JP2005102766A - 内視鏡の掃除用ブラシ具 - Google Patents
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Abstract
【課題】内壁面に段差を有するシリンダ等がブラッシング対象となる管路に接続されているような場合でも、先端ガイド部を容易に通過させて管路内を全長にわたって容易かつ確実にブラッシング清掃することができる内視鏡の掃除用ブラシ具を提供すること。
【解決手段】外力によって弾性変形する棒状体又は筒状体により形成されて内視鏡の管路内に差し込まれる先端ガイド部1と、先端ガイド部1の後方に連なるように連結された中間可撓軸部2と、中間可撓軸部2の尾部に連結されたブラシ部3とからなる内視鏡の掃除用ブラシ具であって、先端ガイド部1の先寄りの部分に屈曲部1bが形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】外力によって弾性変形する棒状体又は筒状体により形成されて内視鏡の管路内に差し込まれる先端ガイド部1と、先端ガイド部1の後方に連なるように連結された中間可撓軸部2と、中間可撓軸部2の尾部に連結されたブラシ部3とからなる内視鏡の掃除用ブラシ具であって、先端ガイド部1の先寄りの部分に屈曲部1bが形成されている。
【選択図】 図1
Description
この発明は、内視鏡の管路内をブラッシング清掃するために用いられる内視鏡の掃除用ブラシ具に関する。
内視鏡使用後には、吸引チューブ等のような内視鏡の管路内に掃除用ブラシ具が通されてブラッシング清掃が行われるが、その際にはブラシと管路内壁面との間に大きな抵抗が発生するので、可撓軸の先端に取り付けられたブラシを管路の奥に向かって後方から押し進めようとしても中々うまく行かず、管路内の清掃に多大の時間と労力を要する場合がある。
そこで、内視鏡の掃除用ブラシ具を、尾部にブラシが連結された可撓軸の先端に棒状又は筒状の先端ガイド部を連結した構成にして、使用時には先端ガイド部から内視鏡の管路内に通し、管路の反対側に突き出された先端ガイド部を引っ張ることにより、尾部に配置されているブラシを管路内に引き通してブラッシングを行うようにしたものがある(例えば、特許文献1)。
特開2003−190092
上述のように、尾部に配置されているブラシを管路内に引き通すような使い方をすれば、ブラシと管路内壁面との間に大きな抵抗が生じるような場合でも、管路の全長にわたって比較的容易にブラッシングすることができる。
しかし、そのような内視鏡の掃除用ブラシ具においては、例えば図7に示されるように、内視鏡の掃除用ブラシ具が通される管路10′に、内壁面に段差12a′を有するシリンダ12′等が接続されていると、先端ガイド部1の最先端部1aがその段差12a′に引っ掛かってそれ以上の前進ができなくなり、管路10′内のブラッシングを全く行えなくなってしまう場合がある。
そこで本発明は、内壁面に段差を有するシリンダ等がブラッシング対象となる管路に接続されているような場合でも、先端ガイド部を容易に通過させて管路内を全長にわたって容易かつ確実にブラッシング清掃することができる内視鏡の掃除用ブラシ具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の掃除用ブラシ具は、外力によって弾性変形する棒状体又は筒状体により形成されて内視鏡の管路内に差し込まれる先端ガイド部と、先端ガイド部の後方に連なるように連結された中間可撓軸部と、中間可撓軸部の尾部に連結されたブラシ部とからなる内視鏡の掃除用ブラシ具であって、先端ガイド部の先寄りの部分に屈曲部が形成されているものである。
なお、屈曲部の屈曲角度が15°〜75°の範囲にあるとよく、さらに望ましくは、30°〜60°の範囲にあるとよい。
また、先端ガイド部の最先端部が、先端ガイド部を形成する棒状体又は筒状体の外径より大きな径の球状に形成されていてもよい。
また、先端ガイド部の最先端部が、先端ガイド部を形成する棒状体又は筒状体の外径より大きな径の球状に形成されていてもよい。
本発明によれば、尾部にブラシが連結された可撓軸の先端の先端ガイド部の先寄りの部分に屈曲部を形成したことにより、内壁面に段差を有するシリンダ等がブラッシング対象となる管路に接続されていて、先端ガイド部の最先端部がその段差に引っ掛かったような場合でも、先端ガイド部にモーメントが作用するので、先端ガイド部を容易に通過させて管路内を全長にわたって容易かつ確実にブラッシング清掃することができる。
外力によって弾性変形する棒状体又は筒状体により形成されて内視鏡の管路内に差し込まれる先端ガイド部と、先端ガイド部の後方に連なるように連結された中間可撓軸部と、中間可撓軸部の尾部に連結されたブラシ部とからなる内視鏡の掃除用ブラシ具であって、先端ガイド部の先寄りの部分に、屈曲角度が30°〜60°程度の屈曲部が形成されている。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、第1の実施例の内視鏡の掃除用ブラシ具を示しており、1は、例えばナイロン(ポリアミド)樹脂又はPOM樹脂等のような弾発性のあるプラスチック製の、外力によって弾性変形する棒状体又は筒状体からなる先端ガイド部である。
図1は、第1の実施例の内視鏡の掃除用ブラシ具を示しており、1は、例えばナイロン(ポリアミド)樹脂又はPOM樹脂等のような弾発性のあるプラスチック製の、外力によって弾性変形する棒状体又は筒状体からなる先端ガイド部である。
先端ガイド部1は、例えば1〜2mm程度の一定の直径で例えば2〜5cm程度の長さに形成されて、先端近傍位置(例えば、滑らかに丸められた最先端部1aから2〜10mm程度離れた位置)に屈曲角度が30°〜60°程度の範囲の屈曲部1bが形成されている。
先端ガイド部1の後端部には、長さが1〜2m程度で、曲がりくねった内視鏡の管路内に容易に挿通可能な、例えばフッ素樹脂チューブ又はポリエチレン樹脂チューブ等のような可撓性チューブ製の中間可撓軸部2が、後方に連なるように連結されている。
ただし、中間可撓軸部2として金属ワイヤやコイル等を用いても差し支えない。なお、この実施例では、先端ガイド部1の後端部付近が中間可撓軸部2の先端に差し込まれてそこに接合固着されているが、連結部はどのような構成を採ってもよい。
中間可撓軸部2の尾部には、ステンレス鋼線を撚って形成されたブラシ軸3aの途中に間隔をあけて三個のブラシ3bが植毛形成されたブラシ部3が連結されている。ただし、ブラシ3bは一個以上何個であってもよい。また、この実施例では、ブラシ部3の先端部付近が中間可撓軸部2の後端に差し込まれてそこに接合固着されているが、連結部はどのような構成を採ってもよい。
図2は、上述のように構成された実施例の内視鏡の掃除用ブラシ具を内視鏡の吸引管路10に挿通する直前の状態を示しており。この図においては、内視鏡のコネクタ部に配置された吸引口金11と操作部に配置された吸引操作弁の吸引シリンダ12との間を接続する吸引管路10がブラッシング対象になっており、内視鏡の掃除用ブラシ具が先端ガイド部1側から吸引口金11に差し込まれる。
そして、中間可撓軸部2を指先で摘んで掃除用ブラシ具を吸引管路10内に押し込んで行くと、先端ガイド部1が、吸引管路10の内壁から受ける力によって真っ直ぐに近い形状に弾性変形した状態で吸引管路10内を進んで行って吸引シリンダ12内に達し、図3に示されるように、先端ガイド部1の最先端部1aが吸引シリンダ12内の段差12aに引っ掛かる場合がある。
しかし、先端ガイド部1がその先寄りの位置に形成されている屈曲部1bで屈曲していることにより、吸引シリンダ12の段差12aに対する先端ガイド部1の引っ掛かり位置が、先端ガイド部1に後方から作用する押し込み力の方向Aに対して偏位している。
したがって、先端ガイド部1に後方からの押し込み力が作用し続けると、発生するモーメントによって先端ガイド部1がある程度撓んでから、図3に破線で示されるように段差12aから最先端部1aが跳び出して、先端ガイド部1が吸引シリンダ12内を通過する。
先端ガイド部1の屈曲部1bが図3に示されるのと逆向きになっている場合でも、同様にして、図4に示されるように先端ガイド部1が吸引シリンダ12内を通過することができる。なお、このように動作するために屈曲部1bの屈曲角度は30°〜60°の範囲程度にあることが望ましいが、15°〜75°程度の範囲であっても相当の効果がある。
このようにして、図5に示されるように、先端ガイド部1が吸引管路10内を通過して吸引シリンダ12から外方に引き出されるので、先端ガイド部1を指先で摘んで引っ張ることにより、ブラシ部3を吸引口金11から吸引管路10内の全長にわたって通過させてそれらの内壁面を容易にブラッシング清掃することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば図6に示されるように、先端ガイド部1の最先端部1aが、先端ガイド部1を形成する棒状体又は筒状体の外径より大きな径の球状に形成されていてもよく、ブラシ3bは前述のように一個でもよい。また、ブラッシング対象となる管路は吸引管路10に限らず、内視鏡内に配管されているどのような管路であっても差し支えない。
1 先端ガイド部
1a 最先端部
1b 屈曲部
2 中間可撓軸部
3 ブラシ部
3a ブラシ軸
3b ブラシ
10 吸引管路
12 吸引シリンダ
12a 段差
1a 最先端部
1b 屈曲部
2 中間可撓軸部
3 ブラシ部
3a ブラシ軸
3b ブラシ
10 吸引管路
12 吸引シリンダ
12a 段差
Claims (4)
- 外力によって弾性変形する棒状体又は筒状体により形成されて内視鏡の管路内に差し込まれる先端ガイド部と、上記先端ガイド部の後方に連なるように連結された中間可撓軸部と、上記中間可撓軸部の尾部に連結されたブラシ部とからなる内視鏡の掃除用ブラシ具であって、
上記先端ガイド部の先寄りの部分に屈曲部が形成されていることを特徴とする内視鏡の掃除用ブラシ具。 - 上記屈曲部の屈曲角度が15°〜75°の範囲にある請求項1記載の内視鏡の掃除用ブラシ具。
- 上記屈曲部の屈曲角度が30°〜60°の範囲にある請求項2記載の内視鏡の掃除用ブラシ具。
- 上記先端ガイド部の最先端部が、上記先端ガイド部を形成する棒状体又は筒状体の外径より大きな径の球状に形成されている請求項1、2又は3記載の内視鏡の掃除用ブラシ具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003336721A JP2005102766A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 内視鏡の掃除用ブラシ具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003336721A JP2005102766A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 内視鏡の掃除用ブラシ具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005102766A true JP2005102766A (ja) | 2005-04-21 |
Family
ID=34532736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003336721A Pending JP2005102766A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 内視鏡の掃除用ブラシ具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005102766A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200468229Y1 (ko) * | 2011-09-16 | 2013-08-01 | 이윤정 | 세척도구 |
-
2003
- 2003-09-29 JP JP2003336721A patent/JP2005102766A/ja active Pending
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KR200468229Y1 (ko) * | 2011-09-16 | 2013-08-01 | 이윤정 | 세척도구 |
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