JP2005104596A - エレベーターの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エレベーターの制御装置における制御マイコンの異常監視のための構成を簡易化すること。
【解決手段】 エレベーターの運転中、異常検出回路からの信号により制御マイコンがエレベーターの昇降動作の異常を認識し、電気安全回路を介して電動機およびブレーキを作動停止させるエレベーターの制御装置において、前記エレベーターが正常動作を行っているとき所定時間間隔のパルス信号を出力する制御マイコン1と、前記パルス信号の時間間隔を測定することにより、前記制御マイコンの異常有無を検出してその検出結果を前記電気安全回路に出力するタイマーリレー回路5と、をそなえたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 エレベーターの運転中、異常検出回路からの信号により制御マイコンがエレベーターの昇降動作の異常を認識し、電気安全回路を介して電動機およびブレーキを作動停止させるエレベーターの制御装置において、前記エレベーターが正常動作を行っているとき所定時間間隔のパルス信号を出力する制御マイコン1と、前記パルス信号の時間間隔を測定することにより、前記制御マイコンの異常有無を検出してその検出結果を前記電気安全回路に出力するタイマーリレー回路5と、をそなえたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、エレベーターの制御装置に係り、とくに内部に設けられた制御マイコンおよび各回路要素の動作確認を行う装置に関する。
制御マイコンを用いてエレベーターの運行制御を行うエレベーターの制御装置は、図3に示すような構成となっている。すなわち、制御マイコン1には、異常検出回路10から検出信号が与えられており、エレベーターの運行動作に異常があれば直ちに電気安全回路4を介してインバーター回路2およびブレーキ回路3への給電を遮断し、エレベーターを停止させる。
他方、制御回路の中心的存在である制御マイコン1に異常が発生したときは、制御マイコン1を監視しているマイコン異常監視装置6が電気安全回路4に指令を与えてインバーター回路2およびブレーキ回路3への給電を遮断し、エレベーターを停止させる。
上記のように、制御マイコンを用いたエレベーター制御を円滑に行うには、制御マイコンを監視するマイコン異常監視装置を設ける必要がある。エレベーターの制御装置を、小型化およびコスト削減の観点から見てさらに改善し得る点が求められている。
本発明は上述の点を考慮してなされたもので、エレベーターの制御装置における制御マイコンの異常監視のための構成を簡易化することを目的とする。
上記目的達成のため、本発明では、
エレベーターの運転中、異常検出回路からの信号により制御マイコンがエレベーターの昇降動作の異常を認識し、電気安全回路を介して電動機およびブレーキを作動停止させるエレベーターの制御装置において、前記エレベーターが正常動作を行っているとき所定時間間隔のパルス信号を出力する制御マイコンと、前記パルス信号の時間間隔を測定することにより、前記制御マイコンの異常有無を検出してその検出結果を前記電気安全回路に出力するタイマーリレー回路と、 をそなえたことを特徴とするエレベーターの制御装置、
を提供するものである。
エレベーターの運転中、異常検出回路からの信号により制御マイコンがエレベーターの昇降動作の異常を認識し、電気安全回路を介して電動機およびブレーキを作動停止させるエレベーターの制御装置において、前記エレベーターが正常動作を行っているとき所定時間間隔のパルス信号を出力する制御マイコンと、前記パルス信号の時間間隔を測定することにより、前記制御マイコンの異常有無を検出してその検出結果を前記電気安全回路に出力するタイマーリレー回路と、 をそなえたことを特徴とするエレベーターの制御装置、
を提供するものである。
本発明は上述のように、制御マイコンのパルス出力をタイマーリレー回路に与え、タイマーリレー回路が制御マイコンの出力異常を検出するようにしたため、特別な装置を必要とすることなく、制御マイコンの異常監視を行うことができる。このため、エレベーターの制御装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
実施例1
図1は、本発明の一実施例の構成を示すブロック線図である。この実施例では、マイコン異常監視装置6(図3参照)が設けられておらず、制御マイコン1と電気安全回路4との間にタイマーリレー回路5が接続されている。そして、電気安全回路4は制御マイコン1に接続されている。他は、図3に示した構成と同様である。
図1は、本発明の一実施例の構成を示すブロック線図である。この実施例では、マイコン異常監視装置6(図3参照)が設けられておらず、制御マイコン1と電気安全回路4との間にタイマーリレー回路5が接続されている。そして、電気安全回路4は制御マイコン1に接続されている。他は、図3に示した構成と同様である。
なお、図1に想像線で示したように、タイマーリレー回路5の出力が制御マイコン1に与えられるように接続されてもよい。制御マイコン1および電気安全回路4とインバーター回路2およびブレーキ回路3との接続関係は、図3に示した制御装置と同様である。
(タイマーリレー回路5による制御マイコン1の異常監視)
制御マイコン1は、異常検出回路10からの信号に基づき、エレベーターが正常運転していると判断するとき、所定時間間隔のパルス信号を出力し、タイマーリレー回路5に与える。タイマーリレー回路5は、制御マイコン1からパルス信号が与えられているとき、電気安全回路4に電気安全回路接続指令(以下、単に指令信号という)を与える。電気安全回路4は、インバーター回路2およびブレーキ回路3に対し動作電力を供給して制御マイコン1が運転制御し得る状態にする。
制御マイコン1は、異常検出回路10からの信号に基づき、エレベーターが正常運転していると判断するとき、所定時間間隔のパルス信号を出力し、タイマーリレー回路5に与える。タイマーリレー回路5は、制御マイコン1からパルス信号が与えられているとき、電気安全回路4に電気安全回路接続指令(以下、単に指令信号という)を与える。電気安全回路4は、インバーター回路2およびブレーキ回路3に対し動作電力を供給して制御マイコン1が運転制御し得る状態にする。
エレベーターが異常な状態になったとき、制御マイコン1はタイマーリレー回路5へのパルス信号の出力を停止する。タイマーリレー回路5は、制御マイコン1から所定時間内にパルス信号が与えられないと、電気安全回路4への指令信号の出力を停止する。これにより、電気安全回路4は、インバーター回路2およびブレーキ回路3に対する動作電力の供給を遮断して、エレベーターの駆動電動機を停止、制動する。
図2(a),(b)は、制御マイコン1がタイマーリレー回路5に対して出力する安全制御指令としてのパルス信号(図2(a))と、タイマーリレー回路5が電気安全回路4に対して出力する安全制御指令としての信号(図2(b))と、タイマーリレー回路5が電気安全回路4に対して出力する電気安全回路接続信号の変化のタイミングを示している。
制御マイコン1は、制御マイコン1自体が正常でありエレベーターが正常運転を行っているときは、所定時間間隔のパルス信号を出力し続ける。そして、エレベーターの運転状態が異常になるか、あるいは制御マイコン1自体の動作が異常になるとパルス信号の出力を停止する。
いま制御マイコン1が異常な動作をしているか停止しているとすると、制御マイコン1はパルス信号の出力を停止する。したがって、タイマーリレー回路5は、最後のパルス信号の立ち上がりタイミングから所定時間内に次のパルス信号の立ち上がりがないため、直ちに制御マイコン1に異常が発生したことを検出する。
この検出により、タイマーリレー回路5は、電気安全回路4に指令信号を与えることを停止し、その結果、電気安全回路4がインバーター回路2およびブレーキ回路3への給電を遮断してエレベーターの駆動電動機を制動する。
このように、タイマーリレー回路5が制御マイコン1と電気安全回路4との間に配されて制御マイコン1が電気安全回路4の動作を監視することにより、電気安全回路4の制御と制御マイコン1の異常監視とを併せて行うことができる。
上記説明では、制御マイコン1は電気安全回路4の動作状態を監視することとしているが、図1に想像線で示した接続によりタイマーリレー回路5の出力をも監視するようにしてもよい。これにより、制御マイコン1の異常によるタイマーリレー回路5の動作監視を、電気安全回路4の動作を通してでなく、直接監視することができる。
(制御マイコン1によるタイマーリレー回路5の異常監視−1走行毎の監視)
制御マイコン1は、エレベーターの1回の走行が終って停止するとき、インバーター回路2がエレベーターの駆動電動機への給電を遮断して駆動停止し、ブレーキ回路3がブレーキコイルへの通電を停止してバネ力によりエレベーターの駆動電動機を制動するように制御を行う。
制御マイコン1は、エレベーターの1回の走行が終って停止するとき、インバーター回路2がエレベーターの駆動電動機への給電を遮断して駆動停止し、ブレーキ回路3がブレーキコイルへの通電を停止してバネ力によりエレベーターの駆動電動機を制動するように制御を行う。
エレベーターの停止動作が完了したとき、制御マイコン1はタイマーリレー回路5に対するパルス信号の出力を停止し、電気安全回路4を遮断する。この時,制御マイコン1は、電気安全回路4の状態信号によって電気安全回路4が遮断されていることを確認する。
電気安全回路4が遮断されていることを検知したときは、次にエレベーターが走行開始するときに、制御マイコン1がタイマーリレー回路5に対してパルス信号の出力を再開する。したがって、タイマーリレー回路5は電気安全回路4に対して指令信号を出力する。
一方、電気安全回路4が遮断されていないことが検知された場合は、電気安全回路4に関するシステムが正常に動作しないと認定し、以後、エレベーターの走行制御を禁止する。
(制御マイコン1によるタイマーリレー回路5の異常監視−所定時間毎の監視)
制御マイコン1によるタイマーリレー回路5の監視は、エレベーターが1走行する毎に行う以外に、所定時間毎に行ってもよい。
制御マイコン1によるタイマーリレー回路5の監視は、エレベーターが1走行する毎に行う以外に、所定時間毎に行ってもよい。
すなわち、エレベーターの1走行が終了した後、所定時間内に次の走行が開始しなかった場合、電気安全回路4を遮断してタイマーリレー回路5の異常監視を行う。これにより、電気安全回路4の遮断回数を減らして回路要素の寿命を延ばす。この結果、回路要素の不具合によって電気安全回路4の遮断状態からエレベーターの走行開始までのスタート遅れが発生することを極力少なくすることができる。
他の構成例
上記実施例では、電気安全回路がインバーター回路およびブレーキ回路の給電を遮断することとしているが、これをインバーター回路から駆動電動機への出力を停止し、ブレーキ回路からブレーキコイルへの給電を停止するように構成してもよい。
上記実施例では、電気安全回路がインバーター回路およびブレーキ回路の給電を遮断することとしているが、これをインバーター回路から駆動電動機への出力を停止し、ブレーキ回路からブレーキコイルへの給電を停止するように構成してもよい。
1 制御マイコン
2 インバーター回路
3 ブレーキ回路
4 電気安全回路
5 タイマーリレー回路
6 マイコン異常監視装置
10 異常検出回路
2 インバーター回路
3 ブレーキ回路
4 電気安全回路
5 タイマーリレー回路
6 マイコン異常監視装置
10 異常検出回路
Claims (4)
- エレベーターの運転中、異常検出回路からの信号により制御マイコンがエレベーターの昇降動作の異常を認識し、電気安全回路を介して電動機およびブレーキを作動停止させるエレベーターの制御装置において、
前記エレベーターが正常動作を行っているとき所定時間間隔のパルス信号を出力する制御マイコンと、
前記パルス信号の時間間隔を測定することにより、前記制御マイコンの異常有無を検出してその検出結果を前記電気安全回路に出力するタイマーリレー回路と、
をそなえたことを特徴とするエレベーターの制御装置。 - 請求項1記載のエレベーターの制御装置において、
前記制御マイコンは、前記電気安全回路の出力を監視し、前記パルス信号が与えられなくなったとき前記タイマーリレー回路が前記電気安全回路に与えていた出力を停止することにより該電気安全回路の動作停止を確認し、次いで前記パルス信号を出力して前記タイマーリレー回路を動作させることにより該タイマーリレー回路の動作確認を行うエレベーターの制御装置。 - 請求項2記載のエレベーターの制御装置において、
前記制御マイコンは、前記タイマーリレー回路の動作確認をエレベーターの1走行毎に行うエレベーターの制御装置。 - 請求項2記載のエレベーターの制御装置において、
前記制御マイコンは、前記タイマーリレー回路の動作確認を所定時間毎に行うエレベーターの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003335907A JP2005104596A (ja) | 2003-09-26 | 2003-09-26 | エレベーターの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003335907A JP2005104596A (ja) | 2003-09-26 | 2003-09-26 | エレベーターの制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2003335907A Pending JP2005104596A (ja) | 2003-09-26 | 2003-09-26 | エレベーターの制御装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005104596A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2007026416A1 (ja) * | 2005-08-31 | 2009-03-05 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制御システム |
JP2010070361A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Hitachi Plant Technologies Ltd | クレーンのマトリックスコンバータの制御方法 |
CN104891300A (zh) * | 2015-06-29 | 2015-09-09 | 周志鸿 | 一种电梯漏电检测装置和系统 |
-
2003
- 2003-09-26 JP JP2003335907A patent/JP2005104596A/ja active Pending
Cited By (4)
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JP5068534B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2012-11-07 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制御システム |
JP2010070361A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Hitachi Plant Technologies Ltd | クレーンのマトリックスコンバータの制御方法 |
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