JP2005104352A - 操舵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ラック軸とタイロッドとの連結部を覆う保護カバーの長さを短くし車両などに接触することを防止することができる操舵装置を提供する。
【解決手段】 ラックハウジング10の内側に、軸長方向に移動自在に支持されたラック軸11の端部にはタイロッド14が連結されている。ラック軸11とタイロッド14とを連結する連結部4は、ラック軸11の端部に備えられた略球状のボール部42と、タイロッド14の端部に備えられ、ボール部42を収容可能な凹部を備えたジョイントハウジング41とを備えている。保護カバー3は、一端がジョイントハウジング41の外周に固定されて、他端が前記ラックハウジング10の端部の外周に固定されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 ラックハウジング10の内側に、軸長方向に移動自在に支持されたラック軸11の端部にはタイロッド14が連結されている。ラック軸11とタイロッド14とを連結する連結部4は、ラック軸11の端部に備えられた略球状のボール部42と、タイロッド14の端部に備えられ、ボール部42を収容可能な凹部を備えたジョイントハウジング41とを備えている。保護カバー3は、一端がジョイントハウジング41の外周に固定されて、他端が前記ラックハウジング10の端部の外周に固定されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ラックピニオン式の操舵装置に関する。
ラックピニオン式の操舵装置は、車両の左右方向に横置きされた円筒形のラックハウジングの内側に、軸長方向に移動自在に支持されたラック軸を備え、該ラック軸の外周に形成されたラック歯に噛合するピニオンが下端部に設けられたピニオン軸の上部には、操舵軸が連結され、該操舵軸の上部には操舵輪が固定されている。前記ラック軸の端部夫々には、タイロッドの一端が連結され、前記タイロッドの他端は、前輪がナックルアームを介して連結されている。
合成樹脂製であって蛇腹状の伸縮可能な保護カバーの内側には、前記ラックハウジングの端部から突出した前記ラック軸、前記ラック軸とタイロッドの連結部及び前記タイロッドが貫通し、前記保護カバーの一端が前記タイロッドの略中央部の外周に固定され、他端が前記ラックハウジングの端部の外周に固定されている。
合成樹脂製であって蛇腹状の伸縮可能な保護カバーの内側には、前記ラックハウジングの端部から突出した前記ラック軸、前記ラック軸とタイロッドの連結部及び前記タイロッドが貫通し、前記保護カバーの一端が前記タイロッドの略中央部の外周に固定され、他端が前記ラックハウジングの端部の外周に固定されている。
車両の操舵は、前記操舵輪を操作することにより、前記ピニオンが回転し、前記ラック軸が軸長方向に移動し、前記タイロッドが軸長方向に移動して前記ナックルアームを連動して前記前輪を所要の方向に回転させることにより行われる。
車両の操舵をする場合に、前記ラック軸の軸長方向の移動に伴って、前記タイロッドの略中央部は、軸長方向外側に所定の長さを移動する。したがって、保護カバーは、前記ラックハウジングの端部から、前記タイロッドが最も外側に移動した場合における前記タイロッドの略中央部までの長さにする必要があった。
また、前記タイロッドは、車両が路面上を走行する場合に、路面状況に応じて前記前輪が上下動をするため、前記タイロッドの略中央部も、前記連結部を支点として略上下方向に移動する(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−208486号公報
また、前記タイロッドは、車両が路面上を走行する場合に、路面状況に応じて前記前輪が上下動をするため、前記タイロッドの略中央部も、前記連結部を支点として略上下方向に移動する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の操舵装置にあっては、前記保護カバーの寸法は、前記ラックハウジングの端部と、前記タイロッドが最も外側に移動した場合の前記タイロッドの略中央部との間の長さにする必要があるため、例えば、車両の走行中に、操舵輪の操作に伴って前記連結部が前記ラックハウジングの端部に当接するまで移動し、かつ、車両の走行に伴って前記タイロッドが前記連結部を支点にして下方向に移動する場合は、前記ラックハウジングの端部下側と前記タイロッドの略中央部下側との間隔が最も小さくなり、前記保護カバーの下側部分は、大きく変形して、前記連結部、前記タイロッド及び車体などに接触して、磨耗及び亀裂などが生じる場合があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、前記保護カバーが、前記連結部、前記タイロッド及び車体などに接触し、破損することを防止することができるとともに、前記保護カバーの一端を前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記保護カバーの長さを短くすることができ、部品コストを低減することができる操舵装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記保護カバーの一端を前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記保護カバーの変形を小さくすることができる操舵装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記保護カバーの一端を前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記保護カバーの変形を小さくすることができる操舵装置を提供することを目的とする。
本発明の第1発明に係る操舵装置は、ラックハウジング内に、軸長方向に移動自在に支持され、前記ラックハウジングの両端部から突出したラック軸と、該ラック軸の両端夫々に一端が連結されたタイロッドと、前記ラック軸及びタイロッドを連結する連結部と、筒形をなし前記連結部を覆う保護カバーとを備え、前記連結部は、前記ラック軸の端部に備えられたボール部及び前記タイロッドの一端に備えられ、前記ボール部を摺動自在に支持するハウジング部を有する操舵装置において、前記保護カバーの一端は、前記ハウジング部の外周に固定されていることを特徴とする。
第1の発明にあっては、前記保護カバーの一端を前記タイロッドの一端に備えられたハウジング部の外周に固定することにより、前記保護カバーの一端を前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記保護カバーの長さを短くすることができる。また、前記タイロッドの一端に備えられた前記ハウジング部が、前記ボール部を支点として回転するため、前記ボール部を支点として回転する前記ハウジング部の外周の回転半径は、前記タイロッドの略中央部の回転半径よりも小さくなり、前記タイロッドの略中央部に固定された場合に比べて、前記ハウジング部の外周に固定された前記保護カバーの一端の上下方向の移動を防止することができる。
本発明の第2発明に係る操舵装置は、ラックハウジング内に、軸長方向に移動自在に支持され、前記ラックハウジングの両端部から突出したラック軸と、該ラック軸の両端夫々に一端が連結されたタイロッドと、前記ラック軸及びタイロッドを連結する連結部と、筒形をなし前記連結部を覆う保護カバーとを備え、前記連結部は、前記タイロッドの一端に備えられたボール部及び前記ラック軸の端部に備えられ、前記ボール部を摺動自在に支持するハウジング部を有する操舵装置において、前記保護カバーを固定する固定部材が前記タイロッドのボール部側に周設され、前記保護カバーの一端は、前記固定部材の外周に固定されていることを特徴とする。
第2の発明にあっては、前記保護カバーの一端を前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記保護カバーの長さを短くすることができる。さらに、前記連結部から前記保護カバーの一端までの長さが短いため、前記連結部を支点として前記タイロッドが上下方向に移動した場合においても、前記保護カバーの一端の上下方向への移動を小さくすることができる。また、前記タイロッドのボール部側に固定部材を周設することにより、前記保護カバーの一端を前記タイロッドの略中央部の外周に固定する場合に比べて、前記固定部の外径が大きくなり、前記保護カバーは、湾曲することなく固定され、また、前記連結部に接触することなく固定される。これにより、前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記タイロッドが上下方向に移動した場合において、前記保護カバーの変形を少なくすることができる。
本発明にあっては、前記保護カバーを前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記保護カバーの長さを短くすることができ、前記保護カバーの上下方向の移動を少なくし、車両などへの接触を防止することができるため前記保護カバーの破損を防止でき、車両への搭載が容易になるとともに、部品コストを低減することができる。
また、本発明にあっては、前記保護カバーを前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記保護カバーの長さを短くすることができ、前記保護カバーの寸法を小さくすることができ、破損を防止することができる。また、前記保護カバーを前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記保護カバーの変形を小さくすることができる。
また、本発明にあっては、前記保護カバーを前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記保護カバーの長さを短くすることができ、前記保護カバーの寸法を小さくすることができ、破損を防止することができる。また、前記保護カバーを前記タイロッドの略中央部に固定する場合に比べて、前記保護カバーの変形を小さくすることができる。
実施の形態1
図1は本発明に係る操舵装置1の全体構成を示す模式図である。図において、符号1は本発明に係る操舵装置であり、車体の左右方向に横置きされた中空のラック軸11と、ラック軸11を軸長方向への移動自在に内部に支持するラックハウジング10とを備えている。このラック軸11の両端は、ラックハウジング10の両側に突出され、ラック軸11の両端夫々は、連結部4、4を介してタイロッド14、14の一端が連結され、タイロッド14、14の他端は、操舵用の左右の前輪12、12に連結されたナックルアーム13、13が夫々連結されている。
図1は本発明に係る操舵装置1の全体構成を示す模式図である。図において、符号1は本発明に係る操舵装置であり、車体の左右方向に横置きされた中空のラック軸11と、ラック軸11を軸長方向への移動自在に内部に支持するラックハウジング10とを備えている。このラック軸11の両端は、ラックハウジング10の両側に突出され、ラック軸11の両端夫々は、連結部4、4を介してタイロッド14、14の一端が連結され、タイロッド14、14の他端は、操舵用の左右の前輪12、12に連結されたナックルアーム13、13が夫々連結されている。
ラックハウジング10の両端部の外周及び連結部4の外周には、両端に開口部を有し、合成樹脂製であって蛇腹状の保護カバー3が、ラック軸11及び連結部4を覆うように固定されている。
ラックハウジング10の一側半部には、これと軸心を交叉させてピニオンハウジング15が連設されており、ピニオンハウジング15の内部には、軸回りで回転自在のピニオン軸16が支持されている。
ラックハウジング10の一側半部には、これと軸心を交叉させてピニオンハウジング15が連設されており、ピニオンハウジング15の内部には、軸回りで回転自在のピニオン軸16が支持されている。
ピニオンハウジング15の内部に設けられたピニオン軸16の下部には、図示しないピニオンが一体に設けてある。また、ラックハウジング10の内部に支持されたラック軸11の外面には、ピニオンハウジング15との交叉部を含む適長に亘って図示しないラック歯が形成されており、このラック歯が、ピニオン軸16下部の前記ピニオンに噛合させてある。
ピニオン軸16の上部は、ピニオンハウジング15の上端から突出しており、ピニオン軸16の上部は、両端にユニバーサルジョイント17、17を備える中間軸18を介して操舵軸20に連結されている。
ピニオン軸16の上部は、ピニオンハウジング15の上端から突出しており、ピニオン軸16の上部は、両端にユニバーサルジョイント17、17を備える中間軸18を介して操舵軸20に連結されている。
操舵軸20は、円筒形をなすコラムハウジング21の内部に同軸上に回転自在に支持され、図示しない車室の内部に後上方に傾斜して固定支持されており、操舵輪2は、コラムハウジング21の上部に突出する操舵軸20の上端部に固定されている。
操舵輪2が操作された場合には、操舵輪2が固定された操舵軸20が軸周りに回転し、この回転が中間軸18を介してピニオン軸16に伝わり、このピニオン軸16の回転が、前記ピニオン及びラック歯の噛合部において、ラック軸の軸長方向の移動に変換される。
この移動により、タイロッド14、14を介してナックルアーム13、13を連動し、左右の前輪12、12の方向が変わり、車両の操舵が行われる。
操舵輪2が操作された場合には、操舵輪2が固定された操舵軸20が軸周りに回転し、この回転が中間軸18を介してピニオン軸16に伝わり、このピニオン軸16の回転が、前記ピニオン及びラック歯の噛合部において、ラック軸の軸長方向の移動に変換される。
この移動により、タイロッド14、14を介してナックルアーム13、13を連動し、左右の前輪12、12の方向が変わり、車両の操舵が行われる。
図2は本発明に係る連結部4を示すラック軸11の軸方向断面図である。円筒形のラックハウジング10の内側には複数の適長のブッシュ23が周設されている。ブッシュ23により、ラック軸11が軸長方向に移動自在に支持されている。ラック軸11の端部外周には、突起部25が周設され、ラックハウジング10の端部内側に周設されたラックストッパー24に当接することによりラック軸11の軸長方向の移動を規制している。
ラック軸11の端部内周は、雌ねじが形成されている。円柱形状の取付け軸45の一端には、略球状のボール部42が一体形成され、取付け軸45の他端の外周には雄ねじが形成されている。該雄ねじは、ラック軸11の雌ねじにねじ込まれ、ボール部42はラック軸11に固定されている。
ラック軸11の端部内周は、雌ねじが形成されている。円柱形状の取付け軸45の一端には、略球状のボール部42が一体形成され、取付け軸45の他端の外周には雄ねじが形成されている。該雄ねじは、ラック軸11の雌ねじにねじ込まれ、ボール部42はラック軸11に固定されている。
タイロッド14の一端内側は、雌ねじが形成されている。円柱形状の取付け軸46の一端は、略円筒形状であって、ボール部42を収容可能な凹部を備えたジョイントハウジング41が、該凹部を軸長方向外側にして一体形成されている。取付け軸46の他端の外周には雄ねじが形成され、該雄ねじは、前記タイロッド14の雌ねじにねじ込まれ、ジョイントハウジング41はタイロッド14に固定されている。
連結部4は、ジョイントハウジング41と、ジョイントハウジング41の凹部内に固定された複数の部材からなる球面座43、43…と、この球面座43、43…によって摺動自在に支持されたボール部42とを備えている。
連結部4は、ジョイントハウジング41と、ジョイントハウジング41の凹部内に固定された複数の部材からなる球面座43、43…と、この球面座43、43…によって摺動自在に支持されたボール部42とを備えている。
保護カバー3の一端は、金属製であって円環状のバンド26によりジョイントハウジング41の外周に固定されている。ラックハウジング10の端部外周には、バンド28により保護カバー3の他端が固定されてある。これにより、ラックハウジング10から突出するラック軸11及び連結部4は保護カバー3により覆われ、車両走行時に、泥、ごみなどが、ラック軸11及び連結部4夫々の表面に付着すること並びに連結部4のジョイントハウジング41の内部に入り込むことを防止することができる。
車両走行時に操舵操作を行うと、ラック軸11は軸長方向に移動し、この移動に伴って、連結部4、4及びタイロッド14、14も軸長方向に移動し、保護カバー3は伸縮をする。また、路面の状態に応じて、前輪12、12が上下方向に移動すると、ナックルアーム13、13を介して前輪12、12に連結されたタイロッド14、14の一端に固定されたジョイントハウジング41は、ボール部42を支点にして回転する。しかし、前輪12、12の上下方向の移動に比べて、ジョイントハウジング41の外周の回転半径が小さいため、ジョイントハウジング41の外周に固定された保護カバー3の一端における上下方向の動きは、極めて小さくなる。
これにより、保護カバー3の一端は、ラック軸11の略軸長方向にのみ移動することになり、保護カバー3が大きく伸縮、変形して、ラック軸11、連結部4及び車体などに接触することを防止できる。
また、従来の例に比べて、保護カバー3の長さを短くすることができ、保護カバー3の寸法が小さくなり、車両内のスペースを削減できるとともに、部品コストも低減することができる。
また、従来の例に比べて、保護カバー3の長さを短くすることができ、保護カバー3の寸法が小さくなり、車両内のスペースを削減できるとともに、部品コストも低減することができる。
本発明では、保護カバー3は、バンド26、28により固定されていたが、他の方法で固定してもよい。また、ジョイントハウジング41は、螺旋によりタイロッド14の一端に固定されていたが、他の方法で固定されてもよく、また、一体成形されてあってもよい。さらに、ボール部42は、螺旋によりラック軸11の端部に固定されていたが、他の方法で固定されてもよく、また、一体成形されてあってもよい。
実施の形態2
図3は本発明に係る連結部4を示すラック軸11の軸方向断面図である。以下、実施の形態1と同様の構成である部分の説明は省略する。
タイロッド14の一端には、略球状のボール部48が一体成形されてあり、タイロッド14のボール部側の外周には、後述するジョイントハウジング47の外径と略同径を有するリング部材27が外嵌されている。
ラック軸11の端部内周は、雌ねじが形成されている。円柱形状の取付け軸49の一端には、略円筒形状であって、ボール部48を収容可能な凹部を備えたジョイントハウジング47が、該凹部を軸長方向外側にして一体形成されている。取付け軸49の他端の外周には雄ねじが形成され、該雄ねじは、前記ラック軸11の雌ねじにねじ込まれ、ジョイントハウジング47はラック軸11に固定されている。
図3は本発明に係る連結部4を示すラック軸11の軸方向断面図である。以下、実施の形態1と同様の構成である部分の説明は省略する。
タイロッド14の一端には、略球状のボール部48が一体成形されてあり、タイロッド14のボール部側の外周には、後述するジョイントハウジング47の外径と略同径を有するリング部材27が外嵌されている。
ラック軸11の端部内周は、雌ねじが形成されている。円柱形状の取付け軸49の一端には、略円筒形状であって、ボール部48を収容可能な凹部を備えたジョイントハウジング47が、該凹部を軸長方向外側にして一体形成されている。取付け軸49の他端の外周には雄ねじが形成され、該雄ねじは、前記ラック軸11の雌ねじにねじ込まれ、ジョイントハウジング47はラック軸11に固定されている。
連結部4は、ジョイントハウジング47と、ジョイントハウジング47の凹部内に固定された複数の部材からなる球面座43、43…と、この球面座43、43…によって摺動自在に支持されたボール部48とを備えている。
保護カバー3の一端は、金属製であって円形状のバンド29によりリング部材27の外周に固定されている。ラックハウジング10の端部外周には、バンド28により保護カバー3の他端が固定されてある。これにより、保護カバー3の一端は、タイロッド14の外径より大きい径を有するリング部材27であって、ジョイントハウジング47の外径と略同径を有するリング部材27の外周に固定されるため、保護カバー3は、湾曲することなく固定することが可能となり、また、連結部4に接触せずに固定することができる。
また、ラックハウジング10から突出するラック軸11及び連結部4は保護カバー3により覆われ、車両走行時に、泥、ごみなどが、ラック軸11及び連結部4夫々の表面に付着すること並びに連結部4のジョイントハウジング47の内部に入り込むことを防止することができる。
また、ラックハウジング10から突出するラック軸11及び連結部4は保護カバー3により覆われ、車両走行時に、泥、ごみなどが、ラック軸11及び連結部4夫々の表面に付着すること並びに連結部4のジョイントハウジング47の内部に入り込むことを防止することができる。
車両走行時に操舵操作を行うと、ラック軸11は軸長方向に移動し、この移動に伴って、連結部4及びタイロッド14、14も軸長方向に移動し、保護カバー3は伸縮をする。また、路面の状態に応じて、前輪12、12が上下方向に移動すると、ナックルアーム13、13を介して前輪12、12に連結されたタイロッド14、14のボール部48が、ジョイントハウジング47の凹部内で回転するため、タイロッド14、14は、ボール部48を支点として上下方向に移動する。保護カバー3の一端は、前記タイロッドのボール部48側に外嵌されたリング部材27の外周に固定されているため、保護カバー3の一端がタイロッド14、14の略中央部に固定されていた場合に比べて、保護カバー3の長さを短くできるとともに、保護カバー3の変形を小さくすることができる。
また、保護カバー3の一端が、リング部材27の外周に固定されているため、タイロッド14の一端にボール部48が備えられている構造であっても、また、ジョイントハウジング47の外形に拘わらず、連結部4を覆って保護カバーを固定することができる。
また、保護カバー3の一端が、リング部材27の外周に固定されているため、タイロッド14の一端にボール部48が備えられている構造であっても、また、ジョイントハウジング47の外形に拘わらず、連結部4を覆って保護カバーを固定することができる。
これにより、保護カバー3の一端は、ラック軸11の略軸長方向にのみ移動することになり、保護カバー3が伸縮し、又は変形して、ラック軸11、連結部4及び車体などに接触することを防止できる。
また、タイロッド14のボール部48側に、リング部材27を周設したことにより、連結部4を覆って保護カバー3を固定することができる。
また、従来の例に比べて、保護カバー3の長さを短くすることができ、保護カバー3の寸法が小さくなり、車両内のスペースを削減できるとともに、部品コストも低減することができる。
また、タイロッド14のボール部48側に、リング部材27を周設したことにより、連結部4を覆って保護カバー3を固定することができる。
また、従来の例に比べて、保護カバー3の長さを短くすることができ、保護カバー3の寸法が小さくなり、車両内のスペースを削減できるとともに、部品コストも低減することができる。
本発明では、保護カバー3は、バンド28、29により固定されていたが、他の方法で固定してもよい。また、ジョイントハウジング47は、螺旋によりラック軸11の一端に固定されていたが、他の方法で固定されてもよく、また、一体成形されてあってもよい。さらに、リング部材27は、タイロッド14に一体成形されてあってもよい。
また、本発明では、タイロッド14の一端にボール部48が備えられ、ラック軸11の端部にジョイントハウジング47が備えられているが、タイロッド14の一端にジョイントハウジング47を備え、ラック軸11の端部にボール部48を備える構成であってもよい。
また、本発明では、タイロッド14の一端にボール部48が備えられ、ラック軸11の端部にジョイントハウジング47が備えられているが、タイロッド14の一端にジョイントハウジング47を備え、ラック軸11の端部にボール部48を備える構成であってもよい。
1 操舵装置
2 操舵輪
3 保護カバー
4 連結部
10 ラックハウジング
11 ラック軸
12 前輪
13 ナックルアーム
14 タイロッド
23 ブッシュ
24 ラックストッパー
25 突起部
27 リング部材(固定部材)
41、47 ジョイントハウジング(ハウジング部、連結部)
42、48 ボール部(連結部)
43 球面座(ハウジング部、連結部)
2 操舵輪
3 保護カバー
4 連結部
10 ラックハウジング
11 ラック軸
12 前輪
13 ナックルアーム
14 タイロッド
23 ブッシュ
24 ラックストッパー
25 突起部
27 リング部材(固定部材)
41、47 ジョイントハウジング(ハウジング部、連結部)
42、48 ボール部(連結部)
43 球面座(ハウジング部、連結部)
Claims (2)
- ラックハウジング内に、軸長方向に移動自在に支持され、前記ラックハウジングの両端部から突出したラック軸と、該ラック軸の両端夫々に一端が連結されたタイロッドと、前記ラック軸及びタイロッドを連結する連結部と、筒形をなし前記連結部を覆う保護カバーとを備え、前記連結部は、前記ラック軸の端部に備えられたボール部及び前記タイロッドの一端に備えられ、前記ボール部を摺動自在に支持するハウジング部を有する操舵装置において、
前記保護カバーの一端は、前記ハウジング部の外周に固定されていることを特徴とする操舵装置。 - ラックハウジング内に、軸長方向に移動自在に支持され、前記ラックハウジングの両端部から突出したラック軸と、該ラック軸の両端夫々に一端が連結されたタイロッドと、前記ラック軸及びタイロッドを連結する連結部と、筒形をなし前記連結部を覆う保護カバーとを備え、前記連結部は、前記タイロッドの一端に備えられたボール部及び前記ラック軸の端部に備えられ、前記ボール部を摺動自在に支持するハウジング部を有する操舵装置において、
前記保護カバーを固定する固定部材が前記タイロッドのボール部側に周設され、前記保護カバーの一端は、前記固定部材の外周に固定されていることを特徴とする操舵装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003341656A JP2005104352A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 操舵装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP (1) | JP2005104352A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100862268B1 (ko) | 2007-10-30 | 2008-10-09 | 현대자동차주식회사 | 상용차용 타이로드 |
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2003
- 2003-09-30 JP JP2003341656A patent/JP2005104352A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100862268B1 (ko) | 2007-10-30 | 2008-10-09 | 현대자동차주식회사 | 상용차용 타이로드 |
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