較することにより判断してもよい。またタグ情報のある項目(例えば価格)を持つICタグのみと交信するという制限をかけることもできる。受信したタグ情報の項目を検索して、該当する項目がなければ交信を終了することにより、無駄な検索や交信時間を節約できる。
本発明では、図8に示すように、図2の撮影装置21または図3の撮影装置31と、所定の画像サーバ装置4とにより、画像情報とタグ情報とを管理するシステム(画像管理システム)を構築することができる。撮影装置(21,31)は、ネットワーク100を介して、画像ファイル、ICタグ情報を画像管理サーバ4に送信し記録することができる。
以下、IP電話で使用されるプロトコルについて説明する。携帯電話やPHSのプロトコルについては標準化されているので説明は省略する。呼設定手段は標準で規定されている標準用呼制御用プロトコル(SIP,H.323、MEGACO、HTTPなど)を使用して呼設定を行い通信あるいは通話を可能にするものである。
図9にSIPのプロトコルスタックを示す。図9に示したように、呼・セッション制御用プロトコルとしてSIPを使用する場合、Network Layer(ネットワーク層)においてIP(Internet Protocol)が使用される。また、この場合、Transport Layer(トランスポート層)においてUDP(User Datagram Protocol)、TCP(Transmission Control Protocol)、またはSCTP(Stream Control Transmission Protocol)が使用される。また、この場合、SIPメッセージを記述する制御情報記述プロトコルとしてSDP(Session Description Protocol)が使用される。また、この場合、UDP(トランスポート層)とともに、動画/音声の送受信プロトコルとして、RTP(Realtime Transport Protocol)が使用される。
図10(A)は、SIPの制御用パケットの構造を示す図である。図10(A)に示されているように、SIPの制御用パケットには、IPヘッダと、UDP(TCP)ヘッダと、SIPメッセージとが含まれている。
図10(B)は、SIPのデータ用パケットの構造を示す図である。図10(B)に示されているように、SIPのデータ用パケットには、IPヘッダと、UDPヘッダと、RTPヘッダと、音声・画像データとが含まれている。図11は、UDPデータグラムの構造を示す図である。図11に示されているように、UDPデータグラムには、送信ポート番号と、宛先ポート番号と、データ長と、チェックサムと、データとが含まれている。図12は、SIPで使用されるIPデータグラムの構造を示す図である。図12に示されるように、IPパケットの構成は、バージョン情報と、ヘッダ長情報と、サービスタイプ情報と、トータル長情報と、識別子(ID)と、フラグ情報と、フラグメント・オフセット情報と、生存時間(TTL)情報と、プロトコルタイプ情報と、ヘッダチェックサム情報と、送信元アドレスと、宛先アドレスと、オプションと、パディングと、データ領域とからなる。図13に標準の呼制御プロトコルのうちの1つであるSIPの通信モデルのプロトコル図を示す。まず、発呼側からINVITEというリクエストメッセージを送出する。INVITEはセッションの起動信号であり、それには発呼側が受信可能なセッションの属性がSDPで示されている。具体的には発呼側の受信条件(コーデック、ポート番号等)と送信条件を提示するものである。着呼側はINVITEを受信し、呼び出し状態になったことを通知するために180 RINGINGを発呼側へ送信する。この180 RINGINGで着呼側の受信条件(コーデック、ポート番号等)と送信条件を提示してもよいが、通常は次の200 OKで提示する。次に、着呼側が通話可能状態になったことを通知するために200 OKを発呼側へ送信する。それには着呼側が受信可能なセッションの属性がSDPで示されている。この200 OKで着呼側の受信条件(コーデック、ポート番号等)と送信条件を提示する。次に発呼側がACKを着呼側へ送信し、これにより通信に利用可能な属性がネゴシエーションされる。本発明では便宜上ここまでを接続フェーズと定義している。次に、メディア(音声、画像、動画等)の転送が開始される。本発明ではこのメディアの転送期間中を便宜上、データ送受信フェーズと定義している。通信を終了するときには止める側がBYE信号を送信することにより通信終了を要求し、それを受信した側は、その応答である200 OK信号を送信して通信を終了する。本発明ではこのフェーズを便宜上、切断フェーズと定義している。
本発明では、図2の撮影装置21または図3の撮影装置31に、Webサーバ手段を設けることができる。図14に、図2の撮影装置21にWebサーバ手段224を付加した例を示す(図14では、撮影装置を符号21′として示す)。図14では、撮影装置21′は画像管理サーバとして機能することができる。Webサーバ手段224は、自装置で撮影した画像データと、当該撮影時に取得したICタグ情報を、複数のMLベースのファイルとして記憶することもできる。この場合に、クライアントの要求に応じてファイルを送受信することができる。発呼側の撮影装置は、Webサーバ機能付き通信端末装置に発呼を行い、呼設定(SIPの接続フェーズ)をした後に通信接続する。接続中(SIPのデータ送受信フェーズ)に、発呼側は着呼側に対して、HTTPプロトコルを使用して、MLベースのファイルの送受信を行うこともできる。
発呼側のクライアントはMLベースのファイルを、表示部に表示させるためのWebブラウザ手段を備えており、さらに画像記録手段を備えている場合には、受信したMLベースのファイルを記録用画像データに変換する画像変換手段によって画像を変換し、それを記録装置で出力することができる。特に、MLベースのファイルに含まれている画像を指定して記録することもできる。具体的にはWebサーバ手段を備えた携帯電話があり、基地局端末間無線プロトコル上で呼設定プロトコル(PPP等)とHTTPプロトコルが動作する。また携帯電話が備えている赤外線I/F、ブルートゥースI/F、無線LANI/Fあるいは専用I/Fのプロトコル上でも呼設定プロトコルとHTTPプロトコルを動作させてもよい。
また、撮影装置21′はHTTPやFTPのgetコマンド等のファイルを送信すべき命令を受信した場合には、カメラでリアルタイムに画像を撮影して送信するコマンド変換手段を持つこともできる。また、カメラで撮影した画像は、自装置が持つ画像処理手段によって画像処理(定型画像とのミックス、画像の集約、画像の分割、画像のエディット、画像の拡大縮小、画像と文字データとのミックス、その他の一般的な画像処理)された後に、MLベースのファイルに変換してもよい。ここで自装置をWebサーバとして使用するために、通常の電話として使用する電話モードからWebサーバモードへ設定を変更する。電話モードは着呼に対して応答すると通常の電話として使用できるモードであり、Webサーバモードは着呼に対して応答するとその後はサーバモードとして動作するものである。
通常、Webサーバモードの場合は着呼があると自動応答するが、ユーザによるマニュアル応答も可能である。画像記録手段を持つ発呼装置は前記Webサーバ付き携帯電話に発呼し呼設定を行い通信チャネルを確保し通信を開始する。この場合、パスワード等を使用して認証を行う認証手段を備えていてもよい。発呼装置はHTTPプロトコルにより携帯電話の記憶手段に記憶されているMLベースのファイル、画像ファイルをリスト表示するファイルや画像ファイルをダウンロードし、Webブラウザを使用して表示部にダウンロードしたファイルや画像データを表示させる。発呼装置上で必要な画像処理(定型画像とのミックス、画像の集約、画像の分割、画像のエディット、画像の拡大縮小、画像と文字データとのミックス、その他の一般的な画像処理)を行い記憶手段に記憶される。また、選択された画像は記録画像として例えば紙の上に印刷されて出力される。また修正や編集された画像はHTTP等でWebサーバ付き携帯電話にアップロードすることもできる。
また、前記Webサーバ付き携帯電話は他の端末装置(画像記録手段を持つ端末装置、他の携帯電話等)に対して発呼することにより呼設定を行い、通信チャネルを確保してから、サーバ手段の機能を実行するようにしてもよい。
従来の携帯電話ではカメラで撮影した画像を一旦、別のサーバに電子メールで送信し、別の出力装置からそのサーバへアクセスし、データをダウンロードしてから印刷するという複雑な方法を使用していたが、図14の撮影装置21′は、カメラで撮影した画像を直接出力装置に送信することにより、前記の手間をかけずに簡単に出力装置から出力することができる。このように、通信端末装置がWebサーバ手段を備えることにより、MLベースのファイルのように一般的なファイルフォーマットを使用できるようになり、汎用性が増す。また、クライアント装置はWebサーバ付き通信端末装置にダイレクトに接続することができ、所望のファイルを汎用のファイルフォーマットで入手することができる。
また、図15にプリンタサーバ付きのプリント装置のブロック図を示す。図15において、プリント装置51は、CPU(中央処理装置)511と、ROM512と、RAM513と、画像記録手段514と、MLインタープリター手段515と、プリンタサーバ516と、無線通信手段517と、IP手段518と、コマンド変換手段519とを備えている。図15では、これらはバス820を介して相互に接続されている(ただし、図15では無線通信手段517はバス820には接続されずIP手段518に接続されている)。プリント装置51は、撮影装置21,31等との間で通信チャネルを確保した後、当該撮像装置からMLベースのファイルが転送されてきた場合(HTTPプロトコルやFTPプロトコルのputコマンド等によるファイル転送)には、その転送コマンドを印刷命令と認識するコマンド変換手段519を備えることができる。MLインタープリター手段515は、受信したファイルを記録画像データに変換して、図示しない表示部に表示することができ、また、プリンターサーバ手段516により、装置の操作なしに、記録画像を紙等の媒体に画像出力をすることができる。
図16により表示呼設定プロトコルによる処理を説明する。標準呼設定プロトコルとはSIP、H.323、HTTP、MEGACO、PPP等に代表されるように、その仕様が広く一般の使用者やメーカ等に開放されているものであり、ローカル呼設定手段またはローカル呼設定プロトコルは、その仕様は原則的には一般の使用者やメーカ等には非公開であり、それを開発あるいは使用するメーカあるいは、複数のメーカが集まって構成されたグループ内のみに公開されるものである。
ローカル呼設定手段は標準呼設定プロトコルのセッションの属性の他に(重複して持っていてもいいが)、独自のセッションの属性である受信条件(コーデック、ポート番号等)と送信条件と、さらに標準呼設定プロトコルが持っていない、装置に関わる独自の情報(装置が装備している機能、装置の状態を示す情報、相手装置の設定を変更する情報、相手装置の機能を実行する情報等)をIPパケットに挿入し、それを相手装置に送信するものである。まず発呼端末は発呼する際に自端末に備わっているプロトコルを調査し、最初に送出するプロトコルとして優先設定されているプロトコルで通信を開始するため(この例では標準プロトコルが設定されている)、まず発呼側は標準のプロトコルであるSIPのINVITE 信号を着呼側へ送信する。次にそのすぐ後にローカル呼設定手段によってローカルプロトコルの1つであるinvite信号を送信する(プロトコル切替手段あるいはマルチプロトコル手段)(標準プロトコル信号を大文字で表し、それに相当するローカルプロトコル信号を小文字で表す)。着呼側はINVITE信号とinvite信号の両方を受信し(マルチプロトコル手段)(順次メモリに蓄えておくことにより複数の制御信号を受信することができる)、invite信号を選択するとともに、呼び出し状態になったことを通知するために180 ringingを発呼側へ送信する(プロトコル選択手段)(もちろん場合によっては、例えば標準プロトコルを優先設定されている場合等、INVITE信号を選択してもよい)。
この後の動作は、標準プロトコルがローカルプロトコルに代わる以外は、図13のプロトコルとシーケンスは同じである。その他の独自の受信条件としては、前記の他に、装備している通信プロトコルの種類、呼設定の方式に関係するもの、ネゴシエーションに関係するもの、端末の通信能力、データの圧縮方式、デジタル化方式、プロトコルの種類、それに使用するIPパケットの種類、IPパケットの構造、IPパケットの定義、再送処理方式、エラー処理方式、セキュリティ方式等、通信条件に関するあらゆるものが考えられる。また標準プロトコルのINVITE信号を送出する前に、すなわち最初からローカルプロトコルのinvite信号を送信してもよい。またinvite信号は接続フェーズまたはデータ送受信フェーズまたは切断フェーズの期間中のどこでも送信してもよい。例えば、データ送受信フェーズの場合には、ユーザが例えば音声の品質がよくないとか、画像の品質がよくない場合に、高品質な方式に切り換えたい場合に、例えば端末の入力手段から方式を切り替える操作を入力した場合に、invite信号を送出することが考えられる。着呼側は標準プロトコルであるINVITE信号に対して180 RINGING信号または200 OK信号を送信した場合、すなわち標準プロトコルで接続(ネゴシエーションが成立)した後でも、接続フェーズまたはデータ送受信フェーズまたは切断フェーズの期間中にinvite信号を受信することができ、その場合は再びネゴシエーションをやり直すことになる。
装置に関わる独自の情報(装置が装備している機能、装置の状態を示す情報、相手装置の設定を変更する情報、相手装置の機能を実行する情報等)とは具体的には、
・装置が装備している機能:Webブラウザ機能、ストリームデータ再生機能、テレビ電話機能、留守番電話機能、留守番録画機能、録音機能、録画機能、着信メモリー、リダイヤルメモリー、電話帳機能、発信元番号通知機能、発信者名称通知機能、着信拒否機能、着信メロディー変更機能、転送機能、キャッチホン機能等
・装置の状態を示す情報:留守番電話がセットされている情報、留守番録画がセットされている情報、装置に不具合があることを示す情報、装置が使用されていることを示す情報、装置のなんらかの機能がセットされていることを示す情報等
・相手装置の設定を変更する情報:留守番電話をセットあるいは解除する命令、留守番録画をセットあるいは解除する命令、装置に備わっている機能が動作するようにセットあるいは解除する命令等
・相手装置の機能を実行する情報:留守番電話に録音されている音声を再生させ送信させる命令、留守番録画に録画されている画像を再生させ送信させる命令、着信メロディの変更させる命令等、
等がある。
ローカル呼設定手段の他の例として、標準呼設定手段で使用する標準プロトコルのIPパケットに、ローカル呼設定手段で使用するローカルプロトコルで使用する情報を含ませる方法がある。図17(A)にその一例を示す。SIPの制御用パケットのSIPメッセージ部分に、ローカル呼設定手段で使用するローカルプロトコルで使用する情報(ローカルプロトコル情報)を含ませた一実施形態である。またIPヘッダのオプションフィールドにローカルプロトコル情報を載せてもよい。SIPプロトコルのみしか対応していない端末はローカル部分を無視するため、SIPで呼制御を行うが、ローカル呼設定手段に対応している端末は、このローカル部分を解釈し、必要に応じてローカルプロトコルで呼制御を行うものである。すなわち標準のセッションからローカルなセッションに移行することができる。
図17(B)に他の例を示す。これはSIPのデータ用パケットのRTPヘッダ以下の音声、画像データを載せる部分に、ローカル呼設定手段で使用するローカルプロトコルで使用する情報を含ませた一実施形態である。またIPヘッダのオプションフィールドにローカルプロトコル情報を載せてもよい。SIPプロトコルのみしか対応していない端末はローカル部分を無視するため、SIPで呼制御を行うが、ローカル呼設定手段に対応している端末は、このローカル部分を解釈し、必要に応じてローカルプロトコルで呼制御を行うものである。すなわち標準のセッションからローカルなセッションに移行することができる。このように独自のローカルプロトコルに対応している端末はIPパケットのどの部分にローカルプロトコル情報が載せられているのかは、あらかじめ認識しているので、ローカルプロトコルの搭載形態は任意に構成することができる。
またIP端末は発呼側および着呼側にもなり得るように、発呼側および着呼側で使用する両方のプロトコルを備えているのが一般的である。
また、標準のプロトコルでセッションが開始されたのか、あるいは独自のプロトコルでセッションが開始されたのかを表示部に表示することができる。例えば「SIP」「H.323」「独自方式」等の表示をする。ユーザをこれを見ることにより通信の状態あるいは使用できる機能等を知ることができる。また接続に使用したプロトコルによって使用できる機能等を表示することもできる。また、発呼する場合、相手装置がどのプロトコルを装備しているか分からない場合には、発呼端末が装備している複数のプロトコルまたはすべてのプロトコルのINVITEまたはinvite信号を順次送出することができる。着呼側はその複数のプロトコルのうちの1つを選択し、その選択したプロトコルに相当する応答信号を1つだけ返信することができる。または複数のプロトコルのうち複数のプロトコルを選択し、その選択した複数のプロトコルに相当する応答信号を複数返信することもできる。この場合、発呼側は優先順位の高いプロトコルを選択することができる。
またローカルプロトコル信号にプバイナリーデータのプログラムやソースプログラム等のプログラム(例えばアプリケーションプログラム)を含ませて、相手装置に送信することも考えられる。この場合、その信号を受信した装置は、プロトコル信号に含まれているプログラムを検出した場合には、プロトコル信号から分離し、所定の記憶装置(メモリ等)に記憶する。場合によってはそのプログラムを起動して、ある作業を実行するか、あるいは相手装置からの次のプロトコル信号に含まれている命令を実行する。具体的な例を挙げるとinvite信号のSIPメッセージの中にプログラムを挿入して着呼側装置に送信する。着呼側装置は受信したinvite信号のSIPメッセージを検査し、プログラムを検出するとそれをメモリに記憶させる。
次に、そのプログラムを起動することによりプログラムを待機させる(待機させることにより素早く次の作業を実行できる)。次のack信号のSIPメッセージの含まれている命令情報を受信し、その命令をプログラムが実行する。逆に着呼側が180 ringingあるいは200 ok信号にプログラムを挿入して発呼側に送信し、発呼側で受信したプログラムを実行してもよい。プログラムとしてJAVA等に代表されるように実行環境に左右されないマルチプラットホーム型のプログラムが適しているが、それに限定されるものではない。
このようにローカル呼設定手段を備えることにより、標準呼設定手段で使用できる機能以外の機能を使用することができるので、利便性が向上する。またローカル呼設定手段はメーカ独自に作成し実装することができるため、さまざまな制約を受けることなく仕様を決定することができるという利点がある。
従って、ローカル呼設定手段は同一のメーカの製品の間で使用したり、同一のメーカではないが同一のグループ(例えば異なるメーカが集めって成立した通信グループなど)に所属するメーカの製品の間で使用することになるが、これに限定されない(デファクトスタンダードのような使用の仕方もある)。
自端末装置は盗聴などのセキュリティ対策のために、IPアドレスを定期的に変更するアドレス変更手段を持つことも考えられる。例を挙げると、IPアドレスの割り当てを要求するIPアドレス要求手段と、IPパケットを使用して通信をIPパケット通信手段とを備えたIP端末装置において、予め定められた規則に従って、前記IPアドレス要求手段が前記IPパケット通信手段を使用して新たなIPアドレスの割り当てを要求するIPアドレス変更要求手段を備えることができる。具体的には以下の例が考えられる。
・ある一定の通信量(パケット量)を送受した場合に、変更を要求する。
・前の変更から一定時間経過したあとに要求する。
・IPパケットの送受信がある時間以上途切れた時に、変更を要求する。
・通信相手以外のIPアドレスを持った装置からアクセスがあった場合に要求する。
・DHCP装置にIPアドレス変更を要求する。
・自分で持っている複数のIPアドレスを取り替える。
このようにIPアドレスを変更することにより、盗聴やデータの改ざん等に対するセキュリティを向上させることができる。
以上、IP電話を、その標準プロトコルとしてSIPを例にとって記載しているが、その他に標準プロトコルとしてH.323、HTTP、MEGACO、PPP等があり、また標準プロトコルではなく、その他のローカルのプロトコルでも本発明の実施は可能である。また端末装置としてはIP電話以外にIPテレビ電話、IP携帯電話、IP携帯端末装置、インターネットファックス等に代表されるIP端末装置に適用可能であり、その端末装置で使用される標準プロトコルあるいはローカルプロトコルにも適用できる。
なお、図18に示すように、携帯電話と接続するためのI/Fを備えたプリント装置を使用することもできる。図18において、プリント装置61は、CPU611と、ROM612と、RAM613と、画像記録手段614と、外部I/F615と、I/F選択手段616と、編集画像戻し手段617と、画像処理回路618と、画像表示部619と、撮像装置620と、通信手段621と、画像編集手段622と、画像種類選択手段623とを備えている。プリント装置61では、画像編集手段622は、図2の撮影装置21の撮像部215や、図3の撮影装置31の撮像部315により撮影した画像にかかる情報を外部インタフェースI/F615を介して取得して編集することができる。画像記録手段614は、編集された画像情報を紙などの出力媒体に記録することができる。
なお、デジタルカメラや携帯型電話等に接続するI/Fは、メモリカード等の外部メディアのI/F、携帯電話に備えられているケーブルによるI/F、赤外線I/F、電子メールやFTPやHTTPによる通信I/F等から構成されるものであるり、I/F選択手段616により適宜選択することができる。たとえば、図2の撮影装置21から、外部I/F615を介してプリントする画像が転送されたものとする。ユーザは、画像編集手段622を用いて、フレームのミックス機能、落書き機能、スタンプ機能、その他画像編集機能等によって画像を編集することができる。この編集された画像は画像記録手段614により紙などに記録出力される。編集画像戻し手段617は、必要に応じて編集がなされた画像(もちろん編集されない場合もある)を、外部I/F615を介して、撮影装置21等に戻すことができる。この場合、入力した画像の入力に使用されたI/Fを情報として記憶しておき、画像を出力する場合には、I/F選択手段616によりその情報に基づいて出力に使用するI/Fを自動選択できる。また、入力した画像ファイルの種類を情報として記憶しておき、画像を出力する場合には、画像種類選択手段623によりその情報に基づいて作成する画像を自動選択するようにもできる。
また画像を転送する転送手段のプロトコルとしてはいろいろなプロトコル(標準プロトコルや独自プロトコル、例として、通信の場合にはSMTP,POP3,FTP,HTTP等、携帯電話のケーブルを使用する場合には独自のプロトコル、メモリカードや赤外線の場合にも標準あるいは独自プロトコル)を使用して、画像ファイルのフォーマットとしてもいろいろなフォーマット(JPEG,TIFF等の標準フォーマットやその他独自のフォーマット等)を使用できる。またプロトコルとしてはHTTPを使用する場合は、画像ファイルのフォーマットとしてHTML等のML言語ベースのファイルを使用することができる。
また、プリント装置51,61に撮影手段を備えている(いわゆる商標名プリクラのような機械)プリント装置にも応用できる。この場合にはプリント装置51,61で撮影した画像を編集後に、前記I/Fを介してデジタルカメラや携帯電話などの端末に画像を送信することができる。この時、各端末の画像ファイルフォーマットに変換する画像フォーマット変換手段でフォーマット変換をすることもできる。また各端末に応じて最適な画像処理(画像サイズ、色合い、画像フォーマット等)をすることもできる。
また、前記プリント装置51,61にICタグリーダライタを備えていてもよい。従来の記録装置には編集した画像を携帯電話に転送する手段が備えられておらず、編集した画像をプリントアウトするのみしかできなかったが、本発明で、上記構成を備えることで記録装置上で編集した画像を携帯電話へ転送することができるため、編集した画像を保存したり、携帯電話の電子メール機能を使用して編集した画像を送信することができる。以上、IP電話、IPテレビ電話を挙げたが、通信端末装置としてはその他に無線LANを使用したIP電話、IP端末装置、一般加入者電話機、ファクシミリ装置、通信機能付コンピュータ、携帯電話、PHS、PDA等の通信機能を備えた端末装置があり、それぞれの通信端末装置が使用できる通信プロトコルを使用して実施可能である。ぞれぞれの通信端末装置の構成は公知であるため、ブロック図による図示は省略するが、本発明の特徴に係る手段は前記実施形態と同様に備えているものである。
また本文中に記載があって、「手段」で示した構成要素、特にブロック図に図示していないものは、専用ハードウェアで構成されているか、あるいはCPU,ROM,RAMと若干のハードウェアで構成されているものである。また、上述した実施形態は適宜組み合わせ可能であり、1つの実施形態の中で直接言及していない他の実施形態も適用可能であることは言うまでもない。
本発明の画像情報・タグ情報制御システム(デジタルカメラ)の一実施形態を示すブロック図である。 通信機能を備えた本発明の画像情報・タグ情報制御システムの一実施形態を示すブロック図である。 IP通信機能を備えた本発明の画像情報・タグ情報制御システムの一実施形態を示すブロック図である。 (A)はタグ手段の一例であるICタグのブロック図であり、(B)はICタグリーダ・ライタのブロック図である。 図1〜図3に示した撮影装置の動作を示すフローチャートである。 (A)は電子メールにより画像データおよびタグ情報を他の装置に送信等するときの処理を示すフローチャート、(B)は電子メールにより画像データおよびタグ情報を他の装置から受信するときの処理を示すフローチャートである。 本発明において使用される管理テーブルの構成の一例を示す図である。 本発明のシステムを撮影装置画像サーバ装置とにより構成した実施形態を示す図である。 SIPのプロトコルスタックを示す図である。 (A)は、SIPの制御用パケットの構造を示す図、(B)はSIPのデータ用パケットの構造を示す図である。 UDPデータグラムの構造を示す図である。 SIPで使用されるIPデータグラムの構造を示す図である。 標準の呼制御プロトコルのうちの1つであるSIPの通信モデルのプロトコル図である。 図2の撮影装置にWebサーバ手段を付加した例を示す図である。 プリンタサーバ付きのプリント装置を示すブロック図である。 表示呼設定プロトコルによる処理をの説明図である。 (A)はSIPの制御用パケットのSIPメッセージ部分に、ローカル呼設定手段で使用するローカルプロトコルで使用する情報を含ませた例を示す図、(B)に他の例を示す図である。 携帯電話と接続するためのI/Fを備えたプリント装置を示すブロック図である。
符号の説明
11,12,13 撮影装置(画像情報・タグ情報制御システム)
111,211,311 CPU(中央処理装置)
112,212,312 ROM
113,213,313 RAM
114,214,314 操作入力・表示部
115,215,315 撮像装部
116,216,316 画像処理回路
117,217,317 画像表示部
118,218,318 ICタグリーダ・ライタ
119,219,319 情報結合管理手段
220,320 マイク・スピーカ
221,321 通話回路
222 通信部
223 アンテナ
322 IP手段
323 回線接続I/F
800,810,820 バス
2202,3201 マイク
2202,3202 スピーカ

Claims (13)

  1. 撮像手段と、
    タグ手段との通信を行うタグ通信手段と、
    所定情報を結合して管理する情報結合管理手段と、
    前記情報結合管理手段により結合された前記所定情報を蓄積する記憶手段と、
    を備えたことを特徴とする画情報・タグ情報制御システム。
  2. さらに、前記撮像手段により撮影した画像情報と前記タグ通信手段により受信した前記タグ情報と他の装置に送信する情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画情報・タグ情報制御システム。
  3. 前記情報送信手段は、本文に前記タグ情報が記載され、前記画像情報が添付された電子メールを送信することを特徴とする請求項2に記載の画情報・タグ情報制御システム。
  4. 前記画像情報とタグ情報を受信する情報受信手段を備えたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の画情報・タグ情報制御システム。
  5. 前記情報受信手段は、電子メールの本文にタグ情報を含み、画像情報が添付された電子メールを受信することを特徴とする請求項4の画像情報・タグ情報制御システム。
  6. 前記タグ情報に前記画像情報を追加するタグ編集手段を備えたことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の画像情報・タグ情報制御システム。
  7. 前記タグ編集手段によって前記画像情報が追加された前記タグ情報を、タグ手段に送信するとともに、前記タグ情報で前記タグ手段のタグ情報を更新するタグ情報書き戻し手段を備えた請求項6に記載の画像情報・タグ情報制御システム。
  8. 前記画像情報とタグ情報を表示する表示手段を備えた請求項1から7の何れか1項に記載の画像情報・タグ情報制御システム。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載の画像情報・タグ情報制御システムを搭載したデジタルカメラ装置。
  10. 請求項1から8の何れか1項に記載の画像情報・タグ情報制御システムを搭載した携帯型電話機。
  11. タグ手段を備えまたはタグ手段が付属する対象物を撮影するとともに、前記タグ手段との通信を行ってタグ情報を取得し、
    撮影した前記画像情報と前記タグ情報とを結合し、当該結合情報をデータベース化して蓄積する、
    ことを特徴とする画像情報・タグ情報制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1から9の何れかに記載の各手段として機能させる画像処理プログラム。
  13. コンピュータを、請求項1から9の何れかに記載の各手段として実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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