JP2005098405A - ころ軸受 - Google Patents

ころ軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2005098405A
JP2005098405A JP2003333608A JP2003333608A JP2005098405A JP 2005098405 A JP2005098405 A JP 2005098405A JP 2003333608 A JP2003333608 A JP 2003333608A JP 2003333608 A JP2003333608 A JP 2003333608A JP 2005098405 A JP2005098405 A JP 2005098405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
thrust bearing
outer ring
balls
bearing plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003333608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4368645B2 (ja
Inventor
Hirotake Shimizu
広勇 清水
Ryutaro Nakamura
隆太郎 中村
Takashi Nakagawa
貴司 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP2003333608A priority Critical patent/JP4368645B2/ja
Publication of JP2005098405A publication Critical patent/JP2005098405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4368645B2 publication Critical patent/JP4368645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/49Bearings with both balls and rollers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
    • F16C13/006Guiding rollers, wheels or the like, formed by or on the outer element of a single bearing or bearing unit, e.g. two adjacent bearings, whose ratio of length to diameter is generally less than one

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】アキシアル荷重がかかる外輪の摺動摩耗あるいは摺動抵抗を低減でき、かつ組立性が良好なころ軸受を提供する。
【解決手段】外輪として機能するローラ3と内輪として機能するブシュ2との間に複数の針状ころ4を組み込むとともに、ブシュ(内輪)2の外周に装着するスラスト軸受板7をローラ(外輪)3の両側面に対向してそれぞれ配置したチェーンにおいて、スラスト軸受板7と対向するローラ(外輪)3の両側面に軌道溝8を設け、この軌道溝8とスラスト軸受板7との間に複数の玉9を転動自在に保持したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、外輪と内輪との間に複数のころを組み込んだころ軸受に関し、特に外輪が回転する形式のころ軸受に関するものである。
従来、外輪が回転する形式のころ軸受を適用したチェーンとして、ローラとブシュとの間に複数のころが組み込まれ、ブシュの外周に装着するスラスト軸受板をローラの両側面に対向してそれぞれ配置したチェーンがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−340106号公報
また、外輪が回転する形式のころ軸受として、針状ころ軸受の両側にスラストボールベアリングが配設されてなるもので、外輪の端面より内方に断面略逆L字状の環状段部が形成され、この環状段部の垂直壁面に軌道面が形成され、この軌道面に対応するスラストワッシャーの内側壁より外方に断面略L字状のボール収容部が形成されると共にその垂直壁面に軌道面が形成され、そしてボールが外輪の軌道面とスラストワッシャーの軌道面間にあり、環状段部の垂直壁面の半径方向幅が、組み込まれるボールの径よりも僅かに大きく形成されている針状ころ軸受が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特公平7−35808号公報
しかしながら、上記特開2002−340106号公報に開示されたチェーンにおいては、次のような問題がある。すなわち、ローラ(外輪)が回転する際、ローラ(外輪)にアキシアル荷重が負荷されると、このアキシアル荷重によりローラ(外輪)の外側面とスラスト軸受板の側面との間で滑り接触が生じる。この滑り接触によりローラ(外輪)の外側面とスラスト軸受板の側面との間で摺動摩耗が生じる。この摺動摩耗はチェーンの寿命を低下させる。また、ローラ(外輪)に負荷されるアキシアル荷重により、ローラ(外輪)の外側面とスラスト軸受板との摺動抵抗及び摺動音が増大し、ローラ(外輪)の回転不良が生じる。また、ローラ(外輪)の外側面とスラスト軸受板との摺動抵抗により、騒音が発生し、消費電力も増大し、ローラ(外輪)の回転変動が発生する。
また、上記特公平7−35808号公報に開示された針状ころ軸受においては、次のような問題がある。すなわち、針状ころ軸受に負荷されるラジアル荷重により、外輪、内輪及び針状ころの半径方向の摩耗が進行すると、外輪の環状段部とスラストワッシャーの外周が接触するようになり、その結果、外輪の回転不良が発生する。また、外輪、内輪及び針状ころの半径方向の摩耗が進行すると、アキシアル荷重を受けるボールがラジアル荷重も受けるようになり、ボールの摩耗が促進される。また、アキシアル荷重を受けるボールは外輪の環状段部とスラストワッシャーのボール収容部の間で保持される構造であるため、組立時のボールの保持が困難であり、組立性が悪い。
そこで、本発明は、アキシアル荷重がかかる外輪の摺動摩耗あるいは摺動抵抗を低減でき、かつ組立性が良好なころ軸受を提供することを課題とするものである。
請求項1記載の発明は、外輪と内輪との間に複数のころを組み込むとともに、前記内輪の外周に装着するスラスト軸受板を前記外輪の両側面に対向してそれぞれ配置したころ軸受において、前記スラスト軸受板と対向する前記外輪の両側面に軌道溝を設け、該軌道溝と前記スラスト軸受板との間に複数の玉を転動自在に保持したものである。
請求項2記載の発明は、外輪と内輪との間に複数のころを組み込んだころ軸受において、前記外輪の両側面の内径側に断面円弧状環状溝を設け、前記内輪の外周で前記断面円弧状環状溝に対向する位置にそれぞれスペーサリングを装着し、該スペーサリングの内側面で前記複数のころの端面を支持するとともに、前記スペーサリングの外側面と前記断面円弧状環状溝とで軌道溝を形成し、該軌道溝で複数の玉を転動自在に保持したものである。
請求項1記載の発明によれば、スラスト軸受板と対向する外輪の両側面に軌道溝を設け、軌道溝とスラスト軸受板との間に複数の玉を転動自在に保持しているので、アキシアル荷重が負荷される外輪の両側面とスラスト軸受板との間は複数の玉により転がり接触となり、従来の滑り接触による摺動による摩耗に比して摩耗寿命が向上する。また、軌道溝とスラスト軸受板との間に保持されている複数の玉はアキシアル荷重のみを受ける構造となっているので、複数の玉はラジアル荷重を受ける複数のころの摩耗の影響を受けない。また、外輪の両側面とスラスト軸受板との間は複数の玉による転がり接触であるので、アキシアル荷重による外輪の回転抵抗が減少し、外輪の回転による騒音も低下する。また、アキシアル荷重による外輪の回転抵抗が減少するため、省エネルギー化が可能となり、外輪の回転変動も防止できる。さらに、複数の玉は外輪の両側面に設けた軌道溝で3方向から保持できる構造であるため、組立時の複数の玉の保持が容易であり、組立性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、外輪の両側面の内径側に断面円弧状環状溝を設け、内輪の外周で断面円弧状環状溝に対向する位置にそれぞれスペーサリングを装着し、スペーサリングの内側面で複数のころの端面を支持するとともに、スペーサリングの外側面と断面円弧状環状溝とで軌道溝を形成し、軌道溝で複数の玉を転動自在に保持しているので、アキシアル荷重が負荷される外輪の両側面とアキシアル荷重を支持する部材(例えは実施例の内プレート)との間は複数の玉により転がり接触となり、従来の滑り接触による摺動による摩耗に比して摩耗寿命が向上する。また、軌道溝で保持されている複数の玉はアキシアル荷重のみを受ける構造となっているので、複数の玉はラジアル荷重を受ける複数のころの摩耗の影響を受けない。また、外輪の両側面とアキシアル荷重を支持する部材(例えは実施例の内プレート)との間は複数の玉により転がり接触であるので、アキシアル荷重による外輪の回転抵抗が減少し、外輪の回転による騒音も低下する。また、アキシアル荷重による外輪の回転抵抗が減少するため、省エネルギー化が可能となり、外輪の回転変動も防止できる。さらに、複数の玉はスペーサリングの外側面と断面円弧状環状溝とで形成した軌道溝で3方向から保持できる構造であるため、組立時の複数の玉の保持が容易であり、組立性が向上する。
本発明のころ軸受は、チェーンに適用することができる。以下に、本発明のころ軸受をチェーンに適用した実施例について説明する。
本発明のころ軸受を適用したチェーンの実施例1について説明する。図1は本発明のころ軸受を適用したチェーンの実施例1の要部断面図である。図2は図1におけるX−X線断面図である。図3は図1のスラスト軸受板の変更例であるスラスト軸受板を示し、(A)はその平面図、(B)はその断面図である。
図1,2に示すチェーンは、一対の内プレート1,1が中空円筒状のブシュ2によって連結され、ブシュ2の外周面とローラ3の内周面との間には、複数の針状ころ4が組み込まれている。また、一対の内プレート1,1の両外側にはそれぞれ外プレート5が配置され、これら一対の外プレート5,5がブシュ2に回転自在に挿入されたピン6によって連結されている。
また、自己潤滑性を有するカーボン含浸セラミック製スラスト軸受板7がローラ3の両側面に対向してそれぞれ配置され、ブシュ2の外周に装着されている。また、スラスト軸受板7と対向するローラ3の両側面に軌道溝8が設けられており、この軌道溝8とスラスト軸受板7との間に複数の玉9を転動自在に保持している。
そして、図1,2に示すチェーンにおいては、ブシュ2はころ軸受の内輪としての機能を有し、ローラ3はころ軸受の外輪としての機能を有し、ブシュ2とローラ3との間に介在する複数の針状ころ4はころ軸受のラジアル荷重を支持する転動体としての機能を有し、ローラ3とスラスト軸受板7との間に介在する複数の玉9はころ軸受のアキシアル荷重を支持する転動体としての機能を有している。したがって、ブシュ2とローラ3と複数の針状ころ4とスラスト軸受板7と複数の玉9とから、ラジアル荷重とアキシアル荷重の両方を負荷できる針状ころ軸受を構成している。
また、図3は図1のスラスト軸受板の変更例であるスラスト軸受板を示しており、図3に示す変更例であるスラスト軸受板は、図1のスラスト軸受板7に替えて使用することができる。図3に示すスラスト軸受板7’は、複数の玉9が当接する面に断面円弧状の軌道溝7’aが形成されている。そして、複数の玉9がスラスト軸受板7’の軌道溝7’aに接触して転動する際、図1のスラスト軸受板7に比して大きなアキシアル荷重を受けることができる。
上記のように構成される図1,2に示すチェーンの作用及び効果を以下に説明する。ローラ3が回転し、アキシアル荷重が負荷されると、ローラ3に負荷されるアキシアル荷重は複数の玉9とスラスト軸受板7を介して内プレート1で支持される。そこで、アキシアル荷重が負荷されるローラ3の両側面とスラスト軸受板7との間は複数の玉9により転がり接触となり、従来の滑り接触による摺動による摩耗に比して摩耗寿命の向上する。また、軌道溝8とスラスト軸受板7との間に保持されている複数の玉9はアキシアル荷重のみを受ける構造となっているので、複数の玉9はラジアル荷重を受ける複数の針状ころ4の摩耗の影響を受けない。また、ローラ3の両側面とスラスト軸受板7との間は複数の玉9による転がり接触であるので、アキシアル荷重によるローラ3の回転抵抗が減少し、ローラ3の回転による騒音も低下する。また、アキシアル荷重によるローラ3の回転抵抗が減少するため、省エネルギー化が可能となり、ローラ3の回転変動も防止できる。さらに、複数の玉9はローラ3の両側面に設けた軌道溝8で3方向から保持できる構造であるため、組立時の複数の玉9の保持が容易であり、組立性が向上する。
本発明のころ軸受を適用したチェーンの実施例2について説明する。図4は本発明のころ軸受を適用したチェーンの実施例2の要部断面図である。図5は図4におけるY−Y線断面図である。図6は図4のスラスト軸受板の変更例であるスラスト軸受板を示し、(A)はその平面図、(B)はその断面図である。
図4,5に示すチェーンは、一対の内プレート1,1が中空円筒状のブシュ2によって連結され、ブシュ2の外周面とローラ13の内周面との間には、後述する複数の針状ころ14が組み込まれている。また、一対の内プレート1,1の両外側にはそれぞれ外プレート5が配置され、これら一対の外プレート5,5がブシュ2に回転自在に挿入されたピン6によって連結されている。
図4,5に示すように、ローラ13はローラ本体13aとローラブシュ13bとからなっている。ローラ本体13aはその両側面の内径側に環状段部13cが形成されている。ローラブシュ13bは自己潤滑性を有するカーボン含浸セラミック製で円筒状に形成されている。そして、ローラ本体13aの内周面にローラブシュ13bの外周面が圧入して取り付けられている。これにより、ローラ本体13aの環状段部13cとローラブシュ13bの外周面により複数の玉19の軌道溝18を形成している。また、ブシュ2の外周面とローラブシュ13bの内周面との間には、複数の針状ころ14が組み込まれている。
また、自己潤滑性を有するカーボン含浸セラミック製スラスト軸受板17がローラ13の両側面に対向してそれぞれ配置され、ブシュ2の外周に装着されている。また、スラスト軸受板17と対向するローラ13の両側面の軌道溝18との間には複数の玉19を転動自在に保持している。
そして、図4,5に示すチェーンにおいては、ブシュ2はころ軸受の内輪としての機能を有し、ローラ13はころ軸受の外輪としての機能を有し、ブシュ2とローラ13との間に介在する複数の針状ころ14はころ軸受のラジアル荷重を支持する転動体としての機能を有し、ローラ13とスラスト軸受板17との間に介在する複数の玉19はころ軸受のアキシアル荷重を支持する転動体としての機能を有している。したがって、ブシュ2とローラ13と複数の針状ころ14とスラスト軸受板17と複数の玉19とから、ラジアル荷重とアキシアル荷重の両方を負荷できる針状ころ軸受を構成している。
また、図6は図4のスラスト軸受板の変更例であるスラスト軸受板を示しており、図6に示す変更例であるスラスト軸受板は、図4のスラスト軸受板17に替えて使用することができる。図6に示すスラスト軸受板17’は、複数の玉19が当接する面に断面円弧状の軌道溝17’aが形成されている。そして、複数の玉19がスラスト軸受板17’の軌道溝17’aに接触して転動する際、図4のスラスト軸受板17に比して大きなアキシアル荷重を受けることができる。
上記のように構成される図4,5に示すチェーンの作用及び効果を以下に説明する。ローラ13が回転し、アキシアル荷重が負荷されると、ローラ13に負荷されるアキシアル荷重は複数の玉19とスラスト軸受板17を介して内プレート1で支持される。そこで、アキシアル荷重が負荷されるローラ13の両側面とスラスト軸受板17との間は複数の玉19により転がり接触となり、従来の滑り接触による摺動による摩耗に比して摩耗寿命が向上する。また、軌道溝18とスラスト軸受板17との間に保持されている複数の玉19はアキシアル荷重のみを受ける構造となっているので、複数の玉19はラジアル荷重を受ける複数の針状ころ14の摩耗の影響を受けない。また、ローラ13の両側面とスラスト軸受板17との間は複数の玉19による転がり接触であるので、アキシアル荷重によるローラ13の回転抵抗が減少し、ローラ13の回転による騒音も低下する。また、アキシアル荷重によるローラ13の回転抵抗が減少するため、省エネルギー化が可能となり、ローラ13の回転変動も防止できる。さらに、複数の玉19はローラ13の両側面に設けた軌道溝18で3方向から保持できる構造であるため、組立時の複数の玉19の保持が容易であり、組立性が向上する。
本発明のころ軸受を適用したチェーンの実施例3について説明する。図7は本発明のころ軸受を適用したチェーンの実施例3の要部断面図である。図8は図7におけるZ−Z線断面図である。
図7,8に示すチェーンは、一対の内プレート1,1が中空円筒状のブシュ2によって連結され、ブシュ2の外周面とローラ23の内周面との間には、複数の円筒ころ24が組み込まれている。また、一対の内プレート1,1の両外側にはそれぞれ外プレート5が配置され、これら一対の外プレート5,5がブシュ2に回転自在に挿入されたピン6によって連結されている。
図7,8に示すように、ローラ23の両側面の内径側に断面円弧状環状溝23aが設けられている。また、ブシュ2の外周で断面円弧状環状溝23aに対向する位置にそれぞれ自己潤滑性を有するカーボン含浸セラミック製スペーサリング27が装着されている。そして、スペーサリング27の内側面で複数の円筒ころ24の端面を支持するとともに、スペーサリング27の外側面と断面円弧状環状溝23aとで軌道溝28を形成している。そして、軌道溝28で複数の玉29を転動自在に保持し、複数の玉29は内プレート1の側面に当接している。
そして、図7,8に示すチェーンにおいては、ブシュ2はころ軸受の内輪としての機能を有し、ローラ23はころ軸受の外輪としての機能を有し、ブシュ2とローラ23との間に介在する複数の円筒ころ24はころ軸受のラジアル荷重を支持する転動体としての機能を有し、ローラ23と内プレート1,1との間に介在する複数の玉29はころ軸受のアキシアル荷重を支持する転動体としての機能を有している。したがって、ブシュ2とローラ23と複数の円筒ころ24と複数の玉29とから、ラジアル荷重とアキシアル荷重の両方を負荷できる円筒ころ軸受を構成している。
上記のように構成される図7,8に示すチェーンの作用及び効果を以下に説明する。ローラ23が回転し、アキシアル荷重が負荷されると、ローラ23に負荷されるアキシアル荷重は複数の玉29を介して内プレート1,1で支持される。そこで、アキシアル荷重が負荷されるローラ23の両側面と内プレート1,1及びスペーサリング27との間は複数の玉29により転がり接触となり、従来の滑り接触による摺動による摩耗に比して摩耗寿命が向上する。また、軌道溝28と内プレート1,1との間に保持されている複数の玉29はアキシアル荷重のみを受ける構造となっているので、複数の玉29はラジアル荷重を受ける複数の円筒ころ24の摩耗の影響を受けない。また、ローラ23の両側面と内プレート1,1及びスペーサリング27との間は複数の玉29による転がり接触であるので、アキシアル荷重によるローラ23の回転抵抗が減少し、ローラ23の回転による騒音も低下する。また、アキシアル荷重によるローラ23の回転抵抗が減少するため、省エネルギー化が可能となり、ローラ23の回転変動も防止できる。さらに、複数の玉29はローラ23の両側面に設けた軌道溝28で3方向から保持できる構造であるため、組立時の複数の玉29の保持が容易であり、組立性が向上する。
なお、上記各実施例では、スラスト軸受板、ローラブシュ及びスペーサリングをカーボン含浸セラミック製としているが、これらは、カーボン含浸セラミック製に限定されるものではなく、自己潤滑性を有するものであればよく、カーボンコーティング金属で形成してもよく、また、カーボンファイバーを添加した耐熱樹脂で形成してもよい。なお、耐熱樹脂としては、例えばポリアミド、ポリエーテルケトン等が使用できる。
また、上記各実施例は本発明のころ軸受をチェーンに適用した例を示したが、本発明のころ軸受はヨーク形トラックローラ軸受やスタッド形トラックローラ軸受にも適用できる。
本発明のころ軸受を適用したチェーンの実施例1の要部断面図である。 図1におけるX−X線断面図である。 図1のスラスト軸受板の変更例であるスラスト軸受板を示し、(A)はその平面図、(B)はその断面図である。 本発明のころ軸受を適用したチェーンの実施例2の要部断面図である。 図4におけるY−Y線断面図である。 図4のスラスト軸受板の変更例であるスラスト軸受板を示し、(A)はその平面図、(B)はその断面図である。 本発明のころ軸受を適用したチェーンの実施例3の要部断面図である。 図7におけるZ−Z線断面図である。
符号の説明
1 内プレート
2 ブシュ(内輪)
3,13,23 ローラ(外輪)
4,14 針状ころ(転動体)
5 外プレート
6 ピン
7,7’,17,17’ スラスト軸受板
7’a,17’a 軌道溝
8,18,28 軌道溝
9,19,29 玉(転動体)
13a ローラ本体
13b ローラブシュ
13c 環状段部
23a 断面円弧状環状溝
24 円筒ころ
27 スペーサリング

Claims (2)

  1. 外輪と内輪との間に複数のころを組み込むとともに、前記内輪の外周に装着するスラスト軸受板を前記外輪の両側面に対向してそれぞれ配置したころ軸受において、
    前記スラスト軸受板と対向する前記外輪の両側面に軌道溝を設け、該軌道溝と前記スラスト軸受板との間に複数の玉を転動自在に保持したことを特徴とするころ軸受。
  2. 外輪と内輪との間に複数のころを組み込んだころ軸受において、
    前記外輪の両側面の内径側に断面円弧状環状溝を設け、前記内輪の外周で前記断面円弧状環状溝に対向する位置にそれぞれスペーサリングを装着し、該スペーサリングの内側面で前記複数のころの端面を支持するとともに、前記スペーサリングの外側面と前記断面円弧状環状溝とで軌道溝を形成し、該軌道溝で複数の玉を転動自在に保持したことを特徴とするころ軸受。



JP2003333608A 2003-09-25 2003-09-25 ころ軸受型チェーン Expired - Fee Related JP4368645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003333608A JP4368645B2 (ja) 2003-09-25 2003-09-25 ころ軸受型チェーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003333608A JP4368645B2 (ja) 2003-09-25 2003-09-25 ころ軸受型チェーン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005098405A true JP2005098405A (ja) 2005-04-14
JP4368645B2 JP4368645B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=34461569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003333608A Expired - Fee Related JP4368645B2 (ja) 2003-09-25 2003-09-25 ころ軸受型チェーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4368645B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8425846B2 (en) 2004-03-30 2013-04-23 Citizen Holdings Co., Ltd. Sensing element for catalytic combustion type gas sensor
CN106907392A (zh) * 2017-05-10 2017-06-30 捷颂(上海)传动科技有限公司 一种圆柱滚针组合轴承
CN108825646A (zh) * 2018-09-06 2018-11-16 洛阳智多鑫机械科技有限公司 一种矫直辊用耐久性轴承
CN115263928A (zh) * 2022-08-18 2022-11-01 临清市百诺轴承有限公司 具有承受轴向载荷的深沟球轴承

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8425846B2 (en) 2004-03-30 2013-04-23 Citizen Holdings Co., Ltd. Sensing element for catalytic combustion type gas sensor
CN106907392A (zh) * 2017-05-10 2017-06-30 捷颂(上海)传动科技有限公司 一种圆柱滚针组合轴承
CN108825646A (zh) * 2018-09-06 2018-11-16 洛阳智多鑫机械科技有限公司 一种矫直辊用耐久性轴承
CN108825646B (zh) * 2018-09-06 2023-09-05 洛阳和硕轴承科技有限公司 一种矫直辊用耐久性轴承
CN115263928A (zh) * 2022-08-18 2022-11-01 临清市百诺轴承有限公司 具有承受轴向载荷的深沟球轴承
CN115263928B (zh) * 2022-08-18 2023-06-20 临清市百诺轴承有限公司 具有承受轴向载荷的深沟球轴承

Also Published As

Publication number Publication date
JP4368645B2 (ja) 2009-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4455608B2 (ja) 円筒ころ型ローラチェーン
JP2014047815A (ja) 回転支持装置
JP2011099342A (ja) カムシャフト装置
JPH04337107A (ja) スタッド形トラックローラ軸受
JP2008014411A (ja) 転がり軸受の潤滑構造
JP4368645B2 (ja) ころ軸受型チェーン
US11149787B2 (en) Thrust roller bearing
JP2007024292A (ja) 回転支持部
JP2009074679A (ja) 自動調心ころ軸受
JP2011106649A (ja) タンデムアンギュラ型玉軸受
JP2000266043A (ja) スラストころ軸受
JP2012172763A (ja) スラストころ軸受
JP2014105732A (ja) 転がり軸受
JP4049927B2 (ja) レベラー用バックアップロール
JP5168857B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2008232311A (ja) ころ軸受
JP2009180235A (ja) 自動調心ころ軸受
JP2005106102A (ja) ころ軸受
JP3700400B2 (ja) 自動調心機能を有する複合型軸受装置
JP2005331066A (ja) ピンタイプ保持器付きころ軸受
JP4956995B2 (ja) 軸受の支持装置
JP4228178B2 (ja) 水ポンプ用軸受
JPH11182542A (ja) 調心輪付き転がり軸受
JP2007205388A (ja) 自動調心ころ軸受
JP2002155955A (ja) 鍔付円筒ころ軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees