JP2005100571A - 情報記録媒体搬送装置および情報記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 DVDドライブ装置1のケース2内に、DVD4をその上面と下面から挟み込むように一対の搬送ローラ9a、9bを設ける。搬送ローラ9aは、ステッピングモータ11の駆動に応じて回転する。搬送ローラ9bは、L字形のアーム12の短辺12aの先端部に取り付けられており、形状記憶合金製のばね14が搬送ローラ9bをDVD4の方向に付勢する。温度が低下すると、ばね14が伸長し、搬送ローラ9a、9bとDVD4との間の摩擦係数の低下を補償して適正な摩擦力を発生させる。
【選択図】 図1
Description
これに対しては、低温環境下でも滑りが生じない程度の押圧力を搬送ローラに与えておくことが考えられる。しかし、このような手段では、常温または高温において逆に搬送ローラに過大な荷重がかかることになり、特に高温における搬送ローラの軟化に伴って搬送ローラに変形が生じてしまう。
以下、本発明の第1の実施形態について図1を参照しながら説明する。
図1は、カーナビゲーション装置に内蔵されているDVDドライブ装置の構成を概略的に示す縦断面図である。この図1において、DVDドライブ装置1の筐体をなすケース2の正面パネルにはDVD4(情報記録媒体に相当)を挿入するための挿入口3(媒体挿入口に相当)が設けられており、ケース2の内部には、挿入口3に連続した図示しない搬送路が形成されている。この搬送路は、DVD4の端部を支持するレールからなり、そのレールに両側が支持された状態でDVD4が案内されるようになっている。
挿入口3からDVD4が挿入されると、センサ6は媒体の挿入を示す検出信号を出力し、図示しない制御部は、この検出信号に応じてステッピングモータ11を正転駆動する。DVD4は、搬送ローラ9aと9bの間に挟まれた状態で、搬送ローラ9a、9bの回転とともにケース内部の搬送路に沿ってケース2の奥へと進入する。そして、センサ7がDVD4の奥端部を検出すると、制御部は、その検出信号に応じてステッピングモータ11の駆動を停止する。これにより、DVD4は、挿入口3から所定の収容位置にまで搬送され、その位置で保持される。
次に、本発明の第2の実施形態について図2を参照しながら説明する。
図2は、DVDドライブ装置の構成を概略的に示す縦断面図であり、図1と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。この第2の実施形態は、第1の実施形態に対し搬送ローラ9bの支持の構造が異なっている。すなわち、図2に示すDVDドライブ装置15において、搬送ローラ9bの支持部材16とケース2の底面との間には、シリンダ17に収められた形状記憶合金製のばね14が設けられており、ばね14の伸縮に伴って支持部材16がシリンダ17内を上下に移動するようになっている。本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用、効果が得られ、さらに一層の小型化が図られる。
次に、本発明の第3の実施形態について図3を参照しながら説明する。
図3は、CDドライブ装置の構成を概略的に示す縦断面図であり、図1と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。この図3において、CDドライブ装置18(情報記録再生装置に相当)のケース2の内部には、CD19をその上面と下面から挟み込むように一対の搬送ローラ9a、9bが設けられている。このうち駆動ローラである搬送ローラ9aは、ケース2内に設けられた支持部材20の先端部に取り付けられており、ステッピングモータ11の駆動に応じて回転するようになっている。
挿入口3からCD19が挿入されると、センサ6は媒体の挿入を示す検出信号を出力し、図示しない制御部は、この検出信号に応じてクランプ・アンクランプ機構21、25をクランプ状態にするとともにステッピングモータ11を正転駆動する。CD19は、搬送ローラ9aと9bの間に挟まれた状態で、搬送ローラ9a、9bの回転とともにケース内部の搬送路に沿ってケース2の奥へと進入する。そして、センサ7がCD19の奥端部を検出すると、制御部は、その検出信号に応じてステッピングモータ11の駆動を停止し、クランプ・アンクランプ機構21、25をアンクランプ状態にする。これにより、CD19は挿入口3から所定の収容位置まで搬送され、読出装置8はCD19を回転させてデータの読み出しを開始する。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
各実施形態について、駆動ローラと従動ローラの関係を入れ替えてもよい。例えば第1、第2の実施形態において、搬送ローラ9aとステッピングモータ11をDVD4の下側に配置し、搬送ローラ9bとばね14をDVD4の上側に配置してもよい。
搬送ローラ9a、9bに対し、それぞれを情報記録媒体の方向へ付勢する形状記憶合金製のばね14を備えた構成としてもよい。
搬送ローラ9a、9bが温度変化に伴って膨張・収縮するような材質からなる場合には、DVD4やCD19に対する搬送ローラ9a、9bの押圧力が温度変化にかかわらず一定となるような伸縮特性を持つばね14を用いるとよい。
情報記録媒体は、DVDやCDに限らず磁気カードやICカードなどであってもよい。
Claims (6)
- 媒体挿入口と所定の媒体収容位置との間で情報記録媒体を搬送する情報記録媒体搬送装置において、
前記情報記録媒体をその両面から挟み込むように設けられた一対の搬送ローラと、
この搬送ローラに駆動力を与える駆動手段と、
前記一対の搬送ローラのうち少なくとも一方を前記情報記録媒体の方向へ付勢する形状記憶合金製のばねとを備えて構成されていることを特徴とする情報記録媒体搬送装置。 - 前記形状記憶合金製のばねは、温度変化にかかわらず前記情報記録媒体に対する前記搬送ローラの押圧力が一定となるような伸縮特性を有していることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体搬送装置。
- 前記形状記憶合金製のばねは、温度変化にかかわらず前記搬送ローラと前記情報記録媒体との間の摩擦力が一定となるような伸縮特性を有していることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体搬送装置。
- 前記搬送ローラはゴムにより構成されており、
前記形状記憶合金製のばねは、温度の低下に伴って伸長するような伸縮特性を有していることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の情報記録媒体搬送装置。 - 前記情報記録媒体が前記所定の媒体収容位置にあることを条件として、前記搬送ローラを前記情報記録媒体に対し非接触の状態とする離脱手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の情報記録媒体搬送装置。
- 情報記録媒体の挿入口を備えた筐体と、
この筐体内に設けられた請求項1ないし5の何れかに記載の情報記録媒体搬送装置と、
所定の媒体収容位置に搬送された情報記録媒体に対し情報の読み出しまたは書き込みを実行する記録再生手段とを備えて構成されていることを特徴とする情報記録再生装置。
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JP2003335746A JP3903973B2 (ja) | 2003-09-26 | 2003-09-26 | 情報記録媒体搬送装置および情報記録再生装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008105037A1 (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-04 | Pioneer Corporation | 情報処理装置 |
JP2009301688A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Alpine Electronics Inc | ディスク装置 |
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