JP2005102960A - 点滴支援システム、点滴支援装置および点滴装置、並びに点滴方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 点滴の誤投与を未然に防止するのに好適な点滴支援システムを提供する。
【解決手段】 患者IDおよび薬剤IDを含む点滴情報を記憶したタグAを点滴容器10に付し、リーダライタ100を患者1のベッド3に設置する。点滴台200を患者1の近傍に運び込むと、リーダライタ100にタグAが接近するので、点滴情報がタグAから非接触で読み取られる。リーダライタ100では、記憶媒体のカルテ情報と、読み取られた点滴情報とを照合し、その照合結果が適合したと判定したときは、点滴液が投与可能となるように投与量調整部202を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 患者IDおよび薬剤IDを含む点滴情報を記憶したタグAを点滴容器10に付し、リーダライタ100を患者1のベッド3に設置する。点滴台200を患者1の近傍に運び込むと、リーダライタ100にタグAが接近するので、点滴情報がタグAから非接触で読み取られる。リーダライタ100では、記憶媒体のカルテ情報と、読み取られた点滴情報とを照合し、その照合結果が適合したと判定したときは、点滴液が投与可能となるように投与量調整部202を制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、点滴行為を支援するシステムおよび装置、並びに方法に係り、特に、点滴の誤投与を未然に防止するのに好適な点滴支援システム、点滴支援装置および点滴装置、並びに点滴方法に関する。
医療現場で患者を取り違えることは比較的少ないが皆無ではない。その中で、間違いが多いといわれる患者への薬剤投与に対しては、患者の投薬情報が記憶されている電子カルテと、患者の識別情報などとを照合して、間違いを未然に防止するシステムが特許文献1に開示されている。
特許文献1記載の発明は、点滴を行う場合、投与対象の患者を識別するID識別情報や投薬情報を記憶させたIDタグを点滴の容器などに装着させ、その患者のカルテ情報を記憶させた識別装置にて、カルテ情報と、読み取ったタグ情報とを照合するようにしている。そして、その照合結果により投与の可否をランプやブザーで示すようになっている。
特開2000−342638号公報(第2頁)
特許文献1記載の発明は、点滴を行う場合、投与対象の患者を識別するID識別情報や投薬情報を記憶させたIDタグを点滴の容器などに装着させ、その患者のカルテ情報を記憶させた識別装置にて、カルテ情報と、読み取ったタグ情報とを照合するようにしている。そして、その照合結果により投与の可否をランプやブザーで示すようになっている。
このように、特許文献1記載の発明は、患者のカルテ情報と、点滴の容器などに装着したIDタグからの患者情報との照合結果を、ランプやブザーで表示するのみである。従って、照合結果が不一致であったにもかかわらず、ランプの不適合表示を見逃してしまう危険性や、ブザーによる警告音を聞き逃してしまう危険性が皆無ではないという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、点滴の誤投与を未然に防止するのに好適な点滴支援システム、点滴支援装置および点滴装置、並びに点滴方法を提供することを目的としている。
〔発明1〕 上記目的を達成するために、発明1の点滴支援システムは、
識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴支援システムであって、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報および点滴液の識別を行う点滴液識別情報のうち少なくとも一方の識別情報を含む点滴情報を記憶可能でかつ当該点滴情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
前記非接触型タグから前記点滴情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段を前記投与対象の周辺に設置し、
前記識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段を制御する制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記タグ情報読取手段で読み取った識別情報と、前記カルテ情報に含まれる識別情報とを照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする。
識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴支援システムであって、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報および点滴液の識別を行う点滴液識別情報のうち少なくとも一方の識別情報を含む点滴情報を記憶可能でかつ当該点滴情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
前記非接触型タグから前記点滴情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段を前記投与対象の周辺に設置し、
前記識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段を制御する制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記タグ情報読取手段で読み取った識別情報と、前記カルテ情報に含まれる識別情報とを照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、投与担当者は、まず、非接触型タグが本体または付属物に付された点滴容器を投与対象の近傍に運び、タグ情報読取手段に非接触型タグを接近させる。
タグ情報読取手段に非接触型タグが接近すると、タグ情報読取手段により、非接触型タグから点滴情報が非接触で読み取られる。点滴情報には、対象識別情報および点滴液識別情報のうち少なくとも一方の識別情報が含まれているので、照合手段により、読み取られた識別情報と、カルテ情報記憶手段のカルテ情報に含まれる識別情報とが照合される。そして、その照合結果が適合したと判定されると、制御手段により、投与対象に点滴液が投与可能になるように投与量調整手段が制御される。
タグ情報読取手段に非接触型タグが接近すると、タグ情報読取手段により、非接触型タグから点滴情報が非接触で読み取られる。点滴情報には、対象識別情報および点滴液識別情報のうち少なくとも一方の識別情報が含まれているので、照合手段により、読み取られた識別情報と、カルテ情報記憶手段のカルテ情報に含まれる識別情報とが照合される。そして、その照合結果が適合したと判定されると、制御手段により、投与対象に点滴液が投与可能になるように投与量調整手段が制御される。
投与担当者は、このように点滴液が投与可能となったことを確認した上で、投与量調整手段を介して投与対象と点滴容器を接続し、投与量調整手段により、投与対象へ投与する点滴液の投与量を調節しながら点滴を行う。
これにより、カルテ情報記憶手段にカルテ情報として記憶されている識別情報と、非接触型タグから読み取られた識別情報との照合結果が適合した場合に限り、投与量調整手段により、投与対象に点滴液が投与可能となるので、従来に比して、点滴を誤投与する可能性を低減することができるという効果が得られる。
これにより、カルテ情報記憶手段にカルテ情報として記憶されている識別情報と、非接触型タグから読み取られた識別情報との照合結果が適合した場合に限り、投与量調整手段により、投与対象に点滴液が投与可能となるので、従来に比して、点滴を誤投与する可能性を低減することができるという効果が得られる。
ここで、非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付することには、非接触型タグを点滴容器またはその付属物の表面に付着することのほか、非接触型タグを点滴容器またはその付属物に埋め込むことも含まれる。以下、発明2の点滴支援システム、発明3および4の点滴支援装置、発明5および6の点滴装置、並びに発明7および8の点滴方法において同じである。
また、非接触型タグの識別情報は、点滴液識別情報であっても、対象識別情報であってもよい。後者の場合は、点滴液を準備する段階で、その点滴液を使用することになっている投与対象に対応する対象識別情報が付されるように準備される。以下、発明3の点滴支援装置、発明5の点滴装置、および発明7の点滴方法において同じである。
また、非接触型タグの識別情報は、点滴液識別情報と対象識別情報の両方であってもよい。この場合、対象識別情報と、点滴液識別情報とを記憶することは、両者を単一の非接触型タグに記憶することのほか、それぞれの識別情報を別々の非接触型タグに記憶することも含まれる。以下、発明3の点滴支援装置、発明5の点滴装置、および発明7の点滴方法において同じである。
また、非接触型タグの識別情報は、点滴液識別情報と対象識別情報の両方であってもよい。この場合、対象識別情報と、点滴液識別情報とを記憶することは、両者を単一の非接触型タグに記憶することのほか、それぞれの識別情報を別々の非接触型タグに記憶することも含まれる。以下、発明3の点滴支援装置、発明5の点滴装置、および発明7の点滴方法において同じである。
また、投与対象とは、点滴による医療行為が行われる患者のほか、人間以外の動植物も含まれる。後者の場合、例えば、実験や、水耕栽培といった目的への点滴行為も含まれる。以下、発明2の点滴支援システム、発明3および4の点滴支援装置、発明5および6の点滴装置、並びに発明7および8の点滴方法において同じである。
また、投与量調整手段は、投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整するようになっていればどのような構成であってもよく、例えば、点滴容器からの点滴液の流出および停止を調整するようになっていてもよいし、点滴容器からの点滴液を投与対象側への第1流路と、それ以外への第2流路とに分流し、第1流路への流量と第2流路への流量とを調整するようになっていてもよい。以下、発明2の点滴支援システム、発明3および4の点滴支援装置、発明5および6の点滴装置、並びに発明7および8の点滴方法において同じである。
また、投与量調整手段は、投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整するようになっていればどのような構成であってもよく、例えば、点滴容器からの点滴液の流出および停止を調整するようになっていてもよいし、点滴容器からの点滴液を投与対象側への第1流路と、それ以外への第2流路とに分流し、第1流路への流量と第2流路への流量とを調整するようになっていてもよい。以下、発明2の点滴支援システム、発明3および4の点滴支援装置、発明5および6の点滴装置、並びに発明7および8の点滴方法において同じである。
また、制御手段は、照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、投与対象に点滴液が投与可能となるように投与量調整手段を制御するようになっていればどのような構成であってもよく、例えば、初期状態において点滴液の投与を停止しておき、照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、点滴液の投与を許可するように投与量調整手段を制御するようになっていてもよいし、初期状態において点滴液の投与量をゼロまたは投与対象に影響を与えない量に設定しておき、照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、点滴液の投与量が初期設定量よりも増大するように投与量調整手段を制御するようになっていてもよい。以下、発明2の点滴支援システム、発明3および4の点滴支援装置、発明5および6の点滴装置、並びに発明7および8の点滴方法において同じである。
〔発明2〕 さらに、発明2の点滴支援システムは、
識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴支援システムであって、
点滴液の識別を行う点滴液識別情報を記憶可能でかつ当該点滴液識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報を記憶可能でかつ当該対象識別情報を読取可能な対象識別情報記憶媒体を前記投与対象またはその周辺に付し、
前記非接触型タグから前記点滴液識別情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段と、前記対象識別情報記憶媒体から前記対象識別情報を読み取る対象識別情報読取手段と、前記対象識別情報および前記点滴液識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段を制御する制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記対象識別情報読取手段で読み取った対象識別情報および前記タグ情報読取手段で読み取った点滴液識別情報と、前記カルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とをそれぞれ照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする。
識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴支援システムであって、
点滴液の識別を行う点滴液識別情報を記憶可能でかつ当該点滴液識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報を記憶可能でかつ当該対象識別情報を読取可能な対象識別情報記憶媒体を前記投与対象またはその周辺に付し、
前記非接触型タグから前記点滴液識別情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段と、前記対象識別情報記憶媒体から前記対象識別情報を読み取る対象識別情報読取手段と、前記対象識別情報および前記点滴液識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段を制御する制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記対象識別情報読取手段で読み取った対象識別情報および前記タグ情報読取手段で読み取った点滴液識別情報と、前記カルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とをそれぞれ照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、投与担当者は、まず、非接触型タグが本体または付属物に付された点滴容器を投与対象の近傍に運び、タグ情報読取手段に非接触型タグを接触させる。
タグ情報読取手段に非接触型タグが接近すると、タグ情報読取手段により、非接触型タグから点滴液識別情報が非接触で読み取られる。
タグ情報読取手段に非接触型タグが接近すると、タグ情報読取手段により、非接触型タグから点滴液識別情報が非接触で読み取られる。
また、投与担当者は、対象識別情報記憶媒体から対象識別情報を読み取る。対象識別情報記憶媒体とは、例えば、投与対象の身体の一部に装着されるリストバンドなどに付された非接触型タグであり、その場合、対象識別情報読取手段に対象識別情報媒体を接近させる。
対象識別情報読取手段に対象識別情報記憶媒体が接近すると、対象識別情報読取手段により、対象識別情報記憶媒体から対象識別情報が非接触で読み取られる。
対象識別情報読取手段に対象識別情報記憶媒体が接近すると、対象識別情報読取手段により、対象識別情報記憶媒体から対象識別情報が非接触で読み取られる。
対象識別情報および点滴液識別情報が読み取られると、照合手段により、読み取られた対象識別情報および点滴液識別情報と、カルテ情報記憶手段のカルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とがそれぞれ照合される。そして、その照合結果が適合したと判定されると、制御手段により、投与対象に点滴液が投与可能になるように投与量調整手段が制御される。
投与担当者は、このように点滴液が投与可能となったことを確認した上で、投与量調整手段を介して投与対象と点滴容器を接続し、投与量調整手段により、投与対象へ投与する点滴液の投与量を調節しながら点滴を行う。
これにより、カルテ情報記憶手段にカルテ情報として記憶されている対象識別情報および点滴液識別情報と、対象識別情報記憶媒体および非接触型タグから読み取られた対象識別情報および点滴液識別情報との照合結果がそれぞれ適合した場合に限り、投与量調整手段により、投与対象に点滴液が投与可能となるので、従来に比して、点滴を誤投与する可能性を低減することができるという効果が得られる。
これにより、カルテ情報記憶手段にカルテ情報として記憶されている対象識別情報および点滴液識別情報と、対象識別情報記憶媒体および非接触型タグから読み取られた対象識別情報および点滴液識別情報との照合結果がそれぞれ適合した場合に限り、投与量調整手段により、投与対象に点滴液が投与可能となるので、従来に比して、点滴を誤投与する可能性を低減することができるという効果が得られる。
ここで、対象識別情報記憶媒体とは、非接触型タグのほか、例えば、印刷されたバーコードラベルや、電気的接続端子を有する半導体記憶素子でもよい。前者の場合、対象識別情報記憶媒体読取手段は、光学的に読み取りを行い、後者の場合、対象識別情報記憶媒体読取手段と、半導体記憶素子の電気的接続端子とを信号線で接続して読み取りを行う。以下、発明4の点滴支援装置、発明6の点滴装置、および発明8の点滴方法において同じである。
〔発明3〕 一方、上記目的を達成するために、発明3の点滴支援装置は、
発明1の点滴支援システムの一部として適用される点滴支援装置であって、
前記非接触型タグから前記点滴情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段と、前記識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段を制御する制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記タグ情報読取手段で読み取った識別情報と、前記カルテ情報に含まれる識別情報とを照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする。
発明1の点滴支援システムの一部として適用される点滴支援装置であって、
前記非接触型タグから前記点滴情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段と、前記識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段を制御する制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記タグ情報読取手段で読み取った識別情報と、前記カルテ情報に含まれる識別情報とを照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、発明5の点滴装置との組み合わせで次のような作用が得られる。
投与担当者は、まず、発明5の点滴装置を点滴容器に取り付けて投与対象の近傍に運び、発明5の非接触型タグをタグ情報読取手段に接近させる。
タグ情報読取手段に非接触型タグが接近すると、タグ情報読取手段により、非接触型タグから点滴情報が非接触で読み取られる。点滴情報には、対象識別情報および点滴液識別情報のうち少なくとも一方の識別情報が含まれているので、照合手段により、読み取られた識別情報と、カルテ情報記憶手段のカルテ情報に含まれる識別情報とが照合される。そして、その照合結果が適合したと判定されると、制御手段により、投与対象に点滴液が投与可能になるように発明5の投与量調整手段が制御される。
投与担当者は、まず、発明5の点滴装置を点滴容器に取り付けて投与対象の近傍に運び、発明5の非接触型タグをタグ情報読取手段に接近させる。
タグ情報読取手段に非接触型タグが接近すると、タグ情報読取手段により、非接触型タグから点滴情報が非接触で読み取られる。点滴情報には、対象識別情報および点滴液識別情報のうち少なくとも一方の識別情報が含まれているので、照合手段により、読み取られた識別情報と、カルテ情報記憶手段のカルテ情報に含まれる識別情報とが照合される。そして、その照合結果が適合したと判定されると、制御手段により、投与対象に点滴液が投与可能になるように発明5の投与量調整手段が制御される。
投与担当者は、このように点滴液が投与可能となったことを確認した上で、投与量調整手段を介して投与対象と点滴容器を接続し、投与量調整手段により、投与対象へ投与する点滴液の投与量を調節しながら点滴を行う。
これにより、発明1の点滴支援システムと同等の効果が得られる。
〔発明4〕 さらに、発明4の点滴支援装置は、
発明2の点滴支援システムの一部として適用される点滴支援装置であって、
前記非接触型タグから前記点滴液識別情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段と、前記対象識別情報記憶媒体から前記対象識別情報を読み取る対象識別情報読取手段と、前記対象識別情報および前記点滴液識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段の制御を行う制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記対象識別情報読取手段で読み取った対象識別情報および前記タグ情報読取手段で読み取った点滴液識別情報と、前記カルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とをそれぞれ照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする。
これにより、発明1の点滴支援システムと同等の効果が得られる。
〔発明4〕 さらに、発明4の点滴支援装置は、
発明2の点滴支援システムの一部として適用される点滴支援装置であって、
前記非接触型タグから前記点滴液識別情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段と、前記対象識別情報記憶媒体から前記対象識別情報を読み取る対象識別情報読取手段と、前記対象識別情報および前記点滴液識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段の制御を行う制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記対象識別情報読取手段で読み取った対象識別情報および前記タグ情報読取手段で読み取った点滴液識別情報と、前記カルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とをそれぞれ照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする。
このような構成であれば、発明2の対象識別情報記憶媒体を投与対象またはその周辺に付し、発明6の点滴装置との組み合わせで次のような作用が得られる。
投与担当者は、まず、発明6の点滴装置を点滴容器に取り付けて投与対象の近傍に運び、発明6の非接触型タグをタグ情報読取手段に接触させる。
タグ情報読取手段に非接触型タグが接近すると、タグ情報読取手段により、非接触型タグから点滴液識別情報が非接触で読み取られる。
投与担当者は、まず、発明6の点滴装置を点滴容器に取り付けて投与対象の近傍に運び、発明6の非接触型タグをタグ情報読取手段に接触させる。
タグ情報読取手段に非接触型タグが接近すると、タグ情報読取手段により、非接触型タグから点滴液識別情報が非接触で読み取られる。
また、投与担当者は、対象識別情報記憶媒体から対象識別情報を読み取る。対象識別情報記憶媒体とは、例えば、投与対象の身体の一部に装着されるリストバンドなどに付された非接触型タグであり、その場合、対象識別情報読取手段に対象識別情報媒体を接近させる。
対象識別情報読取手段に対象識別情報記憶媒体が接近すると、対象識別情報読取手段により、対象識別情報記憶媒体から対象識別情報が非接触で読み取られる。
対象識別情報読取手段に対象識別情報記憶媒体が接近すると、対象識別情報読取手段により、対象識別情報記憶媒体から対象識別情報が非接触で読み取られる。
対象識別情報および点滴液識別情報が読み取られると、照合手段により、読み取られた対象識別情報および点滴液識別情報と、カルテ情報記憶手段のカルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とがそれぞれ照合される。そして、その照合結果が適合したと判定されると、制御手段により、投与対象に点滴液が投与可能になるように発明6の投与量調整手段が制御される。
投与担当者は、このように点滴液が投与可能となったことを確認した上で、投与量調整手段を介して投与対象と点滴容器を接続し、投与量調整手段により、投与対象へ投与する点滴液の投与量を調節しながら点滴を行う。
これにより、発明2の点滴支援システムと同等の効果が得られる。
〔発明5〕 一方、上記目的を達成するために、発明5の点滴装置は、
発明1の点滴支援システムの一部として適用される点滴装置であって、
前記識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグと、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段とを備え、
前記投与量調整手段は、前記投与量調整手段の制御を行う制御手段が制御可能となっていることを特徴とする。
これにより、発明2の点滴支援システムと同等の効果が得られる。
〔発明5〕 一方、上記目的を達成するために、発明5の点滴装置は、
発明1の点滴支援システムの一部として適用される点滴装置であって、
前記識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグと、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段とを備え、
前記投与量調整手段は、前記投与量調整手段の制御を行う制御手段が制御可能となっていることを特徴とする。
このような構成であれば、発明3の点滴支援装置との組み合わせで発明1の点滴支援システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明6〕 さらに、発明6の点滴装置は、
発明2の点滴支援システムの一部として適用される点滴装置であって、
前記点滴液識別情報を記憶可能でかつ当該点滴液識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグと、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段とを備え、
前記投与量調整手段は、前記投与量調整手段の制御を行う制御手段が制御可能となっていることを特徴とする。
〔発明6〕 さらに、発明6の点滴装置は、
発明2の点滴支援システムの一部として適用される点滴装置であって、
前記点滴液識別情報を記憶可能でかつ当該点滴液識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグと、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段とを備え、
前記投与量調整手段は、前記投与量調整手段の制御を行う制御手段が制御可能となっていることを特徴とする。
このような構成であれば、発明4の点滴支援装置との組み合わせで発明2の点滴支援システムと同等の作用および効果が得られる。
〔発明7〕 一方、上記目的を達成するために、発明7の点滴方法は、
識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴方法であって、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報および点滴液の識別を行う点滴液識別情報のうち少なくとも一方の識別情報を含む点滴情報を記憶可能でかつ当該点滴情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
前記非接触型タグから前記点滴情報を非接触で読み取るタグ情報読取ステップと、
前記識別情報を含むカルテ情報を記憶したカルテ情報記憶手段から前記カルテ情報を読み出し、前記タグ情報読取ステップで読み取った識別情報と、読み出したカルテ情報に含まれる識別情報とを照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
〔発明7〕 一方、上記目的を達成するために、発明7の点滴方法は、
識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴方法であって、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報および点滴液の識別を行う点滴液識別情報のうち少なくとも一方の識別情報を含む点滴情報を記憶可能でかつ当該点滴情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
前記非接触型タグから前記点滴情報を非接触で読み取るタグ情報読取ステップと、
前記識別情報を含むカルテ情報を記憶したカルテ情報記憶手段から前記カルテ情報を読み出し、前記タグ情報読取ステップで読み取った識別情報と、読み出したカルテ情報に含まれる識別情報とを照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、発明1の点滴支援システムと同等の効果が得られる。
〔発明8〕 さらに、発明8の点滴方法は、
識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴方法であって、
点滴液の識別を行う点滴液識別情報を記憶可能でかつ当該点滴液識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報を記憶可能でかつ当該対象識別情報を読取可能な対象識別情報記憶媒体を投与対象またはその周辺に付し、
前記非接触型タグから前記点滴液識別情報を非接触で読み取るタグ情報読取ステップと、
前記対象識別情報記憶媒体から前記対象識別情報を読み取る対象識別情報読取ステップと、
前記対象識別情報および前記点滴液識別情報を含むカルテ情報を記憶したカルテ情報記憶手段から前記カルテ情報を読み出し、前記対象識別情報読取手段で読み取った対象識別情報および前記タグ情報読取手段で読み取った点滴液識別情報と、読み出したカルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とをそれぞれ照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
〔発明8〕 さらに、発明8の点滴方法は、
識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴方法であって、
点滴液の識別を行う点滴液識別情報を記憶可能でかつ当該点滴液識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報を記憶可能でかつ当該対象識別情報を読取可能な対象識別情報記憶媒体を投与対象またはその周辺に付し、
前記非接触型タグから前記点滴液識別情報を非接触で読み取るタグ情報読取ステップと、
前記対象識別情報記憶媒体から前記対象識別情報を読み取る対象識別情報読取ステップと、
前記対象識別情報および前記点滴液識別情報を含むカルテ情報を記憶したカルテ情報記憶手段から前記カルテ情報を読み出し、前記対象識別情報読取手段で読み取った対象識別情報および前記タグ情報読取手段で読み取った点滴液識別情報と、読み出したカルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とをそれぞれ照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
これにより、発明2の点滴支援システムと同等の効果が得られる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図5は、本発明に係る点滴支援システム、点滴支援装置および点滴装置、並びに点滴方法の第1の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る点滴支援システム、点滴支援装置および点滴装置、並びに点滴方法を、図1に示すように、点滴容器10の点滴液を患者1に投与する場合の医療システムについて適用したものである。
本実施の形態は、本発明に係る点滴支援システム、点滴支援装置および点滴装置、並びに点滴方法を、図1に示すように、点滴容器10の点滴液を患者1に投与する場合の医療システムについて適用したものである。
まず、本実施の形態に係る医療システムの構成を図1を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る医療システムの構成を示す概略構成図である。
医療システムは、図1に示すように、患者1が収容されるベッド3に設置したリーダライタ100と、点滴台200とで構成されている。
点滴台200には、点滴液を充填した点滴容器10と、点滴の投与量を調整する投与量調整部202とが設置されている。点滴容器10には、RFID(Radio Frequency IDentification)非接触型タグ(以下、タグという。)Aが付されてる。
図1は、第1の実施の形態に係る医療システムの構成を示す概略構成図である。
医療システムは、図1に示すように、患者1が収容されるベッド3に設置したリーダライタ100と、点滴台200とで構成されている。
点滴台200には、点滴液を充填した点滴容器10と、点滴の投与量を調整する投与量調整部202とが設置されている。点滴容器10には、RFID(Radio Frequency IDentification)非接触型タグ(以下、タグという。)Aが付されてる。
次に、投与量調整部202の構成を図2を参照しながら詳細に説明する。
図2は、投与量調整部202の構成を示す図である。
投与量調整部202は、図2に示すように、点滴容器10と点滴針(不図示)とを接続したチューブ208の中途に設けられ、点滴の投与量を調整するようになっている。
投与量調整部202は、ローラ210と、クランプ本体206とを有して構成されている。ローラ210には回転軸212が設けられている。クランプ本体206内には、チューブ208を収容するチューブ通路(不図示)が設けられており、チューブ通路の両側には、回転軸212を案内する案内溝(不図示)が、チューブ208の伸長方向に対して一定の傾斜をもって形成されている。ローラ210を上方向に移動させると、回転軸212が案内溝に沿って上方向に移動し、ローラ210がチューブ208に接近してチューブ208を圧迫することにより、チューブ208を流れる点滴の投与量が減少する。逆に、ローラ210を下方向に移動させると、回転軸212が案内溝に沿って下方向に移動し、ローラ210がチューブ208から離隔してチューブ208への圧迫を緩和することにより、チューブ208を流れる点滴の投与量が増加する。
図2は、投与量調整部202の構成を示す図である。
投与量調整部202は、図2に示すように、点滴容器10と点滴針(不図示)とを接続したチューブ208の中途に設けられ、点滴の投与量を調整するようになっている。
投与量調整部202は、ローラ210と、クランプ本体206とを有して構成されている。ローラ210には回転軸212が設けられている。クランプ本体206内には、チューブ208を収容するチューブ通路(不図示)が設けられており、チューブ通路の両側には、回転軸212を案内する案内溝(不図示)が、チューブ208の伸長方向に対して一定の傾斜をもって形成されている。ローラ210を上方向に移動させると、回転軸212が案内溝に沿って上方向に移動し、ローラ210がチューブ208に接近してチューブ208を圧迫することにより、チューブ208を流れる点滴の投与量が減少する。逆に、ローラ210を下方向に移動させると、回転軸212が案内溝に沿って下方向に移動し、ローラ210がチューブ208から離隔してチューブ208への圧迫を緩和することにより、チューブ208を流れる点滴の投与量が増加する。
投与量調整部202は、さらに、ローラ210を最上端で固定するローラストッパ214を有して構成されている。ローラストッパ214の底部にはバネ(不図示)が設けられており、バネの弾性力によりローラストッパ214に対してクランプ本体206の内部方向に作用力を与え、ローラストッパ214の先端が案内溝内に突出してローラ210を固定する。したがって、モータ駆動回路218への電源の供給が遮断されても、ローラ210の固定が解除されることはない。
投与量調整部202は、さらに、ローラストッパ214を駆動するモータ216と、モータ216の駆動を制御するモータ駆動回路218とを有して構成されている。ローラストッパ214の底部およびモータ216の回転軸にはそれぞれボールネジが設けられており、それらボールネジを直交させて咬み合わせることにより、ローラストッパ214とモータ216とを接続している。モータ216が所定方向に回転すると、モータ216の回転によりローラストッパ214のボールネジが回転し、ローラストッパ214がクランプ本体206の外部方向に移動することにより、ローラ210の固定が解除される。
モータ駆動回路218は、信号線204によりタグAと接続されており、信号線204より伝達される信号に基づいてモータ216を駆動する。モータ駆動回路218は、太陽電池を含み、太陽電池によって得られた電気エネルギーを蓄電してモータ216を駆動するのに用いている。
次に、タグAの構成を詳細に説明する。
次に、タグAの構成を詳細に説明する。
図3は、タグAの構成を示す図である。
タグAは、図3に示すように、シート基板300と、ICチップ302と、電波により外部と送受信を行うループアンテナ304とを有して構成されている。
ICチップ302は、タグ情報を記憶した内蔵メモリを有し、内蔵メモリのタグ情報を非接触で読み書きできるようになっている。
タグAは、図3に示すように、シート基板300と、ICチップ302と、電波により外部と送受信を行うループアンテナ304とを有して構成されている。
ICチップ302は、タグ情報を記憶した内蔵メモリを有し、内蔵メモリのタグ情報を非接触で読み書きできるようになっている。
内蔵メモリは、図3に示すように、患者IDおよび薬剤IDを含む点滴情報と、モータ駆動回路218の制御を含む制御情報とをタグ情報として記憶している。制御情報は、外部より書き換えが可能となっている。制御情報は、例えば、2値の情報として構成されており、ビット値が「1」のときは、ローラストッパ214によりローラ210を固定することを示し、ビット値が「0」のときは、ローラストッパ214によりローラ210の固定を解除することを示している。
次に、リーダライタ100の構成を図4を参照しながら詳細に説明する。
図4は、リーダライタ100およびタグAの構成を示す機能ブロック図である。
リーダライタ100は、図4に示すように、CPU等の演算素子を含む制御部102と、専用のタイマを有し時刻情報を生成する時計部104と、タグAの内部メモリを非接触で書き換えるタグ情報送信部106と、タグ情報を非接触で読み取るタグ情報受信部108と、カルテ情報を記憶した記憶媒体を読み出すカルテ情報読出部112と、記憶部114と、入力部116と、表示部118と、タグ情報送信部106およびタグ情報受信部108に接続されるアンテナ110とで構成されている。
図4は、リーダライタ100およびタグAの構成を示す機能ブロック図である。
リーダライタ100は、図4に示すように、CPU等の演算素子を含む制御部102と、専用のタイマを有し時刻情報を生成する時計部104と、タグAの内部メモリを非接触で書き換えるタグ情報送信部106と、タグ情報を非接触で読み取るタグ情報受信部108と、カルテ情報を記憶した記憶媒体を読み出すカルテ情報読出部112と、記憶部114と、入力部116と、表示部118と、タグ情報送信部106およびタグ情報受信部108に接続されるアンテナ110とで構成されている。
カルテ情報読出部112は、カルテ情報を記憶した記憶媒体が挿入されたときは、記憶媒体からカルテ情報を読み出す。なお、記憶媒体からカルテ情報を読み出す構成は、記憶媒体を接続したままにする構成に限定されず、記憶媒体を読み出したときにカルテ情報を記憶部114にコピーし、その後は記憶媒体を取り外すような構成であってもよい。
記憶媒体は、患者IDおよび薬剤IDを含むカルテ情報を記憶している。薬剤IDは、薬剤の種類ばかりでなくその液量や濃度に対しても区分され、それぞれの薬剤IDが与えられている。カルテ情報は、さらに、患者ID以外の患者情報を含んでいる。患者情報としては、患者1の氏名、年齢、性別、病名といった情報である。カルテ情報は、さらに、薬剤ID以外の投薬情報を含んでいる。投薬情報としては、投与する薬剤の種類、投与の日時、投与サイクルといった治療プログラム情報である。また、カルテ情報は、担当医師名や看護師名といった担当者情報を含んでいてもよい。そして、カルテ情報は、患者1の個人情報であるので、記憶媒体には暗号化されて記憶されている。
記憶媒体は、患者IDおよび薬剤IDを含むカルテ情報を記憶している。薬剤IDは、薬剤の種類ばかりでなくその液量や濃度に対しても区分され、それぞれの薬剤IDが与えられている。カルテ情報は、さらに、患者ID以外の患者情報を含んでいる。患者情報としては、患者1の氏名、年齢、性別、病名といった情報である。カルテ情報は、さらに、薬剤ID以外の投薬情報を含んでいる。投薬情報としては、投与する薬剤の種類、投与の日時、投与サイクルといった治療プログラム情報である。また、カルテ情報は、担当医師名や看護師名といった担当者情報を含んでいてもよい。そして、カルテ情報は、患者1の個人情報であるので、記憶媒体には暗号化されて記憶されている。
記憶部114は、リーダライタ100の制御プログラムを格納したROMと、ROM等から読み出したデータや制御部102の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAMとを有して構成されている。
入力部116は、リーダライタ100に照合開始を指示する操作ボタン等の入力スイッチを有して構成されている。
入力部116は、リーダライタ100に照合開始を指示する操作ボタン等の入力スイッチを有して構成されている。
表示部118は、表示ランプや所定の文字情報を表示する液晶パネル等の表示素子を有し、照合結果が不適切であった場合の事由を示すようになっている。事由としては、例えば、タグが受信できない場合、患者IDが一致しない場合、薬剤IDが一致しない場合、投与時刻が不適切である場合などが挙げられる。
ここで、投与量調整部202を制御する信号の流れについて説明する。投与量調整部202を制御する制御情報は、照合結果に基づき制御部102によって生成される。投与量調整部202とリーダライタ100は、点滴台200とベッド3にそれぞれ物理的に離隔して設置されているため、制御部102で生成された制御情報は、タグ情報送信部106から許可信号としてアンテナ110に送られ、アンテナ110によってタグAに送信される。タグAは、許可信号を受信すると、制御情報を書き換え、それによってタグAの出力が変化し、モータ駆動回路218へ伝達される。
ここで、投与量調整部202を制御する信号の流れについて説明する。投与量調整部202を制御する制御情報は、照合結果に基づき制御部102によって生成される。投与量調整部202とリーダライタ100は、点滴台200とベッド3にそれぞれ物理的に離隔して設置されているため、制御部102で生成された制御情報は、タグ情報送信部106から許可信号としてアンテナ110に送られ、アンテナ110によってタグAに送信される。タグAは、許可信号を受信すると、制御情報を書き換え、それによってタグAの出力が変化し、モータ駆動回路218へ伝達される。
次に、本発明の処理を詳細に説明する。
制御部102は、記憶部114の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図5のフローチャートに示す点滴照合処理を実行するようになっている。
図5は、点滴照合処理を示すフローチャートである。
制御部102は、記憶部114の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図5のフローチャートに示す点滴照合処理を実行するようになっている。
図5は、点滴照合処理を示すフローチャートである。
点滴照合処理は、記憶媒体のカルテ情報と、タグAから読み取った点滴情報とを照合し、その照合結果に基づいて投与量調整部202の制御を行う処理であって、制御部102において実行されると、図5に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
ステップS100では、タグAの応答を受信したか否かを判定し、タグAの応答を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS102に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、タグAの応答を受信するまでステップS100で待機する。
ステップS100では、タグAの応答を受信したか否かを判定し、タグAの応答を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS102に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、タグAの応答を受信するまでステップS100で待機する。
ステップS102では、タグ情報受信部108によりタグAから点滴情報を読み取り、読み取った点滴情報を記憶部114に記憶し、ステップS104に移行する。
ステップS104では、患者IDおよび薬剤IDをすべて受信したか否かを判定し、患者IDおよび薬剤IDをすべて受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS106に移行する。
ステップS104では、患者IDおよび薬剤IDをすべて受信したか否かを判定し、患者IDおよび薬剤IDをすべて受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS106に移行する。
ステップS106では、カルテ情報読出部112により記憶媒体からカルテ情報を読み出し、ステップS108に移行して、読み取った点滴情報と、読み出したカルテ情報との照合を行い、ステップS110に移行する。
ステップS110では、ステップS108の照合結果に基づいて、点滴情報およびカルテ情報に含まれる患者IDが一致しているか否かを判定し、それらが一致していると判定したとき(Yes)は、ステップS112に移行する。
ステップS110では、ステップS108の照合結果に基づいて、点滴情報およびカルテ情報に含まれる患者IDが一致しているか否かを判定し、それらが一致していると判定したとき(Yes)は、ステップS112に移行する。
ステップS112では、ステップS108の照合結果に基づいて、点滴情報およびカルテ情報に含まれる薬剤IDが一致しているか否かを判定し、それらが一致していると判定したとき(Yes)は、ステップS114に移行する。
ステップS114では、時計部104で生成した時刻情報およびカルテ情報に含まれる投薬情報に基づいて現在時刻が点滴の投与時刻として適切か否かを判定し、現在時刻が点滴の投与時刻として適切であると判定したとき(Yes)は、ステップS116に移行する。
ステップS114では、時計部104で生成した時刻情報およびカルテ情報に含まれる投薬情報に基づいて現在時刻が点滴の投与時刻として適切か否かを判定し、現在時刻が点滴の投与時刻として適切であると判定したとき(Yes)は、ステップS116に移行する。
ステップS116では、記憶部114の履歴情報およびカルテ情報に含まれる投薬情報に基づいて点滴の投与順序が適切であるか否かを判定し、点滴の投与順序が適切であると判定したとき(Yes)は、ステップS118に移行する。なお、ステップS116では、前後の投与が無い単発の投与の場合も識別できるので、同じ投与を繰り返してしまう誤投与の判別も可能となっている。また、記憶部114の履歴情報は、ステップS120の処理で更新される。
ステップS118では、点滴液が投与可能となるようにタグ情報送信部106により許可信号を送信し、ステップS120に移行する。
ステップS120では、点滴情報に含まれる患者IDおよび薬剤IDに加え、投与を実施した投与時刻として現在時刻を追加し、これらを1レコードの単位として記憶部114に履歴情報として記録しておく。履歴情報は、過去に投与された複数のレコードを含んでもよいし、また、レコードには、医療担当者のIDなどを加えてもよい。
ステップS120では、点滴情報に含まれる患者IDおよび薬剤IDに加え、投与を実施した投与時刻として現在時刻を追加し、これらを1レコードの単位として記憶部114に履歴情報として記録しておく。履歴情報は、過去に投与された複数のレコードを含んでもよいし、また、レコードには、医療担当者のIDなどを加えてもよい。
ステップS120の処理が終了すると、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS116で、点滴の投与順序が適切でないと判定したとき(No)は、ステップS122に移行して、表示部118により警告表示を行い、ステップS120に移行する。
一方、ステップS114で、現在時刻が点滴の投与時刻として適切でないと判定したとき(No)は、ステップS122に移行する。
一方、ステップS116で、点滴の投与順序が適切でないと判定したとき(No)は、ステップS122に移行して、表示部118により警告表示を行い、ステップS120に移行する。
一方、ステップS114で、現在時刻が点滴の投与時刻として適切でないと判定したとき(No)は、ステップS122に移行する。
一方、ステップS112で、点滴情報およびカルテ情報に含まれる薬剤IDが一致していないと判定したとき(No)は、ステップS122に移行する。
一方、ステップS110で、点滴情報およびカルテ情報に含まれる患者IDが一致していないと判定したとき(No)は、ステップS122に移行する。
一方、ステップS104で、患者IDまたは薬剤IDを受信していないと判定したとき(No)は、ステップS100に移行する。
一方、ステップS110で、点滴情報およびカルテ情報に含まれる患者IDが一致していないと判定したとき(No)は、ステップS122に移行する。
一方、ステップS104で、患者IDまたは薬剤IDを受信していないと判定したとき(No)は、ステップS100に移行する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、医療担当者は、点滴台200を患者1の近傍に運び込む。患者1のベッド3にはリーダライタ100が設置され、点滴容器10にはタグAが付されているので、点滴台200を運び込むと、リーダライタ100にタグAが接近することとなる。
リーダライタ100では、タグAが接近すると、ステップS100〜S104を経て、タグ情報受信部108によりタグAから点滴情報が非接触で読み取られる。
まず、医療担当者は、点滴台200を患者1の近傍に運び込む。患者1のベッド3にはリーダライタ100が設置され、点滴容器10にはタグAが付されているので、点滴台200を運び込むと、リーダライタ100にタグAが接近することとなる。
リーダライタ100では、タグAが接近すると、ステップS100〜S104を経て、タグ情報受信部108によりタグAから点滴情報が非接触で読み取られる。
また、医療担当者は、カルテ情報読出部112に記憶媒体を挿入し、カルテ情報の読出要求を入力する。
リーダライタ100では、カルテ情報の読出要求が入力されると、ステップS106を経て、カルテ情報読出部112により記憶媒体からカルテ情報が読み出される。
次いで、ステップS108を経て、読み取られた点滴情報と、読み出されたカルテ情報との照合が行われる。そして、ステップS110〜S116を経て、その照合結果に基づいて、患者IDが一致しているか否か、薬剤IDが一致しているか否か、投与時刻が適切であるか否か、投与順序が適切であるか否かがそれぞれ判定される。その結果、患者IDおよび薬剤IDが一致し、かつ、投与時刻および投与順序が適切であると判定されると、ステップS118を経て、タグ情報送信部106により許可信号が送信される。
リーダライタ100では、カルテ情報の読出要求が入力されると、ステップS106を経て、カルテ情報読出部112により記憶媒体からカルテ情報が読み出される。
次いで、ステップS108を経て、読み取られた点滴情報と、読み出されたカルテ情報との照合が行われる。そして、ステップS110〜S116を経て、その照合結果に基づいて、患者IDが一致しているか否か、薬剤IDが一致しているか否か、投与時刻が適切であるか否か、投与順序が適切であるか否かがそれぞれ判定される。その結果、患者IDおよび薬剤IDが一致し、かつ、投与時刻および投与順序が適切であると判定されると、ステップS118を経て、タグ情報送信部106により許可信号が送信される。
リーダライタ100からの許可信号は、タグAで受信し、内部メモリの制御情報が書き換えられる。制御情報が書き換えられると、タグAの出力が変化するので、モータ駆動回路218によりモータ216が回転し、ローラストッパ214によりローラ210の固定が解除される。これにより、投与量調整部202が点滴液投与可能な状態となる。
医療担当者は、このように点滴液が投与可能となったことを確認した上で、患者1に点滴針を注射し、投与量調整部202により、患者1へ投与する点滴液の投与量を調節しながら点滴を行う。
医療担当者は、このように点滴液が投与可能となったことを確認した上で、患者1に点滴針を注射し、投与量調整部202により、患者1へ投与する点滴液の投与量を調節しながら点滴を行う。
一方、患者ID若しくは薬剤IDが一致せず、または投与時刻若しくは投与順序が適切でないと判定されると、許可信号が送信されず、ローラ210の固定が解除されない。そのため、医療担当者が患者1に点滴を投与しようとしても点滴液が投与されることはない。
このようにして、本実施の形態では、記憶媒体のカルテ情報と、タグAから読み取られた点滴情報とを照合し、その照合結果が適合したと判定したときは、点滴液が投与可能となるように投与量調整部202を制御するようになっている。
このようにして、本実施の形態では、記憶媒体のカルテ情報と、タグAから読み取られた点滴情報とを照合し、その照合結果が適合したと判定したときは、点滴液が投与可能となるように投与量調整部202を制御するようになっている。
これにより、カルテ情報として記憶されている患者IDおよび薬剤IDと、タグAから読み取られた点滴情報に含まれる患者IDおよび薬剤IDとの照合結果が適合した場合に限り、投与量調整部202により、患者1に点滴液が投与可能となるので、従来に比して、点滴を誤投与する可能性を低減することができる。
上記第1の実施の形態において、患者IDは、発明1または7の対象識別情報に対応し、薬剤IDは、発明1または7の点滴液識別情報に対応し、リーダライタ100は、発明3の点滴支援装置に対応し、タグ情報受信部108は、発明1または3のタグ情報読取手段に対応している。また、記憶媒体は、発明1、3または7のカルテ情報記憶手段に対応し、ステップS102は、発明7のタグ情報読取ステップに対応し、ステップS108は、発明1若しくは3の照合手段、または発明7の照合ステップに対応している。
上記第1の実施の形態において、患者IDは、発明1または7の対象識別情報に対応し、薬剤IDは、発明1または7の点滴液識別情報に対応し、リーダライタ100は、発明3の点滴支援装置に対応し、タグ情報受信部108は、発明1または3のタグ情報読取手段に対応している。また、記憶媒体は、発明1、3または7のカルテ情報記憶手段に対応し、ステップS102は、発明7のタグ情報読取ステップに対応し、ステップS108は、発明1若しくは3の照合手段、または発明7の照合ステップに対応している。
また、上記第1の実施の形態において、ステップS110〜S118は、発明1、3若しくは5の制御手段、または発明7の制御ステップに対応し、点滴台200は、発明5の点滴装置に対応し、投与量調整部202は、発明1、3、5または7の投与量調整手段に対応している。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図6および図7は、本発明に係る点滴支援システム、点滴支援装置および点滴装置、並びに点滴方法の第2の実施の形態を示す図である。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図6および図7は、本発明に係る点滴支援システム、点滴支援装置および点滴装置、並びに点滴方法の第2の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、本発明に係る点滴支援システム、点滴支援装置および点滴装置、並びに点滴方法を、図6に示すように、点滴容器10の点滴液を患者1に投与する場合の医療システムについて適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるのは、タグAの点滴情報に含まれる患者IDおよび薬剤IDを、患者1と点滴容器10とに分離して設けたタグC,Dにそれぞれ記憶した点にある。以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、本実施の形態に係る医療システムの構成を図6を参照しながら説明する。
図6は、第2の実施の形態に係る医療システムの構成を示す概略構成図である。
医療システムは、図6に示すように、患者1に装着されたリストバンド5と、点滴台250とで構成されている。リストバンド5には、患者IDを記憶したタグCが埋め込まれている。
図6は、第2の実施の形態に係る医療システムの構成を示す概略構成図である。
医療システムは、図6に示すように、患者1に装着されたリストバンド5と、点滴台250とで構成されている。リストバンド5には、患者IDを記憶したタグCが埋め込まれている。
点滴台250には、点滴容器10と、点滴の投与量を調整する投与量調整部252と、リーダライタ500とが設置されている。点滴容器10には、薬剤IDを記憶したタグDが付されている。
投与量調整部252は、投与量調整部202とほぼ同一の構成であり、投与量調整部202と異なるのは、モータ駆動回路218が信号線254を介してリーダライタ500と直接接続されている点である。したがって、上記第1の実施の形態では、無線によりタグAに許可信号を送信したが、本実施の形態では、信号線254を介して投与量調整部252に許可信号を送信する。
投与量調整部252は、投与量調整部202とほぼ同一の構成であり、投与量調整部202と異なるのは、モータ駆動回路218が信号線254を介してリーダライタ500と直接接続されている点である。したがって、上記第1の実施の形態では、無線によりタグAに許可信号を送信したが、本実施の形態では、信号線254を介して投与量調整部252に許可信号を送信する。
次に、リーダライタ500の構成を図7を参照しながら詳細に説明する。
図7は、リーダライタ500およびタグC,Dの構成を示す機能ブロック図である。
リーダライタ500は、図7に示すように、制御部102、時計部104、タグ情報受信部108、カルテ情報読出部112、記憶部114、入力部116、表示部118およびアンテナ110で構成されている。
図7は、リーダライタ500およびタグC,Dの構成を示す機能ブロック図である。
リーダライタ500は、図7に示すように、制御部102、時計部104、タグ情報受信部108、カルテ情報読出部112、記憶部114、入力部116、表示部118およびアンテナ110で構成されている。
制御部102は、信号線254を介してモータ駆動回路218に接続し、記憶部114の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図5のフローチャートに示す点滴照合処理と同等の処理を実行するようになっている。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、医療担当者は、点滴台250を患者1の近傍に運び込む。患者1のリストバンド5にはタグCが埋め込まれ、点滴容器10にはタグDが付されているので、点滴台250を運び込むと、リーダライタ500にタグC,Dが接近することとなる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、医療担当者は、点滴台250を患者1の近傍に運び込む。患者1のリストバンド5にはタグCが埋め込まれ、点滴容器10にはタグDが付されているので、点滴台250を運び込むと、リーダライタ500にタグC,Dが接近することとなる。
リーダライタ500では、タグC,Dが接近すると、ステップS100〜S104を経て、タグ情報受信部108により、タグCから患者IDが、タグDから薬剤IDがそれぞれ非接触で読み取られる。
また、医療担当者は、カルテ情報読出部112に記憶媒体を挿入し、カルテ情報の読出要求を入力する。
また、医療担当者は、カルテ情報読出部112に記憶媒体を挿入し、カルテ情報の読出要求を入力する。
リーダライタ500では、カルテ情報の読出要求が入力されると、ステップS106を経て、カルテ情報読出部112により記憶媒体からカルテ情報が読み出される。
次いで、ステップS108を経て、読み取られた患者IDおよび薬剤IDと、読み出されたカルテ情報との照合が行われる。そして、ステップS110〜S116を経て、その照合結果に基づいて、患者IDが一致しているか否か、薬剤IDが一致しているか否か、投与時刻が適切であるか否か、投与順序が適切であるか否かがそれぞれ判定される。その結果、患者IDおよび薬剤IDが一致し、かつ、投与時刻および投与順序が適切であると判定されると、ステップS118を経て、制御部102によりモータ駆動回路218に許可信号が送信される。
次いで、ステップS108を経て、読み取られた患者IDおよび薬剤IDと、読み出されたカルテ情報との照合が行われる。そして、ステップS110〜S116を経て、その照合結果に基づいて、患者IDが一致しているか否か、薬剤IDが一致しているか否か、投与時刻が適切であるか否か、投与順序が適切であるか否かがそれぞれ判定される。その結果、患者IDおよび薬剤IDが一致し、かつ、投与時刻および投与順序が適切であると判定されると、ステップS118を経て、制御部102によりモータ駆動回路218に許可信号が送信される。
投与量調整部252では、許可信号を受信すると、モータ駆動回路218によりモータ216が回転し、ローラストッパ214によりローラ210の固定が解除される。これにより、投与量調整部252が点滴液投与可能な状態となる。
医療担当者は、このように点滴液が投与可能となったことを確認した上で、患者1に点滴針を注射し、投与量調整部252により、患者1へ投与する点滴液の投与量を調節しながら点滴を行う。
医療担当者は、このように点滴液が投与可能となったことを確認した上で、患者1に点滴針を注射し、投与量調整部252により、患者1へ投与する点滴液の投与量を調節しながら点滴を行う。
一方、患者ID若しくは薬剤IDが一致せず、または投与時刻若しくは投与順序が適切でないと判定されると、許可信号が送信されず、ローラ210の固定が解除されない。そのため、医療担当者が患者1に点滴を投与しようとしても点滴液が投与されることはない。
このようにして、本実施の形態では、記憶媒体のカルテ情報と、タグC,Dから読み取られた患者IDおよび薬剤IDとを照合し、その照合結果が適合したと判定したときは、点滴液が投与可能となるように投与量調整部202を制御するようになっている。
このようにして、本実施の形態では、記憶媒体のカルテ情報と、タグC,Dから読み取られた患者IDおよび薬剤IDとを照合し、その照合結果が適合したと判定したときは、点滴液が投与可能となるように投与量調整部202を制御するようになっている。
これにより、カルテ情報として記憶されている患者IDおよび薬剤IDと、タグC,Dから読み取られた患者IDおよび薬剤IDとの照合結果が適合した場合に限り、投与量調整部252により、患者1に点滴液が投与可能となるので、従来に比して、点滴を誤投与する可能性を低減することができる。
上記第2の実施の形態において、患者IDは、発明2、4または8の対象識別情報に対応し、薬剤IDは、発明2、4、6または8の点滴液識別情報に対応し、タグCは、発明2、4または8の対象識別情報記憶媒体に対応し、リーダライタ500は、発明4の点滴支援装置に対応している。また、タグ情報受信部108は、発明2、4若しくは8のタグ情報読取手段、または発明2、4若しくは8の対象識別情報読取手段に対応し、記憶媒体は、発明2、4または8のカルテ情報記憶手段に対応し、ステップS102は、発明8のタグ情報読取ステップ、または発明8の対象識別情報読取ステップに対応している。
上記第2の実施の形態において、患者IDは、発明2、4または8の対象識別情報に対応し、薬剤IDは、発明2、4、6または8の点滴液識別情報に対応し、タグCは、発明2、4または8の対象識別情報記憶媒体に対応し、リーダライタ500は、発明4の点滴支援装置に対応している。また、タグ情報受信部108は、発明2、4若しくは8のタグ情報読取手段、または発明2、4若しくは8の対象識別情報読取手段に対応し、記憶媒体は、発明2、4または8のカルテ情報記憶手段に対応し、ステップS102は、発明8のタグ情報読取ステップ、または発明8の対象識別情報読取ステップに対応している。
また、上記第2の実施の形態において、ステップS108は、発明2若しくは4の照合手段、または発明8の照合ステップに対応し、ステップS110〜S118は、発明2、4若しくは6の制御手段、または発明8の制御ステップに対応し、点滴台250は、発明6の点滴装置に対応している。また、投与量調整部252は、発明2、4、6または8の投与量調整手段に対応している。
なお、上記第1および第2の実施の形態においては、患者IDおよび薬剤IDの両方の識別情報を用いて照合するように構成したが、これに限らず、患者IDおよび薬剤IDのうち少なくとも一方の識別情報を用いて照合するように構成することもできる。患者1に対応する点滴液が適切に準備され、点滴容器10に患者IDのタグを付す場合は、点滴を行うときに、その点滴液が該当する患者1のものかを患者IDにより照合すればよい。一方、記憶媒体のカルテ情報に含まれる患者IDと、点滴を行おうとする患者1の患者IDとが一致しているかを照合する場合は、点滴を行うときに、その点滴液の内容が該当する薬剤かを薬剤IDにより照合すればよい。
また、上記第1の実施の形態においては、患者IDおよび薬剤IDをタグAに記憶するように構成したが、これに限らず、それぞれ別々のタグに記憶するように構成することもできる。その場合は、例えば、患者IDを記憶したタグAに加えて、薬剤IDを記憶したタグBを点滴容器10に付す。
また、上記第2の実施の形態においては、リーダライタ500と投与量調整部252とを別体として構成したが、これに限らず、これらを一体として構成することもできる。
また、上記第2の実施の形態においては、リーダライタ500と投与量調整部252とを別体として構成したが、これに限らず、これらを一体として構成することもできる。
これにより、リーダライタ500と投与量調整部252の移動、設置および管理が容易になる。また、構成上においても、リーダライタ500と投与量調整部252とを短距離で配線することができ、信号線254が露出して邪魔になることを回避できる。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、カルテ情報の照合において不適切な場合が発生したときは、その不適切な識別情報の履歴を記録しておくこともできる。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、カルテ情報の照合において不適切な場合が発生したときは、その不適切な識別情報の履歴を記録しておくこともできる。
これにより、不適切な状態が発生した発生原因を分析し、点滴の誤投与の防止をさらに向上させるのに役立てることができる。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、点滴が終了した場合に、リーダライタ100,500からの指示によって、投与量調整部202,252の調整位置を初期位置に制御して戻すような制御手段を付加することも可能である。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、点滴が終了した場合に、リーダライタ100,500からの指示によって、投与量調整部202,252の調整位置を初期位置に制御して戻すような制御手段を付加することも可能である。
これにより、点滴支援システムの利便性を向上させることができる。
また、上記第1および第2の実施の形態において、図5のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては、ROMにあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAMに読み込んで実行するようにしてもよい。
また、上記第1および第2の実施の形態において、図5のフローチャートに示す処理を実行するにあたっては、ROMにあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAMに読み込んで実行するようにしてもよい。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
また、上記第1および第2の実施の形態においては、本発明に係る点滴支援システム、点滴支援装置および点滴装置、並びに点滴方法を、点滴容器10の点滴液を患者1に投与する場合の医療システムについて適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
1…患者,3…ベッド,5…リストバンド,100,500…リーダライタ,102…制御部,104…時計部,106…タグ情報送信部,108…タグ情報受信部,110…アンテナ,112…カルテ情報読出部,114…記憶部,116…入力部,118…表示部,200,250…点滴台,10…点滴容器,202,252…投与量調整部,204,254…信号線,206…クランプ本体,208…チューブ,210…ローラ,212…回転軸,214…ローラストッパ,216…モータ,218…モータ駆動回路,300…シート基板,302…ICチップ,304…ループアンテナ
Claims (8)
- 識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴支援システムであって、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報および点滴液の識別を行う点滴液識別情報のうち少なくとも一方の識別情報を含む点滴情報を記憶可能でかつ当該点滴情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
前記非接触型タグから前記点滴情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段を前記投与対象の周辺に設置し、
前記識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段を制御する制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記タグ情報読取手段で読み取った識別情報と、前記カルテ情報に含まれる識別情報とを照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする点滴支援システム。 - 識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴支援システムであって、
点滴液の識別を行う点滴液識別情報を記憶可能でかつ当該点滴液識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報を記憶可能でかつ当該対象識別情報を読取可能な対象識別情報記憶媒体を前記投与対象またはその周辺に付し、
前記非接触型タグから前記点滴液識別情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段と、前記対象識別情報記憶媒体から前記対象識別情報を読み取る対象識別情報読取手段と、前記対象識別情報および前記点滴液識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段を制御する制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記対象識別情報読取手段で読み取った対象識別情報および前記タグ情報読取手段で読み取った点滴液識別情報と、前記カルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とをそれぞれ照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする点滴支援システム。 - 請求項1記載の点滴支援システムの一部として適用される点滴支援装置であって、
前記非接触型タグから前記点滴情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段と、前記識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段を制御する制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記タグ情報読取手段で読み取った識別情報と、前記カルテ情報に含まれる識別情報とを照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする点滴支援装置。 - 請求項2記載の点滴支援システムの一部として適用される点滴支援装置であって、
前記非接触型タグから前記点滴液識別情報を非接触で読み取るタグ情報読取手段と、前記対象識別情報記憶媒体から前記対象識別情報を読み取る対象識別情報読取手段と、前記対象識別情報および前記点滴液識別情報を含むカルテ情報を記憶するカルテ情報記憶手段と、前記カルテ情報記憶手段のカルテ情報に基づいて照合を行う照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記投与量調整手段の制御を行う制御手段とを備え、
前記照合手段は、前記対象識別情報読取手段で読み取った対象識別情報および前記タグ情報読取手段で読み取った点滴液識別情報と、前記カルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とをそれぞれ照合し、
前記制御手段は、前記照合手段の照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように前記投与量調整手段を制御するようになっていることを特徴とする点滴支援装置。 - 請求項1記載の点滴支援システムの一部として適用される点滴装置であって、
前記識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグと、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段とを備え、
前記投与量調整手段は、前記投与量調整手段の制御を行う制御手段が制御可能となっていることを特徴とする点滴装置。 - 請求項2記載の点滴支援システムの一部として適用される点滴装置であって、
前記点滴液識別情報を記憶可能でかつ当該点滴液識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグと、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段とを備え、
前記投与量調整手段は、前記投与量調整手段の制御を行う制御手段が制御可能となっていることを特徴とする点滴装置。 - 識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴方法であって、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報および点滴液の識別を行う点滴液識別情報のうち少なくとも一方の識別情報を含む点滴情報を記憶可能でかつ当該点滴情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
前記非接触型タグから前記点滴情報を非接触で読み取るタグ情報読取ステップと、
前記識別情報を含むカルテ情報を記憶したカルテ情報記憶手段から前記カルテ情報を読み出し、前記タグ情報読取ステップで読み取った識別情報と、読み出したカルテ情報に含まれる識別情報とを照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする点滴方法。 - 識別情報を利用して点滴行為を支援する点滴方法であって、
点滴液の識別を行う点滴液識別情報を記憶可能でかつ当該点滴液識別情報を非接触で読取可能な非接触型タグを点滴容器またはその付属物に付し、
点滴の投与対象の識別を行う対象識別情報を記憶可能でかつ当該対象識別情報を読取可能な対象識別情報記憶媒体を投与対象またはその周辺に付し、
前記非接触型タグから前記点滴液識別情報を非接触で読み取るタグ情報読取ステップと、
前記対象識別情報記憶媒体から前記対象識別情報を読み取る対象識別情報読取ステップと、
前記対象識別情報および前記点滴液識別情報を含むカルテ情報を記憶したカルテ情報記憶手段から前記カルテ情報を読み出し、前記対象識別情報読取手段で読み取った対象識別情報および前記タグ情報読取手段で読み取った点滴液識別情報と、読み出したカルテ情報に含まれる対象識別情報および点滴液識別情報とをそれぞれ照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合結果が適合したと判定したときは、前記投与対象に点滴液が投与可能となるように、前記投与対象へ投与する点滴液の投与量を調整する投与量調整手段を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする点滴方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061205 |