JP2005105528A - 法枠移動式施工設備及び法枠移動式削孔設備、並びに法枠移動式削孔設備を用いた法枠交差部の削孔方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】法面に構築された法枠に配設される、2本の平行なレールからなる昇降用レール3と、及びこの昇降用レール3上に着脱自在に取付けられる、2本の平行なレールからなる横移動用レール4と、該昇降用レール3及び横移動用レール4上を移動可能な、被載置物を載置する法枠移動式載置フレームと、を備えた法枠移動式施工設備であって、前記横移動用レール4が前記昇降用レール3上から外された状態で、前記法枠移動式載置フレームが前記昇降用レール3上を昇降移動する第1の態様と、前記昇降用レール3上に前記横移動用レール4が取付けられた状態で、前記載置フレーム1が横移動用レール4上を横移動する第2の態様と、を選択可能に構成する。
【選択図】図5
Description
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、法面に構築された法枠に配設される、2本の平行なレールからなる昇降用レールと、及びこの昇降用レール上に着脱自在に取付けられる、2本の平行なレールからなる横移動用レールと、該昇降用レール及び横移動用レール上を移動可能な、被載置物を載置する法枠移動式載置フレームと、を備えた法枠移動式施工設備であって、前記法枠移動式載置フレームは、前記昇降用レールと平行的に延在する左右縦フレームを備え、この左右縦フレームにはそれぞれ、前記昇降用レールを上下から挟む込み回動する上ローラ及び下ローラを、連結具により一体化したローラユニットが、前記昇降用レールに対して着脱自在に設けられ、さらに前記左右縦フレームのそれぞれの両端縁部には、前記横移動用レールに対して略垂直方向に上下移動自在で、前記横移動用レールの上面を回動する第1のガイドローラと、前記横移動用レールの側面を回動する第2のガイドローラと、が設けられ、前記横移動用レールが前記昇降用レール上から外された状態で、前記ローラユニットが前記昇降用レールを挟み込み、前記上ローラ及び下ローラが前記昇降用レールの上面及び下面を回動することにより、前記法枠移動式載置フレームが前記昇降用レール上を昇降移動する第1の態様と、前記昇降用レール上に前記横移動用レールが取付けられた状態で、第1のガイドローラを下げて前記横移動用レール上を回動可能とした上で、ローラユニットの前記昇降用レールの挟み込みを解除して、第1のガイドローラと第2のガイドローラとにより、前記載置フレームが横移動用レール上を横移動する第2の態様と、を選択可能に構成された、ことを特徴とする法枠移動式施工設備である。
法枠移動式載置フレームに設けられたローラユニットが、昇降用レールに対して着脱自在であることにより、取外しができ、現場への搬送時に嵩張ることはない。また、ローラユニットの着脱自在構造及び横移動用レールを回動する第1のガイドローラ、第2のガイドローラによって、横移動が容易となる。
請求項2記載の発明は、前記昇降用レールは、2本の平行なレールを枕木状に繋ぐ複数本の繋ぎ部材と、該レールの下方若しくは繋ぎ部材の両端部の下方に、前記法枠の縦枠両側面を挟むための狭持部材と、を備え、前記狭持部材は、前記昇降レールを前記法枠の縦枠両側面に圧着させるためのボルトを備え、前記昇降用レールを前記法枠の縦枠上に配設するとともに、前記狭持部材のボルトを締め付けることにより、前記昇降用レールが前記法枠の縦枠に固定される構成とされた、請求項1記載の法枠移動式施工設備である。
昇降用レールの狭持部材のボルトを締め付け、法枠の縦枠両側面に圧着させ、昇降用レールが法枠の縦枠に固定される構成であることにより、法枠移動式施工設備を法面に確実に固定することができる。そのため、法枠移動式載置フレームに載置された被載置物が大重量の大型機械等でも、法枠から外れ下方に落下してしまう虞が少ない。
請求項3記載の発明は、法面に構築された法枠に配設される、2本の平行なレールからなる横移動用レールと、この横移動用レール上を横移動可能で着脱自在に取付けられる、2本の平行なレールからなる昇降用レールと、該昇降用レール上を移動可能な、被載置物を載置する法枠移動式載置フレームと、を備えた法枠移動式施工設備であって、前記昇降用レールには、前記横移動用レールを上下から挟む込み回動する上ローラ及び下ローラを、連結具により一体化したローラユニットが、前記横移動用レールに対して着脱自在に設けられ、前記法枠移動式載置フレームは、前記昇降用レールと平行的に延在する左右縦フレームを備え、この左右縦フレームにはそれぞれ、前記昇降用レールを上下から挟む込み回動する上ローラ及び下ローラを、連結具により一体化したローラユニットが、前記昇降用レールに対して着脱自在に設けられ、前記法枠移動式載置フレームのローラユニットが前記昇降用レールを挟み込み、前記昇降用レールの上面及び下面を回動することにより、前記法枠移動式載置フレームが前記昇降用レール上を昇降移動する第1の態様と、前記昇降用レールのローラユニットが前記横移動用レールを挟み込み、前記上ローラ及び下ローラが前記横移動用レールの上面及び下面を回動し、前記横移動用レール上を昇降用レールが移動することにより、相対的に前記法枠移動式載置フレームが横移動する第2の態様と、を選択可能に構成された、ことを特徴とする法枠移動式施工設備である。
昇降用レールに設けられたローラユニットが、横移動用レールに対して着脱自在であることにより、取外しができ、現場への搬送時に嵩張ることはない。また、ローラユニットの存在によって、横移動が容易となる。
請求項4記載の発明は、前記横移動用レールは、前記法枠の縦枠両側面を挟むための狭持部材と、これら狭持部材の上端部を相互に繋ぐ繋ぎ部材とを備えた、レール固定具に着脱自在に連結される構成とされ、前記狭持部材は、前記レール固定具を前記法枠の縦枠両側面に圧着させるためのボルトを備え、前記レール固定具を前記法枠の縦枠上に配設するとともに、前記狭持部材のボルトを締め付けることにより、前記レール固定具が前記法枠の縦枠に固定され、前記横移動用レールは、このレール固定具に連結されることにより前記法枠の縦枠に固定される構成とされた、請求項3記載の法枠移動式施工設備である。
レール固定具の狭持部材のボルトを締め付け、法枠の縦枠両側面に圧着させ、このレール固定具に横移動用レールが連結されることで、この横移動用レールが法枠の縦枠に固定される構成であることにより、法枠移動式施工設備を法面に確実に固定することができる。そのため、法枠移動式載置フレームに載置された被載置物が大重量の大型機械等でも、法枠から外れ下方に落下してしまう虞が少ない。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4いずれか1項記載の法枠移動式施工設備において、前記法枠移動式載置フレームにガイドセルが設けられるとともに、このガイドセルに法面を削孔するための削孔用ドリフタが取付けられることにより法枠移動式削孔機が構成される、ことを特徴とする法枠移動式削孔設備である。
上記構成により、削孔機を固定するための作業ステージを構築する必要がなく、また、ブームを有する重機の占有場所を確保する必要もない。
請求項6記載の発明は、前記削孔用ドリフタは、法面を削孔する削孔部材の長手方向途中を把持してこの削孔部材に回転及び打撃を与えるセンターホール型ドリフタである、請求項5記載の法枠移動式削孔設備である。
センターホール型ドリフタを採用することにより、トップハンマーによる打撃機構を有するドリフタに比して、ガイドセル長(例えば、後者が3m以上に対して、前者は2m以下)を短くすることができ、そのため、削孔機の軽量化(例えば、後者が800kg以上に対して、前者は500kg以下)を図ることができる。
請求項7記載の発明は、請求項1又は2記載の法枠移動式施工設備における前記法枠移動式載置フレームに、ガイドセルを設けるとともに、このガイドセルに法面を削孔するための削孔用ドリフタを取付けることにより法枠移動式削孔機を構成した法枠移動式削孔設備を用い、
前記法枠移動式削孔機の法肩側と左右両側とに昇降用ワイヤ、左横移動用ワイヤ及び右横移動用ワイヤをそれぞれ取付け、これらワイヤを操作して法枠の縦枠と横枠とで形成される複数の交差部に移動させ、順次、これら交差部にアンカー孔を削孔する方法であって、前記法枠の縦枠上に前記昇降用レールを配設し、この昇降用レールに前記法枠移動式削孔機を設置する第1の工程と、前記昇降用ワイヤを巻き取る若しくは巻き出すことにより、この法枠移動式削孔機を法尻から法肩方向若しくは法肩から法尻方向に向かって前記昇降用レール上を移動させて、順次、交差部にアンカー孔を削孔する第2の工程と、前記昇降レール上に横移動用レールを取付け、第1のガイドローラを下げて前記横移動用レール上を回動可能とした上で、ローラユニットの前記昇降用レールの挟み込みを解除して、左横移動用ワイヤ若しくは右横移動用ワイヤを巻き取ることにより、前記法枠移動式削孔機を隣接する縦枠まで横移動用レール上を横移動させる第3の工程と、
前記ローラユニットを前記昇降用レールに挟み込み、前記横移動用レールを前記昇降用レールから外し、前記上ローラ及び下ローラを前記昇降用レールの上面及び下面を回動可能とし、前記昇降用ワイヤを巻き出す若しくは巻き取ることにより、前記法枠移動式削孔機を法肩から法尻方向若しくは法肩から法尻方向に向かって前記昇降用レール上を移動させて、順次、交差部にアンカー孔を削孔する第4の工程と、
前記昇降レール上に横移動用レールを取付け、第1のガイドローラを下げて前記横移動用レール上を回動可能とした上で、ローラユニットの前記昇降用レールの挟み込みを解除して、左横移動用ワイヤ若しくは右横移動用ワイヤを巻き取ることにより、前記法枠移動式削孔機を隣接する縦枠まで横移動用レール上を横移動させ、移動後、前記横移動用レールを前記昇降用レールから外す第5の工程と、を含み、上記第2から第5の工程を順次繰り返すことにより、前記交差部にアンカー孔を削孔する、ことを特徴とする法枠交差部の削孔方法である。
請求項8記載の発明は、請求項3又は4記載の法枠移動式施工設備における前記法枠移動式載置フレームに、ガイドセルを設けるとともに、このガイドセルに法面を削孔するための削孔用ドリフタを取付けることにより法枠移動式削孔機を構成した法枠移動式削孔設備を用い、前記法枠移動式削孔機の法肩側と左右両側とに昇降用ワイヤ、左横移動用ワイヤ及び右横移動用ワイヤをそれぞれ取付け、これらワイヤを操作して法枠の縦枠と横枠とで形成される複数の交差部に移動させ、順次、これら交差部にアンカー孔を削孔する方法であって、前記法枠上で法面の幅方向に第1の横移動用レールを配設し、この第1の横移動用レール上に第1の昇降用レールを取付け、この第1の昇降用レールに前記法枠移動式削孔機を設置する第1の工程と、左横移動用ワイヤ若しくは右横移動用ワイヤを巻き取ることにより、前記第1の昇降用レールを前記第1の横移動用レール上を移動させることにより、相対的に前記法枠移動式削孔機を横移動させ、順次、交差部にアンカー孔を削孔する第2の工程と、前記第1の横移動用レールの法肩若しくは法尻側に配設された第2の横移動用レール上に第2の昇降用レールを取付けるとともに、この第2の昇降用レールと前記第1の昇降用レールとを昇降用連絡レールで連結し、前記昇降用ワイヤを巻き出す若しくは巻き取ることにより、前記法枠移動式削孔機を前記第2の昇降用レール上まで移動させ、その後、前記第1の昇降用レール及び前記昇降用連絡レールを取外す第3の工程と、を含み、上記第2と第3の工程を順次繰り返すことにより、前記交差部にアンカー孔を削孔する、ことを特徴とする法枠交差部の削孔方法である。
請求項7及び8に係る発明は、昇降用ワイヤ、左横移動用ワイヤ及び右横移動用ワイヤの巻取りと巻き出しにより、昇降及び横移動が可能となるため、法枠の交差部への移動が容易であり、結果としてアンカー孔の削孔作業の効率化を図ることができる。
<第1の実施の形態>
本発明に係る法枠移動式施工設備は、図1乃至3に示すように、法枠Nに配設された昇降用レール3と、昇降用レール3上に着脱自在に取付けられた横移動用レール4と、これら昇降用レール3及び横移動用レール4上を移動可能な法枠移動式載置フレーム1と、を備えている。なお、図1は法枠に昇降用レール及び横移動用レールを配設した配置図であり、図2は昇降用レール上に法枠移動式載置フレームを取付けた状態を法枠の幅方向から見た説明図、図3は昇降用レール上に横移動用レールを取付けた状態を法尻方向から見た説明図である。
(法枠移動式載置フレーム及び法枠移動式削孔機)
まず、図4乃至7に基づき法枠移動式載置フレーム1について説明する。法枠移動式載置フレーム1は、ベースフレーム11と、このベースフレーム11に立設された上部フレーム12と、を備えている。ここで、上部フレーム12は、後述するドリフタ21、ガイドセル22等を載置し法枠移動式削孔機2を構成するために必要とするものであるから、目的・用途に応じて上部フレーム12を撤去したり、図示はしないが、上部フレーム12に変えて板状部材等をベースフレーム11を設置して、資材搬送しやすいように加工すればよい。また、ベースフレーム11は足場代わりとしても使用できる。
図10及び11に基づき昇降用レール3について説明する。なお、図10(1)は昇降用レール3の平面図であり、図10(2)は昇降用レール3の短辺方向側面図、図11(1)〜(3)は昇降用レール3の派生形態の平面図である。
横移動用レール4は、図1、図3、図4に示すように、底板41及び側板42で形成される断面略L型部材である。この横移動用レール4は、図1、図3に示すように、少なくとも隣接する昇降用レール3の両側のレール31,31を跨げる長さ以上を必要とし、その長さは法面Nの横枠NYの長手方向長さに依存している。固定方法は、図示しないが、断面略L型部材の底板41の裏面に設けられた連結片とレール31の側面とをボルト等により螺着させ固定すればよい。
以下に、上記構成の法枠移動式削孔設備を用いて法枠Nの縦枠NT及び横枠NYの交差部にアンカー孔NA,NA,…を削孔する方法について説明する。
まず、図1に示すように、昇降用レール3等を適宜連結して形成した昇降用レール群3、3、…(昇降用レール3a、3b、3c、3d、3e、3f、3gを適宜組み合わせてもよい。以下同様とする。)を、法枠Nの隣接する縦枠NT上に複数配設し、この昇降用レール3,3、…に法枠移動式削孔機2(図1では図示せず)を設置する。法枠移動式削孔機2の設置位置は、昇降用レール3,3、…の最下端(法尻側)や最上端(法肩側)でもよいし、その中間位置でもよい。この設置前後に、法枠移動式削孔機2の法肩側と左右両側とに昇降用ワイヤ(図示せず)、左横移動用ワイヤ(図示せず)及び右横移動用ワイヤ(図示せず)をそれぞれ取付け、これらワイヤの他端をウインチ(図示せず)に連結しておく。なお、ウインチと前述したワイヤとの間に滑車を取付けてもよい。
本発明に係る法枠移動式施工設備は、図13乃至15、図24乃至26に示すように、法枠Nに固定されたレール固定具105と、このレール固定具105上に着脱自在に取付けられた横移動用レール104と、この横移動用レール104上を横移動可能で着脱自在に取付けられる昇降用レール103と、この昇降用レール103上を移動可能な法枠移動式載置フレーム101と、を備えている。なお、図13は法枠に昇降用レール及び横移動用レールを配設した配置図であり、図14はレール固定具、横移動用レール、昇降用レール及び法枠移動式載置フレームの配設関係を法枠の幅方向から見た説明図、図15はレール固定具、横移動用レール、昇降用レール及び法枠移動式載置フレームの配設関係を法尻方向から見た説明図である。
(法枠移動式載置フレーム及び法枠移動式削孔機)
まず、図22及び23に基づき法枠移動式載置フレーム101について説明する。法枠移動式載置フレーム101は、ベースフレーム111と、このベースフレーム111に立設された上部フレーム112と、を備えている。ここで、第1の実施の形態と同様に、目的・用途に応じて上部フレーム112を撤去したり、図示はしないが、上部フレーム112に変えて板状部材等をベースフレーム111に設置して、資材搬送しやすいように加工すればよい。
まず、図18に基づきレール固定具105について説明する。なお、図18(1)はレール固定具の平面図であり、図18(2)はレール固定具の短辺方向側面図、図18(3)はレール固定具のB−B断面図である。
図20及び21に基づき昇降用レール103について説明する。なお、図20(1)は昇降用レールの平面図、図20(2)は昇降用レールの短辺方向側面図、図20(3)は昇降用レールのE−E断面図、図20(4)は昇降用連絡レールの平面図、図21(1)は昇降用レールのF−F断面図、図21(2)は昇降用レールのG−G断面図、図21(3)は昇降用レールのH−H断面図、図21(4)はローラユニットの補助ローラを下方から見上げた図面である。
以下に、上記構成の法枠移動式削孔設備を用いて法枠Nの縦枠NT及び横枠NYの交差部にアンカー孔NA,NA,…を削孔する方法について説明する。
まず、図13に示すように、法枠上で法面の幅方向に横移動用レール群104、104、…(横移動用レール104a、104bを適宜組み合わせたものも含む。以下同様とする。)を配設しておく。横移動用レール群104、104、…の配設位置としては、後述する昇降用レール103を取付けた状態で、この昇降用レール103に設置する法枠移動式削孔機が、昇降用レール103上から交差部にアンカー孔NAを削孔できる範囲内であればよい。なお、これに先立ち、図15に示すように、所定の位置にレール固定具105,105、…を予め配設しておく。
Claims (8)
- 法面に構築された法枠に配設される、2本の平行なレールからなる昇降用レールと、及びこの昇降用レール上に着脱自在に取付けられる、2本の平行なレールからなる横移動用レールと、該昇降用レール及び横移動用レール上を移動可能な、被載置物を載置する法枠移動式載置フレームと、を備えた法枠移動式施工設備であって、
前記法枠移動式載置フレームは、前記昇降用レールと平行的に延在する左右縦フレームを備え、
この左右縦フレームにはそれぞれ、前記昇降用レールを上下から挟む込み回動する上ローラ及び下ローラを、連結具により一体化したローラユニットが、前記昇降用レールに対して着脱自在に設けられ、
さらに前記左右縦フレームのそれぞれの両端縁部には、前記横移動用レールに対して略垂直方向に上下移動自在で、前記横移動用レールの上面を回動する第1のガイドローラと、前記横移動用レールの側面を回動する第2のガイドローラと、が設けられ、
前記横移動用レールが前記昇降用レール上から外された状態で、前記ローラユニットが前記昇降用レールを挟み込み、前記上ローラ及び下ローラが前記昇降用レールの上面及び下面を回動することにより、前記法枠移動式載置フレームが前記昇降用レール上を昇降移動する第1の態様と、
前記昇降用レール上に前記横移動用レールが取付けられた状態で、第1のガイドローラを下げて前記横移動用レール上を回動可能とした上で、ローラユニットの前記昇降用レールの挟み込みを解除して、第1のガイドローラと第2のガイドローラとにより、前記載置フレームが横移動用レール上を横移動する第2の態様と、を選択可能に構成された、
ことを特徴とする法枠移動式施工設備。 - 前記昇降用レールは、2本の平行なレールを枕木状に繋ぐ複数本の繋ぎ部材と、該レールの下方若しくは繋ぎ部材の両端部の下方に、前記法枠の縦枠両側面を挟むための狭持部材と、を備え、
前記狭持部材は、前記昇降レールを前記法枠の縦枠両側面に圧着させるためのボルトを備え、
前記昇降用レールを前記法枠の縦枠上に配設するとともに、前記狭持部材のボルトを締め付けることにより、前記昇降用レールが前記法枠の縦枠に固定される構成とされた、請求項1記載の法枠移動式施工設備。 - 法面に構築された法枠に配設される、2本の平行なレールからなる横移動用レールと、この横移動用レール上を横移動可能で着脱自在に取付けられる、2本の平行なレールからなる昇降用レールと、該昇降用レール上を移動可能な、被載置物を載置する法枠移動式載置フレームと、を備えた法枠移動式施工設備であって、
前記昇降用レールには、前記横移動用レールを上下から挟む込み回動する上ローラ及び下ローラを、連結具により一体化したローラユニットが、前記横移動用レールに対して着脱自在に設けられ、
前記法枠移動式載置フレームは、前記昇降用レールと平行的に延在する左右縦フレームを備え、
この左右縦フレームにはそれぞれ、前記昇降用レールを上下から挟む込み回動する上ローラ及び下ローラを、連結具により一体化したローラユニットが、前記昇降用レールに対して着脱自在に設けられ、
前記法枠移動式載置フレームのローラユニットが前記昇降用レールを挟み込み、前記昇降用レールの上面及び下面を回動することにより、前記法枠移動式載置フレームが前記昇降用レール上を昇降移動する第1の態様と、
前記昇降用レールのローラユニットが前記横移動用レールを挟み込み、前記上ローラ及び下ローラが前記横移動用レールの上面及び下面を回動し、前記横移動用レール上を昇降用レールが移動することにより、相対的に前記法枠移動式載置フレームが横移動する第2の態様と、を選択可能に構成された、
ことを特徴とする法枠移動式施工設備。 - 前記横移動用レールは、前記法枠の縦枠両側面を挟むための狭持部材と、これら狭持部材の上端部を相互に繋ぐ繋ぎ部材とを備えた、レール固定具に着脱自在に連結される構成とされ、
前記狭持部材は、前記レール固定具を前記法枠の縦枠両側面に圧着させるためのボルトを備え、
前記レール固定具を前記法枠の縦枠上に配設するとともに、前記狭持部材のボルトを締め付けることにより、前記レール固定具が前記法枠の縦枠に固定され、
前記横移動用レールは、このレール固定具に連結されることにより前記法枠の縦枠に固定される構成とされた、請求項3記載の法枠移動式施工設備。 - 請求項1乃至4いずれか1項記載の法枠移動式施工設備において、前記法枠移動式載置フレームにガイドセルが設けられるとともに、このガイドセルに法面を削孔するための削孔用ドリフタが取付けられることにより法枠移動式削孔機が構成される、ことを特徴とする法枠移動式削孔設備。
- 前記削孔用ドリフタは、法面を削孔する削孔部材の長手方向途中を把持してこの削孔部材に回転及び打撃を与えるセンターホール型ドリフタである、請求項5記載の法枠移動式削孔設備。
- 請求項1又は2記載の法枠移動式施工設備における前記法枠移動式載置フレームに、ガイドセルを設けるとともに、このガイドセルに法面を削孔するための削孔用ドリフタを取付けることにより法枠移動式削孔機を構成した法枠移動式削孔設備を用い、
前記法枠移動式削孔機の法肩側と左右両側とに昇降用ワイヤ、左横移動用ワイヤ及び右横移動用ワイヤをそれぞれ取付け、これらワイヤを操作して法枠の縦枠と横枠とで形成される複数の交差部に移動させ、順次、これら交差部にアンカー孔を削孔する方法であって、
前記法枠の縦枠上に前記昇降用レールを配設し、この昇降用レールに前記法枠移動式削孔機を設置する第1の工程と、
前記昇降用ワイヤを巻き取る若しくは巻き出すことにより、この法枠移動式削孔機を法尻から法肩方向若しくは法肩から法尻方向に向かって前記昇降用レール上を移動させて、順次、交差部にアンカー孔を削孔する第2の工程と、
前記昇降レール上に横移動用レールを取付け、第1のガイドローラを下げて前記横移動用レール上を回動可能とした上で、ローラユニットの前記昇降用レールの挟み込みを解除して、左横移動用ワイヤ若しくは右横移動用ワイヤを巻き取ることにより、前記法枠移動式削孔機を隣接する縦枠まで横移動用レール上を横移動させる第3の工程と、
前記ローラユニットを前記昇降用レールに挟み込み、前記横移動用レールを前記昇降用レールから外し、前記上ローラ及び下ローラを前記昇降用レールの上面及び下面を回動可能とし、前記昇降用ワイヤを巻き出す若しくは巻き取ることにより、前記法枠移動式削孔機を法肩から法尻方向若しくは法肩から法尻方向に向かって前記昇降用レール上を移動させて、順次、交差部にアンカー孔を削孔する第4の工程と、
前記昇降レール上に横移動用レールを取付け、第1のガイドローラを下げて前記横移動用レール上を回動可能とした上で、ローラユニットの前記昇降用レールの挟み込みを解除して、左横移動用ワイヤ若しくは右横移動用ワイヤを巻き取ることにより、前記法枠移動式削孔機を隣接する縦枠まで横移動用レール上を横移動させ、移動後、前記横移動用レールを前記昇降用レールから外す第5の工程と、を含み、
上記第2から第5の工程を順次繰り返すことにより、前記交差部にアンカー孔を削孔する、
ことを特徴とする法枠交差部の削孔方法。 - 請求項3又は4記載の法枠移動式施工設備における前記法枠移動式載置フレームに、ガイドセルを設けるとともに、このガイドセルに法面を削孔するための削孔用ドリフタを取付けることにより法枠移動式削孔機を構成した法枠移動式削孔設備を用い、
前記法枠移動式削孔機の法肩側と左右両側とに昇降用ワイヤ、左横移動用ワイヤ及び右横移動用ワイヤをそれぞれ取付け、これらワイヤを操作して法枠の縦枠と横枠とで形成される複数の交差部に移動させ、順次、これら交差部にアンカー孔を削孔する方法であって、
前記法枠上で法面の幅方向に第1の横移動用レールを配設し、この第1の横移動用レール上に第1の昇降用レールを取付け、この第1の昇降用レールに前記法枠移動式削孔機を設置する第1の工程と、
左横移動用ワイヤ若しくは右横移動用ワイヤを巻き取ることにより、前記第1の昇降用レールを前記第1の横移動用レール上を移動させることにより、相対的に前記法枠移動式削孔機を横移動させ、順次、交差部にアンカー孔を削孔する第2の工程と、
前記第1の横移動用レールの法肩若しくは法尻側に配設された第2の横移動用レール上に第2の昇降用レールを取付けるとともに、この第2の昇降用レールと前記第1の昇降用レールとを昇降用連絡レールで連結し、前記昇降用ワイヤを巻き出す若しくは巻き取ることにより、前記法枠移動式削孔機を前記第2の昇降用レール上まで移動させ、その後、前記第1の昇降用レール及び前記昇降用連絡レールを取外す第3の工程と、を含み、
上記第2と第3の工程を順次繰り返すことにより、前記交差部にアンカー孔を削孔する、
ことを特徴とする法枠交差部の削孔方法。
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