JP2005103266A - 主磁場調整のための移動可能永久磁石本体を備えた永久磁石アセンブリ - Google Patents

主磁場調整のための移動可能永久磁石本体を備えた永久磁石アセンブリ Download PDF

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Abstract

【課題】MRI永久磁石向けにB0磁場を調整する。
【解決手段】固定式永久磁石本体(15)及び該固定式永久磁石本体に対して移動できる移動可能永久磁石本体(22、26)を備える永久磁石アセンブリ(11)が提供される。本発明の別の好ましい実施形態では、第1の部分、第2の部分、及び該第1の部分と第2の部分の間に撮像ボリュームが形成されるように該第1の部分と第2の部分を接続している少なくとも1つの第3の部分を備えた継鉄と、この第1の継鉄部分に装着されており、固定式永久磁石本体及び該固定式永久磁石本体に対して移動できる移動可能永久磁石本体を備えた永久磁石アセンブリと、を備える磁気イメージング装置が提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、全般的には永久磁石アセンブリを目的とし、さらに詳細にはMRIシステム向けの永久磁石アセンブリを目的としている。
永久磁石を利用している磁気イメージング・システムには様々なものがある。これらのシステムには、磁気共鳴イメージング(MRI)システム、磁気共鳴治療(MRT)システム、及び核磁気共鳴(NMR)システムが含まれる。MRIシステムは、患者の身体の一部分の撮像に使用される。MRTシステムは一般にこれより小さく、患者の身体の内部における外科用器具の配置のモニタリングのために使用される。NMRシステムは、撮像対象の材料の組成を決定するために該材料から信号を検出するために使用される。これらのシステムは多くの場合、支持体(継鉄と呼ぶことが多い)に直接取り付けた2つ以上の永久磁石を利用している。撮像ボリュームはこれらの磁石の間に設けられる。ヒトや材料はこの撮像ボリュームの内部に配置し、画像または信号を検出し次いでコンピュータなどの処理装置によってこれを処理している。
MRI磁石では、その系の中心周波数が事前設定の主磁場(B0)に対して線形でありかつそのRF増幅器/受信器をこの周波数に対して同調させているため、このB0磁場はある狭い変動域内に維持すべきである。このRFチェーンの狭いバンド幅によって主磁場の許容変動域が規定される。超伝導性や常伝導性(resistive)のMRI磁石では、磁気コイルの電流を調整することによって正しいB0磁場を実現させている。永久磁石では、B0磁場はその磁石の起磁力及び磁気抵抗によって決定される。しかし、材料特性の変動や磁石の寸法の製造誤差のために、永久磁石(「PM」)の実際のB0磁場とその設計値の間には違いが生じることが多い。
米国特許第6,120,620号
MRI永久磁石向けにB0磁場を調整するためには幾つかの方法が提唱されかつ使用されている。方法の1つは、磁束回路内のエア・ギャップを増減させこれにより磁気抵抗を変化させてB0磁場を増減するために鉄製プラグを使用することを含んでいる。別の方法は、永久磁石の極の磁化を変化させこれによりB0磁場を変化させるために磁石の動作温度を変化させることを含んでいる。さらに別の方法は、B0磁場を調整するために常伝導性コイルを使用することを含んでいる。しかし、これらの方法は実現するには複雑であることが多く、かつ所望のB0磁場が達成されないことがある。
本発明の好ましい一実施形態は、固定式永久磁石本体及び該固定式永久磁石本体に対して移動できる移動可能永久磁石本体を備えた永久磁石アセンブリを提供する。
本発明の別の好ましい実施形態は、第1の部分、第2の部分、及び該第1の部分と第2の部分の間に撮像ボリュームが形成されるように該第1の部分と第2の部分を接続している少なくとも1つの第3の部分を備えた継鉄と、この第1の継鉄部分に装着されており、固定式永久磁石本体及び該固定式永久磁石本体に対して移動できる移動可能永久磁石本体を備えた永久磁石アセンブリと、を備える磁気イメージング装置を提供する。
本発明の別の好ましい実施形態は、永久磁石アセンブリを製作する方法であって、固定式永久磁石本体を設ける工程と、移動可能な永久磁石本体を設ける工程と、該アセンブリのB0磁場を調整するために移動可能永久磁石本体を固定式永久磁石本体に対して移動させる工程と、を含む方法を提供する。
本発明者らには、相対的に小さい移動可能永久磁石(「PM」)本体を用いて相対的に大きい固定式永久磁石本体の起磁力及びB0磁場を調整することができることが分かっている。この移動可能PM本体は、B0磁場調整過程においては固定式PM本体に対して移動させることができ、かつPMアセンブリの動作中では固定式PM本体に対して移動しないことが好ましい。移動可能PM本体は、固定式PM本体の背面側(すなわち、固定式PM本体のうちイメージング・システムの撮像ボリュームと対面する前面側すなわち撮像側と反対の側)に配置させることが好ましい。この配置によって移動可能PM本体の据え付け、調整及び/または移動のための機械的な取付け具や機構が可能となる。したがって、この移動可能PM本体を使用すると、そのB0磁場をPM磁石アセンブリで見られる変動の限界内に調整するための簡単で信頼性が高くかつ費用効果比が高い方法が提供される。
固定式PM本体という用語は、静止したまたは移動可能なシステム支持体に対して固定された任意のPM本体を含む。このシステムは、MRI、MRT、NMRシステムなどのイメージング・システムを含むことが好ましい。そのシステムはMRIシステムを含むこと、その支持体はMRI継鉄を含むこと、並びにこの継鉄に対してはその間に撮像ボリュームを形成させる少なくとも2つのMRI PMアセンブリを装着することが最も好ましい。各アセンブリは、固定式及び移動可能なPM本体を含んでいる。MRIシステムでは、その固定式PM本体は、静止した継鉄に対して固定である(すなわち、移動不可能に装着されている)ため、静止式PM本体である。しかしこのシステムは、モータや発電機などの非撮像用システムを含むことができる。したがって、固定式PM本体は回転子などの移動可能な支持体に対して固定にさせることがある。
0磁場の調整過程中に固定式PM本体に対して移動させることができるような適当な任意の移動可能PM本体を使用することができる。あるイメージング・システムでは、その移動可能PM本体は、イメージング・システム支持体と固定式PM本体の間に配置させることが好ましい。例えば、移動可能PM本体は、PMアセンブリ内の固定式PM本体の背面の非撮像側に配置させた取外し可能なPM片及び/または移動可能なPMプラグを含むことができる。PMアセンブリの動作中は、その移動可能PM本体を固定式PM本体に対して直接固定させるか、あるいは移動可能PM本体をアセンブリの別の部分に固定させるかのいずれかとすることが好ましい。いずれの場合にも、アセンブリの動作中は、アセンブリ自体が回転子内に配置されていて動作時に動いている場合であっても、移動可能PM本体は固定式PM本体に対して移動しないことが好ましい。
PM片は、磁石バー、磁石円盤あるいは別の形状片を含むことがあり、これらは、PMアセンブリのB0磁場を調整し該磁場を所望の値域内に維持するためなど、所与の条件組に対してイメージング・システムの動作性能を最適化するために、固定式PM本体の背面側上に手作業または機械的に配置されたり、イメージング・システムから除去されたりすることがある。したがって、PMアセンブリのB0磁場を調整するために正及び/または負の磁化をもつ指定した数のPM片をPMアセンブリに配置したり、PMアセンブリから除去することがある。所望であれば、磁場の微調整のために異なるPM質量をもつ事前磁化したPM片を使用することができる。PM片は、MRI継鉄などのイメージング・システム支持体内の開口を通過させて固定式PM本体の背面側上に配置される。所望であれば、固定式PM本体の背面側上の材料の全体積を一定に保つために、鋼鉄積層その他の埋め合わせ材料などの裏当て材料をこのPM片に追加することができる。
0磁場を調整するためにこのシステムに対してPM片を追加または除去する場合と異なり、PMプラグはシステムから除去されない。その代わりに、固定式PM本体に対するPMプラグの位置を調整してB0磁場が調整される。例えばPMプラグは、固定式PM本体の背面側に対して上昇させたり下降させたりしてB0磁場を調整することができる。したがって、PM片では磁場調整のためにシステムに対して可変量のPM材料を提供しており、一方PMプラグでは提供するPM材料は一定量であるがその位置によって磁場が調整される。もちろん、PMプラグとPM片を組み合わせた移動可能PM本体を使用することもできる。この移動可能PM本体は、可変量のPM材料によって磁場を調整しこれをシステム内の可変の位置に配置することによって磁場を微調整している。
したがって、PM片の増減またはPMプラグの相対的移動によって、起磁力(MMF)が増減されると共に主磁場が調整される。PM材料の量は、計測したB0磁場によって決定される。PM片やPMプラグは固定式PM本体の磁化と比較して正や負の磁化を有することが可能であるため、この移動可能なPM本体によって磁石アセンブリの総MMFが増減され、これによりB0磁場が調整される。
図1は、本発明の第1の好ましい実施形態によるイメージング装置向けの磁石アセンブリ11の右半分の側面断面図を表している。アセンブリ11の左半分はこの右半分の鏡像となっており、明瞭にするため図示していない。この磁石アセンブリは、軟磁性材料からなる少なくとも1つの任意選択層13と、第1の表面17及び第2の表面19を含んだ永久磁石本体15(イメージング・システムの極(pole)も云う)と、を含むことが好ましい。この第1及び第2の表面は、磁場方向(すなわち、z方向)がその法線方向になっているx−y平面と実質的に平行である。図1ではこの磁場方向(すなわち、z軸方向)を矢印20で模式的に表している。第1の表面17は少なくとも1層の軟磁性材料層13を覆うように装着されている。第2の表面すなわち撮像表面19はイメージング装置の撮像ボリュームに対面するように適合させている。しかし所望であれば、この少なくとも1層の軟磁性材料層13は省略することができる。
本発明の好ましい一態様では、固定式PM本体15の材料は、CoSm、NdFeまたはRMB(ここで、Rは少なくとも1種の希土類元素を含み、かつMは少なくとも1種の遷移金属、例えばFe、Co、またはFeとCo、を含む)など磁化させた適当な任意の永久磁石材料または合金を含む。この材料は、Rが少なくとも1種の希土類元素を含み、かつMが少なくとも50原子百分率の鉄など少なくとも1種の遷移金属を含むようなRMB材料を含むことが好ましい。この材料は、参照によりその全体を本明細書に組み込むものとする米国特許第6,120,620号に開示されているようなプラセオジム(Pr)に富んだRMB合金を含むことが最も好ましい。プラセオジム(Pr)に富んだRMB合金は、その希土類含有量が本質的に50原子百分率を超えるプラセオジムと、セリウム、ランタン、イットリウム及びこれらの混合物からなる群より選択されたある有効量の軽希土類元素と、残りのネオジムとからなるような約13〜約19原子百分率の希土類元素;約4〜約20原子百分率のホウ素;並びに不純物を伴ったり伴わなかったりする残部の鉄を含む。本明細書で使用する場合、「プラセオジムに富んだ(praseodymium−rich)」という言い回しは、その鉄/ホウ素/希土類合金の希土類含有量が50%を超えるプラセオジムを含むことを意味している。本発明の別の好ましい態様では、希土類含有量のうちのプラセオジム百分率は、少なくとも70%であり、かつ総希土類含有量内に存在する軽希土類元素の有効量に応じて100%まで高めることができる。軽希土類元素の有効量とは、29MGOe(BH)max及び6kOeの固有保磁度(Hci)に等しいかこれらを超えるような磁気特性で動作可能とさせるために磁化させた鉄/ホウ素/希土類合金の総希土類含有量内に存在させる量である。Mは、鉄以外に、チタン、ニッケル、ビスマス、コバルト、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン、マンガン、アルミニウム、ゲルマニウム、すず、ジルコニウム、ハフニウム、及びこれらの混合物(ただし、これらに限らない)などの別の元素を含むことがある。したがってこの材料は、13〜19原子百分率のR(ここで、Rは、Prを50原子百分率以上、Ce、Y及びLaの少なくとも1種を0.1〜10原子百分率、及び残部のNdを含む)、4〜20原子百分率のB、並びに残部Mを含むことが最も好ましい。
この少なくとも1層の軟磁性材料層13は任意の軟磁性材料からなる1層または複数層を含むことがある。軟磁性材料は印加された外部磁場が存在する場合にのみ巨視的な強磁性を呈する材料である。アセンブリ11は、2〜40層など、また好ましくは10〜20層など複数層の軟磁性材料13からなる積層を含むことが好ましい。複数層を存在させる可能性があることについては図1で破線によって示している。これら個々の層は、そのアセンブリの永久磁石(複数のこともある)が発生させる磁場の方向と実質的に平行な方向に積層させる(すなわち、軟磁性層の厚さを磁場方向と平行にさせる)ことが好ましい。しかし所望であれば、これらの層は、磁場方向に対して平行から垂直までに及ぶ任意の角度など別の任意の方向で積層させることもできる。この軟磁性材料は、Fe−Si、Fe−Co、Fe−Ni、Fe−Al、Fe−Al−Si、Fe−Co−V、Fe−Cr−Ni、もしくは非晶質のFeベースまたはCoベースの合金の任意の1つ以上を備えることがある。
磁石アセンブリ11は、任意の形状や構成を有することができる。例えば、アセンブリ11は約40cmから約90cmまで(すなわち、約0.4メートルから約0.9メートルまで)の幅すなわち外径を有することがある。イメージング装置の撮像ボリュームに対面するように適合させた第2の表面19は、磁場の形状、強度及び均一性を最適化させるように成形することが好ましい。固定式PM本体15及びその第2の表面19の最適な形状は、撮像ボリュームのサイズ、永久磁石(複数のこともある)の磁場強度、シム設計やシム調整可能性、並びにその他の設計検討に基づきコンピュータ・シミュレーションによって決定することができる。例えば、このシミュレーションは有限要素解析法を含むことができる。本発明の好ましい一態様では、第2の表面19は、図1に示すように互いに対して異なる高さまで延びる複数の同心性リング21、23、25、27を含む円形断面を有している。換言すると、表面19は階段状であり、かつ少なくとも4つのステップ21、23、25及び27を含んでいる。リング21、23、25、27の高さは、図1に示すように最外側のリング27から最内側リングすなわち中央リング21に向かって小さくすることが最も好ましい。しかし、2つ、3つ、または4つ以上のリングを存在させることがあり、また必要とするシステム構成及び材料に応じて、図2に示しかつ以下でさらに詳細に記載するように、より内側にある任意のリングの高さをより外側にある任意のリングの高さと比べてより大きくすることがある。
ステップ25から表面19までのリング27の高さ18は、シムが埋め込まれる1つのポケットが形成されるように、0.05メートルと0.075メートルの間、好ましくは約0.0625メートルなど、少なくとも0.05メートルであることが好ましい。図1に示すリング23及び25の高さは、0.1から20ミリメートルまでなど0.03メートル未満であることが好ましい。換言すると、リング21、23、25の各々の撮像表面は、隣接する内側のリングの撮像表面から0.03メートル未満延びている。したがって、本発明の好ましい一態様では、この外側リング27は少なくとも0.05メートルの高さを有しており、一方このアセンブリの各内側リング23、25は0.03メートル未満であるような高さを有している。その内側リングのうちの少なくとも2つのリング21、23は、固定式PM本体15の1つのセクションとなるように機械加工されており、一方外側リング27は、これらの内側リングを含む第1のセクションと別に製作されて該第1のセクションに装着された永久磁石本体の別のセクションを備えることが好ましい。
図2に表した第1の実施形態の別の好ましい態様では、第1の中央の(すなわち、最内側の)中実のリング21の高さは、この第1の中央中実リング21を囲繞する隣接した中空のリング23の高さと比べてより大きい。中央リング21は、アセンブリの撮像表面19内に1つの突起部を形成している。したがって、中央リング21の次に位置させた第1の内側中空リング23は、アセンブリ11のすべてのリングのうちで有する高さが最も低い。中央リング21は、第2のリング23を囲繞しかつ外側中空リング27の高い方と比べてより小さいような第3の中空リング25の高さと比べてより小さい高さを有することが好ましい。ステップ25から表面19までのリング27の高さ18は、シムで満たされた1つのポケットを形成するように、0.05と0.075メートルの間、好ましくは約0.0625メートルなど少なくとも0.05メートルであることが好ましい。図2に示したリング21及び25の高さは、0.1から20ミリメートルまでなど0.03メートル未満であることが好ましい。
上で検討したように、アセンブリ11は、B0磁場の調整過程において固定式PM本体15に対して移動させることができる適当な任意の移動可能PM本体を含んでいる。この移動可能本体は、イメージング・システム支持体61と固定式PM本体15の間に配置させることがある。例えば、移動可能永久磁石本体は、図1及び2に示すように、少なくとも1層の軟磁性材料層13及び支持体61を通過して延びる開口24内に配置させた取外し可能な永久磁石片22を含むことができる。別法として、その移動可能永久磁石本体は、図3に示すように開口24内に配置させた移動可能な永久磁石プラグ26を含むことができる。
上述したように永久磁石片22は、図1及び2に示すように、少なくとも1層の軟磁性材料層13内の開口24を通過させて固定式PM本体15の背側17上に手作業または機械的に配置させた永久磁石のバー、円盤、または別の形状の磁石片を備えることがある。したがって、アセンブリ11のB0磁場を所望の値域内に維持するためのB0磁場の調整など所与の条件組に対してイメージング・システムの動作性能を最適化するために、正及び/または負の磁化をもつある特定の数の磁石片22をアセンブリ11に配置したり、アセンブリ11から除去したりすることがある。磁石片22は、イメージング装置支持体または継鉄61にある開口24内で固定式PM本体15の背側表面17上に配置させている。所望であれば、ステンレス鋼積層や鉄製裏当てなどの金属裏当てまたは充填物を継鉄61と永久磁石片22の間に挿入するまたは該間から除去することができる。アセンブリ11に対して追加または除去するPM片22の数と無関係に、アセンブリの金属体積を一定に保つために裏当てを使用することができる。したがって、裏当て材料の量は、PM片の量すなわち体積に反比例することがある。PM片22は、所望のB0磁場が得られた後に固定式PM本体15に確保することがある。しかし、確保されたPM片は、B0磁場調整過程の間では固定式PM本体に対して移動することができるため「移動可能PM本体」と考えられる。
別法では、図3に示すように開口24内に移動可能な永久磁石プラグ26を配置させている。この永久磁石プラグ26は、移動可能永久磁石プラグを移動させるように適合させた適当な任意のアクチュエータ28によって開口24内で固定式PM本体15に対して上下に(すなわち、開口の軸方向で)移動させることができる。例えば、アクチュエータ28は、プラグ26を移動させるように手動式または機械式に作動させるねじ切りしたロッド、滑車あるいはレールなどの適当な任意の機械式または電気機械式デバイスとすることがある。アクチュエータ28をねじ切りしたロッドとし、このロッドをその軸の周りに回転させたときにプラグ26を上昇及び下降できるようにすることが好ましい。プラグ26の移動の容易さを改善させるためにギアボックスを使用することもできる。アクチュエータ28とプラグ26の間には、鉄製裏当てなどの金属裏当て29が挿入されることがある。所望であれば、プラグ26は、所望によるある種の条件下でアセンブリ11から除去することができる。PMプラグ26は、所望のB0磁場が得られた後に固定式PM本体15を基準とした好ましい位置にアクチュエータ28によって確保させることがある。しかし確保されたPMプラグ26は、B0磁場調整過程では固定式PM本体15に対して移動させることができるため「移動可能PM本体」と考えられる。
移動可能永久磁石本体22、26は、固定式PM本体15と同じ永久磁石材料を含むことや、異なる永久磁石材料を含むことができる。移動可能PM本体は、固定式PM本体15の磁化と比較して正の磁化または負の磁化を有することができる。移動可能PM本体は、磁石アセンブリのB0磁場を調整してB0磁場を所望の値域内に維持するために固定式PM本体15に対して移動させている。
所望であれば、移動可能永久磁石本体22、26のための開口24は、図2に示すように背側17から固定式PM本体15内に延びることができる。したがって、移動可能な磁石本体22、26は、開口24の固定式PM本体15内に位置する端部部分のそれぞれを満たしたり空にしたりするように開口24に出し入れさせることができる。開口24が固定式PM本体15を貫通して延びるのはその途中までのみとすることが好ましい。開口24は、例えば5から30cmまでなど適当な任意の直径を有することができる。移動可能PM本体は、例えば20から30cmまでなど5から30cmまでの高さ及び幅をもつなど、開口24内にはめ込めるような適当な任意の寸法を有することができる。システムのサイズ、アクチュエータ28の上昇力、並びに固定式PM本体15を通過する磁束経路に対する開口24の影響に応じて、開口及び移動可能PM本体には適当な別のサイズが使用されることもある。
開口24の中心軸は固定式PM本体15の中心と一致させることが好ましい。したがって、移動可能PM本体22、26は、固定式PM本体15の中間に調整(すなわち、配置または移動)させて中心にもってきている。しかし所望であれば、移動可能本体22、26は、固定式PM本体15の中心を基準として中心を外して配置することができる。さらに所望であれば、磁場の微調整のために複数のPM本体22、26を収容している複数の開口24をシステム内に配置させることもある。これら複数の開口24は、希望に応じて固定式PM本体15の中心を基準として対称に配置させることや非対称に配置させることができる。これら複数の開口24の各々は、それ以外の移動可能PM本体と同じまたは異なる磁化をもつ移動可能PM本体22及び/または26を含むことがあり、かつ/または固定式PM本体に対して同じまたは異なる位置にある移動可能PM本体22及び/または26を含むことがあり、かつ/または同じまたは異なるサイズをもつ移動可能PM本体22及び/または26を含むことがある。
本発明の別の好ましい実施形態では、その固定式PM本体15は少なくとも2つのセクションを備えている。これらのセクションは、磁場方向と直交する方向に積層させる(すなわち、セクションの厚みが磁場方向と平行となる)ことが好ましい。各セクションは、接着物質によって互いに付着させた複数の正方形、六角形、台形、扇形円環(annular sector)、または別の形状としたブロックから製作することが最も好ましい。扇形円環とは、上側すなわち短い側が凹状でありかつ底側すなわち長い側が凸状をした台形である。
本体15の好ましい一構成を図4に表している。本体15は、図5に示すような永久磁石基礎セクションすなわち基礎本体31と、図6に示すような永久磁石中空リング・セクションすなわち中空リング本体35と、を備えている。シムを埋め込んだポケット33は本体15の撮像表面19内のステップによって形成させている。
基礎セクション31は、図5に示すように円筒状の構成を有することが好ましい。基礎セクション31の第1の主表面41及び第2の主表面42は、シリンダの「底部」表面と「上部」表面(すなわち、シリンダの基礎部)となっている。主表面41、42は、シリンダ31の縁部表面43の高さと比べてより大きい直径を有している。第1の表面すなわち背側表面41は平坦であることが好ましい、ただし必須ではない。第1の表面41は、図1及び2に示すように少なくとも1層の軟磁性材料層13に装着するように適合させた第1の表面17に対応している。
第2の表面42は階段状であり、また少なくとも3つのステップ21、23及び25を有することが好ましい。内側ステップ21及び23など、基礎セクション31の第2の表面42のステップのうちの少なくとも2つは、第2の表面42となるように機械加工されている。外側ステップ25は、所望であれば基礎セクション31の原表面(original surface)を備えることがある。ステップ21及び23などの第2の表面42の内側部分、並びにステップ25の内側部分は、永久磁石アセンブリ11の撮像表面19の内側部分をなしている。上述のように、内側ステップ23、25は、0.03メートル未満の高さを有することが好ましい。所望であれば、最内側のステップすなわち中央ステップ21は、図4及び5に表すような窪みではなく、図2に示すような突起部を備えることがある。
中空リング・セクション35は、基礎セクション31の第2の表面42の外側部分に装着されている。中空リング・セクション35はさらに、第1の主表面48及び第2の主表面49が図6に示すようにリング・シリンダ35の基礎表面となるようにした円筒状の構成を有している。主表面48、49はリング・セクションの縁部表面50の高さと比べてより大きな直径を有している。中空リング・セクション35は、第1の基礎表面48から第2の基礎表面49まで磁場の方向20と平行に延びる円形の開口51を有している。中空リング・セクション35は、ステップすなわちリング21、23及び25が開口51を介して露出されるようにして基礎セクション31の第2の主表面42を覆うように形成されている。セクション35の第1の主表面48は、セクション31の第2の表面42に装着されており、一方セクション35の第2の主表面49は永久磁石アセンブリ11の撮像表面19の外側部分をなしている。したがって、基礎セクションの第1及び第2の表面と、中空リング・セクションの第1及び第2の表面とは、磁石アセンブリの磁場方向と実質的に直交するように配列されている。
リング・セクション35の第2の表面49は、基礎本体31の第2の表面42上の外側ステップ25の上側に、約0.05から約0.075メートルまでの間など少なくとも0.05メートルだけ延びていることが好ましい。リング・セクション35の幅(すなわち、内径と外径の差)は、約0.1〜約0.5メートル、好ましくは約0.25〜約0.3メートルなど少なくとも0.05メートルであることが好ましい。換言すると、リング・セクション35の高さ及び幅は少なくとも0.05メートルであることが好ましい。リング・セクション35の内径は1つのポケット33を形成している。このポケット33には金属シムが埋め込まれる。このシムは、鉄、その他の適当な別の金属や合金など非永久磁石材料から製作することが好ましい。
固定式PM本体15のセクション31及び35は、接着剤層、ブラケット及び/またはボルト(複数のこともある)など適当な任意の手段によって、互いに装着されかつ軟磁性材料層(複数本のこともある)13に装着されることがある。基礎セクション31の第2の表面42と中空リング本体35の第1の表面48の間には、エポキシや接着剤などの接着物質からなる層52を設けることが好ましい。
円筒状の基礎本体31及び中空リング本体35は、エポキシなどの接着物質によって互いに付着させた複数の正方形、六角形、台形、または扇形円環形をした永久磁石材料ブロック54を備えることが好ましい。しかし、本体31及び35は、個々のブロックから製作するのではなく一体の本体を備えることがある。基礎セクション31は少なくとも2層の永久磁石ブロック54を備えることが好ましい。例えば、基礎セクション31は図1に示すように3層の永久磁石ブロック54を備えることがある。
本発明の好ましい実施形態の磁石アセンブリ11は、MRI、MRTまたはNMRシステムなどのイメージング・システム内に使用することが好ましい。MRIシステム内には、好ましい実施形態の少なくとも2つの磁石アセンブリを使用することが最も好ましい。この磁石アセンブリはMRIシステム内の継鉄または支持体に装着されている。
磁石アセンブリを支持するためには適当な形状をした任意の継鉄を使用することができる。例えば、継鉄は一般に、第1の部分、第2の部分、並びにこれら第1の部分と第2の部分を接続している少なくとも1つの第3の部分を含んでおり、これら第1の部分と第2の部分の間に撮像ボリュームを形成させている。図7は、本発明の好ましい一態様によるMRIシステム60の側面断面図を表している。本システムは、第1の磁石アセンブリ11を支持する底部部分すなわち底部プレート62と、第2の磁石アセンブリ111を支持する上部部分すなわち上部プレート63と、を有する継鉄61を含んでいる。「上部(top)」及び「底部(bottom)」とは、その継鉄が上部部分と底部部分ではなく左側部分と右側部分を含むようにMRIシステム60を横向きに向きを変えることがあるため、相対的な用語であることを理解すべきである。撮像ボリューム65はこれらの磁石アセンブリの間に位置している。
上述のように、第1の磁石アセンブリ11は、撮像ボリューム65及び移動可能PM本体に対して露出させた撮像(すなわち、第2の)表面19を含む少なくとも1つの固定式PM本体15、並びに少なくとも1つの固定式永久磁石15の背側(すなわち、第1の)表面17と第1の継鉄部分62の間に配置した少なくとも1つの軟磁性材料層13を備えている。第2の磁石アセンブリ111は第1のアセンブリ11と同一であることが好ましい。第2の磁石アセンブリ111は、撮像ボリューム65及び移動可能PM本体に対して露出させた撮像(すなわち、第2の)表面119を含んだ少なくとも1つの固定式磁石本体115、並びに少なくとも1つの永久磁石115の背側(すなわち、第1の)表面117と第2の継鉄部分63との間にある少なくとも1つの軟磁性材料層113を備えている。撮像ボリューム65の表面19と119の間の最小高さは約0.2〜約0.6メートルであることが好ましい。
MRIシステム60は、第1の磁石アセンブリ11及び第2の磁石アセンブリ111の固定式永久磁石本体15、115の撮像表面19、119と、撮像ボリューム65との間に極片を形成させることなく動作させることが好ましい。しかし所望であれば、うず電流の発生をさらに低減または排除するために、非常に薄い極片を追加することができる。このMRIシステムはさらに、任意選択の傾斜コイル、RFコイル67、並びにRFコイル67からのデータ/信号を画像になるように変換し該画像を任意選択で保存、伝送及び/または表示するコンピュータなどの画像処理装置68など、従来の電子コンポーネンも含んでいる。所望であれば、傾斜コイルは省略することができる。これらの要素については図7で模式的に表している。
図7はさらに、MRIシステム60の任意選択の様々な特徴を表している。例えばシステム60は、その身体の撮像を受けている患者69を支持するための寝台すなわち患者支持体70を任意選択で含むことがある。このシステム60はさらに、患者69がその撮像対象の身体部分を動かさないようにさせるため、頭部、腕または脚部など患者の身体の一部分をしっかりと保持するような拘束具71を任意選択で含むこともある。磁石アセンブリ11、111は、ボルトによるか、あるいはブラケットによる及び/または接着剤によるなど別の手段によって継鉄61に装着されることがある。
システム60は、所望の任意の寸法を有することができる。このシステムの各部分の寸法は、所望の磁場強度、継鉄61及びアセンブリ11、111を製造する際に使用される材料の種類、並びにその他の設計要因に基づいて選択される。
本発明の好ましい一態様では、MRIシステム60は、継鉄61の第1の部分62と第2の部分63を接続している第3の部分64をだだ1つのみ含んでいる。例えば、この継鉄61は図8に示すように「C」字型構成を有することがある。この「C」字型の継鉄61は、底部継鉄部分62と上部継鉄部分63を接続するような1本の真っ直ぐなまたは湾曲した接続用バーまたは接続用支柱64を有している。
本発明の別の好ましい態様では、MRIシステム60は、図9に示すように複数の接続用バーまたは接続用支柱64を含む継鉄61の別の構成を有している。例えば、2本、3本、4本または5本以上の接続用バーまたは接続用支柱64によって磁石アセンブリ11、111を支持する継鉄部分62及び63を接続することがある。
本発明のさらに別の好ましい態様では、継鉄61は、円形の断面や、図10に示すような六角形断面などの多角形断面を有する単一の管状体66をなしている。この第1の磁石アセンブリ11は、管状体66の内壁の第1の部分62に装着されており、一方第2の磁石アセンブリ111は、継鉄61の管状体66の内壁の反対側部分63に装着されている。所望であれば、継鉄61に取り付けた3つ以上の磁石アセンブリを存在させることもある。撮像ボリューム65は管状体66の中空の中央部分内に位置させている。
次いで、永久磁石アセンブリ11を含むMRI60などのイメージング装置を用いることによって、患者の身体の一部分が磁気共鳴イメージングを用いて撮像される。撮像する前に、移動可能PM本体22、26の位置が固定式PM本体15に対して調整される。例えば、PM片22はMRIシステムに挿入するかMRIシステムから除去するかのいずれかとし、かつ/またはPMプラグは固定式PM本体の背面側に対して上または下に移動させる。PM片22は継鉄内の開口24を通して挿入及び除去することができる。PMプラグ26は開口内においてアクチュエータ28によって上下に移動させている。開口24が固定式PM本体15内まで延びている場合、移動可能PM本体22、26は固定式PM本体内部の開口24内に配置することができる。
患者69は図7及び8に示すようにMRIシステム60の撮像ボリューム65内に進入させている。ボリューム65内に配置させた患者69の身体の一部分からの信号は、RFコイル67によって検出され、また検出された信号はコンピュータなどの処理装置68を用いて処理される。この処理は、RFコイル67からのデータ/信号を画像に変換すること、並びに任意選択でこの画像を保存、伝送及び/または表示すること、を含んでいる。
MRIシステムではなく、非生体材料を撮像するためのNMRシステムなどのシステムが使用されることもあることに留意すべきである。さらに、移動可能PM本体及び固定式PM本体を含むPMアセンブリは、モータや発電機などイメージング・システム以外のシステム内に配置されることもある。
本発明の代替的な実施形態では、その固定式PM本体15は図1〜6に表した構成と異なる構成を有する。例えば、固定式PM本体15の撮像表面は異なる数のステップ及び/または異なるステップ構成を有することがある。別法として、図11及び12に示すように、その固定式PM本体15は階段状ではなく平坦な撮像表面19を有することがある。さらに、図11及び12に示すように、イメージング・システムの複数の磁石アセンブリが移動可能PM本体22、26を有することがある。各永久磁石アセンブリ11、111は同じ移動可能PM本体を含むことが好ましい。しかし所望であれば、各アセンブリ11、111は異なる移動可能PM本体を含むことやPM本体を全く含まないこともあり得る。例えば、図11に示すように、アセンブリ11、111の両方が、各アセンブリのそれぞれの開口24、124内に配置された同じPM片22、122を含んでいる。同様に、図12に示すように、アセンブリ11、111の両方が、各アセンブリのそれぞれの各開口24、124内の同じ位置に配置された同じPMプラグ26、126を含んでいる。各PMプラグ26、126はぞれぞれのアクチュエータ28、128及び裏当て片29、129を含んでいる。
図13、14及び15は、図11の磁石アセンブリ11に関して、PM片22を伴わない場合(図13)、正のPM片22を伴う場合(図14)、あるいは負のPM片22を伴う場合(図15)について磁場分布をシミュレーションして比較したものである。例えば、これらの図に示したように、極(すなわち、固定式PM本体磁石)15上に5×5×5cm3の形状としたPMブロック片22を9個配置することによって、B0磁場をそのPM片の極性に応じて約35ガウスだけ増加または減少させることができる。
図12に示すように、一定量のPM材料及び鉄製裏当て片29を備えたPMプラグ26が、アセンブリ11の固定式PM本体15の中心に配置されている。このプラグ26は、アクチュエータ28によって上下に移動させてPMプラグ26と固定式PM本体15(すなわち、極)の間のギャップを調整し、B0磁場を調整することができる。図16及び17は、図12のシステム内のプラグ・極間ギャップの違いによって磁場がどのように変化するかを表している。このギャップは、図16では0cmであり、また図17では6cmである。
PMプラグ26は、B0磁場調整に関して鉄製プラグと比べてより一層効果的である。図18は、PMプラグと鉄製プラグのいずれかを使用したPMアセンブリのB0磁場調整能力(ΔB/B0)の計算値について、極とプラグの間のギャップの関数としてプロットして比較したものである。図18に示すように、15×15cm2のPMプラグ26は10cmまでのギャップに関して少なくとも約1.15%のB0磁場調整能力を提供することができ、この値は同じサイズをもつ鉄製プラグによって得ることができる値と比べて約4倍大きくなっている。
PM片22またはPMプラグ26を用いることによるB0磁場調整は、磁石シム調整過程の初期段階に関連して実行されることがある。移動可能PM本体22、26は主にB0磁場を変化させるが、磁石均一性に影響を与えることもある。シム調整は磁場の不均一性を低減させるために使用されるが、B0磁場に対してもわずかな調整を行うことができる。したがって、移動可能PM本体を用いたB0磁場調整と粗いシム調整過程は組み合わせることが好ましい。換言すると、移動可能PM本体を使用したB0磁場調整はB0磁場に対する粗いシム調整の影響を考慮しながら実行され、一方粗いシム調整は均一性に対する移動可能PM本体の影響を考慮しながら実行される。この過程の終了時点で、所望のB0磁場レンジが達成されると共に、不均一性の大部分が除去される。所望であれば、次いで移動可能PM本体に関して追加、除去あるいは調整をすることなく精細シム調整を続けることがある。
したがって上述したように、比較的少ない量のPM材料によって十分なMMF変化並びにB0磁場調整を得ることができる。固定式PM本体の前面ではなく背面上に移動可能PM本体を配置することは、システムの動作を妨害することになるような据え付け及び/または移動可能PM本体の間隔調整のために背面機械的取付け具の利用が可能となるため、好ましいものとなる。MRI永久磁石で見られる変動の限界内にB0磁場を調整するために使用されるこの方法は、簡単で信頼性が高くかつ費用効果比が高い。
ここで、永久磁石アセンブリ11及びMRIシステム60を製作する方法について、本発明の別の好ましい実施形態に関連して説明することにする。第1の非磁化材料を備える前駆体が、第1の永久磁石本体を形成させるように第1の非磁化材料が磁化される前にイメージング装置の支持体または継鉄に装着される。例えば前駆体は、上述したセクション31及び35と非磁化の移動可能本体22または26とから製作された固定の本体15とすることがある。
上述した永久磁石本体(または、複数の本体)は、非磁化の前駆体(または、複数の前駆体)を磁化してからこの本体(または、複数の本体)をイメージング装置支持体に装着することによって形成させることが好ましい。しかしこの永久磁石本体(または、複数の本体)は、所望であれば支持体または継鉄に装着する前に磁化されることもある。
MRI、MRTまたはNMRシステムなどの撮像デバイスを製作する方法は、支持体を設ける工程と、第1の非磁化材料を備える第1の前駆体(または、複数の前駆体)を第1の支持体部分に装着する工程と、第1の前駆体を装着した後に第1の非磁化材料を磁化して第1の永久磁石本体(または、複数の本体)を形成させる工程と、を含んでいる。第1の材料と同じまたは異なる非磁化材料を備える第2の前駆体(または、複数の前駆体)は第2の支持体部分に装着させ、第2の前駆体(または、複数の前駆体)の装着後に磁化させて第2の永久磁石本体を形成させることが好ましい。
この支持体は、第1の部分、第2の部分、並びにこれら第1の部分と第2の部分の間に撮像ボリュームが形成されるように第1の部分と第2の部分を接続している少なくとも1つの第3の部分を含むことが好ましい。例えばこの支持体は、MRIシステム60の図7、8、9または10の継鉄61を備えることがある。第1及び第2の前駆体は、固定式PM本体、また任意選択では同様に移動可能PM本体など永久磁石としての使用に適した任意の非磁化材料を備えることがある。前駆体は、上述したようにRが少なくとも1種類の希土類元素を含みかつMが少なくとも1種類の遷移金属を含むとしたRMB合金の複数のブロックからなるアセンブリを備えることが好ましい。
所望であれば、前駆体の非磁化材料を磁化させる前に、非磁化材料からなる第1及び第2の前駆体と、継鉄のぞれぞれの部分との間に上述した少なくとも1層の軟磁性材料層13を装着している。前駆体の装着前に継鉄に軟磁性材料層(複数のこともある)13を装着することや、各前駆体に材料層(複数のこともある)13を先ず装着し続いて材料層(複数のこともある)13と前駆体の両者を継鉄に装着させることがある。
前駆体の非磁化材料は、前駆体(または、複数の前駆体)を継鉄または支持体に装着した後に所望の任意の磁化方法によって磁化させることがある。例えば、第1の前駆体を磁化する好ましい工程は、第1の前駆体の周りにコイルを配置する工程と、第1の前駆体の非磁化材料を少なくとも1つの第1の永久磁石本体に変換するために第1の前駆体にパルス状磁場を加える工程と、第1の永久磁石本体からコイルを除去する工程と、を含んでいる。同様に、第2の前駆体を磁化する工程(こうした本体が存在する場合)は、第2の前駆体の周りにコイルを配置する工程と、第2の前駆体の少なくとも1つの非磁化材料を少なくとも1つの永久磁石本体に変換するために第2の前駆体にパルス状磁場を加える工程と、第2の永久磁石本体からコイルを除去する工程と、を含んでいる。
第1の前駆体と第2の前駆体を磁化するためには、同じコイルを使用することや異なるコイルを使用することがある。例えば、第1の前駆体の周りに第1のコイルを配置させることがあり、また第2の前駆体の周りに第2のコイルを配置させることがある。第1及び第2の前駆体にパルス状磁場を印加するためには、コイルに対してパルス状の電流または電圧が同時にあるいは順次式に加えられている。別法として、第1及び第2の前駆体を順次式に磁化させるためにコイルを1つだけ使用することがある。コイルは先ず第1の前駆体の周りに配置させ、さらに磁場を印加して第1の前駆体を磁化させる。その後に、同じコイルを第2の前駆体の周りに配置させ、さらに磁場を印加して第2の前駆体を磁化させる。
前駆体の周りに配置させるコイルは、図19に示すように継鉄61の一部分62に配置させた前駆体75の周りにピッタリとはめ込まれたハウジング73内に設けられることが好ましい。例えば、図4に示す本体15など円筒状の外側構成を有する前駆体75では、ハウジング73はその内径が前駆体75の外径と比べて若干大きい中空のリングを備えている。コイルはハウジング73の壁の内部に配置させている。
磁化過程を改善させるためにハウジング73内に冷却システムを設けることが好ましい。例えばこの冷却システムは、ハウジング73の壁の内部に1つまたは複数の液体窒素フロー・チャンネルを備えることがある。液体窒素は磁化工程の間にハウジング73を通過するように提供される。RMB合金など前駆体(または、複数の前駆体)の非磁化材料を磁化するためには、2.5テスラを超える磁場、最も好ましくは3.0テスラを超える磁場をコイルによって提供することが好ましい。
したがって所望であれば、移動可能本体と固定式PM本体の両方の周りにコイルを配置させてパルス状磁場を印加することによって、移動可能PM本体を固定式PM本体と同時に磁化させることができる。別法として、その移動可能PM本体は、固定式PM本体と異なる時点で磁化させることがある。例えば、移動可能PM本体は固定式PM本体と比べて小さいため、移動可能PM本体は磁化させた後でMRIシステム内に提供されることがある。これと異なり、より大きな固定式PM本体は、この本体を取り扱う際の安全性及び簡便さを改善するためにMRI継鉄に装着した後で磁化させることがある。
固定式PM本体15内のポケット33は、鉄その他の金属のシムなどの金属シムによって埋め合わせることが好ましい。固定式PM本体15、移動可能PM本体22及び/または26、並びにシムの寸法は同時に設計されると共に、固定式及び移動可能なPM本体並びにシムをこの設計に基づいて形成させることが好ましい。例えば、永久磁石アセンブリの寸法は、シム調整が最も容易な永久磁石本体設計が得られるように調整を受けることがある。
シム及び永久磁石本体の寸法を設計する際に、シム系により与えられる設計点のランダムなじょう乱(perturbation)のキャパシティが検討される。次いで、動作時の温度勾配を考慮に入れながらB0磁場及びアセンブリのシム調整可能性を最適化するように永久磁石本体の形状及び寸法が設計される。次いで、コンピュータ・シミュレーションを用いて各設計点に関する不均一性の範囲を決定し、各点に関するシム調整可能性スコアを作成し伝達関数を当てはめるためのじょう乱のシム調整方法を決定し、かつシム調整可能性に関して磁石アセンブリの設計を最適化することができる。
本発明の上に掲げた記述は、例示及び説明を目的として提示したものである。これは網羅的とすることや本発明を開示した厳密な形態に限定するように意図しておらず、修正形態及び変形形態が上述の教示に照らして可能であり、また本発明の実施により得ることができる。この図面及び説明は、本発明の原理並びにその実際の応用を説明するために選択されたものである。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲並びにその等価物によって規定させるように意図している。
本発明の好ましい実施形態による永久磁石アセンブリの右半分の側面断面図である。 本発明の好ましい実施形態による永久磁石アセンブリの右半分の側面断面図である。 永久磁石プラグを有する永久磁石アセンブリの斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態による永久磁石本体の斜視図である。 図4の本体の基礎セクションの斜視図である。 図4の本体の中空リング・セクションの斜視図である。 本発明の好ましい実施形態による永久磁石アセンブリを含むMRIシステムの側面断面図である。 「C」字型継鉄を含むMRIシステムの斜視図である。 複数の接続用バーを有する継鉄を含むMRIシステムの側面断面図である。 管状の継鉄を含むMRIシステムの側面断面図である。 本発明の代替的な好ましい実施形態によるイメージング・システムの側面断面図である。 本発明の代替的な好ましい実施形態によるイメージング・システムの側面断面図である。 図11のイメージング・システムに関するPM片がない場合の磁場分布シミュレーションの図である。 図11のイメージング・システムに関する正のPM片を有する場合の磁場分布シミュレーションの図である。 図11のイメージング・システムに関する負のPM片を有する場合の磁場分布シミュレーションの図である。 PMプラグの位置に基づいた図12のイメージング・システムに関する磁場分布シミュレーションの図である。 PMプラグの位置に基づいた図12のイメージング・システムに関する磁場分布シミュレーションの図である。 0磁場調整能力を鉄製プラグの場合とPMプラグの場合で比較するためにプロットした図である。 永久磁石としての使用に適した非磁化材料を磁化するために使用されるコイル・ハウジングの斜視図である。
符号の説明
11 磁石アセンブリ
13 軟磁性材料層
15 永久磁石本体
17 背側表面、第1の表面
18 リング高さ
19 撮像表面、第2の表面
20 磁場方向
21 ステップ、リング
22 永久磁石片
23 ステップ、リング
24 開口
25 ステップ、リング
26 永久磁石プラグ
27 ステップ、リング
28 アクチュエータ
29 金属裏当て
31 基礎セクション
33 ポケット
35 中空リング・セクション
41 基礎セクションの第1の主表面、背側表面
42 基礎セクションの第2の主表面
43 基礎セクションの縁部表面
48 リング・セクションの第1の主表面
49 リング・セクションの第2の主表面
50 リング・セクションの縁部表面
51 開口
52 接着剤層
54 永久磁石ブロック
60 MRIシステム
61 継鉄、支持体
62 底部プレート
63 上部プレート
64 接続用バー、接続用支柱
65 撮像ボリューム
66 管状体
67 RFコイル
68 画像処理装置
69 患者
70 寝台、患者支持体
71 拘束具
73 ハウジング
75 前駆体
111 第2の磁石アセンブリ
113 軟磁性材料層
115 永久磁石本体
117 永久磁石の背側表面
119 撮像表面
122 PM片
124 開口
126 PMプラグ
128 アクチュエータ
129 裏当て片

Claims (10)

  1. 固定式永久磁石本体(15)及び該固定式永久磁石本体に対して移動できる移動可能永久磁石本体(22、26)を備える永久磁石アセンブリ(11)。
  2. 前記移動可能永久磁石本体は、該アセンブリ(11)にある開口(24)内に配置されており、該アセンブリのB0磁場を調整するように該アセンブリに対して追加したり除去したりするように適合させた取外し可能永久磁石片(22)を含む、請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 前記移動可能永久磁石本体は、前記固定式永久磁石本体に対してアクチュエータ(28)によって移動させる移動可能永久磁石プラグ(26)を含む、請求項1に記載のアセンブリ。
  4. 第1の部分(62)、第2の部分(63)、及び該第1の部分と第2の部分の間に撮像ボリューム(65)が形成されるように該第1の部分と第2の部分を接続している少なくとも1つの第3の部分(64)を備えた継鉄(61)と、
    前記第1の継鉄部分に装着されており、固定式永久磁石本体(15)及び該固定式永久磁石本体に対して移動できる移動可能永久磁石本体(22、26)を備えた第1の永久磁石アセンブリ(11)と、
    を備える磁気イメージング装置(60)。
  5. 前記固定式永久磁石本体(15)は前記継鉄(61)の前記第1の部分(62)に固定されていること、
    前記移動可能永久磁石本体(22、26)は、前記第1のアセンブリ(11)のB0磁場調整の間は前記固定式永久磁石本体に対して移動可能であり、かつ該装置(60)の動作中では前記固定式永久磁石本体に対して移動しないように適合されていること、
    を特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記移動可能永久磁石本体は、前記第1のアセンブリのB0磁場を調整するように前記第1のアセンブリに対して追加したり除去したりするように適合させた取外し可能永久磁石片(22)を含む、請求項5に記載の装置。
  7. 前記移動可能永久磁石本体は、前記固定式永久磁石本体(15)に対してアクチュエータ(28)によって移動させる移動可能永久磁石プラグ(26)を含む、請求項5に記載の装置。
  8. 永久磁石アセンブリ(11)であって、
    固定式永久磁石本体(15)と、
    該アセンブリのB0磁場を調整するように前記固定式永久磁石本体に対して移動させるための第1の永久磁石手段(22、26)と、
    を備える永久磁石アセンブリ(11)。
  9. 永久磁石アセンブリ(11)を製作する方法であって、
    固定式永久磁石本体(15)を設ける工程と、
    移動可能永久磁石本体(22、26)を設ける工程と、
    該アセンブリのB0磁場を調整するために前記移動可能永久磁石本体を前記固定式永久磁石本体に対して移動させる工程と、
    を含む方法。
  10. 前記固定式永久磁石本体(15)は支持体(61)に固定されていること、
    前記移動可能永久磁石本体(22、26)は、前記アセンブリ(11)のB0磁場調整の間は前記固定式永久磁石本体に対して移動するが、前記アセンブリの動作中では前記固定式永久磁石本体に対して移動しないこと、
    を特徴とする請求項9に記載の方法。
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