JP2005103964A - インクの廃液機構及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で廃液を可能にし、廃液タンク及びは廃液配管からの雰囲気の逆流を防止すること。
【解決手段】リザーバタンク5から溢れたインク液1及び分配器6から溢れたインク液1を廃液として収集するオーバフロータンク20の底面に、このオーバフロータンク20内の廃液を廃液集積タンク14内に送る廃液送り管31における廃液集積タンク14内に貫装された接続用排出管32の排出口33に一方向弁34を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】リザーバタンク5から溢れたインク液1及び分配器6から溢れたインク液1を廃液として収集するオーバフロータンク20の底面に、このオーバフロータンク20内の廃液を廃液集積タンク14内に送る廃液送り管31における廃液集積タンク14内に貫装された接続用排出管32の排出口33に一方向弁34を設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えばインクジェット方式の画像形成装置に係り、インクタンクからインクヘッドにインク液を供給するインク経路から溢れた前記インク液を排出するインクの廃液機構及びその方法に関する。
インクジェット方式の画像形成装置は、インクタンクに収容されているインク液をリザーバタンクを介して分配器に送り、この分配器から複数のインクヘッドに供給し、これらインクヘッドからインク液を記録用紙等の画像形成媒体に向けて噴射することにより画像を画像形成媒体上に形成する。このような画像形成装置では、例えばリザーバタンクから溢れたインク液や各インクヘッドに対するメンテナンス時に各インクヘッドから落ちたインク液を廃液として排出する必要がある。
このような廃液の排出方法は、例えば特許文献1に記載されている。この特許文献1は、記録ヘッドの目詰まりを解消するために記録ヘッドから予備吐出しされたインク液を廃液チューブなどを通して構造部材内に自然落下させ、又記録ヘッドの吐出口面をワイパーブレードによってクリーニングしたときにワイパーブレードに付着したインク液をワイパートレイに落下させ、このワイパートレイに落下したインク液を構造部材内に自然落下させる。又、記録ヘッドの吐出口面をキャッピングするキャップからの廃液は、吸引ポンプの駆動により構造部材内に排出させる。そして、構造部材内の廃液の液面が所定の高さよりも高くなると、構造部材内が吸引ポンプによって加圧されることにより、構造部材内の廃液が廃液タンク内に排出される。
特開2000−289232号公報
特許文献1は、構造部材内に収集された廃液を吸引ポンプの駆動による加圧により廃液タンク内に排出するものであり構成が複雑である。また、メンテナンス後等の各色インク廃液が廃液チューブ等を介して収集される当該構造部材内の雰囲気は、例えば微小な塵、埃等を有するので、一般にフィルタ等の除去をしてからインクヘッドのインク供給系等において使用するか、又は、当該雰囲気を使用せずに他の一般大気開放口から流入される大気をインクヘッドのインク供給系において使用するか、さらには一般大気開放口の配管途中にフィルタ等を介した後の大気をインクヘッドのインク供給系において使用するのが一般的である。
しかしながら、特許文献1は、構造部材内へサブタンクから供給ポンプを用いてインク供給する際、廃液チューブを一部通して供給させる構成をとることからも、廃液チューブ内における微小な塵、埃等が混在する雰囲気に対して考慮されていない。
本発明は、インクタンクに収容されているインク液をリザーバタンクから分配器を介してインクヘッドに供給し、このインクヘッドからインク液を画像形成媒体に噴射して画像形成する画像形成装置におけるインクの廃液機構において、少なくともリザーバタンクから溢れ出たインク液を収集するオーバフロータンクと、少なくともオーバフロータンクからのインク液及びインクヘッドをメンテナンスしたときに回収されたインク液を廃液として集積する廃液集積タンクと、オーバフロータンクに接続された大気開放口と、オーバフロータンク内のインク液を廃液集積タンクに送る廃液送り管と、廃液集積タンク内に設けられ、廃液送り管により送られてきたインク液を廃液集積タンク内のみへの一方向に送り込む一方向弁とを具備したインクの廃液機構である。
本発明は、インクタンクに収容されているインク液をリザーバタンクから分配器を介してインクヘッドに供給し、このインクヘッドからインク液を画像形成媒体に噴射して画像形成する画像形成装置におけるインクの廃液機構において、リザーバタンクから溢れ出たインク液、分配器から溢れ出たインク液を収集するリザーバタンクよりも下方の位置に設けられたオーバフロータンクと、オーバフロータンクからのインク液、インクヘッドのメンテナンス時にインクヘッドから落ちたインク液、及びインクヘッドのメンテナンス時にインクヘッドの表面から吸い取られたインク液を廃液として集積するオーバフロータンクよりも下方の位置に設けられた廃液集積タンクと、オーバフロータンクに接続された大気開放口と、オーバフロータンクと廃液集積タンクとの間に設けられ、廃液集積タンク側を廃液集積タンク内に貫装し、かつ廃液集積タンク内において水平方向に設けられた排出口を有し、大気開放口の開放によるオーバフロータンク内への大気の流入とオーバフロータンク内のインク液の自重とによりオーバフロータンク内から流出したインク液を廃液集積タンク内に送る廃液送り管と、廃液集積タンク内に貫装された排出口に設けられ、廃液送り管により送られてきたインク液を当該インク液の流れ込みによる流圧により開放して廃液集積タンク内のみへの一方向に送り込む一方向弁とを具備したインクの廃液機構である。
本発明は、インクタンクに収容されているインク液をリザーバタンクから分配器を介してインクヘッドに供給し、このインクヘッドからインク液を画像形成媒体に噴射して画像形成する画像形成装置におけるインクの廃液方法において、少なくともリザーバタンクから溢れ出たインク液を収集するオーバフロータンクをリザーバタンクよりも下方の位置に設けると共に、少なくともオーバフロータンクからのインク液及びインクヘッドをメンテナンスしたときに回収されたインク液を廃液として集積する廃液集積タンクをオーバフロータンクよりも下方の位置に設け、オーバフロータンク内のインク液を、オーバフロータンクに接続された大気開放口からのオーバフロータンク内への大気の流入圧とオーバフロータンク内のインク液の自重とにより廃液集積タンク内に廃棄するインクの廃液方法である。
本発明は、オーバフロータンクから溢れたインク液をインク集積タンクへインク液の自重作用のみで廃液可能とすると共に、インク廃液時以外は、インク集積タンク内の雰囲気をオーバフロータンク内へ流入することを防止できるインクの廃液機構及びその方法を提供できる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はインクの廃液機構を用いたインクジェット方式の画像形成装置の全体構成図である。このインクジェット方式の画像形態装置には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロ(Y)の各色のインク液1をそれぞれ収容する複数のインクタンク2が設けられている。なお、図1では1色のインク液1に対する1インク経路のみを示す。インクタンク2には、開閉弁3を設けたインク経路チューブ4が接続されている。このインク経路チューブ4は、湾曲して下方に配置され、下端口をリザーバタンク5内のインク液1に浸している。
リザーバタンク5には、インク分配器6に接続されたインク液供給チューブ7の吸込み口がインク液1に浸されている。
インク分配器6の下部には、インク入液流路8、インク流路の封止機構9を介してインクジェット方式の複数のインクヘッド10が接続されている。このインクヘッド10は、固定配置されるもので、下面に複数のノズルを例えば一列に配列している。このインクヘッド10は、当該インクヘッド10の下方に搬送される記録用紙等の画像形成媒体11に対して複数のノズルからインク液1を噴射する。なお、各インクヘッド10は、図示する煩雑さを避けるために1個だけ示す。
ここで、リザーバタンク5は、各インクタンク2の高さ位置よりも下方に設けられている。インク分配器6は、各インクタンク2の高さ位置よりも下方で、かつリザーバタンク5の高さ位置よりも上方に設けられている。又、各インクヘッド10の下面は、リザーバタンク5内に収容されているインク液1の液面高さよりも高く設けられている。
各インクヘッド10の下方には、それぞれインクパン12が設けられている。これらインクパン12は、各インクヘッド10のメンテナンス時に、当該インクヘッド10の下面に対してワイパーを摺動させてクリーニングしたときにインクヘッドから落ちたインク液1を収集する。これらインクパン12は、上部を開放した容器であり、その底面を傾斜してある。このインクパン12の底面における傾斜の下部側には、インク液排出チューブ13が設けられている。このインク液排出チューブ13は、インクパン12内に収集されたインク液1を廃液集積タンク14内に送る。
又、各インクヘッド10の下方には、それぞれヘッド吸引ノズル15が設けられている。これらヘッド吸引ノズル15には、各インク液排出チューブ16が設けられている。これらインク液排出チューブ16の途中には、それぞれ吸引チャンバ17を介して吸引ファン18が設けられている。これら吸引ファン18は、ファンを回転動作させることにより、吸引チャンバ17からインク液排出チューブ16を通してヘッド吸引ノズル15に吸引動作を行わせる。これにより、各ヘッド吸引ノズル15は、各インクヘッド10のメンテナンス時に各インクヘッドの下面からインク液1を吸い取る。これらインクヘッドの下面から吸い取られたインク液1は、各インク液排出チューブ16を通って廃液集積タンク14内に送られる。
リザーバタンク5には、インク液排出チューブ19が設けられている。このインク液排出チューブ19は、リザーバタンク5の上面から導出され、さらに湾曲して下方に配置されてオーバフロータンク20に接続されることにより、リザーバタンク5から溢れたインク液1をオーバフロータンク20に送る。このインク液排出チューブ19には、開閉弁21が設けられている。
又、インク液排出チューブ19の途中には、加圧用チューブ22が分岐して設けられている。この加圧用チューブ22は、加圧チャンバ23を介して加圧ファン24に接続されている。又、加圧用チューブ22には、加圧用開閉弁25が設けられている。
通常、開閉弁21が開放され、加圧用開閉弁25が閉じている。これにより、リザーバタンク5から溢れたインク液1は、インク液排出チューブ19を通してオーバフロータンク20に送られる。
メンテナンス時、開閉弁21が閉ざされ、加圧用開閉弁25が開放される。この状態で、加圧ファン24のファンが回転することにより、加圧チャンバ23から加圧用チューブ22を通してリザーバタンク5のインク液排出チューブ19の流入口側に気体の圧力が加えられる。これにより、インク液排出チューブ19の流入口内に残留するインク液1がリザーバタンク5側に戻されると共に、リザーバタンク5内が加圧されてインク液1は分配器6に圧送される。
オーバフロータンク20は、リザーバタンク5の高さ位置よりも下方に設けられている。このオーバフロータンク20は、分配器6との間にインク液排出チューブ26が接続されている。このインク液排出チューブ26には、開閉弁27が接続されている。このインク液排出チューブ26は、分配器6から溢れたインク液1をオーバフロータンク20内に送る。なお、オーバフロータンク20は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロ(Y)の各色のインク液1に対する各インク経路で溢れたインク液1を収集する。
又、オーバフロータンク20は、上方に向って設けられた大気開放管28が接続されている。この大気開放管28は、端部に大気開放フィルタ30が設けられている。
このオーバフロータンク20は、その底面が傾斜しており、傾斜した下方側の側面には、廃液送り管31が設けられている。この廃液送り管31は、下方に向って配置され、その下端部に廃液集積タンク14内に貫装された接続用排出管32が設けられている。
この接続用排出管32は、下方の延びかつその先端部で略90度折り曲がった略L字形状に形成されている。この接続用排出管32の折り曲がった端部には、排出口33が設けられている。このように排出口33は、接続用排出管32が略L字形状に形成されているので、廃液集積タンク14内において水平方向に向いて配管されている。この排出口33の切口の方向は、水平面に対して所定の角度θに傾斜している。
この排出口33には、一方向弁34が設けられている。この一方向弁34は、図2に示すように排出口33の上部に設けられた支点35を中心に矢印A方向に回動する。これにより、一方向弁34は、当該一方向弁34の自重によって排出口33を閉じている。一方、前記オーバフロータンク20の廃液送り管31からインク液1が流れ込むと、インク液1の流圧により排出口33を開放してインク液1を廃液集積タンク14内に送る。従って、一方向弁34は、廃液送り管31から接続用排出管32を通って流れ込むインク液1が無ければ、排出口33を閉じる。
又、排出口33は、図3に示すように傾斜の切口を有しないものを用い、一方向弁34を接続用排出管32の内部に傾斜して設けてもよい。これによっても、一方向弁34は、廃液送り管31から接続用排出管32を通って流れ込むインク液1の流圧により排出口33を開放してインク液1を廃液集積タンク14内に送り、かつ廃液送り管31から接続用排出管32を通って流れ込むインク液1が無ければ、排出口33を閉じる。
一方向弁34は、例えば板バネやスプリング等の弾性部材の付勢力により排出口33を閉じるようにしてもよい。
廃液集積タンク14は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロ(Y)の各色のインク液1の廃液を一時収集する。この廃液集積タンク14の底面には、廃液管35を介して廃液タンク36が接続されている。この廃液タンク36は、廃液集積タンク14内に一時集積されたインク液1の廃液を集積する。
又、オーバフロータンク20の側面には、液面センサ37が設けられている。この液面センサ37は、オーバフロータンク20内に収集されたインク液1の液量が所定の液量になったことを検出してその検出信号を出力する。
廃液制御部40は、液面センサ37から出力された検出信号が入力されると、インク液1の満杯報知指示を報知部41に送る。この報知部41は、廃液制御部40からの満杯報知指示を受けてインク液1の当該オーバフロータンク20の満杯表示を行ったり、警報等を発する。
次に、前記の如く構成された装置の動作について説明する。
インクヘッド10のメンテナンスでは、インクヘッド10の下面に対してワイパーを摺動させてクリーニングを行う。このとき、インクヘッドから落ちたインク液1は、インクパン12に収集される。このインクパン12は、その底面を傾斜してあるので、インクパン12内に収集されたインク液1は、インクパン12の底面における傾斜の下部側に設けられたインク液排出チューブ13を通して廃液集積タンク14内に送られる。この廃液集積タンク14内には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロ(Y)の各色のインク液1の廃液が集積される。
又、インクヘッド10のメンテナンスでは、インクヘッド10の下面に対してヘッド吸引ノズル15が走査される。このとき、ヘッド吸引ノズル15は、吸引ファン18の動作によって吸引動作を行う。これにより、ヘッド吸引ノズル15は、各インクヘッド10の下面からインク液1を吸い取る。これらインクヘッド10の下面から吸い取られたインク液1は、各インク液排出チューブ16を通って廃液集積タンク14内に送られる。これにより、廃液集積タンク14内には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロ(Y)の各色のインク液1の廃液が集積される。
リザーバタンク5の液面センサ38が液面検知すると、正常動作における開閉弁3は閉じられ、リザーバタンク5へのインク供給は停止する。例えば、何らかの原因(異常発生)で開閉弁3が閉じられなかった場合、インクタンク2からリザーバタンク5へのインク液1の供給量が増大してリザーバタンク5内のインク液1が満杯になると、このインク液1は、インク液排出チューブ19を通してオーバフロータンク20内に送られる。これにより、オーバフロータンク20内に収集されるインク液1の量が次第に増加し、その液面が上昇し、一定量を超えた場合に超過した分のインク液1を廃液送り管31を介して廃液集積タンク14内に集積する。なお、オーバフロータンク20内には、分配器6の液面センサ39の液面検知異常等によって溢れた各色のインク液1もインク液排出チューブ26を通して収集される。
オーバフロータンク20は、リザーバタンク5よりも下方の位置に設けられ、かつ廃液集積タンク14は、オーバフロータンク20よりも下方の位置に設けられているので、オーバフロータンク20内のインク液1は、大気開放口30の開放によるオーバフロータンク20内への大気の流入とオーバフロータンク20内のインク液1の自重とにより廃液送り管31を通って廃液集積タンク内に廃棄される。
これと共に、廃液制御部40は、液面センサ37から出力された検出信号を入力したときに、インク液1の満杯報知指示を報知部41に送る。この報知部41は、廃液制御部40からの満杯報知指示を受けてインク液1の満杯表示を行ったり、警報等を発する。
インク液1が廃液送り管31を通って廃液集積タンク内に廃棄されるとき、一方向弁34は、廃液送り管31から接続用排出管32を通って流れ込むインク液1の流圧により排出口33を開放してインク液1を廃液集積タンク14内に送る。なお、一方向弁34は、廃液送り管31から接続用排出管32を通って流れ込むインク液1が無ければ、排出口33を閉じており、廃液集積タンク14内の雰囲気の接続用排出管32内及びオーバフロータンク20内への逆流を防止している。そして、廃液集積タンク14内に一時集積されたインク液1の廃液は、最終的に廃液管35を通して廃液タンク36に送られる。
このように上記一実施の形態によれば、リザーバタンク5から溢れたインク液1及び分配器6から溢れたインク液1を廃液として収集するオーバフロータンク20の底面に、このオーバフロータンク20内の廃液を廃液集積タンク14内に送る廃液送り管31における廃液集積タンク14内に貫装された接続用排出管32の排出口33に一方向弁34を設けた。
これにより、オーバフロータンク20内のインク液1は、大気開放口30の開放によるオーバフロータンク20内への大気の流入とオーバフロータンク20内のインク液1の自重とにより廃液送り管31を通って廃液集積タンク内に廃液される。このとき、一方向弁34は、廃液送り管31から接続用排出管32を通って流れ込むインク液1の流圧により排出口33を開放してインク液1を廃液集積タンク14内に送り、かつ廃液送り管31から流れ込むインク液1が無ければ、排出口33を閉じて廃液集積タンク14内の雰囲気の接続用排出管32内及びオーバフロータンク20内への逆流を防止する。
この廃液集積タンク14内の雰囲気の接続用排出管32内及びオーバフロータンク20内への逆流の防止は、ポンプ等を用いて強制的に行うのでなく、一方向弁34が廃液送り管31から接続用排出管32を通って自然落下により流れ込むインク液1の流圧により開放するという簡単な構成で実現できる。
なお、この発明は、上記一実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1:インク液、2:インクタンク、3:開閉弁、4:インク経路チューブ、5:リザーバタンク、6:インク分配器、7:インク液供給チューブ、8:インク入液流路、9:インク流路の封止機構、10:インクヘッド、11:画像形成媒体、12:インクパン、13:インク液排出チューブ、14:廃液集積タンク、15:ヘッド吸引ノズル、16:インク液排出チューブ、17:吸引チャンバ、18:吸引ファン、19:インク液排出チューブ、20:オーバフロータンク、21:開閉弁、22:加圧用チューブ、23:加圧チャンバ、24:加圧ファン、25:加圧用開閉弁、26:インク液排出チューブ、27:開閉弁、28:大気開放管、30:大気開放フィルタ、31:廃液送り管、32:接続用排出管、33:排出口、34:一方向弁、35:支点、36:廃液タンク、37〜39:液面センサ、40:廃液制御部、41:報知部。
Claims (13)
- インクタンクに収容されているインク液をリザーバタンクから分配器を介してインクヘッドに供給し、このインクヘッドから前記インク液を画像形成媒体に噴射して画像形成する画像形成装置におけるインクの廃液機構において、
少なくとも前記リザーバタンクから溢れ出た前記インク液を収集するオーバフロータンクと、
少なくとも前記オーバフロータンクからの前記インク液及び前記インクヘッドをメンテナンスしたときに回収された前記インク液を廃液として集積する廃液集積タンクと、
前記オーバフロータンクに接続された大気開放口と、
前記オーバフロータンク内の前記インク液を前記廃液集積タンクに送る廃液送り管と、
前記廃液集積タンク内に設けられ、前記廃液送り管により送られてきた前記インク液を前記廃液集積タンク内のみへの一方向に送り込む一方向弁と、
を具備したことを特徴とするインクの廃液機構。 - 前記廃液送り管は、前記インク液の排出口に前記一方向弁を設け、かつ前記排出口は、前記廃液集積タンク内において水平方向に設けたことを特徴とする請求項1記載のインクの廃液機構。
- 前記一方向弁は、前記インク液の流れ込みによる流圧により開放することを特徴とする請求項1又は2記載のインクの廃液機構。
- 前記廃液送り管は、前記廃液集積タンク内に貫装され、かつ略L字形状に形成された排出口を有する接続用排出管を設け、
前記接続用排出管の前記排出口側は、前記廃液集積タンク内において水平方向に設けたことを特徴とする請求項1記載のインクの廃液機構。 - 前記排出口の切口は、前記廃液集積タンク内の水平面に対して傾斜して形成されたことを特徴とする請求項2又は4記載のインクの廃液機構。
- 前記オーバフロータンクは、前記リザーバタンクよりも下方の位置に設けられ、
前記廃液集積タンクは、前記オーバフロータンクよりも下方の位置に設けられ、
前記オーバフロータンク内の前記インク液は、前記大気開放口の開放による前記オーバフロータンク内への大気の流入と前記オーバフロータンク内の前記インク液の自重とによって前記廃液集積タンク内に廃棄されることを特徴とする請求項1記載のインクの廃液機構。 - 前記オーバフロータンク内に収集された前記インク液の液量が所定の液量になったことを検出してその検出信号を出力する液面センサと、
前記液面センサから出力された前記検出信号を受信して前記インク液が溢れたことを報知する報知部と、
を有することを特徴とする請求項1又は6記載のインクの廃液機構。 - 前記大気開放口は、大気開放フィルタを通過した大気を前記オーバフロータンク内に導くことを特徴とする請求項1記載のインクの廃液機構。
- 前記オーバフロータンクは、前記リザーバタンクから溢れ出た前記インク液、前記分配器から溢れ出た前記インク液を収集することを特徴とする請求項1記載のインクの廃液機構。
- 前記廃液集積タンクは、前記オーバフロータンクからの前記インク液、前記インクヘッドのメンテナンス時に前記インクヘッドから落ちた前記インク液、及び前記インクヘッドのメンテナンス時に前記インクヘッドの表面から吸い取られた前記インク液を廃液として集積することを特徴とする請求項1記載のインクの廃液機構。
- 前記廃液集積タンクの高さ位置よりも下方に設けられ、前記廃液集積タンクからの前記廃液を最終的に貯える廃液タンクが接続されたことを特徴とする請求項1記載のインクの廃液機構。
- インクタンクに収容されているインク液をリザーバタンクから分配器を介してインクヘッドに供給し、このインクヘッドから前記インク液を画像形成媒体に噴射して画像形成する画像形成装置におけるインクの廃液機構において、
前記リザーバタンクから溢れ出た前記インク液、前記分配器から溢れ出た前記インク液を収集する前記リザーバタンクよりも下方の位置に設けられたオーバフロータンクと、
前記オーバフロータンクからの前記インク液、前記インクヘッドのメンテナンス時に前記インクヘッドから落ちた前記インク液、及び前記インクヘッドのメンテナンス時に前記インクヘッドの表面から吸い取られた前記インク液を廃液として集積する前記オーバフロータンクよりも下方の位置に設けられた廃液集積タンクと、
前記オーバフロータンクに接続された大気開放口と、
前記オーバフロータンクと前記廃液集積タンクとの間に設けられ、前記廃液集積タンク側を前記廃液集積タンク内に貫装し、かつ前記廃液集積タンク内において水平方向に設けられた排出口を有し、前記大気開放口の開放による前記オーバフロータンク内への大気の流入と前記オーバフロータンク内の前記インク液の自重とにより前記オーバフロータンク内から流出した前記インク液を前記廃液集積タンク内に送る廃液送り管と、
前記廃液集積タンク内に貫装された前記排出口に設けられ、前記廃液送り管により送られてきた前記インク液を当該インク液の流れ込みによる流圧により開放して前記廃液集積タンク内のみへの一方向に送り込む一方向弁と、
を具備したことを特徴とするインクの廃液機構。 - インクタンクに収容されているインク液をリザーバタンクから分配器を介してインクヘッドに供給し、このインクヘッドから前記インク液を画像形成媒体に噴射して画像形成する画像形成装置におけるインクの廃液方法において、
少なくとも前記リザーバタンクから溢れ出た前記インク液を収集するオーバフロータンクを前記リザーバタンクよりも下方の位置に設けると共に、少なくとも前記オーバフロータンクからの前記インク液及び前記インクヘッドをメンテナンスしたときに回収された前記インク液を廃液として集積する廃液集積タンクを前記オーバフロータンクよりも下方の位置に設け、
前記オーバフロータンク内の前記インク液を、前記オーバフロータンクに接続された大気開放口からの前記オーバフロータンク内への大気の流入圧と前記オーバフロータンク内の前記インク液の自重とにより前記廃液集積タンク内に廃棄することを特徴とするインクの廃液方法。
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