JP2005097845A - 自然石固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 亀甲編み金網を用い、作業性の向上と亀甲編み金網に対して自然石を安定した状態で保持する。
【解決手段】 多数個の自然石3に亀甲編み金網4を被せ、固定金具5によって自然石3と亀甲編み金網4とを一体化する。固定金具5が、亀甲編み金網4の網目空間部6を構成する絡げ辺部7の外径よりも大きな高さを有しかつ相対する絡げ辺部7或いは線材辺部8の間隔と等しい間隔を以って対向する一対の保持壁部10と、保持壁部10を連結する天井部9と、保持壁部10の下端部に折曲形成されアンカ部材13の打込み孔12が形成された一対の取付フランジ部11とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、河川の護岸工事や道路或いは造成地等の法面工事等において、多数個の自然石を亀甲編み金網によって石組みした状態で保持する自然石空張り工法や自然石マット等に用いられる自然石固定装置に関する。
河川の護岸工事や道路或いは造成地の法面工事等においては、図7(A)に示すように地盤100に対して多数個の自然石やコンクリートブロック、人工石或いは支持柱等(本明細書においては自然石と総称する。)101を所定の状態に石組みして設置するとともに保持金網102を被せ、これら自然石101と保持金網102とを固定金具103によって固定していた。
また、河川の護岸工事等においては、図7(B)に示すように地盤104に対して、多数個の自然石106を固定金具108によって保持金網107上に適宜に組み合わせて固定した自然石マット105を敷き詰める工法も採用されている。かかる自然石マット工法は、水圧や地盤沈下の変化に対応して自然石106の組み合せがバラバラにならずに適宜変形し、より強固な護岸を築くとともに通水性を有して水質保全を図り生態系を保護するといった特徴を有している。
上述した自然石敷設工法について、例えば保持金網の網目に複数個の取付板を分散して配置し、これら取付板に接着剤を塗布して自然石に接合することによって線材を挟み込んで自然石と金網とを一体化する工法が提案されている(例えば特許文献1)。また、自然石敷設工法として、アンカーネットの線材を押さえ付ける固定プレートをアンカボルトによってブロックに固定することにより、アンカーネットとブロックとを一体化する工法が提案されている(例えば特許文献2)。
出願人は、線材を編み目部位において多重に絡み上げて全体を六角形の亀甲模様としたいわゆる亀甲編み金網を用いることにより自然石を金網に強固に固定し得るようにした自然石固定装置を提供した(特許文献3)。この先願自然石固定装置は、矩形の金属片を2つ折りするとともに、折り曲げ部位に金網の編み目部位を固定する金網把持部を形成し、この把持部から延設された長片部に取付孔を形成した固定金具が用いられる。先願自然石固定装置は、取付孔に対応して自然石に形成した取付孔にアンカ部材を打ち込むとともにアンカ部材にボルトをねじ込むことによって固定金具を介して金網と自然石とを結合してなる。
特開平11−117257号公報 実用新案登録第3058521号公報 特開2002−38445号公報
ところで、上述した特許文献1の自然石敷設工法は、板材を自然石に接合する接着剤が環境汚染の原因となるといった問題がある。また、かかる自然石敷設工法は、両端部を相対する線材に支架するようにして板材を金網の網目空間部内に位置するようにして自然石に組み付けることから、線材に大きな負荷が加わった場合に絡げ部位が拡がってしまうことがあった。自然石敷設工法においては、このために金網の網目が変形したり線材に捩れが生じて板材の両端部から線材が脱落することがあり、金網と自然石との結合強度が低下して自然石の組合せがズレるといった問題があった。
また、特許文献2の自然石敷設工法においては、ブロックに埋設したアンカーナットにアンカボルトをねじ込むことによって固定プレートを介してブロックとアンカーネットとを一体化する工法であり、接着剤を用いないことから環境汚染の発生等の問題が生じることは無い。しかしながら、かかる自然石敷設工法は、固定プレートをアンカーネットの相対する線材に支架するようにして組み付けることから、上述した特許文献1の自然石敷設工法と同様に線材に大きな負荷が加わった場合に絡げ部位が拡がってアンカーネットの網目が変形したり線材に捩れが生じてアンカーネットとブロックとの結合強度が低下してブロックがズレてしまうといった問題があった。
一方、出願人による先願自然石固定装置においては、絡げ部位において線材を多重に絡み上げることにより大きな引張り強度を有する亀甲編み金網を用いることから、線材に大きな負荷が加わった場合でも網目が変形したり線材に捩れが生じることは無く金網に対して自然石を強固に固定することが可能である。しかしながら、かかる先願自然石固定装置も、線材を挟み込む構造であるために固定金具の板厚に制限があり、また開いて組み付ける作業が面倒であるといった指摘もあった。
ところで、自然石敷設工法においては、上述した自然石マット105も、別の場所で図8(A)に示すように自然石106を仮設置して保持金網107を被せた状態で固定金具108とアンカ部材109とによってこれら自然石106と保持金網107とを固定することによって組み立てられ、この自然石マット105を吊り込み敷設時に反転して地盤104に設置される。自然石マット105は、一般に自然石106が安定した状態で載置されるとともに、1個の固定金具108が自然石106に対して取り付けやすい位置で取り付けられる。
したがって、自然石マット105は、反転した状態において図8(B)に示すように重心が不安定であり、自然石106が保持金網107に対してぐらついた状態を呈する。自然石マット105は、図7(B)矢印に示すように保持金網107上において各自然石106がそれぞれ様々な方向にぐらついてしまうことで、吊り込み敷設時の安定性が悪くなり施工効率を低下させるといった問題があった。また、自然石マット105は、このために相互の連結作業の効率も悪くなるといった問題があった。
上述した自然石マット105の問題点は、先願自然石固定装置においても解決が困難であった。なお、特許文献2においては、自然石とアンカーネットとを2個の固定プレートにより2箇所で固定するようにはしているが、アンカーネットの剛性が小さいためにもともと自然石のぐらつきが大きく上述した問題を解決する課題を有するもので無い。
したがって、本発明は、亀甲編み金網を用い、作業性の向上と亀甲編み金網に対して自然石を安定した状態で保持されるようにする自然石固定装置を提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本発明にかかる自然石固定装置は、並べて敷設した多数個の自然石に被せられる亀甲編み金網と、各自然石に打ち込んだアンカ部材によって固定されることにより自然石と亀甲編み金網とを固定する固定金具とからなる。自然石固定装置は、固定金具が、亀甲編み金網の各網目を構成する絡げ辺部の外径よりもやや大きな高さを有しかつ各網目の対向辺を構成する絡げ辺部或いは線材辺部間の間隔とほぼ等しい間隔を以って対向する一対の保持壁部と、これら保持壁部の上端部を連結する天井部と、各保持壁部の下端部から外方に向かってそれぞれ水平方向に折曲されそれぞれにアンカ部材の打込み孔が形成された一対の取付フランジ部とからなる。
以上のように構成された本発明にかかる自然石固定装置によれば、石組みされた自然石に被せた亀甲編み金網に対して固定金具が各保持壁部を網目の対向辺を構成する相対する絡げ辺部或いは線材辺部間に跨らせて組み付けられ、この固定金具が各取付フランジ部に設けた打込み孔から自然石に設けたアンカ下孔内にそれぞれ打ち込まれるアンカ部材によって自然石に固定される。自然石固定装置によれば、固定金具が、天井部によって自然石からの亀甲編み金網の浮き上がりを阻止するとともに一対の保持壁部によって網目の変形を抑制して各取付フランジ部において所定のスパンを以って自然石に固定される。また、自然石固定装置によれば、固定金具を板厚の大きな金属材によって形成することが可能であり、充分な強度を以って自然石と亀甲編み金網とを固定する。
以上のように構成された本発明にかかる自然石固定装置によれば、自然石と亀甲編み金網とを各網目の対向辺を構成する相対する絡げ辺部或いは線材辺部間を跨いで組み付ける固定金具を介して一体化するように構成したことから、線材に大きな負荷が加わった場合でも固定金具によって機械的強度が大きい亀甲編み金網の各網目が大きく変形したり線材に捩れが発生することを抑制して自然石の石組み状態を亀甲編み金網によって強固に保持することが可能である。自然石固定装置によれば、固定金具を自然石に所定のスパンを有する取付フランジ部を介して2箇所で固定することから、亀甲編み金網に対して各自然石をぐらつきの発生を抑制して安定した状態で固定する。したがって、自然石固定装置によれば、亀甲編み金網を下側にして敷設する自然石マットの使用形態においても、吊り込み敷設時の安定性が保持され施工効率の向上が図られるとともに各自然石マットの相互の連結作業も効率よく行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。自然石固定装置1は、例えば河川の護岸工事或いは道路や造成地の法面工事等において基礎2上に適宜に石組みして敷設される多数個の自然石3と、これら自然石3を固定してその石組み状態を保持する保持用の亀甲編み金網4と、これら各自然石3と亀甲編み金網4とを一体化する固定金具5とから構成される。自然石固定装置1は、亀甲編み金網4を下側にして各自然石3を基礎2上に石組みして敷設する自然石マットとしても用いられる。
亀甲編み金網4には、例えば亜鉛−アルミ合金めっき鉄線或いはNK(ニューカルス鉄線)超厚アルミめっき鉄線、樹脂被覆めっき鉄線等の耐防錆特性を有しかつ機械的強度も大きい金属線材が用いられ、この線材を図1及び図2に示すように所定のピッチで略正六角形状に絡み上げてなる。亀甲編み金網4は、各網目空間部6を構成する相対する2辺において線材を多重に絡み上げて絡げ辺部7a,7b(以下、個別に説明する場合を除き絡げ辺部7と総称する。)を構成するようにして線材を絡み上げる。
亀甲編み金網4は、図1に示すように各絡げ辺部7を挟んで各網目空間部6の各辺を構成する線材辺部8a、8bと線材辺部8c、8d(以下、個別に説明する場合を除き線材辺部8と総称する。)とが隣接する網目空間部の絡げ辺部7で連結される。したがって、亀甲編み金網4は、線材に対して大きな負荷が加わった場合でも網目の変形や線材の捩れ等の発生が抑制され、同一線材を用いた一般的な金網よりも大きな機械的強度の向上が図られている。
固定金具5は、例えばめっき等による防錆処理を施した鉄板或いはステンレス板等の耐防錆特性を有しかつ所定の厚みを有することによって充分な機械的強度を有する金属板にプレス加工等を施して形成される。固定金具5は、図2及び図4に示すように、天井部9と、一対の保持壁部10a、10b(以下、個別に説明する場合を除き保持壁部10と総称する。)及び一対の取付フランジ部11a、11b(以下、個別に説明する場合を除き取付フランジ部11と総称する。)とからなる全体略コ字状を呈している。
固定金具5は、天井部9が、亀甲編み金網4の各網目空間部6の相対する2辺を構成する絡げ辺部7或いは線材辺部8の対向間隔とほぼ等しい長さを有して形成されている。固定金具5は、天井部9の両端部においてそれぞれ略直角に折曲されることによって互いに対向する立壁部からなる保持壁部10が一体に形成される。固定金具5は、各保持壁部10がそれぞれ亀甲編み金網4の絡げ辺部7の外径よりもやや大きな高さを以って形成されている。勿論、各保持壁部10は、線材辺部8の外径よりもやや大きな高さを以って形成されている。
固定金具5は、各保持壁部10の下端部から、それぞれ外方に向かって水平方向に折曲することによって取付フランジ部11が一体に形成される。固定金具5は、各取付フランジ部11に、厚み方向に貫通してそれぞれアンカ打込み孔12a、12b(以下、個別に説明する場合を除きアンカ打込み孔12と総称する。)が形成される。固定金具5は、後述するように自然石3に被せた亀甲編み金網4にそれぞれ組み付けた状態において、各アンカ打込み孔12にアンカ部材13a、13b(以下、個別に説明する場合を除きアンカ部材13と総称する。)が打ち込まれることによって自然石3と亀甲編み金網4とを固定する。なお、各アンカ打込み孔12は、自然石3に穿孔されてアンカ部材13が打ち込まれる下孔14a、14b(以下、個別に説明する場合を除き下孔14と総称する。)との位置合わせを容易とするために、長孔に形成してもよい。
アンカ部材13には、例えばオールアンカと称されるアンカ部材が用いられる。アンカ部材13は、図3及び図4に示すように、それぞれ鋼鉄製の円筒状スリーブ15と、このスリーブ15の内孔16にはめ込まれた長軸のアンカピン17とからなる。アンカ部材13は、スリーブ15がドリルによって固定金具5のアンカ打込み孔12に対向して自然石3に穿孔された下孔14とほぼ同径に形成される。なお、アンカ部材13は、かかるオールアンカに限定されるものではなく、種々のアンカ部材を用いるようにしてもよいことは勿論である。
アンカ部材13は、スリーブ15がその軸長を下孔14の深さよりもやや短軸とされるとともに先端部にすり割り18が形成されてなる、アンカ部材13は、スリーブ15の内孔16が先端に向かって次第に小径とされる底付きテーパ孔として形成される。アンカ部材13には、スリーブ15の外周部に、ワッシャ部材19が組み付けられる。ワッシャ部材19は、その外径がアンカ打込み孔12や下孔14の内径よりも大径とされる。
アンカ部材13には、スリーブ15の内孔16内にアンカピン17が頭部を突出させて圧入状態で組み付けられている。アンカピン17は、その軸長がスリーブ20のすり割り18の長さよりもやや長軸とされており、スリーブ15内に打ち込まれることによってこのすり割り18を介してスリーブ15の先端部を拡径させながら下端側から次第に突出される。
以上のよう構成された自然石固定装置1においては、基礎2上に適宜に石組みされて敷設された大きさや形状を異にした多数個の自然石3に対して亀甲編み金網4が被される。自然石固定装置1においては、図1に実線で示すように亀甲編み金網4に対してその網目空間部6を構成する相対する2辺の線材辺部8a、8dを跨ぐようにして固定金具5が組み付けられる。また、自然石固定装置1においては、同図で示すように亀甲編み金網4に対してその網目空間部6を構成する相対する2辺の絡げ辺部7a、7bを跨ぐようにして固定金具5が組み付けられる。
自然石固定装置1においては、固定金具5が、図1及び図2に示すように一方の保持壁部10aが相対する線材辺部8aの外側に位置されるとともに他方の保持壁部10bが相対する線材辺部8dの外側に位置されて組み付けられる。自然石固定装置1においては、この状態で固定金具5の各取付フランジ部11が自然石3の表面に当てがわれており、これら取付フランジ部11に設けた各アンカ打込み孔12に対応して、自然石3に下孔14が穿孔される。
自然石固定装置1においては、各アンカ打込み孔12と各下孔14との軸線を一致させた状態で、図3矢印で示すように固定金具5に対してその上方からアンカ打込み孔12に対して各アンカ部材13がそれぞれのスリーブ15の先端部を嵌合される。各アンカ部材13は、スリーブ15がワッシャ部材を開口縁で係止されてアンカ打込み孔12内に嵌合されることによって固定金具5の取付フランジ部11に組み付けられる。
自然石固定装置1においては、各アンカ部材13がアンカピン17の頭部をハンマー等で叩いてスリーブ15内に打ち込むことによって、このアンカピン17がスリーブ15の先端部を下孔14内で拡径させながら下孔14内に打ち込まれる。自然石固定装置1においては、図3に示すようにスリーブ15の拡径された先端部位が下孔14の内壁に喰い込んで楔作用を奏することで、固定金具5を自然石3に対して強固に固定する。
自然石固定装置1においては、固定金具5がアンカ部材13を介して自然石3に固定されることによって、この固定金具5を介して自然石3と亀甲編み金網4とを一体化する。自然石固定装置1においては、亀甲編み金網4に対して固定金具5が網目空間部6の相対する2辺を構成する線材辺部8を跨ぐようにして組み合わされる。自然石固定装置1においては、固定金具5が、その保持壁部10がそれぞれ線材辺部8の外側に位置して網目空間部6の変形を抑制するとともに、天井部9が線材辺部8の浮き上がりを阻止する。したがって、自然石固定装置1においては、機械的強度の大きい亀甲編み金網4が固定金具5によって強固に保持されることから、線材に大きな負荷が加わった場合でも各網目空間部6が大きく変形したり線材に捩れが発生することが抑制する。自然石固定装置1においては、固定金具5からの線材の外れが確実に防止されるようになり、自然石3の石組み状態を強固に保持する。
自然石固定装置1においては、上述したように固定金具5が、網目空間部6を挟んだ2箇所においてアンカ部材13によって自然石3に固定される。自然石固定装置1においては、固定金具5が所定のスパンを以って自然石3と亀甲編み金網4とを一体化することにより、自然石3を亀甲編み金網4に対して安定した状態で固定する。自然石固定装置1においては、例えば敷設場所とは異なる場所で組立を行った組立体を基礎2上に吊り込み敷設する場合でも、各自然石3が亀甲編み金網4に対して安定した状態で固定されることから安定性が保持され施工効率の向上が図られて敷設される。
なお、自然石固定装置1においては、例えば自然石マットの態様で敷設される場合において、より効率的かつ安定した敷設作業を実施することが可能である。また、自然石固定装置1においては、各自然石3が亀甲編み金網4に対して安定した状態で固定されていることから、亀甲編み金網4間を結合する各自然石マットの相互の連結作業も効率よくかつ安全に行うことが可能となる。
自然石固定装置1は、固定金具5が簡易な工程によって低コストで製作することが可能であり、この固定金具5を介して自然石3と亀甲編み金網4とを簡易なこうていによって一体化することが可能である。自然石固定装置1は、固定金具5が亀甲編み金網4の絡上げ辺部7や線材辺部8を自然石3に押さえ付けるようにして保持することから、この固定金具5の板厚に何ら制限を受けることは無い。したがって、自然石固定装置1は、板厚の大きな固定金具5を用いて自然石3と亀甲編み金網4とをより安定した状態で一体化することも可能である。
ところで、自然石固定装置1においては、上述したように略コ字状に形成された固定金具5が、取付フランジ部11a、11bの自然石3との突き当て面を略同一面を構成するようにして形成される。自然石固定装置1においては、上述したように基礎2等に石組みした自然石3に亀甲編み金網4を被せて固定金具5によって固定するが、作業性から図5(A)に示すように自然石3の略水平面において固定されるようになる。
すなわち、自然石固定装置1においては、例えば自然石3が図5(B)に示すように不安定な状態で石組みされている場合に、この自然石3に対して固定金具5を固定することが困難となる。自然石固定装置1においては、このために作業者によって同図(A)に示すように自然石3を安定した状態に再石組みされ、この自然石3に対して固定金具5が固定される。したがって、自然石固定装置1においては、固定金具5を介して自然石3と亀甲編み金網4とがさらに安定した状態で一体化されるようになる。
上述した自然石固定装置1においては、固定金具5が、天井部9を亀甲編み金網4の網目空間部6を構成する相対する絡上げ辺部7や線材辺部8の対向間隔とほぼ等しい長さを以って形成したがかかる構成に限定されるものでは無い。図6に第2の実施の形態として示した自然石固定装置20は、上述した固定金具5と基本的な構成を同等とされた固定金具21が用いられる。固定金具21は、天井部22の長さを複数の網目空間部6a、6bを跨るに足る長さを以って形成された構成に特徴を有している。なお、固定金具21は、一対の保持壁部23a、23bや取付フランジ部24a、24bが、上述した固定金具5の保持壁部10や取付フランジ部11と同等に形成される。
自然石固定装置20は、固定金具21が図6に示すように亀甲編み金網4の隣り合う網目空間部25a、25bに跨るとともに石組みされた2個の自然石25a、25bに対してそれぞれ固定される。したがって、自然石固定装置20においては、1個の固定金具21によって自然石25a、25bと亀甲編み金網4とを一体化することから、各自然石25a、25bを亀甲編み金網4に対してより安定した状態で保持することを可能とする。
実施の形態として示した自然石固定装置の要部平面図である。 自然石固定装置の要部斜視図である。 自然石固定装置の要部縦断面図である。 自然石固定装置の要部分解斜視図である。 固定金具を自然石に固定する工程の説明図である。 第2の実施の形態として示す自然石固定装置の要部分視図である。 従来の自然石固定装置の敷設状態の説明図である。 従来の固定金具を自然石に固定する工程の説明図である。
符号の説明
1 自然石固定装置、2 基礎、3 自然石、4 亀甲編み金網、5 固定金具、6 網目空間部、7 絡げ辺部、8 線材辺部、9 天井部、10 保持壁部、11 取付フランジ部、12 アンカ打込み孔、13 アンカ部材、20 自然石固定装置、21 固定金具

Claims (2)

  1. 並べて敷設した多数個の自然石に被せられる亀甲編み金網と、上記自然石に打ち込んだアンカ部材によって固定されることによって上記自然石と上記亀甲編み金網とを固定する固定金具とを備え、
    上記固定金具が、金属板材を折曲して一体に形成され、上記亀甲編み金網の各網目を構成する絡げ辺部の外径よりもやや大きな高さを有しかつ各網目の対向辺を構成する絡げ辺部或いは線材辺部間の間隔とほぼ等しい間隔を以って対向する一対の保持壁部と、これら保持壁部の上端部を連結する天井部と、上記各保持壁部の下端部から外方に向かってそれぞれ水平方向に折曲されそれぞれに上記アンカ部材の打込み孔が形成された一対の取付フランジ部とからなり、
    石組みされた上記自然石に上記亀甲編み金網を被せた状態で、上記固定金具が、上記各保持壁部を上記各網目の対向辺を構成する絡げ辺部或いは線材辺部間に跨らせて上記亀甲編み金網に組み付けられ、上記アンカ部材によって上記自然石に固定されることを特徴とする自然石固定装置。
  2. 上記固定金具が、上記保持壁部を複数の上記網目に跨るに足る対向間隔を以って形成されてなり、隣り合って敷設した自然石に対して上記取付フランジ部がそれぞれ固定されることを特徴とする請求項1に記載の自然石固定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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