JP2005101925A - 光センス機能付きスイッチおよびそれを用いた照明機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構造で安価であり且つ環境的にも好ましい光センス機能付きスイッチを提供する。
【解決手段】 ランプ15とAC電源16とに直列に接続されるサイリスタ11のアノード‐ゲート間に抵抗12を介設して、ノーマリーオン型のサイリスタを構成する。また、サイリスタ11のゲートとカソードとの間に受光素子13を介設して、サイリスタ11のゲート電圧を周囲の照度に応じて制御してオン・オフを行う。こうして、価格的に高価なMOSFETを使用することなく、簡易な構造で安価であり且つCd成分を用いない環境的にも好ましい光センス機能付きスイッチ14および照明機器を提供する。
【選択図】図1

Description

この発明は、周囲の明るさに応じて負荷を制御できる光センス機能付きスイッチおよびそれを用いた照明機器に関する。
従来、周囲の明るさに応じてランプの点灯・消灯を行う照明機器として、図15に示すようなものがある(例えば、非特許文献1(在田,森,由宇著「電力制御回路設計ノウハウ」CQ出版、昭和60年2月1日、p.124)参照)。この照明機器は、CdSを用いた受光部および制御回路部でなる受光・制御部1とサイリスタ2とで構成されている。そして、上記受光部によって周囲光を検出し、この受光部からの出力によって制御回路部を介してサイリスタ2のゲート電圧を制御して、サイリスタ2のオン・オフを制御するのである。尚、3は負荷となるランプである。
また、上記受光・制御部1のようなCdSを用いた複雑な構成に対して、別電源を必要としない簡易な構成で実現できる自動点滅装置として特許文献1(特開平5‐152924号公報),特許文献2(特開2001‐44815号公報)および特許文献3(特開2001‐53597号公報)等が提案されている。
上記特許文献1に開示されたEEスイッチは、MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)でなるスイッチング素子とフォトダイオードアレイとを含んで構成されており、周囲光の有無をフォトダイオードアレイによって検出し、フォトダイオードアレイからの出力電圧に応じて上記スイッチング素子のオン・オフを制御するものである。
また、上記特許文献2に開示された自動点滅器は、MOSFETでなる可変インピーダンスと太陽電池とを含む照度センサを、サイリスタの第1端子とゲートとの間に介設して構成されて、外光に応じて上記可変インピーダンスが導通するとサイリスタがオンするものである。尚、太陽電池の受光面には液晶板が配置されており、上記可変インピーダンスの導通時には上記液晶板の透過率を非導通時よりも小さくして、外光に対する上記サイリスタのオン・オフにヒステリシスを持たせている。
また、上記特許文献3に開示された電子式自動点滅器は、基本的には上記特許文献2に開示された自動点滅器と同じであり、外光に応じて、MOSFETでなるスイッチング素子と太陽電池とを含んだ照度センサで、サイリスタのオン・オフを制御するものである。
しかしながら、上記非特許文献1に開示された照明機器や、特許文献1に開示されたEEスイッチや、特許文献2および特許文献3に開示された自動点滅器には、以下のような問題がある。
先ず、上記非特許文献1に開示された照明機器の場合には、上記サイリスタ2の第1端子とゲートとの間に、CdSおよびフォトトランジスタ等の複数の部品を用いた受光・制御部1を介設し、オンさせたい場合にのみ制御信号を上記ゲートに出力してサイリスタ2のオン・オフを制御するようにしている。したがって、受光・制御部1の回路構成が複雑化して部品点数も多いという問題がある。さらに、CdSは、人間に有害なCdを主原料としており、環境的にも好ましくないという問題もある。
また、上記特許文献1に開示されたEEスイッチは、MOSFETとフォトダイオードアレイとでなり、フォトダイオードアレイからの出力電圧に応じてMOSFETのオン・オフを制御するので、上記CdSやフォトトランジスタ等を含む受光・制御部1とサイリスタ2とを有するスイッチの場合よりも部品点数は少なくなってはいるが、MOSFETを用いるためにサイリスタを用いる場合に比較して価格が高くなってしまうという問題がある。
また、上記特許文献2に開示された自動点滅器は、外光の透過率を調整する光量制御機能を持たせた照度センサを用いているが、基本的には上記特許文献2に開示されたEEスイッチをサイリスタの第1端子とゲートとの間に介設した構造を有しているため、制御部の回路構成が複雑であり、部品点数も多くなり、且つ、MOSFETを使用するために価格的に高くなる等の問題がある。
また、上記特許文献3に開示された電子式自動点滅器の場合も、上記特許文献2に開示された自動点滅器の場合と同様に、外光に応じて、太陽電池とMOSFETとを含む照度センサでサイリスタのオン・オフを制御するものである。そのために、制御部の回路構成が複雑になって部品点数も多くなり、且つ、MOSFETを使用するために価格的に高くなる等の問題がある。
在田,森,由宇著「電力制御回路設計ノウハウ」CQ出版、昭和60年2月1日、p.124 特開平5‐152924号公報 特開2001‐44815号公報 特開2001‐53597号公報
そこで、この発明の課題は、簡易な構造で安価であり且つ環境的にも好ましい光センス機能付きスイッチおよびそれを用いた照明機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の光センス機能付きスイッチは、第1端子と第2端子とゲートとを有するサイリスタと、上記サイリスタの第1端子とゲートとの間に介設された抵抗と、上記サイリスタのゲートと第2端子との間に介設された受光素子を備えている。
上記構成によれば、サイリスタの第1端子とゲートとの間に抵抗が介設されているために、サイリスタの第1端子と第2端子との間にAC電源が接続されることによって、ノーマリーオン型のサイリスタが形成される。したがって、上記サイリスタのゲートと第2端子との間に介設された受光素子が受光して電流が流れると、上記サイリスタはオフする。こうして、価格的に高価なMOSFETを使用することなく安価であり、上記サイリスタ制御用の制御電源が不要で構造が簡易であり、且つ、照度センサとしてCdSを用いないため環境的にも好ましい光センス機能付きスイッチが提供される。
また、1実施例の光センス機能付きスイッチでは、上記抵抗は可変抵抗である。
この実施例によれば、上記サイリスタの第1端子とゲートとの間に可変抵抗が介設されている。したがって、上記サイリスタのゲート感度が変化する場合であっても、入射光が無い場合には確実に上記サイリスタをオンさせることができるようにゲート電圧を調整できる。
また、1実施例の光センス機能付きスイッチでは、上記受光素子はフォトトランジスタである。
この実施例によれば、入射光によって上記フォトトランジスタがオンした場合に、ノーマリーオン型のサイリスタである上記サイリスタがオフする。
また、1実施例の光センス機能付きスイッチでは、上記受光素子は、フォトトランジスタとトランジスタをダーリントン接続して成るダーリントンフォトトランジスタである。
この実施例によれば、上記ダーリントンフォトトランジスタを構成するフォトトランジスタの受光感度を増大することができる。
また、1実施例の光センス機能付きスイッチでは、上記受光素子は、並列に接続されると共に受光面が同一方向に向いた複数のフォトトランジスタである。
この実施例によれば、複数のフォトトランジスタの受光面を同一方向に向けることによって、入射光に対する指向特性が高められる。したがって、特定方向からの光に応じて上記サイリスタをオン・オフさせることができる。すなわち、外部からの光のみを効率よく受光することができ、照明機器のスイッチング装置として用いた場合に、発光手段からの光で誤動作しないようにすることが可能になる。
また、1実施例の光センス機能付きスイッチでは、上記サイリスタのゲートと上記抵抗との間に介設されたダイオードを備えている。
この実施例によれば、上記サイリスタのゲートと第1端子との間のオン電圧を高めることができ、フォトトランジスタや例えば上記サイリスタを構成するトランジスタ等の動作に必要な動作電圧を安定して供給することができる。
また、1実施例の光センス機能付きスイッチでは、上記受光素子と上記サイリスタの第2端子との間に介設された発光素子を備えている。
この実施例によれば、上記受光素子が受光して電流が流れると、上記サイリスタはオフする。その際に、上記受光素子とサイリスタの第2端子との間に介設された発光素子がオンする。したがって、上記発光素子が発光することによって、上記サイリスタがオフ状態であっても当該光センス機能付きスイッチが正常に動作していることを確認できる。
また、1実施例の光センス機能付きスイッチでは、上記受光素子は、受光方向が互いに異なるように配置された複数のフォトトランジスタである。
この実施例によれば、広範囲の特定方向の光に応じて上記サイリスタをオン・オフさせることができる。
また、1実施例の光センス機能付きスイッチでは、上記サイリスタ,抵抗および受光素子をリードフレーム上に搭載し、樹脂で封止して成る。
この実施例によれば、上記サイリスタおよび抵抗等の制御素子を熱伝導に優れた材質のリードフレーム上に搭載することによって、放熱性に優れた小型の光センス機能付きスイッチを提供できる。
また、1実施例の光センス機能付きスイッチでは、上記樹脂は、上記受光素子を封止する透光性樹脂と、上記サイリスタおよび抵抗を封止する熱伝導性樹脂とで成っている。
この実施例によれば、上記サイリスタおよび抵抗の放熱を効率的に行い、且つ、上記受光素子に上記サイリスタおよび抵抗で発生した熱が伝導し難い構造を得ることができる。
また、1実施例のサイリスタオフ時に発光する発光素子を有する光センス機能付きスイッチでは、上記サイリスタ,抵抗,受光素子および発光素子をリードフレーム上に搭載し、樹脂で封止して成る。
この実施例によれば、上記サイリスタおよび抵抗等の制御素子を熱伝導に優れた材質のリードフレーム上に搭載することによって、放熱性に優れた小型の光センス機能付きスイッチを提供できる。
また、1実施例のサイリスタオフ時に発光する発光素子を有する光センス機能付きスイッチでは、上記樹脂は、上記受光素子および発光素子を封止する透光性樹脂と、上記サイリスタおよび抵抗を封止する熱伝導性樹脂とで成っている。
この実施例によれば、上記サイリスタおよび抵抗の放熱を効率的に行い、且つ、上記受光素子および発光素子へは上記サイリスタおよび抵抗で発生した熱が伝導し難い構造を得ることができる。また、上記受光素子を当該光センス機能付きスイッチの一側に配置する一方、上記発光素子を他側に配置し、上記サイリスタおよび抵抗を上記両側の中間部に配置すれば、受光領域と発光領域とが上記熱伝導性樹脂で成る遮光樹脂で分離される。こうすることによって、当該光センス機能付きスイッチ自ら発光した光によって誤動作することを防止できる。
また、この発明の照明機器は、この発明の光センス機能付きスイッチと、上記光センス機能付きスイッチに接続されて、上記光センス機能付きスイッチによって点灯および消灯が行われる発光手段を備えている。
上記構成によれば、この発明の光センス機能付きスイッチが発光手段のスイッチング手段として用いられている。したがって、簡易な構成で安価であり且つ環境的にも好ましい照明機器が得られる。また、ノーマリーオン型の照明機器であるため、耐ノイズ性に優れラッシュ電流を抑制でき、信頼性を高めることができる。
また、1実施例の照明機器では、上記発光手段は発光ダイオードであり、上記光センス機能付きスイッチおよび発光ダイオードは同一基板上に形成されている。
この実施例によれば、上記光センス機能付きスイッチと発光ダイオードとが一体に形成されて、小型の照明機器が得られる。
以上より明らかなように、この発明の光センス機能付きスイッチは、サイリスタの第1端子とゲートとの間に抵抗を介設し、上記サイリスタのゲートと第2端子との間に受光素子を介設したので、上記サイリスタの第1端子と第2端子との間にAC電源が接続されることによって、上記受光素子に対して入射光が無い場合に上記サイリスタがオンとなるノーマリーオン型のスイッチが得られる。したがって、MOSFETを使用することなく安価であり、上記サイリスタ制御用の制御電源が不要で構造が簡易であり、且つ、照度センサとしてCdSを用いないため環境的にも好ましい光センス機能付きスイッチを提供することができる。
さらに、上記受光素子と上記サイリスタの第2端子との間に発光素子を介設すれば、上記受光素子が受光して電流が流れると、上記サイリスタはオフする一方、上記発光素子がオンする。したがって、上記サイリスタがオフ状態であっても当該光センス機能付きスイッチが正常に動作していることを、上記発光素子によって確認することができる。
また、この発明の照明機器は、この発明の光センス機能付きスイッチによって発光手段の点灯および消灯を行うので、簡易な構成で安価であり且つ環境的にも好ましい照明機器を得ることができる。また、ノーマリーオン型の照明機器であるため、耐ノイズ性に優れラッシュ電流を抑制でき、信頼性を高めることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。尚、以下の説明では、同じ部材には同じ番号または記号を付け、説明の重複は避ける。
・第1実施の形態
図1は、本実施の形態の光センス機能付きスイッチを用いた照明機器の構成を示す回路図である。図1において、11は3端子双方向サイリスタ(以下、単にサイリスタと言う)であり、第1端子と第2端子とゲートとを有している。さらに、12は抵抗、13は受光素子、15は発光手段としてのランプ、16はAC電源である。抵抗12は、サイリスタ11の第1端子‐ゲート間に介設されている。また、受光素子13は、サイリスタ11のゲート‐第2端子間に介設されている。
上記サイリスタ11と抵抗12と受光素子13は、後に詳述するように、例えばリードフレーム上に一体に形成されると共に樹脂封止されてパッケージを形成しており、光センス機能付きスイッチ14を構成している。そして、光センス機能付きスイッチ14には端子T1と端子T2とが設けられており、端子T1にはサイリスタ11の第1端子が接続される一方、端子T2にはサイリスタ11の第2端子が接続されている。さらに、端子T1と端子T2との間には、ランプ15とAC電源16とが直列に接続されている。つまり、サイリスタ11によって、AC電源16からランプ15への電源経路をオン・オフするように構成されているのである。
上記構成において、上記受光素子13に対して入射光が無い状態では、受光素子13がオフするため、サイリスタ11のゲートには抵抗12に応じた電圧が印加されてサイリスタ11がオンする。その結果、AC電源16からランプ15への電源経路がオンしてランプ15が点灯する。つまり、サイリスタ11の第1端子‐ゲート間に抵抗12を介設することによって、ノーマリーオンのサイリスタ11を構成しているのである。
この状態において、上記受光素子13に対して入射光があると、受光素子13がオンするため、サイリスタ11のゲートには電圧が印加されずにサイリスタ11がオフする。この場合、受光素子13の光励起電流は、通常、ランプ15を点灯させることが可能な電流値よりも低い。そのため、AC電源16からランプ15への電源経路がオフしてランプ15が消灯することになる。
以上のごとく、本実施の形態においては、上記ランプ15とAC電源16とに直列に接続されるサイリスタ11の第1端子‐ゲート間に抵抗12を介設して、ノーマリーオン型のサイリスタを構成する。そして、サイリスタ11のゲートと第2端子との間に受光素子13を介設して、サイリスタ11のゲート電圧を周囲の照度に応じて制御してサイリスタ11のオン・オフを行うようにしている。したがって、価格的に高価なMOSFETを使用することなく、簡易な構造で且つ動作用の制御電源が不要な光センス機能付きスイッチ14を提供することができる。
また、この光センス機能付きスイッチ14はノーマリーオンタイプの装置である。したがって、光センス機能付きスイッチ14を用いた照明機器は、常時ランプ15は点灯状態であって周囲光を検知した場合にのみ消灯する。したがって、耐ノイズ性の良い照明機器を提供することができる。さらに、サイリスタ11をオンさせる電流を常時通電するためランプ15のラッシュ電流を抑制することができ、照明機器の信頼性を高めることができるのである。また、照度センサとしてCdSを使用しないため、Cd成分を用いない環境的にも好ましい照明機器を提供することができる。
図2は、図1に示す照明機器の構成において、抵抗12を可変抵抗17に変えたものである。この照明機器では、サイリスタ11のゲート感度が変化する場合であっても、常時確実にサイリスタ11をオンさせることができるようにゲート電圧を調整できる。また、可変抵抗17の代わりに正特性のサーミスタを用いれば、サイリスタ11のゲート感度の温度補正を行うことが可能になる。
図3は、図1に示す照明機器の構成において、上記受光素子13をフォトトランジスタ18で実現したものである。この照明機器では、入射光によってフォトトランジスタ18がオンした場合に、サイリスタ11がオフするのである。特に、指向性を有するフォトトランジスタを使用した場合には、特定方向の光量を検出してランプ15の点灯・消灯を行うことが可能になる。また、図4は、図3における3端子双方向サイリスタ11をSCR(silicon-controlled-rectifier)19に置き換えた光センス機能付きスイッチ14の具体的回路図である。このように、この発明においては、3端子双方向サイリスタ11に限らずSCR19を用いても差し支えないのである。
図5は、図1に示す照明機器の構成において、上記受光素子13を複数個(例えば2個)のフォトトランジスタ21,22を並列に接続して実現したものである。この照明機器では、複数個のフォトトランジスタ21,22の受光面を同一方向に向けることによって、入射光に対する指向特性を高めて特定方向からの光を検出してランプ15の点灯・消灯を行うことができる。こうすることによって、外部からの光のみをフォトトランジスタ21,22によって効率よく受光することができ、例えばランプ15からの光で照明機器が誤動作しないようにすることが可能になる。
図6は、図3に示す照明機器の構成において、上記サイリスタ11のゲートと抵抗12との間にダイオード23を介設したものである。この照明機器では、サイリスタ11のゲートと第1端子との間のオン電圧を高めることができ、フォトトランジスタ18や例えばサイリスタ11を構成するトランジスタ(図示せず)等の動作に必要な動作電圧を安定して供給することができるのである。
図7は、図6に示す照明機器の構成において、上記フォトトランジスタ18のエミッタとサイリスタ11の第2端子との間に発光ダイオード24を介設したものである。上述したように、サイリスタ11はノーマリーオン型のサイリスタであり、フォトトランジスタ18が入射光を受けた場合にランプ15は消灯する。ところが、この照明機器では、フォトトランジスタ18が入射光を受けてオンすると発光ダイオード24がオンするようになっている。したがって、発光ダイオード24が点灯することによって、ランプ非点灯時であっても当該照明機器が動作していることを表示することができ、当該照明機器が正常に動作していることを確認できるのである。尚、ダイオード23は備えていなくても構わない。
図8は、図7に示す照明機器の構成において、上記フォトトランジスタ18を、NPN型のフォトトランジスタ25のエミッタをNPNトランジスタ26のベースに接続するダーリントン接続を行って構成されたダーリントンフォトトランジスタ27に代えたものである。この場合には、ランプ非点灯時に発光ダイオード24を点灯させると共に、フォトトランジスタ25の光励起電流を増幅して実質的にフォトトランジスタ25の受光感度を増大することができる。尚、ダイオード23および発光ダイオード24は、何れか一方のみを備えていても両方とも備えていなくても構わない。
上記各実施の形態においては、上記可変抵抗器17,フォトトランジスタ18,ダーリントントランジスタ19,複数のフォトトランジスタ21,22,ダイオード23,発光ダイオード24およびダーリントンフォトトランジスタ27の使用とその機能とについて個別に説明しているが、適宜組み合わせて用いても一向に差し支えない。要は、図1に示すように、サイリスタ11の第1端子‐ゲート間に抵抗12を介設してノーマリーオンのサイリスタを構成すると共に、サイリスタ11のゲートと第2端子との間に受光素子13を介設した構成を有していればよいのである。
尚、上記光センス機能付きスイッチ14の各構成において、上記フォトトランジスタ18,21,22,25の受光部前にレンズを形成すれば、各フォトトランジスタの指向特性を図9に示すように高めることができる。こうすることによって、特定方向の光のみを検出してランプ15を点灯・消灯することが可能になる。逆に、指向特性の高い複数のフォトトランジスタを受光方向を互いに異なるように配置することによって、広範囲の特定方向の光を検出してランプ15を点灯・消灯することができる。
さらに、指向特性の高いフォトトランジスタの指向性を利用すれば、ランプ15に変えて発光ダイオードを用い、上記フォトトランジスタと発光ダイオードとを、上記発光ダイオードの光放射方向が上記フォトトランジスタの受光方向と重なり合わないように配置して同一基板上に一体形成することが可能になる。こうすることによって、発光素子を用いた小型の照明機器を提供することができる。
また、上記受光素子13の具体的構成はフォトトランジスタやその複合体に限定されるものではなく、使用環境に応じて例えばフォトダイオード等であっても差し支えない。
・第2実施の形態
本実施の形態は、上記第1実施の形態における光センス機能付きスイッチ14の具体的構成に関するものである。
図10は、上記サイリスタ11と抵抗12とフォトトランジスタ18とを1つのチップで構成した光センス機能付きスイッチ14の平面図である。サイリスタ11と抵抗12とフォトトランジスタ18とは、例えば銅系等の熱伝導の優れた材質で形成されたリードフレーム31上に搭載されて、サイリスタ11は結線ワイヤ32,32で配線接続されている。そして、サイリスタ11と抵抗12とフォトトランジスタ18とは、リードフレーム31と共に透光性樹脂33によって封止されている。このように、サイリスタ11および抵抗12等の制御素子を熱伝導に優れた材質のリードフレーム31上に搭載することによって、放熱性に優れた光センス機能付きスイッチ14を提供できる。尚、実際の使用に際しては、各リードフレーム31を接続しているタイバーは切断される。
図11および図12は、図10の変形例であり、封止樹脂を、フォトトランジスタ18が搭載されている側の領域Aを封止する透光性樹脂33と、サイリスタ11および抵抗12を含む制御素子が搭載されている側の領域Bを封止する熱伝導性樹脂34とで、構成している。このように、フォトトランジスタ18側を透光性樹脂33で封止し、制御素子を熱伝導性樹脂34で封止することによって、ランプ(図示せず)の点灯・消灯を制御するパワーサイリスタの放熱を効率的に行い、且つ、フォトトランジスタ18へはサイリスタ11で発生した熱が伝導し難い構造の光センス機能付きスイッチ14を提供することができるのである。さらに、熱伝導性樹脂34でリードフレーム31,31を包み込むことによって、放熱性に優れた光センス機能付きスイッチ14を提供することができる。
特に、上記サイリスタ11搭載側のリードフレームとして異型状のリードフレームを用い、リードフレームの厚肉部にサイリスタ11を搭載する一方、薄板部にフォトトランジスタ18を搭載すれば、さらに放熱を促進できるので好ましい。
尚、図11および図12においては、透光性樹脂33と熱伝導性樹脂34とを一体に形成して1チップの光センス機能付きスイッチ14を構成しているが、透光性樹脂33で形成された領域Aと熱伝導性樹脂34で形成された領域Bとを別チップに形成することも可能である。
図13および図14は、ランプ非点灯時に点灯する発光ダイオード24を搭載した光センス機能付きスイッチ14の平面図である。フォトトランジスタ18はチップの一方の側に、サイリスタ11および抵抗12は中央部に、発光ダイオード24は他方の側に位置してリードフレーム31,31上に搭載され、サイリスタ11は結線ワイヤ32,32で配線接続されている。そして、フォトトランジスタ18が搭載されている側の領域Aを透光性樹脂33で封止し、サイリスタ11および抵抗12を含む制御素子が搭載されている領域Bを熱伝導性樹脂34で封止し、発光ダイオード24が搭載されている側の領域Cを透光性樹脂33で封止している。このように、受光領域Aと発光領域Cとを熱伝導性樹脂34で成る遮光樹脂で分離することによって、光センス機能付きスイッチ14自ら発光した光によって誤動作することを防止できるのである。
本実施の形態に記載のように形成された光センス機能付きスイッチ14を用いることによって、上記第1実施の形態において述べたように、周囲が暗くなると点灯する一方明るくなると消灯するナイトライトやフットライト等の照明機器を容易に形成することができるのである。
尚、上記各説明においては、サイリスタとして3端子双方向サイリスタ(所謂、トライアック)を用いた場合を例に説明している。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、SCR等の他のサイリスタを用いても差し支えない。その場合には、上記説明における第1端子をアノードとし、第2端子をカソードとすればよい。要は、ゲート電圧を制御してオン・オフを制御可能なサイリスタであればよいのである。
本発明の光センス機能付きスイッチは、ノーマリーオンタイプの自動点滅器として有用であり、照明機器等に利用することができる。
この発明の光センス機能付きスイッチを用いた照明機器における回路図である。 図1とは異なる光センス機能付きスイッチを用いた照明機器における回路図である。 図1および図2とは異なる光センス機能付きスイッチを用いた照明機器の回路図である。 フォトトランジスタをSCRに接続した場合の回路図である。 図1〜図3とは異なる光センス機能付きスイッチを用いた照明機器の回路図である。 図1〜図3および図5とは異なる光センス機能付きスイッチを用いた照明機器の回路図である。 図1〜図3,図5および図6とは異なる光センス機能付きスイッチを用いた照明機器の回路図である。 図1〜図3および図5〜図7とは異なる光センス機能付きスイッチを用いた照明機器の回路図である。 フォトトランジスタの指向特性を示す図である。 サイリスタと抵抗とフォトトランジスタとを1つのチップで構成した光センス機能付きスイッチの平面図である。 図10とは異なる光センス機能付きスイッチにおける平面図である。 図11における封止樹脂の構成を示す図である。 図10および図11とは異なる光センス機能付きスイッチにおける平面図である。 図13における封止樹脂の構成を示す図である。 従来の照明機器の回路図である。
符号の説明
11…サイリスタ、
12…抵抗、
13…受光素子、
14…光センス機能付きスイッチ、
15…ランプ、
16…AC電源、
17…可変抵抗、
18,21,22,25…フォトトランジスタ、
19…SCR、
23…ダイオード、
24…発光ダイオード、
26…トランジスタ、
27…ダーリントンフォトトランジスタ、
31…リードフレーム、
32…結線ワイヤ、
33…透光性樹脂、
34…熱伝導性樹脂。

Claims (14)

  1. 第1端子と第2端子とゲートとを有するサイリスタと、
    上記サイリスタの第1端子とゲートとの間に介設された抵抗と、
    上記サイリスタのゲートと第2端子との間に介設された受光素子
    を備えたことを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  2. 請求項1に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記抵抗は、可変抵抗であることを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  3. 請求項1に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記受光素子は、フォトトランジスタであることを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  4. 請求項1に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記受光素子は、フォトトランジスタとトランジスタとをダーリントン接続して成るダーリントンフォトトランジスタであることを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  5. 請求項1に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記受光素子は、並列に接続されると共に受光面が同一方向に向いた複数のフォトトランジスタであることを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  6. 請求項1に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記サイリスタのゲートと上記抵抗との間に介設されたダイオードを備えたことを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  7. 請求項1に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記受光素子と上記サイリスタの第2端子との間に介設された発光素子を備えたことを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  8. 請求項1に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記受光素子は、受光方向が互いに異なるように配置された複数のフォトトランジスタであることを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  9. 請求項1に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記サイリスタ,抵抗および受光素子をリードフレーム上に搭載し、樹脂で封止して成ることを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  10. 請求項9に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記樹脂は、上記受光素子を封止する透光性樹脂と、上記サイリスタおよび抵抗を封止する熱伝導性樹脂とで成る
    ことを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  11. 請求項7に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記サイリスタ,抵抗,受光素子および発光素子をリードフレーム上に搭載し、樹脂で封止して成ることを特徴とする光センス機能付きスイッチ。
  12. 請求項11に記載の光センス機能付きスイッチにおいて、
    上記樹脂は、上記受光素子および発光素子を封止する透光性樹脂と、上記サイリスタおよび抵抗を封止する熱伝導性樹脂とで成る
    ことを特徴とする照明機器。
  13. 請求項1に記載の光センス機能付きスイッチと、
    上記光センス機能付きスイッチに接続されて、上記光センス機能付きスイッチによって点灯および消灯が行われる発光手段
    を備えたことを特徴とする照明機器。
  14. 請求項13に記載の照明機器において、
    上記発光手段は発光ダイオードであり、
    上記光センス機能付きスイッチおよび発光ダイオードは、同一基板上に形成されていることを特徴とする照明機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008541275A (ja) * 2005-05-13 2008-11-20 クリー インコーポレイテッド 光起動ワイドバンドギャップバイポーラパワースイッチングデバイスおよび回路
JP2010205440A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明システム
CN109661060A (zh) * 2018-12-07 2019-04-19 上海亚明照明有限公司 适用于led发光装置的控制电路以及led发光装置

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