JP2005098287A - フューエルデリバリパイプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 噴射ノズルによる燃焼噴射時の圧力脈動を低減させ、床下配管での振動や騒音の発生を防止可能とし、更にフューエルデリバリパイプ本体からの外部への高周波音の放射を小さくする事を可能とする。
【解決手段】 フューエルデリバリパイプ本体1の少なくとも一つの壁面を可撓性のアブゾーブ壁面5とする。このアブゾーブ壁面5の内周面又は外周面のうち少なくとも一つの周面に、フューエルデリバリパイプ本体1の管軸方向と平行に、リブ6を少なくとも一個突設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子燃料噴射式自動車用エンジンの燃料加圧ポンプから送給された燃料を、エンジンの各吸気通路に噴射ノズルを介して供給するためのフューエルデリバリパイプに係るもので、燃料噴射による放射音を低減する事を目的とするものである。
特開2000−329030号公報 特開2000−320422号公報 特開2000−329031号公報 特開平11−37380号公報 特開平11−2164号公報 特開昭60−240867号公報 特開平10−331743号公報
従来、複数の噴射ノズルを設けてエンジンの複数の気筒にガソリン等の燃料を供給するフューエルデリバリパイプが知られている。このフューエルデリバリパイプは、床下配管を介して燃料タンクから導入した燃料を、複数の噴射ノズルから順次、エンジンの複数の吸気管又は気筒内に噴射し、この燃料を空気と混合し、この混合気を燃焼させる事によってエンジンの出力を発生させている。
このフューエルデリバリパイプは、燃料タンクから燃料が余分に供給された場合、その余分の燃料を圧力レギュレーターにより燃料タンクに戻す回路を有する方式であるリターンタイプと、余分の燃料を燃料タンクに戻す回路を持たないリターンレスタイプが存在する。最近は、コストの低減や燃料タンクのガソリン温度の上昇を防止する等の目的で、リターンレスタイプのフューエルデリバリパイプが多く用いられている。
このリターンレスタイプのフューエルデリバリパイプは、余分の燃料を燃料タンクに戻す配管がないため、エンジンの吸気管又は気筒への噴射ノズルからの燃料噴射によってフューエルデリバリパイプの内部が減圧されると、この急激な減圧と、燃料噴射の停止によって生じる圧力波が、フューエルデリバリパイプの内部に圧力脈動を生じさせるものとなる。この圧力脈動は、フューエルデリバリパイプ及びこのフューエルデリバリパイプに接続した接続管から燃料タンク側まで伝播された後、燃料タンク内の圧力調整弁から反転されて戻され、接続管を介してフューエルデリバリパイプまで伝播される。フューエルデリバリパイプには、複数の噴射ノズルが設けられており、この複数の噴射ノズルが順次燃料の噴射を行い、圧力脈動を発生させる。その結果、床下配管を床下に止めているクリップを介して車内に騒音として伝播され、この騒音が運転者や乗車者に不快感を与えるものとなる。
従来、このような圧力脈動による弊害を抑制する方法としては、ゴムのダイアフラムが入ったパルセーションダンパーを、リターンレスタイプのフューエルデリバリパイプに配置し、発生する圧力脈動エネルギーをこのパルセーションダンパーによって吸収したり、フューエルデリバリパイプから燃料タンク側までの床下に配設される床下配管を、振動吸収用のクリップを介して床下に固定する事により、フューエルデリバリパイプ、もしくはタンクまでの床下配管に発生する振動を吸収する事が行われている。これらの方法は比較的有効なものであって圧力脈動の発生による弊害を抑制させる効果がある。
また、特許文献1〜特許文献6に示す発明の如く、圧力脈動を低減させる目的で、フューエルデリバリパイプに圧力脈動を吸収し得る、脈動吸収機能を備えたものが提案されている。これらの圧力脈動吸収機能を有するフューエルデリバリパイプは、フューエルデリバリパイプの外壁に可撓性のアブゾーブ面を形成し、燃料噴射に伴って発生する圧力を受けてアブゾーブ面が撓み変形する事によって、圧力脈動を吸収低減し、フューエルデリバリパイプ、その他の部品の振動による異音の発生を防止可能とするものである。
しかしながら、パルセーションダンパーや振動吸収用のクリップは高価なものであり、部品点数を増やしコスト高となるし、設置スペースの確保にも新たな問題を生じている。他方、特許文献1〜特許文献6に示す従来技術では、圧力脈動の吸収効果はあるが、燃料噴射時の噴射ノズルの開閉に伴って、噴射ノズルのスプールが弁座等に着座する際に発生するカチカチ音等、数kHz以上の高周波数側の音が、アブゾーブ面により増幅されて外部に放射される不具合を生じる問題点があった。
この放射音の低減のため、特許文献7では、噴射ノズルを設けた壁面と対向する壁面にビードを設けたり、円形のパイプを接合する等の方法により、対向壁面の面剛性を高めている。このように面剛性が高い事から、フューエルデリバリ内で圧力脈動が発生した場合に、この脈動によりフューエルデリバリパイプが大きく撓むのを防止して、高周波音が放射されるのを小さく抑えようとしていた。
しかしながら、壁面にビードを設ける方法では、流体の圧力脈動を抑制可能な可撓性を備えながら、高周波数側の音は放射する事のないように調整するのは技術的に難しいものであった。また、円形のパイプを平面的な壁面に接合するのでは、互いの接触が線接触となり、接合安定性に乏しいし、却って円形パイプ内で高周波音が反響してしまう可能性もあった。そこで、本発明は、噴射ノズルによる燃焼噴射時の圧力脈動を低減させ、床下配管での振動や騒音の発生を防止するとともに、フューエルデリバリパイプ本体からの放射音を小さくする事が可能で、且つ設置のレイアウトの自由度の高いコンパクトなフューエルデリバリパイプを、簡易な製作技術で廉価に提供する事を目的とするものである。
本発明は上述の如き課題を解決するため、噴射ノズルを備え燃料タンクへの戻り回路が設けられていないリターンレスタイプのフューエルデリバリパイプ本体に燃料導入管を接続し、この燃料導入管を、床下配管を介して燃料タンクに連結したフューエルデリバリパイプに於て、フューエルデリバリパイプ本体の少なくとも一つの壁面を可撓性のアブゾーブ壁面とし、このアブゾーブ壁面の内周面又は外周面のうち少なくとも一つの周面に、フューエルデリバリパイプ本体の管軸方向と平行に、リブを少なくとも一個突設して成るものである。
また、リブは、フューエルデリバリパイプ本体と別体に形成し、フューエルデリバリパイプ本体に接続固定しても良い。
また、リブは、フューエルデリバリパイプ本体と一体に形成しても良い。
また、リブは、アブゾーブ壁面の軸方向の中央部に一列配設しても良い。
また、リブは、アブゾーブ壁面の軸方向の中央部から離間した位置に、一列又は互いに平行に複数列配設して良い。
また、リブは、アブゾーブ壁面の全長の1/2〜1の長さを有するものであっても良い。
また、リブは、アブゾーブ壁面よりも短尺に形成し、同軸方向に一個又は間隔を介して複数個を配設しても良い。
また、リブは、ソケットを設けた壁面にも少なくとも一個突設しても良い。
また、リブは、肉厚を0.5〜2.5mmとしても良い。
また、リブは、形成高さを3〜12mmとしても良い。
また、リブは、形成高さ>形成幅としても良い。
本発明は上述の如く構成したもので、噴射ノズルからの燃料噴射と噴射停止によってフューエルデリバリパイプの内部に生じる圧力脈動が、アブゾーブ壁面が撓み変形する事により良好に低減される効果が得られるだけでなく、このアブゾーブ壁面に配設したリブによって高周波音に対するアブゾーブ壁面の撓み変形を抑制する事ができる。従って、噴射ノズルのスプールが弁座等に着座した際に生ずるカチカチ音等の高周波音が、外部に放射されるのを小さく抑える事が可能となる。
更に、リブは、アブゾーブ壁面の内周面又は外周面に突設しているので、リブの肉厚分の接触面積でのアブゾーブ壁面との面接触が可能となる。従って、アブゾーブ壁面に対するリブの接続安定性が高まり、放射音の低減効果を持続させる事が可能となる。しかも、アブゾーブ壁面にリブを設けるだけであるから、製作技術が容易で製造コストの低減が可能となる。特に、アブゾーブ壁面の内周面にリブを設ける事により、フューエルデリバリパイプが過度に嵩張る事がなく、限られたスペースであってもフューエルデリバリパイプの設置が可能で、レイアウトの自由度の高いものとなる。また、床下配管にパルセーションダンパーや振動吸収用のクリップ等を使用する必要がなくなり、製品全体のコスト削減が可能となるとともに床下配管のレイアウトの自由度も向上させる事ができる。
以下、本発明のフューエルデリバリパイプの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図16に示す実施例1〜実施例13は、フューエルデリバリパイプ本体と別体に設けたリブをアブゾーブ壁面にろう付けや溶接等で接続固定した実施例で、図17〜図23に示す実施例14〜実施例19は、フューエルデリバリパイプ本体の板金プレス時又はロール成形時等の段階で、フューエルデリバリパイプ本体と一体にリブを設けた実施例である。そして、図1は実施例1のフューエルデリバリパイプの斜視図で、板状の長尺なリブをアブゾーブ壁面の外周面に於いて軸方向の中央部に一個のみ接続固定している。図2は図1のA−A線断面図である。また、図3は実施例2のフューエルデリバリパイプの斜視図で、板状の長尺なリブを2個、アブゾーブ壁面の外周面に於いて軸方向の中心部から離れた位置に管軸方向と平行に接続固定している。図4は図3のB−B線断面図である。
また、図5は実施例3のフューエルデリバリパイプの斜視図で、板状の短尺なリブを間隔を介して複数個、アブゾーブ壁面の外周面の軸方向中央部で、一端付近から他端付近まで全長に渡って直列に接続固定している。図6は実施例4のフューエルデリバリパイプの斜視図で、板状の短尺なリブを、アブゾーブ壁面の外周面の軸方向中央部に於いて、一端付近と他端付近の2箇所のみに接続固定している。また、図7は実施例5のフューエルデリバリパイプの、ソケットを取付けた一方のストレート壁面側からの斜視図であり、アブゾーブ壁面の外周面だけでなくソケット取付け壁面の外周面にもリブを突設している。図8は実施例5のフューエルデリバリパイプの端面図である。
また、図9は実施例6のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図で、アブゾーブ壁面の内周面にリブを突設している。図10は実施例7のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図で、アブゾーブ壁面の内周面及び外周面にリブを突設している。図11は実施例8のフューエルデリバリパイプの側面図で、アブゾーブ壁面の外周面の一端付近から他端付近までに渡る長尺なリブを接続固定し、このリブの長さ方向の両端側を斜めにカットして両端側の形成高さを次第に低く形成している。図12はリブに高低差を設けた実施例9のフューエルデリバリパイプの側面図で、リブのほぼ中央部の形成高さを最も高くして、この中央から一端側及び他端側の形成高さを次第に低く形成している。
また、図13は実施例10のフューエルデリバリパイプの側面図で、アブゾーブ壁面の外周面に於いて、ソケットの対向部に短尺なリブを複数接続固定している。図14は実施例11のフューエルデリバリパイプの長さ方向の断面図で、アブゾーブ壁面の内周面に長尺なリブを突設し、ソケットの対向部ではリブの形成高さを高く形成し、ソケットの非対向部ではリブの形成高さを低く形成して、リブの形成高さに連続的な高低差を設けている。図15はアブゾーブ壁面の外周面にリブを設けた実施例12のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図で、フューエルデリバリパイプ本体を矩形状に形成している。図16はアブゾーブ壁面の内周面にリブを設けた実施例13のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図で、断面形状がコ字状で箱形の一対の金属板を互いに接続固定して、断面形状が矩形のフューエルデリバリパイプ本体を形成している。
図17は実施例14のフューエルデリバリパイプの斜視図で、金属板をロール成形してフューエルデリバリパイプ本体を形成する際に、金属板の両側縁をアブゾーブ壁面の中央部で外方に折曲して突き合わせ、その外周面にアブゾーブ壁面と同一長さのリブを一体に設けている。図18は図17のC−C線断面図である。図19は実施例15のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図で、金属板をロール成形してフューエルデリバリパイプ本体を形成する際に、金属板の両側縁をアブゾーブ壁面の中央部で内方に折曲して突き合わせ、その内周面に長尺なリブを一体に設けるとともに、ソケットを中央部から離間しリブと互いに干渉しない位置に配設している。
図20は実施例16のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図で、パイプ部材をロール成形してフューエルデリバリパイプ本体を形成する際に、アブゾーブ壁面の中央部を外方に膨出成形してその内面を密着させ、アブゾーブ壁面の外周面に長尺なリブを一体に設けている。図21は実施例17のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図で、金属板をロール成形してフューエルデリバリパイプ本体を形成する際に、アブゾーブ壁面の中央部で金属板の一方の両側縁を内方に折曲し、他方の両側縁を外方に折曲して、その内周面及び外周面に長尺なリブを一体に設けている。
また、図22は実施例18のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図で、箱形及び平板状の金属板の両側縁をアブゾーブ壁面で互いに付き合わせて、軸方向に平行な2列のリブを設けている。図23は実施例19のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図で、一対の対称形の金属板の両端部を互いに付き合わせて、アブゾーブ壁面及びソケット取付け壁面の外周面に、各々リブを突設している。
本発明の実施例1を図1、図2を用いて詳細に説明すれば、(1)はフューエルデリバリパイプ本体で、ロール成形や板金プレス成形等により形成し、一対の端壁(8)と、この端壁(8)間に設けた一対のストレート壁面(2)と、この一対のストレート壁面(2)の両端を連結する一対の円弧状の両側壁(3)とで構成され、図2に示す如く、管軸直角方向の断面形状を長円形とする偏平管である。そして、一方のストレート壁面(2)に、噴射ノズル(図示せず)を接続可能とするソケット(4)を複数設けているが、例えば4気筒エンジンの場合には4個のソケット(4)が、直列6気筒エンジンの場合には6個のソケット(4)が所望間隔と角度で設けられている。
また、フューエルデリバリパイプ本体(1)は、一端に燃料導入管(図示せず)が接続され、この燃料導入管は、床下配管(図示せず)を介して燃料タンク(図示せず)に連結されている。そして、この燃料タンクの燃料が床下配管を介して燃料導入管に移送され、燃料導入管からフューエルデリバリパイプ本体(1)へと流動し、ソケット(4)に接続した噴射ノズルを介してエンジンの吸気通路或いは気筒内に直接噴射される。また、フューエルデリバリパイプ本体(1)の多くはソケット(4)の取り付け側に、フューエルデリバリパイプ本体(1)をエンジン本体に接続固定するためのブラケット(図示せず)等が設けられている。
そして、上記ソケット(4)を設けていない、他方のストレート壁面(2)を、流体の脈動により撓み変形可能に形成し、可撓性を有するアブゾーブ壁面(5)を形成している。更に、このアブゾーブ壁面(5)の外周面の軸方向の中央部に、フューエルデリバリパイプ本体(1)の管軸方向と平行に、板状のリブ(6)を一個ろう付け又は溶接により接続固定している。このリブ(6)は長尺な金属板の一側面をアブゾーブ壁面(5)に面接触により接続固定して形成するとともに、アブゾーブ壁面(5)の一端付近から他端付近まで配設可能な長尺なものとしている。また、リブ(6)は、一端から他端まで同一形成高さで形成している。
尚、上記実施例1及び以降に記載する他の異なる実施例に於いて、リブ(6)は、肉厚を0.5〜2.5mmとするのが好ましい。この肉厚が0.5mmより薄いと、放射音の低減効果が乏しくなり、2.5mmより厚いと、圧力脈動の低減効果が乏しくなる。更に、リブ(6)は、形成高さを3〜12mmとするのが好ましい。この形成高さが3mmより低いと、放射音の低減効果が乏しくなる。また、12mmより高くしても放射音の低減効果に大きな差を生じないし、特にリブ(6)をアブゾーブ壁面(5)の外周面に設けた場合には、フューエルデリバリパイプ本体(1)が嵩高となって、レイアウトの自由度が低下する。
このように、アブゾーブ壁面(5)にリブ(6)を突設する事により、圧力脈動等に対するアブゾーブ壁面(5)の撓みは可能とするが、金属音等の高周波音に対しては共鳴する事のないような面剛性をアブゾーブ壁面(5)に持たせる事ができる。また、リブ(6)は長尺な金属板の一側面をアブゾーブ壁面(5)に面接触により接続固定しており、しかもろう材や溶けた金属のフィレット(7)の形成幅分、互いの接触面積が増えるので、アブゾーブ壁面(5)に対するリブ(6)の接続固定性を高める事ができる。従って、リブ(6)を設けた事によるアブゾーブ壁面(5)の高周波音の放射の抑制効果を、長期に持続させる事ができる。
また、アブゾーブ壁面(5)に、ろう付け又は溶接等により板状のリブ(6)を接続固定するだけであるから、高度な製作技術や高価な材料を使用する必要がなく、フューエルデリバリパイプを廉価に得る事ができる。
上述の如きフューエルデリバリパイプでは、エンジンの吸気管又は気筒への噴射ノズルからの燃料噴射によってフューエルデリバリパイプ本体(1)の内部が急激に減圧されたり、燃料噴射の停止によって圧力波が生じ、フューエルデリバリパイプ本体(1)の内部に圧力脈動を生じると、アブゾーブ壁面(5)が撓み変形して内容積を変化させる事により、この圧力脈動が吸収され、圧力脈動や騒音の伝達・伝播が抑制される。
他方、燃料の噴射後に噴射ノズルのスプールが弁座等に着座した際に生じるカチカチ音等、数kHz以上の高周波音が発生した場合、この高周波音に対しては、リブ(6)を突設した事によりアブゾーブ壁面(5)の撓みが抑制されるので、高周波音の外部への放射を小さく抑える事ができるものである。
上記実施例1では、アブゾーブ壁面(5)の中心に、長尺なリブ(6)を一個のみ接続固定しているが、図3、図4に示す実施例2では、アブゾーブ壁面(5)の軸方向の中央部から離間した位置に、一端から他端まで同一な形成高さとする金属板製の長尺なリブ(6)を2個、管軸方向と平行にろう付け又は溶接により接続固定している。このように、リブ(6)を2個とする事で、アブゾーブ壁面(5)の全体に渡って、バランス良く高周波音に対する撓み抑制効果を発揮させる事ができる。
上記実施例1、2では、長尺なリブ(6)をアブゾーブ壁面(5)に接続固定しているが、図5に示す実施例3では、複数個の短尺なリブ(6)をアブゾーブ壁面(5)の外周面に接続固定している。これら複数の短尺なリブ(6)は、他の実施例と同様に一端から他端の形成高さが同一の金属板で形成され、アブゾーブ壁面(5)の外周面の、軸方向の中央部に於いて一端付近から他端付近まで全長に渡って、互いに間隔を介して直列にろう付け又は溶接により接続固定されている。そして、アブゾーブ壁面(5)の一端付近から他端付近までに渡る長尺なリブ(6)の場合は、フューエルデリバリパイプ本体(1)の形成長さに対応して形成する必要があるが、実施例3の如き短尺なリブ(6)の場合は、そのアブゾーブ壁面(5)の形成長さに応じて、接続固定するリブ(6)の個数を変える事により、形成長さが何れのフューエルデリバリパイプ本体(1)にも使用する事ができる。
上記実施例3では、アブゾーブ壁面(5)の全長に渡って、短尺なリブ(6)を複数個、間隔を介してろう付け又は溶接により接続固定しているが、図6に示す実施例4では、アブゾーブ壁面(5)の軸方向の中央部の一端付近と他端付近の2箇所のみに、金属板製で形成高さが一定の短尺なリブ(6)を接続固定している。このようなフューエルデリバリパイプであっても、アブゾーブ壁面(5)により圧力脈動を吸収し、且つ放射音の抑制が可能となるとともに、より廉価で嵩張りの少ない製品が得られる。
上記実施例1〜実施例4では、ソケット(4)を取付けていないアブゾーブ壁面(5)にのみリブ(6)を突設しているが、図7、図8に示す実施例5では、ソケット(4)を取付けた一方のストレート壁面(2)にも、リブ(6)を突設している。実施例5では、まず、アブゾーブ壁面(5)に、長尺なリブ(6)を、軸方向の中央部及びその両側に間隔を介して、合計3個、ろう付け又は溶接により接続固定している。そして、ソケット(4)を取付けた一方のストレート壁面(2)には、軸方向の中央部から離間した位置に、長尺なリブ(6)を2個、管軸方向と平行に接続固定するとともに、複数のソケット(4)間に、短尺なリブ(6)を各々接続固定している。このような構成とする事により、ソケット(4)を取付けた一方のストレート壁面(2)の面剛性が高まり、この一方のストレート壁面(2)からの高周波音の放射をも小さく抑制する事が可能となる。尚、本実施例でも、短尺及び長尺なリブ(6)は何れも、金属板製で形成高さが一定となっている。
また、上記各実施例では、リブ(6)をアブゾーブ壁面(5)の外周面に接続固定しているが、図9に示す実施例6では、アブゾーブ壁面(5)の内周面に、ろう付け又は溶接によりリブ(6)を接続固定している。このように、フューエルデリバリパイプ本体(1)の内部にリブ(6)を配設する事により、フューエルデリバリパイプ本体(1)の嵩張りをより少なくする事ができ、狭い空間への設置も可能となって、レイアウトの自由度が高まるものとなる。また、この場合も、アブゾーブ壁面(5)の撓みにより圧力脈動を吸収する事が可能であり、リブ(6)によって高周波音の外部への放射を小さく抑える事が可能となる。
次に、図10に示す実施例7では、アブゾーブ壁面(5)の内周面及び外周面に、一対のリブ(6)を互いに対向させて接続固定している。この場合も、アブゾーブ壁面(5)の外周面のリブ(6)の形成高さと内周面のリブ(6)の形成高さを合算した数値が、3〜12mmとなるように形成するのが好ましい。また、内周面及び外周面のリブ(6)を対向させずに、互いの位置をずらして形成しても良い。
また、上記各実施例では、リブ(6)の形成高さは一端から他端まで同一に形成しているが、図11に示すは実施例8では、リブ(6)の形成高さに高低差を設けている。それには、リブ(6)の長さ方向の両端付近を斜めにカットして、一対の傾斜部(10)を設け、両端側の形成高さを次第に低く形成している。この一対の傾斜部(10)以外では、リブ(6)を同一な形成高さで形成している。
このようにフューエルデリバリパイプ本体(1)の中央側でリブ(6)の形成高さを高くする事により、アブゾーブ壁面(5)の撓みによる放射音の増幅を生じ易い中央付近の面剛性を高くして、放射音の良好な低減効果を得る事ができる。しかも、金属板の使用量を減らしてコストを下げる事が可能となるし、製品の軽量化やコンパクト化が可能となり、より狭い空間への設置も可能で、レイアウトの自由度が向上するものとなる。尚、本実施例8及び後述の実施例9、11のように、リブ(6)の形成高さに高低差を設けた場合でも、リブ(6)は形成高さの最も低い部位を3mm以上で形成し、形成高さの最も高い部位を12mm以下で形成するのが好ましい。
そして、リブ(6)の形成高さに高低差を設けた他の異なる実施例9は、図12に示す如く、リブ(6)の長さ方向のほぼ中央の形成高さを最も高くして、この中央から一端側及び他端側の形成高さを次第に低くして、一対の傾斜部(10)を設けている。このような構成であっても、アブゾーブ壁面(5)の中央側の面剛性が高まり、放射音の優れた低減効果が得られるとともに、圧力脈動の吸収のためのアブゾーブ壁面(5)の撓みは妨げる事がなく、圧力脈動の良好な低減効果が得られるものとなる。
また、噴射ノズルのスプールの弁座等への着座により発生した高周波音は、この噴射ノズルを接続したソケット(4)の対向部の壁面で増幅され易い。そのため、図13に示す実施例10では、アブゾーブ壁面(5)の外周面に於いて、ソケット(4)の対向部に、短尺なリブ(6)を各々接続固定している。このようなリブ(6)の配設により、高周波音が生じた場合に於けるソケット(4)の対向部でのアブゾーブ壁面(5)の撓みを抑制して、高周波音の外部への放射を効率的に抑制する事ができる。
また、図14に示す実施例11は、アブゾーブ壁面(5)の内周面に長尺なリブ(6)を接続固定しているが、このリブ(6)をソケット(4)の対向部では形成高さを高くして、放射音の発生防止の効果を高め、ソケット(4)の非対向部ではリブ(6)の形成高さを低くする事により、圧力脈動に対するアブゾーブ壁面(5)の撓みを妨げず、圧力脈動の吸収効果を高めている。そして、リブ(6)のソケット(4)の対向部と非対向部との間を傾斜部(10)にて連結している。
また、上記各実施例では、フューエルデリバリパイプ本体(1)は、断面形状を長円形とする偏平管としているが、他の異なる実施例として、断面形状が楕円形、矩形等の偏平管でフューエルデリバリパイプ本体(1)を形成しても良いし、断面形状が正方形等とする偏平管ではない管を使用しても良い。また、ストレート壁面(2)と曲面とを組み合わせた他の異なる任意の形状の管を使用しても良い。そして、図15に示す実施例12では、一対のストレート壁面(2)と、ストレート形状の両側壁(3)とから構成し、断面形状が矩形の偏平管によりフューエルデリバリパイプ本体(1)を形成している。尚、ストレート壁面(2)と両側壁(3)との連結部は製作技術上、円弧状に形成されている。そして、実施例12では、アブゾーブ壁面(5)の外周面にろう付け又は溶接によりリブ(6)を接続固定しているが、他の異なる実施例として、リブ(6)は、アブゾーブ壁面(5)の内周面に接続固定しても良いし、アブゾーブ壁面(5)の内周面及び外周面に接続固定しても良い。
また、図16に示す実施例13は、断面形状を矩形とするフューエルデリバリパイプ本体(1)の他の異なる実施例であるが、この実施例では、断面コ字状で箱形の一対の金属板を組み合わせてフューエルデリバリパイプ本体(1)を形成している。そして、このフューエルデリバリパイプ本体(1)のアブゾーブ壁面(5)の内周面に、リブ(6)を接続固定している。この構成であると、アブゾーブ壁面(5)の内周面にリブ(6)を接続固定してから、断面コ字状で箱形の一対の金属板の両側壁(3)を互いにろう付け又は溶接により接続固定する事ができる。従って、フューエルデリバリパイプ本体(1)内へのリブ(6)の配設が行い易くなり、フューエルデリバリパイプの製作が容易なものとなる。
また、上記各実施例では、ソケット(4)を取付けていない他方のストレート壁面(2)のみを可撓性を有するアブゾーブ壁面(5)としているが、ソケット(4)を取付けた一方のストレート壁面(2)及び/又は一方の両側壁(3)及び/又は他方の両側壁(3)をアブゾーブ壁面(5)としても良く、これらにリブ(6)を突設しても良い。
また、上記実施例1〜実施例13では、フューエルデリバリパイプ本体(1)と別体に形成したリブ(6)を、フューエルデリバリパイプ本体(1)の内周面又は外周面にろう付けや溶接等により接続固定しているが、図17、図18に示す実施例14では、フューエルデリバリパイプ本体(1)の成形時に、当該フューエルデリバリパイプ本体(1)とリブ(6)とを一体に形成している。それには、一枚の金属板をロール成形してフューエルデリバリパイプ本体(1)を成形する際に、その金属板の両側縁をアブゾーブ壁面(5)の中央部に配置し、この両側縁を中央部でフューエルデリバリパイプ本体(1)の外方に折曲して突出させ、この突出部の対向面を面接触させて、互いの折曲部をろう付けや溶接等で接続固定し、当該アブゾーブ壁面(5)の全長と同一の長尺なリブ(6)を一個形成している。
また、図17に示す如く、リブ(6)を設けたフューエルデリバリパイプ本体(1)の両端に、エンドプレート(11)を装着して、端壁(8)を形成している。また、図1に示す実施例1等も、エンドプレート(11)を装着して端壁(8)を形成しても良いし、フューエルデリバリパイプ本体(1)の内面形状と同一形状の金属板を嵌め込んで溶接やろう付けする事により端壁(8)を形成しても良い。
このように、フューエルデリバリパイプ本体(1)の成形時に、一枚の金属板を用いてリブ(6)を一体に成形する事により、リブ(6)の接続固定の手間を省いて、より容易で低コストな製造が可能となるとともに、リブ(6)とフューエルデリバリパイプ本体(1)との接続強度も高く、耐久性及び熱伝導性も向上する。
また、リブ(6)は、管軸直角方向の断面の形成高さと形成幅との関係を、形成高さ>形成幅となるよう形成するのが好ましい。このリブ(6)の形成幅が、形成高さ以上となると、圧力脈動等に対してもアブゾーブ壁面(5)の撓みにくくなって、圧力脈動の低減効果が低下すると考えられるからである。また、リブ(6)の軸方向の形成長さは、アブゾーブ壁面(5)と同一長さとしているが、これよりも短尺としても良い。但し、リブ(6)の形成長さは、アブゾーブ壁面(5)の1/2〜1とするのが好ましく、1/2よりも短尺であると、アブゾーブ壁面(5)に対するリブ(6)の割合が少なすぎて、放射音の低減効果が低下する。また、リブ(6)の長さをアブゾーブ壁面(5)の長さよりも長尺とすると、材料の無駄を生じるとともに、軸方向に嵩張るものとなり、レイアウト性が低下する。
また、図19に示す実施例15は、一枚の金属板をロール成形してフューエルデリバリパイプ本体(1)と一体にリブ(6)を形成するが、その際に金属板の両側縁をアブゾーブ壁面(5)の中央部にて、フューエルデリバリパイプ本体(1)の内方に折曲して突出させ、この突出部の対向面を面接触させて、当該アブゾーブ壁面(5)の内周面に、その全長と同一長さのリブ(6)を一個形成している。この場合も、フューエルデリバリパイプ本体(1)とリブ(6)の接続固定作業を省いて容易な製造が可能となるとともに、フューエルデリバリパイプ本体(1)の高さ方向への嵩張りをより少なくする事ができ、狭い空間への設置も可能なレイアウトの自由度が高いものとなる。
更に、実施例15では、内周面に中央部に突設したリブ(6)とソケット(4)とが接触する等の不具合を生じないように、ソケット(4)を中央部から離間した位置に接続し、互いに干渉しないようにしている。勿論、フューエルデリバリパイプ本体(1)に於いて、リブ(6)を設けるアブゾーブ壁面(5)と、ソケット(4)を設けるストレート壁面(2)との間隔が十分に広く、リブ(6)とソケット(4)とが干渉する可能性がない場合は、リブ(6)及びソケット(4)の双方を、中央部に設けても良い。
また、図20に示す実施例16は、パイプ部材をロール成形してフューエルデリバリパイプ本体(1)を成形する際に、そのアブゾーブ壁面(5)の中央部を外方に膨出成形してその内面を密着させ、断面凸状のリブ(6)を一体に形成している。この凸状のリブ(6)とした場合、形成幅が金属材の肉厚の2倍となり、この場合も形成高さ>形成幅となるように配慮して形成するのが好ましい。このようなロール成形によるリブ(6)の成形も、リブ(6)のろう付けや溶接等の手間を省いて、容易な製作技術で低コストな実施が可能となる。
また、図21に示す実施例17は、ロール成形により形成したフューエルデリバリパイプ本体(1)の他の異なる実施例である。前記実施例14、実施例15では、金属板の両側縁の双方を外方又は内方に突設してリブ(6)を設けているが、図21に示す実施例17は、フューエルデリバリパイプ本体(1)のロール成形時に、アブゾーブ壁面(5)の中央部で金属板の一方の両側縁を内方に折曲して突設し、他方の両側縁を外方に折曲して突設して、互いの折曲部を当接してろう付け又は溶接等により接続固定している。このような手段により、フューエルデリバリパイプ本体(1)の内周面と外周面の双方に、リブ(6)を容易に設ける事ができる。
また、図22に示す実施例18では、ロール成形により箱形に成形した金属板と平板状の金属板の両側縁をアブゾーブ壁面(5)側で互いに付き合わせて、軸方向に長尺な2列のリブ(6)をアブゾーブ壁面(5)の外周面に設けている。また、3列以上のリブ(6)を設けても良いし、平板状の金属板の両側縁を内面方向に対向させて、アブゾーブ壁面(5)の内周面にリブ(6)を設けても良い。このようにリブ(6)を幅方向に複数列、突設する事でアブゾーブ壁面(5)の全体に渡って、バランス良く高周波音に対する撓み抑制効果を発揮させる事ができる。
次に、図23に示す実施例19では、ロール成形により一対の対称形の金属板を断面コ字形の箱形に成形し、その両端部を一対のストレート壁(2)の中央部で互いに付き合わせている。そして、アブゾーブ壁面(5)及びソケット取付け壁面の双方の外周面に、各々リブ(6)を突設している。この構成により、ソケット(4)を取付けた一方のストレート壁面(2)の面剛性が高まり、この一方のストレート壁面(2)からの高周波音の放射をも小さく抑制する事が可能となる。
また、前記実施例18、実施例19では、ロール成形したフューエルデリバリパイプ本体(1)に、リブ(6)を設けているが、前記実施例16の如く、ロール成形時に凸状のリブ(6)を設ける場合も、前記実施例18の如く、2列以上のリブ(6)を設けても良いし、実施例19の如く、対向するストレート壁(2)の双方に、一列又は2列以上のリブ(6)を設けても良い。
また、実施例14〜実施例19のリブ(6)は、軸方向に長尺に形成しても良いし、実施例3等の如く、短尺なリブ(6)を軸方向に直列に複数個設けても良い。また、実施例8、実施例9の如く、リブ(6)に高低差を設けて形成しても良いし、実施例10の如く、ソケット(4)の対向部にリブ(6)を設けたり、実施例11の如く、ソケット(4)の対向部についてリブ(6)の形成高さを高く形成しても良い。
本発明の実施例1のフューエルデリバリパイプの斜視図。 図1のA−A線断面図。 本発明の実施例2のフューエルデリバリパイプの斜視図。 図3のB−B線断面図。 本発明の実施例3のフューエルデリバリパイプの斜視図。 本発明の実施例4のフューエルデリバリパイプの斜視図。 本発明の実施例5のフューエルデリバリパイプの斜視図。 図7のフューエルデリバリパイプの平面図。 本発明の実施例6のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図。 本発明の実施例7のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図。 本発明の実施例8のフューエルデリバリパイプの側面図。 本発明の実施例9のフューエルデリバリパイプの側面図。 本発明の実施例10のフューエルデリバリパイプの側面図。 本発明の実施例11のフューエルデリバリパイプの長さ方向の断面図。 本発明の実施例12のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図。 本発明の実施例13のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図。 本発明の実施例14のフューエルデリバリパイプの斜視図。 図17のC−C線断面図。 本発明の実施例15のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図。 本発明の実施例16のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図。 本発明の実施例17のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図。 本発明の実施例18のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図。 本発明の実施例19のフューエルデリバリパイプの管軸直角方向の断面図。
符号の説明
1 フューエルデリバリパイプ本体
4 ソケット
5 アブゾーブ壁面
6 リブ

Claims (11)

  1. 噴射ノズルを備え燃料タンクへの戻り回路が設けられていないリターンレスタイプのフューエルデリバリパイプ本体に燃料導入管を接続し、この燃料導入管を、床下配管を介して燃料タンクに連結したフューエルデリバリパイプに於て、フューエルデリバリパイプ本体の少なくとも一つの壁面を可撓性のアブゾーブ壁面とし、このアブゾーブ壁面の内周面又は外周面のうち少なくとも一つの周面に、フューエルデリバリパイプ本体の管軸方向と平行に、リブを少なくとも一個突設した事を特徴とするフューエルデリバリパイプ。
  2. リブは、フューエルデリバリパイプ本体と別体に形成し、フューエルデリバリパイプ本体に接続固定した事を特徴とする請求項1のフューエルデリバリパイプ。
  3. リブは、フューエルデリバリパイプ本体と一体に形成した事を特徴とする請求項1のフューエルデリバリパイプ。
  4. リブは、アブゾーブ壁面の軸方向の中央部に一列配設した事を特徴とする請求項1、2又は3のフューエルデリバリパイプ。
  5. リブは、アブゾーブ壁面の軸方向の中央部から離間した位置に、一列又は互いに平行に複数列配設した事を特徴とする請求項1、2又は3のフューエルデリバリパイプ。
  6. リブは、アブゾーブ壁面の全長の1/2〜1の長さを有するものである事を特徴とする請求項1、2、3、4又は5のフューエルデリバリパイプ。
  7. リブは、アブゾーブ壁面よりも短尺に形成し、同軸方向に一個又は間隔を介して複数個を配設した事を特徴とする請求項1、2、3、4又は5のフューエルデリバリパイプ。
  8. リブは、ソケットを設けた壁面にも少なくとも一個突設した事を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7のフューエルデリバリパイプ。
  9. リブは、肉厚を0.5〜2.5mmとした事を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8のフューエルデリバリパイプ。
  10. リブは、形成高さを3〜12mmとした事を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9のフューエルデリバリパイプ。
  11. リブは、形成高さ>形成幅とした事を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10のフューエルデリバリパイプ。
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