JP2010286144A - 蓄熱式給湯空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単なシステム構成であってエネルギー効率が極めて高く、蓄熱槽の熱容量を適宜設定可能な蓄熱式給湯空調システムを提供する。
【解決手段】圧縮機22と、圧縮機22の出口側に接続された高温用熱交換器23と、圧縮機22により循環させられる冷媒の配管経路に、膨張弁27を挟んで設けられた一対の液体熱交換器26,28を備える。圧縮機22から送り出される冷媒の、一対の液体熱交換器26,28を通過する順序を切り替える四方弁24を備える。高温用熱交換器23は、温水専用の蓄熱槽14の水との間で熱交換して、温水専用の蓄熱槽14内の水を温める。一対の液体熱交換器26,28には、開閉用の弁を介して他の複数の蓄熱槽12,16が接続されている。一対の液体熱交換器26,28から供給される温熱及び冷熱を他の複数の蓄熱槽12,16により別々に蓄熱可能であるとともに、他の複数の蓄熱槽12,16全てに温水を蓄熱可能である。
【選択図】図1

Description

この発明は、ヒートポンプと氷蓄熱や温水蓄熱を利用した蓄熱式給湯空調システムに関する。
従来、住宅用の給湯空調システムとして、エネルギー効率を高めるために、ヒートポンプ給湯が可能で冷房の排熱を給湯加熱に利用することが可能なものや、貯湯槽に冷水蓄熱を行い電力負荷の平準化を図るものなどが提案されている。
例えば特許文献1に開示されたヒートポンプ式給湯空調システムは、給湯用ヒ−トポンプと冷暖房用ヒ−トポンプとを備えた給湯空調システムであって、給湯用ヒ−トポンプに、冷暖房用ヒ−トポンプの高温排熱を蓄熱するための温水蓄熱用水槽を設け、冷暖房用ヒ−トポンプにその低温排熱を蓄熱するための氷蓄熱用水槽を設け、これら両水槽の下部相互を連通管で連通させると共にその連通管に開閉弁を設けたものである。これにより、給湯・暖房運転の際、上記連通管の開閉弁を開いて温水蓄熱用水槽と氷蓄熱用水槽とを連通させることにより、氷蓄熱用水槽にも温熱を蓄熱することができる。そして、温熱蓄熱を増加でき、冬期において不足しがちであった給湯・暖房能力を向上することができるものである。また、蓄冷・冷房運転の際には、開閉弁を閉じて両水槽間の流通を遮断することにより、製氷手段の負荷を小さくすることができ、製氷効率が良く、蓄冷・冷房能力を向上させることができるものである。
また、特許文献2には、圧縮機、室内熱交換器、室外熱交換器などから構成される冷凍サイクルを備えた給湯空調装置において、前記冷凍サイクル内の冷媒と、複数の水タンクから導入する水との間で熱交換を行う熱交換器を設け、複数の水タンクは、熱交換器で受熱して温水となった水を供給する給湯槽と、内部の水の熱エネルギーを熱交換器にて冷凍サイクル側の冷媒に伝達する蓄冷熱槽とに、切換手段によって切換可能となるよう配管接続した給湯空調システムが開示されている。これにより、圧縮機の運転により循環する冷媒と複数の水タンクの水との間で、季節により熱交換器で受熱して温水となった水を供給する給湯槽と、内部の水の熱エネルギーを熱交換器にて冷凍サイクル側の冷媒に伝達する蓄冷熱槽とに適宜切換えて使用することができ、給湯槽の大きさに無駄が生じることがなく、設置スペースも小さくすることが可能となるものである。
さらに、特許文献3には、圧縮機と室外熱交換器と第1の減圧機構と室内熱交換器とがこの順に環状に接続されるとともに、循環ポンプによって循環する貯湯槽からの循環水を加熱して給湯加熱を行う給湯用熱交換器と、第2の減圧機構と、氷蓄熱および温水蓄熱兼用の蓄熱槽と、第3の減圧機構とが介装され、これらの間に冷媒が循環されてなる給湯空調システムが開示されている。これにより、氷蓄熱および温水蓄熱を利用して夜間電力が有効に利用され、空調負荷のピーク時の電力負荷平準化および割安な電力の利用による省ランニングコスト化が図られ、さらに氷蓄熱および冷房時の排熱を利用して給湯加熱され、省エネルギー化および省コスト化が図られるものである。
特開平5−223477号公報 特開平6−221717号公報 特開2000−179985号公報
上記背景技術の場合、複数の温水用タンクや蓄熱用タンクを備えて、温水蓄熱用と氷蓄熱又は蓄冷熱用に、タンクを兼用可能としたシステムであるが、ヒートポンプによるエネルギー媒体の循環において、大気との間で大きな熱交換が行われ、無駄に放出しているエネルギーが多く、システム全体としてエネルギー効率を最適化したものとはいえないものである。また、蓄熱槽の大きさは固定化されており、設置対象の物件の大きさに応じて蓄熱槽の大きさを変更することは難しいものである。
この発明は、上記背景技術に鑑みて成されたもので、簡単なシステム構成であって、無駄にするエネルギーが少なく、エネルギー効率が極めて高く、蓄熱槽の熱容量を適宜設定可能な蓄熱式給湯空調システムを提供することを目的とする。
この発明は、ヒートポンプシステムに設けられた圧縮機と、この圧縮機の出口側に接続された高温用熱交換器と、前記圧縮機により循環させられる冷媒の配管経路に膨張弁を挟んで設けられた一対の液体熱交換器と、前記圧縮機から送り出される冷媒の前記一対の液体熱交換器を通過する順序を切り替える四方弁とを備え、前記高温用熱交換器は温水専用の蓄熱槽の水との間で熱交換して、前記温水専用の蓄熱槽内の水を温め、前記一対の液体熱交換器には、開閉用の複数の弁を介して他の複数の蓄熱槽が接続され、前記一対の液体熱交換器から供給される温熱及び冷熱を前記他の複数の蓄熱槽により別々に蓄熱可能に設けられるとともに、前記他の複数の蓄熱槽全てに温水を蓄熱可能に設けられた蓄熱式給湯空調システムである。
前記他の複数の蓄熱槽は、前記液体熱交換器の温熱供給側に接続され、温水により蓄熱可能なものである。又は、前記他の複数の蓄熱槽は、前記液体熱交換器の冷熱供給側に接続され、冷水又は氷により蓄熱可能なものである。
また、前記他の複数の蓄熱槽は、冷水又は氷蓄熱用の熱交換パイプと温水用の熱交換パイプとを上下に別々に備えたものである。
この発明の簡単なシステム構成であって、大気中に無駄に放出するエネルギーが少なく、エネルギー効率が極めて高い蓄熱式給湯空調システムである。また、夏や冬においては、必要とする冷熱や温熱を効果的に大量に供給することができ、タンクの使用効率も良いものである。また、蓄熱槽の大きさや数を選択することにより、蓄熱可能な熱容量を適宜設定可能であり、設置対象の建物の大きさに応じて蓄熱槽の大きさや数を決定することにより、給湯空調能力を自由に設定することができ、設計の自由度が拡大するものである。
この発明の一実施形態の蓄熱式給湯空調システムの冷房モードの動作説明図である。 この発明の一実施形態の蓄熱式給湯空調システムの冷暖房混合モードの動作説明図である。 この発明の一実施形態の蓄熱式給湯空調システムの暖房モードの動作説明図である。 この発明の一実施形態の蓄熱式給湯空調システムの蓄熱槽の構成を示す断面図である。 この発明の一実施形態の蓄熱式給湯空調システムの熱交換パイプを示す平面図である。
以下、この発明の蓄熱式給湯空調システムの一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態の蓄熱式給湯空調システムは、図1〜図3に示すように、家屋の温水供給と、室内の冷暖房に用いられる複数の蓄熱槽12,14,16を備えたものである。この実施形態の蓄熱式給湯空調システム10は、ヒートポンプシステム20を備え、ヒートポンプシステム20は、圧縮機22と、圧縮機22の冷媒の出口側に設けられた高温用熱交換器23及び四方弁24を備えている。四方弁24は高温用熱交換機23に接続され、四方弁24の一方の出口は、配管24aにより圧縮機22の冷媒の入り口に接続されている。さらに、四方弁24の入出力口の一方には他の配管24bが接続され、配管28bに外気熱交換器25、液体熱交換器26、膨張弁27、液体熱交換器28が順に設けられ、四方弁22の他の入出力口に接続されている。
液体熱交換器26は、熱媒体であるブラインが循環する配管30に接続され、ヒートポンプシステム20により発生する冷熱又は温熱と熱交換する。配管30の所定の箇所には、液体熱交換器26からブラインの循環方向に、電磁弁31、蓄熱槽14内の熱交換パイプ32、電磁弁33、循環ポンプ34が設けられ、液体熱交換器26にブラインが還流するように接続されている。さらに、電磁弁31の上流側で配管30が分岐し、分岐管30aは、電磁弁35を介して、蓄熱槽12の熱交換パイプ36、電磁弁37を経て、循環ポンプ34の手前で配管30に接続され、液体熱交換器26に繋がっている。
液体熱交換器28も、熱媒体であるブラインが循環する配管40に接続され、ヒートポンプシステム20により、液体熱交換器26側とは相反的に発生する温熱又は冷熱と熱交換する。配管40の所定の箇所には、液体熱交換器28からブラインの循環方向に、電磁弁41、蓄熱槽16内の熱交換パイプ42、電磁弁43、循環ポンプ44が設けられ、液体熱交換器28にブラインが還流するように接続されている。さらに、電磁弁41の上流側で配管40が分岐し、分岐管40aが電磁弁45を介して、蓄熱槽14の熱交換パイプ32に接続され、電磁弁33と並列に設けられた電磁弁46を介して、循環ポンプ44の手前で配管40に接続され、液体熱交換器28に繋がっている。さらに、電磁弁45の上流側で配管40aが分岐し、分岐管40bが電磁弁47を介して、蓄熱槽12の熱交換パイプ36に接続され、電磁弁37と並列に設けられた電磁弁48を介して、循環ポンプ44の手前で配管40に接続され、液体熱交換器28に繋がっている。
蓄熱槽14は、温水専用の蓄熱槽であり、ヒートポンプシステム20の高温用熱交換器23と熱交換するための配管50が接続されている。配管50には、循環ポンプ52が設けられ、蓄熱槽14内の水が循環する。さらに、蓄熱槽14には、補給水を供給する配管53と、温水を供給する配管54接続されている。配管53には補給水用の開閉弁55が設けられ、配管54には、温水の加熱用のボイラー56が接続され、給湯用配管58に繋がっている。
蓄熱槽12,16は、温水と冷水兼用の蓄熱槽であり、各々配管60,61が取り付けられ、循環ポンプ62,63が設けられ、屋内の冷暖房回路64,65が接続されている。なお、蓄熱槽12,14,16は、設置する建築物により大きさや数を適宜設定可能なものである。
蓄熱槽12,16内に取り付けられた熱交換パイプ36,42は、図4に示すように、冷水用熱交換パイプ36aと温水用熱交換パイプ36bに分けられており、蓄熱槽12,16の入り口近傍に設けられた切換弁66により、冷水と温水の場合で切り替え可能に設けられている。各熱交換パイプ32,36,42の形状は、図4、図5に示すように、細い熱交換パイプ32,36,42の各両端部が各々並列に、太いパイプである供給側メインパイプ71と戻り側メインパイプ72に各々接続されている。
次に、この実施形態の蓄熱式給湯空調システム10の動作について説明する。まず、夏の冷房モードの場合について、図1を基にして説明する。ここで、ブラインの流れをわかりやすくするために、ブラインが流れない配管部分については破線で示す。以下、図2、図3についても同様である。
先ず、ヒートポンプシステム20が作動すると、冷媒が圧縮機から送り出され、高温となる出口側に設けられた高温用熱交換器23において、蓄熱槽14内の水が循環して熱エネルギーが循環する水に与えられる。これにより、蓄熱槽14内の水は温められる。さらに、高温用熱交換器23を過ぎた冷媒は、四方弁24を経て、外気熱交換器25に送られ、若干外気と熱交換された後、液体熱交換器26で、配管30内を循環する熱交換媒体であるブラインに熱を与える。このとき、外気熱交換器25では、冷媒温度が下がるので、極力熱交換されない方がよい。この後、膨張弁27を経て、冷却した冷媒が、液体熱交換器28に送られる。液体熱交換器28では、配管40を流れるブライン等の媒体と熱交換し、ブラインを冷却する。
液体熱交換器26では、ヒートポンプシステム20で循環する冷媒との間で熱交換が行われ、ブラインが暖められて配管30を循環する。また、液体熱交換器28では、ヒートポンプシステム20で循環する冷媒との間で熱交換が行われ、ブラインが冷やされて配管40を循環する。
このとき、蓄熱槽12の入り口側の電磁弁35は閉、電磁弁47は開、出口側の電磁弁37は閉、電磁弁48は開である。蓄熱槽14の入り口側の電磁弁31は開、電磁弁45は閉、出口側の電磁弁33は開、電磁弁46は閉である。さらに、蓄熱槽16の入り口側の電磁弁41及び出口側の電磁弁43は開である。
これにより、まず液体熱交換器26で温められたブラインは、配管30を経て電磁弁31を通過し、蓄熱槽14の熱交換パイプ32を通過し、蓄熱槽14内の水と熱交換し、蓄熱槽14内の水を温める。蓄熱槽14を通過したブラインは、電磁弁33を通過し、循環ポンプ34により液体熱交換器26に戻り、再び熱交換して温められて循環する。これにより、蓄熱槽14には、高温用熱交換器23による熱供給と相まって、多くの熱エネルギーが供給される。蓄熱槽14の温水は、ボイラー56を経て給湯として消費され、冷たい補給水が補充されるが、ヒートポンプシステム20による排熱を効果的に利用して水を温めているので、ボイラー56に十分な給湯能力を与えるとともに、消費エネルギーを減らし、熱効率を高める。
一方、液体熱交換器28で冷やされたブラインは、配管40を経て電磁弁41を通過し、蓄熱槽16の熱交換パイプ42を通過し、蓄熱槽16内の水と熱交換し、蓄熱槽16内の水を冷やす。蓄熱槽16を通過したブラインは、電磁弁43を通過し、循環ポンプ44により液体熱交換器28に戻り、再び熱交換して冷やされて循環する。さらに、配管40の分岐管40aを通過したブラインは、電磁弁47を通過し、蓄熱槽12の熱交換パイプ36を通過し、蓄熱槽12内の水と熱交換し、蓄熱槽12内の水を冷やす。蓄熱槽12を通過したブラインは、電磁弁48を通過し、配管40に合流し、循環ポンプ44により液体熱交換器28に戻り、再び熱交換して冷やされて循環する。
蓄熱槽12,16では、冷暖房回路64,65を循環する水と熱交換して冷却し、室内の冷房に冷熱が供される。また、蓄熱槽12,16には、深夜電力により氷蓄熱を行うこともでき、よりコストがかからず効率的な冷房を可能にする。
次に、冷温水を同時に蓄熱し、冷暖房回路64には冷水を供給し、冷暖房回路65には温水を供給する冷暖房混合モードの場合について、図2を基にして説明する。このモードでも、ヒートポンプシステム20が作動すると、冷媒が圧縮機から送り出され、高温となる出口側に設けられた高温用熱交換器23において、蓄熱槽14内の水が循環して熱エネルギーが循環する水に与えられる。高温用熱交換器23を過ぎた冷媒は、四方弁24を経て、上記モードとは逆に液体熱交換器28に送られ、配管40内を循環する熱交換媒体であるブラインに熱を与える。この後、膨張弁27を経て、冷却した冷媒が、液体熱交換器26に送られ、配管30を流れるブライン等の媒体と熱交換し、ブラインを冷却する。さらにヒートポンプシステム20の冷媒は、外気熱交換器25により冷却されて、四方弁24を経て圧縮機22に戻る。
このとき、蓄熱槽12の入り口側の電磁弁35は開、電磁弁47は閉、出口側の電磁弁37は開、電磁弁48は閉である。蓄熱槽14の入り口側の電磁弁31は閉、電磁弁45は開、出口側の電磁弁33は閉、電磁弁46開である。さらに、蓄熱槽16の入り口側の電磁弁41及び出口側の電磁弁43は開である。
これにより、まず液体熱交換器26で冷やされたブラインは、配管30を経て電磁弁35を通過し、蓄熱槽12の熱交換パイプ36を通過し、蓄熱槽12内の水と熱交換し、蓄熱槽12内の水を冷やす。蓄熱槽12を通過したブラインは、電磁弁37を通過し、循環ポンプ34により液体熱交換器26に戻り、再び熱交換して冷やされて循環する。蓄熱槽12には、冷熱が供給されて冷暖房回路64を循環する水を冷やし、室内の冷房に蓄熱槽12の冷熱が利用される。また蓄熱槽12には、深夜電力により氷蓄熱を行うこともでき、よりコストがかからず効率的な冷房を可能にする。
一方、液体熱交換器28で温められたブラインは、配管40を経て電磁弁41を通過し、蓄熱槽16の熱交換パイプ42を通過し、蓄熱槽16内の水と熱交換し、蓄熱槽16内の水を温める。蓄熱槽16を通過したブラインは、電磁弁43を通過し、循環ポンプ44により液体熱交換器28に戻り、再び熱交換して温められて循環する。さらに、配管40の分岐管40aを通過したブラインは、分岐管40bを経て電磁弁45を通過し、蓄熱槽14の熱交換パイプ36を通過し、蓄熱槽14内の水と熱交換し、蓄熱槽14内の水を温める。蓄熱槽14を通過したブラインは、電磁弁46を通過し、配管40に合流し、循環ポンプ44により液体熱交換器28に戻り、再び熱交換して温められて循環する。
蓄熱槽14では、上記モードと同様に、高温用熱交換器23による熱交換と相まって、多くの熱エネルギーが供給され、ボイラー56に供給される水をあらかじめ温めて負荷を減らし、十分な給湯能力を与えるとともに、ボイラー56の消費エネルギーを減らし、熱効率を高める。また、冷暖房回路65を循環する熱交換媒体と熱交換して、熱交換媒体を温め、室内の暖房に蓄熱槽16の熱が利用される。
次に、夏場以外で温水の利用が多い場合について、図3を基にして説明する。この暖房モードでも、ヒートポンプシステム20が作動すると、冷媒が圧縮機から送り出され、高温となる出口側に設けられた高温用熱交換器23において、蓄熱槽14内の水が循環して熱エネルギーが循環する水に与えられる。高温用熱交換器23を過ぎた冷媒は、四方弁24を経て、図1の冷房モードとは逆に液体熱交換器28に送られ、配管40内を循環する熱交換媒体であるブラインに熱を与える。この後、膨張弁27を経て、冷却した冷媒が液体熱交換器26を通過し、外気熱交換器25により冷却されて、四方弁24を経て圧縮機22に戻る。このとき、後述するように循環ポンプ34は停止しているので、熱交換機26ではブライン等の媒体と熱交換は行われない。
このとき、蓄熱槽12の入り口側の電磁弁35は閉、電磁弁47は開、出口側の電磁弁37は閉、電磁弁48は開である。蓄熱槽14の入り口側の電磁弁31は閉、電磁弁45は開、出口側の電磁弁33は閉、電磁弁46開である。さらに、蓄熱槽16の入り口側の電磁弁41及び出口側の電磁弁43は開である。
この暖房モードでは、循環ポンプ34は停止している。これにより、液体熱交換器28で温められたブラインは、配管40を経て電磁弁41を通過し、蓄熱槽16の熱交換パイプ42を通過し、蓄熱槽16内の水と熱交換し、蓄熱槽16内の水を温める。蓄熱槽16を通過したブラインは、電磁弁43を通過し、循環ポンプ44により液体熱交換器28に戻り、再び熱交換して温められて循環する。さらに、配管40の分岐管40aを通過したブラインは、分岐管40bを経て電磁弁45を通過し、蓄熱槽14の熱交換パイプ36を通過し、蓄熱槽14内の水と熱交換し、蓄熱槽14内の水を温める。蓄熱槽14を通過したブラインは、電磁弁46を通過し、配管40に合流し、循環ポンプ44により液体熱交換器28に戻り、再び熱交換して温められて循環する。
蓄熱槽14では、上記モードと同様に、高温用熱交換器23による熱交換と相まって、多くの熱エネルギーが供給され、ボイラー56に十分な給湯能力を与えるとともに、ボイラー56の消費エネルギーを減らし、熱効率を高める。また、冷暖房回路65を循環する熱交換媒体と熱交換して、熱交換媒体を温め、室内の暖房に蓄熱槽16の熱が利用される。
さらに、配管40の分岐管40aを通過したブラインは、電磁弁47を通過し、蓄熱槽12の熱交換パイプ36を通過し、蓄熱槽12内の水と熱交換し、蓄熱槽12内の水を温める。蓄熱槽12を通過したブラインは、電磁弁48を通過し、配管40に合流し、循環ポンプ44により液体熱交換器28に戻り、再び熱交換して冷やされて循環する。
また、外気熱交換器25の除霜を行うときは、循環ポンプ44を停止し、循環ポンプ34を駆動させるとともに、電磁弁47を閉じて電磁弁35を開き、電磁弁48を閉じて電磁弁37を開き、蓄熱槽12内の温水の熱エネルギーを液体熱交換器26に供給し、除霜を行う。
この実施形態の蓄熱式給湯空調システム10によれば、ヒートポンプシステム20により発生する温熱及び冷熱を効率的に空調及び給湯に利用することができ、蓄熱槽12,14,16を効率的に利用することができ、必要な熱量を効果的に蓄えることができる。これにより、熱効率の良い給湯や冷暖房システムを構成することができる。また、設置対象の建物の大きさに応じて、蓄熱槽12,14,16の大きさや数を自由に選択することができ、設計の自由度が拡大するものである。
なおこの発明の蓄熱式給湯空調システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、熱源として太陽光による集熱パネルを加えても良く、深夜電力と太陽光を利用することにより、より低コストの蓄熱式給湯空調システムを構成することができる。また、蓄熱槽の数や熱交換パイプの構成も適宜選択可能なものである。
10 蓄熱式給湯空調システム
12,14,16 蓄熱槽
20 ヒートポンプシステム
22 圧縮機
23 高温用熱交換器
24 四方弁
24a,24b,30,40,60,61 配管
26,28 液体熱交換器
27 膨張弁
32,36,42 熱交換パイプ

Claims (4)

  1. ヒートポンプシステムに設けられた圧縮機と、この圧縮機の出口側に接続された高温用熱交換器と、前記圧縮機により循環させられる冷媒の配管経路に膨張弁を挟んで設けられた一対の液体熱交換器と、前記圧縮機から送り出される冷媒の前記一対の液体熱交換器を通過する順序を切り替える四方弁とを備え、
    前記高温用熱交換器は温水専用の蓄熱槽の水との間で熱交換して、前記温水専用の蓄熱槽内の水を温め、
    前記一対の液体熱交換器には、開閉用の複数の弁を介して他の複数の蓄熱槽が接続され、前記一対の液体熱交換器から供給される温熱及び冷熱を前記他の複数の蓄熱槽により別々に蓄熱可能に設けられるとともに、前記他の複数の蓄熱槽全てに温水を蓄熱可能に設けられたことを特徴とする蓄熱式給湯空調システム。
  2. 前記他の複数の蓄熱槽は、前記液体熱交換器の温熱供給側に接続され、温水により蓄熱可能である請求項1記載の蓄熱式給湯空調システム。
  3. 前記他の複数の蓄熱槽は、前記液体熱交換器の冷熱供給側に接続され、冷水又は氷により蓄熱可能である請求項1記載の蓄熱式給湯空調システム。
  4. 前記他の複数の蓄熱槽は、冷水又は氷蓄熱用の熱交換パイプと温水用の熱交換パイプとを上下に別々に備えた請求項1記載の蓄熱式給湯空調システム。
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