JP2005103776A - 感熱記録体 - Google Patents

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純平 夏井
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誠樹 米重
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Abstract

【課題】 耐擦過性の良好な感熱記録体の提供。
【解決手段】 支持体上に、無色ないし淡色の塩基性無色染料と有機顕色剤とを主成分として含有する記録層上に保護層を順次積層してなる感熱記録体において、該保護層の顔料に対するバインダーの含有比率が0.75以上であり、さらに該保護層に、保護層の塗工層厚に対する粒径の比率が1.0以上である滑剤を含有することを特徴とする感熱記録体。滑剤の含有比率は、保護層中の顔料に対し0.5以上が好ましい。

Description

本発明は、耐擦過性に優れた感熱記録体に関するものである。
一般に、感熱記録体は通常無色ないし淡色の塩基性無色染料とフェノ−ル性化合物等の有機顕色剤とを、それぞれ微細な粒子に磨砕分散した後、両者を混合し、バインダ−、充填剤、感度向上剤、滑剤及びその他の助剤を添加して得られた塗料を、紙、合成紙、フィルム、プラスチック等の支持体に塗工したものであり、サ−マルヘッド、ホットスタンプ、熱ペン、レ−ザ−光等の加熱による瞬時の化学反応により発色し、記録画像が得られる。感熱記録体は、ファクシミリ、コンピュ−タ−の端末プリンタ−、自動券売機、計測用レコ−ダ−等に広範囲に使用されている。近年、用途の多様化に伴い、高いレベルの画像安定性及び白紙部の安定性が求められている。
しかし、感熱記録層に含まれる塩基性無色染料及び有機顕色剤は、各種溶剤に容易に溶解するため、この感熱記録体は、水性インキペンや油性インキペン等のインキ、接着剤等に触れると白紙部が容易に発色したり、可塑剤などの薬品が画像に付着した場合に発色濃度が低下する問題がある。この様な欠点をなくす目的で特許文献1及び特許文献2には、顔料及び樹脂を主成分とする保護層を感熱記録層上に設ける技術が開示されている。
特開昭48−30437号 特開昭48−31958号
しかし、上記のような保護層を有する感熱記録体は、取り扱い時に擦ったりすると白紙部の発色汚染が起こり、耐擦過性(白紙部の圧発色)が低いという問題があった。そこで、本発明は、画像保存性及び耐擦過性の良好な感熱記録体を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、保護層中の顔料に対するバインダー含有比率と、保護層中に含有する滑剤の粒径が重要であることとを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、支持体上に、無色ないし淡色の塩基性無色染料と有機顕色剤とを主成分として含有する記録層上に保護層を順次積層してなる感熱記録体において、該保護層の顔料に対するバインダーの含有比率が0.75以上であり、さらに該保護層に、保護層の塗工層厚に対する粒径の比率が1.0以上である滑剤を含有することを特徴とする感熱記録体に関する。
本発明によれば、耐擦過性に優れた感熱記録体を得ることが出来る。
本発明の保護層においては、顔料に対するバインダーの含有比率が0.75以上、つまり顔料100重量部に対しバインダーを固形分で75重量部以上含有することにより、保護層中の顔料がバインダーで保護されるためか摩擦係数を低減させることができ、その結果、耐擦過性が向上するするものと考えられる。バインダーの含有比率が0.75より低い場合は、バインダーに保護されていない顔料が増え、摩擦係数が増すためか耐擦過性は悪化してしまう。なお、バインダーの含有比率が1.75より高くなると、耐擦過性は良好であるが、保護層の熱伝導率が低下するためか記録感度が低下する傾向がある。そのため、より好ましい保護層中の顔料に対するバインダーの含有比率は0.75以上、1.75以下である。
また、本発明では保護層の塗工層厚に対する粒径の大きさの比率が1.0以上の滑剤を含有させることが有効である。塗工層厚に対する粒径の比率が1.0未満の場合には塗工層中に滑剤が埋没してしまい、十分な摩擦係数低減効果が得られず、耐擦過性を向上させにくい。更に、保護層中の顔料に対する滑剤の含有比率は0.5以上が好ましい。含有比率が0.5未満の場合は、十分な耐擦過性は得られない。
本発明で使用するバインダーとしては、重合度が200〜1900の完全ケン化ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、アマイド変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニルアルコール、ブチラール変性ポリビニルアルコール、その他の変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体並びにエチルセルロール、アセチルセルロースのようなセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルブチルラール、ポリスチロースおよびそれらの共重合体、ポリアミド樹脂、シリコン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、クマロ樹脂を例示することができる。これらの高分子物質は水、アルコール、ケトン類、エステル類、炭化水素等の溶剤に溶かして使用するほか、水又は他の媒体中に乳化又はペースト状に分散した状態で使用し、要求品質に応じて併用することも出来る。
本発明で使用する顔料としては、シリカ、炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、ケイソウ土、タルク、酸化チタン、水酸化アルミニウムなどの無機または有機充填剤などが挙げられる。保護層中に用いる顔料としてはサーマルヘッドの摩耗性等を考慮した場合、水酸化アルミニウムが好ましい。
本発明で使用する滑剤としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩、ワックス類、シリコーン樹脂類等が挙げられるが、耐擦過性改善効果及び印刷適性等を考慮した場合にはステアリン酸亜鉛が好ましい。
また、本発明においては、上記課題に対する所望の効果を阻害しない範囲で、記録画像の耐油性効果等を示す画像安定剤として、4,4′−ブチリデン(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2′−ジ−t−ブチル−5,5′−ジメチル−4,4′−スルホニルジフェノール、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン等を添加することもできる。
このほかにベンゾフェノン系やトリアゾール系の紫外線吸収剤、グリオキザールなどの耐水化剤、分散剤、消泡剤、酸化防止剤、蛍光染料等を使用することができる。
この下塗層を形成するにあたっては、塗布量は1〜15g/m程度で、通常の塗工機を用いて紙、再生紙、プラスチックフィルム、合成紙等の適当な材質の支持体上に塗布することによって容易に行われる。塗工方法としてはエアーナイフ法、ブレード法、グラビア法、ロールコーター法、カーテン法等の既知の塗布方法をいずれも利用してよい。
本発明の感熱記録体に使用する無色ないし淡色の塩基性無色染料としては、従来の感圧あるいは感熱記録紙分野で公知のものは全て使用可能であり、特に制限されるものではないが、トリフェニルメタン系化合物、フルオラン系化合物、フルオレン系、ジビニル系化合物等が好ましい。以下に代表的な無色ないし淡色の塩基性無色染料の具体例を示す。また、これらの塩基性無色染料は単独または2種以上混合して使用してもよい。
<トリフェニルメタン系ロイコ染料>
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド
〔別名クリスタルバイオレットラクトン〕
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド
〔別名マラカイトグリーンラクトン〕
<フルオラン系ロイコ染料>
3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン
3−ジブチルアミノ−6−メチル−フルオラン
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン
3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン
3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フルオラン
3−n−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン
3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−クロロ−7−アニリノフルオラン
3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン
<ジビニル系ロイコ染料>
3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド
3,3−ビス−〔2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
3,3−ビス−〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラブロモフタリド
3,3−ビス−〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
<その他>
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
3−(4−シクロヘキシルエチルアミノ−2−メトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド
3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド
3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(3´−ニトロ)アニリノラクタム
3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(4´−ニトロ)アニリノラクタム
1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,2−ジニトリルエタン
1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2−β−ナフトイルエタン
1,1−ビス−〔2´,2´,2'',2''−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−2,2−ジアセチルエタン
ビス−〔2,2,2´,2´−テトラキス−(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル〕−メチルマロン酸ジメチルエステル
本発明の感熱記録体に使用する顕色剤としては、無色ないし淡色の塩基性染料を発色させる従来公知の顕色剤を併用することができる。かかる顕色剤としては、例えば、特開平3−207688号、特開平5−24366号公報等に記載のビスフェノールA類、4−ヒドロキシ安息香酸エステル類、4−ヒドロキシフタル酸ジエステル類、フタル酸モノエステル類、ビス−(ヒドロキシフェニル)スルフィド類、4−ヒドロキシフェニルアリールスルホン類、4−ヒドロキシフェニルアリールスルホナート類、1,3−ジ[2−(ヒドロキシフェニル)−2−プロピル]−ベンゼン類、4−ヒドロキシベンゾイルオキシ安息香酸エステル、ビスフェノールスルホン類が例示される。
本発明の感熱記録体に使用する増感剤としては、従来公知の増感剤を使用することができる。かかる増感剤としては、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アマイド、エチレンビスアミド、モンタン酸ワックス、ポリエチレンワックス、1,2−ジ−(3−メチルフェノキシ)エタン、p−ベンジルビフェニル、β−ベンジルオキシナフタレン、4−ビフェニル−p−トリルエーテル、m−ターフェニル、1,2−ジフェノキシエタン、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(p−クロロベンジル)、シュウ酸ジ(p−メチルベンジル)、テレフタル酸ジベンジル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、ジ−p−トリルカーボネート、フェニル−α−ナフチルカーボネート、1,4−ジエトキシナフタレン、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステル、o−キシレン−ビス−(フェニルエーテル)、4−(m−メチルフェノキシメチル)ビフェニル、4,4′−エチレンジオキシ−ビス−安息香酸ジベンジルエステル、ジベンゾイルオキシメタン、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エチレン、ビス[2−(4−メトキシ−フェノキシ)エチル]エーテル、p−ニトロ安息香酸メチル、p−トルエンスルホン酸フェニルを例示することができるが、特にこれらに制限されるものではない。これらの増感剤は、単独または2種以上混合して使用してもよい。
また、記録画像の耐油性効果等を示す画像安定剤として、
4,4′−ブチリデン(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)
2,2′−ジ−t−ブチル−5,5′−ジメチル−4,4′−スルホニルジフェノール
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン
等を添加することもできる。
本発明の感熱記録体に使用する塩基性無色染料、顕色剤、その他の各種成分の種類及び量は要求される性能及び記録適性に従って決定され、特に限定されるものではないが、通常、塩基性無色染料1部に対して顕色剤0.5〜10部、填料0.5〜10部程度が使用される。
上記組成からなる塗液を紙、再生紙、合成紙、フィルム、プラスチックフィルム、発泡プラスチックフィルム、不織布等任意の支持体に塗布することによって目的とする感熱記録体が得られる。またこれらを組み合わせた複合シートを支持体として使用してもよい。
塩基性無色染料、顕色剤並びに必要に応じて添加する材料は、ボールミル、アトライター、サンドグライダーなどの粉砕機あるいは適当な乳化装置によって数ミクロン以下の粒子径になるまで微粒化し、アクリルエマルジョン、コロイダルシリカおよび目的に応じて各種の添加材料を加えて塗液とする。塗布する手段は特に限定されるものではなく、周知慣用技術に従って塗布することができ、例えばエアーナイフコーター、ロッドブレードコーター、ベントブレードコーター、ベベルブレードコーター、ロールコーター、カーテンコーターなど各種コーターを備えたオフマシン塗工機やオンマシン塗工機が適宜選択され使用される。感熱記録層の塗布量は特に限定されず、通常乾燥重量で2〜12g/mの範囲である。また、感熱記録層上に設ける保護層の塗布量は特に限定されず、通常1〜5g/mの範囲である。
本発明の感熱記録体はさらに、発色感度を高める目的で、填料を含有した高分子物質等のアンダーコート層を感熱記録層の下に設けることもできる。支持体の感熱記録層とは反対面にバックコート層を設け、カールの矯正を図ることも可能である。また、各層の塗工後にスーパーカレンダーがけ等の平滑化処理を施すなど、感熱記録体分野における各種公知の技術を必適宜付加することができる。
<<感熱記録体の製造;実施例1〜4、比較例1>>
以下に本発明の感熱記録体を実施例によって説明する。尚、説明中、部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。各種溶液、分散液、あるいは塗液を以下のように調製した。
[実施例1]
下記配合からなる配合物を攪拌分散して、下塗層塗液を調製した。
U液(下塗層塗液)
焼成カオリン(エンゲルハード社製商品名:アンシレックス90、
<吸油量90cc/100g>)
100部
スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス(固形分48%) 40部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 30部
水 146部
次いで、下塗層塗液を支持体(50g/m2の基紙)の片面に塗布した後、乾燥を行い、塗布量10.0g/m2 の下塗層塗工紙を得た。
下記配合の顕色剤分散液(A液)、塩基性無色染料分散液(B液)、及び増感剤分散液(C液)を、それぞれ別々にサンドグラインダーで平均粒子径0.5ミクロンになるまで湿式磨砕を行った。
A液(顕色剤分散液)
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン 6.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 18.8部
水 11.2部
B液(塩基性無色染料分散液)
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン(ODB−2)
2.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 4.6部
水 2.6部
C液(増感剤分散液)
シュウ酸ジベンジル 6.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 18.8部
水 11.2部
次いで下記の割合で分散液を混合して感熱記録層の塗液とした。
記録層塗液
A液(顕色剤分散液) 36.0部
B液(塩基性無色染料分散液) 9.2部
C液(増感剤分散液) 36.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 25部
次いで、記録層塗液を前記下塗層形成紙の下塗層上に塗布量6.0g/m2となるように塗布した後、乾燥を行い感熱層塗工紙を得た。
次いで下記の割合で混合して保護層の塗液とした。
水酸化アルミニウム(50%分散液) 6.0部
ポリビニルアルコール 10%水溶液 30部
ステアリン酸亜鉛(商品名:ハイドリンZ−7−30、固形分30%、
粒径5.5ミクロン、中京油脂) 10部
メラミンホルムアルデヒド樹脂(商品名:スミレッツレジン613−s、
固形分60%、住友化学) 1.67部
次いで、保護層塗液を前記感熱層塗工紙の感熱層上に塗布量3.0g/m2となるように塗布した後、乾燥を行い、このシートをスーパーカレンダーで平滑度が1000〜2000秒になるように処理して感熱記録体を得た。保護層の塗工層厚は1.5ミクロンである。
[実施例2]
実施例1の保護層塗液のステアリン酸亜鉛(商品名:ハイドリンZ−7−30、固形分30%、粒径5.5ミクロン、中京油脂)を6.67部に変更した以外は実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
[実施例3]
実施例1の保護層塗液のポリビニルアルコール10%水溶液の配合量を30部から60部へ変更した以外は実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
[比較例1]
実施例1の保護層塗液の水酸化アルミニウム50%分散液の配合量を6部から12部へ変更した以外は実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
[比較例2]
実施例1の保護層塗液のステアリン酸亜鉛(商品名:ハイドリンZ−7−30、固形分30%、粒径5.5ミクロン、中京油脂)を0.2ミクロンのステアリン酸亜鉛(商品名:ハイミクロンZJ−557、固形分20%、中京油脂)に変更し配合部数を15部に変更した以外は実施例1と同様に感熱記録体を作成した。
<記録感度評価>
作製した感熱記録体について、大倉電気社製のTH−PMD(感熱記録紙印字試験機、京セラ社製サーマルヘッドを装着)を用い、印加エネルギー0.41mJ/dotで印字した。記録部の記録濃度は、マクベス濃度計(RD−914、アンバーフィルター使用)で測定し評価した。
<耐擦過性評価>
白紙部を爪で引っ掻くことで評価した。
◎:発色無し
○:ほとんど発色がない
△:若干発色
×:発色
Figure 2005103776

Claims (1)

  1. 支持体上に、無色ないし淡色の塩基性無色染料と有機顕色剤とを主成分として含有する記録層上に保護層を順次積層してなる感熱記録体において、該保護層の顔料に対するバインダーの含有比率が0.75以上であり、さらに該保護層に、保護層の塗工層厚に対する粒径の比率が1.0以上である滑剤を含有することを特徴とする感熱記録体。

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