JP5337827B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents
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Description
これらのインクジェットプリンタにおいては、プリンタの吐出特性に応じた粘度や表面張力等の物性値に適宜調製されたインクが使用されている。そして、インクに要求される種々の特性のなかでも、インクを流動させたときの泡の発生は、インク回収時の回収不良や吐出の不安定性を招き、吸排気口からインクが溢れ出すなど、好ましくない特性となっている。
従って、泡を発生しやすい原料を用いてインクを調製する場合、あるいは仕上がった処方が泡を多量に発生するような場合は、泡の発生を抑えるためにシリコン系消泡剤等の消泡成分が添加されることが多い。
また、特許文献2には、DOD方式のインクジェットプリンタにおける排出液の発泡の対応について消泡剤の使用と消泡手段が記載されている。しかしながら、DOD方式におけるメンテナンス用のインク排出に伴うものであるため、対象とするインク量は少なく、断続的なインク回収となっている。すなわち、ほぼ連続的にインクを回収するコンティニュアス方式のインクジェットプリンタにおけるインク回収とは、あまりにも回収形態が異なる。前記したような消泡剤の使用は泡の発生を顕著に抑えることができるため、対応策として好ましい方法ではあるが、インクの用途においては、印字後の消泡剤の影響によるはじきや、ピンホール発生による印字の不適正が問題になることがある。また、使用用途によっては消泡剤自体の使用が制限される分野もある。更に、水性のインクにおいては、一般的に使用される消泡剤であるシリコン樹脂のエマルジョンが、温度変化や経時において安定な分散性をなくして消泡性を失ったり、あるいはエマルジョンの破壊によりインク容器や送液の配管の一部に付着、堆積する等の発生を生じることがある。
各図において、この実施形態に係るインクジェットプリンタ1は、インクを貯留するインクタンク2と、インクタンク2からメインタンク10を経て供給されるインクを被印刷物P(例えば鶏卵)の表面に向けて噴射するプリントヘッド3と、プリントヘッド3から噴射されたインクのうち印刷に使用されないインク滴Kdを回収してインクインク2に戻すためのインク回収手段4とを備えている。
インクジェットプリンタ1において、プリントヘッド3のノズル31から吐出されたインクKdは被印刷物Pの表面に噴射される。一方、ノズルプレート33から噴射されたインクKdのうち、印字に無関係な、偏向を受けないインク滴Kdは、ガター41に吸い込まれて回収される。このガター41に回収されたインクは、回収管42を通り回収ポンプ43により前受けタンク44へ送られる。同時に回収ポンプ43によって吸込み側管路72からの気体も供給されることによりインクが加圧される。回収インク量は例えば5mL/分であり、回収ポンプ43から吐出される空気量は例えば5L/分である。このように加圧されたインクおよび気体が、噴射ノズル61で絞られている霧噴出口62により霧状の霧滴Kfにされて前受けタンク44内に噴出される。このようにして、前受けタンク44に戻されたインクKrのうち、泡Wを含まない液体部分のインクKrのみが連通管12を通ってインクタンク2に流入する。そして、ポンプ9の駆動によりインクタンク2からメインタンク10に移送されたのち、ポンプ11の駆動によりストレーナ16およびレギュレータ17を経てプリンタヘッド3に送られ使用される。
また、発泡性のあるインクジェットインクとして、鉄クロロフィリンナトリウム2〜6重量%、プロピレングリコール10〜25重量%、糊料0.01〜1重量%、水(残部)からなるインクであり、使用される湖料がヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナトリウム等の天然物からの誘導体となっている食品添加物ないし食品素材とより構成したインクであることより、卵の卵殻へのマーキングに適するものとなる。
2 インクタンク
2C 下底面
3 プリントヘッド
4 インク回収手段
5 泡立ち防止手段
6 霧噴出機構
7 気体供給装置
12 連結管
42 回収管
43 回収ポンプ
44 前受けタンク
44C 下底面
47 係止用蓋
57 吸排気用配管
58 ジョイント
59 吸排気口
61 噴射ノズル
61A ノズル先端部
62 霧噴出口
71 気体抜出し口
72 吸込み側管路
73 ジョイント
74 カバーケーシング
74A 貫通孔
C 軸心
K インク
Kr 回収したインク
Kd インク滴
k1 液面
P 被印刷物
W 泡
θ 角度
Claims (3)
- インクを貯留するインクタンクと、このインクタンクから移送されたインクの粘度を調整するためのメインタンクと、このメインタンクから供給されるインクを被印刷物の表面に向けて噴射するプリントヘッドと、このプリントヘッドから噴射されたインクのうち印刷に使用されないインクを回収し前記インクタンクに戻すインク回収手段とを有して成るインクジェットプリンタであって、
前記インク回収手段は、前記印刷に使用されないインクを回収するガターと、このガターにより回収されたインクを収容する前受けタンクと、この前受けタンクへ回収される時のインクの泡立ちを低減させるための霧噴出機構と、前受けタンクの底部と前記インクタンクの底部とを連通して前受けタンクの底部にあるインクの液体部分をインクタンクに流入させる連結管とを備えて成り、
前記霧噴出機構は、回収したインクに気体を供給して加圧する気体供給装置と、前受けタンク内のインク液面上方位置に配備されて回収インクおよび気体供給装置からの気体を前受けタンクの内周壁面ないしインク液面に向けて霧状に噴出する噴射ノズルと、前受けタンク内の気体を抜き出すために前受けタンクに形成された気体抜出し口と、この気体抜出し口と気体供給装置の気体吸込み側とを連通する吸込み側管路とを備えて成り、
更に、前記気体抜出し口が、噴射ノズルから離隔した位置の前受けタンクに設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 霧噴出機構の噴射ノズルは、インク液面に対し噴射ノズルの軸心の成す角度が0度を超え90度以下となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
- 霧噴出機構の噴射ノズルはそのノズル先端部が前受けタンク内に突出した状態で前受けタンクに設けられ、前受けタンク内と外部とを連通する吸排気口が前受けタンクに形成され、前受けタンク内の泡を吸排気口から外部に排出させないために噴射ノズルおよび吸排気口を囲んだカバーケーシングが前受けタンクに設けられ、前記噴射ノズルが、カバーケーシングに形成された貫通孔から前受けタンク内に向けて回収インクおよび気体を噴射するように配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
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JP2011024669A JP5337827B2 (ja) | 2011-02-08 | 2011-02-08 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011024669A JP5337827B2 (ja) | 2011-02-08 | 2011-02-08 | インクジェットプリンタ |
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Family Applications (1)
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