JP2005098594A - 地熱交換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、熱交換用埋設管が複数系統設けられ、冷暖房機器が複数系統設けられ、それ等の間で熱伝達を行う熱伝達経路が複数系統設けられた地熱交換システムにおいて、複数系統設けられた熱交換用埋設管、冷暖房機器及び熱伝達経路を利用に応じて選択手段により適宜選択して効率的に運用することが出来る地熱交換システムを提供することを可能にすることを目的としている。
【解決手段】 複数系統設けられた熱交換用埋設管群A,Aのうち利用する熱交換用埋設管群A,Aを選択する熱交換用埋設管選択手段と、複数系統設けられた冷暖房機器B,Bのうち利用する冷暖房機器B,Bを選択する冷暖房機器選択手段と、複数系統設けられた熱伝達経路C,Cのうち利用する熱伝達経路C,Cを選択する熱伝達経路選択手段とを有して構成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地盤に埋設される熱交換用埋設管、地熱を利用するための空調設備、輻射床冷暖房設備等の冷暖房機器、熱交換用埋設管と冷暖房機器との間で熱伝達を行う熱伝達経路がそれぞれ複数系統設けられた地熱交換システムに関するものである。
地盤に埋設される熱交換用埋設管を複数本使用して室内の冷暖房を行う場合、地中と熱交換を行った水を直接利用する場合と、ヒートポンプを介して温度制御を行った水を利用する場合がある。
従来の地熱交換システムでは、地中と熱交換を行った水を直接利用する場合と、ヒートポンプを介して温度制御を行った水を利用する場合のそれぞれに専用の熱交換用埋設管を用意するのが一般であったため熱交換用埋設管の数が増大してコストがかかり熱交換用埋設管の埋設工事に要する日数も長くなるという問題があった。
例えば、特開2002-173905号公報(特許文献1)には、湧水を利用した湧水採熱器と、地中に埋設した杭型採熱器の2系統を並設し、更に循環パイプの一部に直結管部とヒートポンプの2系統を並設し、路面下に埋設した放熱管に連通させ、通常時は湧水採熱器で採取した湧水熱と杭型採熱器で採取した地熱を直結管部を通して放熱管から放出させて融雪し、路面の温度が低下した場合には、湧水熱と地熱をヒートポンプの熱源として利用し、得た高熱で温水タンク内の不凍液を加温して高温化し、その高温不凍液を放熱管に送って融雪することが記載されている。
また、特開平8-184063号公報(特許文献2)の図10には基礎杭内に蓄熱する目的で太陽熱から集熱する太陽熱集熱器と、河川と熱の授受を行う熱交換器の2系統を並設して熱負荷に並列に接続された集熱回路が記載されている。また、図11には水蓄熱槽と氷蓄熱槽の2系統を並設して熱負荷に並列に接続された集熱回路が記載されている。また、図14には複数群に分けられた基礎杭の各群毎に弁が設けられ、該弁の開度を制御して地中との間の熱注入量・抽出量を制御することが記載されている。
特開2002−173905号公報(図1) 特開平8−184063号公報(図10、図11及び図14)
しかしながら、前述の従来例において、特許文献1の技術では、湧水熱と地熱の両方を使って融雪するため2系統用意した湧水採熱器と、杭型採熱器を選択的に利用するものではなく、直接循環の系統とヒートポンプを介する系統の一方のみを選択するものであり、両者を同時に運転し得るものではない。
また、特許文献2の技術では、2系統用意した太陽熱集熱器と熱交換器、或いは水蓄熱槽と氷蓄熱槽とを選択的に利用するものではない。また、複数群に分けられた基礎杭の各群毎に設けられた弁は地中との間の熱注入量・抽出量を制御することが目的であって複数群に分けられた基礎杭を選択的に利用するものではない。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、熱交換用埋設管が複数系統設けられ、冷暖房機器が複数系統設けられ、それ等の間で熱伝達を行う熱伝達経路が複数系統設けられた地熱交換システムにおいて、複数系統設けられた熱交換用埋設管、冷暖房機器及び熱伝達経路を利用に応じて選択手段により適宜選択して効率的に運用することが出来る地熱交換システムを提供せんとするものである。
前記目的を達成するための本発明に係る地熱交換システムは、熱媒体が流通する熱媒体管が収容され且つ地盤に埋設される熱交換用埋設管が複数系統設けられ、地熱を利用するための冷暖房機器が複数系統設けられ、前記複数系統設けられた熱交換用埋設管と、前記複数系統設けられた冷暖房機器との間で熱伝達を行う熱伝達経路が複数系統設けられた地熱交換システムであって、複数系統設けられた熱交換用埋設管のうち利用する熱交換用埋設管を選択する熱交換用埋設管選択手段と、複数系統設けられた冷暖房機器のうち利用する冷暖房機器を選択する冷暖房機器選択手段と、複数系統設けられた熱伝達経路のうち利用する熱伝達経路を選択する熱伝達経路選択手段とを有することを特徴とする。
本発明は、上述の如く構成したので、熱交換用埋設管選択手段、冷暖房機器選択手段及び熱伝達経路選択手段により複数系統設けられた熱交換用埋設管、冷暖房機器及び熱伝達経路を利用に応じて適宜選択して効率的に運用することが出来る。
前記冷暖房機器は異なる冷暖房方式(例えば異なる空調方式)で同時運転が可能で、前記熱伝達経路は異なる熱伝達方式で同時運転が可能である。
従って、従来例のように、地中と熱交換を行った熱媒体を直接利用する場合と、ヒートポンプを介して温度制御を行った熱媒体を利用する場合のそれぞれに専用の熱交換用埋設管を用意する必要がなく、熱交換用埋設管の数を削減することが出来、コストを低減して熱交換用埋設管の埋設工事に要する日数も短縮することが出来る。
また、前記熱伝達経路選択手段は熱媒体の流通を制御する開閉弁または熱媒体を送り出すポンプで構成することが出来、前記熱伝達経路はヒートポンプを介在した流通経路と熱媒体を直接伝達する流通経路の少なくとも2種類の熱伝達方式で構成することが出来、前記冷暖房機器はファンコイルユニットと輻射熱パネルの少なくとも2種類の冷暖房方式で構成することが出来る。
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、熱交換用埋設管が複数系統設けられ、冷暖房機器が複数系統設けられ、それ等の間で熱伝達を行う熱伝達経路が複数系統設けられた地熱交換システムにおいて、複数系統設けられた熱交換用埋設管、冷暖房機器及び熱伝達経路を利用に応じて選択手段により適宜選択して効率的に運用することが出来る。
図により本発明に係る地熱交換システムの一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る地熱交換システムの構成を示す模式図である。
図1に示す地熱交換システムは、地盤に埋設された複数の熱交換用埋設管1の内部に熱媒体が流通する熱媒体管がそれぞれ収容されおり、それ等の熱交換用埋設管1は複数系統設けられている。図1では熱交換用埋設管群A,Aを示す。
一方、地熱を利用するための冷暖房機器B,Bも複数系統設けられている。冷暖房機器B,Bの一例としては空調設備、輻射床冷暖房設備等の各種の設備機器が適宜選択される。
また、複数系統設けられた熱交換用埋設管群A,Aと、複数系統設けられた冷暖房機器B,Bとの間で熱伝達を行う熱伝達経路C,Cも複数系統設けられている。図1に示す熱伝達経路Cは温度制御可能なヒートポンプ2を介在した流通経路からなり、熱伝達経路Cは熱媒体を直接伝達する流通経路からなる。
図1において、P〜Pは各熱媒体を送り出すポンプであり、ポンプP,Pは各熱交換用埋設管群A,Aにおいて、それぞれのヘッダ3により連結された複数の熱交換用埋設管1内に収容された熱媒体管内を流通する各熱媒体を各熱伝達経路C,Cにそれぞれ送り出す。
即ち、各ポンプP,Pは各熱伝達経路C,Cの一方または両方にそれぞれのヘッダ3により連結された複数の熱交換用埋設管1内に収容された熱媒体管内を流通する各熱媒体を送り出すことが出来る。
ポンプPはヒートポンプ2により温度制御された熱媒体を冷暖房機器B,Bにそれぞれ送り出す。即ち、ポンプPは冷暖房機器B,Bの一方または両方にヒートポンプ2により温度制御された熱媒体を送り出すことが出来る。
〜Vは各熱媒体の流通を制御する開閉弁であり、流路を全開/遮断の2種類で制御し得る電磁弁や、流路の開閉及び流量制御が出来る電動弁を適宜採用することが出来る。開閉弁V,V,Vの開閉動作により各ポンプP,Pにより各熱交換用埋設管群A,Aから送られた各熱媒体をヒートポンプ2が介在する熱伝達経路Cに送るか否かを選択出来る。
また、開閉弁V,V,Vの開閉動作により各ポンプP,Pにより各熱交換用埋設管群A,Aから送られた各熱媒体を各冷暖房機器B,Bに直接伝達する熱伝達経路Cに送るか否かを選択出来る。
即ち、ポンプP,Pは複数系統設けられた熱交換用埋設管群A,Aのうち利用する熱交換用埋設管群A,Aを選択する熱交換用埋設管選択手段を構成する。
また、開閉弁V,V,V,Vは複数系統設けられた熱伝達経路C,Cのうち利用する熱伝達経路C,Cを選択する熱伝達経路選択手段を構成する。また、熱媒体を送り出すポンプP,Pも複数系統設けられた熱伝達経路C,Cのうち利用する熱伝達経路C,Cを選択する熱伝達経路選択手段を構成する。
開閉弁V,Vの開閉動作により各ポンプP〜Pにより各熱交換用埋設管群A,A、或いはヒートポンプ2から送られた各熱媒体を冷暖房機器Bに送るか否かを選択出来る。
また、開閉弁V,V,Vの開閉動作により各ポンプP〜Pにより各熱交換用埋設管群A,A、或いはヒートポンプ2から送られた各熱媒体を冷暖房機器Bに送るか否かを選択出来る。
即ち、開閉弁V〜Vは複数系統設けられた冷暖房機器B,Bのうち利用する冷暖房機器B,Bを選択する冷暖房機器選択手段を構成する。
冷暖房機器B,Bは少なくとも2種類以上の異なる冷暖房方式の各種冷暖房機器が採用される。例えば、冷暖房機器Bはファンコイルユニット、冷暖房機器B2は輻射熱パネルとなる床冷暖房パネルである。
ファンコイルユニットは、夏季においてはヒートポンプ2を介して低温(例えば0℃から20℃程度)となった熱媒体である水をコイル内に流通させてコイル表面に結露を生じさせることで室内を除湿する機能を持つ。これは通常のヒートポンプ式エアーコンディショナーの除湿機能と同じ原理である。
また、床冷暖房パネルとは、従来、床暖房用に使用されている輻射式の床パネルであるが、冷水を循環させることで冷房にも使用することが出来る。
本発明に係る地熱交換システムにこれらの冷暖房機器B1,B2を採用した場合の具体的な運転方法を以下に説明する。
先ず、図2及び図3を用いて、本発明に係る地熱交換システムの第1実施形態、即ち、夏季に2系統の熱交換用埋設管群A,Aから熱を夫々取得し、それらを異なる冷暖房機器B,Bへ供給する場合のシステムの運転方法について説明する。
図2において、1次側(地熱を取得する側)では、開閉弁V,V,V,Vを開放し、開閉弁V,Vを閉鎖し、ポンプP,Pを駆動して熱交換用埋設管群Aからの熱をヒートポンプ2に供給し、熱交換用埋設管群Aからの熱を直接2次側(地熱を放出(使用)する側)に供給する。
一方、2次側では、開閉弁Vを開放し、開閉弁Vを閉鎖し、ポンプPを駆動する。これにより、熱交換用埋設管群Aからの地熱は、ヒートポンプ2が介在する流通経路である熱伝達経路Cを経由して、冷暖房機器Bのファンコイルユニットに供給され、熱交換用埋設管群Aからの地熱は、直接冷暖房機器Bの床冷暖房パネルに供給される。
また、図3に示すように、1次側において開閉弁V,Vを開放し、開閉弁V,V,V,Vを閉鎖することによって、熱交換用埋設管群Aからの熱をヒートポンプ2を経由して冷暖房機器Bのファンコイルユニットに供給し、熱交換用埋設管群Aからの熱を直接冷暖房機器Bの床冷暖房パネルに供給することも出来る。
冷暖房機器Bのファンコイルユニットと、冷暖房機器Bの床冷暖房パネルとは、それぞれを選択して運転することも可能であるが、室内の温度、湿度がともに高い場合には、同時に運転し、床冷房で室温を下げると共にファンコイルユニットで湿度を下げることが出来る。
夏季に冷暖房機器B,Bの種類に応じて熱交換用埋設管1の系統を分ける理由としては、床冷暖房パネルは熱伝達経路Cを利用した直接循環のため、低温(例えば20℃から25℃程度)のまま利用するのが効率が良く、一方、ヒートポンプ2は、水温(例えば40℃程度)まで多少上がっても、温度制御により所定の温度の水を供給することが出来るからである。
熱交換用埋設管1の内部で熱媒体管を流通する水が充分冷やされれば、或いは熱を取得出来れば、一つの系統のみで両者に水を供給しても何の問題はない。しかし、何らかの理由で熱交換が充分行なわれないと、循環している水の温度は上昇する。特にヒートポンプ2内を循環する方がより高温になり、これに影響を受けて、システム全体の水温が上昇してしまい、床冷房が機能しなくなる。
これに対して、熱交換用埋設管1を複数の系統に分けた場合は、床冷房の系統はヒートポンプ2の影響を受けずに好適な温度の水を循環させることが出来、ヒートポンプ2の系統は高い水温でも機能し除湿することが出来る。
そして、ヒートポンプ2の系統の水温が所定の温度に達したときに、系統を切り替えてやれば、ヒートポンプ2の系統は引き続き機能する。一方、床冷房の系統は、しばらくは高めの温度の水が循環するが、徐々に地中熱により冷やされて機能を回復するのである。
床冷暖房パネルに供給する直接循環の水温が過度に低く(例えば20℃以下)結露が発生するおそれのある場合には、流量を絞って水温を適温に維持することが出来る。
尚、図示しないが、夏季の他の運転方法としては、熱交換用埋設管群A,A両者から同時に熱を取得し、冷暖房機器Bのファンコイルユニットに供給し、冷暖房機器Bの床冷暖房パネルに供給しないことでも良いし、熱交換用埋設管群A,Aの一方を運転し(例えば熱交換用埋設管群Aを運転し)、その水温が所定温度(例えば40℃)を超えた場合に、その運転していた熱交換用埋設管群A,Aの一方の運転を休止し(例えば熱交換用埋設管群Aの運転を休止し)、他方の熱交換用埋設管群A,Aを運転し(例えば熱交換用埋設管群Aを運転し)て、相互に運転と休止の切り替えを繰り返す。そしてその取得した熱を冷暖房機器Bのファンコイルユニットに供給し、冷暖房機器Bの床冷暖房パネルに供給しないことでも良い。
次に図4を用いて、本発明に係る地熱交換システムの第2実施形態、即ち、冬季に2系統の熱交換用埋設管群A,Aから同時に熱を取得する場合のシステムの運転方法について説明する。図4において、1次側では、開閉弁V,V,Vを開放し、開閉弁V,V,Vを閉鎖し、ポンプP,Pを駆動して熱交換用埋設管群A,A両者からの熱をヒートポンプ2に供給する。
一方、2次側では、開閉弁V,Vを開放し、ポンプPを駆動する。これにより、熱交換用埋設管群A,A両者からの地熱が、ヒートポンプ2が介在する流通経路である熱伝達経路Cを経由して、冷暖房機器Bのファンコイルユニットと冷暖房機器Bの床冷暖房パネルの両者に供給される。
また、開閉弁Vを開放し、開閉弁Vを閉鎖することによって、冷暖房機器Bのファンコイルユニットのみに地熱を供給することや(図5の2次側参照)、開閉弁Vを開放し、開閉弁Vを閉鎖することによって、冷暖房機器Bの床冷暖房パネルのみに地熱を供給することも可能である(図6の2次側参照)。
次に図5及び図6を用いて、本発明に係る地熱交換システムの第3実施形態、即ち、冬季に2系統の熱交換用埋設管群A,Aのうちの一方から熱を取得する場合のシステムの運転方法について説明する。
図5において、1次側では、開閉弁V,Vを開放し、開閉弁V,V,Vを閉鎖し、ポンプPを駆動して熱交換用埋設管群Aからの熱をヒートポンプ2に供給する。一方、2次側では、開閉弁Vを開放し、開閉弁Vを閉鎖し、ポンプPを駆動する。これにより、熱交換用埋設管群Aのみからの地熱が、冷暖房機器Bのファンコイルユニットのみに供給される。
また、開閉弁V,Vを開放することによって、冷暖房機器Bのファンコイルユニットと冷暖房機器Bの床冷暖房パネルの両者に地熱を供給することや(図4の2次側参照)、開閉弁Vを開放し、開閉弁Vを閉鎖することによって、冷暖房機器Bの床冷暖房パネルのみに地熱を供給することも出来る(図6の2次側参照)。
図6において、1次側では、開閉弁Vを開放し、開閉弁V,V,V,V,Vを閉鎖し、ポンプPを駆動して熱交換用埋設管群Aからの熱をヒートポンプ2に供給する。一方、2次側では、開閉弁Vを開放し、開閉弁Vを閉鎖し、ポンプPを駆動する。これにより、熱交換用埋設管群Aのみからの地熱が、冷暖房機器Bのファンコイルユニットのみに供給される。
また、開閉弁V,Vを開放することによって、冷暖房機器Bのファンコイルユニットと冷暖房機器Bの床冷暖房パネルの両者に地熱を供給することや(図4の2次側参照)、開閉弁Vを開放することによって、冷暖房機器Bの床冷暖房パネルのみに地熱を供給することも出来る(図5の2次側参照)。
冬季の水温では直接循環しても室内を暖められないのでヒートポンプ2を介して低温(例えば−15℃から+15℃程度)の水(不凍液)を温水(例えば20℃から60℃程度)に昇温してファンコイルユニットや床冷暖房パネルの内部を循環させ、温風を吹き出したり床面を暖めたりする。
他の実施例としては、3系統の熱交換用埋設管群を用意して、夏季は、運転休止→熱伝達経路Cを経由する床冷房利用→熱伝達経路Cを経由するファンコイルユニット利用のサイクルを繰り返すことも出来る。
また、前記実施形態では、開閉弁を使用したシステムについて説明したが、三方弁を用いても同様のシステムを構築することが出来る。
また、同種の冷暖房機器を並列につなぎ、一つの系統で同時に運転することが可能である。
上記構成によれば、熱交換用埋設管選択手段、冷暖房機器選択手段及び熱伝達経路選択手段により複数系統設けられた熱交換用埋設管群A,A、冷暖房機器B,B及び熱伝達経路C,Cを利用に応じて適宜選択して効率的に運用することが出来る。
従って、従来例のように、地中と熱交換を行った熱媒体を直接利用する場合と、ヒートポンプを介して温度制御を行った熱媒体を利用する場合のそれぞれに専用の熱交換用埋設管を用意する必要がなく、熱交換用埋設管の数を削減することが出来、コストを低減して熱交換用埋設管の埋設工事に要する日数も短縮することが出来る。
本発明の活用例として、地盤に埋設される熱交換用埋設管、地熱を利用するための空調設備、輻射床冷暖房設備等の冷暖房機器、熱交換用埋設管と冷暖房機器との間で熱伝達を行う熱伝達経路がそれぞれ複数系統設けられた地熱交換システムに適用出来る。
本発明に係る地熱交換システムの構成を示す模式図である。 本発明に係る地熱交換システムを夏季に運転する場合の第1実施形態を示す図である。 本発明に係る地熱交換システムを夏季に運転する場合の第1実施形態を示す図である。 本発明に係る地熱交換システムを冬季に運転する場合の第2実施形態を示す図である。 本発明に係る地熱交換システムを冬季に運転する場合の第3実施形態を示す図である。 本発明に係る地熱交換システムを冬季に運転する場合の第3実施形態を示す図である。
符号の説明
1…熱交換用埋設管
2…ヒートポンプ
3…ヘッダ
,A…熱交換用埋設管群
,B…冷暖房機器
,C…熱伝達経路
〜P…ポンプ
〜V…開閉弁

Claims (2)

  1. 熱媒体が流通する熱媒体管が収容され且つ地盤に埋設される熱交換用埋設管が複数系統設けられ、
    地熱を利用するための冷暖房機器が複数系統設けられ、
    前記複数系統設けられた熱交換用埋設管と、前記複数系統設けられた冷暖房機器との間で熱伝達を行う熱伝達経路が複数系統設けられた地熱交換システムであって、
    複数系統設けられた熱交換用埋設管のうち利用する熱交換用埋設管を選択する熱交換用埋設管選択手段と、
    複数系統設けられた冷暖房機器のうち利用する冷暖房機器を選択する冷暖房機器選択手段と、
    複数系統設けられた熱伝達経路のうち利用する熱伝達経路を選択する熱伝達経路選択手段と、
    を有することを特徴とする地熱交換システム。
  2. 前記熱伝達経路選択手段は熱媒体の流通を制御する開閉弁または熱媒体を送り出すポンプであり、前記熱伝達経路はヒートポンプを介在した流通経路と熱媒体を直接伝達する流通経路の少なくとも2種類の熱伝達方式からなり、前記冷暖房機器はファンコイルユニットと輻射熱パネルの少なくとも2種類の冷暖房方式からなることを特徴とする請求項1に記載の地熱交換システム。
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