JP2005099397A - 画像記録装置及び排紙装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像記録後の銀塩カラー感光材料が排紙されるとき、その画像記録面が自動的に表側または裏側になって排紙されるようにした画像記録装置及び画像記録装置用の排紙装置を提供する。
【解決手段】 この画像記録装置は、画像データに基づいて波長の異なる複数の光源により感光紙Sを露光し現像し、その現像後の感光紙を排紙するための排紙装置27を備え、排紙装置は、排紙のために搬送される感光紙の先端を検出する先端検知部26bと、感光紙に付けられた識別マークを読み込むための読込センサ72と、読み込まれた識別マークの情報に基づいて排紙される感光紙の反転・非反転を切り換える反転ガイド76と、を備える。
【選択図】 図3
【解決手段】 この画像記録装置は、画像データに基づいて波長の異なる複数の光源により感光紙Sを露光し現像し、その現像後の感光紙を排紙するための排紙装置27を備え、排紙装置は、排紙のために搬送される感光紙の先端を検出する先端検知部26bと、感光紙に付けられた識別マークを読み込むための読込センサ72と、読み込まれた識別マークの情報に基づいて排紙される感光紙の反転・非反転を切り換える反転ガイド76と、を備える。
【選択図】 図3
Description
本発明は、銀塩カラー感光材料を露光し現像する画像記録装置及び画像記録装置に着脱自在な排紙装置に関するものである。
従来、銀塩カラー感光材料を露光し現像する画像記録装置の現像部から排紙される画像記録後の銀塩カラー感光材料は、画像の形成された面が常に表側になって排紙されていた。しかし、ユーザによっては、画像の形成された面が裏側になって排紙されることを望む場合がある一方、画像の形成された面が表側で排紙されることを望む場合もあった。
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、画像記録後の銀塩カラー感光材料が排紙されるとき、その画像記録面が自動的に表側または裏側になって排紙されるようにした画像記録装置及び画像記録装置用の排紙装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による画像記録装置は、画像データに基づいて波長の異なる複数の光源によりシート状の銀塩カラー感光材料を露光し現像し、その現像後の銀塩カラー感光材料を排紙するための排紙装置を備える画像記録装置において、前記排紙装置は、前記排紙のために搬送される銀塩カラー感光材料の先端を検出する先端検知手段と、前記銀塩カラー感光材料に付けられた識別マークを読み込むための読込手段と、前記読み込まれた識別マークの情報に基づいて前記排紙される銀塩カラー感光材料の反転・非反転を切り換える排紙切換手段と、を備えることを特徴とする。
この画像記録装置によれば、銀塩カラー感光材料に付けられた識別マークの情報に基づいて排紙時の銀塩カラー感光材料の反転・非反転を切り換えるので、銀塩カラー感光材料の画像記録面を自動的に表側または裏側にして排紙できる。
上記画像記録装置において前記先端検知手段で前記先端を検出すると時間のカウントを開始する第1タイマ手段を備え、前記第1タイマ手段によりカウントされた時間に基づいて前記読込手段が動作するとともに、前記カウントした時間が所定時間を経過しても前記読込手段が前記識別マークを読み込まないとき、前記銀塩カラー感光材料のジャムを知らせるように構成することで、先端検知手段と読込手段との間における銀塩カラー感光材料のジャムを検知できる。
また、前記排紙切換手段は、前記先端検知手段及び前記読込手段よりも下流側に配置されるとともに、前記識別情報は前記銀塩カラー感光材料の排紙方向先頭側に付けられていることが好ましい。
また、前記読込手段で前記銀塩カラー感光材料を検知すると、前記タイマ手段とは別の第2タイマ手段で時間のカウントを開始し、所定時間が経過したら、前記排紙切換手段が反転・非反転を切り換えるように構成してもよい。
また、前記識別マークは外部からの命令により前記露光時に付けられるように構成できる。例えば、情報を入力可能な操作パネルを備え、前記操作パネルから前記識別マークのための情報が入力され設定可能にできる。
また、前記識別マークのための情報は、前記画像記録装置に対し前記画像データを送る画像転送手段で設定されるようにできる。また、前記画像データを生成する画像処理装置において前記識別マークのための情報を付帯させた前記画像データが前記画像記録装置に送信されるようにしてもよい。
また、前記排紙切換手段による反転制御のために、前記識別マークの白黒のしきい値、前記読込手段を構成する反射センサのON・OFFの感度、前記銀塩カラー感光材料の種類毎の白地のしきい値、前記第1タイマ手段によるカウント時間、及び前記銀塩カラー感光材料の搬送速度の内の少なくとも1つのパラメータを設定可能であるように構成することが好ましい。
また、前記先端検知手段を前記画像記録装置側に配置されるように構成してもよい。これにより、画像記録装置側にある先端検知手段を用いることができるので、排紙装置の構成が簡単となる。
本発明による排紙装置は、上述の排紙装置が画像データに基づいて波長の異なる複数の光源によりシート状の銀塩カラー感光材料を露光し現像する画像記録装置に着脱可能に構成されたことを特徴とする。
この排紙装置によれば、銀塩カラー感光材料に付けられた識別マークの情報に基づいて排紙時の銀塩カラー感光材料の反転・非反転を切り換えるので、銀塩カラー感光材料の画像記録面を自動的に表側または裏側にして排紙できる。また、画像記録装置に着脱可能であるので、画像記録装置において必要に応じて銀塩カラー感光材料の反転制御が可能となる。排紙装置に反射センサ等の読込手段を設けることにより、既存の画像記録装置に読込手段を追加する必要がなくなる。また、画像記録装置側にある先端検知手段を用いれば、排紙装置を簡単に構成できる。
本発明の画像記録装置及び画像記録装置用の排紙装置によれば、画像記録後の銀塩カラー感光材料が排紙されるとき、その画像記録面が自動的に表側または裏側になって排紙できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による画像記録装置全体の外観を示す斜視図である。図2は図1の画像記録装置の内部を正面側から見た図である。
図1、図2に示すように、画像記録装置1は、印刷出力対象の絵柄、色調、文章、文字等の確認を行うためのカラープルーフ(校正用サンプル)を作成するものであって、銀塩カラー感光材料(以下、単に「感光材料」または「感光紙」ともいう。)に露光し画像を形成する露光ユニット11と、露光された記録材料を現像する現像ユニット21と、を備える。
露光ユニット11は、図1,図2のように、前面からメンテナンスできるように開閉可能な前面パネル5と、各種情報の表示とタッチパネルからなり装置全体の操作のために各種情報が入力可能な入力表示部2と、内部にシート状の感光材料(感光紙)をロール状に巻回して収容したカートリッジ13を給紙カバー3,4の開放後に装填可能な装填部12,12’と、を備える。
現像ユニット21は、メンテナンスのために開閉可能な上面パネル6と、前面には、現像処理液等の補充等のために開閉可能に設けられた補給パネル7と、を備える。
図2に示すように、画像記録装置1の露光ユニット11は、内部にロール状に巻かれた感光紙を収容したカートリッジ13を装填し収容する装填部12,12’と、装填部12,12’に装填されたカートリッジ13から感光紙を給送する搬送ローラ対40,41,42等からなる給送部14と、給送部14から給送された感光紙Sを外周面に真空吸引し保持しながら主走査のために回転方向Rに回転するドラム10と、装置外部から入力した網点画像データに基づいてドラム10上の感光紙に対しLED光等の光ビームを露光する光学ユニット16と、光学ユニット16を副走査のために副走査方向(図2の紙面垂直方向)に搬送する副走査部17と、画像記録後のドラム10上の感光紙を剥離する剥離部材15と、を備える。露光後の感光紙は出口19及び接続部19aを通して現像ユニット21へと搬送される。
図2の画像記録装置1は、更に、搬送ローラ対42の下流側に配置されドラム10に向けて送られる感光紙の搬送に従い従動回転する従動ローラ31と、感光紙をドラム10との間で搬送する従動ローラ31と、ドラム10上から剥離部材15で剥離された感光紙をドラム10と従動ローラ31とで搬送するときに感光紙をガイドするアキュームガイド部材18と、アキュームガイド部材18で送られてきた感光紙を出口19へと更に搬送する搬送ローラ対32と、搬送ローラ対32に達した感光紙をアキュームするためにアキュームガイド部材18の一部が開放されることで形成されるアキュームレート部30と、搬送ローラ対32の下流側近傍に配置された感光紙の先端を検出する検出センサ33と、を備える。
また、搬送ローラ対42の下流側近傍に配置された比較的幅狭の従動ローラ43は感光紙の移動とともに従動回転し、この従動ローラ43と同軸にロータリエンコーダ(図示省略)が連結されている。このロータリエンコーダが従動ローラ43とともに回転し回転量を測定することで搬送ローラ対42を通過して回転ドラム10に巻き付けられた感光紙の長さを求めることができる。また、下流側の搬送ローラ対32は、ワンウェイクラッチ構造を有し、感光紙の下流側への送り出し方向への回転が自在となっている。
図2の搬送ローラ対40,41の下流側近傍には感光紙を切断するカット部10aがそれぞれ配置されており、各カット部10aはモータ(図示省略)により回転駆動されるロータリカッタを有し、上述の感光紙の長さ測定に基づいて感光紙を所定長さに切断する。
図2の現像ユニット21は、露光ユニット11から送られた露光後の感光紙について湿式現像を行い、感光紙を乾燥してから外部へと排出するもので、感光紙の現像処理を行う現像部23と、定着処理を行う定着部24と、安定処理を行う安定部25と、安定処理後の感光紙を乾燥させる乾燥処理を行う乾燥部26と、排出ローラ対26aで外部に向け排出された乾燥後の感光紙を装置上面へと搬送し排紙する排紙部27と、を備える。感光紙は、排紙部27から装置上面21aに設けられたトレイ状の集積部61へと排紙される。
図1,図2の排紙部27について図3を参照して説明する。図3は図1,図2の現像ユニットに取り付けられた排紙部を示す要部正面図である。
図1乃至図3に示すように、排紙部27は、その筐体27aが現像ユニット21の側面上部に取り付けられており、筐体27aの内部に感光紙の搬送反転機構27b等が設けられている。
また、現像ユニット21の乾燥部26の下方であって排出ローラ対26aの下流側に、現像された感光紙Sの先端S1を検知する先端検知部26bが配置されている。先端検知部26bは先端S1と当接して破線のように回動するアーム部26cを備え、アーム部26cの回動により感光紙Sの先端S1を検知する。
図3のように、排紙部27の搬送反転機構27bは、上流側から下流側に向けて順に、現像ユニット21の排出ローラ対26aにより排出された乾燥後の感光紙の入口部70と、感光紙を搬送する第1の搬送ローラ対71と、感光紙の先頭側に付けられた識別マークを読み込むための反射型センサ等からなる読込センサ72と、感光紙を搬送する第2,第3,第4の搬送ローラ対73,74,75と、感光紙の反転・非反転のために回動軸76aによりガイド位置と非ガイド位置との間を回動する反転ガイド76と、感光紙を反転する際にガイド位置にある反転ガイド76を通して送られた感光紙を退避部78にいったん退避させるために搬送する反転搬送ローラ対77と、感光紙を下方にガイドする滑り板状のガイド79を通して感光紙を現像ユニット21の上面へと排紙する出口80と、を筐体27a内に備える。
読込センサ72で読み込まれた識別マークの情報に基づいて反転ガイド76は、反転しないときは図の破線の非ガイド位置に、反転するときは図の実線のガイド位置に至るように回動軸76aがモータM1(図4)により回動する。この反転ガイド76の動作タイミングは、先端検知部26bが感光紙の先端S1を検知すると作動するタイマ65(図4)により制御される。
排紙部27の搬送反転機構27bは、入口部70から第4の搬送ローラ対75に至るまで感光紙の搬送系路を形成するように断続的に設けられたガイド部材27cと、第4の搬送ローラ対75の下流側近傍に配置され感光紙の後端を検知する反射型センサ等の後端検知部75aと、を備える。
感光紙を反転するとき、第4の搬送ローラ対75からガイド位置にある反転ガイド76を通して反転搬送ローラ対77で退避部78に送り、反射型センサ75aが感光紙の後端を検知すると、反転ガイド76を図の破線の非ガイド位置に回動させかつ反転搬送ローラ77を逆回転させて、感光紙をガイド79を通して出口80へと排出する。
各搬送ローラ対71,73〜75は、現像ユニット21の排出ローラ対26a等と同期して駆動されるが、排出ローラ対26aと同じ速度か、または、排出ローラ対26aよりも速く回転駆動され、感光紙を現像ユニット21側の搬送速度と同じか、または、それよりも速い速度で搬送するようになっている。
次に、図1乃至図3の画像記録装置の制御系について図4を参照して説明する。図4は図1〜図3の画像記録装置1の露光ユニット11における画像データの流れ及び画像記録装置1の制御系のブロック図である。
図4に示すように、図1〜図3の画像記録装置1は、カラープルーフを作成するために外部の画像処理装置であるRIP(Raster Image Processor)49でラスターデータから網点画像データを作成し、この網点画像データがRIP49から露光ユニット11に転送されるようになっている。
露光ユニット11は、図4のように、外部のRIP49からの網点画像データが転送部49aを介して入力する画像データI/F部52と、画像データI/F部52からの網点画像データをいったん記憶し随時出力するハードディスク記憶装置等からなるデータバッファ53と、データバッファ53からの網点画像データに基づいて感光紙に対する露光のための露光データを作成するルックアップテーブル54と、ルックアップテーブル54からの露光データのデジタル信号をアナログ信号に変換するB、G、Rの各LEDユニット320〜322に対応した複数のD/A変換部55a,55b,55cと、D/A変換部55a〜55cからの各アナログ信号により各LEDユニット320〜322の各LEDを直接にアナログ変調しドライブする複数のドライバ56a,56b,56cと、を備える。
各LEDユニット320〜322等が図2の光学ユニット16内に含まれ、網点画像データに基づいて図2のドラム10上の感光紙に対し光ビームを露光することで画像を記録する。
図4の制御部50は、中央演算処理装置(CPU)等から構成され、先端検知部26b、タイマ65,読込センサ72及び後端検知部75aから各信号が入力し、反転ガイド用モータM1及び反転搬送ローラ用モータM2及び他の装置部分を制御する。
また、感光紙の排紙時の反転・非反転の制御のための識別マークを光学ユニット16から露光時に感光紙の先頭側に形成するために、入力表示部2から識別マークのための情報を入力し制御部50に設定する。
なお、識別マークの情報は、装置外部のRIP49で画像データの付帯情報として予め設定しておいてもよく、また、画像転送部49aで設定するようにしてもよい。また、入力表示部2から識別マークのための情報を入力するようにすれば、画像転送部49aまたは画像処理装置(RIP)49のソフト改修が不要となる。
また、識別マークを読み込む読込センサ72は反射型センサから構成されることで、識別マークの白黒の2値データを判別できる。
次に、図1乃至図4の画像記録装置1における動作について図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、外部のRIP49から転送された網点画像データが入力し(S01)、入力表示部2から識別マークのための情報を入力し設定してから(S02)、感光紙を装填部12または12’内のカートリッジ13から搬送し、ドラム10に吸着させドラム10を回転させながら光学ユニット16から光ビームを画像データに基づいて露光する(S03)。このとき、感光紙の排紙時の反転・非反転の制御のための識別マークが感光紙の先頭側に形成されるが、この識別マークが例えば反転制御を指示するものであるとして、以下の動作を説明する。
次に、図2のように、露光により感光した感光紙をドラム10から剥離位置にある剥離部材15で剥離し、アキュームガイド部材18でガイドしながら搬送ローラ対32等で出口19へと搬送し(S04)、接続部19aから現像ユニット21へと送り、感光紙の現像処理を行ってから(S05)、排出ローラ対26a等で図3の排出方向Tに搬送する(S06)。なお、現像処理された感光紙Sの図3の上面側が画像の形成された画像面である。
次に、先端検知部26bがアーム部26cで感光紙Sの先端S1を検知すると(S07)、図4のタイマ65が作動する(S08)一方、感光紙が入口部70から排紙部27内に入り、搬送ローラ対71でガイド部材27cを通して搬送する(S09)。そして、読込センサ72で感光紙の先頭側に形成された識別マーク(反転制御指示)を読み込むとともに(S10)、感光紙を更に搬送ローラ対73,74でガイド部材27cを通して搬送する(S11)。
そして、感光紙の先端が第3の搬送ローラ対74と第4の搬送ローラ対75との間で図4のタイマ65がカウントアップし(S12)、識別マークから読み込んだ情報に基づいて反転または非反転制御であるかを判断し(S13)、この場合、反転制御であるので、反転ガイド76が図3の破線の非ガイド位置にあれば、図4のモータM1が作動し回動軸76aを駆動し、反転ガイド76が図3の実線のガイド位置に回動する(S14)。
次に、感光紙を反転ガイド76を通してモータM2により駆動される反転搬送ローラ対77で退避部78へと送り退避させる一方(S15)、感光紙が第4の搬送ローラ対75から完全に抜け出し、後端検知部75aが感光紙の後端を検知すると(S16)、モータM1を作動させ、反転ガイド76が図3の破線の非ガイド位置に移動してから(S17)、モータM2が逆回転し反転搬送ローラ対77により感光紙をそれまでの後端を先頭にしてガイド79に向け搬送する(S18)。
感光紙は、ガイド79から出口80を通して装置上面21aに設けられた集積部61へと排紙される(S20)。このとき、感光紙は、反転されて画像記録面が上側の状態で排紙される。
また、識別マークが非反転制御を指示するものである場合、反転ガイド76が図3の破線の非ガイド位置にあり、そのまま、第4の搬送ローラ対75によりガイド79に向け搬送する(S19)。感光紙は、ガイド79から出口80を通して装置上面21aの集積部61へと排紙される(S20)。このとき、感光紙は、反転されないので画像記録面が下側の状態で排紙される。
以上のように、本実施の形態によれば、画像記録装置1の現像ユニット21で現像され乾燥された感光紙は、排出ローラ対26aで現像ユニット21から排出されると、排紙部27の搬送反転機構27bにより装置上部ヘと搬送されるが、感光紙に付けられた識別マークの情報に基づいて反転ガイド76の位置を制御し、排紙時の感光紙の反転・非反転を切り換えるので、感光紙の画像記録面を自動的に表側または裏側にして排紙できる。
なお、図3の排紙部27を現像ユニット21に対し排出ローラ対26aの位置を基準に着脱自在に構成するようにしてもよく、必要に応じて、取り外して画像記録装置を使用でき、また、既存の画像記録装置に取り付けることもできる。この場合、排紙部27に識別マークを読み込む読込センサを設けるので、既存の画像記録装置に読込センサを追加する必要がない。
また、図3の先端検知部26bで感光紙Sの先端S1を検知し、タイマ65がカウントを開始するが、このタイマ65のカウント時間を基に読込センサ72が識別マークを読み込むように動作させるように構成してもよい。この構成により、排紙部27における識別マークの読込精度が向上する。また、タイマ65のカウント時間を基にジャム検出を行うようにしてもよく、排紙部27における感光紙のジャム検出の精度も向上する。
また、図5のステップS13における反転・非反転制御のために、識別マークの白黒のしきい値、読込センサ72を構成する反射センサのON・OFFの感度、感光紙の種類毎の白地のしきい値、タイマ65により読込開始から計測されるカウント時間、及び感光紙の搬送速度等のパラメータを設定し、これらのパラーメータで反転・非反転を精度よく制御することができる。
また、識別マークを感光紙の所定位置に付けることで、画像の書き出し位置が画像や装置毎に異なっても、識別マークの読み出しには関係せず、識別マークを精度よく読み込むことができる。また、現像ユニット21における搬送速度が異なる場合でも、また感光紙の種類が異なっていても、識別マークを精度よく読み込むことができる。
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図3の破線のように、第4の搬送ローラ対75の上流側近傍に感光紙の先端を検知する反射型センサ等の先端検知部75bを設け、先端検知部75bで先端を検知することで、図5のステップS13における反転・非反転を制御するようにしてもよい。この場合、タイマ65を省略してもよく、また、タイマ65とともにジャム検出を精度よく行うことができる。
また、読込センサ72で感光紙を検知すると、タイマ65とは別のタイマ66(図4の破線で示す)時間のカウントを開始し、所定時間が経過したら、反転ガイド76が作動し、感光紙の反転・非反転を切り換えるようにしてもよい。
1 画像記録装置
2 入力表示部
11 露光ユニット
21 現像ユニット
21a 装置上面
26a 排出ローラ対
26b 先端検知部(先端検知手段)
26c アーム部
27 排紙部(排紙装置)
27a 筐体
27b 搬送反転機構
27c ガイド部材
50 制御部
61 集積部
65 タイマ(第1タイマ手段)
66 タイマ(第2タイマ手段)
72 読込センサ
75a 後端検知部
75b 先端検知部(第2先端検知手段)
76 反転ガイド(排紙切換手段)
76a 反転ガイドの回動軸(排紙切換手段)
77 反転搬送ローラ対
78 退避部
79 ガイド
80 出口
M1 反転ガイド用モータ
M2 反転搬送ローラ用モータ
S 感光紙(銀塩カラー感光材料)
S1 先端
2 入力表示部
11 露光ユニット
21 現像ユニット
21a 装置上面
26a 排出ローラ対
26b 先端検知部(先端検知手段)
26c アーム部
27 排紙部(排紙装置)
27a 筐体
27b 搬送反転機構
27c ガイド部材
50 制御部
61 集積部
65 タイマ(第1タイマ手段)
66 タイマ(第2タイマ手段)
72 読込センサ
75a 後端検知部
75b 先端検知部(第2先端検知手段)
76 反転ガイド(排紙切換手段)
76a 反転ガイドの回動軸(排紙切換手段)
77 反転搬送ローラ対
78 退避部
79 ガイド
80 出口
M1 反転ガイド用モータ
M2 反転搬送ローラ用モータ
S 感光紙(銀塩カラー感光材料)
S1 先端
Claims (11)
- 画像データに基づいて波長の異なる複数の光源によりシート状の銀塩カラー感光材料を露光し現像し、その現像後の銀塩カラー感光材料を排紙するための排紙装置を備える画像記録装置において、
前記排紙装置は、前記排紙のために搬送される銀塩カラー感光材料の先端を検出する先端検知手段と、前記銀塩カラー感光材料に付けられた識別マークを読み込むための読込手段と、前記読み込まれた識別マークの情報に基づいて前記排紙される銀塩カラー感光材料の反転・非反転を切り換える排紙切換手段と、を備えることを特徴とする画像記録装置。 - 前記先端検知手段で前記先端を検出すると時間のカウントを開始する第1タイマ手段を備え、
前記第1タイマ手段によりカウントされた時間に基づいて前記読込手段が動作するとともに、前記カウントした時間が所定時間を経過しても前記読込手段が前記識別マークを読み込まないとき、前記銀塩カラー感光材料のジャムを知らせるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記排紙切換手段は、前記先端検知手段及び前記読込手段よりも下流側に配置されるとともに、前記識別情報は前記銀塩カラー感光材料の排紙方向先頭側に付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
- 前記読込手段で前記銀塩カラー感光材料を検知すると、前記タイマ手段とは別の第2タイマ手段で時間のカウントを開始し、所定時間が経過したら、前記排紙切換手段が反転・非反転を切り換えることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
- 前記識別マークは外部からの命令により前記露光時に付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 情報を入力可能な操作パネルを備え、前記操作パネルから前記識別マークのための情報が入力され設定可能であることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
- 前記識別マークのための情報は、前記画像記録装置に対し前記画像データを送る画像転送手段で設定されることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
- 前記画像データを生成する画像処理装置において前記識別マークのための情報を付帯させた前記画像データが前記画像記録装置に送信されることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
- 前記排紙切換手段による反転制御のために、前記識別マークの白黒のしきい値、前記読込手段を構成する反射センサのON・OFFの感度、前記銀塩カラー感光材料の種類毎の白地のしきい値、前記第1タイマ手段によるカウント時間、及び前記銀塩カラー感光材料の搬送速度の内の少なくとも1つのパラメータを設定可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 前記先端検知手段が前記画像記録装置側に配置されている請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の前記排紙装置が、画像データに基づいて波長の異なる複数の光源によりシート状の銀塩カラー感光材料を露光し現像する画像記録装置に着脱可能に構成されたことを特徴とする排紙装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003332682A JP2005099397A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | 画像記録装置及び排紙装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003332682A JP2005099397A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | 画像記録装置及び排紙装置 |
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Family Applications (1)
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-
2003
- 2003-09-25 JP JP2003332682A patent/JP2005099397A/ja active Pending
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