JP2005106201A - 配管支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さを自在に調整することができるので、掘削された地盤を余堀り分だけ一部埋め戻して深さを調整したり丁度良い厚さの横木を探したり横木の厚さを調整したりする作業が不要で配管施工の作業性を高めることができ、また施工現場の状況に応じて施工現場で所定の長さに切断して用いることができ自在性に優れる配管支持具を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の配管支持具は、所定の厚さで形成された台座本体と、前記台座本体の上面の長手方向に連続して形成された溝部と、前記台座本体の下面に他の台座本体に形成された前記溝部に嵌合可能に形成された突条部と、を有する台座部材を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種配管を敷設する際に使用する配管支持具に関し、特に下水管,配水管,導水管,雨水管,雑水管等の流水管や電線,通信用ケーブル等の保護管等の配管を敷設する際に使用する配管支持具に関するものである。
従来より、下水管,配水管,導水管,雨水管,雑水管等の流水管や電線,通信用ケーブル等の保護管等の配管を敷設する際、特に比較的軟弱な地盤においては、所定の深さで掘削した地盤に木材,煉瓦等で形成された枕胴木と呼ばれる横木を敷き並べ、横木の上に下水管等の管を敷設している。この場合、管が載置される横木の上面の高さを一致させるか所定の勾配が形成されるように横木を所定の高さに設定するとともに、横木の上に載置された管が横方向にずれないように固定する必要がある。横木の上に載置される管が、鉛直方向(高さ方向)や水平方向(横方向)に曲って敷設されないようにするためである。
ところが、横木を埋設するために地盤を掘削する際、横木の厚さ以上に深く掘れてしまう余堀りが発生するため、横木の上面の高さを所定の高さに設定するために、掘削された地盤を一部埋め戻して深さを調整したり、丁度良い高さの横木を探したり調整したりする作業等が必要で、配管施工現場の作業性を低下させている。
また、横木の上に載置された管が横方向にずれないように固定するためには、例えば、横木に載置された管の両側から楔を横木と管の間に差し込んで固定する方法が用いられている。この方法の場合、管が重量の大きなコンクリート製等で形成されている場合には安定に固定することができるが、管が軽量の合成樹脂製で形成されている場合には、楔が動き易いため確実性に欠け、また楔を固定させる別の作業が必要になり、作業が煩雑化し作業性を著しく低下させている。
そこで、管を安定に固定するための技術が提案されている。
従来の技術としては、例えば、(特許文献1)に「台座本体と、前記台座本体の中央部の上面に設けた嵌合部と、を有する枕木台座」が開示されている。
特開2001−280546号公報
しかしながら上記従来の技術においては、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)に開示の技術は、嵌合部を有しているので、台座本体の上に載置された管が横方向にずれないように固定することはできるが、掘削された地盤を余堀りに相当する分だけ一部埋め戻して深さを調整したり、丁度良い厚さで形成された台座本体や別の横木を探したり台座本体や横木の厚さを調整したりする作業が必要で、配管施工の作業性が低いという課題を有していた。
(2)台座本体や横木の厚さを調整する場合、作業性を高めるために施工現場で電動鋸を使用して台座本体や横木を切断するため、怪我をし易く、また雨天時には漏電のおそれがあるという課題を有していた。
(3)嵌合部が台座本体に固定化されているので、嵌合部の幅より外径の小さな管を嵌合部に嵌合させることができず自在性に欠け、種々の外径の管に対応するために種々の幅の嵌合部が形成された台座本体を準備しなければならず煩雑化するという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、高さを自在に調整することができるので、掘削された地盤を余堀り分だけ一部埋め戻して深さを調整したり丁度良い厚さの横木を探したり横木の厚さを調整したりする作業が不要で配管施工の作業性を高めることができ、また施工現場の状況に応じて施工現場で所定の長さに切断して用いることができ自在性に優れる配管支持具を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明の配管支持具は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の配管支持具は、所定の厚さで形成された台座本体と、前記台座本体の上面の長手方向に連続して形成された溝部と、前記台座本体の下面に他の台座本体に形成された前記溝部に嵌合可能に形成された突条部と、を有する台座部材を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)台座本体の上面の長手方向に連続して形成された溝部と、台座本体の下面に他の台座本体に形成された溝部に嵌合可能に形成された突条部と、を有する台座部材を備えているので、所定の厚さで形成された複数の台座部材を積み重ねて高さを自在に調整することができ、掘削された地盤を余堀り分だけ一部埋め戻して深さを調整したり丁度良い厚さの横木を探したり横木の厚さを調整したりする作業が不要で、配管施工の作業性を高めることができる。
(2)溝部が台座本体の上面の長手方向に連続して形成されているので、長尺の台座部材を形成しておき、施工現場の状況に応じて施工現場で所定の長さに切断して用いることができ自在性に優れる。どこで切断しても溝部が台座本体の上面の長手方向に連続して形成されるからである。
ここで、台座部材としては、硬質塩化ビニル樹脂,ポリプロピレン樹脂,ABS樹脂,高密度ポリエチレン樹脂等の合成樹脂製、木材製等の材質で形成されたものが用いられる。加工が容易で、かつ圧縮強度が高いからである。なかでも、硬質塩化ビニル樹脂,ポリプロピレン樹脂,ABS樹脂,高密度ポリエチレン樹脂等の合成樹脂製で形成されたものが好適に用いられる。木材製の台座部材と比較して容易に切断できるとともに、地盤に埋設されて長期間放置されても腐食し難く、またシロアリ等が食い入らず耐久性に優れるからである。
台座本体としては、台座本体の下面と平行な上面を有し、長手方向と直交する横断面が略方形状,略矩形状,略台形状等の形状に形成されたものが用いられる。載置される管を安定に支持するためである。
溝部としては、長手方向と直交する横断面が凹状のさね溝状、蟻溝状等に形成されたものが用いられ、突条部としては、他の台座本体の上面に形成された溝部に嵌合可能な突条に形成されたものが用いられる。これにより、台座部材の上面に形成された溝部に他の台座部材の下面に形成された突条部を嵌合して複数の台座部材を安定に積み重ねることができる。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配管支持具であって、固定部材本体と、前記固定部材本体の下端部に形成され前記台座部材の前記溝部に嵌合される嵌合部と、前記固定部材本体の前記嵌合部より上方の所定部に形設された管当接部と、を有する固定部材を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)嵌合部と管当接部とを備えた固定部材を備えているので、嵌合部を台座部材の台座本体の上面に形成された溝部に嵌合させて、載置された管の外周面に管当接部を当接させて管が横方向にずれるのを防止でき安定性に優れる。
ここで、固定部材としては、2個を一組として、載置される管の外周面の一部を点や面で当接する略円弧状,略傾斜面状,略垂直面状等に形成された管当接部を有し、管が横方向にずれないように固定するものが好適に用いられる。台座部材の溝部に嵌合される固定部材間の距離を自在に設定することができ種々の外径の管に対応することができ自在性に優れるからである。
なお、管当接部を略円弧状,略U字状,略V字状,略コ字状等の凹状に形成して、載置される管を管当接部内に落とし込むようにして、1個の固定部材で管を固定するようにすることもできる。
固定部材の嵌合部としては、台座本体に形成された溝部の内側面に嵌合部の外側面が嵌合される形状と大きさに形成されたものが用いられる。
なお、固定部材の材質としては、請求項1で説明した台座部材の材質と同様なので、説明を省略する。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の配管支持具であって、前記台座部材の前記台座本体が、長手方向の両端部に開口部を有する中空状に形成された構成を有している。
この構成により、請求項1又は2で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)台座部材の台座本体が長手方向の両端部に開口部を有する中空状に形成されているので、軽量にできるとともに、切断面が狭いので施工現場で所定の長さに切断する際に容易に切断することができ作業性に優れる。また、中実状に形成された台座部材を切断する際には、切断面が広いため電動鋸等を用いなければ作業性が低下するが、切断面が狭いので鋸を用いて手動で容易に切断することができる。電動鋸等を用いないので雨天時でも漏電のおそれがない。
(2)中実状に形成された台座本体と比較して少ない資材で製造できるため省資源性に優れる。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の配管支持具であって、前記台座部材の前記台座本体の前記開口部を閉塞する蓋部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項3で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)開口部を閉塞する蓋部を備えているので、蓋部で開口部を閉塞した後に地盤内に埋設することで開口部内に地盤を構成する土,砂,砕石等が入らず、埋設された台座部材の周囲の地盤が沈下するのを防止することができる。
ここで、蓋部の材質としては、請求項1で説明した台座本体の材質と同様のものを用いることができるので、説明を省略する。
また、開口部内にコンクリート,モルタル,目地シール材等を充填し、これを蓋部として開口部を閉塞することもできる。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4の内いずれか1に記載の配管支持具であって、前記固定部材の前記嵌合部が、前記管当接部側で幅狭に形成された構成を有している。
この構成により、請求項2乃至4の内いずれか1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)固定部材の嵌合部が管当接部側で幅狭に形成されているので、溝部に嵌合部を嵌合させた固定部材をハンマー等で打ち込んで管当接部間に載置される管の方向にスライドさせて移動させ易いため作業性に優れ、また管の外周面に管当接部を確実に当接させることができ、さらに楔効果により反対方向にスライドし難くすることができ管を確実に固定することができる。
以上のように、本発明の配管支持具によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、
(1)台座本体の上面の長手方向に連続して形成された溝部と、台座本体の下面に他の台座本体に形成された溝部に嵌合可能に形成された突条部と、を有する台座部材を備えているので、所定の厚さで形成された複数の台座部材を積み重ねて高さを自在に調整することができ、余堀りに対応して掘削された溝を一部埋め戻して深さを調整したり丁度良い厚さの横木を探したり横木の厚さを調整したりする作業が不要で配管施工の作業性を高めることができ、自在性に優れるとともに作業性に優れた配管支持具を提供することができる。
(2)溝部が台座本体の上面の長手方向に連続して形成されているので、長尺の台座部材を形成しておき、施工現場の状況に応じて施工現場で所定の長さに切断して用いることができ自在性に優れた配管支持具を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、
(1)嵌合部と管当接部とを備えた固定部材を備えているので、嵌合部を台座部材の台座本体の上面に形成された溝部に嵌合させて、載置された管の外周面に管当接部を当接させて管が横方向にずれるのを防止でき安定性に優れた配管支持具を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)台座部材の台座本体が長手方向の両端部に開口部を有する中空状に形成されているので、軽量にできるとともに、施工現場で所定の長さに切断する際に容易に切断することができ作業性に優れた配管支持具を提供することができる。
(2)中実状に形成された台座本体と比較して資材を少なくできるので、省資源性に優れた配管支持具を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加え、
(1)開口部を閉塞する蓋部を備えているので、蓋部で開口部を閉塞した後に地盤内に埋設することで開口部内に地盤を構成する土,砂,砕石等が入らず、埋設された台座部材の周囲の地盤が沈下するのを防止することができる配管支持具を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2乃至4の内いずれか1の効果に加え、
(1)固定部材の嵌合部が管当接部側で幅狭に形成されているので、溝部に嵌合部を嵌合させた固定部材をハンマー等で打ち込んで管当接部間に載置される管の方向にスライドさせて移動させ易いため作業性に優れ、また管の外周面に管当接部を確実に当接させることができ、さらに楔効果により反対方向にスライドし難くすることができ管を確実に固定することができる配管支持具を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における配管支持具の斜視図であり、図2(a)は実施の形態1における配管支持具の固定部材の正面図であり、図2(b)は固定部材の側面図であり、図2(c)は固定部材の底面図であり、図3(a)は実施の形態1における配管支持具の変形例を示す斜視図であり、図3(b)は蓋部で閉塞された台座部材の開口部を示す図3(a)のA−A線における要部断面図であり、図4は配管支持具の台座部材の変形例を示す横断面図である。
図1において、1は実施の形態1における配管支持具、2は配管支持具1の台座部材、3は配管支持具1の固定部材である。
4は硬質塩化ビニル樹脂,ポリプロピレン樹脂,ABS樹脂,高密度ポリエチレン樹脂等の合成樹脂製等で所定の厚さに形成され長手方向に直交する横断面が略方形状等に形成された台座部材2の台座本体、5は台座本体4の上面の長手方向に連続して形成された溝部、5aは溝部5の内側面であり、本実施の形態においては溝部5の横断面が略矩形状のさね溝状に形成されている。6は台座部材4の下面の長手方向に連続して横断面が略矩形状に形成された突条部、7は台座部材4の長手方向の両端部に形成された開口部であり、本実施の形態1においては台座部材4は両端部に開口部7を有する中空状に形成されている。
10,10は硬質塩化ビニル樹脂,ポリプロピレン樹脂,ABS樹脂,高密度ポリエチレン樹脂等の合成樹脂製等で形成された固定部材3の固定部材本体、11は各々の固定部材本体10の下端部に形成され台座部材2の台座本体4の上面に形成された溝部5に着脱自在に嵌合される嵌合部、12は固定部材本体10の嵌合部11より上方の所定部に形設され台座本体4の上面に載置される下水管等の管Sの外周面の一部を点や面で当接する管当接部である。本実施の形態においては、管当接部12は略円弧状に形成されている。また、固定部材3は、2個を一組として管当接部12が内側を向くように溝部5に嵌合されている。
図2において、3は固定部材、10は固定部材本体、11は嵌合部、12は管当接部である。13は固定部材本体10の下端面10aの両側部に溝部5の内側面5aの高さと略同一の高さに突設された嵌合部11の嵌合片、14は嵌合部11の嵌合片13が管当接部12側でわずかに幅狭に形成された幅狭部、15は固定部材本体10の頂部、16は管当接部12の反対面側の固定部材本体10に形成された固定部材端部である。
図3(a)、図3(b)において、20は台座本体4の上面に形成された溝部5に下面に形成された突条部6が嵌合されて台座本体4の上面に載置された他の台座部材、21は台座部材20の台座本体、22は台座本体21の上面の長手方向に連続して形成され固定部材3の嵌合部11が着脱自在に嵌合される溝部、23は台座本体4の長手方向の両端部に形成された開口部7を閉塞する蓋部、24は台座本体21の長手方向の両端部に形成された開口部7aを閉塞する蓋部、23a,24aは蓋部23,24の裏側に形成され開口部7,7aの内壁に当接する当接部、4´、21´は台座本体4、21の側壁に形成されたリブである。なお、リブ4´、21´は台座本体4、21の側壁の肉厚が厚いときは形成しなくてもよい。
ここで、本実施の形態においては、他の台座部材20の台座本体21の厚さは、台座部材4の厚さより薄く形成されている。
図4(a)において、2aは台座部材、4aは台座部材2aの台座本体、6aは台座本体4aの上面に形成された溝部5の幅と略同一の幅で台座本体4aの下面に2条形成された突条部である。突条部6aが複数条形成されているので、掘削された地盤が凸凹していても安定に台座部材2aを載置するのに適している。
図4(b)において、5bは台座部材2bの台座本体4aの上面に蟻溝状に形成された溝部、5cは蟻溝状の溝部5bの上側の係止突片である。台座部材2bを複数積み重ねると、蟻溝状の溝部5bの係止突片5cで略矩形状の突条部6の側壁が押圧されて突条部6が嵌合されるので、溝部5bの内側面と突条部6の側面との間に隙間ができ、掘削された地盤に台座部材2aを載置したとき溝部5b内に砂等が入ってもスムーズに嵌合することができる。
図4(c)において、5dは台座部材2cの台座本体4aの上面に鎌溝状に形成された溝部、5eは溝部5dの側壁の下部に窪み状に形成された嵌着部、6bは台座本体4aの下面に基部側が細く形成された突条部、6cは突条部6bの先端側が基部側より太く形成された突起部である。台座部材2cを複数積み重ねると、溝部5dの嵌着部5eに突条部6bの突起部6cが嵌合されるので、固定を確実にする場合に適している。なお、この場合、溝部5dの端から突条部6bをスライドさせて嵌合させ、台座部材2cを複数積み重ねる。嵌着部5eや突起部6cが小さく形成されている場合は、突条部6bを溝部5dの上方から叩き込んで嵌合させることもできる。
以上のように構成された本発明の実施の形態1における配管支持具について、図面を参照しながら以下その使用方法を説明する。
図5は実施の形態1における配管支持具の使用状態を示す横断面図である。
図中、30は下水管等の管Sが敷設される地盤が所定の深さで掘削された掘削面である。
まず、台座部材2の台座本体4の厚さと略同一の深さに地盤を掘削して掘削面30を形成する。次に、掘削面30に所定の間隔をあけて台座本体4を敷き並べる。台座部材4の厚さより深く掘れてしまう余堀りが発生した場合は、余堀りの深さと略同一の厚さで形成された他の台座本体21を準備して、台座本体21の下面に形成された突条部21aを台座本体4の上面に形成された溝部5に嵌合させて積み重ねて載置する。必要に応じて、台座本体4,21の両端部に形成された開口部7等に蓋部23,24を装着して開口部7等を閉塞する。
台座本体4,21の上面に管Sを載置した後、準備した固定部材3の固定部材本体10,10の頂部15,15をハンマー等で叩き込み、台座本体4の上面に形成された溝部5に固定部材3の嵌合部11,11を嵌合させる。同様に、台座本体21の上面に形成された溝部22にも固定部材3を嵌合させる。
次に、載置された管Sの外周面に固定部材3の管当接部12,12が当接するまで固定部材3の固定部材端部16をハンマー等で叩いて固定部材本体固定10をスライドさせ、管Sが横方向にずれないように固定する。次いで、砂,土,砕石等を用いて台座部材2や管S等を埋設する。
以上のように実施の形態1における配管支持具は構成されているので、以下のような作用が得られる。
(1)台座本体4の上面の長手方向に連続して形成された溝部5と、台座本体4の下面に他の台座本体21に形成された溝部22に嵌合可能に形成された突条部6と、を有する台座部材2を備えているので、所定の厚さで形成された複数の台座部材2を積み重ねて高さを自在に調整することができ、地盤を正確な深さで掘削したり掘削された地盤を平らに整地する作業や、掘削された地盤を余堀り分だけ一部埋め戻して掘削面30の深さを調整等する作業が不要で、配管施工の作業性を高めることができる。
(2)台座部材2の高さを容易に所定の高さに設定できるので、所定の勾配を設けて配管を敷設することが容易にできる。
(3)溝部5が台座本体4の上面の長手方向に連続して形成されているので、長尺の台座部材2を形成しておき、施工現場の状況に応じて施工現場で所定の長さに切断して用いることができ自在性に優れる。
(4)固定部材3を備えているので、嵌合部11を台座部材2の台座本体4の上面に形成された溝部5に嵌合させて、載置された管Sの外周面に管当接部12を当接させて管Sが横方向にずれるのを防止でき安定性に優れる。
(5)台座部材2の台座本体4が長手方向の両端部に開口部7を有する中空状に形成されているので、軽量にできるとともに、施工現場で所定の長さに切断する際に容易に切断することができ作業性に優れる。
(6)中実状に形成された台座本体と比較して少ない資材で製造できるため省資源性に優れる。
(7)開口部7,7aを閉塞する蓋部23,24を備えているので、蓋部23,24で開口部7,7aを閉塞した後に掘削面30内に配置することで開口部7,7a内に地盤を構成する土,砂,砕石等が入らず、埋設された台座部材2の周囲の地盤が沈下するのを防止することができる。
(8)蓋部23,24の裏側に開口部7,7aの内壁に当接する当接部23a,24aを形成することにより、中空状の台座本体4,21を補強して側壁が一方向に潰れたり座屈するのを防止できる。
(9)固定部材3の嵌合部11が管当接部12側で幅狭に形成された幅狭部14を有しているので、溝部5に嵌合部11を嵌合させた固定部材3をハンマー等で打ち込んで管当接部12間に載置される管Sの方向に移動させ易いため作業性に優れ、また管Sの外周面に管当接部12を確実に当接させることができ、さらに楔効果により固定部材3の固定部材本体10,10間の距離が広がり難くすることができ管Sを確実に固定することができる。
(10)嵌合部11が、固定部材本体10の下端面10aの両側部に溝部5の内側面5aの高さと略同一の高さに突設された嵌合片13を有しているので、嵌合片13が変形し易く溝部5に容易に嵌合させることができ作業性に優れる。
(11)固定部材3が、固定部材本体10の2個を一組として、管Sの外周面の一部を点や面で当接する略円弧状に形成された管当接部12を有しているので、台座部材2の溝部5に嵌合される固定部材本体10,10間の距離を自在に設定することができ、種々の外径の管Sに対応して管Sが横方向にずれないように確実に固定することができ自在性に優れる。
(12)リブ4´,21´を備えているので、台座本体4,21の側壁の厚さを薄くでき、かつ、機械的強度を維持して座屈するのを防止できる。
なお、実施の形態1においては、固定部材3が略円弧状に形成された管当接部12を備えた場合について説明したが、略傾斜面状,略垂直面状等に形成された管当接部を有し、管Sの一部を点で当接させる場合もある。この場合も同様の作用が得られる。
また、他の台座部材21の厚さが台座部材4の厚さよりも薄く形成された場合について説明したが、台座部材4の厚さをより薄く形成して、台座部材4と台座部材21の厚さを略同一の厚さに形成しておき、略同一の厚さの台座部材を複数重ねて用いる場合もある。これにより、積み重ねられた台座部材の厚さを微調整できるという作用が得られる。
本発明は、各種配管を敷設する際に使用する配管支持具に関し、高さを自在に調整することができるので、余堀りに対応して掘削された溝を一部埋め戻して深さを調整したり丁度良い厚さの横木を探したり横木の厚さを調整したりする作業が不要で配管施工の作業性を高めることができ、また施工現場の状況に応じて施工現場で所定の長さに切断して用いることができ自在性に優れた配管支持具を提供することができる。
実施の形態1における配管支持具の斜視図 (a)実施の形態1における配管支持具の固定部材の正面図 (b)固定部材の側面図 (c)固定部材の底面図 (a)実施の形態1における配管支持具の変形例を示す斜視図 (b)蓋部で閉塞された台座部材の開口部を示す図3(a)のA−A線における要部断面図 配管支持具の台座部材の変形例を示す横断面図 実施の形態1における配管支持具の変形例を示す斜視図 実施の形態1における配管支持具の使用状態を示す横断面図
符号の説明
1 配管支持具
2,2a,2b,2c 台座部材
3 固定部材
4,4a 台座本体
4´ リブ
5,5b,5d 溝部
5a 内側面
5c 係止突片
5e 嵌着部
6,6a,6b 突条部
6c 突起部
7,7a 開口部
10 固定部材本体
10a 下端面
11 嵌合部
12 管当接部
13 嵌合片
14 幅狭部
15 頂部
16 固定部材端部
20 台座部材
21 台座本体
21´ リブ
22 溝部
23,24 蓋部
23a,24a 当接部
30 掘削面
S 管

Claims (5)

  1. 所定の厚さで形成された台座本体と、前記台座本体の上面の長手方向に連続して形成された溝部と、前記台座本体の下面に他の台座本体に形成された前記溝部に嵌合可能に形成された突条部と、を有する台座部材を備えていることを特徴とする配管支持具。
  2. 固定部材本体と、前記固定部材本体の下端部に形成され前記台座部材の前記溝部に嵌合される嵌合部と、前記固定部材本体の前記嵌合部より上方の所定部に形設された管当接部と、を有する固定部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の配管支持具。
  3. 前記台座部材の前記台座本体が、長手方向の両端部に開口部を有する中空状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管支持具。
  4. 前記台座部材の前記台座本体の前記開口部を閉塞する蓋部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の配管支持具。
  5. 前記固定部材の前記嵌合部が、前記管当接部側で幅狭に形成されていることを特徴とする請求項2乃至4の内いずれか1に記載の配管支持具。
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