JP2005107232A - 投射型映像表示装置、これに用いる光学素子及び光学ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 補助偏光子の作用面から補助検光子の作用面の間に配置される各光透過型基板として、その光軸方向の板厚と光弾性定数の積の合計が、透過型映像表示装置では12×10−15m/Pa以下、反射型映像表示装置では16×10−15m/Pa以下となるものを用いる。
【選択図】 図2
Description
PBSプリズムでは、基材を構成するガラスの光学的異方性による複屈折で偏光の乱れを生じる。複屈折で偏光の乱れが生じると、黒映像投射時の漏れ光が多くなり、コントラストが低下する。特開平9−54213号公報には、PBSプリズムの光弾性定数の絶対値を1.5×10−15m/Paとする構成が記載され、特開2001−296514号公報には、PBSプリズムの光弾性定数をC(/Pa)、PBSプリズムを透過する光の中心波長をλ(m)、PBSプリズムに加わる応力をF(N/m2)、PBSプリズムの光透過長をLとするとき、C、λ、F、Lが数1を満足するようにして複屈折によるコントラスト低下を抑える技術が記載されている。
また、PBSプリズムでは、光軸とPBS膜面の法線とで形成する面(主入射面)に平行でない斜め光に対して、黒映像投射時の漏れ光が多くなり、コントラストが低下する。特開2001−142028号公報には、生じる黒映像投射時の漏れ光を少なくするために1/4波長板を用いる構成が記載されている。
本発明の目的は、かかる課題点を解決できる技術の提供にある。
例えば、
所定方向の偏光成分を透過することにより偏光子あるいは検光子あるいは補助偏光子あるいは補助検光子として作用する偏光板であって、その光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有したもの、
偏光光を映像信号により変調して透過する表示素子であって、その基板厚と光弾性定数の積が8.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有したものか、あるいは偏光光を映像信号により変調して反射する表示素子であって、その基板厚と光弾性定数の積が4.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有したもの、
回折格子により所定方向の第1の偏光成分を透過し該第1の偏光成分に直交する第2の偏光成分を反射する反射型偏光板としてその光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.7×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有したもの、
表示素子の直前に配され、該表示素子に斜めに入射する偏光光の該表示素子による位相ずれを補償する広視野角素子であってその光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有したもの、
色分離面の波長選択性により、特定波長領域の光を反射し、それ以外の波長領域の光を透過するダイクロイックミラーであってその光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.7×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有したもの、
の少なくともいずれかを備える構成とする。
上記光学素子、または、該光学素子のいずれかもしくはそれらの組合わせを備えた投射型映像表示装置及び該装置用の光学ユニットを、本発明として提案する。
図1は、本発明の第1の実施形態としての投射型映像表示装置の光学ユニットの構成例図である。本第1の実施形態では、反射型偏光板の偏光分離特性を補うために、その前後に補助偏光子と補助検光子を配している。
上記光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積の各数値範囲は、上記基板厚の範囲を含め実用に適する範囲である。
ここで、δ:光路差(×10−3m)、C:光学部品材料の光弾性定数(×10−12/Pa)、F:光学部品に加わる応力(Pa(N/m2))、L:光学部品の光透過長(光軸方向の板厚)(×10−3m)である。
ここで、ΔS:位相差、λ:光の中心波長である。
上記数2、数3より、光路差δと位相差ΔSとの関係は次の数4となる。
本第1の実施形態を含め、本発明では基本的に、上記Cと上記Lとの積を適切な範囲の値とすることで、δの値を適正化し、これによって、各光透過型基板に起因した複屈折を抑える。
上記のようにして、白色光が、R光、G光、B光に色分離される。
上記光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積の各数値範囲は、基板材質や基板厚の範囲を含め実用に適する範囲である。
また、本実施形態は表示素子を3個使用する場合の構成であるが、表示素子を1個のみ使用する構成においても本内容がコントラスト向上に有効であることは明らかである。その場合には例えばカラーホイールなどを用いることによりカラー表示とし、クロスダイクロイックプリズムを用いずに投射レンズを補助検光子の直後に設ける構成とする。
図3において、結像レンズ42までは図2の構成と同じ形態及び動作である。結像レンズ42を透過した光はGB透過R反射ダイクロイックミラー62に入射し、該GB透過R反射ダイクロイックミラー62において、G、B光は透過し、R光は反射して光線方向を90°曲げられる。R光はさらにR反射ミラー81によって反射し光線方向を90°曲げられ、結像レンズ43を透過し、R用1/2波長板131に入射する。R光は、該R用1/2波長板131を透過することによりS偏光光からP偏光光に変換され、R用偏光子94に入射する。R用偏光子94は光透過型基板941の入射側に補助偏光子面94a2、出射側に偏光子面94b2が形成されており、両偏光子の反射軸あるいは吸収軸は互いに平行とされている。R用偏光子94の補助偏光子面94a2及び偏光子面94b2の反射軸あるいは吸収軸に直交する偏光方向の光(ここではP偏光光)がR用偏光子94を透過し、R用透過型液晶パネル114の入射面に配置されるR用広視野角素子181'を透過し、R用透過型液晶パネル114に入射する。G光、B光はB透過G反射ダイクロイックミラー72に入射し、該B透過G反射ダイクロイックミラー72において、B光は透過し、G光は反射して光線方向を90°曲げられる。G光は結像レンズ44を透過し、G用偏光子95に入射する。G用偏光子95は、R用偏光子94と同様に、光透過型基板951の入射側に補助偏光子面95a2、出射側に偏光子面95b2が形成されており、両偏光子の反射軸あるいは吸収軸は互いに略平行とされている。G用偏光子95の補助偏光子面95a2及び偏光子面95b2の反射軸あるいは吸収軸に直交する偏光方向の光(ここではS偏光光)がG用偏光子95を透過し、G用透過型液晶パネル115の入射面に配置されるG用広視野角素子182'を透過し、G用透過型液晶パネル115に入射する。B光は、リレーレンズ45を透過し、B反射ミラー82によって反射し光線方向を90°曲げられ、リレーレンズ46を透過し、B反射ミラー83によって反射し光線方向を90°曲げられ、リレーレンズ47を透過し、B用1/2波長板133に入射する。該B光は、B用1/2波長板131を透過することにより、S偏光光からP偏光光に変換され、B用偏光子96に入射する。B用偏光子96も、R用偏光子94と同様に、光透過型基板961の入射側に補助偏光子面96a2、出射側に偏光子面96b2が形成されており、両偏光子の反射軸あるいは吸収軸は互いに平行にされている。B用偏光子96の補助偏光子面96a2及び偏光子面96b2の反射軸あるいは吸収軸に直交する偏光方向の光(ここではP偏光光)がB用偏光子96を透過し、B用透過型液晶パネル116の入射面に配置されるB用広視野角素子183'を透過し、B用透過型液晶パネル116に入射する。
上記のようにして、R光、G光、B光のそれぞれに色分離される。
上記図3の構成では、光路上で光源側のダイクロイックミラーをR光が反射する構成としたが、B光が透過する構成、すなわちR光路とB光路が入れ替わった構成としてもよい。
上記光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積の各数値範囲は、基板材質や基板厚の範囲を含め実用に適する範囲である。
また、上記第2の実施形態の場合と同様、各光透過型基板を薄くすることにより、各光学素子を効率良く冷却することができるため、各光学素子の長寿命化、ファンの風切音の低減化も可能となる。
また、本実施形態は表示素子を3個使用する場合の構成であるが、表示素子を1個のみ使用する構成においても本内容がコントラスト向上に有効であることは明らかである。その場合には例えばカラーホイールなどを用いることによりカラー表示とし、クロスダイクロイックプリズムを用いずに投射レンズを補助検光子の直後に設ける構成とする。
図4において、310は投射型映像表示装置、300は、上記図1〜図3で説明した光学ユニット、301は、液晶パネルに光学像を形成させるように表示駆動を行う表示駆動回路である。
図5において、310は投射装置、311は背面ミラー、312はスクリーン、313は背面投射型映像表示装置の筐体である。投射装置310からの投射映像光は、背面ミラー311でスクリーン312方向に光路を折り返えされて、スクリーン312の背面側から投射される。
2…光軸、
3…ロッドレンズ、
5…白色反射ミラー、
61、62、71、72…ダイクロイックミラー、
81、82、83…反射ミラー、
14…クロスダイクロイックプリズム、
15…投射レンズ、
41、42、43、44…結像レンズ、
45、46、47…リレーレンズ、
90、91、92、93…補助偏光子、
94、95、95…偏光子、
101、102、103…反射型偏光板、
111、112、113…反射型液晶パネル、
114、115、116…透過型液晶パネル、
121、122、123…補助検光子、
124、125、126…検光子、
131、132、133…1/2波長板、
181、182、183…広視野角素子、
300…光学ユニット、
301…表示駆動回路、
310…投射装置、
311…背面ミラー、
312…スクリーン、
313…筐体。
Claims (26)
- 光源側からの光を光学的に処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成する投射型映像表示装置であって、
所定方向の偏光成分を透過する偏光子と、
上記偏光子からの偏光光が照射され、該偏光光を映像信号により変調して出射する表示素子と、
上記表示素子からの出射光のうち所定方向の偏光成分を透過する検光子と、
上記表示素子を映像信号に基づき駆動する駆動回路と、
上記表示素子上の映像をレンズにより拡大し投射する投射レンズユニットと、
を備えて成り、上記偏光子及び上記検光子は、上記表示素子、該検光子の少なくともいずれかの光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.0×10−15m/Pa以下である光透過型基板を有し、上記表示素子は、該積が8.0×10−15m/Pa以下である光透過型基板を有した構成であることを特徴とする投射型映像表示装置。 - 請求項1に記載の投射型映像表示装置であって、上記偏光子、上記表示素子、上記検光子のうちのいずれかの上記光透過型基板は、希土類元素のSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luのうち少なくとも1つを含有したガラスで構成されたことを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項1に記載の投射型映像表示装置であって、上記偏光子の偏光度不足を補う補助偏光子または上記検光子の偏光度不足を補う補助検光子の少なくともいずれかを備えて成り、該補助偏光子、該補助検光子の少なくともいずれかは、その光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.0×10−12mm/Pa以下である光透過型基板を有した構成であることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項3に記載の投射型映像表示装置であって、上記補助偏光子、上記補助検光子のうちのいずれかの上記光透過型基板は、希土類元素のSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luのうち少なくとも1つを含有したガラスで構成されたことを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項1に記載の投射型映像表示装置であって、上記偏光子または上記補助偏光子のうち光路上で最も光源に近い位置に配されたものの作用面と上記検光子または上記補助検光子のうち光路上で最も投射レンズユニットに近い位置に配されたものの作用面との間の補助偏光子、ダイクロイックミラー、偏光子、広視野角素子、表示素子、検光子、補助検光子が有する光透過性基板は、その光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積の合計が12×10−15m/Pa以下であることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項5に記載の投射型映像表示装置であって、上記偏光子または上記補助偏光子のうち光路上で最も光源に近い位置に配されたものの作用面と上記検光子または上記補助検光子のうち光路上で最も投射レンズユニットに近い位置に配されたものの作用面との間の補助偏光子、ダイクロイックミラー、偏光子、広視野角素子、表示素子、検光子、補助検光子のうちのいずれかは、その光透過型基板が、希土類元素のSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luのうち少なくとも1つを含有したガラスで構成されることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 光源側からの光を光学的に処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成する投射型映像表示装置であって、
回折格子により所定方向の第1の偏光成分を透過する偏光子として作用し、該第1の偏光成分に直交する第2の偏光成分を反射する検光子として作用する反射型偏光板と、
上記偏光子からの偏光光が照射され、該偏光光を映像信号により変調して出射する表示素子と、
上記表示素子を映像信号に基づき駆動する駆動回路と、
上記表示素子上の映像をレンズにより拡大し投射する投射レンズユニットと、
を備えて成り、上記反射型偏光板は、該反射型偏光板、上記表示素子の少なくともいずれかの光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.7×10−15m/Pa以下である光透過型基板を有し、上記表示素子は、該積が4.0×10−15m/Pa以下である光透過型基板を有した構成であることを特徴とする投射型映像表示装置。 - 請求項7に記載の投射型映像表示装置であって、反射型偏光板、表示素子のうちのいずれかの光透過型基板は、希土類元素のSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luのうち少なくとも1つを含有したガラスで構成されることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項7に記載の投射型映像表示装置であって、上記反射型偏光板の偏光子としての偏光度不足を補う補助偏光子、または上記反射型偏光板の検光子としての偏光度不足を補う補助検光子の少なくともいずれかを備えて成り、上記補助偏光子、上記補助検光子の少なくともいずれかは、その光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が、1.0×10−12mm/Pa以下である光透過型基板を有した構成であることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項9に記載の投射型映像表示装置であって、上記補助偏光子、上記補助検光子のうちのいずれかの光透過型基板は、希土類元素のSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luのうち少なくとも1つを含有したガラスで構成されることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項7に記載の投射型映像表示装置であって、上記偏光子としての反射型偏光板または上記補助偏光子のうち光路上で最も光源に近い位置に配されたものの作用面と上記検光子としての反射型偏光板または上記補助検光子のうち光路上で最も投射レンズユニットに近い位置に配されたものの作用面との間の補助偏光子、ダイクロイックミラー、偏光子、広視野角素子、表示素子、検光子、補助検光子が有する光透過性基板は、その光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積の合計が16×10−15m/Pa以下であることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項11に記載の投射型映像表示装置であって、上記偏光子としての反射型偏光板または上記補助偏光子のうち光路上で最も光源に近い位置に配されたものの作用面と上記検光子としての反射型偏光板または上記補助検光子のうち光路上で最も投射レンズユニットに近い位置に配されたものの作用面との間の補助偏光子、ダイクロイックミラー、偏光子、広視野角素子、表示素子、検光子、補助検光子のうちのいずれかの光透過型基板は、希土類元素のSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luのうち少なくとも1つを含有したガラスで構成されることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 光源側からの光を光学的に処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成する投射型映像表示装置であって、
回折格子により所定方向の第1の偏光成分を反射する偏光子として作用し、該第1の偏光成分に直交する第2の偏光成分を透過する検光子として作用する反射型偏光板と、
上記偏光子からの偏光光が照射され、該偏光光を映像信号により変調して出射する表示素子と、
上記表示素子を映像信号に基づき駆動する駆動回路と、
上記表示素子上の映像をレンズにより拡大し投射する投射レンズユニットと、
を備えて成り、上記反射型偏光板は、該反射型偏光板、上記表示素子の少なくともいずれかの光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.7×10−15m/Pa以下である光透過型基板を有し、上記表示素子は、該積が4.0×10−15m/Pa以下である光透過型基板を有した構成であることを特徴とする投射型映像表示装置。 - 請求項13に記載の投射型映像表示装置であって、上記反射型偏光板、上記表示素子のうちのいずれかの光透過型基板は、希土類元素のSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luのうち少なくとも1つを含有したガラスで構成されることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項13に記載の投射型映像表示装置であって、上記反射型偏光板の偏光子としての偏光度不足を補う補助偏光子、または上記反射型偏光板の検光子としての偏光度不足を補う補助検光子の少なくともいずれかを備えて成り、該補助偏光子、該補助検光子の少なくともいずれかは、その光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.0×10−12mm/Pa以下である光透過型基板を有した構成であることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項15に記載の投射型映像表示装置であって、上記補助偏光子、上記補助検光子のうちのいずれかの光透過型基板は、希土類元素のSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luのうち少なくとも1つを含有したガラスで構成されることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項13に記載の投射型映像表示装置であって、上記偏光子としての反射型偏光板または上記補助偏光子のうち光路上で最も光源に近い位置に配されたものの作用面と上記検光子としての反射型偏光板または上記補助検光子のうち光路上で最も投射レンズユニットに近い位置に配されたものの作用面との間の補助偏光子、ダイクロイックミラー、偏光子、広視野角素子、表示素子、検光子、補助検光子が有する光透過性基板は、その光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積の合計が16×10−15m/Pa以下であることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 請求項17に記載の投射型映像表示装置であって、上記偏光子としての反射型偏光板または上記補助偏光子のうち光路上で最も光源に近い位置に配されたものの作用面と上記検光子としての反射型偏光板または上記補助検光子のうち光路上で最も投射レンズユニットに近い位置に配されたものの作用面との間の補助偏光子、ダイクロイックミラー、偏光子、広視野角素子、表示素子、検光子、補助検光子のうちのいずれかの光透過型基板は、希土類元素のSc、Y、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luのうち少なくとも1つを含有したガラスで構成されることを特徴とする投射型映像表示装置。
- 光源側からの光を処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成して拡大投射する投射型映像表示装置用の光学素子であって、
所定方向の偏光成分を透過することにより、偏光子、検光子、補助偏光子または補助検光子として作用する偏光板であって、その板厚と光弾性定数の積が1.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有していることを特徴とする光学素子。 - 光源側からの光を処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成して拡大投射する投射型映像表示装置用の光学素子であって、
偏光光を映像信号により変調して出射する表示素子であって、光が透過するものは、その板厚と光弾性定数の積が8.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有し、光が反射するものは、該積が4.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有していることを特徴とする光学素子。 - 光源側からの光を処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成して拡大投射する投射型映像表示装置用の光学素子であって、
回折格子により所定方向の偏光成分を透過または反射する偏光子として作用し、該偏光成分に直交する偏光成分を反射または透過することで検光子として作用する反射型偏光板であって、板厚と光弾性定数の積が1.5×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有していることを特徴とする光学素子。 - 光源側からの光を処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成して拡大投射する投射型映像表示装置用の光学素子であって、
上記表示素子の直前に配され、該表示素子に斜めに入射する偏光光の該表示素子による位相ずれを補償する広視野角素子であって、板厚と光弾性定数の積が1.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有したものであることを特徴とする光学素子。 - 光源側からの光を処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成して拡大投射する投射型映像表示装置用の光学素子であって、
色分離面の波長選択性により、特定波長領域の光を反射し、他の波長領域の光を透過するダイクロイックミラーであって、板厚と光弾性定数の積が1.5×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有していることを特徴とする光学素子。 - 光源側からの光を光学的に処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成する投射型映像表示装置用の光学ユニットであって、
所定方向の偏光成分を透過する偏光子と、
上記偏光子からの偏光光が照射され、該偏光光を映像信号により変調して出射する表示素子と、
上記表示素子からの出射光のうち所定方向の偏光成分を透過する検光子と、
上記表示素子を映像信号に基づき駆動する駆動回路と、
上記表示素子上の映像をレンズにより拡大し投射する投射レンズユニットと、
を備えて成り、上記偏光子及び上記検光子は、上記表示素子、上記検光子の少なくともいずれかの光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有し、上記表示素子は、該積が8.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有した構成であることを特徴とする光学ユニット。 - 光源側からの光を光学的に処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成する投射型映像表示装置用の光学ユニットであって、
回折格子により所定方向の第1の偏光成分を透過する偏光子として作用し、該第1の偏光成分に直交する第2の偏光成分を反射する検光子として作用する反射型偏光板と、
上記偏光子からの偏光光が照射され、該偏光光を映像信号により変調して出射する表示素子と、
上記表示素子を映像信号に基づき駆動する駆動回路と、
上記表示素子上の映像をレンズにより拡大し投射する投射レンズユニットと、
を備えて成り、上記反射型偏光板は、該反射型偏光板、上記表示素子の少なくともいずれかの光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.7×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有し、上記表示素子は、該積が4.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有した構成であることを特徴とする光学ユニット。 - 光源側からの光を光学的に処理して表示素子に照射し映像信号に応じた光学像を形成する投射型映像表示装置用の光学ユニットであって、
回折格子により所定方向の第1の偏光成分を反射する偏光子として作用し、該第1の偏光成分に直交する第2の偏光成分を透過する検光子として作用する反射型偏光板と、
上記偏光子からの偏光光が照射され、該偏光光を映像信号により変調して出射する表示素子と、
上記表示素子を映像信号に基づき駆動する駆動回路と、
上記表示素子上の映像をレンズにより拡大し投射する投射レンズユニットと、
を備えて成り、上記反射型偏光板は、該反射型偏光板、上記表示素子の少なくともいずれかの光軸光線に対する光透過長と光弾性定数の積が1.7×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有し、上記表示素子は、該積が4.0×10−15m/Pa以下の光透過型基板を有した構成であることを特徴とする光学ユニット。
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JP2007293079A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Victor Co Of Japan Ltd | 反射型液晶表示素子 |
JP2009518687A (ja) * | 2005-12-06 | 2009-05-07 | リアルデー | 改良型ZScreen(商標)変調器 |
JP2015180975A (ja) * | 2015-07-17 | 2015-10-15 | デクセリアルズ株式会社 | 偏光板の製造方法 |
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2003
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JP4622695B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2011-02-02 | 日本ビクター株式会社 | 投射型表示装置 |
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