JP2005097833A - 建築用連結材 - Google Patents

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Abstract

【目的】 溝形鋼材のみを使用して、溶接を一切行なうことなく、この溝形鋼材にプレス加工を施すことによって、品質や精度にバラツキがなく、連結材端部での十分な強度を確保できると共に、量産が可能で製品コストを安くできる建築用連結材を提供する。
【解決手段】 溝形鋼材からなる連結材本体2の端部がプレス加工により押し広げられて溝形鋼材のウェブ幅Waよりも広幅の扁平板状に形成されると共に、この扁平板状部3の先端部が直角に折曲されて取付片部4を形成し、この取付片部4に接合用ボルト挿通孔5が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄骨構造建物において、小梁間に架け渡される梁つなぎ、あるいは柱間に架け渡されるブレースなどに使用される建築用連結材に関する。
図5は鉄骨構造建物における床部の骨組構造を示す平面図で、この図において11,12は柱10・・・間に縦横に架け渡される大梁で、対向する縦大梁11,11間に小梁13が横大梁12と平行に架け渡され、そして小梁13,13の間、及び小梁13と横大梁12との間に梁つなぎ14が架け渡されている。この梁つなぎ14は、小梁13更には横大梁12にかかる荷重によって小梁13や横大梁12が回転を生じて、撓んだり変形することがあることから、それを防止するためのもので、通常は小梁13,13間に梁つなぎ14を架け渡して両小梁13,13を連結することによって、小梁13更には横大梁12の撓み変形を防止するようになっている。
図6の(A)は図5の矢印イで囲まれる部分の分解斜視図、(B)は従来の梁つなぎ14を示す。この従来の梁つなぎ14は、リップ付き溝形鋼材からなる本体15の端部に、取付部片16aと連結用ボルト挿通孔17を有する連結部片16bとからなるL字状のつなぎ片16を溶接することにより取り付けたもので、つなぎ片16の取付部片16aを本体15の端部に溶接するにあたっては、通常その取付部片16aの一端部側周縁を本体15に溶接し、溶接長が不足する時は更にこの取付部片16aに開口した長孔18の内周縁に沿って溶接している。
従来の梁つなぎ14は、上記のように、溝形鋼材からなる本体15の端部に、この本体15とは別部材からなる鋼板製のL字形つなぎ片16を溶接することによって作製されるものであるから、溶接部の管理と検査が必要となり、またその溶接は作業者の技能、作業環境に左右されるため製品の品質や精度にバラツキが大きくなる。また溝形鋼材にプレメッキ品を使用した場合にはメッキ部分が焼損するため溶接後に錆止め塗装が必要になって、後作業に非常な手間がかかり、製作費が非常に高くつく。更に、鋼板製のつなぎ片16は、本体14を形成している溝形鋼材に比べて断面性能が小さく、圧縮荷重に対してつなぎ片16での座屈変形が生じるため、使用する鋼板も板厚の厚いものが必要となって、製品のコストアップにつながる。
本発明は、上記の課題に鑑み、溝形鋼材又はリップ溝形鋼材のみを使用して、溶接を一切行なうことなく、この溝形鋼材にプレス加工を施すことによって、品質や精度にバラツキがなく、連結材端部での十分な強度を確保できると共に、量産が可能で製品コストを安くできるようにした建築用連結材を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明の建築用連結材は、溝形鋼材又はリップ付き溝形鋼材からなる連結材本体2の端部がプレス加工により押し広げられて溝形鋼材のウェブ幅Waよりも広幅の扁平板状に形成されると共に、この扁平板状部3の先端部が直角に折曲されて取付片部4を形成し、この取付片部4に接合用ボルト挿通孔5が設けられてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の建築用連結材において、前記扁平板状部3には補強用リブ6が形成されてなることを特徴とする。
請求項1に係る発明の建築用連結材は、溝形鋼材からなる連結材本体の端部がプレス加工により押し広げられて扁平板状に一体形成されていると共に、この扁平板状部の先端部が直角に折曲されて取付片部を形成してなるもので、製作にあたっては、別部材を使用せず溝形鋼材のみをプレス加工することによって形成されるから、溶接が一切不要となり、溝形鋼材としてプレメッキの形鋼を使用することができ、それによって錆止め塗装を省略でき、作業工程の簡略化を図って、コストの低減化を図ることができる。また、溶接作業が省けるから、作業環境の大幅な改善を図ることができる。
またこの発明の連結材の製作にあたって溶接作業を行なわず、プレス金型を使用して常に同じ形状の連結材製品を作製できるから、品質や精度にバラツキがなく、品質の安定及び精度の向上を図ることができると共に、プレス加工の自動化によって大幅なコストの削減が可能となり、量産が可能で製品のコストダウンを図ることができる。
そして特に、この発明の建築用連結材によれば、連結材本体の端部の扁平板状部は、プレス加工によって溝形鋼材のウェブ幅よりも広幅の扁平板状に押し広げられて一体形成されるから、取付片部を含む扁平板状部の強度を十分に高めることができて、連結材端部での十分な強度を確保できる。
請求項2に係る発明の建築用連結材によれば、扁平板状部に補強用リブが形成されているから、使用時に連結材に作用する圧縮力による座屈の発生を防止することができる。
図1は本発明に係る建築用連結材1の全体を示す斜視図である。図2は同連結材1の一端部側を内側から見た拡大斜視図、図3は同連結材1の他端部側を外側から見た拡大斜視図である。図4は同連結材1の使用状態を示す斜視図である。この連結材1は、リップc,c付き溝形鋼材からなる連結材本体2の両端部が夫々金型の使用によるプレス加工によって押し広げられて溝形鋼材のウェブaの幅Waよりも広幅の扁平板状に一体形成されていると共に、この扁平板状部3の先端部が直角に折曲されて取付片部4を形成してなるもので、取付片部4の上下2箇所に接合用ボルト挿通孔5が貫設されている。
尚、上記のリップ付き溝形鋼材は、図2及び図3に示すように、ウェブaと、このウェブaの両側端部のフランジb、bとからなり、各フランジbにリップcが突設されている。これらの図において、Waはリップ付き溝形鋼材のウェブaの幅を示し、Woは扁平板状部3の幅を示す。
扁平板状部3にはその幅方向中央部に、内側面に突出する断面円弧状の補強用リブ6が、当該扁平板状部3の先端部の取付片部4に亘って形成され、この補強用リブ6によって圧縮作用時の座屈防止を図ることができるようになっている。この補強用リブ6を扁平板状部3の内側面に突出するように形成したのは、図4に示すように、取付片部4をH形鋼からなる小梁13のウェブ13aに当接させて取り付けるのに支障を来さないようにするためである。
図4は上記のような構成の建築用連結材1を梁つなぎとして使用する場合の使用例を示したもので、使用にあたって、この連結材1の一端側の取付片部4を、H形鋼からなる小梁13のウェブ13aに当て付け、この取付片部4の接合用ボルト挿通孔5から、小梁13のウェブaに設けてあるボルト挿通孔(図示せず)にボルト7を挿通し、その先端部にナット(図示せず)を螺合して締め付けることにより、連結材1の一端部側を一方の小梁13に接合する。また、図示は省略するが、この連結材1の他端側の取付片部4も、上記同様にして他方の小梁13のウェブaにボルト止めして接合すればよい。尚、小梁13のH形鋼は、ウェブ13aと上下フランジ13b,13bとからなる。
以上説明した本発明に係る建築用連結材1は、リップc,c付き溝形鋼材からなる連結材本体2の両端部が夫々プレス加工により押し広げられて扁平板状に一体形成されていると共に、この扁平板状部3の先端部が直角に折曲されて取付片部4を形成してなるもので、この連結材1の製作にあたって、別部材を使用せず上記溝形鋼材のみをプレス加工することによって形成されるから、溶接が一切不要となり、上記溝形鋼材としてプレメッキの形鋼を使用することができ、それによって錆止め塗装を省略でき、作業工程の簡略化を図って、コストの低減化を図ることができる。また、溶接作業が省けるから、作業環境の大幅な改善を図ることができる。
また連結材1の製作にあたって溶接作業を行なわず、プレス金型の使用によって常に同じ形状の連結材製品を作製できるから、品質や精度にバラツキがなく、品質の安定及び精度の向上を図ることができると共に、プレス加工の自動化によって大幅なコストの削減が可能となり、量産が可能で製品のコストダウンを図ることができる。
また、この建築用連結材1によれば、連結材本体2の端部の扁平板状部3は、プレス加工によってリップc,c付き溝形鋼材のウェブaの幅Waよりも広幅の扁平板状に押し広げられて一体形成されるから、取付片部4を含む扁平板状部3の強度を十分に高めることができて、連結材端部での十分な強度を確保できる。更に、扁平板状部3には補強用リブ6が形成されているから、図4に示すような使用時に連結材1に圧縮力が作用しても、扁平板状部3が座屈を起こすことがない。
以上説明した実施形態では、連結材本体2を形成する溝形鋼材としてリップc,c付き溝形鋼材を使用したが、リップの付いていない単なる溝形鋼材を使用してもよい。また、上述した実施形態では、連結材本体2の両端部に夫々扁平板状部3を形成したが、この扁平板状部3は連結材本体2のいずれか一端部のみに形成してもよい。
本発明に係る建築用連結材の全体を示す斜視図である。 同連結材の一端部側を内側から見た拡大斜視図である。 同連結材の他端部側を外側から見た拡大斜視図である。 同連結材の使用状態を示す斜視図である。 鉄骨構造建物における床部の骨組構造を示す平面図である。 (A)は図5の矢印イで囲まれる部分の分解斜視図、(B)は従来の梁つなぎを示す斜視図である。
符号の説明
1 建築用連結材
2 連結材本体
3 扁平板状部
4 取付片部
5 接合用ボルト挿通孔
6 補強用リブ

Claims (2)

  1. 溝形鋼材又はリップ付き溝形鋼材からなる連結材本体の端部がプレス加工により押し広げられて溝形鋼材のウェブ幅よりも広幅の扁平板状に形成されると共に、この扁平板状部の先端部が直角に折曲されて取付片部を形成し、この取付片部に接合用ボルト挿通孔が設けられてなる建築用連結材。
  2. 前記扁平板状部には補強用リブが形成されてなる請求項1に記載の建築用連結材。
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JP2008214886A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Tokai Rubber Ind Ltd 建築構造物用制振装置
JP2009007902A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Takenaka Komuten Co Ltd 梁材、組合せ梁材及び柱梁仕口構造
JP2020029645A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 幸夫 平澤 木材接合金具

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